JPH04228879A - 吐出装置 - Google Patents

吐出装置

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JPH04228879A
JPH04228879A JP3116253A JP11625391A JPH04228879A JP H04228879 A JPH04228879 A JP H04228879A JP 3116253 A JP3116253 A JP 3116253A JP 11625391 A JP11625391 A JP 11625391A JP H04228879 A JPH04228879 A JP H04228879A
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JP
Japan
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circuit
container
rotor
step motor
stator
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JP3116253A
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English (en)
Inventor
Osamu Miyazawa
修 宮澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定時間連続あるいは間
欠的に流体を吐出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吐出装置としては、特公昭61−
22599に示されたように、モータを駆動力とし、こ
れに大小の歯車を組合わせた電動装置を結合し、これに
より注射筒(ピストン部)をアームによって直接押すも
のが提言されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、注射器を用
いていることから、流体を吸収した状態においては、注
射筒が引き出される。従って、注射器の全長は概ね流体
の容量分の2倍を要し、装置としては全体形状が大きく
なり、特に携帯用としては問題となった。
【0004】又、流体の漏れ防止にパッキンを使用して
おり、注射筒を押す時の負荷が大きく、押す力のバラツ
キも大きかった。一方、連続回転をするモータを駆動源
とする場合には、吐出量をフィードバックする機構が必
要であり、構成が複雑になっていた。
【0005】更に、電磁アクチュエータを利用した場合
、電磁ノイズに対して弱く、アクチュエータのトルクが
小さいことから減速比を大きくする必要がある等の問題
があった。
【0006】本発明の目的は、流体容器の小スペース化
、小型電池が使えるよう低消費電流化、さらには吐出量
制御の容易化を実現した小型の吐出装置を提供すること
にある。
【0007】また、磁気に対して強く、減速輪列の機構
部品を削減することで小スペース化をはかり、小型の吐
出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の吐出装置は、電
気機械変換機と、前記電気機械変換機を駆動させるため
の回路と、前記回路を作動させるための電源と、流体を
たくわえる容器と、前記電気機械変換機の駆動力を前記
容器に伝える伝達機構から成り、前記伝達機構の一部が
容器を押圧することにより、容器の少なくとも一部が収
縮し、流体が吐出するように構成したことを特徴とする
吐出装置である。
【0009】
【実施例】次に本発明の詳細について図面を参照して説
明する。図1は、本発明による吐出装置の一実施例を示
す平面図であり、図2はその断面図である。本発明によ
る吐出装置は流体、特には薬液用の容器3、分散型ステ
ッピングモータ70(以下ステップモータと呼ぶ)、ス
テップモータ70の駆動力を収縮可能な容器3に伝える
伝達機構、分散型ステップモータ70を駆動させるため
の回路40、電源として約1.5V又は約3Vのボタン
型等の電池30、吐出量、動作状態、経過時間等の装置
