JPH04230005A - 異方性合成樹脂磁石 - Google Patents

異方性合成樹脂磁石

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Publication number
JPH04230005A
JPH04230005A JP2417763A JP41776390A JPH04230005A JP H04230005 A JPH04230005 A JP H04230005A JP 2417763 A JP2417763 A JP 2417763A JP 41776390 A JP41776390 A JP 41776390A JP H04230005 A JPH04230005 A JP H04230005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
synthetic resin
working surface
magnet
magnetic powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2417763A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nakatsuka
哲 中塚
Itsuro Tanaka
逸郎 田中
Koichiro Sawa
沢 孝一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP2417763A priority Critical patent/JPH04230005A/ja
Publication of JPH04230005A publication Critical patent/JPH04230005A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異方性合成樹脂磁石
に関し、とくに期待される作用面における表面磁界の向
上を図ったものである。この発明は、強い表面磁界や深
い磁力線到達長さが必要とされる用途に普遍的に適用す
ることができ、その用途は特に限定されるものではない
が、健康器具、さらには紙やシート等の固定表示用磁石
または吸着表示盤などに用いてとりわけ有利に適合する
【0002】
【従来の技術】健康器具のように局所的に強い磁束密度
が必要とされる用途には、これまで希土類系またはフェ
ライト系の焼結磁石あるいはプラスチック磁石が主に使
用されてきた。上記の磁石のうち、とくに表面磁界が強
くまた吸着力の優れたものは希土類系の焼結磁石やプラ
スチック磁石であり、これらに比べるとフェライト系焼
結磁石は性能が幾分、またフェライト系プラスチック磁
石は性能がかなり劣り、それぞれ用途に応じて使用され
てきた。すなわちコストの高い希土類系磁石は高級用途
に、またコストの低いフェライト系磁石は低級用途に使
用されてきたが、いずれにせよ磁粉の配向方向は厚み方
向であり、磁気特性は使用原料の善し悪しによって決ま
っていた。
【0003】このようにフェライト系のプラスチック磁
石は、複雑な形状のものでも容易に成形でき、また軽量
で一体成形も可能という利点はそなえるものの、磁石の
表面磁界が低く、吸着力が弱いことから、その用途は自
ずから限定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題を有利に解決するもので、たとえプラスチック磁石用
磁粉としてフェライト系磁粉を用いた場合であっても、
作用面において強い表面磁界が得られる新規な磁粉粒子
配向構造になる異方性合成樹脂磁石を提案することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、表
裏面のうち少なくとも片面を作用面とする樹脂磁石の、
その作用面側における磁粉粒子の配向方向を、該作用面
の中央部上方に集束させてなる異方性合成樹脂磁石であ
る。
【0006】この発明において、磁粉としては、フェラ
イト系磁粉や希土類系磁粉など従来公知のものいずれも
が使用でき、その粒子形状については平均粒径が 1.
5μm 程度で、圧縮密度:3.20以上のものが好ま
しい。また合成樹脂についても、従来公知のものいずれ
もが使用でき、その代表例を示すと次のとおりである。 ポリアミド−6およびポリアミド−12などのポリアミ
ド系合成樹脂。ポリ塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、
ポリエチレンおよびポリプルピレンなどの単独または共
重合したビニル系合成樹脂。ポリウレタン、シリコーン
、ポリカーボネート、PBT、PET、ポリエーテルエ
ーテルケトン、塩素化ポリエチレンおよびハイパロンな
どの合成樹脂。プロピレン、ネオプレン、スチレンブタ
ジエンおよびアクリロニトリルブタジエンなどのゴム。 エポキシ系樹脂。フェノール系合成樹脂。さらに磁粉と
バインダーである合成樹脂との配合比率は、磁粉:90
に対し、合成樹脂:10程度とするのが望ましい。なお
その他にも、従来から常用される可塑剤や坑酸化剤、表
面処理剤などを目的に応じて適量使用できるのはいうま
でもない。
【0007】
【作用】さてこの発明では、合成樹脂磁石中における磁
粉の配向方向を制御することによって、表面磁界の向上
を図る。図1に、この発明に従う磁粉配向要領について
図解する。図中番号1は磁場配向成形金型に設けたキャ
ビティ、2は磁極、3は対向磁極である。さてキャビテ
