JPH0423233A - 光スポット制御方法および制御装置 - Google Patents
光スポット制御方法および制御装置Info
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- JPH0423233A JPH0423233A JP12882290A JP12882290A JPH0423233A JP H0423233 A JPH0423233 A JP H0423233A JP 12882290 A JP12882290 A JP 12882290A JP 12882290 A JP12882290 A JP 12882290A JP H0423233 A JPH0423233 A JP H0423233A
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の
本発明は、光ディスク、光磁気ディスク、光カードなど
の光記録媒体に、光スポットを照射して光学的に情報の
読出し、書込みを行なう光記録システムにおける、光ス
ポットの照射位置の制御方法および装置(アクチュエー
タ)に関する。
の光記録媒体に、光スポットを照射して光学的に情報の
読出し、書込みを行なう光記録システムにおける、光ス
ポットの照射位置の制御方法および装置(アクチュエー
タ)に関する。
従】呆114
光記録システムにおいては、光束を対物レンズにより収
束、結像させ、微小径の光スポットとして記録媒体の記
録トラックに光照射することが必要である。例えば、光
ディスク、光磁気ディスクなどの円盤状の記録媒体にあ
っては。
束、結像させ、微小径の光スポットとして記録媒体の記
録トラックに光照射することが必要である。例えば、光
ディスク、光磁気ディスクなどの円盤状の記録媒体にあ
っては。
ディスクを回転させるとともに、対物レンズをディスク
のラジアル方向に移動させ、目的とする記録トラック上
に光照射する。ランダムアクセスにおいては、目的とす
る記録トラックの付近まで高速で粗アクセス駆動したの
ち、アドレスを読み取って密アクセスし、記録トラック
上に光ビームをスポット照射する。
のラジアル方向に移動させ、目的とする記録トラック上
に光照射する。ランダムアクセスにおいては、目的とす
る記録トラックの付近まで高速で粗アクセス駆動したの
ち、アドレスを読み取って密アクセスし、記録トラック
上に光ビームをスポット照射する。
しかしながら、記録トラック幅は微小であり、記録トラ
ックの形成精度、記録媒体の装着時の位置精度あるいは
対物レンズの駆動精度などにも限界があることから、単
に機械的に対物レンズを駆動しただけでは、記録トラッ
ク上に正確に光束をスポット照射することができない。
ックの形成精度、記録媒体の装着時の位置精度あるいは
対物レンズの駆動精度などにも限界があることから、単
に機械的に対物レンズを駆動しただけでは、記録トラッ
ク上に正確に光束をスポット照射することができない。
そこで、スポット光と記録トラックとの位置ずれをエラ
ー信号として検出し、記録トラック上に光スポットが照
射されるようにトラッキング方向に微調整し、また、記
録トラック上に焦点を結ぶようにフォーカス方向に微調
整することが必要となる。このようなトラッキング制御
方式としては、特公昭61−20058号公報に記載の
対物レンズ駆動装置など種々のものが提案されている。
ー信号として検出し、記録トラック上に光スポットが照
射されるようにトラッキング方向に微調整し、また、記
録トラック上に焦点を結ぶようにフォーカス方向に微調
整することが必要となる。このようなトラッキング制御
方式としては、特公昭61−20058号公報に記載の
対物レンズ駆動装置など種々のものが提案されている。
第12図は従来の光スポット制御装置の可動部を説明す
るための斜視図であり、第13図はこの可動部を嵌合軸
67に嵌装した状態で示す断面図である。
るための斜視図であり、第13図はこの可動部を嵌合軸
67に嵌装した状態で示す断面図である。
対物レンズ13はボビンと呼ばれる保持体61に支持さ
れ、この保持体61の周面にはフォーカスコイル25が
巻回され、また、巻回されたトラッキングコイル27が
取付けられている。これらコイル25.27に信号電流
を流すことにより別体の磁気回路(図示せず)との間に
力が働き、嵌合穴65により嵌合軸67に嵌装された保
持体61が、嵌合軸67のまわりを回動して、トラッキ
ング方向Trに対物レンズ13が駆動され、また、保持
体61が嵌合軸67に沿って上下に摺動することにより
、対物レンズ13がフォーカス方向FOに駆動される。
れ、この保持体61の周面にはフォーカスコイル25が
巻回され、また、巻回されたトラッキングコイル27が
取付けられている。これらコイル25.27に信号電流
を流すことにより別体の磁気回路(図示せず)との間に
力が働き、嵌合穴65により嵌合軸67に嵌装された保
持体61が、嵌合軸67のまわりを回動して、トラッキ
ング方向Trに対物レンズ13が駆動され、また、保持
体61が嵌合軸67に沿って上下に摺動することにより
、対物レンズ13がフォーカス方向FOに駆動される。
このような光スポット制御装置では、重量バランスをと
るために、対物レンズ13と反対側に同等重量のバラン
サ63が設けられているが、製作上、嵌合軸67を中心
として重量アンバランスが生じることは避けられない。
るために、対物レンズ13と反対側に同等重量のバラン
サ63が設けられているが、製作上、嵌合軸67を中心
として重量アンバランスが生じることは避けられない。
そのため、高速で駆動される粗アクセス時に加わる加速
度によって、保持体61がトラッキング方向に回動変位
し、密アクセス時に振動を誘発したまま追従動作に入る
ことになり、アクセスタイムを遅らせ−る原因となる。
度によって、保持体61がトラッキング方向に回動変位
し、密アクセス時に振動を誘発したまま追従動作に入る
ことになり、アクセスタイムを遅らせ−る原因となる。
特に、重量の大きな対物レンズ13やバランサ63が回
転中心である嵌合軸67から離れた所に位置するため、
慣性モーメントが大きくなり、小さな重量アンバランス
でも対物レンズ13の揺動につながりやすい。また、バ
ランサ63は本来不要なものなので、アクチュエータの
軽量化の点からも使用しないか、軽いものとすることが
望ましい。
転中心である嵌合軸67から離れた所に位置するため、
慣性モーメントが大きくなり、小さな重量アンバランス
でも対物レンズ13の揺動につながりやすい。また、バ
ランサ63は本来不要なものなので、アクチュエータの
軽量化の点からも使用しないか、軽いものとすることが
望ましい。
さらに、第12図に示したように対物レンズ13を水平
方向に動かしてトラッキング制御をすると、トラッキン
グが取れている場合でも記録媒体からの反射光が平行変
位し、見掛は上のトラッキング誤差が生じるという問題
があった。第14A、B図は、この様子を示す説明図で
ある。
方向に動かしてトラッキング制御をすると、トラッキン
グが取れている場合でも記録媒体からの反射光が平行変
位し、見掛は上のトラッキング誤差が生じるという問題
があった。第14A、B図は、この様子を示す説明図で
ある。
第14A図は、対物レンズO,L、が中立点にあり、入
射光10】の強度分布の中心が、対物レンズ○。
射光10】の強度分布の中心が、対物レンズ○。
L、の光軸に一致している状態を示している。
光束の強度分布の中心は、一般に光束の中心なので、以
下、光束の強度分布の中心を、単に光束の中心、あるい
は入射光の中心のように呼ぶ。
下、光束の強度分布の中心を、単に光束の中心、あるい
は入射光の中心のように呼ぶ。
第14A図に示した状態では、レーザ光源からの入射光
101の中心と、対物レンズ○、L、により収束されデ
ィスク面で反射される反射光103の中心とは一致して
いる。反射光103は、ミラーMにより反射され、ビー
ムスプリンタB、S、を経て4分割フォトダイオードP
、D、を含む検出系に入射し、エラー信号およびデータ