の状態を表示する表示体31、前記各要素の固定及び保
護をする下ケース1と下ケース1にねじ等で固定される
上ケース2、容器3の先端に装着されるチューブを含む
注射針32から構成される。伝達機構は、減速輪列10
と変換機構(シャフト5と作動レバー4から成る)によ
り構成される。
【0010】図3、図4は前記ステップモータ70を示
す平断面図である。ステップモータ70は、永久磁石(
2極)72aとロータかな72bから成るロータ72、
外ノッチ73aと内ノッチ73bとロータ72を収納す
る穴73cを有するステータ73、磁心74aに巻線し
たコイルの両端を末端処理をしたリード基板74bから
成るコイルブロック74から構成される分散型のモータ
である。ロータ72の慣性モーメントは1.5mgmm
2 以下に、コイルブロックのアンペアターン3〜5、
抵抗1.5〜4.0KΩに設定してある。ステータ73
は外ノッチ73aと内ノッチ73bの角度θは38〜4
8°に設定してある。リード基板74bの他端は回路4
0に接続されている。ロータ72の磁極N、Sは内ノッ
チ73bにより内ノッチ73bから略90°の位置に停
止している。この様な形態のステップモータにすること
により、消費電流は2〜5μAと少なくでき、コイルブ
ロックとロータが分散している為、融通が良いレイアウ
トが可能となる。したがって小型化が容易である。
【0011】減速輪列10は、ロータかな72b、中間
車11、12、13、14、歯車15で構成され、その
減速比は1/14400に設定してある。変換機構は歯
車15を締め代、カシメ等で固着するとともにねじを切
ったシャフト21、そのねじと係合する雌ねじを有した
作動レバー22から構成される。
【0012】図23は、本発明における吐出装置の伝達
機構の他の実施例である。減速輪列の最終段であるかな
60とかな60と噛合するラック61aを有する作動レ
バー61から成り、回転運動を直線運動に変換している
。又、下ケース等の機枠62には溝62aを形成してあ
り、作動レバーのダボ61b、61cが係合しており、
直線動作の案内になっている。更に、ステップモータ、
減速輪列は機枠62に平面的に配置している。この様な
構成においては加工が困難なねじに対し、ラックはプレ
ス加工等で容易に加工できる。さらに減速輪列が容器及
びラックと重ねて配置できる為、平面的に小型化できる
【0013】図5は本発明の回路のブロック図である。 図1、図2における回路40は水晶振動子等の発振源を
含めた発振回路41、所望の周波数を得るための分周回
路42、所望の回路状態を設定するための複数のスイッ
チ(SW1、SW2、SW3)、ステップモータ70の
駆動信号を得る駆動回路43、表示体31の表示駆動回
路44、分周回路42からの信号と複数のスイッチから
の信号を入力信号とし、駆動回路43と表示駆動回路4
4と分周回路42を所望の回路状態にするための制御回
路45から構成される。
【0014】図6は、前述の駆動回路からの駆動信号を
示したものである。コイルの一端に入る信号をO1 、
他端に入る信号をO2 として示した。O1 とO2 
周波数は4HzでO1 とO2 の位相差は8Hzの信
号となる。 又、パルスの巾Tは1.7〜7.8msの間に設定して
いる。尚パルスのタイミングや数は、吐出量によって定
められ、何ら本実施例に限定するものではない。
【0015】次に動作について説明する。駆動回路43
からの出力信号O1 がコイルに印加されると磁界が発
生し、外ノッチ73aと穴73cで形成された薄肉部が
飽和され、図3に示すように磁極が形成される。そのた
め、反発力がロータ72に働き左回転し停止する。次に
出力信号O2 がコイルに印加される、コイルに流れる
方向は出力信号O1 の時とは反対のため、ステータ7
3に形成される磁極は図と反対になり、反発力によって
ロータ72は左回転する。ロータ72の回転力は、中間
車11〜14を介して歯車15に伝わり、図2の矢印方
向に回転する。シャフト5も同方向に回転することから
作動レバー4は図1の矢印方向に移動する。作動レバー
4は容器3の底部を押しており、容器3内の流体が吐出
される。そして、継続的に吐出させていると容器3の蛇
