JPH04230279A - 認識力および記憶力増強活性を有する化合物 - Google Patents

認識力および記憶力増強活性を有する化合物

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JPH04230279A
JPH04230279A JP3242891A JP24289191A JPH04230279A JP H04230279 A JPH04230279 A JP H04230279A JP 3242891 A JP3242891 A JP 3242891A JP 24289191 A JP24289191 A JP 24289191A JP H04230279 A JPH04230279 A JP H04230279A
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JP
Japan
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compound
formula
hydroxy
trifluoromethyl
pyrimidinyl
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Pending
Application number
JP3242891A
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English (en)
Inventor
Ronald J Mattson
ロナルド ジェイ マットソン
Robert Mayol
ロバート メイオル
Michael E Brady
マイケル イー ブラディ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bristol Myers Squibb Co
Original Assignee
Bristol Myers Squibb Co
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬理作用を有する複素環
式化合物およびその製造法、用途に関する。特に本発明
は、1−〔〔1−〔2−(トリフルオロメチル)−4−
ピリミジニル〕−4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピ
ロリジノン、またはBMY−21502としてより知ら
れているが、その酸素化誘導体に関する。本発明の化合
物は、変性過程による種々の痴呆の治療と同様、記憶や
学習の増強に有用な、大脳の機能増強剤である。
【0002】
【従来の技術】種々の変性性痴呆の臨床局面と同様、痴
呆が引き起こす社会経済問題は、その未知の熟練者には
よく知られている。またこれらの障害の種々の薬物治療
が現在研究中であることも認められるだろう。そのよう
な薬物の中に、抗痴呆剤としてまたは普通認識力増強剤
として知られる薬物があり、そのいくつかは現在、初老
の、重大でありふれたCNS障害であるアルツハイマー
病と診断された患者に、臨床評価されている。化学的に
、臨床研究中のこれらの薬物は、構造式1のN−置換2
−ピロリジノン誘導体の種類のいくつかである。
【化11】
【0003】これらのテストと特性を記述した代表的文
献として、Butler他,J.Med.Chem.,
27,684−691(1984)を参照されたい。こ
の種の試薬の予備臨床結果は、その薬物が初老の老年痴
呆の治療に有効な効果があるかもしれないことを示して
いる。
【0004】一連の特許が、式2に相当する構造をもつ
いくつかの化合物を示している。
【化12】 (式中、Xは一般にC2−4置換または未置換のアルキ
レン、Yはカルボニルまたはメチレン、Aはアルキレン
、アルカノイル、アルキレンアミドアルキレンなどのよ
うな架橋部分、Wは窒素、Bはピリミジニル、ピリジニ
ル、ベンゾイソチアゾリル環系である。)これらは、何
精神、抗不安、鎮吐、精神安定、認識力増強と同様、他
の抗痴呆活性を持つと報じられている。もっと詳しいこ
とは、YeVichとMattson,米国特許No.
4,668,687(1987年5月26日);Ww他
,米国特許No.3,717,634(1973年2月
20日);Temple,米国特許No.4,423,
049(1983年12月27日);NewとYevi
ch,米国特許No.4,524,206(1985年
6月18日)を参照されたい。
【0005】式2の化合物に関する他の事実が、Mal
awska他の“2−ピロリジノンマンニッヒ塩基の合
成と薬理特性”,Polish  Journalof
  Pharmacology,34,373−382
(1982)に示された。構造式3で表される。その一
サブクラスである化合物は、鎮痛特性と同時に弱い抗炎
症作用を示すと述べている。
【化13】 (式中、Xは水素または塩素である。)
【0006】最
も重要な技術は、Mattson他,米国特許No.4
,826,843(1989年3月2日)にあると信じ
られ、その中に一般式4の化合物が認識力および記憶増
強活性をもっと示されている。
【化14】 (式中、Xはエチレン鎖または1,2−ベンゾ環、Yは
カルボニル(Xが1,2−ベンゾ環の時のみ)またはメ
チレン、R1は水素または低級アルキル、Zはピリダジ
ン、ピリミジン、ピラジン環系から選ばれるR2,R3
−二置換ジアジニル環である。)この系列の好ましい化
合物は、1−〔〔1−〔2−(トリフルオロメチル)−
4−ピリミジニル)−4−ピペリジニル〕メチル〕−2
−ピロリジノン(4a)で、以下BMY−21502と
する。
【化15】
【0007】BMY−21502は現在、記憶および認
識力障害の治療で臨床評価されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】優れた認識力および記
憶増強活性を有する化合物を提供すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は式Iの化合物お
よびその製薬上許容し得る塩に関する。
【化16】 (式中、R1およびR2は各々水素、ヒドロキシから選
ばれ、R3は水素、ヒドロキシ、オキソから選ばれ、R
1およびR2が水素である時にだけR3はオキソであり
得、またR1,R2,R3がすべて同時に水素またはヒ
ドロキシであり得ず、実線および点線は、二重共有結合
かまたは、炭素末端に共有結合したもう一つの水素原子
を伴う単共有結合を示す。)
【0010】本発明のもう一つの局面は、式IIの化合
物およびその製薬上許容し得る塩に関する。
【化17】
【0011】本発明のさらなる局面は、式IIIの化合
物およびその製薬上許容し得る塩に関する。
【化18】
【0012】本発明の代表的化合物を選びテストして、
認識力増強作用を示した。さらに本発明の他の局面とし
て、この系列の化合物は、老年痴呆に苦しむ患者に用い
られるために、製薬製剤に組み入れられる。
【0013】BMY−21502は、老年痴呆やアルツ
ハイマー病を含む記憶および認識力障害の治療のための
、経口的活性試薬である。作用のメカニズムは、完全に
はわかっていないが、BMY−21502の有効性は、
作用例、放射性物質の研究、細胞培養研究、ラットの脳
切片中の海馬神経細胞の電気生理学実験で報じられてい
る。
【0014】薬物分子の中間代謝物は酸化の道をたどる
のが普通である。一般的背景については、Peter 
 G.Welling,“薬動力学”、ACSモノグラ
フ185,アメリカ化学会,ワシントン,DC,198
6を参照されたい。抗痴呆剤の中間代謝物は、本来の権
利として生物学的に活性であろう。例えば、オキシラセ
タムは、ピラセタムの主な代謝物であることが示されて
いる。
【0015】広義では、今回の発明は、BMY−215
02の酵素化誘導体に関し、これら誘導体のいくつかを
中間代謝物として同定することに関する。これら中間代
謝物の分子構造の決定は、合成された推定の代謝物との
、スペクトルやクロマトグラフィーのデーターの比較に
よって確かめられた。BMY−21502の誘導体の製
造方法もまた記述している。さらに、この発明はこれら
BMY−21502誘導体が抗痴呆活性を有することの
発見に関する。
【0016】本発明の化合物は、次のいずれかで得られ
る。 1)化学合成 2)BMY−21502を与えられた哺乳動物の血ょう
または尿からの中間代謝物の単離
【0017】中間代謝物の単離は、後で述べる高圧液体
クロマトグラフィー(HPLC)のような、普通に用い
られるクロマトグラフィーの方法によってなされる。一
般的なクロマトグラフィー技術にいては、“最新液体ク
ロマトグラフィー入門”,L.R.SnyderとJ.