信号が検知される。反射光103は4分割フォトダイオ
ードP、D、の中心に入射し、トラッキングが取れてい
る場合は、光束中心からの光量分布が等しいことから、
4分割フォトダイオードP、D、上での光量の偏よりは
生じない。トラッキングがトラック中心より外れると、
光束中心からの光量分布に偏りが生じ、偏位量がエラー
信号として検出される。いま、ディスク偏心等に追従し
、中立点より対物レンズ○、L、がΔX変位し、ディス
クへの入射位置(結像位置)をΔXだけ移動させたとす
る。このとき、入射光の中心101は対物レンズO,L
、の光軸からΔX離れた位置に入射し、入射光の中心+
01と反射光の中心103は△L2=2・ΔXだけ平行
にずれる。そのため。
101の中心と、対物レンズ○、L、により収束されデ
ィスク面で反射される反射光103の中心とは一致して
いる。反射光103は、ミラーMにより反射され、ビー
ムスプリンタB、S、を経て4分割フォトダイオードP
、D、を含む検出系に入射し、エラー信号およびデータ
信号が検知される。反射光103は4分割フォトダイオ
ードP、D、の中心に入射し、トラッキングが取れてい
る場合は、光束中心からの光量分布が等しいことから、
4分割フォトダイオードP、D、上での光量の偏よりは
生じない。トラッキングがトラック中心より外れると、
光束中心からの光量分布に偏りが生じ、偏位量がエラー
信号として検出される。いま、ディスク偏心等に追従し
、中立点より対物レンズ○、L、がΔX変位し、ディス
クへの入射位置(結像位置)をΔXだけ移動させたとす
る。このとき、入射光の中心101は対物レンズO,L
、の光軸からΔX離れた位置に入射し、入射光の中心+
01と反射光の中心103は△L2=2・ΔXだけ平行
にずれる。そのため。
反射光の中心]03が検出系の4分割フォトダイオード
P、D、に、その分だけ中心から外れて入射することに
なり、反射光の光束中心からの光量分布が等しく、実際
には正確にトラッキングが取れ記録トラック上に結像さ
れているのにも拘らず、あたかもトラッキングエラーが
あるように検出され、この状態で制御を行なうと、ディ
スクの記録トラックの中心よりシフトした位置に光スポ
ットが結像してしまう。そこで、この見掛けのトラッキ
ングエラー量をオフセントしないと、情報の記録・再生
品質が低下することになる。
P、D、に、その分だけ中心から外れて入射することに
なり、反射光の光束中心からの光量分布が等しく、実際
には正確にトラッキングが取れ記録トラック上に結像さ
れているのにも拘らず、あたかもトラッキングエラーが
あるように検出され、この状態で制御を行なうと、ディ
スクの記録トラックの中心よりシフトした位置に光スポ
ットが結像してしまう。そこで、この見掛けのトラッキ
ングエラー量をオフセントしないと、情報の記録・再生
品質が低下することになる。
この見掛けのトラッキングエラー量をオフセットする方
法として、特開昭58−9228号公報に、光束を対物
レンズに導き、また、反射光をトラッキングエラー検出
系に導くガルバノミラ−の反射面を、対物レンズの後焦
点に一致させることが提案されている。しかしながら、
対物レンズの後焦点距離は、例えば2〜5ml11程度
と非常に短かいため、設計上この位置にガルバノミラ−
を配置させることは不可能に近い。
法として、特開昭58−9228号公報に、光束を対物
レンズに導き、また、反射光をトラッキングエラー検出
系に導くガルバノミラ−の反射面を、対物レンズの後焦
点に一致させることが提案されている。しかしながら、
対物レンズの後焦点距離は、例えば2〜5ml11程度
と非常に短かいため、設計上この位置にガルバノミラ−
を配置させることは不可能に近い。
また、特開昭61−160841号公報には、光ビーム
が対物レンズの後焦点を常に通過するように、ミラーと
して働く回転プリズムを偏心駆動することが報告されて
いる。しかし、この方法では装置の大型化が避けられな
い。さらに、上記の2つの方法では、光学ヘッドをディ
スク上で高速アクセスする時に、ミラーの姿勢を厳密に
保持することが難しいという問題があった。
が対物レンズの後焦点を常に通過するように、ミラーと
して働く回転プリズムを偏心駆動することが報告されて
いる。しかし、この方法では装置の大型化が避けられな
い。さらに、上記の2つの方法では、光学ヘッドをディ
スク上で高速アクセスする時に、ミラーの姿勢を厳密に
保持することが難しいという問題があった。
回転により出射光の傾きが変化するというクサビ状プリ
ズムの性質を利用して光束をスキャンすること、あるい
は光束の方位を変化させることについては、米国特許筒
2,975,668号明細書、同3,297,395号
明細書、同3,378,687号明細書、同3.736
848号明細書、同3,827,787号明細書、同4
,118,109号明細書等に記載されている。
ズムの性質を利用して光束をスキャンすること、あるい
は光束の方位を変化させることについては、米国特許筒
2,975,668号明細書、同3,297,395号
明細書、同3,378,687号明細書、同3.736
848号明細書、同3,827,787号明細書、同4
,118,109号明細書等に記載されている。
しかし、これらは光スポット照射装置における利用を示
唆するものではない。
唆するものではない。
が じようとする
本発明は、重量アンバランスによる高速アクセス時の対
物レンズの揺動を改善しうる光スポット制御方法および
装置を提供するものである。
物レンズの揺動を改善しうる光スポット制御方法および
装置を提供するものである。
本発明は、また、見掛けのトラッキングエラー量の発生
を抑制しうる光スポット制御方法および装置を提供する
ものである。
を抑制しうる光スポット制御方法および装置を提供する
ものである。
見班段盪或
本発明の光スポット制御方法は、
記録媒体の記録トラックに、対物レンズにより光束を結
像させてスポット照射するに際し、入射した光束に対し
て傾きを与えるクサビ状プリズムを介し、クサビ状プリ
ズムからの出射光束を対物レンズに入射せしめ、対物レ
ンズの回動軸を対物レンズの光軸に対して偏心させて、
対物レンズおよびクサビ状プリズムを回動することによ
り、対物レンズに入射する光束の傾きおよび対物レンズ
の光軸の位置を変化させて。
像させてスポット照射するに際し、入射した光束に対し
て傾きを与えるクサビ状プリズムを介し、クサビ状プリ
ズムからの出射光束を対物レンズに入射せしめ、対物レ
ンズの回動軸を対物レンズの光軸に対して偏心させて、
対物レンズおよびクサビ状プリズムを回動することによ
り、対物レンズに入射する光束の傾きおよび対物レンズ
の光軸の位置を変化させて。
光束の結像位置を制御することを特徴とする。
本発明の光スポット制御装置は、
フォーカス方向に駆動可能に設けられ記録媒体に光照射
する対物レンズと、対物レンズの前段に回動可能に設け
られ、入射した光束に傾きを与えて出射し、対物レンズ
への入射光束の、対物レンズの光軸に対する傾きを変化
させるクサビ状プリズムと、 対物レンズおよびクサビ状プリズムを保持し、対物レン
ズのフォーカス方向に前後動可能に、かつ、クサビ状プ
リズムからの出射光の光軸の傾きを変化させるべく回動
可能に配設された光学系保持体とを具え。
する対物レンズと、対物レンズの前段に回動可能に設け
られ、入射した光束に傾きを与えて出射し、対物レンズ
への入射光束の、対物レンズの光軸に対する傾きを変化
させるクサビ状プリズムと、 対物レンズおよびクサビ状プリズムを保持し、対物レン
ズのフォーカス方向に前後動可能に、かつ、クサビ状プ
リズムからの出射光の光軸の傾きを変化させるべく回動
可能に配設された光学系保持体とを具え。
光学系保持体の回動軸が対物レンズの光軸に対して偏心
していることを特徴とする。
していることを特徴とする。
実施乞
本発明のスポット制御方式では、以下の2つの作用機構
により、光スポットの結像位置をシフトさせる。
により、光スポットの結像位置をシフトさせる。
■ 対物レンズの光軸に対して光束を斜め入射させるに
際し、クサビ状プリズムを介して光束を入射せしめ、ク
