JPH04230639A - 脂肪族炭化水素の芳香族炭化水素への転換方法 - Google Patents

脂肪族炭化水素の芳香族炭化水素への転換方法

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JPH04230639A
JPH04230639A JP21824891A JP21824891A JPH04230639A JP H04230639 A JPH04230639 A JP H04230639A JP 21824891 A JP21824891 A JP 21824891A JP 21824891 A JP21824891 A JP 21824891A JP H04230639 A JPH04230639 A JP H04230639A
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fraction
hydrocarbons
hydrogen
liquid
bar
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JP21824891A
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Ari Minkkinen
アリ・ミンキネン
Pierre Renard
ピエール・ルナール
Larry Mank
ラリ・マンク
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IFP Energies Nouvelles IFPEN
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C15/00Cyclic hydrocarbons containing only six-membered aromatic rings as cyclic parts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/005Processes comprising at least two steps in series

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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脂肪族炭化水素の芳香
族炭化水素への転換方法に関する。
【0002】より詳しくは、本発明は、軽質、例えばC
2〜C6、特にC3および/またはC4脂肪族炭化水素
を、(1) 高い純度を有し、かつ特に芳香族炭化水素
の痕跡しか含まない水素、および(2) 単独または混
合された軽質芳香族炭化水素(BTX)に転換すること
を目指す。
【0003】
【従来技術および解決すべき課題】C2〜C6脂肪族炭
化水素の様々な転換方法であって、流出物が水素、軽質
特にC1〜C5脂肪族炭化水素、および軽質芳香族炭化
水素、特にベンゼン、トルエンおよび/またはキシレン
、またはそれらの混合物(BTX)の混合物である方法
が知られている。これらの方法は、様々な方法で示され
ている。特に芳香族化方法または脱水素環化二量化方法
である。特にこの後者の方法において、軽質例えばC3
および/またはC4パラフィンまたはオレフィンを、ゼ
オライト触媒との接触下に、軽質芳香族炭化水素に転換
する。
【0004】脂肪族炭化水素の芳香族炭化水素への転換
は、例えばUS 4,133,743、4,210,5
19 、4,233,268 、および4,172,0
27 に記載されている。
【0005】脂肪族炭化水素の芳香族炭化水素への芳香
族化はまた、例えばフランス特許2,634,139 
および2,634,140 、および特許US 3,7
61,389および4,180,689 にも記載され
ている。例えばH−ZSM −5型、ガリウムまたは亜
鉛の添加によって変性されたアルミノシリケート、また
はガロシリケート触媒を用いる。通常、温度500 〜
750 ℃、圧力0.5 〜30バール、および速度0
.1 〜5vol./vol./hで操作が行なわれる
【0006】これらの方法の後で、かつ通常の方法で、
水素は高圧分離器で分離され、かつ炭化水素は一連の蒸
溜塔で分離される。
【0007】同様に、炭化水素から水素を分離するため
の選択透過膜の使用も、例えばUS4,180,388
 、4,398,926 および4,654,047 
において提案された。選択透過膜および分別塔の使用は
、US 4,548,619に記載されている。 この後者の特許において、脱水素環化二量化装置の流出
