JPH04232089A - 感圧記録材料 - Google Patents

感圧記録材料

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JPH04232089A
JPH04232089A JP3117765A JP11776591A JPH04232089A JP H04232089 A JPH04232089 A JP H04232089A JP 3117765 A JP3117765 A JP 3117765A JP 11776591 A JP11776591 A JP 11776591A JP H04232089 A JPH04232089 A JP H04232089A
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JP
Japan
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lower alkyl
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JP3117765A
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Werner Mischler
ワーナー ミッシュラー
Rene Graf
レーネ グラフ
Peter Dr Burri
ペーター バリィ
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】感圧記録材料では一般に紙の上に存在する
色原体含有マイクロカプセルに圧力を加えることによっ
て発色剤が形成されている。この場合、色原体とアクセ
プターとの間の発色反応は溶剤の存在で起こる。
【0002】今回、本発明によってロイコ染料の代りに
所望の染料の形成に適した出発成分およびベース材料(
支持体)の製造の過程で顕色剤がその中に配合されたベ
ース材料を使用して感圧記録材料が得られることが見い
だされた。
【0003】すなわち、本発明は、1つの支持体上に、
(A)  下記式の多環式化合物
【0004】
【化8】
【0005】(式中、Xは単環式または多環式芳香族ま
たは複素芳香族基、Yは陰イオンとして脱離可能な置換
分、 Q1 は−O−、−S−、>N−Rまたは >N−NH
−R、Q2 は −CH2−、 −CO− 、 −CS
− または −SO2−を意味し、Rは水素、C1 −
C12−アルキル、C5 −C10−シクロアルキル、
アリールまたはアラールキルを意味する、そして環Aは
6個の環原子を有する芳香族または複素環式基であり、
場合によっては融合された芳香環を有しておりそして該
環Aも融合環も置換されていてもよい)と(B)  有
機縮合成分とを含有するコーティング層を含み、かつ、 (C)  該支持体内に配合された電子求引性の顕色成
分を含有している感圧記録材料を提供するものである。
【0006】圧力が印加されと、成分(A)、(B)、
(C)が互いに接触しそして支持体上に像が残る。この
ようにして生じる色の種類は成分(A)と(B)の性質
に依存する。この2つの成分は電子供与体でありそして
色原体部分を構成する。発色は成分(C)によって誘起
される。したがって、各成分を適当に組合せることによ
って所望の色、たとえば、黄、オレンジ、赤、紫、青、
緑、グレイ、黒または混合色を発色させることができる
。さらにまた、成分(A)と(B)を1種またはそれ以
上の下記のごとき公知常用の発色剤と一緒に使用するこ
ともできる。3,3−(ビスアミノフェニル)フタリド
たとえばCVL、3−インドリル−3−アミノフェニル
アザ−または−ジアザフタリド、(3,3−ビスインド
リル)−フタリド、3−アミノフルオラン、6−ジアル
キルアミノ−2−ジベンジルアミノフルオラン、6−ジ
アルキルアミノ−3−メチル−2−アリールアミノフル
オラン、3,6−ビスアルコキシフルオラン、3,6−
ビスジアリールアミノフルオラン、ロイコオーラミン、
スピロピラン、スピロジピラン、ベンゾオキサジン、ク
ロメノピラゾール、クロメノインドール、フェノキサジ
ン、フェノチアジン、キナゾリン、ローダミンラクタム
、カルバゾリルメタン、トリアリールメタンロイコ染料
【0007】式(1)の化合物(成分(A))はその構
造の一部として、たとえば、ラクトン、ラクトム、スル
トン、スルタムまたはフタランの基本骨格を含有する。 これら基本骨格は、成分(A)と縮合成分(B)との反
応の前、中または後で、顕色剤(成分(C))と接触し
た時に開環または結合開裂反応を受ける。この反応は従
来技術の記録材料においても起こるものと考えられてい
る反応である。
【0008】式(1)において複素芳香族基Xは複素環
の炭素原子を介してその多環式化合物の中心(メソ)炭
素原子に結合しているのが好ましい。
【0009】ヘテロアリールXの例はチエニル、アクリ
ジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ナフトチエ
ニルまたはフェノチアジニル、より好ましくはピロール
、インドリル、カルバゾリル、ジュロリジニル、カイロ
リニル、インドリニル、ジヒドロキノリニルまたはテト
ラヒドロキノリニルである。
【0010】単環または多環式複素芳香族基はその環に
おいてモノ置換または多置換されていてもよい。適当な
炭素置換基の例はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニト
ロ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ
、低級アルコキシカルボニル、1乃至8個の炭素原子を
有するアシル、好ましくは低級アルキルカルボニル、ア
ミノ、低級アルキルアミノ、低級アルキルカルボニルア
ミノまたはジ(低級アルキル)アミノ、C5 −C6 
−シクロアルキル、ベンジルまたはフェニルでありそし
て適当な窒素置換基の例はC1 −C12−アルキル、
C2 −C12−アルケニル、C5 −C10−シクロ
アルキル、C1 −C8−アシル、フェニル、ベンジル
、フェネチルまたはフェニルイソプロピルであり、これ
らはそれぞれさらにシアノ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロ
キシ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルア
ミノまたは低級アルコキシカルボニルによって置換され
ていてもよい。
【0011】アルキル基とアルケニル基は直鎖状または
分枝鎖状でありうる。代表的例としてはメチル、エチル
、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、アミル、イソ
アミル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、イソオク
チル、n−オクチル、1,1,3,3−テトラメチルブ
チル、ノニル、イソノニル、3−エチルヘプチル、デシ
ル、n−ドデシル、ならびに、ビニル、アリル、2−メ
チルアリル、3−エチルアリル、2−ブテニル、オクテ
ニルなどである。
【0012】アシルは特にホルミル、低級アルキルカル
ボニル、たとえば、アセチルまたはプロピオニル、また
はベンゾイルである。さらに適当なアシル基はメチルス
ルホニルまたはエチルスルホニルを代表例とする低級ア
ルキルスルホニルならびにフェニルスルホニルである。 ベンゾイルおよびフェニルスルホニルは場合によっては
ハロゲン、メチル、メトキシまたはエトキシによって置
換されていてもよい。
【0013】低級アルキル、低級アルコキシ、低級アル
キルチオは1乃至6個、特に好ましくは1乃至3個の炭
素原子を有する基または基成分である。例示すればメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル
、 sec−ブチル、tert−ブチル、アミル、イソ
アミル、ヘキシル;メトキシ、エトキシ、イソプロポキ
シ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、アミルオキシ
;メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ
などである。
【0014】ハロゲンは、たとえば、フッ素、臭素また
は好ましくは塩素である。好ましい複素芳香族基は置換
された2−または3−ピロリル基または特に3−インド
リル基である。たとえば以下のものである。N−C1 
−C8 −アルキル−2−ピロリル、N−フェニル−3
−ピロリル、N−C1 −C8 −アルキル−2−メチ
ル−3−インドリル、N−C2 −C4 −アルカノイ
ル−2−メチル−3−インドリル、2−フェニル−3−
インドリル、N−C1 −C8 −アルキル−2−フェ
ニル−3−インドリル。
【0015】アリール基のXは未置換のフェニルまたは
ナフチルまたはハロゲン−、シアノ−、低級アルキル−
、C5 −C6 −シクロアルキル−、C1 −C8 
−アシル−、R1R2N−、R3O−または R3S−
 によって置換されたフェニルまたはナフチルでありう
る。
【0016】Xが意味するアリール基は好ましくは下記
式のいずれかの置換フェニル基である。
【0017】
【化9】
【0018】上記各式中、R1 、R2 、R3 は互
いに独立的に水素、未置換またはハロゲン−、ヒドロキ
シル−、シアノ−または低級アルコキシ−によって置換
された12個より多くない炭素原子を有するアルキル、
1乃至8個の炭素原子を有するアシル、5乃至10個の
炭素原子を有するシクロアルキルまたは未置換またはハ
ロゲン−、トリフルオロメチル−、シアノ−、低級アル
キル−、低級アルコキシ−、低級アルコキシカルボニル
−、X″X′N−または4−NX′X″−フェニルアミ
ノ−によって環置換されたフェニルアルキルまたはフェ
ニル(ここで、X′とX″は互いに独立的に水素、低級
アルキル、シクロヘキシル、ベンジルまたはフェニルで
ある)を意味するか、またはR1 とR2 はそれらが
結合している窒素原子と一緒で5員または6員の複素環
式基を意味する。
【0019】Vは水素、ハロゲン、低級アルキル、C1
 −C12−アルコキシ、C1 −C12−アシルオキ
シ、ベンジル、フェニル、ベンジルオキシ、フェニルオ