ィ1内に、磁粉と合成樹脂とを所定の割合で配合した合
成樹脂磁石を装入し、磁場を印加すると、図中に矢印で
示した方向に磁力線4が発生し、この磁力線4に沿って
磁粉粒子が配向することになる。このように磁粉の配向
方向を作用面の中央部上方に集束させることによって、
磁束を絞ることができ、その結果作用面での表面磁界を
向上させることができるのである。
【0008】上記の例では、合成樹脂磁石の形状が円錐
台の場合について主に説明したが、磁石形状はこの場合
だけに限るものではなく、図2(a), (b)および
(c) に示すような三角錐台や四角錐台のような多角
錐台および半球台であっても、また同図(d), (e
)に示すような通常の円柱や直方体であっても、さらに
は同図(f) に示すような両円錐台であっても良く、
要は、磁石の表裏面の少なくとも片面側において、磁粉
粒子が作用面の中央部上方に集束するように配向してい
れば良いのである。なお図2(f) に示したような両
円錐台形の磁石を作製するには、図3に示すように、円
錐台磁石を2個用意し、それぞれの底面同士を接合して
やれば良い。
【0009】次に、磁粉の配向角度について述べると、
図3にαで示した配向角度が80°以下、好ましくは6
0〜20°程度とするのが望ましい。というのは配向角
度αが80°より大きいと表面磁界の改善効果に乏しく
、一方20°より小さくなると表面磁界を発生する作用
面がそれ以外の面に比べて著しく狭くなる不利が生じる
からである。
【0010】
【実施例】図1に示したような磁気回路を設定した金型
を用いて、図4(a), (b), (c) に示す形
状および表1に示す寸法になる合成樹脂磁石を、以下の
条件で磁場配向射出成形法により成形した。なお各合成
樹脂磁石の磁粉配向方向は図中に示したとおりである。
【0011】表  1
【0012】かくして得られた各合成樹脂磁石の作用面
における表面磁界について調べた結果を表2に示す。
【0013】表  2 参考例1,2はそれぞれ、比較例1,2と同じ形状のフ
ェライト系焼結磁石
【0014】表2より明らかなように、この発明に従っ
て得られた異方性合成樹脂磁石はいずれも、従来法に従
い得られたものと比較して作用面における表面磁界が著
しく向上し、とくに配向角度αを45°以下とした場合
には、フェライト系焼結磁石の表面磁界を凌ぐ優れた値
が得られた。
【0015】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、合成樹脂磁
石の作用面における表面磁界を格段に向上させることが
でき、たとえフェライト系合成樹脂磁石であってもフェ
ライト系焼結磁石を凌ぐ表面磁界を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う磁粉配向要領の説明図である。
【図2】この発明に従う合成樹脂磁石の好適形状を示し
た図である。
【図3】両円錐台形磁石の作製要領の説明図である。
【図4】実施例における合成樹脂磁石の形状を示した図
である。
【符号の説明】
1  キャビティ 2  磁極 3  対向磁極 4  磁力線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  表裏面のうち少なくとも片面を作用面
    とする樹脂磁石の、その作用面側における磁粉粒子の配
    向方向を、該作用面の中央部上方に集束させたことを特
    徴とする異方性合成樹脂磁石。
JP2417763A 1990-12-27 1990-12-27 異方性合成樹脂磁石 Pending JPH04230005A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2417763A JPH04230005A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 異方性合成樹脂磁石

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2417763A JPH04230005A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 異方性合成樹脂磁石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04230005A true JPH04230005A (ja) 1992-08-19

Family

ID=18525807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2417763A Pending JPH04230005A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 異方性合成樹脂磁石

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JP (1) JPH04230005A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005347685A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Magnet Plan:Kk 磁石体及びその磁石体を用いた箱又は磁選機

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