JPH04233704A - 留め具 - Google Patents
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- JPH04233704A JPH04233704A JP2415414A JP41541490A JPH04233704A JP H04233704 A JPH04233704 A JP H04233704A JP 2415414 A JP2415414 A JP 2415414A JP 41541490 A JP41541490 A JP 41541490A JP H04233704 A JPH04233704 A JP H04233704A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41F—GARMENT FASTENINGS; SUSPENDERS
- A41F1/00—Fastening devices specially adapted for garments
- A41F1/002—Magnetic fastening devices
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45C—PURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
- A45C13/00—Details; Accessories
- A45C13/10—Arrangement of fasteners
- A45C13/1069—Arrangement of fasteners magnetic
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/02—Permanent magnets [PM]
- H01F7/0231—Magnetic circuits with PM for power or force generation
- H01F7/0252—PM holding devices
- H01F7/0263—Closures, bags, bands, engagement devices with male and female parts
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/32—Buckles, buttons, clasps, etc. having magnetic fastener
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T292/00—Closure fasteners
- Y10T292/11—Magnetic
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は漏れ磁束の発生を極力
抑止することによって使用永久磁石の吸着力を効果的に
利用し得るようにした留め具の提供に関する。
抑止することによって使用永久磁石の吸着力を効果的に
利用し得るようにした留め具の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石の吸着力を利用した留め具には
種々の形状のものが用いられており、夫々の使用目的に
合せた構造とされている。ハンドバッグ等の留め具の手
段として用いられているもっとも典型的なものとしては
実公昭56−45985号の鞄、ランドセルにおける蓋
等の係止装置がある。この係止装置は、磁極方向に亘っ
て通孔を有する環板状の永久磁石を用いており、この環
板状の永久磁石を皿状のケース内に収めると共に強磁性
の突起を有する強磁性板を、この突起が前記永久磁石の
通孔内に立設され、しかも該強磁性板が前記永久磁石の
磁極面に添うようにして該ケース内に組付けて吸着具を
構成し、この吸着具を構成する前記永久磁石の通孔内に
収まり、前記の吸着具を構成する突起に当接吸着される
強磁性の突起を有し、しかも前記の吸着具の面に吸着さ
れる強磁性板を有する被吸着具とで構成してある。
種々の形状のものが用いられており、夫々の使用目的に
合せた構造とされている。ハンドバッグ等の留め具の手
段として用いられているもっとも典型的なものとしては
実公昭56−45985号の鞄、ランドセルにおける蓋
等の係止装置がある。この係止装置は、磁極方向に亘っ
て通孔を有する環板状の永久磁石を用いており、この環
板状の永久磁石を皿状のケース内に収めると共に強磁性
の突起を有する強磁性板を、この突起が前記永久磁石の
通孔内に立設され、しかも該強磁性板が前記永久磁石の
磁極面に添うようにして該ケース内に組付けて吸着具を
構成し、この吸着具を構成する前記永久磁石の通孔内に
収まり、前記の吸着具を構成する突起に当接吸着される
強磁性の突起を有し、しかも前記の吸着具の面に吸着さ
れる強磁性板を有する被吸着具とで構成してある。
【0003】かゝる従来の係止装置では吸着具を構成す
る永久磁石の一つの磁極に強磁性板が取付けられている
と共に、他方の磁極の側に被吸着具を構成する強磁性板
が吸着され、しかも、この吸着具と被吸着具の強磁性板
に集束された磁力が永久磁石の通孔内にある夫々の強磁
性突起を通路として閉回路を形成しており、他の構成か
らなる永久磁石利用の留め具に比較して効率の良い吸着
力を前記係止装置にもたらす特徴を有していた。
る永久磁石の一つの磁極に強磁性板が取付けられている
と共に、他方の磁極の側に被吸着具を構成する強磁性板
が吸着され、しかも、この吸着具と被吸着具の強磁性板
に集束された磁力が永久磁石の通孔内にある夫々の強磁
性突起を通路として閉回路を形成しており、他の構成か
らなる永久磁石利用の留め具に比較して効率の良い吸着
力を前記係止装置にもたらす特徴を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の係
止装置では、吸着具を構成する永久磁石が環板状をなし
ており、永久磁石の夫々の磁極面と、この磁極面間にあ
る周側面とが略直角をなす角度をもって構成されている
。この結果、使用永久磁石は、その板厚に対し、夫々の
磁極がもっとも近づいた構成とされていることゝなる。
止装置では、吸着具を構成する永久磁石が環板状をなし
ており、永久磁石の夫々の磁極面と、この磁極面間にあ
る周側面とが略直角をなす角度をもって構成されている
。この結果、使用永久磁石は、その板厚に対し、夫々の
磁極がもっとも近づいた構成とされていることゝなる。
【0005】一般に永久磁石の磁力線は夫々の磁極間を
もっとも抵抗の少ない回路で結ぶことが知られている。 その結果、磁極面に前記の係止装置におけるように強磁