キシ、またはハロゲン−、シアノ−、低級アルキル−ま
たはアルコキシ−によって置換されたベンジルまたはベ
ンジルオキシを意味するか、または基 −NT1T2 
を意味する。ここで、T1 とT2 は互いに独立的に
水素、低級アルキル、C5 −C10−シクロアルキル
、未置換またはハロゲン−、シアノ−、低級アルキル−
または低級アルコキシ−によって置換されたベンジルま
たは1乃至8個の炭素原子を有するアシルを意味するか
、あるいは、T1は未置換またはハロゲン−、シアノ−
、低級アルキル−または低級アルコキシ−によって置換
されたフェニルを意味する。mは1または2である。−
NR1R2および −OR3 は好ましくは結合位置に
対してパラ位置に存在する。1つのVは好ましくは結合
位置に対してオルト位置に存在する。
【0020】R、R1 、R2 、R3 の意味するア
ルキルの例は上記においてアルキル基について例示した
置換基である。
【0021】置換されたアルキルR1 、R2 、R3
の例は、特に、シアノアルキル、ハロゲンアルキル、ヒ
ドロキシアルキルまたはアルコキシアルキルであり、い
ずれも好ましくは全部で2乃至8個の炭素原子を有する
。すなわち、たとえば、2−シアノエチル、2−クロロ
エチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、
2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル、3−メトキシプ
ロピル、4−メトキシブチル、4−プロポキシブチルな
どである。
【0022】シクロアルキルR、R1 、R2 、R3
、T1 、T2 の例はシクロペンチル、シクロヘプチ
ルそして好ましくはシクロヘキシルである。シクロアル
キルは1つまたはそれ以上のC1 −C4 −アルキル
基、好ましくはメチル基を含有することができ、そして
全部で5乃至10個の炭素原子を有する。
【0023】アラールキルおよびフェニルアルキルR、
R1 、R2 、R3 はフェネチル(フェニルエチル
)、フェニルイソプロピルまたは特にベンジルでありう
る。
【0024】フェニルアルキルまたはフェニルRに存在
しうる好ましい置換基の例はハロゲン、シアノ、メチル
、トリフルオロメチル、メトキシ、カルボメトキシなど
である。このような芳香脂肪族および芳香族基の例はメ
チルベンジル、2,4−または2,5−ジメチルベンジ
ル、クロロベンジル、ジクロロベンジル、シアノベンジ
ル、トリル、キシリル、クロロフェニル、メトキシフェ
ニル、2,6−ジメチルフェニル、トリフルオロメチル
フェニル、カルボメトキシフェニルなどである。
【0025】Vの中のアシルオキシ基の例はホルミルオ
キシ、低級アルキルカルボニルオキシたとえばアセチル
オキシまたはプロピオニルオキシ、あるいはベンゾイル
オキシである。C1 −C12−アルコキシのVは直鎖
状または分枝状の基でありうる。例示すればメトキシ、
エトキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−
ブトキシ、アミルオキシ、1,1,3,3−テトラメチ
ルブトキシ、n−ヘキシルオキシ、n−オクチルオキシ
またはドデシルオキシなどである。
【0026】対の置換基R1 とR2 が共有窒素原子
と一緒で複素環式基を形成する場合、それはたとえばピ
ロリジノ、ピペリジノ、ピペコリノ、モルホリノ、チオ
モルホリノ、ピペラジノ、N−アルキルピペラジノ、た
とえば、N−メチルピペラジノ、N−フェニルピペラジ
ノ、あるいはN−アルキルイミダゾリノでありうる。 
−NR1R2 が意味する好ましい飽和複素環式基はピ
ロリジノ、ピペラジノおよびモルホリノである。
【0027】置換基R1 とR2 は、好ましくは、シ
クロヘキシル、ベンジル、フェネチル、シアノ(低級ア
ルキル)たとえばβ−シアノエチル、そして特に好まし
くは低級アルキル、たとえばメチル、エチルまたはn−
ブチルである。 −NR1R2 としてはピロリジニル
も好ましい。 R3 は低級アルキルまたはベンジルであるのが好まし
い。
【0028】Vは、好ましくは、水素、ハロゲン、低級
アルキルたとえばメチル、ベンジルオキシ、C1 −C
8 −アルコキシ、特にメトキシ、エトキシ、イソプロ
ポキシまたはtert−−ブトキシのごとき低級アルコ
キシ、あるいは、基 −NT1T2 であり、この場合
、T1 とT2 の一方は好ましくはC1 −C8 −
アシルまたは低級アルキルそして他方は水素または低級
アルキルである。この場合のアシル基は特にアセチルま
たはプロピオニルのごとき低級アルキルカルボニルであ
る。好ましくは、Vはアセチルアミノ、ジメチルアミノ
、ジエチルアミノ、ベンジルオキシまたは特に低級アル
コキシとりわけエトキシ、あるいは水素を意味する。
【0029】Yが意味する置換基は中心(メソ)炭素原
子上の容易に脱離可能な置換基であり、脱離されて陰イ
オンとなるものである。このような置換基は、たとえば
、ハロゲン原子、脂肪族、環式脂肪族、芳香脂肪族、芳
香族または複素環式エーテル基たとえばアルコキシ、ヘ
テロアリールオキシ、アリールオキシ、シクロアルコキ
シまたはアラールオキシ、あるいは特に、たとえば、下
記式のアシルオキシ基である。 (1c)         R′− (NH−) n−
1 −Q′−O−
【0030】式中、R′は有機基、好
ましくは、置換または未置換のC1  −C22−アル
キル、シクロアルキル、アリール、アラールキルまたは
ヘテロアリール、Q′は −CO− または −SO2
−  、nは1または2、好ましくは1である。アシル
オキシの例を示せば、アセチルオキシ、プロピオニルオ
キシ、クロロアセチルオキシ、ベンゾイルオキシ、メチ
ルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、クロロ
エチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニ
ルオキシ、2−クロロエチルスルホニルアセチルオキシ
、フェニルスルホニルオキシ、トリルスルホニルオキシ
、エチルアミノカルボニルオキシ、フェニルアミノカル
ボニルオキシなどである。
【0031】好ましくは、Yは式 R″−CO−O−(
ここで、R″は低級アルキルまたはフェニルである)の
アシルオキシ基である。
【0032】Q1 は好ましくは酸素そしてQ2 は好
ましくは −SO2−または特に好ましくは −CO−
 である。Q1 が>N−Rまたは>N−NH−Rであ
る場合、Rは好ましくは水素、メチルまたはフェニルで
ある。
【0033】6員芳香環Aは好ましくはベンゼン環であ
り、この環は場合によってはハロゲン、シアノ、ニトロ
、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、
低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、
アミノ、低級アルキルアミノ、ジ(低級アルキル)アミ
ノまたは低級アルキルカルボニルアミノによって置換さ
れていてもよい。6員複素環式環Aは、特に、芳香族の
性質を有する窒素含有複素環、たとえば、ピリジン環ま
たはピラジン環である。環Aは場合によってはさらに1
つの融合環、好ましくは、ベンゼン環を含有することが
できる。したがって、この場合は、たとえば、ナフタレ
ン環、キノリン環またはキノキサリン環を形成する。
【0034】Aが意味する好ましい6員芳香族または複
素環式基としては、2,3−ピリジノ、3,4−ピリジ
ノ、2,3−ピラジノ、2,3−キノキサリノ、1,2
−ナフタリノ、2,3−ナフタリノまたは1,2−ベン
ゾ基などが考慮される。これらの基はハロゲンたとえば
塩素または臭素、ニトロ、低級アルキル、低級アルコキ
シ、低級アルキルチオまたは前記に例示した置換または
未置換アミノ基のいずれか1つによって置換されていて
もよい。特に好ましいのは未置換またはハロゲン置換、
特に塩素置換された1,2−ベンゾ基である。
【0035】本発明の発色反応系のための特に重要な成
分(A)は下記式で示される。
【0036】
【化10】
【0037】式中、A1 は未置換またはハロゲン−、
シアノ−、低級アルキル−、低級アルコキシ−またはジ
(低級アルキル)アミノ−によって置換されたベンゼン
またはピリジン環、Y1 はハロゲンまたは好ましくは
アシルオキシ、あるいは特に低級アルキルカルボニルオ
キシまたはベンゾイルオキシ、X1 は下記式の3−イ
ンドリル基
【0038】
【化11】 または下記式のいずれかの置換フェニル基を意味する。
【0039】
【化12】
【0040】式中、W1 は水素、未置換またはシアノ
−または低級アルコキシ−によって置換されたC1 −
C8 −アルキル、アセチル、プロピオニルまたはベン
ジル、W2 は水素、低級アルキル特にメチル、または
フェニルを意味し、R4 、R5 、R6 は互いに独
立的に未置換またはヒドロキシル−、シアノ−または低
級アルコキシ−によって置換された12個より多くない
炭素原子を有するアルキル、C5 −C6 −シクロア
ルキル、ベンジル、フェネチルまたはフェニルを意味す
るか、または(R5 とR6 )はそれらが結合してい
る窒素原子と一緒でピロリジノ、ピペリジノまたはモル
ホリノを意味する、V1 は水素、ハロゲン、低級アル
キル、C1 −C8 −アルコキシ、ベンジルオキシを
意味するか、または基 −NT3T4 を意味し、ここ
で、T3 とT4 は互いに独立的に水素、低級アルキ
ル、低級アルキルカルボニルまたは未置換またはハロゲ
ン−、メチル−またはメトキシ−によって置換されたベ
ンジルを意味する、そして環Bは場合によってはハロゲ
ン、低級アルキルたとえばメチルまたはイソプロピル、
またはジ(低級アルキル)アミノたとえばジメチルアミ
ノによって置換されていてもよい。
【0041】式(2)の化合物の中でも好ましいものは
、X1 が式(2a)の3−インドリル基であり、その
式中のW1 がC1 −C8 −アルキルそしてW2 
がメチルまたはフェニルを意味し、そしてY1 が低級
アルキルカルボニルオキシ、特に、アセチルオキシであ
るラクトン化合物である。
【0042】特に興味あるものは下記式のラクトン化合
物である。
【0043】
【化13】
【0044】式中、環Dは未置換であるかまたは4個の