サビ状プリズムの回動により対物レンズに入射する光束
の傾きを変化させる。
際し、クサビ状プリズムを介して光束を入射せしめ、ク
サビ状プリズムの回動により対物レンズに入射する光束
の傾きを変化させる。
■ 対物レンズの光軸に対して偏心させて、対物レンズ
を回動し、回動による光軸の移動によって、結像位置を
変化させる。
を回動し、回動による光軸の移動によって、結像位置を
変化させる。
以下、まず上記■の斜め入射による光スポット照射位置
の制御方法について述べる。
の制御方法について述べる。
第1図は、本発明の斜め入射方式の原理を示す概念図で
ある。クサビ状プリズム15の下面に直角に入射した光
束の中心105aは、屈折により傾きを与えられてクサ
ビ状プリズム15から出射される。この傾きの大きさは
、クサビ状プリズム15の2つの面の傾きα(第3図参
照)、即ちクサビ角と、クサビ状プリズム15の屈折率
によって決定される。クサビ状プリズム15を回転させ
ると、クサビ状プリズム15からの出射光の傾きの方向
が変化し、出射光の中心は軌跡111として示したよう
に回転する。105a’ば、クサビ状プリズムが半回転
して15′の状態のときの、クサビ状プリズム15′か
ら出射する光束の傾き方向を示している。
ある。クサビ状プリズム15の下面に直角に入射した光
束の中心105aは、屈折により傾きを与えられてクサ
ビ状プリズム15から出射される。この傾きの大きさは
、クサビ状プリズム15の2つの面の傾きα(第3図参
照)、即ちクサビ角と、クサビ状プリズム15の屈折率
によって決定される。クサビ状プリズム15を回転させ
ると、クサビ状プリズム15からの出射光の傾きの方向
が変化し、出射光の中心は軌跡111として示したよう
に回転する。105a’ば、クサビ状プリズムが半回転
して15′の状態のときの、クサビ状プリズム15′か
ら出射する光束の傾き方向を示している。
本発明では、クサビ状プリズム15を1回転させるので
はなく、微少量回動させてクサビ状プリズム15による
傾き方向を微少量変化させ、この光束を対物レンズ13
に導く。今、クサビ状プリズム15から出射する光束の
中心105aが対物レンズ13の光軸と一致していたと
し、光束が対物レンズ13により収束され、記録トラッ
クが形成されたディスク71上の点71aにスポット照
射されていたとし、この状態を中立点とする。この状態
でクサビ状プリズム15を微少量回動させると、クサビ
状プリズム15から出射する光束の中心の傾き方向が1
05a” ;=: 105a ;= 105a #′の
ように変化し、対物レンズ13に入射する光束中心の対
物レンズ13に対する傾きが変化する。そこで、対物レ
ンズ13によるディスク71上でのスポット照射位置が
、71b、:!71a;ニア1cのようにトラッキング
方向、即ち、ディスク71の直径方向に移動し、目的と
する記録トラック上に正確に光スポットを照射すること
ができる。
はなく、微少量回動させてクサビ状プリズム15による
傾き方向を微少量変化させ、この光束を対物レンズ13
に導く。今、クサビ状プリズム15から出射する光束の
中心105aが対物レンズ13の光軸と一致していたと
し、光束が対物レンズ13により収束され、記録トラッ
クが形成されたディスク71上の点71aにスポット照
射されていたとし、この状態を中立点とする。この状態
でクサビ状プリズム15を微少量回動させると、クサビ
状プリズム15から出射する光束の中心の傾き方向が1
05a” ;=: 105a ;= 105a #′の
ように変化し、対物レンズ13に入射する光束中心の対
物レンズ13に対する傾きが変化する。そこで、対物レ
ンズ13によるディスク71上でのスポット照射位置が
、71b、:!71a;ニア1cのようにトラッキング
方向、即ち、ディスク71の直径方向に移動し、目的と
する記録トラック上に正確に光スポットを照射すること
ができる。
第2図は、対物レンズ13に斜め入射することによりト
ラッキング制御することを示す説明図である。入射光1
05の光束中心105aが対物レンズ13の光軸107
と一致している場合が中立点位置である。クサビ状プリ
ズム15の回動により、入射光の光束中心が対物レンズ
13の光軸107に対してOだけ傾いて1.05a’と
なると、対物レンズ13によるディスク71上での結像
位置は、対物レンズ13の焦点距離をfとすると。
ラッキング制御することを示す説明図である。入射光1
05の光束中心105aが対物レンズ13の光軸107
と一致している場合が中立点位置である。クサビ状プリ
ズム15の回動により、入射光の光束中心が対物レンズ
13の光軸107に対してOだけ傾いて1.05a’と
なると、対物レンズ13によるディスク71上での結像
位置は、対物レンズ13の焦点距離をfとすると。
ΔX←fxtanθだけ移動する。
第3図は、この斜め入射方式に用いられる光学系の一例
を示す説明図である。なお、第1図では本発明の斜め入
射方式の原理を理解しやすいように、クサビ状プリズム
15の回転軸に対して直交するクサビ状プリズム15の
面から光束を入射させたが、第3図の光学系では、クサ
ビ状プリズム15の回転軸と対物レンズ13の光軸を平
行とすべく、クサビ状プリズム15の傾斜面15aから
光束を入射させている。記録ディスク71は、そのラジ
アル方向に記録トラックがスパイラル状あるいは同心円
状に設けられており、ラジアル方向がトラッキング方向
Trとなる。光源からの光束105が立上げミラー11
により反射され、対物レンズ13の光軸107に対して
傾きをもって、クサビ状プリズム15に入射される。1
05aは光束の中心を示す。第3図は第1のクサビ状プ
リズム15が中立点にある場合を示しており、クサビ状
プリズム15に入射した光束は、その屈折力により出射
方向を変えられ、光束の中心105aが対物レンズ13
の光軸107にほぼ一致する。ここで、第1のクサビ状
プリズム15を回動させると、第1のクサビ状プリズム
15によって光束105が傾けられる方向が微小量変化
し、これに伴ない、対物レンズ13に入射する光束10
5の傾斜角度が微小量で変化する。第2図に示したよう
に、対物レンズ13の光軸と入射光105の中心105
aが一致していたとき、入射光105は対物レンズ13
の光軸上でディスク71にスポット照射される。入射光
が105′で示したように対物レンズ13の光軸に対し
てθだけ傾いて入射すると、ディスク71上のスポット
結像位置が、ΔXだけトラッキング方向に移動する。こ
のように、入射光105の傾きに応じてスポット結像位
置を移動させることができる。よって、第1のクサビ状
プリズム15の回動量を制御することにより、対物レン
ズ13からのスポット光の照射位置をトラッキング方向
(Tr)に動かし、記録トラックに追従させることがで
きる。このように、1〜ラツキング駆動は第1のクサビ
状プリズム15の回動で行ない、対物レンズ13を水平
方向に動かす必要がない。
を示す説明図である。なお、第1図では本発明の斜め入
射方式の原理を理解しやすいように、クサビ状プリズム
15の回転軸に対して直交するクサビ状プリズム15の
面から光束を入射させたが、第3図の光学系では、クサ
ビ状プリズム15の回転軸と対物レンズ13の光軸を平
行とすべく、クサビ状プリズム15の傾斜面15aから
光束を入射させている。記録ディスク71は、そのラジ
アル方向に記録トラックがスパイラル状あるいは同心円
状に設けられており、ラジアル方向がトラッキング方向
Trとなる。光源からの光束105が立上げミラー11
により反射され、対物レンズ13の光軸107に対して
傾きをもって、クサビ状プリズム15に入射される。1
05aは光束の中心を示す。第3図は第1のクサビ状プ
リズム15が中立点にある場合を示しており、クサビ状
プリズム15に入射した光束は、その屈折力により出射
方向を変えられ、光束の中心105aが対物レンズ13
の光軸107にほぼ一致する。ここで、第1のクサビ状
プリズム15を回動させると、第1のクサビ状プリズム
15によって光束105が傾けられる方向が微小量変化
