JPH04233914A - ビニルアセテート/エチレンコポリマーとポリ(ビニルクロライド)の現場重合ブレンド - Google Patents

ビニルアセテート/エチレンコポリマーとポリ(ビニルクロライド)の現場重合ブレンド

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JPH04233914A
JPH04233914A JP3206786A JP20678691A JPH04233914A JP H04233914 A JPH04233914 A JP H04233914A JP 3206786 A JP3206786 A JP 3206786A JP 20678691 A JP20678691 A JP 20678691A JP H04233914 A JPH04233914 A JP H04233914A
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vinyl acetate
ethylene
poly
blend
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Richard Henry Bott
リチヤード・ヘンリー・ボツト
Lloyd M Robeson
ロイド・マーロン・ロブソン
Hsueh-Chi Lee
チユエー−チー・リー
Cajetan F Cordeiro
カジエタン・エフ・コーデイロ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はポリ(ビニルクロライド)(PV
C)とビニルアセテートおよびエチレンのコポリマー(
VAE)との混和性ブレンドを製造する方法に関する。 他の態様においては、本発明はPVCとVAEの相溶性
ブレンドである流動性粉末のポリマー粒子に関する。さ
らに別の態様において、本発明はPVCを含有する変性
VAE分散液に関する。
【0002】PVCは酸化攻撃や他の化学反応に対して
すぐれた耐性を示すため幅広く使用されるプラスチック
商品である。プラスチックは非常に耐候性があり、金属
コーティング、ケーブル絶縁体、パイプ、ガスケット、
容器ライナーなどとしての広い用途があることがわかっ
ている。しかしながら、天然ポリマーはかなり硬質かつ
脆く、これらの用途において商業的に有用なものとする
には可塑化しなければならない。これは容易に達成され
うるが、揮発またはプラスチックそれ自体の中での滲出
による可塑剤の損失を防ぐのは困難であり、それにより
PVCの性質が変化する。PVCと相溶性であり、これ
により長期間にわたってその有用な機械的性質を保持す
る、いわゆる持久性可塑剤を開発するため、幅広い研究
がなされている。
【0003】Badum、米国特許第2,297,19
4号(1942年)は、PVCを可塑化し、それにより
ケーブル絶縁体として使用することができるという初期
の成功した試みの一つを記述している。この場合、可塑
剤はブタジエンとアクリロニトリルのコポリマーであっ
た。 このことはまた、EmmettのIndustrial
 Engineering Chemistry, 3
6,  730〜734ページ(1944年)により報
告されており、ブタジエン/アクリロニトリルゴムで可
塑化されたPVCが記述されている。ポリマーのマスタ
ーバッチを混練することによりブレンドが製造された。
【0004】早くも1971年にHammerはMac
romolecules, 4,69〜71でPVCと
VAEのコポリマーの相溶性ブレンドを製造することが
でき、このコポリマーは60〜75重量%のビニルアセ
テートを含有することを報告した。Hammerは共同
研究者の発見だと述べているが、彼自身、65〜70重
量%のビニルアセテートを含有するポリマーを研究の対
象としていた。彼はブレンディングは2本ロールミル機
を用いるかまたは溶液ブレンディングにより達成するこ
とができると述べている。しかしながら、実用面で、非
晶質で低いTgを有するVAEの“ゴム素材”的性質に
より、このような高い含量のビニルアセテートを含有す
るPVCとVAEのコポリマーを加工することは極めて
困難である。慣用的に使用されるPVC加工装置は粒状
または粉末状の固体あるいは液体には適当であるが、低
いTgを有する粘稠な物質を処理することはできない。 その結果、PVC用可塑剤としてのこれらの特定のVA
Eコポリマーの商業的有用性はさらには開発されていな
い。
【0005】この問題を解決するため、他の研究者はV
AEコポリマーを改質し、それによりポリマーのPVC
との相溶性を破壊することなく高い割合でエチレンを含
むようにすることを試みた。これはVAE中に二酸化硫
黄または一酸化炭素を取り込むターポリマーを作ること
によってなされた。HickmanおよびIkeda、
J. Polym. Sci., Polym. Ph
ys. Ed., 11,1713〜1721ページ(