J.Kirkland,John  Wiley&So
ns,Inc.,1979を参照。
【0018】合成種々の式I化合物は次のルートまたは
その適当な変形を用いて合成できる。
【0019】ルート1.  R1とR3が水素でR2が
ヒドロキシである本発明の式Iの化合物(Ia)は、次
の連続工程から成る方法で製造できる。
【化19】
【0020】a)4−クロロ−2−(トリフルオロメチ
ル)ピリミジン(IV)をイソニペコタアミド(V)と
反応させて化合物VIとする。
【化20】
【0021】b)オキシ塩化リンのような適当な脱水剤
を用いて、化合物VIから水を除去して、ニトリルVI
Iとする。
【化21】
【0022】c)化合物VII中のニトリル基を触媒水
素化して、アミンVIIIとする。
【化22】
【0023】d)化合物VIIIをアセテートIXと反
応させて、式Xの化合物とする。
【化23】 (式中、Zは塩素、臭素、ヨウ素または、トシレート、
メシレートなどのような他の脱離基、Rは第一級C1−
4アルキル基である。)
【0024】e)式Xの化合物を式XIのマロン酸誘導
体(式中、Yは塩素または臭素、Rは第一級C1−4ア
ルキル基である)と反応させて、式XIIのアミド化合
物とする。
【化24】
【0025】f)カリウムt−ブトキシド、ナトリウム
  エトキシド、ナトリウムメトキシド、リチウムエト
キシドなどのような金属塩基を用いて、式XIIの化合
物を環化して式XIIIの化合物とする。
【化25】 (式中、M+はナトリウム、カリウム、リチウムなどの
ような金属からの金属陽イオンである。)
【0026】
g)式XIIIの化合物をけん化し、続いて脱カルボキ
シ化し、カルボニル基を還元して、生成物Iaを得る。
【0027】ルート2.  R2とR3が水素でR1が
ヒドロキシである本発明の式Iの化合物(Ib)は、次
の工程から成る方法で製造できる。
【化26】
【0028】a)BMY−21502を、リチウムジイ
ソプロピルアミド、ナトリウムヘキサメチルジシリジド
、カリウムヘキサメチルジシリジドなどのような強金属
塩基と反応させて、アニオン金属塩XIVとする。
【化27】 (式中、M+は先に定義した通りの金属陽イオンである
。)
【0029】b)上記塩をヒドロキシル化剤と反応させ
る。用いられる代謝的なヒドロキシル化剤は、“有機合
成のための試薬”,Vol.11,Mary  Fie
ser編,John  Wiley  &  Sons
,Inc.,N.Y.,108(1984)に書いてあ
るようなDauis試薬である。
【0030】ルート3.  R1とR2が水素、R3が
ヒドロキシである本発明の式Iの化合物(Ic)と、R
1とR2が水素、R3がオキソである本発明の式Iの化
合物(Ib)は、次の連続工程から成る方法で製造でき
る。
【化28】
【0031】a)スクシンイミド(XV)を4−クロロ
メチル−ピリジン(XVI)と、水素化ナトリウムなど
のような塩基の存在で反応させて、化合物XVIIとす
る。
【化29】
【0032】b)化合物XVII中のピリジニル基を触
媒水素化して、化合物XVIIIとする。
【化30】
【0033】c)化合物XVIIIを4−クロロ−2−
(トリフルオロメチル)ピリミジン(IV)と、炭酸ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのよ
うな塩基の存在で反応させてIdとする。
【0034】d)好ましくは水素化ホウ素リチウムを用
いて、化合物Id中の一カルボニル基を選択的に還元し
て、Icを得る。
【0035】ルート4.  本発明の化合物IIIは、
次の連続工程から成る方法で製造できる。
【化31】
【0036】a)式XXのギ酸アルキルと式XIXのベ
ンジロキシ酢酸アルキルとを、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水素化リチウムなどのような金属塩基で縮
合させて、式XXIの塩とする。
【化32】 (式中、RとM+は先に定義した通りであり、Bzは置
換または未置換のフェニル環を伴うベンジル基を示す。 )
【0037】b)式XXIの塩をトリフルオロアセトア
ミジン(XXII)と反応させて、ヒドロキシピリミジ
ンXXIIIとする。
【化33】
【0038】c)オキシ塩化リンのようなクロル化剤を
用いて、化合物XXIIIをクロル化して、化合物XX
IVとする。
【化34】
【0039】d)化合物XXIVを1−〔(4−ピペリ
ジニル)−メチル〕−2−ピロリジノン(XXV)と、
炭酸ナトリウムなどのような塩基の存在で反応させて、
化合物XXVIとする。
【化35】
【0040】e)化合物XXVI中のベンジル保護基を
水素化分解で除去して、生成物IIIを得る。
【0041】ルート5.  本発明の化合物IIは、次
の連続工程から成る方法で製造できる。
【化36】
【0042】a)4−ピペリドン(XXVII)を4−
クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(IV
)と、炭酸ナトリウムなどのような存在で反応させて、
化合物XXVIIIとする。
【化37】
【0043】b)化合物XXVIIIをエポキシドXX
IXに変える。水素化ナトリウムのような塩基とトリメ
チルオキソスルホニルクロリドのようなエポキシ化剤を
用いてなされる。
【化38】
【0044】c)エポキシドXXIXを式XXXの2−
ピロリジノンの金属塩と反応させて、生成物IIを得る
【化39】 (式中、M+は先に定義した通りである。)
【0045