腹部3fが縮み、最終的には想像線の位置(図1)まで
押され続ける。その時の吐出量は、例えば容器3の平間
内径をφ12mmとすると約10nl/Sとなり、容器
3の有効容量を10ccとすると約11日間は吐出でき
る。 又、吐出量は容器3の断面積、出力信号の周波数、減速
比、ねじのリード角、ピッチ、径等を変えることにより
所望の吐出量を選択できる。又、容器3の収縮時には蛇
腹部が確実にスラスト方向に収縮できるように下ケース
1と上ケース2の溝によって蛇腹部の外径を案内する構
造としてある。したがって吐出量は駆動するパルスの数
等で容易に決定でき、吐出量を検出する必要がない為、
制御が簡略化できる。
【0016】図7は、図1に使用した収縮可能な容器3
の詳細図である。容器3は、吐出又は吸入口となる穴3
a、その外周に設けた注射針等を直接又は間接的に結合
する連結部3b、装置のケース等の機枠に固定する固定
部3c、流体をたくわえる貯蔵部3d、から構成される
。貯蔵部3dは基部3e、蛇腹部3f、底部3gより形
成される。容器3の材料はポリエチレン、塩化ビニル等
の合成樹脂を使用し一体成形により作られている。特に
半透明あるいは透明な材料が望ましい。又、蛇腹部3f
の肉厚は基部3eの肉厚に比べ薄く作ってある。更に、
蛇腹部3fの径小部の断面積sと径大部の断面積Sの比
は、s/S≧0.7(望ましくはs/S≧0.8)とな
るよう設定してある。
【0017】図8は、本発明による装置に用いる収縮可
能な容器の他の実施例である。この容器は、穴80a、
連続部80b、固定部80c、3ヶ所の切欠き80dを
有した外枠80と、蛇腹部81a、底部81b、外枠8
0との結合部81cから成る貯蔵部81で構成される。 外枠80と貯蔵部81は接合部分で溶着、接着、押し込
み固定等で流体が漏れないよう固着されている。切欠き
80dの1ヶ所は図1で説明した作動レバーが底部81
bを押せるような機能も兼ねている。他の切欠き81d
は外枠80と貯蔵部81を固着する時に用いる。又、吐
出時において作動レバーにより底部81bを押され、蛇
腹部81aが収縮する場合に蛇腹部81aの肉厚が薄い
ため、スラスト方向にスムーズに変形しないことが考え
られる。従って、その防止を目的として蛇腹部81aの
径大部を外枠80の内径でガイドさせている。
【0018】図9は本発明による吐出装置の他の実施例
を示す部分図であり、図1に示す実施例との主な相違点
を説明する。91は下ケースで穴91a、軸91b、シ
ャフト95の軸受となるメクラ穴91cを有している。 93は容器で基部93a、蛇腹部93b、底部93c、
柔軟性を有したパイプ93d、シリコン製のフタ93e
から構成され、各結合部は流体漏れのないよう接合され
ている。94は作動レバーでシャフト95の雄ねじと係
合する雌ねじを有している。歯車96は締め代をもって
シャフト95に固定されている。中間車98は減速輪列
の一部であり、ロータからの駆動力を歯車96に伝達し
ている。92は上ケースで、穴92aとシャフト95の
軸受となるメクラ穴92bを有している。99は金属製
の中空の針である。図1に示した実施例との相違は、ケ
ースの平面に対して垂直方向に針(吐出口)を配置した
こと、容器93が扁平型であること、駆動部分(図示せ
ず)をケースの平面上に配置した等である。又、流体を
吐出させる時は針99を抜くことによりパイプ93dの
穴より流体が吐出することになる。この時、フタ93に
あいた穴(針99を抜いた瞬間)は弾性の大きい材料の
ため収縮し閉じる。フタ92cも同様な機能を有し、外
からのゴミ、水等の進入を防止している。
【0019】次に本発明の吐出装置の電気機械変換機に
ステップ駆動をする超音波モータ(以下波動ステップモ
ータという)を用いた場合の駆動系の実施例を示す。
【0020】図10は波動ステップモータ及びその駆動
系の概要を示すブロック図である。図において、102
はコントローラであり、波動ステップモータの駆動タイ
ミングや、駆動パルスの数等を司る。
【0021】103は制御回路であり、振動体107の
共振周波数近傍の周波数で発振する発振回路105の発
振信号と、発振回路105の発振信号の位相を反転する
