JPH04228919A - 旋回座ベアリング - Google Patents

旋回座ベアリング

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Publication number
JPH04228919A
JPH04228919A JP40765990A JP40765990A JPH04228919A JP H04228919 A JPH04228919 A JP H04228919A JP 40765990 A JP40765990 A JP 40765990A JP 40765990 A JP40765990 A JP 40765990A JP H04228919 A JPH04228919 A JP H04228919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balls
retainer
bearing
cage
ball bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP40765990A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguo Sano
佐野 次生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fujicar Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujicar Manufacturing Co Ltd filed Critical Fujicar Manufacturing Co Ltd
Priority to JP40765990A priority Critical patent/JPH04228919A/ja
Publication of JPH04228919A publication Critical patent/JPH04228919A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋回座ベアリングに
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ロータリプレスや建設機械
などの旋回座に用いられるベアリングは、図4に示すよ
うに、内輪21と外輪22の間に、複数のボール23と
間座24を交互に組み込み、その各ボール23を間座2
4と共に内外輪21、22間に転動させて保持する構造
をとっている。この間座24は、両側にボールが嵌まる
球面くぼみ25、25を備えたつづみ形で形成されてお
り、その中心部には両側を連通するグリース孔26が設
けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の構造では、大径の旋回座ベアリングの軌道面にボ
ール23を組み込む場合、通常100〜200個の間座
24が必要になるため、部品点数が著しく多くなり、組
立て作業にも手間がかかる欠点がある。
【0004】また、各ボール間ピッチのすき間はわずか
であるが、全ボールが軸受の片側に寄った場合には、反
対側に大きな空間が生じ、図5に示すように間座24が
傾くことがある。このように間座24が傾くと、間座と
軌道面がこすれ合って間座の摩耗が早く進行し、時には
、間座24が軌道面間にくさび状に噛み込んで軸受の回
転を止める不具合がある。また、間座24は、摩耗が進
むと形状が小さくなり、ボールの間隔を保持できなくな
るため、ボール23が軸受内の1部分に片寄ってボール
のないスペースが生じることがあるが、このようにボー
ルのないスペースが生じると、そのスペースの両側のボ
ールには荷重が集中し、軌道面を傷付けたり、ボール割
れを生じさせる欠点がある。
【0005】さらに、つづみ形の間座24は、その端部
が軌道面内の潤滑用グリースをかき取るヘラのような作
用をするために、軌道面上のグリースの保持が悪いとい
う問題もある。この発明は、上記の問題を解決するため
になされたもので、部品点数が少なくて組立てが容易に
でき、しかも、ボールを安定して確実に保持することが
できる旋回座ベアリングを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、薄板を環状に形成した保持器の周面
に所定間隔で複数のポケットを設け、その各ポケットに
嵌め込んだボールと保持器とを2つの軌道輪の間に組み
込んだ構造としたものである。上記の構造では、保持器
が一体となるために軸受の組立てが容易にでき、また、
保持器が摩耗しても軌道輪間で傾くことがないため、軌
道輪への噛み込みがなく、ボールの保持力が変化しない
。さらに、薄板の保持器と軌道面間にできるすき間に潤
滑剤が溜るため、軌道面の潤滑が保持される。
【0007】なお、上記の構造において、保持器の表面
硬度を、両軌道輪及びボールの表面硬度よりも低く設定
すると、ボールや軌道面の表面には、保持器との接触に
よるすり傷がつかず、安定した軸受性能が維持される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1乃至図3に示すように、旋回座ベアリ
ング1は、内輪2と外輪3の間に環状の保持器4を組み
込み、その保持器4周面に複数形成したポケット6に、
それぞれボール5を嵌入して構成されている。
【0009】上記保持器4は、SS41等の低炭素鋼の
薄い金属板7を、折曲げ加工して円環状に形成し、その
円環の周面にパンチ加工によりポケット6を形成したも
ので、折曲げ加工後調質処理は施すが、焼入れ処理は行
なわず、その表面硬度がショア硬度でHs20前後とな
るように形成されている。これに対して、内輪2と外輪
3、及びボール5は、軸受鋼を焼入れ処理して形成され
ており、ボール5の表面硬度は、ショア硬度でHs90
前後に、内外輪2、3の軌道面8、9の表面硬度は、H
s70前後にそれぞれ形成されている。
【0010】上記の内輪2と外輪3におけるボールの軌