塩素原子によって置換されている、Y2 はベンゾイル
オキシまたは特にアセチルオキシ、W3 はC1 −C
8 −アルキルたとえばエチル、n−ブチルまたはn−
オクチルを意味する。
【0045】特に好ましいのは下記式のラクトン化合物
である。
【0046】
【化14】 式中、DとY2 はそれぞれ式(3)について定義した
意味を有しそしてR7 、R8 、R9 はそれぞれ低
級アルキル特にメチルまたはn−ブチルを意味する。
【0047】脱離可能な置換基Yがアシルオキシ基であ
る式(1)の化合物は式
【0048】
【化15】 (式中、A、Q1 、Q2 、Xは前記の意味を有する
)のケト酸またはカルビノール化合物(ラクトール)を
アシル化剤と反応させて製造することができる。
【0049】適当なアシル化剤は脂肪族、環式脂肪族ま
たは芳香族カルボン酸またはスルホン酸の反応性官能基
誘導体、特にカルボニルハロゲン化物またはカルボン酸
無水物である。例示すれば臭化アセチル、塩化アセチル
、塩化ベンゾイルまたは特に無水酢酸である。混合無水
物すなわち異なる2つの酸の無水物を使用することもで
きる。
【0050】脱離可能な置換基Yがハロゲンである式(
1)の化合物は式(i)のカルビノール化合物のヒドロ
キシル基をハロゲン化剤を使用してジメチルホルムアミ
ド、ジクロロベンゼン、ベンゼン、トルエンまたは二塩
化エンチレン中でハロゲン原子で置換することによって
製造することができる。ハロゲン化剤としては、たとえ
ば、塩化チオニル、ホスゲン、塩化ホスホリル、三塩化
リンまたは五塩化リンが使用される。ハロゲン化剤を過
剰に使用すれば溶剤を使用しないでハロゲン化を行なう
こともできる。
【0051】Yがハロゲンまたはアシルオキシである式
(1)の化合物を脂肪族、環式脂肪族、芳香脂肪族、芳
香族または複素環式ヒドロキシ化合物と反応させること
によってさらに脱離可能な置換基Yとしてエーテル基を
導入することができる。脱離可能な置換基Yがエーテル
基である式(1)の化合物はまた式(i)の化合物をア
ルキル化剤またはアラールキル化剤でエーテル化するこ
とによっても得ることができる。
【0052】適当なアルキル化剤はアルキルハロゲン化
物、たとえば、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、塩化エチ
ルまたは硫酸ジアルキルたとえば硫酸ジメチルまたは硫
酸ジエチルなどである。適当なアラールキル化剤は特に
塩化ベンジルまたは対応する置換生成物、たとえば、4
−クロロベンジルクロライドであり、これはベンゼン、
トルエンまたはキシレンなどの非極性有機溶剤中で使用
するのが好ましい。
【0053】上記した式(1)乃至(4)の化合物の具
体例は、特に、 J.Am. Chem. Soc.3
8(1916),2101−2119および Helv
etica Chimita Acta 42(195
9),1085−1100に記載されている。たとえば
、以下のものである。
【0054】3−(4′−ジエチルアミノ−2′−エト
キシフェニル)−3−アセチルオキシフタリド、3−(
4′−ジエチルアミノフェニル)−3−アセチルオキシ
フタリド、3−(1′−エチル−2′−メチルインドー
ル−3′−イル)−3−アセチルオキシフタリド、3−
(4′−ジメチルアミノフェニル)−3−アセチルオキ
シ−6−ジメチルアミノフタリド、3−(1′−n−オ
クチル−2′−メチルインドール−3′−イル)−3−
アセチルオキシフタリド、3−(1′−エチル−2′−
メチルインドール−3′−イル)−3−アセチルオキシ
−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(1′
−エチル−2′−メチルインドール−3′−イル)−3
−アセチルオキシ−5,6−ジクロロフタリド、3−(
1′−n−オクチル−2′−メチルインドール−3′−
イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリド、3−(1′−n−オクチル−2′−メ
チルインドール−3′−イル)−3−アセチルオキシ−
5,6−ジクロロフタリド、3−(1′−n−オクチル
−2′−メチルインドール−3′−イル)−3−アセチ
ルオキシ−5−メチルフタリド、3−(1′−エチル−
2′−メチルインドール−3′−イル)−3−アセチル
オキシ−4−アザフタリド、3−(1′−n−オクチル
−2′−メチルインドール−3′−イル)−3−アセチ
ルオキシ−4−アザフタリド、3−(1′−エチル−2
′−メチルインドール−3′−イル)−3−プロピオニ
ルオキシ−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3
−(1′−エチル−2′−メチルインドール−3′−イ
ル)−3−ベンゾイルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリド、3−(1′−エチル−2′−フェニル
インドール−3′−イル)−3−アセチルオキシ−4,
5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(1′−n−
オクチル−2′−メチルインドール−3′−イル)−3
−アセチルオキシ−7−アザフタリド、3−(4′−ジ
エチルアミノ−2′−アセチルオキシフェニル)−3−
アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3−(4′−N−シクロヘキシル−N−メチルアミ
ノ−2′−エトキシフェニル)−3−アセチルオキシフ
タリド、3−(4′−N−シクロヘキシル−N−メチル
アミノ−2′−メトキシフェニル)−3−アセチルオキ
シ−4−アザフタリド、3−(4′−N−エチル−N−
p−トルイジノ−2′−メトキシフェニル)−3−アセ
チルオキシフタリド、3−(4′−N−エチル−N−イ
ソアミルアミノ−2′−メトキシフェニル)−3−アセ
チルオキシフタリド、3−(4′−ピロリジノ−2′−
メトキシフェニル)−3−アセチルオキシフタリド、3
−(4′−ジエチルアミノ−2′−エトキシフェニル)
−3−アセチルオキシ−4−アザフタリド、3−(4′
−ジメチルアミノ−5′−メチルフェニル)−3−アセ
チルオキシフタリド、3−(4′−ジエチルアミノ−5
′−メチルフェニル)−3−アセチルオキシフタリド、
3−(2′−アセチルオキシ−4′−ジメチルアミノ−
5′−メチルフェニル)−3−アセチルオキシフタリド
、3−(4′−ジ−n−ブチルアミノ−2′−n−ブト
キシフェニル)−3−アセチルオキシフタリド、3−(
4′−ジ−n−ブチルアミノ−2′−エトキシフェニル
)−3−アセチルオキシフタリド、3−(4′−ジ−n
−ペンチルアミノ−2′−エトキシフェニル)−3−ア
セチルオキシフタリド、3−(4′−ジ−エチルアミノ
−2′−n−プロポキシフェニル)−3−アセチルオキ
シフタリド、3−(3′−メトキシフェニル)−3−ア
セチルオキシ−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4
′−ジエチルアミノ−2′−エトキシフェニル)−3−
アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3−(4′−ジ−n−ブチルアミノ−2′−エトキ
シフェニル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド、3−(4′−ジエチルアミノ−
2′−アセチルオキシフェニル)−3−アセチルオキシ
フタリド、3−(4′−ジエチルアミノ−5′−メチル
−2′−アセチルオキシフェニル)−3−アセチルオキ
シ−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−(4
′−ジ−n−ブチルアミノフェニル)−3−アセチルオ
キシフタリド、3−(4′−ジメチルアミノフェニル)
−3−アセチルオキシ−6−クロロフタリド、3−(4
′−ジ−2″−シクロヘキシルエチルアミノフェニル)
−3−アセチルオキシフタリド、3−(ジュロリジン−
6′−イル)−3−アセチルオキシフタリド、3−カイ
ロリニル−3−アセチルオキシフタリド、3−(2′,
4′−ビス−ジメチルアミノフェニル)−3−アセチル
オキシフタリド、3−(2′−アセチルアミノ−4′−
ジメチルアミノフェニル)−3−アセチルオキシフタリ
ド、3−(N−エチル−カルバゾル−(3′)−イル)
−3−アセチルオキシフタリド、3−(1′−エチル−
2′−メチルインドール(3′)−イル)−3−クロロ
フタリド、3−(1′−エチル−2′−メチルインドー
ル−(3′)−イル)−3−クロロベンゾオキサチオー
ル1,1−二酸化物、3−(1′−n−オクチル−2′
−メチルインドール−(3′)−イル)−3−クロロベ
ンゾオキサチオール1,1−二酸化物、3−(4′−ジ
エチルアミノ−2′−エトキシフェニル)−3−クロロ
フタリド、3−(4′−ジエチルアミノフェニル)−3
−メトキシ−6−ジメチルアミノフタリド、3−(1′
−エチル−2′−メチルインドール−(3′)−イル)
−3−メトキシ−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3−(1′−エチル−2′−メチルインドール−(
3′)−イル)−3−ベンジルオキシ−4,5,6,7
−テトラクロロフタリド、3−(2′−メチルインドー
ル−3′−イル)−3−メトキシフタリド、3−(1′
−n−ブチル−2′−メチルインドール−3′−イル)
−3−メトキシフタリド、3−(2′−アセチルオキシ
−5′−ブロモフェニル)−3−アセチルオキシフタリ
ド、3−(3′−ジアセチルアミノ−4′−メチルフェ
ニル)−3−アセチルオキシフタリド、3−(4′−ク
ロロフェニル)−3−クロロフタリド、
【0055】適当な縮合成分(成分(B))はアゾ化学
で通常のすべてのカップリング成分であり、たとえば、
 H. R. Schweizerの“Kuenstl
iche Org. Farbstoffe und 
ihre Zwischenprodukte”(Sp
ringer−Verlag 社、1964年出版) 
,420頁などの関連技術文献から公知のカップリング
成分である。多くの使用可能な縮合成分から特に例をあ
げれば、ベンゼン系、ナフタレン系、開鎖活性メチレン