位相反転回路106からの信号とを入力して処理するこ
とにより制御信号を送出する。104はドライバであり
、制御回路103からの駆動制御信号を増幅して振動体
107に駆動電圧を印加する。108は振動子であり、
振動体107が4個の振動子からなる例を示しており、
それぞれが独立して振動し得るような構成になっている
【0022】また、図においてはイは発振回路105の
出力信号、ロは位相反転回路106の出力信号であり、
これは出力信号イと逆位相になる。ハはコントローラ1
02の出力信号であり、出力信号イ及び逆位相ロを制御
するための制御信号、ニは制御回路103の出力信号で
あり、振動体107を駆動するための駆動制御信号であ
る。
【0023】図12(a)〜(e)は波動ステップモー
タの動作原理を示す説明図であり、振動体として圧電素
子を用いた例に基づいて説明する。
【0024】図12(a)は所定位相の振動モータの状
態を示している。図示のように、ロータ1には突起部1
a、1b、1c、1dが設けられており、ステータ2に
はロータ1の反対側に圧電素子3が取り付けられており
、そして突起部1a、1cはステータ2と部分的に接し
ている。この圧電素子3は4個の振動子からなり、A、
Bの2種類に分類されており、A、Bは相互に逆位相で
変形している。Nはステータ2の振動モードの節を示し
ている。
【0025】図12(b)は図12(a)の逆位相の振
動モードの状態を示している。ここでは、突起部1b、
1dがステータ2と部分的に接している。
【0026】図12(a)、(b)において、ステータ
2の節Nの間隔と同等又は数倍の間隔に位置するロータ
1の凸部1a,1b等のステータ2と接触している部分
はそれぞれ矢印に示す方向の力10、11を受ける。こ
のとき力10、11は振動モードの凸部から節Nの方向
に分力を持つので、ステータ1は10a、11aの方向
すなわち近い位置にある節Nの方向の力を受ける。
【0027】図12(c)、(d)はステータ2とロー
タ1の位置関係が図12(a)、(b)とは異なる場合
であり、この場合には力12、13によってロータ1は
矢印の方向すなわち近い方の位置にある節Nの方向の力
12a、13a(10a、11aとは反対方向)を受け
る。
【0028】図12(e)は図12(a)〜(d)を重
ねた図である。いずれの場合にもロータ1の凸部1a〜
1dはステータ2の節Nに向かって移動するので、その
節Nに位置決めされることが分かる。従って、節Nの位
置が段階的に移動すればロータ1はステップ的に動き、
ステップモータして動作する。
【0029】図11は波動ステップモータを回転型のモ
ータに適用した場合の構成例を示す断面図であり、図1
3は図11のロータ・ステータ部の平面図である。図に
おいて、4はステータ2をネジ6で固定する地板、5は
ロータ1を回転自由に案内する輪列受、7はロータ1の
回転力を中間車9を介し、減速輪列に伝えるピニオン、
8は圧電素子の電極パターン3aに電圧を印加するリー
ド線である。この実施例においては凸部1a〜1dをロ
ータ1にその厚み方向に部分的に設けてある。
【0030】図14は波動ステップモータを回転型のモ
ータに適用した場合の他の構成例を示す平面図であり、
この実施例ではステータ2に全周に厚み方向に突起部2
aを設け、また、ロータ1の直径方向に突起させて凸部
a〜dを設けている。
【0031】図13及び図14の構成例では共に4箇所
でロータ1とステータ2が接する場合の例(凸部4箇所
)を示した。又、圧電素子3は破線で示したように12
個の振動子からなっており、後述の説明のために
【外1
】 の記号を付け、等しい記号には同じ位相の駆動電圧を印
加する。また、振動モードの節になる位置に順次■〜■
の記号を付してある。なお、本実施例では節Nは4箇所
生成され、節ができ得る位置は全周で12箇所である。
【0032】図15は上記の波動ステップモータがステ
ップ駆動される様子を示した説明図であり、記号は図1
4に対応させており、説明の便宜上リニア型に展開して
ある。破線は振動モードの形を示し、その瞬間に各振動
子に加えられている電圧の位相の状態を便宜上+、−で
示した。
【0033】■の振動モードでは