1973年)はPVCとエチレン、二酸化硫黄およびビ
ニルアセテート、例えば72.7モル%のエチレン、1
8.5モル%のビニルアセテートおよび8.8モル%の
二酸化硫黄からなるターポリマーとのブレンドの研究を
記述している。40%までのターポリマーを含有する相
溶性ブレンドが見い出され、そしてこのブレンドはゴム
用ロール機で製造された。一方、3.2%の二酸化硫黄
しか含まないターポリマーは不相溶性を示した。
【0006】Hammer、米国特許第3,780,1
40号(1973年)はエチレン(40〜80%)、一
酸化炭素(3〜30%)および好ましくはビニルアセテ
ートであるターモノマー(5〜60%)を重合させるこ
とによるPVC用可塑剤の製造を開示している。生成物
のブレンドは5〜95重量%のターポリマーおよび5〜
95重量%のPVCを含有するといわれている。これら
のポリマーの割合を変えることによりフィルムおよび硬
質または半硬質の物品を形成させることが可能と述べて
いる。 このブレンドはポリマーを溶液ブレンディングすること
により、あるいはロールミル機を用いるかまたは押出機
もしくはバンバリーミキサー中においてブレンディング
することによって製造される。
【0007】この研究はRobesonおよびMcGr
athにより拡張され、Polym. Eng. Sc
i., 17,300〜304ページ(1977年)に
PVCとエチレン、エチルアクリレートおよび一酸化炭
素からなるターポリマーとの混和性ブレンドが記述され
ている。これらのターポリマーはPVCとは混和しえな
いエチレン/エチルアクリレートコポリマーと対照をな
すといわれている。同様の結果がエチレン/ビニルアセ
テート/一酸化炭素ターポリマーに関して報告されてお
り、ブレンドはテトラヒドロフラン溶液から作られ、次
いで均質性を改良するために混練された。
【0008】他のPVC用持久性可塑剤の開発にもまた
目が向けられた。Robeson、J. Appl. 
Polym. Sci., 17,3607〜3617
ページ(1973年)は真溶液となるPVCとポリ−ε
−カプロラクトン(PCL)のブレンドを記述している
。しかしながら、PCLは溶液からゆっくりと結晶化し
うるので、その結果ブレンドの可撓性が損なわれると報
告されている。もとのブレンドはポリマーを含有するテ
トラヒドロフラン溶液から作られ、次いでロールミル機
を用いて溶融された。
【0009】WalshおよびMcCowen、Pol
ymer, 21, 1335〜1340ページ(19
80年)はこれらのポリマーの溶媒との相互作用を研究
することによりポリアクリレートおよびポリメタクリレ
ートのPVCとの相溶性を測定することを記述している
。Matzner, Wise, Robesonおよ
びMcGrath, Makromol.Chem.,
 183,2871〜2879ページ(1982年)に
はPVCとエチレンおよびN,N−ジメチルアクリルア
ミドのコポリマーとの混和性ポリマーブレンド並びに他
の相溶性ポリマーの組合せが開示されている。ブレンデ
ィング技術には溶液ブレンディング次いで2本ロールミ
ル機を用いる溶融が含まれていた。
【0010】別のポリマーの存在下におけるあるポリマ
ーの重合に関し、PVCを永久に可塑化するため数多く
の組合せについて検討されたことが報告されている。2
0年前、Golstein、米国特許第3,562,3
54号(1971年)にPVCの多孔性粒子の存在下に
おけるビニルアセテートとグリシジルアクリレートまた
はメタクリレートの共重合が開示された。多孔性PVC
粒子はPVCの多孔度を増大させる分散剤を用いて水性
懸濁液中において製造することができた。この多孔度は
PVCの可塑剤を吸収する能力により測定され、PVC
は100gのPVCあたり少なくとも15、好ましくは
少なくとも25gの可塑剤を吸収すべきであると述べら
れている。 加えたコポリマーの量は0.1〜7重量%のグリシジル
アクリレートおよび0.1〜15重量%のビニルアセテ
ートであった。この組成物は流動層または静電法による
金属コーティング用に有用であると述べられている。
【0011】Hwaら、米国特許第3,764,638
号(1973年)にはPVC乳濁液の存在下でアクリル
系モノマー例えばメチルメタクリレートを重合させ、そ
の結果アクリル系ポリマーが予め形成させたPVC粒子
中またはその上に形成されることが開示されている。得
られる生成物は加工助剤として他のPVCに加えること
ができる。アクリル系ポリマーは10〜50重量%の生
成物を含有することができ、そして残りはPVCである
【0012】Daidone、米国特許第4,115,
479号(1978年)は2種類の粒度すなわち一方の
樹脂が10.2〜5ミクロンであり、他方が15〜15
0ミクロンであるビニル樹脂例えばPVCの存在下でメ
チルメタクリレートのようなモノマーを重合させること
により20〜65%のビニル樹脂を含有する注型用樹脂
を製造することを記述している。