】中間代謝物の単離と構造決定五つの尿と二つの血しょ
う中間代謝物は、後で述べるようなHPLC条件を用い
て単離された。その構造は以下の通りである。構造決定
は、基準試料とのHPLC保持時間の比較、および/ま
たはスペクトル分析によってなされた。
【化40】
【化41】
【0046】本発明は種々の立体異性体を含むものと考
えられ、例えば、各々のエナンチオマー、エナンチオマ
ーの混合、ジアステレオマー、ジアステレオマーの混合
を含む光学異性体であり、今回の化合物中の一つまたは
二つの不斉炭素原子の存在のために、立体的非対称を生
ずる結果起こるものと理解すべきである。各々の異性体
の分離は、その道の専門家によく知られた種々の方法を
適用してなされる。薬用途のため、製薬上許容し得る酸
付加塩、陰イオンが毒性または有機陽イオンの薬理活性
に意味ある影響を与えないような塩が場合により望まれ
る。酸付加塩は、構造式I,II,IIIの有機塩基と
、有機または無機酸との反応によって、好ましくは溶液
中での接触によって得られるかまたは、その道の専門家
に利用される文献に詳説される標準的方法のいずれかに
よって得られる。有用な有機酸の例は、マレイン酸、酢
酸、酒石酸、プロピオン酸、フマル酸、イセチオン酸、
コハク酸、パモ酸、シクラミン酸、ピバル酸などのよう
なカルボン酸であり、有用な無機酸は、HCl,HBr
,HIのようなハロゲン化水素酸、硫酸、リン酸などで
ある。さらに、本発明は、水和物のような溶媒和の形で
存在する、式I、II、IIIのいずれも含む。
【0047】今回の発明の化合物は、大脳の機能増強活
性に関し、最初のスクリーニングとして、減る受け身の
逃避反応について、健忘を引き起こす電気ショック(E
CS)の逆転を用いて評価された。〔Banfis他,
J.Pharmacol.Meth.,8,255(1
982);Janrick,Ann.Rev.Psyc
hol.,23,457(1972);MeGaugh
とPetrinovich,Int.Rev.Neur
obiology,8,139(1965)参照〕プラ
ミラセタム、ピラセタム、アニラセタムなどのような標
準化合物は、この例で活性をもち、記憶の過程に影響を
与えるといわれ、変性過程またはアルツハイマー病のよ
うな疾患による種々の痴呆の治療に有用であろう。次に
テスト方法を述べる。
【0048】生物学的手順 テストで、ラットを、電気的足のョックを避けるため動
かないよう訓練した。二つのコントロールグループを用
意し、ECSコントロールと偽ECS(ECSなし)コ
ントロールである。ECSコントロール動物を各々、活
性なショック格子上の壇上に、賦形剤または試験薬物を
投与30分間後に置いた。動物はたやすく壇から降りて
、既時に足のショックを経験して、壇の上に逃げること
をすぐに学んだ。もし足のショック攻撃に続いて降りる
ことなしに2分間壇の上に止まったならば、動物が受け
受け身の逃避反応を習得したと考えた。習得後直ちに、
ECSコントロール動物は、75mAの強さで800m
sec間電極を介してECSを受けた。偽ECSコント
ロール動物は、電極を通じて電流を通さない点を除き、
ECSコントロールで述べたのと同じようにした。 両グループを21時間後保持テスト処理した。動物を各
々壇上に置き、壇から不活性のショック格子上に降りる
のを記録し、もし降りずに120秒間壇上に止まったな
らば、課題動物が受け身の逃避反応を留めていると考え
た。一般に、ECSを受けない賦形剤処理動物は、明確
な反応の保持(83.5%)を示す一方、ECSを受け
た賦形剤処理動物は、壇を降りると足のショックになる
ことを覚えている能力に関して、健忘性(17.5%)
を示した。活性なテスト化合物はECSの健忘効果を逆
転できた。
【0049】量的な結果を分数とパーセンテージの両方
で表わし、次の比を出した。 パーセンテージは次の式を用い、便宜上100とした偽
ECSコントロールの場合の百分率として表した。 統計の比較は、一自由度について補正した2×2カイ2
乗式を用いてなされた。
【0050】表1はECSテストの結果を示す。
【表1】
【0051】前述の結果は、式I、II、IIIの化合
物が電撃ショックで起こる健忘を妨げるのに有用である
ことを示す。そのような活性は通常の加令や老化過程の
記憶保持に関するだけでなく、臨床的に用いられる電撃
ショックの健忘発生効果からの保護にも有用であろう。 電撃ショックは、ある種の精神病患者、特に伝統的薬理
療法で難治のうつ症の患者の治療に用いられる。この電
撃ショック治療が、受けた患者に健忘という望ましくな
い副作用を引き起こすことはよく書かれている。薬理テ
ストで電撃ショックの健忘を起こす効果に対して保護す
る活性を示す今回の化合物は、精神病治療での電撃ショ
ックの臨床使用の有用な付加物であろう。
【0052】さらに本発明の化合物で得られたテスト結
果を考えると、大脳機能への精神認識力増強化または正
常化効果が大いに望まれるような、いくつかの特定の適
用で有用であろう。課題化合物は変性過程、病気などに
よる痴呆の治療で有用と思われ、年令に関係する記憶機
能障害、AIDSに関係する痴呆、多用な梗塞痴呆、ア
ルツハイマー病、パーキンソンに関係する痴呆などがそ
の特定の例である。同様に化合物は記憶や学習過程の増
強で有用であり、新しい知識の習得に対すると同様に、
良性の老いた健忘性、学習無能やある知恵遅れの状態、
例えば最小限度の能の機能障害で見られるような欠損の
治療に対しても有用である。化合物はまた抗健忘薬とし
ても有用で、ECS(標準の抗うつ治療)、ベンゾジア
