JPH04232229A - 給排水管等の配管用制振鋼管 - Google Patents
給排水管等の配管用制振鋼管Info
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- JPH04232229A JPH04232229A JP41549190A JP41549190A JPH04232229A JP H04232229 A JPH04232229 A JP H04232229A JP 41549190 A JP41549190 A JP 41549190A JP 41549190 A JP41549190 A JP 41549190A JP H04232229 A JPH04232229 A JP H04232229A
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- piping
- vibration damping
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- steel pipe
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- Pending
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 16
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、集合住宅等の建造物
や船舶等の給排水配管等に用いられる配管用制振鋼管に
関する。
や船舶等の給排水配管等に用いられる配管用制振鋼管に
関する。
【０００２】
【従来の技術】集合住宅の給排水設備に関連した騒音は
、水の使用が生活上不可欠であるということもあって従
来あまり問題視されていなかったが、最近のように生活
習慣の多様化が進み、深夜、早朝の水の使用が増加して
くるに及んで、騒音の問題が俄かに顕在化してきた。 給排水設備での騒音は、発生源としては流体の圧力変動
、半固形物の落下衝撃等が考えられるが、特徴的なのは
むしろその伝搬特性である。すなわち、この種の騒音は
多くの場合、一箇所で発生した音が配管系を伝搬して広
範囲に被害を及ぼすという特徴がある。従来、このよう
な問題に対しては、ゴム製の継手を用いるなどして遮音
し、発生した騒音、振動の伝搬を防止している。
、水の使用が生活上不可欠であるということもあって従
来あまり問題視されていなかったが、最近のように生活
習慣の多様化が進み、深夜、早朝の水の使用が増加して
くるに及んで、騒音の問題が俄かに顕在化してきた。 給排水設備での騒音は、発生源としては流体の圧力変動
、半固形物の落下衝撃等が考えられるが、特徴的なのは
むしろその伝搬特性である。すなわち、この種の騒音は
多くの場合、一箇所で発生した音が配管系を伝搬して広
範囲に被害を及ぼすという特徴がある。従来、このよう
な問題に対しては、ゴム製の継手を用いるなどして遮音
し、発生した騒音、振動の伝搬を防止している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
高価な継手を多数使用しなければならず、また、施工に
特別な技能を要する等、配管の施工コストが増大する難
点がある。また、遮音によって騒音の伝搬を防ぐため、
逆に騒音の発生源に近い位置では、騒音が減衰せずに長
く残響するという問題もある。本発明はこのような従来
の問題に鑑みなされたもので、騒音、振動の伝搬が効果
的に減衰され、しかも騒音の発生自体も少ない配管用制
振鋼管の提供をその目的とする。
高価な継手を多数使用しなければならず、また、施工に
特別な技能を要する等、配管の施工コストが増大する難
点がある。また、遮音によって騒音の伝搬を防ぐため、
逆に騒音の発生源に近い位置では、騒音が減衰せずに長
く残響するという問題もある。本発明はこのような従来
の問題に鑑みなされたもので、騒音、振動の伝搬が効果
的に減衰され、しかも騒音の発生自体も少ない配管用制
振鋼管の提供をその目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の制振鋼管は、図１に示す点Ａ（Ａｌ：
７．０５ｗｔ％，Ｓｉ：０．９５ｗｔ％）、点Ｂ（Ａｌ
：６．５０ｗｔ％，Ｓｉ：１．１０ｗｔ％）、点Ｃ（Ａ
ｌ：４．７０ｗｔ％，Ｓｉ：２．７５ｗｔ％）、点Ｄ（
Ａｌ：２．２５ｗｔ％，Ｓｉ２．４５：ｗｔ％）、点Ｅ