化合物および複素環式系の縮合成分である。
【0056】縮合成分の例を以下に示す。N−置換アミ
ノフェニルエチレン化合物、N−置換アミノフェニルス
チレン化合物、アシルアセトアリールアミド類、一価ま
たは多価フェノール類、フェノールエーテル(フェネト
ール)類、3−アミノフェノールエーテル類、アニリン
類、ナフチルアミン類、チオナフテン類、ジアリールア
ミン類、アミノアニリン類、アニリンスルホンアニリド
類、アミノジアリールアミン類、ナフトール類、ナフト
ールカルボキシアニリド類、モルホリン類、ピロリジン
類、ピペリジン類、ピペラジン類、アミノピラゾール類
、ピラゾロン類,チオフェン類、アミノピリミジン類、
アクリジン類、アミノチアゾール類、ピリドン類、イン
ドール類、インドリジン類、キノロン類、ピリミドン類
、バルビツール酸類、カルバゾール類、ベンゾモルホリ
ン類、2−メチレンベンゾピラン類、ジヒドロキノリン
類、テトラヒドロキノリン類、インドリン類、カイロリ
ン類、ジュロリジン類。
【0057】特に好ましい縮合成分は下記の化合物であ
る。アニリン類たとえばクレシジン、フェネチジンまた
はN,N−ジ(低級アルキル)アニリン、2−(低級ア
ルキル)インドール、3−(低級アルキル)インドール
、2−フェニルインドール、(それぞれC1 −C8 
−アルキルによってN−置換されていてもよい)、5−
ピラゾロン。
【0058】さらに好ましいカップリング成分は、3−
(低級アルキル)−6−(低級アルコキシ)インドール
または3−(低級アルキル)−6−ジ(低級アルキル)
アミノインドール(それぞれC1 −C8 −アルキル
によってN−置換されていてもよい)である。
【0059】縮合成分の特定例を示せば下記のものであ
る。2−アミノ−4−メトキシトルエン、3−アミノ−
4−メトキシトルエン、N,N−ジメチルアニリン、4
−イソプロピルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、
N,N−ジベンジルアニリン、3−n−ブトキシ−N,
N−ジ−n−ブチルアニリン、2−メチル−5−アセチ
ルオキシ−N,N−ジエチルアニリン、4−エトキシジ
フェニルアミン、4−アミノジフェニルアミン、3−エ
トキシ−N,N−ジメチルアニリン、N,N′−ジフェ
ニル−p−フェニレンジアミン、m−フェネチジン、3
−エトキシ−N,N−ジエチルアニリン、1,3−ビス
ジメチルアミノベンゼン、4−アミノトルエン−2−ス
ルホアニリド、4−アミノトルエン−2−(N−エチル
)スルホアニリド、3−ヒドロキシ−N,N−(ジ−2
′−シクロヘキシル)アミノベンゼン、1、1−(4′
−ジエチルアミノフェニル)エチレン、1−フェニル−
3−メチル−5−ピラゾロン、1−フェニル−5−メチ
ル−3−ピラゾロン、1−(2′−クロロフェニル)−
5−メチル−3−ピラゾロン、N−エチルカルバゾル、
N−メチルピロール、2−メチルインドール、2−フェ
ニルインドール、1,2−ジメチルインドール、1−エ
チル−2−メチルインドール、1−n−オクチル−2−
メチルインドール、1−メチル−2−フェニルインドー
ル、1−エチル−2−フェニルインドール、2−(4′
−メトキシフェニル)−5−メトキシインドール、3−
メチル−6−メトキシインドール、3−メチル−6−ジ
メチルアミノインドール、1−エチル−3−メチル−6
−メトキシインドール、1−エチル−3−メチル−6−
ジメチルアミノインドール、2−(4′−メトキシフェ
ニル)−5−メトキシインドール、α−ナフトール、β
−ナフトール、α−またはβ−ナフチルアミン、1−ア
ミノ−7−ナフトール、3−シアノアセチルアミノフェ
ノール、チオナフテン、3−メチル−5−アミノピラゾ
ール、ピリミジル−2−酢酸エチル、イミノジベンジル
、1−ベンジル−2−メチルインドリン、2,3,3−
トリメチルインドレニン、ベンゾチアゾール−2−イル
−アセトニトリル、1,3,3−トリメチル−2−メチ
レンインドリン、1−エチル−3−シアノ−4−メチル
−6−ヒドロキシ−2−ピリドン、3−フェニル−4−
メチルインドリジン、2,3−ジフェニルインドリジン
、1,1−ビス(1′−エチル−2′−メチルインドー
ル−3′−イル)エチレン、2−ジメチルアミノ−4−
メチルチアゾール、2−ジメチルアミノ−4−フェニル
チアゾール、2−メチレン−3−メチルベンゾピラン。
【0060】好ましい成分(B)はまたフタリドおよび
、特に、フルオランであり、少なくとも1つの第一アミ
ノ基または低級アルキル−、シクロヘキシル−またはベ
ンジル−モノ置換アミノ基を含有しているものである。 これらのフタリドおよびフルオラン化合物は、たとえば
、フランス国特許公開第1553291号明細書、英国
特許公開第1211393号明細書、ドイツ国特許公開
第2138179号、同第2422899号各明細書、
欧州特許公開第138177号明細書に記載されている
【0061】かかる成分(B)の特定例を下記に示す。 2−アミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アミ
ノ−6−ジブチルアミノフルオラン、2−アミノ−3−
クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−メチルア
ミノ−6−ジメチルアミノフルオラン、2−エチルアミ
ノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−メチルアミノ
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−n−ブチルアミ
ノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−n−オクチル
アミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2− sec
−ブチルアミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
ベンジルアミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2,
3−ジメチル−6−エチルアミノフルオラン、2,3,
7−トリメチル−6−エチルアミノフルオラン、2,3
,7−トリメチル−6−エチルアミノ−5′(6′)−
tert−ブチルフルオラン、2−クロロ−3,7−ジ
メチル−6−エチルアミノ−5′(6′)−tert−
ブチルフルオラン、2−tert−ブチル−6−エチル
アミノ−7−メチル−5′(6′)−tert−ブチル
フルオラン、3−クロロ−6−アミノフルオラン、3−
クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2,7
−ジメチル−3,6−ビスエチルアミノフルオラン、2
−(2′−クロロアニリノ)−6−エチルアミノ−7−
メチルフルオラン、3,3−ビス(4′−ジメチルアミ
ノフェニル)−6−アミノフタリド、3,3−ビス(4
′−エチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタ
リド。
【0062】成分(A)と成分(B)の使用比率は重要
ではない。しかし両者を等モル量使用するのが好ましい
。成分(A)も成分(B)も本記録材料中に単独化合物
の形で使用することもできるし同種のものを2つまたは
それ以上組合せた形で使用することもできる。成分(C
)は記録材料に従来常用されている電子求引性である、
すなわち、電子受容体として働く無機または有機顕色剤
でありうる。
【0063】無機顕色剤の代表例としては次のものが挙
げられる。活性粘土物質たとえばアタパルガス粘土、酸
性粘土、ベントナイト、モンモリロナイト、活性化粘土
たとえば酸活性化ベントナイトまたはモンモリロナイト
、さらには、ハロサイト、カオリン、ゼオライト、シリ
カ、二酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、硫酸アル
ミニウム、リン酸アルミニウムまたは硝酸亜鉛。
【0064】好ましい無機顕色剤はルイス酸たとえば塩
化アルミニウム、臭化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄
(III)、四塩化スズ、二塩化スズ、四臭化スズ、四
塩化チタン、三塩化ビスマス、二塩化テルル、五塩化ア
ンチモンなどである。
【0065】使用される有機顕色剤の例としては固体カ
ルボン酸、好ましくは、脂肪族ジカルボン酸、たとえば
、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸、クエン酸、シトラコ
ン酸、コハク酸等、ならびに、アルキルフェノール−ア
セチレン樹脂、マレイン酸/ロジン樹脂、カルボキシポ
リメチレンまたはマレイン酸とスチレン、エチレンまた
はビニルメチルエーテルとの、不完全または完全加水分
解された重合体などが考慮される。
【0066】特に適当な顕色剤はフェノール水酸基を含
有している化合物である。この化合物は一価または多価
フェノールでありうる。これらフェノールは下記置換基
によって置換されていてもよい。ハロゲン原子、カルボ
キシル基、アルキル基、アラールキル基たとえばα−メ
チルベンジル、α,α−ジメチルベンジル、アリール基
、アシル基たとえばアリールスルホニル、あるいはアル
コキシカルボニル基またはアラールコキシカルボニル基
たとえばベンジルオキシカルボニル。
【0067】成分(C)としては使用するのに適当なフ
ェノール類を以下に例示する。4−tert−ブチルフ
ェノール、4−フェニルフェノール、メチレンビス(p
−フェニルフェノール)、4−ヒドロキシジフェニルエ
ーテル、α−ナフトール、β−ナフトール、メチルまた
はベンジル4−ヒドロキシベンゾエート、メチル2,4
−ジヒドロキシベンゾエート、4−ヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4′−ヒドロキシ−4−メチルジフェニル
スルホン、4′−ヒドロキシ−4−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシアセトフェノン、2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロ
キシジフェニル、2,4−ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、4
,4′−イソプロピリデンジフェノール、4,4′−イ
ソプロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)吉草酸、レソルシノ
ール、ハイドロキノン、ピロガロール、フロログルシン
、p−、m−、o−ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジ−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−(α
,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、サリチロサリチ
ル酸、没食子酸アルキルエステル、没食子酸、ヒドロキ
シフタル酸、4−ヒドロキシフタル酸ジメチルエステル
、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、アルキルフェノー
ルホルムアルデヒド重合体およびフェノール/ホルムア
ルデヒド樹脂(亜鉛で変性されていてもよい)。
【0068】好ましいカルボン酸はサリチル酸誘導体で
あり、これは好ましくは亜鉛塩として使用される。特に
好ましいサリチル酸亜鉛は欧州特許公開第181283
号明細書またはドイツ国特許公開第2242250号明
細書に記載されているものである。
【0069】同じく成分(C)として特に適当なものは
チオシアン酸亜鉛の有機錯化合物であり、より特定的に
は欧州特許公開第97620号明細書に記載されている
ようなチオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯塩またはチオ
シアン酸亜鉛のピリジン錯塩である。
【0070】特に好ましい成分(C)は活性化粘土また
はサリチル酸亜鉛、たとえば、3,5−ビス(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸亜鉛などである。
【0071】成分(A)と(B)のみならず、特に成分
(C)はさらに付加的に、本来的に不活性またはほとん
ど不活性の顔料と混合してあるいはその他助剤、たとえ
ば、保持助剤(retention aid)、シリカ
ゲルあるいは紫外線吸収剤たとえば2−(2′−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン、
シアノアクリレートまたはフェニルサリチル酸エステル
を配合して使用することもできる。適当な顔料の例を示
せば、タルク、二酸化チタン、酸化アルミニウム、水酸
化アルミニウム、酸化亜鉛、チョーク、炭酸マグネシウ
ム、粘土たとえばカオリン、有機顔料たとえば尿素/ホ
ルムアルデヒド縮合物(BET表面積2乃至75m2/
g)あるいはメラミン/ホルムアルデヒド縮合生成物な
どである。
【0072】成分(A)と(B)に対する成分(C)の
比はこれら3つの成分の性質、色の種類、発色反応温度
によりそして、もちろん、所望の色濃度により決定され
る。通常、成分(A)と(B)の合計の1重量部に対し
て顕色成分(C)を0.1、有利には0.5乃至100
重量部、好ましくは1乃至20重量部の量で使用して満
足すべき結果が得られる。
【0073】感圧記録材料を製造するためには、成分(
A)ならびに成分(B)を一緒にまたは別々に有機溶剤
に溶解しそして得られた溶液をマイクロカプセル化の方
法でカプセル封入するのが好ましい。マイクロカプセル
化の方法としては、たとえば、米国特許第271250
7号、同第2800457号、同第3016308号、
同第3429827号、同第3578605号、同第4
100103号各明細書または英国特許第989264
号、同第1156725号、同第1301052号また
は同第1355124号各明細書に記載されている方法
が使用できる。また、界面重合によって形成されたマイ
クロカプセルも適当である。たとえば、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリスルホンアミド、ポリスルホナ
ート、ただし好ましくは、ポリアミド、ポリ尿素または
ポリウレタンから形成されたマイクロカプセルが使用し
うる。場合によっては、成分(A)のみをカプセル封入
するだけで十分である。マイクロカプセル化は早まって
発色が起きてしまうのを防止するために通常必要である
。この目的は成分(A)と(B)をフォーム構造体、海
綿構造体またはハネーカム構造体の中に入れることによ
っても達成することができる。
【0074】適当な溶剤は好ましくは非揮発性のもので
あり、例示すれば次のものである。ハロゲン化ベンゼン
、ジフェニルまたはパラフィン、たとえば、クロロパラ
フィン、トリクロロベンゼン、モノクロロジフェニル、
ジクロロジフェニルまたはトリクロロジフェニル;エス
テルたとえばジブチルアジピエート、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、ブチルベンジルアジピエー
ト、トリクロロエチルホスフェート、トリオクチルホス
フェート、トリクレシルホスフェート;芳香族エーテル
たとえばベンジルフェニルエーテル;炭化水素油たとえ
ばパラフィン油またはケロシン、芳香族炭化水素たとえ
ばベンゼン、ジフェニル、ナフタレンまたはターフェニ
ルのイソプロピル、イソブチル、 sec−ブチルまた
はtert−ブチル誘導体のごときアルキル化誘導体、
ジベンジルトルエン、不完全水素化ターフェニル、モノ
乃至テトラC1 −C3−アルキル化ジフェニルアルカ
ン、ドデシルベンゼン、ベンジル化キシレン、フェニル
キシリルエタンあるいはその他の塩素化または水素化縮
合芳香族炭化水素類。発色剤の最適溶解度を得るため、
迅速かつ鮮明な発色を得るため、かつまたマイクロカプ
セル化のために有利な粘度を得るため、しばしば、異種
溶剤の混合物、特に、パラフィン油またはケロシンとジ
イソプロピルナフタレンまたは不完全水素化ターフェニ
ルとの混合物が使用される。
【0075】本発明の感圧記録材料を製造するためには
、成分(A)と(B)を含有しているマイクロカプセル
が支持体(ベース材料)の表面に付与されそして好まし
くはこの表面に結合剤で接着される。結合剤は支持体に
マイクロカプセルを固定させうる量で使用される。紙が
好ましい支持体であるから、結合剤は主として紙塗工剤
であり、たとえば、アラビアゴム、ポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシメチルセルロース、カゼイン、カルボキ
シメチルセルロース、デキストリン、デンプンまたはデ
ンプン誘導体または重合体ラテックスまたはそれらの混
合物である。重合体ラテックスは、たとえば、ブタジエ
ン/スチレン共重合体またはアクリルホモ重合体または
共重合体である。カルボキシル化されたラテックスを使
用するのが好ましい。
【0076】紙としてはセルロース繊維からなる普通紙
のみならず、セルロース繊維が(部分的または完全に)
合成繊維によって代替されているような紙も使用するこ
とができる。支持体は、また、プラスチックフィルムで
あってもよい。
【0077】支持体は一般に結合剤ならびに発色反応成
分(A)と(B)を含有している塗工組成物でコーティ
ングされる。コーティングのための組成物は水性系また
は非水性系の形態、すなわち、有機溶剤に溶解した系ま
たは高温溶融ワックスに分散させた系でありうる。複写
紙の製造過程および取扱い過程でカプセルが事前に破壊
されてしまうを防止するために、コーティング組成物に
カプセルを保護するための隔離物質を配合しておくのが
好ましい。使用される隔離物質はセルロース粉末および
/または不溶性小麦デンプンである。セルロース粉末と
デンプンの混合物も使用されうる。
【0078】所望の色を得るために、成分(A)と(B
)を含有するカプセル材料をさらに従来公知の発色剤を
含有するカプセル材料と混合することができる。成分(
A)と(B)を従来公知の発色剤の1つまたはそれ以上
と一緒にカプセル化する化しても同様な結果が得られる
【0079】成分(C)として使用される顕色剤はコー
ティングの形で紙の表面に塗布されるのではなく、紙の
製造工程中でその材料の内に配合される。これによって
、顕色剤は支持体の厚さ全体にわたって、または、その
一部にわたって分散される。顕色剤は、好ましくは、亜
硫酸パルプ懸濁液に添加される。このあとその懸濁液を
常用のサイジング剤と公知の保持助剤、たとえば、Se
paran PG5 のごときポリアクリルアミドを加
えて、顕色剤を含有する紙に加工するのである。
【0080】成分(A)と(B)を含有するマイクロカ
プセルは顕色剤含有紙シートの片面のみに塗布してもよ
いし、両面に塗布してもよい。片面塗布の場合は、その
1つの塗布面のみに書込みまたは印刷が可能である。両
面塗布の場合は、そのシートはそれ自体に書込みするた
めに使用することができると共に、その下にある別のシ
ートに所望の像の複写を作成するための転写シートとし
て使用することもできる。
【0081】しかし、また、成分(A)と(B)を転写
複写系の要素として使用することもできる。この場合、
各成分は油性溶剤に溶解または分散してそれぞれ単独で
または一緒にマイクロカプセル化されそして1つのコー
ティング層として転写シートの裏面に付与される。マイ
クロカプセルが破壊された時に成分(A)と(B)は顕
色剤を含有しているシートに転移される。そして、マイ
クロカプセルが破壊されそして成分(A)と(B)が転
移された領域に所望の画像(マーキング)が出現する。
【0082】以下、本発明を製造例および使用例によっ
てさらに説明する。これら実施例中の部およびパーセン
トは特に別途記載のない限り重量部および重量パーセン
トである。
【0083】製造方法 方法A:3−(1′−エチル−2′−メチルインドール
−3′−イル)−3−ヒドロキシ−4,5,6,7−テ
トラクロロフタリド(または対応するケト酸の互変異性
体)の19.3gを無水酢酸20ml中に25℃におい
て撹拌しながら加える。この混合物を117℃まで加熱
し、この温度を2時間半保持し、次に氷酢酸15mlを
添加する。生成物を80℃において濾過する。残留物を