【0013】Sencar、米国特許第4,180,4
47号(1979年)には、PVCとその後電離線を用
いて重合させるモノマー軟化剤とからPVCフォームを
製造することを記述している。PVCを基準にして10
〜50重量%のモノマーを使用することができる。その
例にはメチルメタクリレートが含まれるが、ビニルアセ
テートまたはエチレンを使用することは教示していない
【0014】WalshおよびSham、Polyme
r, 25,1023〜1027ページ(1984年)
には水中において懸濁されたPVCビーズの存在下でn
−ブチルアクリレートを重合させることが開示されてい
る。これらの著者はPVCがエステルのような電子供与
体基を含有する広範囲のポリマーと混和しうることを見
い出し、そしてさらにポリマーブレンドは再び膨潤させ
ることができ、追加のn−ブチルアクリレートを重合さ
せて10%以上のn−ブチルアクリレートを含有する均
一なブレンド製造できると述べている。しかしながら、
これらの系は可塑化が達成される濃度において熱力学的
に安定ではない。たとえ混和性ブレンドを溶液から製造
することができても、一度試料が140〜150℃に加
熱されると不可逆的な相分離が生じ、そのため、これら
は溶融加工が可能な永久に可塑化されたPVC系として
実用的ではない。
【0015】違った方向から重合ブレンディングを試み
る者もいた。Buningら、米国特許第4,155,
954号(1979年)にはゲル相重合において粉末状
エチレン−ビニルアセテートコポリマー上にビニルクロ
ライドをグラフトさせることが開示されている。この生
成物はPVCの衝撃強さを改良するために使用すること
ができる。VAEコポリマーは0.5〜15重量%のビ
ニルアセテートおよび85〜99.5重量%のエチレン
を含有し、そして生成物の約5〜70重量%はビニルク
ロライドでグラフトされている。
【0016】Krausら、米国特許第4,323,6
61号(1982年)にはVAEコポリマーの存在下で
85〜99.5重量%のビニルクロライドのグラフト共
重合により焼結性成形組成物を製造し、その結果グラフ
トコポリマーは0.09〜10.5重量%の重合エチレ
ンおよび0.09〜10.5重量%の重合ビニルアセテ
ートを含有することが開示されている。成形組成物はま
た遊離のスルホン酸および湿潤剤を含有する。該組成物
は電池隔離板の製造に特に有用である。ビニルクロライ
ドは30〜70%のエチレンおよび70〜30%のビニ
ルアセテートからなり、5,000〜200,000の
分子量を有するVAEコポリマーを含有する水性相にお
いて懸濁重合させる。
【0017】数十年の研究にも関わらず、PVC中にP
VCと相溶性にする組成を有する、すなわち持久性可塑
剤として適当であるVAEコポリマーを加える方法には
まだ問題が残っている。高い含量のビニルアセテートを
有するこのタイプのVAEコポリマーは基本的に粘着性
組成物であり、このような用途において有用性がある。 Hwaらの’638特許によれば、PVCの存在下でア
クリル系モノマーの重合が起こり、その結果予め形成さ
れたPVC粒子中にまたはその上にポリマーが形成され
る。 もしビニルアセテート−エチレンコポリマーがPVCの
外側に(例えば分離粒子として)形成される場合、易流
動性粒子を得ることはできないであろう。何故なら系を
回収のために凝固させる場合、VAE粒子はPVC粒子
間の接着剤として作用し、その結果易流動性のない粘着
した系を生じるためである。たとえ、VAEがPVC粒
子内で、またVAEのコーティングをもたらすように粒
子上で重合されたとしても、凝固生成物はかなりブロッ
クの状態で形成されるであろう。ビニルアセテートはエ
チレンよりもPVC中における溶解度が非常に高いため
、共重合中のビニルアセテートとエチレンの分布に別の
潜在的な問題が存在することは明白である。この性質に
よりPVC相中におけるビニルアセテートに富んだポリ
マーおよびPVCの気孔中におけるエチレンに富んだポ
リマーの重合をもたらすことができた。このような組成
スプリットは実際、PVCと混和しうる組成物の外側に
あるポリマーをベースとした微小不均質系を生成したで
あろう。
【0018】エチレン−ビニルアセテートコポリマー上
にビニルクロライドを重合させてグラフトコポリマーを
生成させることを教示している従来の文献ではこの問題
に対して満足ゆく解答を与えることはできない。グラフ
トコポリマーはPVC混和性について許容されるものよ
り高いエチレン濃度のエチレン−ビニルアセテートコポ
リマーのためには望ましいかもしれないが、グラフト化
は持久性可塑剤の生成のためには望ましくない。何故な
ら、過剰のグラフト化は主な加工上の問題をひき起こし
、そのゲルをたくさん含んだ物質に似た生成物をもたら
し、または少し架橋されたものが現れるからである。 その上、相分離した生成物は単一の相で永久に可塑化さ
れた組成物に必要な特性を与えないであろう。この要件
は最近の論文であるL.M. RobesonのJ. 