ゼピンのような薬物やアルコールなど、頭部外傷や神経
外科手術後のような外傷などにより起こる健忘に対して
適用されるだろう。本発明の化合物に対して考えられる
他の用途は、失読症、失語症、トゥレットシンドローム
のような多用な障害の治療であろう。
【0053】以上をまとめてみると、今回の化合物は、
特に痴呆の治療で用いるのに適した大脳の機能増強特性
、認識力および記憶増強、健忘の逆転および/または妨
げ、確かな多様な適用を持つ。さらに本発明のもう一つ
の局面は、治療の必要に哺乳動物の大脳の機能を増強す
るための方法に関し、その治療は、そんな哺乳動物に、
式I,II,IIIの化合物のまたは製薬上許容し得る
その酸付加塩の有効量を全身に投与することから成る。 式I,II,IIIの化合物の投与や投薬摂取は、標準
化合物ピラセタム、Reisberg他,Drug  
Development  Research,247
5−480(1982);Weng他,Rationa
l  Drug  Therapy,17(5),1−
4(1983);Reisberg他,“Psycho
pathology  in  the  Aged”
,ColeとBarrett編、Raven  Pre
ss,New  York,243−245(1980
)参照、プラミラセタム、Butler他、J.Med
.Chem.,27,684−691(1984)参照
に対するのと同じようにしてよいと考えられ。
【0054】全身投与、投薬、投薬摂取の様式は個々の
ケースで確実な専門家の判断を利用し、受ける人の年令
、体重、コンディションを考慮して、注意深く調節され
るべきである。一般に、経口的に与えられる時、一日の
投与量は約0.1gから約10g、好ましくは0.5g
〜5gであろう。十分な治療効果がもっと少ない量で得
られる時もあり、もっと多く必要な時もあろう。臨床薬
学に熟練した人には明白なように、一日の投与量から成
る、式I,II,III化合物の総量は、熟練した医師
によって理解された原則と実行にあたっての必要性を考
慮に入れて、一回でまたは分けて与えられる。
【0055】全身投与という語は、経口、舌下、口腔内
、鼻腔内、真皮内、直腸内、筋肉内、静脈内、皮下ルー
トを示す。一般に本発明の化合物が好ましいルートであ
る経口投与される場合、非経口的に与えられる場合より
、同じ効果を生じるのに、活性薬物の少し多くの量が必
要だろう。良い臨床の慣行に従って、有害なまたは困っ
た副作用を起こさずに、有効な有利な効果を生じる濃度
で、今回の化合物を投与するのが好ましい。
【0056】治療上、今回の化合物は一般に、式I,I
I,IIIの化合物または製薬上許容し得るその酸付加
塩の有効な大脳機能増強量と、製薬上許容し得る担体と
から成る製薬製剤として与えられる。そのような治療を
行う製薬製剤は、担体との組み合わせで、本発明の化合
物少なくとも一つが多い方または少ない方の量(例えば
、95%〜0.5%)含まれ、担体は、固体、半固体、
または液体、希釈剤、充填剤、非毒性で不活性で製薬上
許容し得る製剤補助剤の一またはそれ以上から成る。そ
のような製薬製剤は、好ましくは服量単位形であり、す
なわち望む治療反応を生じるよう計算された投与量の分
数または倍数に相当する。予め決った量の薬物を含む物
理的に個別の単位である。普通、服量単位は、1回の投
与量の1,1/2,1/3、またはそれ以下を含む。1
回の投与量は好ましくは、予め決めた投薬摂取により一
またはそれ以上の服量単位を1回適用投与して、望む治
療、効果を生ずるに十分な量を含み、普通1日の服量の
全部、半分、1/3またはそれ以下を1日に1回、2回
、3回またはそれ以上投与する。他の治療剤もそんな製
剤中に存在できると考えられる。単位投与量毎に活性成
分0.1〜1gを供給する製薬製剤が好ましく、錠剤、
ロゼンジ、カプセル、粉剤、水性または油性懸濁液、シ
ロップ、エリキシル剤、水溶液として通常の方法に従が
い製造される。好ましくは経口製剤は錠剤、カプセルの
形であり、結合剤(例えばシロップ、アカシア、ゼラチ
ン、ソルビトール、トラガカント、ポリビニルピロリド
ン)、充填剤(例えばラクトール、砂糖、コーンスター
チ、リン酸カルシウム、ソルビトール、グリシン)、潤
滑剤(例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリ
エチレングリコール、シリカ)、崩壊剤(例えばスター
チ)、湿潤剤(例えばラウリル硫酸ナトリウム)のよう
な慣習的賦形剤を含む。式I,II,III化合物の溶
液または懸濁液は、慣習的製薬賦形剤と共に、静脈注射
用の水性溶液または筋肉注射用の油性懸濁液のような非
経口製剤として用いられる。望む透明度、安定性、非経
口用途のための適応性をもった製剤は、活性化合物の重
量で約0.1〜10%を水または賦形剤に溶かしてつく
られ、その賦形剤は、グリセリン、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールまたはその混合物のような
、多価の脂肪族アルコールから成る。ポリエチレングリ
コールは、水と有機液体の両方に溶け、200〜150
0の分子量をもつ、不揮発性の通常液体のポリエチレン
グリコールの混合物から成る。
【0057】
【実施例】尿試料の採集 4匹の犬にBMY−21502を50mg/kg経口的
に与え、尿試料を0−6時間と6−24時間から採集し
た。試料は直ちに凍結させ分析まで置いた。単離作業を
始める前に、0−6時間と6−12時間の試料を同量ず
つ合わせた。
