JPH0423338Y2 - - Google Patents

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JPH0423338Y2
JPH0423338Y2 JP4115486U JP4115486U JPH0423338Y2 JP H0423338 Y2 JPH0423338 Y2 JP H0423338Y2 JP 4115486 U JP4115486 U JP 4115486U JP 4115486 U JP4115486 U JP 4115486U JP H0423338 Y2 JPH0423338 Y2 JP H0423338Y2
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heat sink
semiconductor laser
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stem
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は半導体レーザ装置に関する。
(ロ) 従来の技術 現在、半導体レーザチツプはレーザ発振動作中
に発生する熱を効率よく放熱する必要性からSiヒ
ートシンクを介してCuステム上に固着されてい
る。
第3図は特開昭60−52079号公報に開示された
半導体レーザ装置を概略的に示し、21は半導体
レーザチツプ、22はSiヒートシンク、23は
Cuステムである。上記Siヒートシンク22の半
導体レーザチツプ固着面にはCr層24、Ni−Cr
合金層25、Ni層26、Ag層27、Sn層28及
びAu層29を順次積層し、斯る積層層上に半導
体レーザチツプ21を固着している。また、Siヒ
ートシンク22のCuステム固着面にはCr層24、
Ni−Cr合金層25、Ni層26、Ag層27を順次
積層し、In半田30を用いて金メツキ31が施さ
れたCuステム23上に固着されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このような従来の半導体レーザ装置ではSiヒー
トシンク22が例えば1.0mm×1.2mm×0.2mmの大き
さを有する場合熱抵抗は35℃/W以上と高く従つ
て、駆動電流が大なる高出力半導体レーザには不
適当であつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は斯る問題点に鑑みてなされたもので、
従来より熱抵抗が小なる半導体レーザ装置を提供
せんとすることを目的とし、その構成的特徴は半
導体レーザチツプをSiヒートシンクを介してCu
ステム上にボンデイングしてなる半導体レーザ装
置において、上記SiヒートシンクをP型Siで構成
すると共に上記Siヒートシンクの上記半導体レー
ザチツプ固着面にはAu、Pt、Au、Inが順次積層
され、上記Siヒートシンクの上記Cuステム固着
面にはAu、Pt、Snが順次積層され、上記Siヒー
トシンクと上記CuステムとはIn−Sn合金半田に
て固着されたことにある。
(ホ) 作用 斯る構成では熱抵抗を25℃/Wとすることがで
きる。
(ヘ) 実施例 第1図は本考案の実施例を示し、1はP型Si単
結晶からなるSiヒートシンクであり、該ヒートシ
ンクの一主面には層厚2000Åの第1のAu層2、
層厚約1500Åの第1のPt層3、層厚400〜800Å
のAu層4及び層厚3〜4μmのIn層5が順次積層
され、また他主面には層厚2000Åの第2のAu層
6、層厚約1500Åの第2のPt層7及び層厚約3μm
のSn層8が順次積層されている。9は半導体レ
ーザチツプであり、該チツプは上記Siヒートシン
ク1の一主面のIn層5上に固着される。10は表
面に酸性防止用のAuメツキ11が施されたCuス
テムであり、該Cuステムには上記Siヒートシン
ク1の他主面側がIn−Sn合金半田12により固
着される。
尚、上記第1、第2のAu層2,6はSiヒート
シンク1とのオーミツクをとる働きをし、第1、
第2のPt層3,7はAu層2,6あるいはSiヒー
トシンク1がIn層5やSn層8と合金化すること
を防止する。また、Sn層8はIn−Sn合金半田1
2との合金化を促し、Au層4はIn層5の均一な
成膜を促す。更に上記各層は蒸着により形成され
る。
斯る本実施例装置ではSiヒートシンク1を1.0
mm×1.2mm×0.2mmの大きさとした場合、その熱抵
抗は25℃/Wと従来に較べて10℃/W程度低くな
つた。
また、上記半導体レーザチツプ9として三洋電
気株式会社製の半導体レーザSLD−302に装着さ
れているインナーストライプタイプの発振波長約
790nmの半導体レーザチツプを用いて寿命試験を
行なつたところ第2図において○印で示すような
結果が得られた。また第2図中、×印は第3図に
示した従来の装置において上記SLD−302に装着
された半導体レーザチツプを用いたときの寿命試
験結果を示す。尚、斯る寿命試験は60℃の高温雰
囲気中で出力30mWの連続発振を行なつた際の駆
動電流を調べたものである。
第2図より明らかな如く、本実施例半導体レー
ザ装置では3000時間以上の連続発振を行なつても
その駆動電流は変化せず、これに対して従来の装
置では500時間以上の連続発振を行なうとその駆
動電流は急激に上昇した。これは明らかに装置の
熱抵抗の相違にある。
(ト) 考案の効果 本考案の半導体レーザ装置では熱抵抗を10℃/
W程度低減でき、従つて半導体レーザチツプの長
寿命化が計れると共に半導体レーザチツプとして
高出力半導体レーザに適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は寿命特性を示す特性図、第3図は従来装置を示
す断面図である。 1……Siヒートシンク、2,6……第1、第2
のAu層、3,7……第1、第2のPt層、4……
Au層、5……In層、8……Sn層、9……半導体
レーザチツプ、10……Cuステム、12……In
−Sn合金半田。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 半導体レーザチツプをSiヒートシンクを介して
    Cuステム上にボンデイングしてなる半導体レー
    ザ装置において、 上記SiヒートシンクをP型Siで構成すると共に
    上記Siヒートシンクの上記半導体レーザチツプ固
    着面にはAu、Pt、Au、Inが順次積層され、上記
    Siヒートシンクの上記Cuステム固着面にはAu、
    Pt、Snが順次積層され、上記Siヒートシンクと
    上記CuステムとはIn−Sn合金半田にて固着され
    たことを特徴とする半導体レーザ装置。
JP4115486U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH0423338Y2 (ja)

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JP4115486U JPH0423338Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JP4115486U JPH0423338Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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Publication Number Publication Date
JPS62154669U JPS62154669U (ja) 1987-10-01
JPH0423338Y2 true JPH0423338Y2 (ja) 1992-05-29

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