物は、まず簡単に分別される。液体フラクションは、B
TXを回収するために蒸溜され、気体フラクションは、
芳香族炭化水素によって、または外部起源のC7〜C1
0パラフィン系炭化水素によって圧縮され、ついで洗浄
される。
【0008】本発明は、水素、軽質脂肪族炭化水素、お
よび芳香族炭化水素を含む、得られた気体混合物の分別
を含む、C3および/またはC4脂肪族炭化水素の、エ
ネルギー面で経済的な芳香族化方法に関する。特に生成
物の分別のためのエネルギー需要が軽減される方法;同
様に、得られた水素が実質的に芳香族炭化水素を含まな
い方法;また、透過に付されるガスに芳香族炭化水素が
ほぼ不存在であるために、芳香族炭化水素に敏感な膜を
用いることができる方法にも関する。本発明の方法にお
いて、芳香族炭化水素の望ましくない結晶化が避けられ
る。
【0009】この方法は、場合によってはC2またはC
5+脂肪族炭化水素を用いて、特に単独または混合され
たプロパンおよびブタンに適用しうる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、脂肪族炭化水
素の芳香族炭化水素への転換方法であって、3または4
個の炭素原子を有する少なくとも1つの炭化水素を含む
脂肪族炭化水素の新品の炭化水素仕込原料を、芳香族化
触媒との接触下に転換し、水素の透過および炭化水素の
蒸溜によって得られる生成物を分別する方法において、
(a) 芳香族化条件において、新品の炭化水素仕込原
料の第一部分を、芳香族化触媒との接触下に転換し、(
b) (a) の流出物を冷却して、炭化水素の一部を
凝縮し、比較的芳香族プアな第一非凝縮気体フラクショ
ンと、比較的芳香族リッチな第一凝縮液体フラクション
とを分離し、 (c) 新品の炭化水素仕込原料の前記第二部分の少な
くとも1つのフラクションの気化と、第一気体フラクシ
ョンの芳香族炭化水素の少なくとも一部の凝縮とを同時
に確実に行なう条件下で、第一気体フラクションと、液
体状態の新品の炭化水素仕込原料の第二部分とを直接接
触させ、かつ第二気体フラクションを、第二液体フラク
ションから分離し、 (d) 第二気体フラクションを、少なくとも1つの水
素透過膜との接触下に流通させ、水素リッチになった気
体フラクションと、水素プアになった第三気体フラクシ
ョンを回収し、 (e) 第三気体フラクションを冷却して、これを一部
凝縮するようにし、メタンリッチになった第四気体フラ
クションと、少なくとも1つのC3および/またはC4
炭化水素を含む第三液体フラクションとを回収し、(f
) 第一、第二および第三液体フラクションを、共にま
たは別々に蒸溜し、かつ少なくとも1つのC3および/
またはC4炭化水素を含む少なくとも1つの第五気体フ
ラクションと、芳香族炭化水素を含む少なくとも1つの
第四液体フラクションとを回収し、 (g) 第五気体フラクションの炭化水素の少なくとも
一部を凝縮し、このようにして得られた凝縮物を減圧し
、これを、第三気体フラクションとの間接熱交換に付し
て、それの少なくとも一部気化を引起こし、かつ(h)
 工程(g) で得られた気化凝縮物の少なくとも一部
を、工程(a) の転換に送り、そこで新品の炭化水素
仕込原料の第一部分と混合して転換されるようにするこ
と、を特徴とする方法である。
【0011】以下、本発明について詳しく説明する。
【0012】本発明の方法において、少なくとも1つの
C3よび/またはC4脂肪族炭化水素を含む新品の炭化
水素仕込原料の第一部分を、芳香族化触媒との接触下に
、芳香族化条件下で転換する。水素、軽質脂肪族炭化水
素、および軽質芳香族炭化水素を含む炭化水素転換帯域
の気体流出物は、ついで、炭化水素の一部の凝縮を可能
にする温度に冷却される。比較的芳香族プアな第一非凝
縮気体フラクションと、比較的芳香族リッチな第一液体
フラクションとを分離する。
【0013】好ましい実施態様において、少なくとも1
つのC3および/またはC4炭化水素を含む炭化水素仕
込原料が液体状態であり、この仕込原料の第一部分は減
圧され、かつ転換反応器の流出物との間接熱交換に付さ
れる。このことによって、前記第一部分の気化、および
前記流出物の冷却および一部凝縮を引起こす。このこと
は、この方法の経済性に効果的に寄与する。
【0014】第一気体フラクションと、液体状態の新品
の炭化水素仕込原料の第二部分とを、接触帯域において
、新品の炭化水素仕込原料の前記第二部分の少なくとも
1つのフラクション、例えば少なくとも50%(好まし
くは60〜95%)の気化と、第一気体フラクションの
芳香族炭化水素の少なくとも一部の凝縮とを同時に確実