Vinyl Technology 12(2),89
(1990年)において議論されている。
【0019】今般、多孔性PVC粒子の懸濁液中におい
て60〜85重量%のビニルアセテートを含有するコポ
リマーを与えるような割合でビニルアセテートとエチレ
ンを共重合させると永久的に可塑化されたPVCである
易流動性粉末が得られ、そして容易に溶融配合すること
ができることを見い出した。レオロジー特性はグラフト
化が最小であることを示している。この方法は別々に製
造され回収された2種のポリマーを溶融混合することに
関連する基本的な配合問題、すなわち、高い割合のビニ
ルアセテートを含有するVAEコポリマーの“ゴム素材
”特性を解決するものである。したがって、60〜85
重量%のビニルアセテートを含有するビニルアセテート
/エチレンコポリマーを生成させるような条件およびモ
ノマー比において、多孔性粒子のポリ(ビニルクロライ
ド)の存在下で懸濁液または乳濁液系中でビニルアセテ
ートおよびエチレンを共重合させることからなるポリ(
ビニルクロライド)とビニルアセテート/エチレンコポ
リマーのブレンドを製造する方法が提供される。最終組
成物は典型的には約20〜80重量%のビニルアセテー
ト/エチレンコポリマーを含有する。コポリマー濃度が
約60〜80重量%である場合、生成物は強化VAE分
散液である。
【0020】本発明には予め重合させた多孔性PVC粒
子の懸濁液または乳濁液中におけるVAEコポリマーの
重合が含まれる。このようなPVCは商業的に入手しう
るものである。「PVC」なる用語は、本質的にビニル
クロライドのホモポリマーであるが、またしばしば少量
の他のモノマー、例えば重合混合物中における1%のエ
チレンにより改質されたすべてのこれらの生成物を含む
ものである。別法として、ビニルクロライドを重合させ
て多孔性粒子を生成させ、そしてこの懸濁液をビニルア
セテートおよびエチレンの共重合に適した圧力容器に直
接移すことができる。懸濁または乳濁重合法の何れかに
より、ビニルクロライドを重合させてPVCを形成させ
る方法は当該技術分野においてよく知られている。
【0021】PVCを製造するための最も慣用的な方法
は懸濁重合によるものである。液状のビニルクロライド
球を保護コロイド例えばポリ(ビニルアルコール)を用
いて水中に分散させる。撹拌しながら、適当な油溶性開
始剤を添加すると重合が起こり、50〜200ミクロン
の寸法の粒子を生成する。典型的な懸濁法は重量で同様
な量の水およびビニルクロライドモノマーを用い、そし
て反応温度はしばしば約50〜80℃である。フリーラ
ジカル開始剤はこの温度範囲内で重合のためのフリーラ
ジカルを有効に生成させるために選択される。重合は7
5〜90%完了するまで行われ、そして未反応のモノマ
ーは揮発により除去することができる。この点において
、懸濁液は反応器から除去し、そして典型的にはビニル
アセテート/エチレン重合に適した反応器系に移すか、
またはPVC反応器が適当な圧力容器である場合、ビニ
ルアセテートとエチレンの反応を同じ反応ゾーン中で行
うことができる。
【0022】PVCの粒度および多孔度は次のVAE重
合に重要であり、そしてこれらのパラメーターを制御す
る変数には反応終了時における変換の度合、選択された
コロイド系、コロイドの濃度および重合中の撹拌レベル
が含まれる。一般的に、撹拌が増加するにつれて粒度は
減少し、そして粒度はまたコロイド濃度が増加するにつ
れて減少する。多孔度は反応温度が減少することにより
増加する。所望の多孔度は米国特許第3,562,35
4号に記載のものと同じであり、そしてPVCは100
gのPVCあたり少なくとも15g、好ましくは25g
以上の可塑剤を吸収することができる。
【0023】使用することのできる保護コロイドにはポ
リ(ビニルアルコール)、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ヒドロキシ−エチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、メチルセルロースなどが含まれる
。ポリ(ビニルアセテート)の低レベルの加水分解を伴
うポリ(ビニルアルコール)はPVC粒子の多孔度を増
加する。
【0024】第2の安定剤もまたPVC粒子の多孔度を
増加させるために加えることができる。これらには非イ
オン性、アニオン性またはカチオン性界面活性剤が含ま