【外2】 とがそれぞれ組になり、互いに180°位相がずれて振
動しているため、ロータ1の凸部a、b、c、dは図示
の位置になる。
【0034】■の振動モードでは
【外3】 が組、■の振動モードでは
【外4】 とが組となり、以下順次■〜■の振動モードを繰り返し
ていき、ロータ1はステップ状に移動して行く。図14
の回転型では12ステップで1回転する。
【0035】また、図示の■〜■の振動モードに対して
逆方向にステップを進めると、例えば、■の振動モード
の次に■の振動モードを得るように切り換えるとロータ
1は上述の場合とは逆方向に移動する。
【0036】図16は図15に示した振動モードを作る
ための位相のタイミングチャートである。例えば■の振
動モードを作る場合にはA、B、Cに正(+)の位相、
【外5】 の負(−)の位相の駆動電圧を印加する。これらの制御
は前述の制御回路103で行い、発振回路105からの
出力信号イを正(+)の位相とするならば、発振回路1
05の出力信号イの逆位相の出力信号ロを負(−)の位
相とし、コントローラ102の制御信号ハのタイミング
(図16の1点鎖線)で切り換えを行う。
【0037】図17は振動子AとBに印加される駆動電
圧のタイミングチャートを示したものであり、例えば■
の振動モードは振動子Aに逆位相の駆動電圧を印加し、
また■の振動モードは振動子AとBに逆位相の駆動電圧
を印加する。このときの各振動モードにおける駆動電圧
は正弦波であり、その周波数は振動体を添付したステー
タの共振周波数と一致するようにしてある。
【0038】以上の説明においては、それぞれの振動子
に加える駆動電圧の位相を適宜切り換えることにより、
1回転12分割のステップ駆動を実現する例を示したが
、波動ステップモータは、振動の節の移動により、ロー
タをステップ状に駆動するモータである為、定在波の振
動モードが形成できるのであれば、何ら前述の例に限定
するものではない。即ち、ロータやステータの形状はも
とより、1回転の分割数、振動モードの形、振動回路の
構成等、本実施例に限定するものではない。
【0039】尚、波動ステップモータは磁力を利用しな
い為、磁性材料を使う必要がない。したがって、外部に
電磁ノイズを出したり、外部から影響を受る事がない。
【0040】図18はこの発明の吐出装置の電気機械変
換機に波動ステップモータを用いた場合の一実施例に係
る駆動装置の制御回路、位相反転回路、ドライバの回路
図である。制御回路103は、1/8分周回路109、
シフトレジスタ110、インバータ121、122、1
23、124、125、126、アンドゲート131、
132、133、134、135、136及びオアゲー
ト141、142、143から構成されている。位相反
転回路106はインバータ127から構成されている。 ドライバ104はバッファ151、152、153、1
54、155、156から構成されており、各バッファ
には正極及び負極の電源電圧がそれぞれ供給されており
、正極と負極との間で振動する駆動電圧を出力する。 振動体107はステータ2に取り付けられ、複数の振動
子108から構成されている。そして、この複数の振動
子108の一方の端子は対応するバッファ151、15
2、153、154、155、156からの駆動電圧が
印加され、また他方の端子は共通接地されている。
【0041】この実施例は1回転12分割ステップで2
λの振動モードを有する波動ステップモータを1ステッ
プあたり30°駆動する場合の回路例である。
【0042】図19は以上の構成からなる駆動制御装置
の動作を示すタイミングチャートである。図18の分周
回路102からの制御信号φ1が分周回路109及びシ
フトレジスタ110に入力すると、1/6分周回路10
9から1/6分周された信号が出力してそれがシフトレ
ジスタ110に供給される。そして、シフトレジスタ1
10からはφ1の1パルス分ずつ位相がずれ、3パルス
ずつで位相が反転する信号φ1/6a、φ1/6b、φ
1/6cが出力する。そして信号φ1/6aはアンドゲ
ート131に入力すると共に、インバータ121で反転
されその信号201はアンドゲート132に入力する。 アンドゲート131には位相反転回路106の出力信号