に行なう条件下に接触させる。前記凝縮は、少なくとも
一部、脂肪族炭化水素の前記気化による冷却によって引
起こされる。脂肪族炭化水素と芳香族炭化水素とを含む
第二液体フラクションから、第二気体フラクションを分
離する。
【0015】必要であれば、第二気体フラクションを、
その露点以上にするために、これを処理し、少なくとも
1つの水素透過膜との接触下にこれを流通させ、水素リ
ッチになった気体フラクションと、水素プアになった第
三気体フラクションとを回収する。第三気体フラクショ
ンを冷却して、これを一部凝縮するようにし、メタンリ
ッチな第四気体フラクション(これは、”fuel−g
as”(燃料ガス)を構成しうる)と、少なくとも1つ
のC3および/またはC4炭化水素を含む第三液体フラ
クションとを回収する。
【0016】第一、第二および第三液体フラクションを
、1つまたは複数の工程において、共にまたは別々に蒸
溜に付し、頂部において、少なくとも1つのC3および
/またはC4炭化水素を含む少なくとも1つの第五気体
フラクションと、底部において、所望の芳香族炭化水素
フラクションをなす少なくとも1つの第四液体フラクシ
ョンとを回収する。第五気体フラクションの炭化水素の
少なくとも一部が凝縮され、得られた凝縮物が減圧され
て、第三気体フラクションと間接熱交換接触される。 この凝縮物の気化によって、第三気体フラクションを冷
却することができ、これは大部分、その液化に寄与する
ことができる。このことはこの方法の主な利点である。 このようにして気化された凝縮物は、最終的に炭化水素
の転換帯域に送られ、この帯域の炭化水素仕込原料の一
部をなす。これはまた、前記のように新品の炭化水素仕
込原料の第一部分を受ける。
【0017】好ましい実施態様において、比較的直接的
に、転換反応器に送られる炭化水素仕込原料の第一部分
、および第一気体フラクションとの接触帯域に送られる
が、前記の一連の分離器を通過した後、転換反応器に少
なくとも一部戻る炭化水素仕込原料の第二部分は、各々
、総炭化水素仕込原料の50〜95%および5〜50%
を示す。
【0018】炭化水素仕込原料の2つのフラクションは
、必ずしも同じ組成ではなく、同じ起源でもない。従っ
て、第一部分は第二部分のものより比較的軽質な炭化水
素、例えば大部分、第一部分についてはC3またはC3
〜C4、第二部分についてはC5またはC4〜C5炭化
水素からなってもよい。
【0019】有利には、第一部分の少なくとも一部を、
第三気体フラクションとの接触下にこれを冷却するため
に気化してもよい。
【0020】炭化水素の転換反応器は、例えば、触媒と
してゼオライト、特にフランス特許2,634,139
 号または2,634,140 号に記載されたゼオラ
イトを用いて、C2〜C5、特にC3および/またはC
4軽質炭化水素の芳香族化用反応器であってもよい。
【0021】反応器の出口の圧力は、例えば1.5 〜
10バール、一般には2〜5バールである。温度が高い
場合には、例えば約10〜60℃、好ましくは30〜5
0℃にこれを下げて、反応器の気体流出物の一部を凝縮
し、かつ芳香族炭化水素の少なくとも一部を回収するよ
うにする。所望であれば、圧力を変えて芳香族炭化水素
の凝縮を促進してもよい。
【0022】次に、第一気体フラクションは、例えば1
5〜40バール、好ましくは20〜30バールまで圧縮
されてもよい。必要であれば、これを冷却して、温度を
約−10〜+55℃、好ましくは5〜35℃にし、かつ
芳香族を含む少なくとも1つの第二液体フラクションを
凝縮してもよい。この液体フラクションを、前記圧力下
に、第二気体フラクションから分離する。単一の圧縮段
階、ついで冷却および分別段階の代わりに、いくつかの
圧縮段階、ついで各々一部凝縮および分別段階を用いる
ことができる。
【0023】次にこれと、少なくとも1つのC3および
/またはC4炭化水素を含む、液体状態の新品の炭化水
素仕込原料の第二部分とを接触させる。この第二部分の
炭化水素の少なくとも50%の気化は、残留芳香族炭化
水素の少なくとも一部の凝縮を引起こす。温度は例えば
−10〜+40℃、好ましくは5〜35℃である。頂部
では、温度は例えば−10〜+30℃、好ましくは0〜
20℃である。 底部では、温度は例えば5〜40℃、好ましくは10〜
25℃である。圧力は15〜40バール、好ましくは2
0〜30バールである。重量表示で、液体状態の炭化水
素仕込原料の第二部分の量は、例えば第一気体フラクシ
ョンの量の5〜35%、好ましくは10〜25%であっ
てもよい。
【0024】ある場合には、特に第一気体フラクション
が、C3〜C4に非常に富む時、液体状態の炭化水素仕
込原料の第二部分がさらに、ある割合の非芳香族C5炭