れる。使用するフリーラジカル開始剤はジアセタールペ
ルオキシド、ペルオキシジカーボネート、アルキルペル
オキシエステルおよびアゾ開始剤からなる分類からのも
のを包含しうる。アゾ開始剤が好ましい。何故ならこの
タイプの開始剤は上記したような望ましくないグラフト
反応をあまり受けにくいことが知られているためである
【0025】ビニルアセテートおよびエチレンの共重合
は圧力容器中多孔性PVC粒子の存在下で行われる。ビ
ニルアセテート−エチレンコポリマー中において所望の
範囲(約20〜35重量%)のレベルのエチレンを得る
ために、約500〜1,500psiのエチレン圧が要
求される。VAE重合のために使用される開始剤は開始
剤が油相中に可溶なフリーラジカル生成タイプのもので
ある。懸濁または乳濁重合したPVCの気孔中における
VAEコポリマーの重合が完了した後、残留のモノマー
を慣用の手段によりガス抜きすることができる。得られ
た乳濁液または懸濁液は次に凝固させ、そして乾燥して
粒子状の固形物を得る。これらのポリマーは得られた乾
燥凝固粉末の特徴であるように、本質的に易流動性であ
る。しかしながらこれらの粉末の流動性を増加するため
に各種の添加剤を加えることができ、そして粘着防止剤
がよく知られている。このような剤の例としては、タル
ク、ワックス、ステアリルイミド、カボジル、珪藻土な
どが挙げられる。易流動性粉末生成物をPVC配合物の
典型である各種用途のために使用することができ、また
はこれらを公知の方法により他のPVCとブレンドして
特定の用途または二次加工のためのPVCブレンド中に
おける所望の割合の持久性可塑剤を達成することができ
る。
【0026】本発明により得られる生成物を「ブレンド
」と称するが、この用語はPVCの存在下でのビニルア
セテートとエチレンの共重合中に生じうる最小量のグラ
フト重合を除外するものではない。しかしながら、この
ような重合はゲル生成または架橋の問題を与える程十分
なグラフトを生成しない。
【0027】本発明の生成物は可塑化PVCのために典
型的に使用される添加剤を用いて配合することができる
。このような添加剤には流動性補助剤、例えばパラフィ
ンおよび微結晶性ワックス、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸亜鉛、脂肪酸、エステルベース潤滑剤例え
ばグリセロールおよびポリオールエステル、脂肪アルコ
ールおよびアミド例えばエチレンビスステアリルアミド
などが含まれる。熱安定剤もまたPVC組成物中におい
て典型的に使用されるものであり、そして本発明の生成
物とともに使用することができる。典型的なPVC安定
剤には有機スズエステル例えばジブチルスズ(イソオク
チルメルカプトアセテート)、ジブチルスズビス(アル
キルマレエート)、n−オクチルスズ(トリスイソオク
チルメルカプトアセテート)、鉛ベース安定剤例えば二
塩基性ステアリン酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、二塩基性
亜リン酸鉛およびバリウム、カドミウムまたは亜鉛石け
んをベースとした混合金属安定剤、有機亜リン酸塩など
が含まれる。屋外用途のためにUV安定剤を加えること
ができ、これらの典型的なものはベンゾトリアゾール、
ベンゾエート、ベンゾフェノンおよびオキサニリドであ
る。
【0028】PVC組成物中においてより一層の可撓性
が望まれる場合、他の可塑剤を本発明のPVC−VAE
ブレンド中に加えることができる。これらにはジオクチ
ルフタレート、ジイソデシルフタレート、ウンデシルド
デシルフタレート、オクチルデシルフタレート、低分子
量ポリエステル、ホスフェートエステル(例えばトリフ
ェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリ
クレシルホスフェートなど)、塩素化パラフィン、アゼ
ライン酸およびアジピン酸誘導体、安息香酸誘導体およ
びエポキシド化大豆油が含まれる。ポリマー可塑剤例え
ばポリエステルベースポリウレタン、塩素化ポリエチレ
ンおよびエチレン/ビニルアセテート/一酸化炭素ター
ポリマーもまた加えることができる。硬質PVCのため
に典型的に使用される耐衝撃性改良剤を半可撓性配合物
のために加えて低温靭性を改良することができる。
【0029】高いレベルのVAE導入(約60〜80重
量%)で得られた生成物はPVC配合装置に望まれる易