（Ａｌ：０ｗｔ％，Ｓｉ：４．５０ｗｔ％）、点Ｆ（Ａ
ｌ：０ｗｔ％，Ｓｉ：０ｗｔ％）、点Ｇ（Ａｌ：８．０
０ｗｔ％，Ｓｉ：０ｗｔ％）で囲まれる範囲内のＡｌ・
Ｓｉを含有し、且つ、 〔％Ａｌ＋％Ｓｉ〕≧％Ｍｎ 但し、％Ａｌ：Ａｌ含有量（ｗｔ％） ％Ｓｉ：Ｓｉ含有量（ｗｔ％） ％Ｍｎ：Ｍｎ含有量（ｗｔ％） を満足するＭｎ、Ｃ：０．０１ｗｔ％以下、Ｎ：０．０
１ｗｔ％以下、Ｏ：０．０１ｗｔ％以下、Ｐ：０．０１
ｗｔ％以下、Ｓ：０．０１ｗｔ％以下、残部Ｆｅおよび
不可避的不純物からなることをその特徴とする。
るため、本発明の制振鋼管は、図１に示す点Ａ（Ａｌ：
７．０５ｗｔ％，Ｓｉ：０．９５ｗｔ％）、点Ｂ（Ａｌ
：６．５０ｗｔ％，Ｓｉ：１．１０ｗｔ％）、点Ｃ（Ａ
ｌ：４．７０ｗｔ％，Ｓｉ：２．７５ｗｔ％）、点Ｄ（
Ａｌ：２．２５ｗｔ％，Ｓｉ２．４５：ｗｔ％）、点Ｅ
（Ａｌ：０ｗｔ％，Ｓｉ：４．５０ｗｔ％）、点Ｆ（Ａ
ｌ：０ｗｔ％，Ｓｉ：０ｗｔ％）、点Ｇ（Ａｌ：８．０
０ｗｔ％，Ｓｉ：０ｗｔ％）で囲まれる範囲内のＡｌ・
Ｓｉを含有し、且つ、 〔％Ａｌ＋％Ｓｉ〕≧％Ｍｎ 但し、％Ａｌ：Ａｌ含有量（ｗｔ％） ％Ｓｉ：Ｓｉ含有量（ｗｔ％） ％Ｍｎ：Ｍｎ含有量（ｗｔ％） を満足するＭｎ、Ｃ：０．０１ｗｔ％以下、Ｎ：０．０
１ｗｔ％以下、Ｏ：０．０１ｗｔ％以下、Ｐ：０．０１
ｗｔ％以下、Ｓ：０．０１ｗｔ％以下、残部Ｆｅおよび
不可避的不純物からなることをその特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明の配管用制振鋼管は、その高い振動減衰
能のために配管系のある箇所で発生した振動を速やかに
減衰させ、騒音が広範囲に広がることを抑制する。また
、振動、騒音の発生は何らかの形で外部から応力が作用
する結果であるが、本発明の制振鋼管は同じ大きさの応
力が作用した場合でも、普通鋼より発生する騒音が小さ
い。本発明の制振鋼管は強磁性材料であり、応力が加わ
ったときに磁歪逆効果により磁化の変化が起きる。振動
のように交番応力の場合、個々の結晶粒の中での特定の
領域に注目すれば、応力−磁化曲線がヒステリシスル−
プを描いていると見ることができる（外部磁場による磁
化と異なり、磁化は外部には現れない）。ル−プの面積
はエネルギ−損失であり、これが振動吸収の原因である
。
能のために配管系のある箇所で発生した振動を速やかに
減衰させ、騒音が広範囲に広がることを抑制する。また
、振動、騒音の発生は何らかの形で外部から応力が作用
する結果であるが、本発明の制振鋼管は同じ大きさの応
力が作用した場合でも、普通鋼より発生する騒音が小さ
い。本発明の制振鋼管は強磁性材料であり、応力が加わ
ったときに磁歪逆効果により磁化の変化が起きる。振動
のように交番応力の場合、個々の結晶粒の中での特定の
領域に注目すれば、応力−磁化曲線がヒステリシスル−
プを描いていると見ることができる（外部磁場による磁
化と異なり、磁化は外部には現れない）。ル−プの面積
はエネルギ−損失であり、これが振動吸収の原因である
。
【０００６】本発明者等が検討したところ、ＦｅにＡｌ
、Ｓｉを添加すると、ある範囲でこの特性が顕著に大き
くなることが判明した。すなわち、Ｆｅに対しＡｌ、Ｓ
ｉを所定の範囲で添加することにより、配管としての優
れた制振性能が得られるものである。
、Ｓｉを添加すると、ある範囲でこの特性が顕著に大き
くなることが判明した。すなわち、Ｆｅに対しＡｌ、Ｓ
ｉを所定の範囲で添加することにより、配管としての優
れた制振性能が得られるものである。
【０００７】その他の成分の限定理由を説明すると、ま
ず、Ｍｎはオ−ステナイト生成元素であり、オ−ステナ
イトの生成は上記特性を著しく劣化させるため、その添
加量の上限はフェライト生成元素であるＡｌ、Ｓｉの添
加量の合計以下、すなわち、〔％Ａｌ＋％Ｓｉ〕≧％Ｍ
ｎ 但し、％Ａｌ：Ａｌ含有量（ｗｔ％） ％Ｓｉ：Ｓｉ含有量（ｗｔ％） ％Ｍｎ：Ｍｎ含有量（ｗｔ％） とする必要がある。。Ｃは浸入型固溶元素であり、０．
０１ｗｔ％を超えると磁壁の易動度を減少させ、制振特
性を劣化させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。Ｎも
Ｃと同様の理由で、０．０１ｗｔ％を超えると制振性能
を劣化させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。ＯもＣ