化水素を含むのが有利であることもあろう。
【0025】必要であれば、生じた気体流(第二気体フ
ラクション)は、ついで例えば加熱または乾燥気体での
希釈によって、好ましくは過熱を確実に行なう補足圧縮
(一般に2〜7バールの増分で十分である)によって、
その露点以上にされる。これを次に、1つまたは複数の
段階において、少なくとも1つの選択透過膜と接触させ
る。過熱は好ましくは、膜内の水素の抜き出しの際に凝
縮がまったく生じないようなものである。このことは、
膜が液体炭化水素の存在に敏感であれば、有利である。
【0026】透過については、前記特許の1つを参照す
ることができ、好ましくはいくつかの段階において、段
階間のガスの再圧縮を用いて操作を行なう。透過膜は、
市販膜または先行技術の膜であってもよいので、ここで
詳細には記載しない。操作条件は膜に依存する。例えば
通常の膜を用いて、20〜40バールで約30〜150
 ℃である。透過段階を終えると、通常C1〜C5炭化
水素を含む、水素プアになったガスのフラクション(第
三気体フラクション)は、C3〜C5炭化水素を含む液
相(第三液体フラクション)を凝縮するために冷却に付
される。 冷却は一部には、この方法の比較的冷たい流れ、例えば
第四気体フラクションの流れ、および一部には、液化ガ
ス流、例えば液体エタン、プロパンまたはブタン流を用
いてもよい。好ましくは後で示されるような液化C3〜
C4流を用いる。
【0027】(第一、第二、第三)液体フラクションの
蒸溜は、別々に、または2つあるいはそれ以上のフラク
ションの混合後に実施されてもよい。
【0028】好ましくはこれら3つのフラクションを共
に蒸溜する。
【0029】好ましい実施態様によれば、接触帯域を出
た時に、第二気体フラクションは、透過帯域内の通過前
に圧縮される。その際圧縮機は、先行段階の圧縮機と一
直線になっていてもよい。この圧縮およびこの熱効果の
重要な利点は、気体混合物を、水素がない炭化水素の露
点以上にすることである。これらの炭化水素は、透過帯
域の出口で得られる。
【0030】もう1つの実施態様によれば、第二気体フ
ラクション用の圧縮機は、第四気体フラクションの回路
上に配置された減圧器によって生じたエネルギー、好ま
しくは機械的エネルギーを受ける。この場合、好ましく
は各々ターボ圧縮器と、ターボ減圧器を用いる。変形例
によれば、第二気体フラクション用の圧縮段階はないが
、単純な加熱がある。ターボ減圧器は、そのエネルギー
を、第一気体フラクションの1つまたは複数の圧縮段階
に伝達する。
【0031】もう1つの実施態様によれば、第五気体フ
ラクションは、一部凝縮に付される。ブタンおよびペン
タンリッチな凝縮物の少なくとも一部は、還流として塔
に再送される。ここで前記第五気体フラクションが、前
記第四液体フラクションから分離された。非凝縮部分は
、脱水素環化二量化反応器に再送される。
【0032】
【実施例】図1は、本発明の非限定的な実施態様を示す
【0033】下記において、熱交換器はすべて、壁を通
って間接接触を行なう。
【0034】さらに、C2および/またはC5+炭化水
素を含んでいてもよい、C3〜C4炭化水素の新品液体
仕込原料(1)  が、2つの流れ(2) および(3
) に分割される。この流れ(2) は減圧され(34
)、熱交換器(4) 、ついで熱交換器(5) を通り
、管路(6) を経て反応器(7) に達する。この反
応器で、この流れは、芳香族化触媒、例えばガリウムが
添加されたアルミノシリケートと接触させられる。
【0035】反応器(7) の流出物は熱交換器(5)
 を通り、ついで必要であれば熱交換器(8) を通る
。ついでこれは熱交換器(4) を通り、ここでこれは
炭化水素仕込原料の第一部分の気化に必要な熱を生じ、
管路(9) を経て塔(10)に達する。頂部(11)
の気体流出物は圧縮され(12)、ついで冷却され(3
6)、接触塔(13)内の炭化水素液体仕込原料の部分
と接触させられる(3) 。強度に芳香族の液体フラク
ションを回収する。
【0036】気相(14)は過熱を受ける。これは例え
ば圧縮器(15)内を通過した結果生じるものであり、
ついでこれは透過装置(16)内を通る。
【0037】精製水素は、管路(17)を経て出る。残
留ガス(35)は、例えば熱交換器(18)(19)お
よび(20)において、冷却ガス流によって(19)、
低温、例えば−30〜−40℃で減圧されたC3〜C4
液体流によって(21)、および必要であれば補助冷却
器によって(20)、冷却を受ける。 一部液化が生じ、塔(22)の頂部において、管路(2
3)によってメタンリッチなガスを回収し、塔(22)