性の突起が介在された場合、その多くの磁力線が該突起
に集束されることゝなる。しかしながら前記の突起から
離れた位置にある永久磁石の部分、即ち前記の係止装置
に用いられいてる永久磁石では夫々の磁極面の周縁部分
にある磁力線が、前記の突起に到るよりも磁気抵抗の少
ない通路として永久磁石の磁極間の周側に磁路を形成す
ることが一般に知られている。
もっとも抵抗の少ない回路で結ぶことが知られている。 その結果、磁極面に前記の係止装置におけるように強磁
性の突起が介在された場合、その多くの磁力線が該突起
に集束されることゝなる。しかしながら前記の突起から
離れた位置にある永久磁石の部分、即ち前記の係止装置
に用いられいてる永久磁石では夫々の磁極面の周縁部分
にある磁力線が、前記の突起に到るよりも磁気抵抗の少
ない通路として永久磁石の磁極間の周側に磁路を形成す
ることが一般に知られている。
【0006】かゝる永久磁石の周側に生ずる磁束は、前
記係止装置の吸着力に何等寄与することがなく、しかも
磁気キップ等の磁気的な記録内容を破壊する不都合を有
している。前記の係止装置に用いられている永久磁石は
、永久磁石の板厚に対し、永久磁石周側の磁極間距離が
もっとも近づいた構成とされていることから、この永久
磁石の周側の磁極間に多くの漏れ磁束を生じ、この永久
磁石の周側の磁極間に生ずる漏れ磁束量に相当する係止
装置としての吸着力を減ずる不都合を有していた。
記係止装置の吸着力に何等寄与することがなく、しかも
磁気キップ等の磁気的な記録内容を破壊する不都合を有
している。前記の係止装置に用いられている永久磁石は
、永久磁石の板厚に対し、永久磁石周側の磁極間距離が
もっとも近づいた構成とされていることから、この永久
磁石の周側の磁極間に多くの漏れ磁束を生じ、この永久
磁石の周側の磁極間に生ずる漏れ磁束量に相当する係止
装置としての吸着力を減ずる不都合を有していた。
【0007】この発明は、吸着具を構成する永久磁石周
側の磁極間に生ずる漏れ磁束を極力少なくし、漏れ磁束
によって引き起される磁気キップ等の磁気的な記録部分
の破壊を防止すると共に、使用永久磁石の吸着力を効率
良く引き出すようにした留め具の提供を目的としている
。
側の磁極間に生ずる漏れ磁束を極力少なくし、漏れ磁束
によって引き起される磁気キップ等の磁気的な記録部分
の破壊を防止すると共に、使用永久磁石の吸着力を効率
良く引き出すようにした留め具の提供を目的としている
。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かゝる目的を
達成するものとして磁極間に亘って透孔1aを有する永
久磁石1と、この永久磁石1の一方の磁極面bに組付け
られる強磁性部材2とを有している吸着具Aと、この吸
着具Aにおける強磁性部材2の組付けられていない永久
磁石1の磁極の側に着脱可能に吸着され、しかも該永久
磁石1の前記透孔1aを介して前記吸着具Aの強磁性部
材2に当接吸着される被吸着具Bとで留め具の構成をし
ていると共に、前記被吸着具Bの吸着される側の永久磁
石1の磁極面aと、該永久磁石1の磁極間に亘る周側面
cとのなす角tが95度以上となるように留め具を構成
する。
達成するものとして磁極間に亘って透孔1aを有する永
久磁石1と、この永久磁石1の一方の磁極面bに組付け
られる強磁性部材2とを有している吸着具Aと、この吸
着具Aにおける強磁性部材2の組付けられていない永久
磁石1の磁極の側に着脱可能に吸着され、しかも該永久
磁石1の前記透孔1aを介して前記吸着具Aの強磁性部
材2に当接吸着される被吸着具Bとで留め具の構成をし
ていると共に、前記被吸着具Bの吸着される側の永久磁
石1の磁極面aと、該永久磁石1の磁極間に亘る周側面
cとのなす角tが95度以上となるように留め具を構成
する。
【0009】
【作用】吸着具Aを構成している永久磁石1の磁極面a
と、磁極間にある周側面cとのなす角tを95度以上と
したことから、永久磁石1の周側面cにある夫々の磁極
は引き離されることゝなり、この周側面cを挾んだ磁極
間が、より磁気抵抗の大きい空間となることから、永久
磁石1の磁力線は、この永久磁石1の透孔1aを介して
当接吸着されている強磁性部材2及び3を主たる磁気回
路とするように機能する。
と、磁極間にある周側面cとのなす角tを95度以上と
したことから、永久磁石1の周側面cにある夫々の磁極
は引き離されることゝなり、この周側面cを挾んだ磁極
間が、より磁気抵抗の大きい空間となることから、永久
磁石1の磁力線は、この永久磁石1の透孔1aを介して
当接吸着されている強磁性部材2及び3を主たる磁気回
路とするように機能する。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る典型的な留め具の実施例
を添付の図面について説明する。図1〜図3は、本実施
例の典型例であって図1は吸着具Aと被吸着具Bの斜視
図を、図2は同断面図を、図3は同取付け状態の断面図
を示している。留め具を構成する吸着具Aは磁極方向に
亘って透孔1aを有している環板状の永久磁石1と、こ
の永久磁石1の一方の磁極面bに組付けられている強磁
性部材2とで構成してあり、被吸着具Bは前記吸着具A
の強磁性部材2の設けられていない永久磁石1の磁極面
aの側に吸着されていると共に前記の透孔1aを介して
前記の強磁性部材2に当接吸着される強磁性部材3で構
成してある。この実施例では強磁性部材2を強磁性板2
aと強磁性突起2bとで構成し、強磁性部材3を強磁性
板3aと強磁性突起3bとで構成してある。そして、こ
の留め具は前記吸着具Aと被吸着具Bにハンドバッグ等
の生地Dに取付けるための脚片4b、4b を有する脚
4を組付けた構成としてあり、強磁性部材2は強磁性板
2aに脚4の座4aを添装した状態で前記永久磁石1の
透孔1a内に起立した強磁性突起2bの細径部2b’
を強磁性板2aと座4aとに挿通、カシメづけることで
一体としてあり、永久磁石1に接着してある。又、被吸
着具Bは強磁性部材3の強磁性板3aに脚4の座4aを
添装し、強磁性板3aの面に起立した強磁性突起3bの
細径部3b’ を該強磁性板3aと座4aとに挿通、カ
シメづけることで一体としてある。
を添付の図面について説明する。図1〜図3は、本実施
例の典型例であって図1は吸着具Aと被吸着具Bの斜視
図を、図2は同断面図を、図3は同取付け状態の断面図
を示している。留め具を構成する吸着具Aは磁極方向に
亘って透孔1aを有している環板状の永久磁石1と、こ
の永久磁石1の一方の磁極面bに組付けられている強磁
性部材2とで構成してあり、被吸着具Bは前記吸着具A
の強磁性部材2の設けられていない永久磁石1の磁極面
aの側に吸着されていると共に前記の透孔1aを介して