、Ｎと同様の理由で、０．０１ｗｔ％を超えると制振性
能を劣化させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。Ｐは
粒界に偏析し、０．０１ｗｔ％を超えると加工性を劣化
させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。Ｓは０．０１
ｗｔ％を超えると熱間加工性を劣化させるため、０．０
１ｗｔ％以下とする。なお、この種の配管はＺｎメッキ
が施されて使用されることが多いが、０．３％程度のＳ
ｉを含む材料はＺｎメッキ焼けを起しやすい。また、Ａ
ｌはこれを抑制する効果があるため、Ｓｉについては０
．５％以上、Ａｌについては１％以上の含有量が好まし
い。
ず、Ｍｎはオ−ステナイト生成元素であり、オ−ステナ
イトの生成は上記特性を著しく劣化させるため、その添
加量の上限はフェライト生成元素であるＡｌ、Ｓｉの添
加量の合計以下、すなわち、〔％Ａｌ＋％Ｓｉ〕≧％Ｍ
ｎ 但し、％Ａｌ：Ａｌ含有量（ｗｔ％） ％Ｓｉ：Ｓｉ含有量（ｗｔ％） ％Ｍｎ：Ｍｎ含有量（ｗｔ％） とする必要がある。。Ｃは浸入型固溶元素であり、０．
０１ｗｔ％を超えると磁壁の易動度を減少させ、制振特
性を劣化させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。Ｎも
Ｃと同様の理由で、０．０１ｗｔ％を超えると制振性能
を劣化させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。ＯもＣ
、Ｎと同様の理由で、０．０１ｗｔ％を超えると制振性
能を劣化させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。Ｐは
粒界に偏析し、０．０１ｗｔ％を超えると加工性を劣化
させるため、０．０１ｗｔ％以下とする。Ｓは０．０１
ｗｔ％を超えると熱間加工性を劣化させるため、０．０
１ｗｔ％以下とする。なお、この種の配管はＺｎメッキ
が施されて使用されることが多いが、０．３％程度のＳ
ｉを含む材料はＺｎメッキ焼けを起しやすい。また、Ａ
ｌはこれを抑制する効果があるため、Ｓｉについては０
．５％以上、Ａｌについては１％以上の含有量が好まし
い。
【０００８】
【実施例】表１および表２に示す化学組成の本発明材及
び比較材について、制振特性を評価するためその発生振
動を測定した。この試験では、図２に示すような試験管
路を製作し、最上部の水洗便器１からトイレットペ−パ
−を混合した水を排水し、その発生振動を排水管３の縦
管最下部に取付けた加速度ピックアップにより測定した
。その結果を表３に示す。なお、図２において、２は床
、４はＬ字継手、５は管固定具である。また、前記各供
試管は表１および表２に示す成分の合金を溶製後、鋳型
にて鋼塊とし、０．４ｍｍ厚さに熱延後、８０Ａの電縫
管に製管し、９５０℃で焼鈍することにより製造した。
び比較材について、制振特性を評価するためその発生振
動を測定した。この試験では、図２に示すような試験管
路を製作し、最上部の水洗便器１からトイレットペ−パ
−を混合した水を排水し、その発生振動を排水管３の縦
管最下部に取付けた加速度ピックアップにより測定した
。その結果を表３に示す。なお、図２において、２は床
、４はＬ字継手、５は管固定具である。また、前記各供
試管は表１および表２に示す成分の合金を溶製後、鋳型
にて鋼塊とし、０．４ｍｍ厚さに熱延後、８０Ａの電縫
管に製管し、９５０℃で焼鈍することにより製造した。
【０００９】
【表１】
【００１０】
【表２】
【００１１】
【表３】
【００１２】
【発明の効果】以上述べた本発明の制振鋼管によれば、
給排水設備等の管路系の配管に適用した場合、振動の発
生が少なく、しかも、騒音や振動の伝搬が効果的に減衰
される。このため、近年問題となっている集合住宅等の
排水による騒音問題を適切に解消できる効果がある。
給排水設備等の管路系の配管に適用した場合、振動の発
生が少なく、しかも、騒音や振動の伝搬が効果的に減衰
される。このため、近年問題となっている集合住宅等の
排水による騒音問題を適切に解消できる効果がある。
【図１】本発明が規定する鋼管のＡｌ・Ｓｉの範囲を示
す図面である。
す図面である。
【図２】実施例において使用した試験設備を示す説明図
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項１】 図１に示す点Ａ（Ａｌ：７．０５ｗｔ