【外6】 が入力し、また、アンドゲート132は発振回路105
からの発振信号φr を入力する。その結果、アンドゲ
ート131からは信号φ1/6aと出力信号
【外7】 との論理積からなる出力信号204が得られる。アンド
ゲート132から信号φ1/6aの反転信号201と発
振信号φr との論理積からなる出力信号205が得ら
れる。そして、これらの出力信号204、205はオア
ゲート141を介してバッファ151に供給されると共
に、インバータ124を介してバッファ154に供給さ
れる。
【0043】信号φ1/6b、信号φ1/6cに基づい
て動作も信号φ1/6aの場合と基本的に同一であり、
それぞれ反転信号202、203を得た後上述のφ1/
6aの場合と同様に処理され、バッファ152、153
、155、156に入力する駆動制御信号は振動子
【外
8】 の駆動制御信号に対して位相がそれぞれ1パルスずつず
れたものとなり、ドライバ104から6種類の駆動電圧
が出力し、各バッファは入力した駆動制御信号に応じて
正極の電圧と負極電圧との間で発振信号φr の周波数
で振動する駆動電圧を振動子108に印加し、瞬時的に
は振動子108を2個ずつ駆動する。従って、振動子1
08は3個ずつ同位相又は逆位相で駆動され、2λのた
わみの振動が形成され、この振動によりロータ1がステ
ップ状に駆動される。
【0044】図20は図19における制御信号φ1が、
不規則な場合のタイミングチャートである。本図から自
明な様に、制御信号φ1は各振動子108に印加してい
る電圧の位相を切り換えるタイミングを規定しているの
で、不規則なタイミングであっても構わない。たとえば
本発明の駆動装置の作動量を時間や温度、吐出する液体
の種類等によって変えることが容易にできる。その場合
の制御はコントローラが司る。
【0045】図21は本発明の吐出装置の電気機械変換
機に特開昭61−54885、特開平1−12882等
で開示されている圧電振動子を用いたモータを用いた場
合の回路構成を示すブロック図であり回転量を制御する
ためにフィードバック制御を施している。回転検出回路
109は、ロータ1に設けたマーキング部111の通過
を検出する例えばフォトインタラプタ等からなる回転検
出素子114の出力を増幅し、制御回路103に出力す
る。制御回路103は、コントローラ102によって規
制される回転量に達するまで回転検出回路109の出力
をサンプリングし、その間ステータ2に添付した圧電素
子を駆動する。回転力はピニオン7から歯車9に伝えら
れる。
【0046】図22は本発明の吐出装置の電気機械変換
機に、特開昭61−102177、特開昭63−181
676等で開示されている進行波励振タイプの超音波モ
ータを用いた場合の回路構成を示すブロック図である。 基本的な作用は図21の例と同等であるが、進行波振動
を励持する為に、ステータを共振させる信号を発振する
発振回路112と、90°位相がずれた波形を形成させ
る移相器113を付加している。
【0047】以上、具体例を用いて詳述したが前述の実
施例における意図は、電磁ノイズの影響を受けず外部に
磁気の影響を与えず、高トルクの圧電素子を用いたモー
タを利用する事にある為、そのモータの形態は本実施例
のものに限定するものではない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、微量吐出装置に用
いる容器として、貯蔵部に蛇腹を設けることによって収
縮を可能にした事により容器のスペース(例えば長さ)
が注射器を用いたものに比べ約半分になる。又、蛇腹部
の変形時における荷重が小さくでき、かつ荷重のバラツ
キも小さくすることができるため、モータのトルクも小
さくてすむことから低消費電流化も可能となる。従って
、電源に小型電池を使え、更には電池寿命も長くできる
。これらにより小型の微量吐出装置ができ携帯性の向上
がはかれる。更に、扁平型の容器を用いることで薄型の
微量吐出装置も可能となる。またステップモータを用い
た事により、吐出量の制御が容易になった。
【0049】さらに、駆動源となるモータに超音波モー
タを用いた事により、電磁ノイズに影響を受けずに外部
に影響を与えない駆動装置が実現できた。また高トルク