前記の強磁性部材2に当接吸着される強磁性部材3で構
成してある。この実施例では強磁性部材2を強磁性板2
aと強磁性突起2bとで構成し、強磁性部材3を強磁性
板3aと強磁性突起3bとで構成してある。そして、こ
の留め具は前記吸着具Aと被吸着具Bにハンドバッグ等
の生地Dに取付けるための脚片4b、4b を有する脚
4を組付けた構成としてあり、強磁性部材2は強磁性板
2aに脚4の座4aを添装した状態で前記永久磁石1の
透孔1a内に起立した強磁性突起2bの細径部2b’
を強磁性板2aと座4aとに挿通、カシメづけることで
一体としてあり、永久磁石1に接着してある。又、被吸
着具Bは強磁性部材3の強磁性板3aに脚4の座4aを
添装し、強磁性板3aの面に起立した強磁性突起3bの
細径部3b’ を該強磁性板3aと座4aとに挿通、カ
シメづけることで一体としてある。
【0011】かゝる構成からなる留め具において、吸着
具Aを構成する永久磁石1の磁極面aと、磁極間にある
永久磁石1の周側面cとがなす角度tが95度以上とな
るように構成する。
具Aを構成する永久磁石1の磁極面aと、磁極間にある
永久磁石1の周側面cとがなす角度tが95度以上とな
るように構成する。
【0012】尚、本実施例では永久磁石1をケースで覆
うことなしに吸着具Aの構成をしているが、この永久磁
石1と強磁性部材2とをケース内に抱持一体に組付ける
ことで吸着具を構成しても良い。又、永久磁石1と強磁
性部材2とを接着で固定しても良く、この永久磁石1を
プラスチック製とし、このプラスチック製永久磁石に該
強磁性部材2が一体に組付けられるようにインサート成
形によって一体とされていても良い。更に、永久磁石は
円盤状であっても角盤状であっても楕円形の盤状をなし
ていても良い。更に追って説明するように強磁性部材2
及び3に設けられている強磁性突起2b及び3bは、吸
着具Aの永久磁石1の透孔1a内で夫々の強磁性部材2
及び3が当接吸着される構成のものであれば良く、いず
れか一方の側のみに設けられていても良い。又、強磁性
突起2b及び3bの立上り寸法が同寸法であっても異な
っていても良い。更に、強磁性突起2b及び3bを強磁
性板2a及び3aと別体に設けず、プレス成形等で一体
に強磁性板2a及び3aから突き出した構成としてあっ
ても良い。
うことなしに吸着具Aの構成をしているが、この永久磁
石1と強磁性部材2とをケース内に抱持一体に組付ける
ことで吸着具を構成しても良い。又、永久磁石1と強磁
性部材2とを接着で固定しても良く、この永久磁石1を
プラスチック製とし、このプラスチック製永久磁石に該
強磁性部材2が一体に組付けられるようにインサート成
形によって一体とされていても良い。更に、永久磁石は
円盤状であっても角盤状であっても楕円形の盤状をなし
ていても良い。更に追って説明するように強磁性部材2
及び3に設けられている強磁性突起2b及び3bは、吸
着具Aの永久磁石1の透孔1a内で夫々の強磁性部材2
及び3が当接吸着される構成のものであれば良く、いず
れか一方の側のみに設けられていても良い。又、強磁性
突起2b及び3bの立上り寸法が同寸法であっても異な
っていても良い。更に、強磁性突起2b及び3bを強磁
性板2a及び3aと別体に設けず、プレス成形等で一体
に強磁性板2a及び3aから突き出した構成としてあっ
ても良い。
【0013】このように構成された留め具では、使用永
久磁石の磁極面aと周側面cのなす角tが90度の従来
の留め具に比較して周側面cの幅が広くなり、磁極面が
引き離されることゝなる。この結果、磁極面bの磁力線
は強磁性板2aから強磁性突起2bを経て、強磁性突起
3b〜強磁性板3aと案内されて磁極面aに到る回路内
に取り込まれ易くなり、強磁性突起2b及び3b間の吸
着力を増すと共に周側面cからの磁気の漏洩を減ずるこ
とができる。
久磁石の磁極面aと周側面cのなす角tが90度の従来
の留め具に比較して周側面cの幅が広くなり、磁極面が
引き離されることゝなる。この結果、磁極面bの磁力線
は強磁性板2aから強磁性突起2bを経て、強磁性突起
3b〜強磁性板3aと案内されて磁極面aに到る回路内
に取り込まれ易くなり、強磁性突起2b及び3b間の吸
着力を増すと共に周側面cからの磁気の漏洩を減ずるこ
とができる。
【0014】かゝる吸着具Aを構成する永久磁石1の形
状的特性に由来する磁束分布の変化を以下の各実測例に
ついて説明する。先ず、強磁性部材2及び3が夫々強磁
性突起2b及び3bを有している留め具についての実測
例を示す。ガウスメーターを用いた磁束量の測定は、図
4〜図7で示されるように吸着具Aの単体の場合には永
久磁石1の磁極面aにガウスメーターのセンサーGを密
着して測定しており、被吸着具Bを組付けた状態では永
久磁石1の周側面cにガウスメーターのセンサーGを当
接させ、該センサーGが永久磁石1の磁極面aと平行と
なるようにして測定した。図4及び図5は従来留め具に
対するガウスの測定を、図6及び図7は本実施例のガウ
スの測定方法を示したものである。尚、使用ガウスメー
ターは、ガリウムヒ素をセンサーとした電流磁気効果タ
イプの日本電磁測定株式会社製 MODEL GT
−3Bを用いた。
状的特性に由来する磁束分布の変化を以下の各実測例に
ついて説明する。先ず、強磁性部材2及び3が夫々強磁
性突起2b及び3bを有している留め具についての実測
例を示す。ガウスメーターを用いた磁束量の測定は、図
4〜図7で示されるように吸着具Aの単体の場合には永
久磁石1の磁極面aにガウスメーターのセンサーGを密
着して測定しており、被吸着具Bを組付けた状態では永
久磁石1の周側面cにガウスメーターのセンサーGを当
接させ、該センサーGが永久磁石1の磁極面aと平行と
なるようにして測定した。図4及び図5は従来留め具に
対するガウスの測定を、図6及び図7は本実施例のガウ
スの測定方法を示したものである。尚、使用ガウスメー
ターは、ガリウムヒ素をセンサーとした電流磁気効果タ
イプの日本電磁測定株式会社製 MODEL GT
−3Bを用いた。
【0015】又、留め具の吸着力の測定は図8で示され
る装置を用いて行なった。この図8の測定装置は、計測
器Kの台5に吸着具Aを取付け、この計測器Kの移動ア
ーム6の側のテンション棒7の先端に被吸着具Bを取付
け、移動アーム6を上方に引き上げ、吸着具Aと被吸着
具Bの離脱時の引張り力をkgとして測定した。尚、こ
の計測器Kは、大場計器製作所製の丸型テンションゲー
ジスタンダードであって、吸着具Aと被吸着具Bの脚4
の脚片4b、4b 間にスリーブ8を介在させ、このス
リーブ8に取付け螺子9の螺子桿を螺着すると共に脚片
4b、4b に孔を設け、この孔からスリーブ8にピン