％，Ｓｉ：０．９５ｗｔ％）、点Ｂ（Ａｌ：６．５０ｗ
ｔ％，Ｓｉ：１．１０ｗｔ％）、点Ｃ（Ａｌ：４．７０
ｗｔ％，Ｓｉ：２．７５ｗｔ％）、点Ｄ（Ａｌ：２．２
５ｗｔ％，Ｓｉ：２．４５ｗｔ％）、点Ｅ（Ａｌ：０ｗ
ｔ％，Ｓｉ：４．５０ｗｔ％）、点Ｆ（Ａｌ：０ｗｔ％
，Ｓｉ：０ｗｔ％）、点Ｇ（Ａｌ：８．００ｗｔ％，Ｓ
ｉ：０ｗｔ％）で囲まれる範囲内のＡｌ・Ｓｉを含有し
、且つ、 〔％Ａｌ＋％Ｓｉ〕≧％Ｍｎ 但し、％Ａｌ：Ａｌ含有量（ｗｔ％） ％Ｓｉ：Ｓｉ含有量（ｗｔ％） ％Ｍｎ：Ｍｎ含有量（ｗｔ％） を満足するＭｎ、Ｃ：０．０１ｗｔ％以下、Ｎ：０．０
１ｗｔ％以下、Ｏ：０．０１ｗｔ％以下、Ｐ：０．０１
ｗｔ％以下、Ｓ：０．０１ｗｔ％以下、残部Ｆｅおよび
不可避的不純物からなる給排水管等の配管用制振鋼管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41549190A JPH04232229A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 給排水管等の配管用制振鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41549190A JPH04232229A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 給排水管等の配管用制振鋼管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04232229A true JPH04232229A (ja) | 1992-08-20 |
Family
ID=18523843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41549190A Pending JPH04232229A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 給排水管等の配管用制振鋼管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04232229A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013124264A1 (en) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | Tata Steel Nederland Technology Bv | High strength bake-hardenable low density steel and method for producing said steel |
| US9777350B2 (en) | 2012-04-11 | 2017-10-03 | Tata Steel Nederland Technology B.V. | High strength interstitial free low density steel and method for producing said steel |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41549190A patent/JPH04232229A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013124264A1 (en) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | Tata Steel Nederland Technology Bv | High strength bake-hardenable low density steel and method for producing said steel |
| US9777350B2 (en) | 2012-04-11 | 2017-10-03 | Tata Steel Nederland Technology B.V. | High strength interstitial free low density steel and method for producing said steel |
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