の底部において液体流(24)を回収する。該ケースの
場合、接触塔(10)から抜出された液体流(25)は
、塔(26)に送られ、これはまた塔(13)から抜出
される液体流(27)と、塔(22)から抜出される流
(24)を受ける。芳香族炭化水素リッチな混合物は、
管路(27)によって回収される。頂部において、C3
〜C4炭化水素リッチな蒸気(28)は冷却され、一部
凝縮される(29)。分離器(30)において、例えば
C3−C4−C5液相が回収される。この相は、減圧器
(33)、管路(21)、熱交換器(19)、熱交換器
(5) および管路(6) を通過した後、反応器(7
) に再送される。熱交換器(19)において、気化熱
は、第三気体フラクションを冷却するために用いられる
。管路(31)による還流が確実に行なわれる。気相(
32)が残っているならば、この相は、脱水素環化二量
化用反応器に再送されるか、あるいはパージされてもよ
い。
【0038】塔(22)および(26)のリボイラは、
各々(37)および(38)として示されている。
【0039】高純度の水素を得ることができ、かつ収率
を増すことができる好ましい実施態様において、圧縮器
(40)内の場合による通過後、透過膜(17)から来
る水素流を、例えばPSA 型の吸着による分離(38
)に付す。精製水素を回収し(39)、排出された炭化
水素を再循環してもよい(管路(41))。
【0040】同様に液体が、ほぼC3またはC3−C4
炭化水素からのみなる時、管路(3) の液体に、C5
またはC5〜C6炭化水素(管路(42))を添加して
もよい。
【0041】例えば(重量で)3.5 %の水素、10
.9%のC1〜C2、36.2%のC3−C5、および
49.4%のBTXを含む仕込原料77894 (重量
)部/時を処理する。(10)における分離、22バー
ルまでの(12)における圧縮、および(36)におけ
る50℃での冷却後、塔(13)は、7.0 重量%の
BTX流49415 (重量)部/時を受ける。管路(
3) を経て、C3−C4−C5留分12025 (重
量)部/時を送る。温度は頂部で33℃、底部で47℃
である。頂部流は0.4 重量%のBTXしか含まない
。底部流中のBTXの濃度は67重量%である。約42
%のC3−C4−C5が、底部から出て行き、58%が
頂部から出て行く。気体混合物の過熱度を20℃増加さ
せる5バールの加圧後(総圧力P=27バール)、膜と
の接触下、80%以上の水素を除去する。液体流の蒸溜
後(24)(25)(27)、収支表を作成する。すな
わち純度97.5%の水素2770(重量)部/時、可
燃性ガス16639 (重量)部/時、再循環されるC
3−C4−C5留分40600 (重量)部/時、およ
びBTXリッチな留分29910 (重量)部/時が回
収された。
【0042】
【発明の効果】本発明の脂肪族炭化水素の芳香族炭化水
素への転換方法は、特に生成物の分別のためのエネルギ
ー需要が軽減され経済的であり、また、芳香族炭化水素
の望ましくない結晶化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を示す工程図である。
【符号の説明】
(1) …脂肪族炭化水素の仕込原料 (4) (5) (8) (18)(19)…熱交換器
(7) …反応器 (10)(13)…接触塔 (12)(15)(40)…圧縮器 (16)…透過装置 (21)…脂肪族炭化水素 (22)(26)…蒸溜塔 (25)…液体流 (27)…芳香族炭化水素 (29)…凝縮器 (30)…分離器 (33)(34)…減圧器 (36)…冷却器 (38)…吸着分離器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  脂肪族炭化水素の芳香族炭化水素への
    転換方法であって、3または4個の炭素原子を有する少
    なくとも1つの炭化水素を含む脂肪族炭化水素の新品の
    炭化水素仕込原料を、芳香族化触媒との接触下に転換し
    、水素の透過および炭化水素の蒸溜によって得られる生
    成物を分別する方法において、 (a) 芳香族化条件において、新品の炭化水素仕込原
    料の第一部分を、芳香族化触媒との接触下に転換し、(
    b) (a) の流出物を冷却して、炭化水素の一部を
    凝縮し、比較的芳香族プアな第一非凝縮気体フラクショ
    ンと、比較的芳香族リッチな第一凝縮液体フラクション
    とを分離し、 (c) 新品の炭化水素仕込原料の前記第二部分の少な
    くとも1つのフラクションの気化と、第一気体フラクシ
    ョンの芳香族炭化水素の少なくとも一部の凝縮とを同時