し、これに伴ない、対物レンズ13に入射する光束10
5の傾斜角度が微小量で変化する。第2図に示したよう
に、対物レンズ13の光軸と入射光105の中心105
aが一致していたとき、入射光105は対物レンズ13
の光軸上でディスク71にスポット照射される。入射光
が105′で示したように対物レンズ13の光軸に対し
てθだけ傾いて入射すると、ディスク71上のスポット
結像位置が、ΔXだけトラッキング方向に移動する。こ
のように、入射光105の傾きに応じてスポット結像位
置を移動させることができる。よって、第1のクサビ状
プリズム15の回動量を制御することにより、対物レン
ズ13からのスポット光の照射位置をトラッキング方向
(Tr)に動かし、記録トラックに追従させることがで
きる。このように、1〜ラツキング駆動は第1のクサビ
状プリズム15の回動で行ない、対物レンズ13を水平
方向に動かす必要がない。
ただ、第3図の光学系では、第1のクサビ状プリズム1
5に対して、光束に傾きをもたせて入射させる必要があ
る。そのため、立上げミラー11の傾きの調整が微妙と
なり、また、立上げミラー11から第1のクサビ状プリ
ズム15までの光路において、光束が他の部材を横切ら
ないようにする必要が生し、設計上の制約や装置の大型
化を招く場合がある。そこで、第3図の光学系の優れた
性質を維持しつつ、この点を改善したのが第4図の光学
系である。
5に対して、光束に傾きをもたせて入射させる必要があ
る。そのため、立上げミラー11の傾きの調整が微妙と
なり、また、立上げミラー11から第1のクサビ状プリ
ズム15までの光路において、光束が他の部材を横切ら
ないようにする必要が生し、設計上の制約や装置の大型
化を招く場合がある。そこで、第3図の光学系の優れた
性質を維持しつつ、この点を改善したのが第4図の光学
系である。
第4図は、本発明の斜め入射方式で用いられる他の光学
系を示す説明図である。第4図の光学系では第1のクサ
ビ状プリズム15の前方に、第2のクサビ状プリズム1
7が固定して配置されており、これら−組のクサビ状プ
リズム15.17は、互いに相補償する方向に入射した
光を傾けて出射する能力を有している。
系を示す説明図である。第4図の光学系では第1のクサ
ビ状プリズム15の前方に、第2のクサビ状プリズム1
7が固定して配置されており、これら−組のクサビ状プ
リズム15.17は、互いに相補償する方向に入射した
光を傾けて出射する能力を有している。
ここで、″相補償する方向に傾ける″とは、入射光を屈
折により傾ける方向が逆方向であることを意味し、典型
的には、対物レンズ13の光軸に平行ないしほぼ平行の
光束を一組のクサビ状プリズム15;17に入射したと
きに、対物レンズ13の光軸に平行ないしほぼ平行の光
束が、−組のクサビ状プリズム15.17から出射され
てくることを意味する。第4図では、全く同じ性能の第
1および第2のクサビ状プリズム15.17が傾斜面を
平行にして配置されている状態を示しており、この状態
がトラッキング方向の中立点となる。そこで、対物レン
ズ13の光軸に平行に、第2のクサビ状プリズム17に
光束105を入射させると、光束105は、第2のクサ
ビ状プリズム17で傾きを与えられて第1のクサビ状プ
リズム15に入射し、第1のクサビ状プリズム15から
は対物レンズ13の光軸107に平行な光束が出射され
る。そのため、立上げミラー11により垂直に反射させ
、立上げて対物レンズ】3に光束を導くことが可能とな
り、また、第1および第2のクサビ状プリズム15.1
7を近接して配置することにより、光束が傾いている距
離を短くできるので、装置設計上の制約も少なく、装置
の小型化が可能となる。なお、以上の説明では、第1の
クサビ状プリズム15を回動、第2のクサビ状プリズム
17を固定とする場合を示したが、この逆に第1のクサ
ビ状プリズム15を固定、第2のクサビ状プリズム17
を回動としても、同様にスポット照射位置の制御が可能
である。
折により傾ける方向が逆方向であることを意味し、典型
的には、対物レンズ13の光軸に平行ないしほぼ平行の
光束を一組のクサビ状プリズム15;17に入射したと
きに、対物レンズ13の光軸に平行ないしほぼ平行の光
束が、−組のクサビ状プリズム15.17から出射され
てくることを意味する。第4図では、全く同じ性能の第
1および第2のクサビ状プリズム15.17が傾斜面を
平行にして配置されている状態を示しており、この状態
がトラッキング方向の中立点となる。そこで、対物レン
ズ13の光軸に平行に、第2のクサビ状プリズム17に
光束105を入射させると、光束105は、第2のクサ
ビ状プリズム17で傾きを与えられて第1のクサビ状プ
リズム15に入射し、第1のクサビ状プリズム15から
は対物レンズ13の光軸107に平行な光束が出射され
る。そのため、立上げミラー11により垂直に反射させ
、立上げて対物レンズ】3に光束を導くことが可能とな
り、また、第1および第2のクサビ状プリズム15.1
7を近接して配置することにより、光束が傾いている距
離を短くできるので、装置設計上の制約も少なく、装置
の小型化が可能となる。なお、以上の説明では、第1の
クサビ状プリズム15を回動、第2のクサビ状プリズム
17を固定とする場合を示したが、この逆に第1のクサ
ビ状プリズム15を固定、第2のクサビ状プリズム17
を回動としても、同様にスポット照射位置の制御が可能
である。
また、第3図および第4図に示したように、回動される
第1のクサビ状プリズム15に入射した光束105の中
心105aが傾きを与えられる点P(以下、傾角発生点
と呼ぶ)、即ち、回転する第1のクサビ状プリズム15
の傾斜面15aへの光束中心105aの入射位置と、対
物レンズ13の後焦点Fbを一致させである。第5図は
、この状態でのディスクからの反射光の挙動を示す説明
図である。いま、光束の中心105aが対物レンズ○、
■1.の中心を通り記録ディスクに入射していたとし、
記録トラックに追従させるべくトラッキング制御して、
結像位置が△X移動したとする。すると、傾角発生点P
と後焦点Fbが一致している場合は、原理的に入射光1
01の中心と反射光103の中心とが一致する。よって
、反射光103は分割フォトダイオードP、D、の中心
に対して強度分布のシフトなしに入射し、第14A。
第1のクサビ状プリズム15に入射した光束105の中
心105aが傾きを与えられる点P(以下、傾角発生点
と呼ぶ)、即ち、回転する第1のクサビ状プリズム15
の傾斜面15aへの光束中心105aの入射位置と、対
物レンズ13の後焦点Fbを一致させである。第5図は
、この状態でのディスクからの反射光の挙動を示す説明
図である。いま、光束の中心105aが対物レンズ○、
■1.の中心を通り記録ディスクに入射していたとし、
記録トラックに追従させるべくトラッキング制御して、
結像位置が△X移動したとする。すると、傾角発生点P
と後焦点Fbが一致している場合は、原理的に入射光1
01の中心と反射光103の中心とが一致する。よって
、反射光103は分割フォトダイオードP、D、の中心
に対して強度分布のシフトなしに入射し、第14A。
B図で説明したような見掛は上のトラッキングエラーは
生じない。
生じない。
さらに、対物レンズを水平移動させず、対物レンズに斜
め入射させることにより結像位置をトラッキング方向に
移動させる方式によれば、傾角発生点Pと対物レンズの
後焦点Fbが厳密に一致していない場合でも、第14A
、B図に示した対物レンズの水平移動方式よりも、入射
光と反射光の強度中心の移動に起因する見掛けのトラッ
キングエラーを小さくできる可能性がある。第6図は、
見掛けのトラッキングエラー量を示す説明図である。後
焦点Fbと傾角発生点Pが一致していない場合は、ディ
スク上の結像位置を中心点からΔXだけ移動すると、反
射光103の中心が、入射光101の中心からΔL、た
けずれる。この量は、後焦点Fbと傾角発生点Pとの距
離をQ、対物レンズ○、L、への入射角を0とすると、
Δl、= 2 Q −tanf)として表わされる。第