【0058】尿試料分析のHPLC条件三つの異なるH
PLCシステムが、中間代謝物を単離、特徴づけするた
めに用いられた。逆相、分配、順相である。
【0059】a.客相システム  このシステムは分析
用μBondapakフェニルカラム(Waters,
3.9×300mm)から成り、移動相は、メタノール
/水(50:50)から成り、流速は1.0ml/mi
nである。これと同様以下のシステムで、インジェクタ
ーはWaters  U6Kで、検出は254nmのU
.V吸収によった。
【0060】b.分配システム  このシステムは、Z
orbaxシリカ(Dupont,3.9×300mm
)をつめた分析用カラムから成り、移動相はアセトニト
リル/0.01M酢酸アンモニウム、pH5.0(98
:2)から成り、流速は1.0ml/minである。こ
れは、標準および中間代謝物の保持時間を設定するのに
用いられた。移動相をアセトニトリル/水(99:1)
に変え、半分取用シリカカラム(9.4×250mm)
を用いて、逆相システムからのピーク2を2つのピーク
に分取分離した。(下を見よ)
【0061】c.順相システム  このシステムは、分
析用Zorbaxカラム(Dupont,4.6×25
0mm)から成り、移動相は、ポンプAでアセトニトリ
ル、ポンプBでエタノール/水/メタンスルホン酸(1
00:1:0.1)から成った。移動相は70%Aで、
流速は1.0ml/minである。
【0062】尿中間代謝物の単離 上で述べたように犬から得た尿試料は、試料と同量のメ
タノールを加え、続いて遠心分離で不溶物を除いて、ク
ロマトグラフィー用に用意した。試料を5μフィルター
を通してろ過してから、注入した。逆相HPLCシステ
ムにくりかえし注入すると、保持時間が約5.6,6.
3,7.5,8.2分の4つのピークとなった。各注入
のピークをそれぞれ集めプールした。その結果、ピーク
1約130μg、ピーク2  340μg、ピーク3 
 35μg、ピーク4  350μgを尿約2mlから
得られた。その後更にHPLC分析して、ピーク2は二
つのほぼ等しい成分から成ることがわかり、半分取用分
配システムのHPLCで、9.7分、11.1分に溶出
するピーク2aと2bとに分けられた。図1−3はピー
ク1、2a,2bからの中間代謝物の質量スペクトルで
ある。
【0063】ピーク1,2a,2bからの中間代謝物は
、ジヒドロキシ−1−〔〔1−〔2−(トリフルオロメ
チル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリジニル〕メチ
ル〕−2−ピロリジノンの三つの可能な異性体のすべて
(Ie−Ig)として同定された。一方、ピーク3,4
からの中間代謝物は、4−ヒドロキシ−1−〔〔1−〔
2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−4
−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノン(Ia)
および5−ヒドロキシ−1−〔〔1−〔2−(トリフル
オロメチル)−4−ピリミジニル〕−5−ピペリジニル
〕メチル〕−2−ピロリジノン(Ic)と各々わかった
【0064】血しょう中間代謝物の単離200mg/k
gレベル投与された犬から採った血しょうのメチルt−
ブチルエーテル抽出物のHPLCは、保持時間が4.4
−5.8分と7.0−8.0分の二つの中間代謝物を与
えた。HPLC条件は次の通りである。HPLCカラム
:Phenyl−RP,4.5mm×150mm,5μ
m粒子サイズ Upchurchで適合したJones  Chrom
atograplyからのカラム Whatman  Co−Pell  ODSをつめた
C130プレカラム 移動相:0.05M酢酸アンモニウムpH5.3に25
%アセトニトリル、5%メタノール 流  速:1.5ml/min 検  出:UV260nmこうして得た二つの中間代謝
物は化合物IcおよびIdとして同定された。
【0065】この発明を構成する化合物やその製造方法
は、次の例の考察からさらにはっきりするだろうが、そ
の例は例示するだけの目的であって、発明の範囲を限定
するものではない。全温度は、特定しなければ、度Cで
ある。核磁気共鳴(NMR)スペクトル特性は、標準品
としてテトラメチルシラン(TMS)に対する、100
万分の1(ppm)で表わされた化学シフト(δ)によ
る。プロトンNMRスペクトルデータ中種々のシフトに
ついて報じられた相対面積は、分子中の特定の官能タイ
プの水素原子数に相当する。多重度に関するシフトの性
質は、広いシングレット(bs)、シングレット(s)
、マルチプレット(m)、ダブレット(d)として報じ
、DMSO−d6(パージュウテロジメチルスルホキシ
ド)、CDCl3(ジュウテロクロロホルム)が用いら
れ、その他は慣習通りである。赤外(IR)スペクトル
は、官能基同定値をもつ吸収波数(cm−1)のみで表
わされる。IR測定は、希釈剤として臭化カリウム(K
Br)を用いてなされた。すべての化合物の元素分析を
行なった。
【0066】実施例1  1−〔2−(トリフルオロメ
チル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリジンカルボキ
サミド(VI) アセトニトリル(250ml)中、4−クロロ−2−(
トリフルオロメチル)ピリミジン(IV,23.66g
、0.130mol)、イソニペコタミド(V.16.
66g,0.130mol)、炭酸ナトリウム(27.