石油エーテルで洗い、減圧乾燥する。しかして下記式の
ラクトールエステル12.4gを得る。
【0084】
【化16】 本生成物は白色結晶の形状を呈する。トルエン/無水酢
酸から再結晶して融点が187乃至188℃(分解をと
もなう)の純粋な生成物を得る。この生成物のIRスペ
クトル分析は1770cm−1においてアセテートCO
吸収帯、そして1790cm−1においてラクトンCO
吸収帯を示す。
【0085】方法B:方法Aに記載した操作をくり返し
実施した。ただし、今回無水酢酸の代りに無水プロピオ
ン酸25mlを使用し、そして温度を110℃に3時間
保持した。トルエンから再結晶して下記式のラクトール
エステルの3.8gを得た。
【0086】
【化17】 融点197乃至198℃。
【0087】方法C:3−(1′−n−オクチル−2′
−メチルインドール−3′−イル)−3−ヒドロキシ−
4,5,6,7−テトラクロロフタリド(または対応す
るケト酸の互変異性体)の26.5gを無水酢酸30m
l中に入れて80乃至85℃に加熱し、この温度におい
て3時間撹拌する。溶液となるので、この溶液から冷却
して生成物を沈殿させ、濾過分離する。残留物を氷酢酸
と石油エーテルとで洗う。トルエンから再結晶して下記
式のラクトールエステル17.2gを得る。
【0088】
【化18】 本生成物の融点は146乃至148℃(分解をともなう
)である。
【0089】方法D:方法Aに記載した操作をくり返し
た。ただし、今回はフタリドを3−(1′−メチル−2
′−フェニルインドール−3′−イル)−3−ヒドロキ
シ−4,5,6,7−テトラクロロフタリドの24.6
gに変更した。トルエンから再結晶して下記式のラクト
ールエステル14.3gを得た。
【0090】
【化19】 融点は220乃至221℃(分解)。
【0091】方法E:2−(2′−エトキシ−4′−ジ
メチルアミノベンゾイル)−3,4,5,6−テトラク
ロロ安息香酸の4.5gを45℃の温度において無水酢
酸30gに溶解し、そして65乃至70℃に7時間保持
する。冷却により生成物が結晶析出する。これを20℃
において濾過分離する。乾燥後に、下記式のラクトール
エステルの3gを得る。
【0092】
【化20】 石油エーテルで精製後の本生成物の融点は185乃至1
86℃(分解をともなう)である。
【0093】方法F:方法Aの式(5)のラクトールエ
ーテルの4.8gをメタノールの100ml中において
撹拌しながら1時間還流加熱する。この混合物を冷却し
、濾過して、下記式のフタリド化合物4gを得る。
【0094】
【化21】 トルエンとメタノールとから再結晶した後のこの生成物
の融点は184乃至185℃である。
【0095】方法G:方法Fに記載した操作をくり返し
実施した。ただし、今回はメタノールの代りにベンジル
アルコールの50mlを使用した。下記式のフタリド化
合物を得た。
【0096】
【化22】 融点:183−184℃。
【0097】方法H:方法Cに記載した操作をくり返し
実施した。ただし、今回は無水酢酸の代りに無水プロピ
オン酸30mlを使用し、反応温度を75乃至78℃に
2時間半保持し、そして濾過前にこの混合物を無水プロ
ピオン酸10mlで希釈した。乾燥して下記式のラクト
ールエステルの18.8gを得た。
【0098】
【化23】 融点:154−155.5℃(分解)。
【0099】方法I:2−(4′−ジブチルアミノ−2
′−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸36.9gをアセ
トン240mlと硫酸ジエチル40mlとの混合物中に
35℃において懸濁する。水50ml中の水酸化カリウ
ム16.8gの溶液を35℃(±2℃)において4時間
かけて滴下し、この混合物をこの温度において20時間
反応させる。さらにこのあと、水50ml中の水酸化カ
リウム11.2gの溶液を添加する。アセトンのすべて
を共沸的にカラムのベース温度96℃まで加熱して除去
する。 このあとさらに90乃至95℃において2時間撹拌する
。この混合物を10℃まで冷却した後に、濃塩酸18m
lを滴下により添加する。生成物が沈殿する。この混合
物を15乃至20℃において16時間撹拌し、濾過する
。生成物を水洗し、乾燥する。下記式の化合物39.2
gが残る。
【0100】
【化24】 融点:166−168℃。 式(ii) の化合物の11.9gを無水酢酸36ml
中に懸濁し、加熱し、65乃至70℃に30分間保持す
る。生じた溶液を、激しく撹拌しながらトルエン150
mlと15%炭酸ナトリウム溶液360mlとの混合物
に注入する。水性相を分離除去し、トルエン相を水洗し
、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧下において濃縮
する。下記式の化合物13gを得る。
【0101】
【化25】 本生成物はオレンジ色油の形状を呈する。
【0102】方法K:2−(4′−ジエチルアミノ−2
′−エトキシベンゾイル)安息香酸17gを無水酢酸6
0ml中に懸濁し、65乃至70℃において45分間撹
拌する。オレンジ色の溶液となる。この溶液を、良く撹
拌しながらトルエン250mlと15%炭酸ナトリウム
溶液600mlとの混合物に注入する。アルカリ性の水
性相を分離除去し、トルエン相を水洗し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、そして乾燥体まで濃縮する。この残留物を
1:1トルエン/石油エーテル混合物から再結晶して乾
燥する。しかして、下記式の化合物13.2gを得る。
【0103】
【化26】 融点:95−97℃(分解)
【0104】方法L:無水安息香酸45.2gを50℃
において溶融する。この温度において3−(1′−エチ
ル−2′−メチルインドール−3′−イル)−3−ヒド
ロキシ−4,5,6,7−テトラクロロフタリド(また
は対応するケト酸の互変異性体)の8.9gを添加する
。温度を100℃まで上げ、そしてこの温度に3時間保
持する。この混合物を50℃まで冷却し、メチルエチル
ケトンの25mlと石油エーテル10mlとを添加する
。 この混合物を20℃に2時間放置して結晶させる。これ
を濾過し、乾燥して、下記式の化合物2.9gを得る。
【0105】
【化27】 メチルエチルケトンから再結晶して精製したこの生成物
の融点は129乃至131℃である。
【0106】実施例1 3−(1′−エチル−2′−メチルインドール−3′−
イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリドの1.7gと2−フェニルインドールの
0.6gとをジイソプロピルナフタレンの97.7gに
溶解し、そしてゼラチンとカルボキシメチルセルースと
を使用してコアセルベーションによって通常の方法でマ
イクロカプセル化した。得られたマイクロカプセルをデ
ンプン溶液およびセルロース粉末と混合し、そして坪量
50g/m2の紙に塗布した。この紙質には、欧州特許
第A−181289号明細書の実施例1記載のサリチル
酸亜鉛5g/m2があらかじめ配合されていた。塗布量
は、完全乾燥量として7g/m2であった。この紙にペ
ンまたはタイプライターで圧力を印加したところ耐光堅
牢性の良好な青色像が発色した。本実施例1において使
用された3−(1′−エチル−2′−メチルインドール
−3′−イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7
−テトラクロロフタリドは前記方法Aによって製造され
た。
【0107】実施例2 3−(1′−エチル−2′−メチルインドール−3′−
イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリドの1.7gと1−n−オクチル−2−メ
チルインドールの0.6gとを1−フェニル−1−キシ
リルエタンの97.7gに溶解し、そしてゼラチンとカ
ルボキシメチルセルースとを使用してコアセルベーショ
ンによって通常の方法でマイクロカプセル化した。得ら
れたマイクロカプセルをデンプン溶液およびセルロース
粉末と混合し、そして坪量50g/m2の紙に塗布した
。 この紙質には3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル
酸亜鉛5g/m2があらかじめ配合されていた。塗布量
は完全乾燥量として7g/m2であった。この紙にペン
またはタイプライターで圧力を印加したところ耐光堅牢
性の良好な青色像が発色した。
【0108】実施例3 3−(4′−ジエチルアミノ−2′−エトキシフェニル
)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラクロ
ロフタリドの2.6gと1−n−オクチル−2−メチル
インドールの1.3gとをイソプロピルビフェニルの9
6.1gに溶解し、そしてゼラチンとカルボキシメチル
セルースとを使用してコアセルベーションによって通常
の方法でマイクロカプセル化した。得られたマイクロカ
プセルをデンプン溶液およびセルロース粉末と混合し、
そして坪量50g/m2の紙に塗布した。この紙質には
製紙過程において活性白土5g/m2があらかじめ配合
されていた。塗布量は完全乾燥量として7g/m2であ
った。この紙にペンまたはタイプライターで圧力を印加
したところ耐光堅牢性の良好な青色像が発色した。本実
施例において使用された3−(4′−ジエチルアミノ−
2′−エトキシフェニル)−3−アセチルオキシ−4,
5,6,7−テトラクロロフタリドは前記方法Eによっ
て製造された。
【0109】実施例4 3−(1′−エチル−2′−メチルインドール−3′−
イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリドの3.4gをジイソプロピルナフタレン
の96.6gに溶解し、そしてゼラチンとカルボキシメ
チルセルロースとを使用してコアセルベーションによっ
て通常の方法でマイクロカプセル化した。2−フェニル
インドールの1.1gをジイソプロピルナフタレンの9
8.9gに溶解して同じくマイクロカプセル化した。両
方のマイクロカプセルを1:1の比で混合し、そしてそ
の混合物にデンプン溶液およびセルロース粉末を混合し
てコーティング組成物を製造した。この組成物を坪量5
0g/m2の紙に塗布した。この紙質には活性白土が5