10を挿通して吸着具Aと被吸着具Bとの取付けをなし
た状態で実施留め具についての計測を行なった。
る装置を用いて行なった。この図8の測定装置は、計測
器Kの台5に吸着具Aを取付け、この計測器Kの移動ア
ーム6の側のテンション棒7の先端に被吸着具Bを取付
け、移動アーム6を上方に引き上げ、吸着具Aと被吸着
具Bの離脱時の引張り力をkgとして測定した。尚、こ
の計測器Kは、大場計器製作所製の丸型テンションゲー
ジスタンダードであって、吸着具Aと被吸着具Bの脚4
の脚片4b、4b 間にスリーブ8を介在させ、このス
リーブ8に取付け螺子9の螺子桿を螺着すると共に脚片
4b、4b に孔を設け、この孔からスリーブ8にピン
10を挿通して吸着具Aと被吸着具Bとの取付けをなし
た状態で実施留め具についての計測を行なった。
【0016】「比較例1」図9〜図11で示される留め
具は、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cとの
なす角が90度であって、磁極面aと磁極面bの直径が
19.1mm、透孔1aの径が6.2mm 、板厚が3
.2mm である重量2.8gの永久磁石1を用いたも
のである。この比較例1の永久磁石1の磁束量は表2の
比較例1の欄に示めされているとおり、P−1で556
ガウス、P−2で308 ガウスあり、強磁性部材2
を組付けた状態のP−3で612 ガウス、P−4で3
15 ガウスと強磁性部材2の組付けによって漏洩磁束
量を増している。又被吸着具Bを組付けた状態のP−5
は122 ガウスと極端に漏洩磁束が少なくなっている
。又、この比較例1の留め具の吸着力は図11の状態で
測定されており、平均2.28kgであり、表1の比較
例1の欄に示されるとおりである。
具は、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cとの
なす角が90度であって、磁極面aと磁極面bの直径が
19.1mm、透孔1aの径が6.2mm 、板厚が3
.2mm である重量2.8gの永久磁石1を用いたも
のである。この比較例1の永久磁石1の磁束量は表2の
比較例1の欄に示めされているとおり、P−1で556
ガウス、P−2で308 ガウスあり、強磁性部材2
を組付けた状態のP−3で612 ガウス、P−4で3
15 ガウスと強磁性部材2の組付けによって漏洩磁束
量を増している。又被吸着具Bを組付けた状態のP−5
は122 ガウスと極端に漏洩磁束が少なくなっている
。又、この比較例1の留め具の吸着力は図11の状態で
測定されており、平均2.28kgであり、表1の比較
例1の欄に示されるとおりである。
【0017】「実施例1」図12〜図14で示される実
施例1の留め具は、吸着具Aと被吸着具Bが夫々強磁性
突起2b及び3bを有していると共に、吸着具Aの永久
磁石1の磁極面aと、周側面cとのなす角tが95度を
なしている。又、磁極面aの直径が18.7mm、磁極
面Bの直径が19.2mm、板厚が3.2mm 、透孔
1aの孔径が6.2mmであり、重量が2.8gである
。この実施例1の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部
材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被吸着具Bを組付
けた状態におけるP−1、P−2、P−3、P−4、P
−5の漏洩磁束量は表2の実施例1の欄に示すとおりで
ある。又、この実施例1の留め具の吸着力は図14の状
態で測定されており表1の実施例1の欄に示されるよう
に平均が2.55kgである。
施例1の留め具は、吸着具Aと被吸着具Bが夫々強磁性
突起2b及び3bを有していると共に、吸着具Aの永久
磁石1の磁極面aと、周側面cとのなす角tが95度を
なしている。又、磁極面aの直径が18.7mm、磁極
面Bの直径が19.2mm、板厚が3.2mm 、透孔
1aの孔径が6.2mmであり、重量が2.8gである
。この実施例1の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部
材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被吸着具Bを組付
けた状態におけるP−1、P−2、P−3、P−4、P
−5の漏洩磁束量は表2の実施例1の欄に示すとおりで
ある。又、この実施例1の留め具の吸着力は図14の状
態で測定されており表1の実施例1の欄に示されるよう
に平均が2.55kgである。
【0018】「実施例2」図15〜図17で示される実
施例2の留め具は、吸着具Aと被吸着具Bが夫々強磁性
突起2b及び3bを有していると共に、吸着具Aの永久
磁石1の磁極面aと周側面cとのなす角tが130 度
をなしている。又、磁極面aの直径が16mm、磁極面
bの直径が21mm、板厚が3.2mm 、透孔1aの
孔径が6.2mm であり、重量が2.8gとしてある
。この実施例2の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部
材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被吸着具Bを組付
けた状態におけるP−1、P−2、P−3、P−4、P
−5の漏洩磁束量は表2の実施例の欄に示されるとおり
である。又、この実施例の留め具の吸着力は図17の状
態で測定されており、表1の実施例2の欄に示されるよ
うに平均が2.65kgである。
施例2の留め具は、吸着具Aと被吸着具Bが夫々強磁性
突起2b及び3bを有していると共に、吸着具Aの永久
磁石1の磁極面aと周側面cとのなす角tが130 度
をなしている。又、磁極面aの直径が16mm、磁極面
bの直径が21mm、板厚が3.2mm 、透孔1aの
孔径が6.2mm であり、重量が2.8gとしてある
。この実施例2の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部
材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被吸着具Bを組付
けた状態におけるP−1、P−2、P−3、P−4、P
−5の漏洩磁束量は表2の実施例の欄に示されるとおり
である。又、この実施例の留め具の吸着力は図17の状
態で測定されており、表1の実施例2の欄に示されるよ
うに平均が2.65kgである。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】叙上の実施例1、実施例2と比較例1の留
め具に用いた永久磁石1は全て2.8gの重量のものを