56g、0.260mol)の混合物を4時間還流した
。冷やすと固体の塊を生じた。この塊をDMF(300
ml)に溶かし、濾過して無機物を除いた。溶媒を減圧
除去し、粗生成物をイソプロパノールから、次いで90
%エタノールから再結晶して、無色の針状物を得た(2
4.8g、70%)。
【0067】実施例2  1−〔2−(トリフルオロメ
チル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリジンカルボニ
トリル(VII) オキシ塩化リン(22ml)を攪拌しながらDMF(2
20ml)に加えた。発熱反応混合液が深紅に変ってか
ら、化合物VI(23.20g、85mmol)を加え
た。水浴で冷やし、20分間攪拌した。DMFを減圧除
去し、残渣を塩化メチレン(300ml)に溶かした。 炭酸ナトリウムの飽和水溶液(約200ml)を、氷浴
で冷やしながら、泡が見られなくなるまで加えた。塩化
メチレン層を分離し、減圧濃縮した。ヘキサン−酢酸エ
チルから再結晶して、結晶性生成物を得た(19.0g
、87%)。
【0068】実施例3  1−〔2−(トリフルオロメ
チル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリジニル〕メチ
ル〕アミン(VIII) メタノール(150ml)および水酸化アンモニウム(
30%溶液  50ml)中、VII(19.0g、7
4.2mmol)の溶液をRaneyニッケル触媒(約
5g)で60psi30分間水素化した。混合液を濾過
し、減圧濃縮して、明緑色油状の生成物を得た(19.
40g、100%)。
【0069】実施例4  エチル〔〔1−〔2−(トリ
フルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリジ
ニル〕メチル〕アミノアセテート(Xa)アセトニトリ
ル(65ml)中、VIII(5.0g、19.2mm
ol)および炭酸カリウム(5.32g、38.5mm
ol)の混合物にブロモ酢酸エチル(2.85ml、2
1.2mmol)を加えた。20分間攪拌後、濾過し減
圧濃縮した。シリカゲルで、溶離液として5%メタノー
ル−酢酸エチルを用いてクロマトグラフィーして生成物
を得た(4.03g、61%)。
【0070】実施例5  エチル  3−〔〔N−(エ
トキシ−2−オキソエチル)−N−〔1−〔2−(トリ
フルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリジ
ニル〕メチル〕アミノ〕−3−オキソプロパノエート(
XIIa) アセトニトリル(75ml)中、Xa(4.03g、1
1.6mmol)および炭酸カリウム(3.5g、25
mmol)の混合物に、エチルマロニルクロリド(3.
0ml、23.2mmol)を滴下した。20時間攪拌
後、濾過し減圧濃縮した。シリカゲルで酢酸エチルを用
いてクロマトグラフィーして、表題の生成物を得た(5
.05g、94%)。
【0071】実施例6  エチル  2,5−ジヒドロ
−4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−〔〔1−〔2−(
トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペ
リジニル〕メチル〕−3−ピロールカルボキシレート,
カリウム塩((XIIIa) XIIa(5.05g、10.9mmol)の無水エタ
ノール(70ml)溶液にカリウムt−ブトキシド(1
.47g、13.1mmol)を加えた。溶液は最初澄
んでいたが、10分後に濁ってきた。2時間還流しさら
に16時間室温で撹拌した。氷浴で冷やし、白色沈澱の
生成物を集めた(3.36g、68%)。
【0072】実施例7  4−ヒドロキシ−1−〔〔1
−〔2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕
−4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノン(I
a) アセトニトリル(10ml)および水(0.058ml
)中、XIIIa(1.0g、2.5mmol)の溶液
を、予め温めたオイルバスに置き、20分間還流し、次
いでアイスバスで冷やした。エタノール(15ml)と
水素化ホウ素ナトリウム(0.10g、2.5mmol
)を加え、18時間室温で攪拌した。溶媒を減圧除去し
、酢酸エチルに溶かし、濾過した。濾液を減圧濃縮し、
シリカゲルで溶離剤として10%メタノール−酢酸エチ
ルを用いてクロマトグラフィーして、白色粉末の生成物
を得た(0.68g、79%)。
【数1】
【0073】実施例8  3−ヒドロキシ−1−〔〔1
−〔2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕
−4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノン(I
b) ヘキサメチルジシラザン(1.4ml、6.64mmo
l)のTHF(15ml)溶液に−40℃で攪拌しなが
ら、n−ブチルリチウム(2.14Mを3.1ml、6
.63mmol)を加えた。−78℃に冷やし、−78
℃のBMY−21502(2.0g、6.10mmol
)のTHF(60ml)溶液を加え、−78℃で1.5
時間攪拌した。3−フェニル−2−ベンゼンスルホニル
オキサ−ジリジン(2.41g、9.20mmol)の
THF(15ml)溶液を加え、攪拌しながら18時間
かけて室温まで温めた。飽和NH4Cl(50ml)で
反応を止め、エーテルで3回抽出した。エーテル抽出液
をMgSO4で乾燥させ、濾過し減圧濃縮した。シリカ
ゲルで溶離剤として3−4%メタノール/CH2Cl2
傾斜を用いてクロマトグラフィーし、黄色泡状の生成物
を得た(収量370mg、18%)。
【数2】
【0074】実施例9  1−(4−ピリジニルメチル
)−2,5−ピロリジンジオン(XXII)水素化ナト
リウム(17.6g、0.44mmol)のDMF(5
00ml)の懸濁液をアイスバスで冷やしながら攪拌し
、スクシンイミド(29.73g、0.3mol)を注