g/m2の量であらかじめ配合されていた。塗布量は完
全乾燥量として7g/m2であった。この紙にペンまた
はタイプライターで圧力を印加したところ耐光堅牢性の
良好な青色像が発色した。
【0110】実施例5 3−(4′−ジエチルアミノ−2′−エトキシフェニル
)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラクロ
ロフタリドの2.6gをジイソプロピルナフタレンの9
7.4gに溶解し、そしてゼラチンとカルボキシメチル
セルースとを使用してコアセルベーションによって通常
の方法でマイクロカプセル化した。1−n−オクチル−
2−メチルインドールの1.3gをジイソプロピルナフ
タレンの98.7gに溶解して同じくマイクロカプセル
化した。両方のマイクロカプセルを1:1の比で混合し
、そしてその混合物にデンプン溶液およびセルロース粉
末を混合してコーティング組成物を製造した。この組成
物を坪量50g/m2の紙に塗布した。この紙質には3
,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛が5g/
m2の量であらかじめ配合されていた。塗布量は完全乾
燥量として7g/m2であった。この紙にペンまたはタ
イプライターで圧力を印加したところ耐光堅牢性の良好
な青色像が発色した。
【0111】実施例6 3−(1′−エチル−2′−メチルインドール−3′−
イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリドの4.9gを1−フェニル−1−キシリ
ルエタンの95.1gに溶解し、そしてゼラチンとカル
ボキシメチルセルースとを使用してコアセルベーション
によって通常の方法でマイクロカプセル化した。1−n
−オクチル−2−メチルインドールの1.8gを1−フ
ェニル−1−キシリルエタンの98.2gに溶解して同
じくマイクロカプセル化した。両方のマイクロカプセル
を1:1の比で混合し、そしてその混合物にデンプン溶
液およびセルロース粉末を混合してコーティング組成物
を製造した。この組成物を坪量50g/m2の紙に塗布
した。この紙質には欧州特許第181289号明細書の
実施例1記載のサリチル酸亜鉛5g/m2であらかじめ
製紙の過程で配合されていた。塗布量は完全乾燥量とし
て7g/m2であった。この紙にペンまたはタイプライ
ターで圧力を印加したところ耐光堅牢性の良好な青色像
が発色した。
【0112】実施例7 3−(4′−ジエチルアミノ−2′−エトキシフェニル
)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラクロ
ロフタリドの2.6gをジイソプロピルナフタレンの9
7.4gに溶解し、そしてゼラチンとカルボキシメチル
セルースとを使用してコアセルベーションによって通常
の方法でマイクロカプセル化した。1−n−オクチル−
2−メチルインドールの1.3gをジイソプロピルナフ
タレンの98.7gに溶解して同じくマイクロカプセル
化した。両方のマイクロカプセルを1:1の比で混合し
、そしてその混合物にデンプン溶液およびセルロース粉
末を混合してコーティング組成物を製造した。この組成
物を坪量50g/m2の紙の裏面に完全乾燥ベースで塗
布量が7g/m2になるように塗布した。同時に、製紙
の段階において紙質に3,5−ジ−α−メチルベンジル
サリチル酸亜鉛が5g/m2の量であらかじめ配合され
た紙を製造した。両方の紙シートを相互に重ね合せ、そ
して裏面に塗布層を有する上側の紙シートにペンまたは
タイプライターで圧力を印加したところ顕色剤を含有し
ている下側の紙シートに紫色の像が発色した。
【0113】実施例8 3−(1′−エチル−2′−メチルインドール−3′−
イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリドの3.4gをジイソプロピルナフタレン
の96.6gに溶解し、そしてゼラチンとカルボキシメ
チルセルースとを使用してコアセルベーションによって
通常の方法でマイクロカプセル化した。2−フェニルイ
ンドールの1.1gをジイソプロピルナフタレンの98
.9gに溶解して同じくマイクロカプセル化した。両方
のマイクロカプセルを1:1の比で混合し、そしてその
混合物にデンプン溶液およびセルロース粉末を混合して
コーティング組成物を製造した。この組成物を坪量50
g/m2の紙の裏面に完全乾燥ベースで塗布量が7g/
m2になるように塗布した。同時に、製紙の段階におい
て紙質に活性白土が5g/m2の量であらかじめ配合さ
れた紙を製造した。両方の紙シートを相互に重ね合せ、
そして裏面に塗布層を有する上側の紙シートにペンまた
はタイプライターで圧力を印加したところ顕色剤を含有
している下側の紙シートに紫色の像が発色した。
【0114】実施例9 3−(4′−ジエチルアミノ−2′−エトキシフェニル
)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラクロ
ロフタリドの2.6gと1−n−オクチル−2−メチル
インドールの1.3gとをイソプロピルビフェニル96
.1gに溶解し、そしてゼラチンとカルボキシメチルセ
ルースとを使用してコアセルベーションによって通常の
方法でマイクロカプセル化した。このカプセルをデンプ
ン溶液およびセルロース粉末と混合し、そして1枚の紙
の裏面に完全乾燥ベースで塗布量が7g/m2になるよ
う塗布した。同時に、製紙の段階において紙質に3,5
−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛が5g/m2
の量であらかじめ配合された紙を製造した。両方の紙シ
ートを相互に重ね合せ、そして裏面に塗布層を有する上
側の紙シートにペンまたはタイプライターで圧力を印加
したところ顕色剤を含有している下側の紙シートに紫色
の像が発色した。
【0115】実施例10 3−(1′−エチル−2′−メチルインドール−3′−
イル)−3−アセチルオキシ−4,5,6,7−テトラ
クロロフタリドの1.7gと1−n−オクチル−2−メ
チルインドールの0.6gとを1−フェニル−1−キシ
リルエタンの97.7gに溶解し、そしてゼラチンとカ
ルボキシメチルセルースとを使用してコアセルベーショ
ンによって通常の方法でマイクロカプセル化した。得ら
れたマイクロカプセルをデンプン溶液およびセルロース
粉末と混合し、そして1枚の紙の裏面に完全乾燥ベース
で塗布量が7g/m2になるように塗布した。同時に、
製紙の段階において紙質に欧州特許第A−181289
号明細書の実施例1記載のサリチル酸亜鉛5g/m2が
あらかじめ配合された紙を製造した。両方の紙シートを
相互に重ね合せそして裏面に塗布層を有する上側の紙シ
ートにペンまたはタイプライターで圧力を印加したとこ
ろ顕色剤を含有している下側の紙シートに紫色の像が発
色した。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基質上に (A)  式 【化1】 (式中、Xは単環式又は多環式芳香族または複素芳香族
    基、Yは陰イオンとして脱離可能な置換分、Q1 は−
    O−、−S−、>N−R又は >N−NH−R、Q2 
    は −CH2−、 −CO− 、 −CS− 又は −
    SO2−を意味し、Rは水素、C1 −C12−アルキ
    ル、C5 −C10−シクロアルキル、アリール又はア
    ラールキルを意味する、そして環Aは6個の環原子を有
    する芳香族又は複素環式基であり、場合によっては融合
    された芳香環を有しておりそして該環Aも融合環も置換
    されていてもよい)の多環式化合物と (B)  有機縮合成分 とを含有するコーティング層を含み、かつ、(C)  
    基質内に配合された電子求引性の顕色成分を含有してい
    る感圧記録材料。
  2. 【請求項2】  式(1)中のXがピロリル基、チエニ
    ル基、インドリル基、カルバゾリル基、アクリジニル基
    、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、ナフトチエニ
    ル基、フェノチアジニル基、インドリジニル基、ジュロ
    ジニル基、カイロリニル基、ジヒドロキノリニル基又は
    テトラヒドロキノリニル基である請求項1記載の記録材
    料。
  3. 【請求項3】  式(1)中のXがピロリル基、インド
    リル基、カルバゾリル基、インドリニル基、ジュロジニ
    ル基、カイロリニル基、ジヒドロキノリニル基又はテト
    ラヒドロキノリニル基である請求項1記載の記録材料。
  4. 【請求項4】  式(1)中のXが置換された2−ピロ
    リル基、3−ピロリル基又は3−インドリル基である請
    求項1記載の記録材料。
  5. 【請求項5】  式(1)中のXがN−C1 −C8 
    −アルキル−2−メチルインドール−3−イル、N−C
    2 −C4 −アルカノイル−2−メチルインドール−
    3−イル、2−フェニルインドール−3−イル、N−C
    1 −C8 −アルキル−2−フェニルインドール−3
    −イルのいずれかの基である請求項1記載の記録材料。 。
  6. 【請求項6】  式(1)中のXが未置換又はハロゲン
    −、シアノ−、低級アルキル−、C5 −C6 −シク
    ロアルキル−、C1 −C8 −アシル−、R2R1N
    −、R3O−又はR3S−置換のフェニル又はナフチル
    である〔ここで、R1 、R2 、R3 に互いに独立
    的に水素、未置換又はハロゲン−、ヒドロキシル−、シ
    アノ−又は低級アルコキシ−置換の12個より多くない
    炭素原子を有するアルキル、1乃至8個の炭素原子を有
    するアシル、5乃至10個の炭素原子を有するシクロア
    ルキル又は未置換又はハロゲン−、シアノ−、低級アル
    キル−、低級アルコキシ−、低級アルコキシカルボニル
    −、X″X′N−又は4−NX′X″−フェニルアミノ
    −環置換のフェニルアルキル又はフェニル(X′とX″
    は互いに独立的に水素、低級アルキル、シクロヘキシル
    、ベンジル又はフェニルである)を意味するか、又はR
    1 とR2 はそれらが結合している窒素原子と一緒で