用い、同一の着磁条件で着磁されたものを用いている。 この実施例と比較例との比較において実施例1の留め具
の有する吸着力は、比較例1の留め具の有する吸着力よ
り11.8%増しており、実施例2の留め具は比較例1
の留め具の有する吸着力よりも16.2%多い吸着力を
有することが明らかである。
め具に用いた永久磁石1は全て2.8gの重量のものを
用い、同一の着磁条件で着磁されたものを用いている。 この実施例と比較例との比較において実施例1の留め具
の有する吸着力は、比較例1の留め具の有する吸着力よ
り11.8%増しており、実施例2の留め具は比較例1
の留め具の有する吸着力よりも16.2%多い吸着力を
有することが明らかである。
【0022】又、永久磁石1の磁極面aにおけるP−1
、P−3での漏洩磁束は、比較例1の永久磁石に比較し
て実施例1及び実施例2の永久磁石ではいずれも増して
おり、被吸着具Bの吸着に良好な磁場を形成しているこ
とが明らかである。これに対し、永久磁石1の周側面c
におけるP−2、P−4、P−5での漏洩磁束は、比較
例1の永久磁石よりも実施例1及び実施例2の永久磁石
で少なく、周側面cからの漏洩磁束による磁気キップ等
の磁気的記録部分の破壊を避けるのに適した磁場構成で
あることが明らかである。
、P−3での漏洩磁束は、比較例1の永久磁石に比較し
て実施例1及び実施例2の永久磁石ではいずれも増して
おり、被吸着具Bの吸着に良好な磁場を形成しているこ
とが明らかである。これに対し、永久磁石1の周側面c
におけるP−2、P−4、P−5での漏洩磁束は、比較
例1の永久磁石よりも実施例1及び実施例2の永久磁石
で少なく、周側面cからの漏洩磁束による磁気キップ等
の磁気的記録部分の破壊を避けるのに適した磁場構成で
あることが明らかである。
【0023】尚、永久磁石1の磁極面aと周側面cとの
なす角tを更に大きく設計することも可能である。しか
しながら角tを極端に大きくした場合、磁極面bと周側
面cとのなす角が小さくなり、この磁極面bと周側面c
とで挾まれた永久磁石1の部分が脆くなり破断し易くな
る不都合を有している。又、磁極面bを充分に大きく設
計しても被吸着具Bの吸着面である磁極面aが小さくな
り、被吸着具Bの吸着使用に難を生ずることゝなり、又
外観上も好ましくない。かゝる点から永久磁石1の磁極
面aと周側面bとのなす角tは145 度以内で設計す
るのが好ましい。
なす角tを更に大きく設計することも可能である。しか
しながら角tを極端に大きくした場合、磁極面bと周側
面cとのなす角が小さくなり、この磁極面bと周側面c
とで挾まれた永久磁石1の部分が脆くなり破断し易くな
る不都合を有している。又、磁極面bを充分に大きく設
計しても被吸着具Bの吸着面である磁極面aが小さくな
り、被吸着具Bの吸着使用に難を生ずることゝなり、又
外観上も好ましくない。かゝる点から永久磁石1の磁極
面aと周側面bとのなす角tは145 度以内で設計す
るのが好ましい。
【0024】「比較例2」図18〜図20で示される比
較例2の留め具は、被吸着具Bに強磁性突起3bを設け
、この強磁性突起3bが吸着具Aの強磁性板2aに対し
通孔1a内で直接々触する構成としてあり、強磁性部材
2に強磁性突起2bを設けない構成としている。そして
、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cのなす角
tが90度をなすものとし、磁極面aと磁極面bの直径
が19.1mm、板厚が3.2mm 、透孔1aの穴径
が6.2mm 、重量が2.8gとしてある。この比較
例2の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部材2を組付
けた状態並びに吸着具Aと被吸着具Bを組付けた状態に
おけるP−1、P−2、P−3、P−4、P−5の漏洩
磁束量は表4の比較例2の欄に示されたとおりである。 又、この比較例2の留め具の吸着力は図20の状態で測
定されており、表3の比較例2の欄に示されるように平
均が2.28kgである。
較例2の留め具は、被吸着具Bに強磁性突起3bを設け
、この強磁性突起3bが吸着具Aの強磁性板2aに対し
通孔1a内で直接々触する構成としてあり、強磁性部材
2に強磁性突起2bを設けない構成としている。そして
、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cのなす角
tが90度をなすものとし、磁極面aと磁極面bの直径
が19.1mm、板厚が3.2mm 、透孔1aの穴径
が6.2mm 、重量が2.8gとしてある。この比較
例2の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部材2を組付
けた状態並びに吸着具Aと被吸着具Bを組付けた状態に
おけるP−1、P−2、P−3、P−4、P−5の漏洩
磁束量は表4の比較例2の欄に示されたとおりである。 又、この比較例2の留め具の吸着力は図20の状態で測
定されており、表3の比較例2の欄に示されるように平
均が2.28kgである。
【0025】「実施例3」図21〜図23で示される実
施例3の留め具は、被吸着具Bに強磁性突起3bを設け
、この強磁性突起3bが吸着具Aの強磁性板2aに対し
通孔1a内で直接々触する構成としてあり、強磁性部材
2に強磁性突起2bを設けない構成としてある。そして
、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cとのなす
角tが95度をなすものとし、磁極面aの直径が18.
7mm、磁極面bの直径が19.2mm、板厚が3.2
mm 、透孔1aのの穴径が6.2mm 、重量が2.
8gとしてある。この実施例3の永久磁石1及び永久磁
石1に強磁性部材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被
吸着具Bを組付けた状態におけるP−1、P−2、P−
3、P−4、P−5の漏洩磁束量は表4の実施例3の欄
に示されているとおりである。又、この実施例3の留め
具の吸着力は図23の状態で測定されており、表3の実
施例3の欄に示されるように平均が2.52kgである
。
施例3の留め具は、被吸着具Bに強磁性突起3bを設け
、この強磁性突起3bが吸着具Aの強磁性板2aに対し
通孔1a内で直接々触する構成としてあり、強磁性部材
2に強磁性突起2bを設けない構成としてある。そして
、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cとのなす
角tが95度をなすものとし、磁極面aの直径が18.
7mm、磁極面bの直径が19.2mm、板厚が3.2
mm 、透孔1aのの穴径が6.2mm 、重量が2.