    に確実に行なう条件下で、第一気体フラクションと、液
    体状態の新品の炭化水素仕込原料の第二部分とを直接接
    触させ、かつ第二気体フラクションを、第二液体フラク
    ションから分離し、 (d) 第二気体フラクションを、少なくとも1つの水
    素透過膜との接触下に流通させ、水素リッチになった気
    体フラクションと、水素プアになった第三気体フラクシ
    ョンを回収し、 (e) 第三気体フラクションを冷却して、これを一部
    凝縮するようにし、メタンリッチになった第四気体フラ
    クションと、少なくとも1つのC3および/またはC4
    炭化水素を含む第三液体フラクションとを回収し、(f
    ) 第一、第二および第三液体フラクションを、共にま
    たは別々に蒸溜し、かつ少なくとも1つのC3および/
    またはC4炭化水素を含む少なくとも1つの第五気体フ
    ラクションと、芳香族炭化水素を含む少なくとも1つの
    第四液体フラクションとを回収し、 (g) 第五気体フラクションの炭化水素の少なくとも
    一部を凝縮し、このようにして得られた凝縮物を減圧し
    、これを、第三気体フラクションとの間接熱交換に付し
    て、それの少なくとも一部気化を引起こし、かつ(h)
     工程(g) で得られた気化凝縮物の少なくとも一部
    を、工程(a) の転換に送り、そこで新品の炭化水素
    仕込原料の第一部分と混合して転換されるようにするこ
    と、を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  工程(b) は1.5 〜10バール
    下、10〜60℃で実施され、工程(c) は1.5 
    〜10バール下、−10℃〜+40℃までで実施される
    ことを特徴とする、請求項1による方法。
  3. 【請求項3】  工程(b) は1.5 〜10バール
    下、30〜50℃で実施され、工程(c) は1.5 
    〜10バール下、5〜35℃で実施され、工程(d) 
    は20〜40バール下、30〜150 ℃で実施される
    ことを特徴とする、請求項2による方法。
  4. 【請求項4】  前記膜との接触下に炭化水素の凝縮を
    生じないように、第二気体フラクションの温度を上昇さ
    せて、これをその露点以上にすることを特徴とする、請
    求項1〜3のうちの1つによる方法。
  5. 【請求項5】  工程(c) において、新品の炭化水
    素仕込原料の第二部分の脂肪族炭化水素の少なくとも5
    0%を気化することを特徴とする、請求項1〜4のうち
    の1つによる方法。
  6. 【請求項6】  工程(c) において、新品の炭化水
    素仕込原料の第二部分の脂肪族炭化水素の60〜95%
    を気化することを特徴とする、請求項1〜5のうちの1
    つによる方法。
  7. 【請求項7】  第一、第二および第三液体フラクショ
    ンを共に蒸溜することを特徴とする、請求項1〜6のう
    ちの1つによる方法。
  8. 【請求項8】  新品の炭化水素仕込原料は、当初液体
    状態であり、前記炭化水素仕込原料の第一部分を減圧し
    、ついでこれを工程(a) の転換に送る前に気化させ
    、気化熱は、前記工程(a) の流出物との間接熱交換
    によって取り去られることを特徴とする、請求項1〜7
    のうちの1つによる方法。
  9. 【請求項9】  炭化水素仕込原料の第一および第二部
    分は、各々、この仕込原料の50〜95%、および5〜
    50%であることを特徴とする、請求項1〜8のうちの
    1つによる方法。
  10. 【請求項10】  工程(d) で回収された、水素リ
    ッチになった気体フラクションを吸着によって精製して
    水素の純度を増すようにし、排出された炭化水素を工程
    (a) の転換に再循環することを特徴とする、請求項
    1〜9のうちの1つによる方法。
JP21824891A 1990-08-29 1991-08-29 脂肪族炭化水素の芳香族炭化水素への転換方法 Pending JPH04230639A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108017492A (zh) * 2016-11-04 2018-05-11 中国石油化工股份有限公司 混合轻烃芳构化制芳烃的方法

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