    5員又は6員の複素環式基を意味する〕請求項1記載の
    記録材料。
  7. 【請求項7】  式(1)中のXが式 【化2】 〔式中、R1 、R2 、R3 は互いに独立的に水素
    、未置換又はハロゲン−、ヒドロキシル−、シアノ−又
    は低級アルコキシ−置換の12個より多くない炭素原子
    を有するアルキル、1乃至8個の炭素原子を有するアシ
    ル、5乃至10個の炭素原子を有するシクロアルキル又
    は未置換又はハロゲン−、トリフルオロメチル−、シア
    ノ−、低級アルキル−、低級アルコキシ−、低級アルコ
    キシカルボニル−、X″X′N−又は4−NX′X″−
    フェニルアミノ−環置換のフェニルアルキル又はフェニ
    ル(ここで、X′とX″は互いに独立的に水素、低級ア
    ルキル、シクロヘキシル、ベンジル又はフェニルである
    )を意味するか、又はR1 とR2 はそれらが結合し
    ている窒素原子と一緒で5員又は6員の複素環式基を意
    味し、Vは水素、ハロゲン、低級アルキル、C1 −C
    12−アルコキシ、C1 −C12−アシルオキシ、ベ
    ンジル、フェニル、ベンジルオキシ、フェニルオキシ、
    又はハロゲン−、シアノ−、低級アルキル−又はアルコ
    キシ−置換のベンジル又はベンジルオキシを意味するか
    、又は基 −NT1T2 を意味する(ここで、T1 
    とT2 は互いに独立的に水素、低級アルキル、C5 
    −C6 −シクロアルキル、未置換又はハロゲン−、シ
    アノ−、低級アルキル−又は低級アルコキシ−置換のベ
    ンジル又は1乃至8個の炭素原子を有するアシルを意味
    するか、あるいは、T1 は未置換又はハロゲン−、シ
    アノ−、低級アルキル−、又は低級アルコキシ−置換の
    フェニルを意味する)、そしてmは1又は2である〕の
    置換フェニルである請求項1記載の記録材料。
  8. 【請求項8】  式(1)のYがハロゲン、脂肪族、環
    式脂肪族、芳香脂肪族、芳香族又は複素環式エーテル基
    又はアシルオキシ基である請求項1記載の記録材料。
  9. 【請求項9】  式(1)のYが式 (1c)         R′− (NH−) n−
    1 −Q′−O−(式中、R′は置換又は未置換のC1
     −C22−アルキル、シクロアルキル、アリール、ア
    ラールキル又はヘテロアリール、Q′は −CO− 又
    は −SO2−  、nは1又は2である)のアシルオ
    キシ基である請求項1記載の記録材料。
  10. 【請求項10】  式(1)のYが式 R″−CO−O
    −(ここで、R″は低級アルキル又はフェニルである)
    のアシルオキシ基である請求項1記載の記録材料。
  11. 【請求項11】  式(1)のQ1 が酸素そしてQ2
     が −CO− である請求項1記載の記録材料。
  12. 【請求項12】  式(1)の環Aが置換又は未置換の
    ベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピラジン環、
    キノキサリン環又はキノリン環である請求項1記載の記
    録材料。
  13. 【請求項13】  式(1)の環Aが未置換又はハロゲ
    ン置換されたベンゼン環である請求項1記載の記録材料
  14. 【請求項14】  成分(A)が式 【化3】 〔式中、A1 は未置換又はハロゲン−、シアノ−、低
    級アルキル−、低級アルコキシ−又はジ(低級アルキル
    )アミノ−置換のベンゼン又はピリジン環、Y1 はハ
    ロゲン、低級アルキルカルボニルオキシ又はベンゾイル
    オキシ、X1 は式 【化4】 の3−インドリル基又は式 【化5】 の置換フェニル基を意味する(式中、W1 は水素、未
    置換又はシアノ−または低級アルコキシ−置換のC1 
    −C8 −アルキル、アセチル、プロピオニル又はベン
    ジル、W2 は水素、低級アルキル又はフェニルを意味
    し、R4 、R5 、R6 は互いに独立的に未置換又
    はヒドロキシル−、シアノ−又は低級アルコキシ−置換
    の12個より多くない炭素原子を有するアルキル、C5
     −C6 −シクロアルキル、ベンジル、フェネチル又
    はフェニルを意味するか、又は(R5 とR6 )はそ
    れらが結合している窒素原子と一緒でピロリジノ、ピペ
    リジノ又はモルホリノを意味する、V1 は水素、ハロ
    ゲン、低級アルキル、C1 −C8 −アルコキシ、ベ
    ンジルオキシを意味するか、又は基 −NT3T4 を
    意味し、ここで、T3 とT4 は互いに独立的に水素
    、低級アルキル、低級アルキルカルボニル又は未置換又
    はハロゲン−、メチル−又はメトキシ−によって置換さ
    れたベンジルを意味する、そして環Bは未置換であるか
    又はハロゲン、低級アルキル又はジ(低級アルキル)ア
    ミノによって置換されている)〕のラクトンである請求
    項1記載の記録材料。
  15. 【請求項15】  式(2)のX1 が式(2a)の3
    −インドリル基であり、その式中のW1 がC1 −C
    8 −アルキル、W2 がメチル又はフェニルであり、
    かつその式中のY1 が低級アルキルカルボニルオキシ
    である請求項14記載の記録材料。
  16. 【請求項16】  成分(A)が式 【化6】 (式中、環Dは未置換又は4個の塩素原子で置換されて
    おり、Y2 はアセチルオキシ又はベンゾイルオキシで
    あり、W3 はC1 −C8 −アルキルである)のラ
    クトン化合物である請求項1記載の記録材料。
  17. 【請求項17】  成分(A)が式 【化7】 (式中、環Dは未置換又は4個の塩素原子で置換されて
    おり、Y2 はアセチルオキシ又はベンゾイルオキシで
    あり、R7 、R8 、R9 はそれぞれ低級アルキル
    である)のラクトン化合物である請求項1記載の記録材
    料。
  18. 【請求項18】  縮合成分(B)がN−置換アミノフ
    ェニルエチレン、N−置換アミノフェニルスチレン、ア
    シルアセトアリールアミド、一価又は多価フェノール、
    フェノールエーテル、3−アミノフェノールエーテル、
    アニリン、ナフチルアミノ、ジアリールアミン、ナフト
    ール、ナフトールカルボキシアニリド、アミノピラゾー
    ル、ピラゾロン、チオフェン、チオナフテン、アミノチ
    アゾール、アミノピリミジン、アクリジン、ピリドン、
    インドール、カルバゾール、カイロリン、インドリジン
    、ジュロリジン、モルホリン、ピロリジン、ピペリジン
    、ピペラジン、インドリン、キノロン、ピリミドン、バ
    ルビツール酸、ベンゾモルホリン、ジヒドロキノリン、
    テトラヒドロキノリン化合物からなる群から選択される
    請求項1乃至6のいずれかに記載の記録材料。
  19. 【請求項19】  縮合成分(B)が5−ピラゾン化合
    物、クレシジン、フェネチジン、N,N−ジ(低級アル
    キル)アニリン化合物、3−(低級アルキル)−6−ジ
    (低級アルキル)アミノインドール化合物、2−(低級
    アルキル)インドール、2−フェニルインドール、3−
    (低級アルキル)−6−(低級アルコキシ)インドール
    化合物、N−C1 −C8 −アルキル置換2−(低級
    アルキル)インドール、3−(低級アルキル)−6−(
    低級アルコキシ)インドール、3−(低級アルキル)−
    6−(低級アルキル)アミノインドール化合物の化合物
    からなる群から選択される請求項1記載の記録材料。
  20. 【請求項20】  縮合成分(B)が少なくとも1つの
    未置換又は低級アルキル−、シクロヘキシル−又はベン
    ジル−モノ置換のアミノ基を含有するフルオラン又はフ
    タリドである請求項1記載の記録材料。
  21. 【請求項21】  顕色成分(C)がルイス酸、活性化
    粘土、固体カルボン酸及びフェノール水酸基を含有する
    化合物からなる群から選択される請求項1記載の記録材
    料。
  22. 【請求項22】  顕色成分(C)が活性化粘土又はサ
    リチル酸亜鉛である請求項1記載の記録材料。
  23. 【請求項23】  成分(A)と(B)が有機溶剤に溶
    解されている請求項1記載の記録材料。
  24. 【請求項24】  成分(A)と(B)がマイクロカプ
    セルに封入されている請求項23記載の記録材料。
  25. 【請求項25】  成分(A)と(B)が転写シートの
    裏側に1つ又は2つの層の形で存在しそして成分(C)
    が被転写シート内に配合されている請求項1記載の記録
    材料。
  26. 【請求項26】  成分(A)と(B)が顕色成分(C
    )がその中に配合されている発像シートでもあるベース
    材料の表側に存在している請求項1記載の記録材料。
  27. 【請求項27】  成分(A)と(B)が1種又はそれ
    以上の公知常用の発色剤と一緒に存在している請求項1
    記載の記録材料。
  28. 【請求項28】  該公知常用の発色剤が3,3−(ビ
    スアミノフェニル)フタリド、3−インドリル−3−ア
    ミノフェニルアザ−又は−ジアザフタリド、(3,3−
    ビスインドリル)フタリド、3−アミノフルオラン、6
    −ジアルキルアミノ−2−ジベンジルアミノフルオラン
    、6−ジアルキルアミノ−3−メチル−2−アリールア
    ミノフルオラン、3,6−ビスアルコキシフルオラン、
    3,6−ビスジアリールアミノフルオラン、ロイコオー
    ラミン、スピロピラン、スピロジピラン、クロメノピラ
    ゾール、クロメノインドール、ベンゾオキサジン、フェ
    ノキサジン、フェノチアジン、キナゾリン、ローダミン
    ラクタム、カルバゾリルメタン、トリアリールメタンの
    群から選択される請求項27記載の記録材料。
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