8gとしてある。この実施例3の永久磁石1及び永久磁
石1に強磁性部材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被
吸着具Bを組付けた状態におけるP−1、P−2、P−
3、P−4、P−5の漏洩磁束量は表4の実施例3の欄
に示されているとおりである。又、この実施例3の留め
具の吸着力は図23の状態で測定されており、表3の実
施例3の欄に示されるように平均が2.52kgである
。
【0026】「実施例4」図24〜図26で示される実
施例4の留め具は、被吸着具Bに強磁性突起3bを設け
、この強磁性突起3bが吸着具Aの強磁性板2aに対し
通孔1a内で直接接触している構成としてあり、強磁性
部材2に強磁性突起2bを設けない構成としてある。又
、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cとのなす
角tが130 度をなすものとし、磁極面aの直径が1
6mm、磁極面bの直径が21mm、板厚が3.2mm
、透孔1aの穴縁が6.2mm 、重量が2.8gと
してある。この実施例4の永久磁石1及び永久磁石1に
強磁性部材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被吸着具
Bを組付けた状態におけるP−1、P−2、P−3、P
−4、P−5の漏洩磁束量は表4の実施例4の欄に示さ
れているとおりである。又、この実施例4の留め具の吸
着力は図26の状態で測定されており、表3の実施例4
の欄に示されるように平均が2.57kgである。
施例4の留め具は、被吸着具Bに強磁性突起3bを設け
、この強磁性突起3bが吸着具Aの強磁性板2aに対し
通孔1a内で直接接触している構成としてあり、強磁性
部材2に強磁性突起2bを設けない構成としてある。又
、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと周側面cとのなす
角tが130 度をなすものとし、磁極面aの直径が1
6mm、磁極面bの直径が21mm、板厚が3.2mm
、透孔1aの穴縁が6.2mm 、重量が2.8gと
してある。この実施例4の永久磁石1及び永久磁石1に
強磁性部材2を組付けた状態並びに吸着具Aと被吸着具
Bを組付けた状態におけるP−1、P−2、P−3、P
−4、P−5の漏洩磁束量は表4の実施例4の欄に示さ
れているとおりである。又、この実施例4の留め具の吸
着力は図26の状態で測定されており、表3の実施例4
の欄に示されるように平均が2.57kgである。
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】叙上の比較例2、実施例3、実施例4の留
め具に用いた永久磁石1は全て2.8gの同一重量のも
のを用い、同一の着磁条件のもとで着磁されている永久
磁石を用いた。これらの各留め具の比較において、実施
例3の留め具の吸着力は、比較例2の留め具の有する吸
着力より10.5%増しており、実施例4の留め具は比
較例2の留め具の有する吸着力よりも12.7%多い吸
着力を有することが明らかである。
め具に用いた永久磁石1は全て2.8gの同一重量のも
のを用い、同一の着磁条件のもとで着磁されている永久
磁石を用いた。これらの各留め具の比較において、実施
例3の留め具の吸着力は、比較例2の留め具の有する吸
着力より10.5%増しており、実施例4の留め具は比
較例2の留め具の有する吸着力よりも12.7%多い吸
着力を有することが明らかである。
【0030】又、永久磁石1の磁極面aにおけるP−1
、P−3での漏洩磁束は、比較例2に比較して実施例3
及び実施例4の永久磁石ではいずれも増しており、被吸
着具Bの吸着に良好な磁場状態とされていることが明ら
かである。これに対し、永久磁石1の周側面cにおける
P−2、P−4、P−5での漏洩磁束は、比較例2の永
久磁石よりも実施例3及び実施例4の永久磁石で少なく
、周側面cからの漏洩磁束による磁気キップ等の磁気的
記録の破壊を避けるのに適した磁場構成であることが明
らかである。
、P−3での漏洩磁束は、比較例2に比較して実施例3
及び実施例4の永久磁石ではいずれも増しており、被吸
着具Bの吸着に良好な磁場状態とされていることが明ら
かである。これに対し、永久磁石1の周側面cにおける
P−2、P−4、P−5での漏洩磁束は、比較例2の永
久磁石よりも実施例3及び実施例4の永久磁石で少なく
、周側面cからの漏洩磁束による磁気キップ等の磁気的
記録の破壊を避けるのに適した磁場構成であることが明
らかである。
【0031】「比較例3」図27〜図29で示される比
較例3の留め具は、被吸着具Bが強磁性突起3bを有せ
ず、永久磁石1の透孔1a内に起立して設けられている
強磁性突起2bが被吸着具Bの強磁性板3aに直接吸着
される構成とされている。又、吸着具Aの永久磁石1の
磁極面aと周側面cとのなす角tが90度をなすものと
し、磁極面aと磁極面bの直径が19.1mm、板厚が
3.2mm 、透孔1aの穴径が6.2mm、重量が2
.8gとしてある。この比較例3の永久磁石1及び永久
磁石1に強磁性部材2を組付けた状態並びに吸着具Aと
被吸着具Bを組付けた状態におけるP−1、P−2、P
−3、P−4、P−5の漏洩磁束量は表6の比較例3の
欄に示されているとおりである。又、この比較例3の留
め具の吸着力は図29で示される状態で測定されており
、表5の比較例3の欄に示されるように平均が2.25
kgである。
較例3の留め具は、被吸着具Bが強磁性突起3bを有せ
ず、永久磁石1の透孔1a内に起立して設けられている
強磁性突起2bが被吸着具Bの強磁性板3aに直接吸着
される構成とされている。又、吸着具Aの永久磁石1の
磁極面aと周側面cとのなす角tが90度をなすものと
し、磁極面aと磁極面bの直径が19.1mm、板厚が
3.2mm 、透孔1aの穴径が6.2mm、重量が2
.8gとしてある。この比較例3の永久磁石1及び永久
磁石1に強磁性部材2を組付けた状態並びに吸着具Aと
被吸着具Bを組付けた状態におけるP−1、P−2、P
−3、P−4、P−5の漏洩磁束量は表6の比較例3の
欄に示されているとおりである。又、この比較例3の留
め具の吸着力は図29で示される状態で測定されており
、表5の比較例3の欄に示されるように平均が2.25
kgである。
【0032】「実施例5」図30〜図32で示される実
施例5の留め具は、被吸着具Bが強磁性突起3bを有せ