流動性を示さないが、存在するPVCは難燃性だけでな
く強化特性を与えるため、有用な改質されたVAE分散
物質を提供する。この改質された分散液は約20〜40
重量%のPVCを含有する。
【0030】本発明の他の利点および特徴は以下の実施
例から明らかであるが、これらは単なる例示のためのも
のであり本発明を不当に制限するものではない。
【0031】
【実施例】実施例  1 本実施例は所望のVAE組成が重量で30%のエチレン
に対して70%のビニルアセテートである50/50重
量比のPVC/VAEブレンドの製造を示すものである
。特に断りがなければすべての組成は重量%で表わされ
る。
【0032】3.99g(総モノマーを基準にして1%
)のアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を281
.9gのビニルアセテート中に溶解した。次に、このビ
ニルアセテート/開始剤溶液を399.2gのポリ(ビ
ニルクロライド)に加えた。使用したポリ(ビニルクロ
ライド)はAir Products and Che
micals社から入手しうるPVC−1185Cであ
った。溶液はその間混合物をローリングにより撹拌しな
がら15分間PVCを膨潤させた。混合物から液相が消
失することによって確認されるように膨潤が終了した後
、懸濁媒を加えた。この場合、懸濁媒は2,400gの
ポリ(ビニルアルコール)、Airvol 540(加
水分解の度合=87〜89%)の1%溶液から構成され
た。懸濁媒の添加後、混合物を15分間撹拌しながら平
衡させた。
【0033】得られたスラリーを撹拌機およびエチレン
添加用の適当な導入システムを備えた水ジャケット付圧
力反応器(容量4.5l)に加えた。反応全体を通して
の撹拌速度は350rpmであった。反応器およびスラ
リーを30psigまで窒素でパージし、そして2回大
気圧までガス抜きして系から酸素を排除した。次に、反
応器系を30psigまでエチレンでパージし、そして
再びガス抜きした。最後に、反応器を500psigの
エチレンで加圧し、そして系を最小500psigの連
続加圧により維持されたエチレン圧で30分間平衡させ
た。平衡後、反応器の温度を37分間にわたって70℃
まで上昇させた。この温度ランプ(temperatu
re ramp)の間、反応器中の圧力は1時間後最大
720psigまで増加し、次いで生成するVAEコポ
リマーへのエチレンの安定した取込みにより1.5時間
後圧力は600psigまで減少した。加熱ランプの開
始から1時間40分経過した後、反応器中のエチレン圧
は800psigまで増加した。このエチレン圧増加の
後、反応器中の圧力は加熱ランプ開始から3時間後再び
ゆっくりと687psigまで減少した。次に反応器を
冷却した。
【0034】30℃まで冷却した後、反応器中の過剰の
圧力をガス抜きし、そして反応生成物を取り出した。こ
の点において固相中の残留モノマーの分析は未反応のビ
ニルアセテートの濃度が0.6%であることを示した。
【0035】泡状生成物を24時間放置して泡を破壊せ
しめた。固体生成物を次にろ過し、そして6lの蒸留水
で2回洗浄した。洗浄後、生成物を60℃で真空乾燥し
て恒量とした。
【0036】上記物質の試料をテトラヒドロフランに添
加すると、粘性の溶液がほんの少量部分(5%未満)の
不溶性物質と共に生成した。これは最小のグラフト重合
が生じたことを示した。
【0037】140〜180℃における溶融混合条件に
付した場合、生成物は透明かつ良好なレオロジー特性を
維持した。溶融混合物質の圧縮成形された試料はポリ(
ビニルクロライド)ホモポリマーより大きな可撓性およ
び低いガラス転位温度(41℃)を有した。
【0038】その上、この反応において製造された単離
固体粒子は乾燥時に良好な流動特性を維持した。好まし
くは、粒子はブロッキングを防止するためにヒュームド
シリカを用いて分散することができる。
【0039】実施例  2 本実施例はVAEの所望の組成が70/30=ビニルア
セテート/エチレンである60/40重量比のPVC/
VAEブレンドの製造を示すものである。
【0040】4.79gのアゾビスイソブチロニトリル
(総モノマーを基準にして1.0%)を336.4gの
ビニルアセテートを加え、溶解した。次に、このモノマ
ー/開始剤溶液を320.1gのPVCに加えた。この
混合物を15分間ローリングしながらPVCを膨潤させ