意深く加えた。次に4−ピコリルクロリド塩酸塩(32
.81g、0.2mol)を力強く攪拌しながら注意深
く加えた。室温で1日、次いで100℃で2日間攪拌し
た。冷まし濾過した。減圧濃縮して黒色オイルを得た。 この暗粗生成物を4回沸騰しているシクロヘキサン(1
50ml)で攪拌し、各回暗残渣から、沸騰シクロヘキ
サンをデカントした。シクロヘキサン抽出液をさまして
、望む生成物を無色針状物として結晶化させ(23.0
5g、60.9%)、濾過し空気乾燥した。
【0075】実施例10  1−〔(4−ピペリジニル
)メチル〕−2,5−ピロリジンジオン塩酸塩(XVI
II) エタノール(100ml)および濃HCl(17.6g
、176mmol)中、XVII(16.71g、88
mmol)の溶液に酸化プラチナ(0.3g)を加えた
懸濁液を、500ml  Parrボトルで60psi
、室温で24時間水素化した。その後濾過した。濾液を
減圧濃縮して白色粉末の生成物を得、精製せずに次の工
程で用いた。
【0076】実施例11  1−〔〔1−〔2−(トリ
フルオロメチル)−4−ピリミジニル〕4−ピペリジニ
ル〕メチル〕−2,5−ピロリジンジオン水和物(Id
) XVIIIの水(250ml)溶液に炭酸ナトリウム(
30g、0.28mol)を加えた。次にアイスバスで
冷やしながら力強く攪拌して、4−クロロ−2−(トリ
フルオロメチル)−ピリミジン(IV,16.06g,
88mmol)を加えた。24時間かけて室温まで温め
ると、望む生成物が白色沈澱として生じ(21.76g
,73.3%,mp:144−145度)、これを集め
、水で洗い、乾燥させた。
【数3】
【0077】実施例12  5−ヒドロキシ−1−〔〔
1−〔2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル
〕−4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノン水
和物(Ic) Id(7.52g、22mmol)の無水THF(10
0ml)溶液をアイスバスで冷やしながら攪拌して、水
素化ホウ素リチウム(2.39g、0.110mol)
を加えた。アイスバスで1時間、その後室温で7時間攪
拌した。それからアイスバスで冷やして、過剰の水素化
ホウ素リチウムをアセトン(75ml)で注意深く処理
した。減圧濃縮し、シリカゲルで溶離剤として酢酸エチ
ル中にエタノール(0−20%)の傾斜を用いてクロマ
トグラフィーした。白色粉末の生成物を得た(6.46
g,85.4%,mp:105−108℃)。
【数4】
【0078】実施例13  1−〔2−(トリフルオロ
メチル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリドン(XX
VIII) 塩化メチレン(50ml)と炭酸ナトリウム飽和水溶液
(8ml)の混合液に攪拌しながら、4−ピペリドン−
水和物塩酸塩(XXVII,3.37g,2.19mm
ol)を加えた。次に4−クロロ−2−(トリフルオロ
メチル)ピリミジン(IV,4.0g,21.9mmo
l)を加え、2時間攪拌した。有機層を分け、硫酸マグ
ネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して、白色固体の生成物
を得(4.9g、92%)、精製せずに次の工程で用い
た。
【0079】実施例14  6−〔2−(トリフルオロ
メチル)−4−ピリミジニル〕−1−オキサ−6−アザ
スピロ〔2,5〕オクタン(XXIX) 丸底フラスコに入れた水素化ナトリウム(60%鉱油分
散を0.48g、12mmol)をヘキサンで洗い鉱油
をなくしてから、DMSO(20ml,水素化カルシウ
ムから蒸留)を加えた。トリメチルオキソスルホニウム
クロリド(1.54g,12mmol)を加え、乾燥窒
素下20分間室温で攪拌した。次にXXVIII(2.
45g、10mmol)のDMSO(5ml)溶液をこ
の乳白色の懸濁液に加えた。室温で30分間攪拌してか
ら、50℃のオイルバスで1時間加熱した。水(30m
l)で反応を止め、エーテルで抽出した(3×60ml
)。エーテル抽出液を水で洗い(3×15ml)、硫酸
ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して、白色固体の生成
物を得た(2.1g、81%)。
【0080】実施例15  1−〔〔4−ヒドロキシ−
1−〔2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル
〕−4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノン(
II) 2−ピロリジノン(0.7g、7.7mmol)の無水
DMF(25ml)溶液にカリウムt−ブトキシド(1
.03g、9mmol)を加えた。45分間室温で攪拌
すると、乳白色の沈澱を生じた。XXIX(2.0g、
7.7mmol)の乾燥DMF(6ml)溶液を加える
と、徐々に澄み、18時間攪拌した。減圧濃縮し、中性
アルミナで溶離剤として酢酸エチルを用いてクロマトグ
ラフィーして、白色固体の生成物を得た(0.40g,
35%,mp:170−172℃)。
【数5】
【0081】実施例16  エチル  2−ベンジロキ
シ−ホルミルアセテート、ナトリウム塩(XXIa)水
素化ナトリウム(60%鉱油分散を2.92g、73m
mol)をヘキサンで洗い鉱油をなくして、トルエン(
100ml)に再懸濁させた。ギ酸エチル(2.92g
、73mmol)を加え、次に2−ベンジロキシ酢酸エ
チル(14.2g、73mmol)を加えた。窒素下3
日間攪拌してから、沈澱を集めて減圧で乾燥させた(6
.8g、38%)。
【0082】実施例17  5−ベンジロキシ−4−ヒ
ドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(X
XIII) トリフルオロアセトアミジン(XXII,3.14g,
27.8mmol)およびXXIa(6.8g、27.
8mmol)のエタノール(60ml)溶液を18時間
還流した。冷まして減圧濃縮した。少量の水に溶かし、
濃HClで酸性にした。白色沈澱の生成物を得た(3.