14B図のΔL2が2・ΔXなので、結像位置の移動量
ΔXを30μmとすると、△L、=60μmとなる。こ
れに対し、第6図では、Q=トl、対物レンズの焦点距
離を3mmとすると、0 ==0.57’となり、ΔL
、=22μmと見掛けのトラッキングエラーを小さく抑
えることができる6もちろん、Q=Oが望ましいが、要
求される精度の範囲で、設計上の自由度を大きく取るこ
とができる。
め入射させることにより結像位置をトラッキング方向に
移動させる方式によれば、傾角発生点Pと対物レンズの
後焦点Fbが厳密に一致していない場合でも、第14A
、B図に示した対物レンズの水平移動方式よりも、入射
光と反射光の強度中心の移動に起因する見掛けのトラッ
キングエラーを小さくできる可能性がある。第6図は、
見掛けのトラッキングエラー量を示す説明図である。後
焦点Fbと傾角発生点Pが一致していない場合は、ディ
スク上の結像位置を中心点からΔXだけ移動すると、反
射光103の中心が、入射光101の中心からΔL、た
けずれる。この量は、後焦点Fbと傾角発生点Pとの距
離をQ、対物レンズ○、L、への入射角を0とすると、
Δl、= 2 Q −tanf)として表わされる。第
14B図のΔL2が2・ΔXなので、結像位置の移動量
ΔXを30μmとすると、△L、=60μmとなる。こ
れに対し、第6図では、Q=トl、対物レンズの焦点距
離を3mmとすると、0 ==0.57’となり、ΔL
、=22μmと見掛けのトラッキングエラーを小さく抑
えることができる6もちろん、Q=Oが望ましいが、要
求される精度の範囲で、設計上の自由度を大きく取るこ
とができる。
第7図は、本発明で用いられる光学系を示す説明図であ
り、上記の斜め入射方式と対物レンズの偏心回転とが組
み合わされている。第3図と同様にクサビ状プリズム1
5に入射した光束105が傾きを付与されてディスク7
1上に結像される。第7図では、入射光の光束中心10
5aが対物レンズの光軸107に対して偏心して、入射
光105が対物レンズ13に入射し、対物レンズ13の
光軸107上でディスク71に結像されている。対物レ
ンズ13とクサビ状プリズム15とは、ホルダ113に
より一体的に保持されており、対物レンズ13の光軸1
07は、ホルダ113の回転軸109に対して偏心して
いる。この状態で、回転軸109を中心としてホルダ1
13を微少量回転させると、上述のように第1のクサビ
状プリズム15によって入射光105に付与される傾き
の方向が変化し。
り、上記の斜め入射方式と対物レンズの偏心回転とが組
み合わされている。第3図と同様にクサビ状プリズム1
5に入射した光束105が傾きを付与されてディスク7
1上に結像される。第7図では、入射光の光束中心10
5aが対物レンズの光軸107に対して偏心して、入射
光105が対物レンズ13に入射し、対物レンズ13の
光軸107上でディスク71に結像されている。対物レ
ンズ13とクサビ状プリズム15とは、ホルダ113に
より一体的に保持されており、対物レンズ13の光軸1
07は、ホルダ113の回転軸109に対して偏心して
いる。この状態で、回転軸109を中心としてホルダ1
13を微少量回転させると、上述のように第1のクサビ
状プリズム15によって入射光105に付与される傾き
の方向が変化し。
対物レンズ13への光束105の入射角が変化して、デ
ィスク71上での光スポットの照射位置が移動する。同
時に、ホルダ113の回転軸109、すなわち対物レン
ズ13の回転軸109と対物レンズ13の光軸107と
が偏心していることから、対物レンズ13の回転により
その光軸107が回動、移動し、ディスク71上での光
スポットの結像位置も移動する。このように、第3,4
図で説明したような対物レンズ]3への入射角の傾きの
変化による結像位置のシフトに加え、対物レンズ13の
偏心回転による光軸107の水平方向への移動による結
像位置のシフトが加わり、ホルダ113の比較的ノ」1
さな回転量で結像位置の大きなシフト量が得られる。対
物レンズ13の光軸に対して傾けて光束を入射させる方
式では、対物レンズ】3の収差等により斜め入射の角度
の大きさには限界がある。そこで、上記の如き対物レン
ズ13の偏心回転による結像位置シフトを併用すること
により、性能の劣化を防止してトラッキング量を大きく
確保することができる。例えば、対物レンズ13の焦点
距離を3.00mmとし、対物レンズ13の後焦点Fb
にクサビ状プリズム15の傾角発生点Pが位置するよう
にすると、対物レンズ13への入射光の傾きを0.57
°と変化させることにより、すなわち、クサビ状プリズ
ム15を約2°回転することにより、クサビ状プリズム
15の屈折率を1.76、くさび角を17°とすると、
約30μmのトラッキング方向へのシフト量を得ること
ができる。
ィスク71上での光スポットの照射位置が移動する。同
時に、ホルダ113の回転軸109、すなわち対物レン
ズ13の回転軸109と対物レンズ13の光軸107と
が偏心していることから、対物レンズ13の回転により
その光軸107が回動、移動し、ディスク71上での光
スポットの結像位置も移動する。このように、第3,4
図で説明したような対物レンズ]3への入射角の傾きの
変化による結像位置のシフトに加え、対物レンズ13の
偏心回転による光軸107の水平方向への移動による結
像位置のシフトが加わり、ホルダ113の比較的ノ」1
さな回転量で結像位置の大きなシフト量が得られる。対
物レンズ13の光軸に対して傾けて光束を入射させる方
式では、対物レンズ】3の収差等により斜め入射の角度
の大きさには限界がある。そこで、上記の如き対物レン
ズ13の偏心回転による結像位置シフトを併用すること
により、性能の劣化を防止してトラッキング量を大きく
確保することができる。例えば、対物レンズ13の焦点
距離を3.00mmとし、対物レンズ13の後焦点Fb
にクサビ状プリズム15の傾角発生点Pが位置するよう
にすると、対物レンズ13への入射光の傾きを0.57
°と変化させることにより、すなわち、クサビ状プリズ
ム15を約2°回転することにより、クサビ状プリズム
15の屈折率を1.76、くさび角を17°とすると、
約30μmのトラッキング方向へのシフト量を得ること
ができる。
このとき、回転中心より対物レンズ13の光軸を約50
0μm偏心させて対物レンズ13を配設すると、17
μm(sin 2 ’ X 500 μm)のトラッキ
ング方向へのシフト量が、上記のシフト量に加算さ九る
ことになる。
0μm偏心させて対物レンズ13を配設すると、17
μm(sin 2 ’ X 500 μm)のトラッキ
ング方向へのシフト量が、上記のシフト量に加算さ九る
ことになる。
(以下余白)
なお、対物レンズ】3の偏心回転によってトラッキング
方向に結像位置をシフトさせることにより、第14B図
で示した見掛けのトラッキングエラーが生しるが、斜め
入射によるトラッキング方向への結像位置のシフトと併
用されるので、見柑けのトラッキングエラー量を小さく
することができる。
方向に結像位置をシフトさせることにより、第14B図
で示した見掛けのトラッキングエラーが生しるが、斜め
入射によるトラッキング方向への結像位置のシフトと併
用されるので、見柑けのトラッキングエラー量を小さく
することができる。
さらに、第7図に示したように、レンズの偏心量に見合
った量だけ、傾角発生点Pが対物レンズ13の後焦点F
bから遠ざかるように、クサビ状プリズム15を配置せ
しめることにより、見掛けのトラッキングエラー量を小
さくすることができる。
った量だけ、傾角発生点Pが対物レンズ13の後焦点F
bから遠ざかるように、クサビ状プリズム15を配置せ
しめることにより、見掛けのトラッキングエラー量を小
さくすることができる。
第8図は、本発明で用いられる他の光学系を示す説明図
である。対物レンズ13への斜め入射量を制御する光学
系として、第4図に示した光学系を用いている以外は第
7図と同様である。
である。対物レンズ13への斜め入射量を制御する光学
系として、第4図に示した光学系を用いている以外は第