ず、永久磁石1の透孔1a内に起立した状態で設けられ
ている強磁性突起2bが被吸着具Bの強磁性板3aに直
接吸着される構成としてある。又、吸着具Aの永久磁石
1の磁極面aと周側面cとのなす角tが95度をなすも
のとし、磁極面aの直径が18.7mm、磁極面bの直
径が19.2mm、板厚が3.2mm 、透孔1aの穴
縁が6.2mm 、重量が2.8gとしてある。 この実施例5の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部材
2を組付けた状態並びに吸着具Aを被吸着具Bに組付け
た状態におけるP−1、P−2、P−3、P−4、P−
5の漏洩磁束量は表6の実施例5の欄に示されていると
おりである。又、この実施例5の留め具の吸着力は図3
2の状態で測定されており、表5の実施例5の欄に示さ
れる平均が2.48kgである。
施例5の留め具は、被吸着具Bが強磁性突起3bを有せ
ず、永久磁石1の透孔1a内に起立した状態で設けられ
ている強磁性突起2bが被吸着具Bの強磁性板3aに直
接吸着される構成としてある。又、吸着具Aの永久磁石
1の磁極面aと周側面cとのなす角tが95度をなすも
のとし、磁極面aの直径が18.7mm、磁極面bの直
径が19.2mm、板厚が3.2mm 、透孔1aの穴
縁が6.2mm 、重量が2.8gとしてある。 この実施例5の永久磁石1及び永久磁石1に強磁性部材
2を組付けた状態並びに吸着具Aを被吸着具Bに組付け
た状態におけるP−1、P−2、P−3、P−4、P−
5の漏洩磁束量は表6の実施例5の欄に示されていると
おりである。又、この実施例5の留め具の吸着力は図3
2の状態で測定されており、表5の実施例5の欄に示さ
れる平均が2.48kgである。
【0033】「実施例6」図33〜図35で示される実
施例6の留め具は、被吸着具Bが強磁性突起3bを有せ
ず、永久磁石1の透孔1a内に起立されている強磁性突
起2bが被吸着具Bの強磁性板3aに直接吸着される構
成としてある。又、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと
周側面cとのなす角tが130 度であり、磁極面aの
直径を16mm、磁極面bの直径を21mm、板厚を3
.2mm 、透孔1aの穴径を6.2mm とし、重量
が2.8gに設定してある。この実施例6の永久磁石1
及び永久磁石1に強磁性部材2を組付けた状態、並びに
吸着具Aと被吸着具Bを組付けた状態におけるP−1、
P−2、P−3、P−4、P−5の漏洩磁束量は表6の
実施例6の欄に示されているとおりである。 又、この実施例6の留め具の吸着力は図35の状態で測
定されており、表5の実施例6の欄に示されるように平
均が2.52kgである。
施例6の留め具は、被吸着具Bが強磁性突起3bを有せ
ず、永久磁石1の透孔1a内に起立されている強磁性突
起2bが被吸着具Bの強磁性板3aに直接吸着される構
成としてある。又、吸着具Aの永久磁石1の磁極面aと
周側面cとのなす角tが130 度であり、磁極面aの
直径を16mm、磁極面bの直径を21mm、板厚を3
.2mm 、透孔1aの穴径を6.2mm とし、重量
が2.8gに設定してある。この実施例6の永久磁石1
及び永久磁石1に強磁性部材2を組付けた状態、並びに
吸着具Aと被吸着具Bを組付けた状態におけるP−1、
P−2、P−3、P−4、P−5の漏洩磁束量は表6の
実施例6の欄に示されているとおりである。 又、この実施例6の留め具の吸着力は図35の状態で測
定されており、表5の実施例6の欄に示されるように平
均が2.52kgである。
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】叙上の比較例3、実施例5、実施例6の留
め具に用いた永久磁石1はいずれも2.8gであり、同
一の着磁条件のもとで着磁した永久磁石を用いた。これ
らの各留め具の比較において、実施例5の留め具の吸着
力は比較例3の留め具の有する吸着力に対し10.2%
増しており、実施例6の留め具の吸着力は比較例3の留
め具の有する吸着力に対し12.0%増であることが明
らかである。
め具に用いた永久磁石1はいずれも2.8gであり、同
一の着磁条件のもとで着磁した永久磁石を用いた。これ
らの各留め具の比較において、実施例5の留め具の吸着
力は比較例3の留め具の有する吸着力に対し10.2%
増しており、実施例6の留め具の吸着力は比較例3の留
め具の有する吸着力に対し12.0%増であることが明
らかである。
【0037】又、永久磁石1の磁極面aにおけるP−1
、P−3での漏洩磁束は、比較例3に対し実施例5及び
実施例6の永久磁石ではいずれも多く、被吸着具Bの吸
着に良好な磁場状態を形成していることが認められる。 これに対し、永久磁石1の周側面cにおけるP−2、P
−4、P−5での漏洩磁束は、比較例3の永久磁石より
も実施例5及び実施例6の永久磁石で少なく、周側面c
からの漏洩磁束による磁気キップ等の磁気的な記録の破
壊を避けるのに適した磁場構成とされていることが認め
られる。
、P−3での漏洩磁束は、比較例3に対し実施例5及び
実施例6の永久磁石ではいずれも多く、被吸着具Bの吸
着に良好な磁場状態を形成していることが認められる。 これに対し、永久磁石1の周側面cにおけるP−2、P
−4、P−5での漏洩磁束は、比較例3の永久磁石より
も実施例5及び実施例6の永久磁石で少なく、周側面c
からの漏洩磁束による磁気キップ等の磁気的な記録の破
壊を避けるのに適した磁場構成とされていることが認め
られる。
【0038】図36で示される吸着具Aは周側面cが、
磁極面aと磁極面bを結ぶ直線状の傾斜面として構成さ
れておらず、上部側が台型状としてある。この場合の磁
極面aと周側面cとのなす角tは、磁極面aに連続して
いる周側面cとの間の角度として把握する。
磁極面aと磁極面bを結ぶ直線状の傾斜面として構成さ
れておらず、上部側が台型状としてある。この場合の磁
極面aと周側面cとのなす角tは、磁極面aに連続して
いる周側面cとの間の角度として把握する。
【0039】更に第37で示される吸着具Aは、磁極面
aから磁極面bに向けた周側面cが湾曲したアール面と
されている。この場合の磁極面aと周側面cとのなす角
tは、磁極面aと、この磁極面aからアール面の湾曲終
了位置とを結ぶ線分との間の角度として把握する。
aから磁極面bに向けた周側面cが湾曲したアール面と
されている。この場合の磁極面aと周側面cとのなす角