た。膨潤が終了した後、分散媒を加えた。この場合、分
散媒は2,400gの2種類のポリ(ビニルアルコール
)、すなわち0.1%のAirvol 540(87〜
89%加水分解)および0.05%のKuraray 
L9(72%加水分解)の溶液から構成されていた。
【0041】この混合物を5分間平衡せしめた後、プレ
ミックス溶液を圧力反応器に加えた。撹拌速度は反応全
体を通して350RPMに維持した。プレミックスを2
回、30psigまで窒素でパージし、そして各パージ
後大気圧までガス抜きした。次に、反応器を1回、エチ
レンでパージし、そして再びガス抜きした。最後に、反
応器をエチレンで800psigまで加圧し、そして3
0分間平衡せしめた。この平衡の間、反応器中の800
psigの圧力を維持するのに必要な程度に追加のエチ
レンを加えた。
【0042】加熱ランプを30℃で開始し、そして温度
が55℃に到達するまで反応器内部の圧力は1,600
psigまで増加した。温度が所望の硬化の70℃に到
達するまで必要に応じて圧力を除去することにより圧力
を1,600psig以下に維持した。加熱ランプを開
始してから2.5時間後、系が冷却するまで反応が進行
するにつれて反応器の圧力は再び減少した。
【0043】冷却後、反応器をガス抜きし、そして生成
物を取り出した。この場合、発泡について何の問題もな
く、そして生成物を容易に単離することができた。固相
の分析は1.3%の未反応のビニルアセテートを示した
。この試料を実施例1のようにして単離し、洗浄した。
【0044】本実施例において製造された物質はテトラ
ヒドロフラン中に再び殆ど完全に可溶性であり、そして
良好な溶融特性および可撓性(ガラス転移温度30℃)
を示した。
【0045】この反応から単離された粉末生成物もまた
乾燥時に良好な特性を維持した。再び、好ましくは、良
好な粉末取扱適性を維持するためにヒュームドシリカが
加えられる。
【0046】実施例  3 実施例1および2に比較して本実施例は安定な懸濁液の
達成における加えた安定剤の利点を示すものである。調
査した組成物は実施例1に記載のものと同一である。
【0047】4.01gのアゾビスイソブチロニトリル
(総モノマーを基準にして1.0%)を279.8gの
ビニルアセテートを加え、そして溶解せしめた。得られ
た溶液をローリングしながら400.7gのPVC中に
膨潤させた。膨潤が終了した後、分散媒、2,403g
の蒸留水を混合物に加えた。
【0048】得られたスラリーを反応器に加え、そして
実施例1および2のようにして窒素で2回、エチレンで
1回パージした。撹拌速度を500RPMに設定した。 エチレン圧を550psigまで上昇させそして30分
間平衡せしめた。
【0049】反応器温度を60℃まで上昇させ、次いで
1.5時間後、70℃まで上昇させた。圧力はエチレン
取込みにより減少し、そして加熱ランプを開始してから
2.5時間後、反応を最後に冷却した。
【0050】冷却後、反応器は過剰の圧力のガス抜きを
した。しかしながら、この場合、生成物は反応器から容
易に取り出すことができなかった。反応器を通しての連
続水流は反応器内部から生成物を取り除くには十分でな
かった。反応器の全トップアセンブリー(entire
 top assembly)を取り外した場合のみ、
最終的に生成物を取り出すことができた。この場合、個
々の粒子は反応進行中、一緒に集合して多くの粒子凝集
塊を生成するのが見られた。
【0051】得られた生成物のテトラヒドロフラン中に
おける溶解性は完全であった。溶融特性および可撓性は
実施例1および2のように非常に良好であった(ガラス
転移温度39℃)。
【0052】この場合における単離した粒子塊は反応媒
体からの単離後、さらに溶融する傾向を示さず、そして
慣用のPVC配合作業に使用することができる。
【0053】実施例  4 実施例1で得られた単離生成物を170〜185℃にお
いてブラベンダー中で溶融した。3重量%のCinci
nnati, Milacron社製TM−181有機
スズ安定剤をブレンドを安定化するために加えた。得ら
れた生成物を20ミルの流し込成形用型中、170℃で
圧縮成形した。得られた成形試料から引張試験片を切り
取り、そしてインストロン試験機を用いて引張弾性率、
引張強さおよび破断点伸びを試験した。ガラス転移温度
をPerkin−ElmerDSC−2Cを用いて−5
0℃から開始して加熱速度10℃/分で測定した。表1