7図と同様である。
すなわち、対物レンズ13の光軸にほぼ平行の光束を第
2のクサビ状プリズム17に入射させることにより、本
発明の斜め入射方式を実現してぃる点を除いて、第7図
に示した光学系と同じである・ 第9図および第10図は本発明の光スポット制御装置の
実施例を示す図面である。この実施例では、第7図の光
学系を利用し、対物レンズ13と第1のクサビ状プリズ
ム15とが、一体的に駆動される。
2のクサビ状プリズム17に入射させることにより、本
発明の斜め入射方式を実現してぃる点を除いて、第7図
に示した光学系と同じである・ 第9図および第10図は本発明の光スポット制御装置の
実施例を示す図面である。この実施例では、第7図の光
学系を利用し、対物レンズ13と第1のクサビ状プリズ
ム15とが、一体的に駆動される。
第9図は、第10図でハウジング21を取り外した状態
で見た平面図である。
で見た平面図である。
また、第10図は、第9図の線A−中心〇−Bに沿って
断面をとり、これを展開した縦断面図である。
断面をとり、これを展開した縦断面図である。
ハウジング21には、円筒状立上り部31aおよび周壁
部31bを有する中空軸体31が固定されている。この
中空軸体31には永久磁石33が取り付けられて、磁気
回路が構成されている。すなわち周壁部31bと円筒状
立上り部31aとを有する中空軸体31は、ヨークとし
ても機能する。ヨーク31の円筒状立上り部31aには
、円筒状の光学系保持体23が嵌合されている。光学系
保持体23には、対物レンズ13および第1のクサビ状
プリズム15が固定されている6後述のように、光学系
保持体23は、中空軸体31の円筒状立上り部31aを
軸として矢印R方向に回動するが、光学系保持体23の
回動軸109に対して対物レンズ13の光軸107を偏
心させて、対物レンズ13を光学系保持体23に固定し
である。第1のクサビ状プリズム15は、その傾角発生
点Pが、対物レンズ13の後焦点Fbに位置するように
配設されている。
部31bを有する中空軸体31が固定されている。この
中空軸体31には永久磁石33が取り付けられて、磁気
回路が構成されている。すなわち周壁部31bと円筒状
立上り部31aとを有する中空軸体31は、ヨークとし
ても機能する。ヨーク31の円筒状立上り部31aには
、円筒状の光学系保持体23が嵌合されている。光学系
保持体23には、対物レンズ13および第1のクサビ状
プリズム15が固定されている6後述のように、光学系
保持体23は、中空軸体31の円筒状立上り部31aを
軸として矢印R方向に回動するが、光学系保持体23の
回動軸109に対して対物レンズ13の光軸107を偏
心させて、対物レンズ13を光学系保持体23に固定し
である。第1のクサビ状プリズム15は、その傾角発生
点Pが、対物レンズ13の後焦点Fbに位置するように
配設されている。
光学系保持体23は、円筒状立上り部3Laを上下方向
に摺動して、対物レンズ13のフォーカス方向FOに前
後動することができる。また、第1O図中に矢印Rで示
したように、光学系保持体23は、円筒状立上り部31
aを軸として回転することができる。すなわち、円筒状
立上り部31aは、光学系保持体23の回動および摺動
軸として機能する。円筒状の光学系保持体23の外周面
にはフォーカスコイル25が巻回され、また、巻回され
たトラッキングコイル27が固定されている(第12図
を併せて参照)。フォーカスコイル25に信号電流が供
給されると、永久磁石33と中空軸体31とから構成さ
れる磁気回路とりニアモータを形成し、信号電流に応じ
て、光学系保持体23がフォーカス方向Foに駆動され
、対物レンズ]3による結像位置(焦点位置)を常に光
デイスク71上となるように制御することができる。
に摺動して、対物レンズ13のフォーカス方向FOに前
後動することができる。また、第1O図中に矢印Rで示
したように、光学系保持体23は、円筒状立上り部31
aを軸として回転することができる。すなわち、円筒状
立上り部31aは、光学系保持体23の回動および摺動
軸として機能する。円筒状の光学系保持体23の外周面
にはフォーカスコイル25が巻回され、また、巻回され
たトラッキングコイル27が固定されている(第12図
を併せて参照)。フォーカスコイル25に信号電流が供
給されると、永久磁石33と中空軸体31とから構成さ
れる磁気回路とりニアモータを形成し、信号電流に応じ
て、光学系保持体23がフォーカス方向Foに駆動され
、対物レンズ]3による結像位置(焦点位置)を常に光
デイスク71上となるように制御することができる。
さらに、光学系保持体23の外周面には、巻回されたト
ラッキングコイル27が、上下に走る片方のコイル束が
永久磁石33からの磁束と交差するように、固定されて
いる。このトラッキングコイル27に信号電流が供給さ
れると、永久磁石33と中空軸体3Xとから構成される
磁気回路と回転モータを形成し、信号電流に応じて、光
学系保持体23が回動する。なお、フォーカスコイル2
5およびトラッキングコイル27の巻回方式や駆動原理
は、従来のアクチュエータと基本的に同しである(第1
2図参照)。
ラッキングコイル27が、上下に走る片方のコイル束が
永久磁石33からの磁束と交差するように、固定されて
いる。このトラッキングコイル27に信号電流が供給さ
れると、永久磁石33と中空軸体3Xとから構成される
磁気回路と回転モータを形成し、信号電流に応じて、光
学系保持体23が回動する。なお、フォーカスコイル2
5およびトラッキングコイル27の巻回方式や駆動原理
は、従来のアクチュエータと基本的に同しである(第1
2図参照)。
第3図および第7図に光学系を示したように、光源から
の光束105が立上げミラー11により反射され、対物
レンズ13の光軸107に対して傾きをもって、第1の
クサビ状プリズム15に入射される。】05aは光束の
中心を示す。第7図および第10図は第1のクサビ状プ
リズム15が中立点にある場合を示しており、第1のク
サビ状プリズム15に入射した光束は、その屈折力によ
って方向を変えられ、光軸105aが光軸107と平行
となる。ここで、第1のクサビ状プリズム15を回動さ
せると、第1のクサビ状プリズム15によって光束10
5の方向が微小量変化し、これに伴ない、対物レンズ1
3に入)jする光束105の傾斜角度が微小量で変化す
る。また、光学系保持体23の微少量の回転により、搭
載された対物レンズ】3が偏心回転し、対物レンズ13
の光軸107が水平方向に移動し、ディスク71上での
スポット照射位置がトラッキング方向にシフトされる。
の光束105が立上げミラー11により反射され、対物
レンズ13の光軸107に対して傾きをもって、第1の
クサビ状プリズム15に入射される。】05aは光束の
中心を示す。第7図および第10図は第1のクサビ状プ
リズム15が中立点にある場合を示しており、第1のク
サビ状プリズム15に入射した光束は、その屈折力によ
って方向を変えられ、光軸105aが光軸107と平行
となる。ここで、第1のクサビ状プリズム15を回動さ
せると、第1のクサビ状プリズム15によって光束10
5の方向が微小量変化し、これに伴ない、対物レンズ1
3に入)jする光束105の傾斜角度が微小量で変化す
る。また、光学系保持体23の微少量の回転により、搭
載された対物レンズ】3が偏心回転し、対物レンズ13
の光軸107が水平方向に移動し、ディスク71上での
スポット照射位置がトラッキング方向にシフトされる。
よって、第1のクサビ状プリズム15および対物レンズ
13の回転角の大きさ、すなわち光学系保持体23の回
転角の大きさを制御することにより、対物レンズ13か
らのスポット光の照射位置をトラッキング方向(Tr)
に動かし、記録トラックに追従させることができる。こ
のように、トラッキング駆動は光学系保持体23の回動
のみで行ない、対物レンズ13を水平方向に動かす必要
がない。
13の回転角の大きさ、すなわち光学系保持体23の回
転角の大きさを制御することにより、対物レンズ13か
らのスポット光の照射位置をトラッキング方向(Tr)