道面8、9は、断面視でV字形をなす2つの傾斜面によ
り形成されており、ボール5は両軌道面8、9の間で4
点で接触した状態で転動するようになっている。また、
内輪2の軌道面8の両側には、環状のゴムシール10、
10が取付けられ、そのゴムシール10、10の先端が
外輪3の両側面に摺接して、ベアリング1の内部からの
グリースの流出を防止している。
【0011】なお、図中の11は、ボール5を軌道面8
、9間に挿入するためのボール挿入溝であり、この挿入
溝11は、通常固定ピン12を備える止め栓13によっ
て塞がれている。また、14は、軌道面8、9に潤滑用
グリースを注入するためのニップルである。
【0012】上記の構造で成る実施例の旋回座ベアリン
グ1においては、内輪2と外輪3を相対的に回転させる
と、軌道面8、9間でボール5が転動し、そのボールの
動きに連動して保持器4が回動する。この構造では、保
持器4が環状の一体物であり、ボール5はその保持器4
の各ポケット6に嵌め込んだ後内外輪2、3間に組み込
めばよいので、部分点数が少なくなり、組み立てが簡単
に行なえる。また、環状の保持器4は、傾いて軌道面8
、9間に喰い込むことがなく、しかも、薄板の保持器4
と軌道面8、9間にできるすき間がグリース溜りとなる
ため、各ボール5は常に安定した状態で保持される。
【0013】さらに、ボール5と共に保持器4が回動し
たとき、保持器4がボール5や軌道面8、9に接触して
も、保持器4の表面硬度が著しく小さいので、ボールや
軌道面の表面にすり傷が生じない。また、保持器4がボ
ールや内外輪2、3に接触すると、その表面がわずかに
変形してスムーズに回転するようになじむため、保持器
のかみ込みが抑制される。
【0014】なお、保持器4は、全体の硬度を低くする
必要はなく、内部の硬度を高くし、表面層の硬度だけを
ボールや軌道面の表面硬度に対して低く設定するように
してもよい。また、保持器の材料は、低炭素鋼に限らず
他の金属材料を用いてもよく、また、耐摩耗性のある合
成樹脂で形成することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明の旋回座ベアリ
ングは、薄板環状の保持器でボールを保持し、その保持
器とボールを軌道輪間に組み込むようにしたので、部品
点数が少なくなって軸受の組立てが容易になり、また、
保持器の軌道輪への噛み込みがなくなって、ボールを正
しい位置で確実に保持できるため、長期間にわたって安
定した軸受性能が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図
1のIII −III 線に沿った断面図
【図4】従来
例の一部縦断正面図
【図5】同上の作用状態を示す断面図
【符号の説明】
1  旋回座ベアリング 2  内輪 3  外輪 4  保持器 5  ボール 6  ポケット 7  金属板 8、9  軌道面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  薄板を環状に形成した保持器の周面に
    所定間隔で複数のポケットを設け、その各ポケットに嵌
    め込んだボールと保持器とを2つの軌道輪の間に組み込
    んだことを特徴とする旋回座ベアリング。
  2. 【請求項2】  保持器の表面硬度を、両軌道輪及びボ
    ールの表面硬度よりも低く設定したことを特徴とする請
    求項1に記載の旋回座ベアリング。
JP40765990A 1990-12-27 1990-12-27 旋回座ベアリング Pending JPH04228919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40765990A JPH04228919A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 旋回座ベアリング

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JP40765990A JPH04228919A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 旋回座ベアリング

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JPH04228919A true JPH04228919A (ja) 1992-08-18

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ID=18517218

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JP40765990A Pending JPH04228919A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 旋回座ベアリング

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020098034A (ja) * 2016-11-11 2020-06-25 日本精工株式会社 ボールねじ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127743B2 (ja) * 1973-05-25 1976-08-14

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127743B2 (ja) * 1973-05-25 1976-08-14

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020098034A (ja) * 2016-11-11 2020-06-25 日本精工株式会社 ボールねじ装置

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