tは、磁極面aと、この磁極面aからアール面の湾曲終
了位置とを結ぶ線分との間の角度として把握する。
【0040】図38の吸着具Aは、強磁性部材2の強磁
性突起2bを永久磁石1の透孔1a内に圧入することで
永久磁石1と強磁性部材2との組付けをなしている。
性突起2bを永久磁石1の透孔1a内に圧入することで
永久磁石1と強磁性部材2との組付けをなしている。
【0041】図39の吸着具Aは、永久磁石1の周側を
非磁性のケース11で覆うことで永久磁石1の保護と、
強磁性部材2の組付けをなしている。
非磁性のケース11で覆うことで永久磁石1の保護と、
強磁性部材2の組付けをなしている。
【0042】図40の吸着具Aは、非磁性のケース11
を倒皿状のものとし、このケース11内に空間12を残
して永久磁石1と強磁性部材2とを抱持一体としたもの
であって、永久磁石1からの漏洩磁束による磁気キップ
等の記録部分の破壊が避けられる構成としてある。
を倒皿状のものとし、このケース11内に空間12を残
して永久磁石1と強磁性部材2とを抱持一体としたもの
であって、永久磁石1からの漏洩磁束による磁気キップ
等の記録部分の破壊が避けられる構成としてある。
【0043】
【発明の効果】この発明は叙上の構成、特に吸着具Aを
構成する永久磁石1の磁極面aと周側面cとのなす角t
が95度以上となるようにした結果、永久磁石1の周側
面cの外方に向けた磁気の漏洩が少なく、永久磁石1の
有する磁束が被吸着具Bの強磁性部材3と、吸着具Aの
強磁性部材2の接触点に集束されることゝなり、良好な
吸着力を有する留め具とすることができる。又、周側面
cの側に生ずる漏洩磁束が少ないことから、磁気キップ
等の磁気的な記録部分が永久磁石1の有する漏洩磁束に
よって破壊されることを避けることができる。
構成する永久磁石1の磁極面aと周側面cとのなす角t
が95度以上となるようにした結果、永久磁石1の周側
面cの外方に向けた磁気の漏洩が少なく、永久磁石1の
有する磁束が被吸着具Bの強磁性部材3と、吸着具Aの
強磁性部材2の接触点に集束されることゝなり、良好な
吸着力を有する留め具とすることができる。又、周側面
cの側に生ずる漏洩磁束が少ないことから、磁気キップ
等の磁気的な記録部分が永久磁石1の有する漏洩磁束に
よって破壊されることを避けることができる。
【図1】留め具の一実施例を示す分離斜視図。
【図2】留め具の断面図。
【図3】留め具の取付け状態を示す断面図。
【図4】比較例の吸着具の磁束量の測定方法を示す断面
図。
図。
【図5】比較例の留め具の磁束量の測定方法を示す断面
図。
図。
【図6】実施例の吸着具の磁束量の測定方法を示す断面
図。
図。
【図7】実施例の留め具の磁束量の測定方法を示す断面
図。
図。
【図8】留め具の吸着力の測定方法を示す要部断面図。
【図9】比較例1の使用永久磁石の断面図。
【図10】比較例1の吸着具の断面図。
【図11】比較例1の留め具の断面図。
【図12】実施例1の使用永久磁石の断面図。
【図13】実施例1の吸着具の断面図。
【図14】実施例1の留め具の断面図。
【図15】実施例2の使用永久磁石の断面図。
【図16】実施例2の吸着具の断面図。
【図17】実施例2の留め具の断面図。
【図18】比較例2の使用永久磁石の断面図。
【図19】比較例2の使用永久磁石の断面図。
【図20】比較例2の留め具の断面図。
【図21】実施例3の使用永久磁石の断面図。
【図22】実施例3の吸着具の断面図。
【図23】実施例3の留め具の断面図。
【図24】実施例4の使用永久磁石の断面図。
【図25】実施例4の吸着具の断面図。
【図26】実施例4の留め具の断面図。
【図27】比較例3の使用永久磁石の断面図。
【図28】比較例3の吸着具の断面図。
【図29】比較例3の留め具の断面図。
【図30】実施例5の使用永久磁石の断面図。
【図31】実施例5の吸着具の断面図。
【図32】実施例5の留め具の断面図。
【図33】実施例6の使用永久磁石の断面図。
【図34】実施例6の吸着具の断面図。
【図35】実施例6の留め具の断面図。
【図36】他の吸着具の実施例を示す断面図。
【図37】更に他の吸着具の実施例を示す断面図。
【図38】更に他の吸着具の実施例を示す断面図。
【図39】更に他の吸着具の実施例を示す断面図。
【図40】更に他の吸着具の実施例を示す断面図。
1 永久磁石
2 強磁性部材
3 強磁性部材
4 脚
5 台
6 移動アーム
7 テンション棒
8 スリーブ
9 取付け螺子
10 ピン
11 ケース
12 空間
Claims (1)
- 【請求項1】 磁極間に亘って透孔を有する永久磁石
と該永久磁石の一方の磁極面に組付けられる強磁性部材
とを有する吸着具と、この吸着具における強磁性部材の
組付けられていない永久磁石の磁極の側に着脱可能に吸
着されていると共に該永久磁石の前記透孔を介して前記
吸着具の強磁性部材に当接吸着される被吸着具とからな
る留め具において、前記被吸着具の吸着される側の永久
磁石の磁極面と、該永久磁石の磁極間に亘る周側面との
なす角が95度以上とされていることを特徴とする留め
具。
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US07/790,989 US5152035A (en) | 1990-12-28 | 1991-11-13 | Magnetic fastener |
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US4825526A (en) * | 1983-10-21 | 1989-05-02 | C & C Metal Products Corporation | Magnetic fastener |
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- 1991-11-16 CN CN91110521A patent/CN1033542C/zh not_active Expired - Fee Related
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- 1991-12-23 DE DE69121688T patent/DE69121688T2/de not_active Expired - Fee Related
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