に動かし、記録トラックに追従させることができる。こ
のように、トラッキング駆動は光学系保持体23の回動
のみで行ない、対物レンズ13を水平方向に動かす必要
がない。
また、対物レンズ13の後焦点Fbに第1のクサビ状プ
リズム15の傾角発生点が位置するので、見掛けのトラ
ッキングエラーの発生が抑えられる。
リズム15の傾角発生点が位置するので、見掛けのトラ
ッキングエラーの発生が抑えられる。
結像位置の調整のために対物レンズ13はフォーカス方
向FOに前後駆動されるが、対物レンズ13と第1のク
サビ状プリズム15が一体的に保持されているので、両
者の位置関係(距離)は変化しない。よって、フォーカ
ス駆動しても、第1のクサビ状プリズム15の傾角発生
点Pが、対物レンズ13の後焦点Fbから外れることが
ない。
向FOに前後駆動されるが、対物レンズ13と第1のク
サビ状プリズム15が一体的に保持されているので、両
者の位置関係(距離)は変化しない。よって、フォーカ
ス駆動しても、第1のクサビ状プリズム15の傾角発生
点Pが、対物レンズ13の後焦点Fbから外れることが
ない。
また、対物レンズ13からのスポット光照射の変位は第
1のクサビ状プリズム15の回動と連動するが、その大
きさは第1のクサビ状プリズム15の回動量よりも小さ
くすることができる。よって、高速アクセス時に、万が
−、光スポット制御装置がトラッキング方向に揺動し、
この力で第1のクサビ状プリズム15が回動しても、そ
の影響は緩和される。
1のクサビ状プリズム15の回動と連動するが、その大
きさは第1のクサビ状プリズム15の回動量よりも小さ
くすることができる。よって、高速アクセス時に、万が
−、光スポット制御装置がトラッキング方向に揺動し、
この力で第1のクサビ状プリズム15が回動しても、そ
の影響は緩和される。
さらに、対物レンズ】3の光軸上の前段に設けられたク
サビ状プリズム15を回動してトラッキング制御するこ
とにより、回動軸に対して重量アンバランスが生じにく
い構成となっている。
サビ状プリズム15を回動してトラッキング制御するこ
とにより、回動軸に対して重量アンバランスが生じにく
い構成となっている。
よって、第12図および第13図に示した従来例と比較
して、高速アクセス時に加わる加速度によって生じる重
量アンバランスに基づく揺動を防止でき、また、大きな
バランサも必要としないので、アクチュエータ可動部全
体としての軽量化にもつながる。また、部品や製造工程
上のバラツキの関係で重量アンバランスを完全に失くせ
得ないのが実情であるが、この場合にも質点が回動軸に
ほとんど集中しているため慣性モーメントが小さく、多
少の重量アンバランスがあっても高速アクセス時の揺動
を誘発しにくい。
して、高速アクセス時に加わる加速度によって生じる重
量アンバランスに基づく揺動を防止でき、また、大きな
バランサも必要としないので、アクチュエータ可動部全
体としての軽量化にもつながる。また、部品や製造工程
上のバラツキの関係で重量アンバランスを完全に失くせ
得ないのが実情であるが、この場合にも質点が回動軸に
ほとんど集中しているため慣性モーメントが小さく、多
少の重量アンバランスがあっても高速アクセス時の揺動
を誘発しにくい。
また、対物レンズ13と第1のクサビ状プリズム15と
を一体的に駆動するので、構成がシンプルであり、装置
全体としての軽量化にもつながる。
を一体的に駆動するので、構成がシンプルであり、装置
全体としての軽量化にもつながる。
第11図は本発明の装置の他の実施例を示す第10図に
相当する縦断面図である。この装置は、第4図および第
8図に示した光学系を利用し、また、対物レンズ13と
第1のクサビ状プリズム15を同一の保持体に固定し、
一体的に駆動する。
相当する縦断面図である。この装置は、第4図および第
8図に示した光学系を利用し、また、対物レンズ13と
第1のクサビ状プリズム15を同一の保持体に固定し、
一体的に駆動する。
第11図に示した装置の構造は、光路が通される中空軸
体31の中空部に、第2のクサビ状プリズム17が固定
されている点を除いて、第10図の装置と同しであり、
第10図の装置と同様に駆動される。
体31の中空部に、第2のクサビ状プリズム17が固定
されている点を除いて、第10図の装置と同しであり、
第10図の装置と同様に駆動される。
光源からの光束105が立上げミラー11により反射さ
れて垂直方向に向きを変え、第2のクサビ状プリズム1
7により傾きを与えられ、対物レンズ13の光軸107
に対して傾きをもって、第1のクサビ状プリズム15に
入射され、ここで再び傾きを付与され、対物レンズ13
の光軸におおよそ平行となり、対物レンズ13により光
ディスク71にスポット照射される。光学系保持体23
に搭載された第1のクサビ状プリズム15および対物レ
ンズ13が回転軸109を中心として回動すると、クサ
ビ状プリズム15によって付与される光束の傾きの量が
変化し、また、対物レンズ】3の光軸107がシフトし
、これらに伴ない、対物レンズ13によるスポット照射
位置が移動する。
れて垂直方向に向きを変え、第2のクサビ状プリズム1
7により傾きを与えられ、対物レンズ13の光軸107
に対して傾きをもって、第1のクサビ状プリズム15に
入射され、ここで再び傾きを付与され、対物レンズ13
の光軸におおよそ平行となり、対物レンズ13により光
ディスク71にスポット照射される。光学系保持体23
に搭載された第1のクサビ状プリズム15および対物レ
ンズ13が回転軸109を中心として回動すると、クサ
ビ状プリズム15によって付与される光束の傾きの量が
変化し、また、対物レンズ】3の光軸107がシフトし
、これらに伴ない、対物レンズ13によるスポット照射
位置が移動する。
この構造では、立上げミラー11により垂直方向に反射
させればよいので、立上げミラー■1の取付は精度が得
られやすく、設置スペースもノ」\さくですむ。さらに
中空軸体31の中空部の径を小さくすることができ、全
体として小型、軽量化が可能となる。
させればよいので、立上げミラー■1の取付は精度が得
られやすく、設置スペースもノ」\さくですむ。さらに
中空軸体31の中空部の径を小さくすることができ、全
体として小型、軽量化が可能となる。
発明の効果
本発明によれば、対物レンズの前段にクサビ状プリズム
を設け、このクサビ状プリズムにより光束を対物レンズ
に斜めに入射させ、クサビ状プリズムを回動させて対物
レンズへの入射光の傾きを変化させるとともに、回動軸
に対して対物レンズの光軸を偏心させて、対物レンズを
回動することにより、トラッキング方向の結像位置を制
御することができる。また、見掛けのトラッキングエラ
ー量を、小さく抑えることができる。
を設け、このクサビ状プリズムにより光束を対物レンズ
に斜めに入射させ、クサビ状プリズムを回動させて対物
レンズへの入射光の傾きを変化させるとともに、回動軸
に対して対物レンズの光軸を偏心させて、対物レンズを
回動することにより、トラッキング方向の結像位置を制
御することができる。また、見掛けのトラッキングエラ
ー量を、小さく抑えることができる。
さらに、回動軸に対して重量アンバランスが少ない構造
が可能なので、高速トラッキングアクセス時の揺動を防
止し、装置の高速化、軽量化を実現できる。
が可能なので、高速トラッキングアクセス時の揺動を防
止し、装置の高速化、軽量化を実現できる。
第1図および第2図は、本発明で用いられる斜め入射方
式の原理を示す図面である。 第3図および第4図は本発明で用いられる斜め入射方式
の光学系を示す説明図である。 第5図および第6図は、見掛けのトラッキングエラーを
説明する説明図である。 第7図は、本発明の光学系を示す説明図である。 第8図は1本発明の他の光学系を示す説明図である。 第9図は本発明の光スポット制御装置の実施例を示す平
面図、第10図は縦断面図である。 第11図は、本発明の光スポット制御装置の他の実施例
を示す縦断面図である。 第12図は従来例を示す斜視図、第13図はその回動軸