である事から減速比が少なくてすみ、小型化ができた。 したがって本発明の効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吐出装置の一実施例を示す平面図
【図2】図1の断面図。
【図3】ステップモータの平面図。
【図4】ステップモータと減速輪列を示す断面図。
【図5】回路のブロック図。
【図6】図5駆動回路の出力信号のタイミングチャート
図。
【図7】図1に示す容器の詳細図。
【図8】本発明の容器の他の実施例を示す平断面図。
【図9】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図10】本発明の吐出装置の電気機械変換機に用いる
波動ステップモータの概要を示すブロック図。
【図11】波動ステップモータの断面図。
【図12】(a)〜(e)は波動ステップモータの説明
図。
【図13】図11のロータステータ部の平面図。
【図14】波動ステップモータの他の実施例を示す平面
図。
【図15】ステップ駆動の説明図。
【図16】位相のタイミングチャート。
【図17】印加電圧のタイミングチャート。
【図18】波動ステップモータの駆動回路図。
【図19】図18におけるタイミングチャート。
【図20】図18における他のタイミングチャート。
【図21】本発明の吐出装置の電気機械変換機に他のモ
ータを用いた場合のブロック図。
【図22】本発明の吐出装置の電気機械変換機に他の超
音波モータを用いた場合のブロック図。
【図23】本発明の吐出装置の伝達機構の他の実施例を
示す平面図。
【符号の説明】
3  容器 4  作動レバー 5  シャフト 21  ロータ 22  ステータ 23  圧電素子 27  ピニオン 29  歯車 30  電池 31  表示体 40  回路 70  ステップモータ 72  ロータ 74  コイルブロック 100  制御回路 102  コントローラ 103  制御回路 104  ドライバ 109  回転検出回路 111  マーキング部 114  回転検出素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機械変換機と、該電気機械変換機を駆
    動させるための回路と、該回路を作動させるための電源
    と、流体を内包する部分が収縮可能な容器と、前記電気
    機械変換機の駆動力を前記容器に伝える伝達機構から成
    り、前記回路の作動に伴い、前記伝達機構の一部で前記
    容器を押圧し、前記流体を排除する事により、前記流体
    を吐出することを特徴とする吐出装置。
  2. 【請求項2】前記電気機械変換機は少なくともロータと
    ステータとコイルブロックとからなるステップモータを
    用いたことを特徴とする請求項1記載の吐出装置。
  3. 【請求項3】前記電気機械変換機に少なくともロータと
    ステータと圧電素子とからなる超音波モータを用いたこ
    とを特徴とする請求項1記載の吐出装置。
  4. 【請求項4】前記伝達機構は前記電気機械変換機構の回
    転運動を直線運動に変え、前記容器に動力を伝えること
    を特徴とする請求項2及び請求項3記載の吐出装置。
JP3116253A 1990-07-06 1991-05-21 吐出装置 Pending JPH04228879A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109316645A (zh) * 2011-06-14 2019-02-12 株式会社根本杏林堂 注射器和用于超声波马达的控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109316645A (zh) * 2011-06-14 2019-02-12 株式会社根本杏林堂 注射器和用于超声波马达的控制方法
CN109316645B (zh) * 2011-06-14 2021-04-27 株式会社根本杏林堂 注射器和用于超声波马达的控制方法

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