の結果は可塑化PVCについて良好な物理的特性を示す
ものである。
【0054】
【表1】
【0055】実施例  5 実施例2から得られた単離生成物をブラベンダー中、1
70〜185℃で溶融した。ブレンドを安定化させるた
めに3重量%のTM−181を加えた。得られた生成物
を20ミルの成形用型中、170℃で圧縮成形した。実
施例4に記載の方法に従って試料を試験した。表2の結
果は60/40 PVC/VAEブレンドについて良好
な物理的特性を示すものである。
【0056】
【表2】
【0057】実施例  6 実施例1から得られた単離生成物をジオクチルフタレー
ト(DOP)と総重量に基づいて16%および21.5
%のレベルで混合した。3%のTM−181を安定化の
ために各ブレンドに加えた。得られた粉末をブラベンダ
ー中、175℃で溶融した。試料を20ミルの成形用型
中、170℃で圧縮成形し、次いで機械的性質を測定し
て表3に示す結果を得た。
【0058】
【表3】
【0059】実施例  7 実施例2から得られた単離生成物をジオクチルフタレー
トと16重量%で混合した。3%のTM−181を安定
化のためにブレンドに加えた。得られた粉末をブラベン
ダー中、175℃で溶融した。試料を20ミルの成形用
型中、170℃で圧縮成形し、次いで機械的性質を測定
して表4に示す結果を得た。
【0060】
【表4】
【0061】上記実施例は本発明が容易に配合され、か
つ成形されうる可塑化PVC生成物を提供することを示
すものである。本発明の他の利点および態様は本発明の
精神または範囲に反することなく前記の開示から明らか
であろう。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  60〜85重量%のビニルアセテート
    を含有するビニルアセテート/エチレンコポリマーを生
    成させるための条件およびモノマー比において、ポリ(
    ビニルクロライド)の多孔性粒子の存在下で懸濁液また
    は分散系中でビニルアセテートとエチレンとを共重合さ
    せることからなるポリ(ビニルクロライド)とビニルア
    セテート/エチレンコポリマーのブレンドを製造する方
    法。
  2. 【請求項2】  ポリ(ビニルクロライド)は約50〜
    200ミクロンの粒度を有するものである請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】  ブレンドの20〜60重量%はビニル
    アセテート/エチレンコポリマーである請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】  さらに、固体流動性粒子形態のブレン
    ドの回収を含むものである請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】  共重合は安定化分散剤を含有する水性
    懸濁液または分散液中において行われるものである請求
    項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  分散剤はポリ(ビニルアルコール)で
    ある請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】  ポリ(ビニルクロライド)粒子はポリ
    マー100gあたり少なくとも15gの可塑剤を吸収し
    うるような多孔度を有するものである請求項2記載の方
    法。
  8. 【請求項8】  請求項1記載の方法により製造された
    ポリ(ビニルクロライド)とビニルアセテート/エチレ
    ンコポリマーとの易流動性粒子状ブレンド。
  9. 【請求項9】  さらに粘着防止剤を含むものである請
    求項8記載の粒子状ブレンド。
  10. 【請求項10】  請求項1記載の方法により製造され
    た、約20〜40重量%のポリ(ビニルクロライド)を
    含有する変性ビニルアセテート/エチレンコポリマー分
    散液。
JP3206786A 1990-08-20 1991-08-19 ビニルアセテート/エチレンコポリマーとポリ(ビニルクロライド)の現場重合ブレンド Pending JPH04233914A (ja)

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