への嵌装状態を示す断面図である。 第14AおよびB図は、従来例における見掛けのトラッ
キングエラーを示す説明図である。 11 立上げミラー 13・・・対物レンズ15
・・第1のクサビ状プリズム 17・・・第2のクサビ状プリズム
式の原理を示す図面である。 第3図および第4図は本発明で用いられる斜め入射方式
の光学系を示す説明図である。 第5図および第6図は、見掛けのトラッキングエラーを
説明する説明図である。 第7図は、本発明の光学系を示す説明図である。 第8図は1本発明の他の光学系を示す説明図である。 第9図は本発明の光スポット制御装置の実施例を示す平
面図、第10図は縦断面図である。 第11図は、本発明の光スポット制御装置の他の実施例
を示す縦断面図である。 第12図は従来例を示す斜視図、第13図はその回動軸
への嵌装状態を示す断面図である。 第14AおよびB図は、従来例における見掛けのトラッ
キングエラーを示す説明図である。 11 立上げミラー 13・・・対物レンズ15
・・第1のクサビ状プリズム 17・・・第2のクサビ状プリズム
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、記録媒体の記録トラックに、対物レンズにより光束
を結像させてスポット照射するに際し、入射した光束に
対して傾きを与えるクサビ状プリズムを介し、クサビ状
プリズムからの出射光束を対物レンズに入射せしめ、対
物レンズの回動軸を対物レンズの光軸に対して偏心させ
て、対物レンズおよびクサビ状プリズムを回動すること
により、対物レンズに入射する光束の傾きおよび対物レ
ンズの光軸の位置を変化させて、光束の結像位置を制御
することを特徴とする光スポット制御方法。 2、入射した光束の強度中心に対して傾きを与えるクサ
ビ状プリズムの部位を、対物レンズの後焦点もしくはそ
の近傍に位置させる請求項1記載の光スポット制御方法
。 3、記録媒体の記録トラックに、対物レンズにより光束
を結像させてスポット照射するに際し、互いに相補償す
る方向に入射光束を傾ける1組のクサビ状プリズムに光
束を順次通過させ、クサビ状プリズムにより対物レンズ
の光軸に対して光束の光軸を傾けて、対物レンズに光束
を入射せしめ、対物レンズの回動軸を対物レンズの光軸
に対して偏心させて、対物レンズおよび一方のクサビ状
プリズムを回動することにより、対物レンズに入射する
光束の傾きおよび対物レンズの光軸の位置を変化させて
、光束の結像位置を制御することを特徴とする光スポッ
ト制御方法。 4、入射した光束の強度中心に対して傾きを与える上記
一方のクサビ状プリズムの部位を、対物レンズの後焦点
もしくはその近傍に位置させる請求項3記載の光スポッ
ト制御方法。 5、フォーカス方向に駆動可能に設けられ記録媒体に光
照射する対物レンズと、 対物レンズの前段に回動可能に設けられ、 入射した光束に傾きを与えて出射し、対物レンズへの入
射光束の、対物レンズの光軸に対する傾きを変化させる
クサビ状プリズムと、対物レンズおよびクサビ状プリズ
ムを保持 し、対物レンズのフォーカス方向に前後動可能に、かつ
、クサビ状プリズムからの出射光の光軸の傾きを変化さ
せるべく回動可能に配設された光学系保持体とを具え、 光学系保持体の回動軸が対物レンズの光軸 に対して偏心していることを特徴とする光スポット制御
装置。 6、入射した光束の強度中心に対して傾きを与えるクサ
ビ状プリズムの部位が、対物レンズの後焦点もしくはそ
の近傍に位置するように、クサビ状プリズムを配設した
請求項5に記載の光スポット制御装置。 7、フォーカス方向に駆動可能に設けられ記録媒体に光
照射する対物レンズと、 対物レンズの、前段に回動可能に設けられ、入射した光
束に傾きを与えて出射し、対物レンズへの入射光束の、
対物レンズの光軸に対する傾きを変化させる第1のクサ
ビ状プリズムと、 第1のクサビ状プリズムの前段に設けられ、第1のクサ
ビ状プリズムと相補償する傾きの傾斜面を有する第2の
クサビ状プリズムと、対物レンズおよび第1のクサビ状
プリズム を保持し、対物レンズのフォーカス方向に前後動可能に
、かつ、第1のクサビ状プリズムからの出射光の光軸の
傾きを変化させるべく回動可能に配設された光学系保持
体とを具え、光学系保持体の回動軸が対物レンズの光軸 に対して偏心していることを特徴とする光スポット制御
装置。 8、入射した光束の強度中心に対して傾きを与える上記
第1のクサビ状プリズムの部位が、対物レンズの後焦点
もしくはその近傍に位置するように、第1のクサビ状プ
リズムを配設した請求項7に記載の光スポット制御装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12882290A JPH0423233A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 光スポット制御方法および制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12882290A JPH0423233A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 光スポット制御方法および制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423233A true JPH0423233A (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=14994275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12882290A Pending JPH0423233A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 光スポット制御方法および制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0423233A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5290106A (en) * | 1992-04-02 | 1994-03-01 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Rolling guide unit |
US5318365A (en) * | 1992-04-02 | 1994-06-07 | Nippon Gasket Co., Ltd. | Rolling guide unit |
US5362156A (en) * | 1991-11-16 | 1994-11-08 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit with rolling elements |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP12882290A patent/JPH0423233A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5362156A (en) * | 1991-11-16 | 1994-11-08 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit with rolling elements |
US5290106A (en) * | 1992-04-02 | 1994-03-01 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Rolling guide unit |
US5318365A (en) * | 1992-04-02 | 1994-06-07 | Nippon Gasket Co., Ltd. | Rolling guide unit |
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