3g、44%)。
【0083】実施例18  5−ベンジロキシ−4−ク
ロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(XXI
V) XXIII(3.3g、12.2mmol)、ジエチル
アニリン(1.94ml、12.2mmol)、オキシ
塩化リン(0.758ml、8.13mmol)の混合
物を100℃のオイルバスで3時間加熱した。暗反応混
合液を減圧蒸留して、透明油状の生成物を得た(1.0
g、28.4%)。
【0084】実施例19  1−〔〔1−〔5−(フェ
ニルメトキシ)−2−(トリフルオロメチル)−4−ピ
リミジニル〕−4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロ
リジノン(XXVI)アセトニトリル(20ml)中、
1−〔(4−ピペリジニル)メチル〕−2−ピロリジノ
ン水和物(XXV,0.63g,3.46mmol)、
化合物XXIV(1.0g、3.46mmol)、炭酸
ナトリウム(0.8g、6.92mmol)の混合物を
18時間還流した。さまし、濾過し、減圧濃縮した。シ
リカゲルで溶離剤として酢酸エチルを用いてクロマトグ
ラフィーして、望む生成物を得た(1.2g,79.8
%,mp:155−157℃)。
【数6】
【0085】実施例20  1−〔〔1−〔5−ヒドロ
キシ−2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル
〕−4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノン(
III) XXVI(0.90g、2.1mmol)のエタノール
(75ml)溶液を10%Pd/C(0.20g)で6
0psi2時間水素化した。濾過し減圧濃縮して、白色
粉末の生成物を得た(0.40g,54%,mp:21
3−215℃)。
【数7】
【図面の簡単な説明】
【図1】ピーク1からの、犬の尿のBMY−21502
中間代謝物のTMS誘導体のEI質量スペクトルである
【図2】ピーク2からの、犬の尿のBMY−21502
中間代謝物のTMS誘導体のEI質量スペクトルである
【図3】ピーク3からの、犬の尿のBMY−21502
中間代謝物のTMS誘導体のEI質量スペクトルである

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式1 【化1】 (式中、R1およびR2は各々水素、ヒドロキシから選
    ばれ、R3は水素、ヒドロキシ、オキソから選ばれ、R
    1およびR2が水素である時にだけR3はオキソであり
    得、またR1,R2,R3がすべて同時に水素またはヒ
    ドロキシであり得ず、実線および点線は、二重共有結合
    かまたは、炭素末端に共有結合したもう一つの水素原子
    を伴う単共有結合を示す。)の化合物または製薬上許容
    し得るその塩または式II 【化2】 の化合物または製薬上許容し得るその塩,または式II
    I 【化3】 の化合物または製薬上許容し得るその塩。
  2. 【請求項2】  1−〔〔1−〔2−(トリフルオロメ
    チル)−4−ピリミジニル〕−4−ピペリジニル〕−メ
    チル〕−2,5−ピロリジンジオンである請求項1の化
    合物。
  3. 【請求項3】  3−ヒドロキシ−1−〔〔1−〔2−
    (トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−4−ピ
    ペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノンである請求項
    1の化合物。
  4. 【請求項4】  4−ヒドロキシ−1−〔〔1−〔2−
    (トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−4−ピ
    ペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノンである請求項
    1の化合物。
  5. 【請求項5】  5−ヒドロキシ−1−〔〔1−〔2−
    (トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−4−ピ
    ペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノンである請求項
    1の化合物。
  6. 【請求項6】  3,4−ジヒドロキシ−1−〔〔1−
    〔2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−
    4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノンである
    請求項1の化合物。
  7. 【請求項7】  3,5−ジヒドロキシ−1−〔〔1−
    〔2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−
    4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノンである
    請求項1の化合物。
  8. 【請求項8】  4,5−ジヒドロキシ−1−〔〔1−
    〔2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル〕−
    4−ピペリジニル〕メチル〕−2−ピロリジノンである
    請求項1の化合物。
  9. 【請求項9】  請求項1の式I,IIまたはIIIの
    化合物の有効量からなる認識力または記憶増強剤。
  10. 【請求項10】  請求項2〜8のいずれかの化合物を
    活性成分とし、製薬上許容し得る担体、賦形剤、希釈剤
    の一またはそれ以上と組み合わせることからなる請求項
    9の認識力または記憶増強剤。
  11. 【請求項11】(a)  式XIII 【化4】 (式中、M+は金属陽イオンであり、Rは第一級C1−
    4アルキル基である)の化合物中のエステル基−CO2
    Rをけん化して酸とし、続いて脱カルボキシル化してカ
    ルボニル基とし、それを還元して、R1およびR3が水
    素で、R2はヒドロキシである式Iの化合物とするまた
    は、(b)  式XIV 【化5】 (式中、M+は上記の通りである)の化合物を、ヒドロ
    キシル化剤と反応させて、R1がヒドロキシで、R2お
    よびR3は水素である式Iの化合物とするかまたは、(
    c)  式XVIII 【化6】 の化合物を、4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)
    ピリミジンと、塩基の存在で反応させて、R1およびR
    2が水素で、R3はオキソである式Iの化合物とするか
    または、(d)  工程(c)で得られた化合物中の一
    カルボニル基を選択的に還元して、R1およびR2が水
    素で、R3はヒドロキシである式Iの化合物とするかま
    たは、(e)  式4a 【化7】 の化合物を哺乳動物に投与して、R1,R2,R3の一
    つが水素で、残りはヒドロキシである式Iの化合物の尿
    中間代謝物を回収するかまたは、(f)  もし望めば
    、式Iの化合物を製薬上許容し得るその塩にすることを
    特徴とする、請求項1の式Iの化合物または製薬上許容
    し得るその塩を製造する方法。
  12. 【請求項12】  式XXIX 【化8】 のエポキシドを、式XXX 【化9】 (式中、M+は金属陽イオンである)の2−ピロリジノ
    ンの金属塩と反応させ、もし望めば、式IIの化合物を
    製薬上許容し得るその塩にすることを特徴とする、請求
    項1の式IIの化合物または製薬上許容し得るその塩を
    製造する方法。
  13. 【請求項13】  式XXVI 【化10】 の化合物中のベンジル保護基、Bz、を水素化分解によ
    り除去し、所望により式IIIの化合物を製薬上許容し
    得るその塩にすることを特徴とする、請求項1の式IV
    の化合物または製薬上許容し得るその塩を製造する方法
  14. 【請求項14】  請求項11〜13のいずれかによる
    方法で製造された式I、IIまたはIIIの化合物であ
    る請求項1記載の化合物。
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