JPH0422886Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0422886Y2 JPH0422886Y2 JP1988122243U JP12224388U JPH0422886Y2 JP H0422886 Y2 JPH0422886 Y2 JP H0422886Y2 JP 1988122243 U JP1988122243 U JP 1988122243U JP 12224388 U JP12224388 U JP 12224388U JP H0422886 Y2 JPH0422886 Y2 JP H0422886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- hole
- holder
- shank
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 19
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 16
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 12
- 239000010730 cutting oil Substances 0.000 description 6
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、工具のテーパーシヤンクが嵌入する
工具取付孔の内端部に、前記テーパーシヤンクの
先端から突設されたタングが相対回転不能に嵌合
する、直径方向に貫通した偏平状のコツター打ち
込み用貫通孔を連通連設したテーパーシヤンク付
き工具用ホルダーに関するものである。
工具取付孔の内端部に、前記テーパーシヤンクの
先端から突設されたタングが相対回転不能に嵌合
する、直径方向に貫通した偏平状のコツター打ち
込み用貫通孔を連通連設したテーパーシヤンク付
き工具用ホルダーに関するものである。
(従来の技術)
この種のホルダーでは、工具のテーパーシヤン
クをホルダーの取付孔に圧入して当該テーパーシ
ヤンクを取付孔のテーパー面に密着させることに
より工具を固定するのもであるが、前記テーパー
シヤンクと取付孔のテーパー面との密着力が弱い
と、加工中に工具が抜け落ちてワークや機械に損
傷を与えたり、作業者を傷つける恐れがある。特
にオイルホール付き工具に対し前記ホルダーの工
具取付孔側面から切削油等を供給するように構成
されたサイド給油式ホルダーに於いては、供給さ
れる切削油等の圧力が前記工具のテーパーシヤン
クの周面に作用して当該テーパーシヤンクに抜け
出し方向の堆力を与えるので、上記のような不都
合が生じる可能性が大きくなる。
クをホルダーの取付孔に圧入して当該テーパーシ
ヤンクを取付孔のテーパー面に密着させることに
より工具を固定するのもであるが、前記テーパー
シヤンクと取付孔のテーパー面との密着力が弱い
と、加工中に工具が抜け落ちてワークや機械に損
傷を与えたり、作業者を傷つける恐れがある。特
にオイルホール付き工具に対し前記ホルダーの工
具取付孔側面から切削油等を供給するように構成
されたサイド給油式ホルダーに於いては、供給さ
れる切削油等の圧力が前記工具のテーパーシヤン
クの周面に作用して当該テーパーシヤンクに抜け
出し方向の堆力を与えるので、上記のような不都
合が生じる可能性が大きくなる。
従来この種の工具ホルダーとして、実開昭59−
191242号公報に記載されたものがある。このホル
ダーは、ホルダー本体に於けるテーパーシヤンク
が嵌入するテーパ穴(工具取付穴)の先端部(径
小端部)側に開口する捻子孔をホルダー本体の軸
線と直交するように貫設すると共に、テーパーシ
ヤンクの先端部外周面には前記テーパ穴と対応す
る位置に凹溝を設け、前記捻子孔より捻子を螺入
して、その先端を前記凹溝に係合することによ
り、テーパーシヤンクの抜け出しを防止するよう
にしたものである。
191242号公報に記載されたものがある。このホル
ダーは、ホルダー本体に於けるテーパーシヤンク
が嵌入するテーパ穴(工具取付穴)の先端部(径
小端部)側に開口する捻子孔をホルダー本体の軸
線と直交するように貫設すると共に、テーパーシ
ヤンクの先端部外周面には前記テーパ穴と対応す
る位置に凹溝を設け、前記捻子孔より捻子を螺入
して、その先端を前記凹溝に係合することによ
り、テーパーシヤンクの抜け出しを防止するよう
にしたものである。
(考案が解決しようとする課題)
上記のような工具ホルダーによれば、テーパー
シヤンクの外周面に凹溝を形成するため、その凹
溝の加工が困難となる。即ち、テーパーシヤンク
の外周面に凹溝を切削加工する際に凹溝の開口周
縁にばりが形成され、しかも凹溝の周辺が盛り上
がるため、そのままではテーパ孔に傷が付き、ま
たテーパ穴との嵌合が不能になるため、ばり取り
加工を施したり、盛り上がり部分の除去加工を施
す必要があつて、その作業に非常に手間がかか
る。また、前記凹溝は捻子の先端と正確に嵌合す
る形状となつておらず、しかも溝の深さが浅いこ
とから、その凹溝に係合された捻子先端の外周辺
に遊びを生じており、そのためテーパーシヤンク
に作用する堆力や振動によつて抜け出し方向に移
動し易く且つガタを生じやすく、従つて工具を確
実に固定することが出来ない。
シヤンクの外周面に凹溝を形成するため、その凹
溝の加工が困難となる。即ち、テーパーシヤンク
の外周面に凹溝を切削加工する際に凹溝の開口周
縁にばりが形成され、しかも凹溝の周辺が盛り上
がるため、そのままではテーパ孔に傷が付き、ま
たテーパ穴との嵌合が不能になるため、ばり取り
加工を施したり、盛り上がり部分の除去加工を施
す必要があつて、その作業に非常に手間がかか
る。また、前記凹溝は捻子の先端と正確に嵌合す
る形状となつておらず、しかも溝の深さが浅いこ
とから、その凹溝に係合された捻子先端の外周辺
に遊びを生じており、そのためテーパーシヤンク
に作用する堆力や振動によつて抜け出し方向に移
動し易く且つガタを生じやすく、従つて工具を確
実に固定することが出来ない。
(課題を解決するための手段)
本考案は上記のような従来の問題点を解決する
ために、前記のように工具のテーパーシヤンクが
嵌入する工具取付孔の内端部に、前記テーパーシ
ヤンクの先端から突設されたタンクが相対回転不
能に嵌合する、直径方向に貫通した偏平状のコツ
ター打ち込み用貫通孔を連通連設したテーパーシ
ヤンク付き工具用ホルダーに於いて、前記コツタ
ー打ち込み用貫通孔とは直交する方向に進退移動
自在な工具ロツク用捻子を設け、この捻子の先端
が嵌入する円錐穴状の凹部を前記工具に於けるタ
ングの両偏平側面にそれぞれ形成して成ることを
特徴とするものである。
ために、前記のように工具のテーパーシヤンクが
嵌入する工具取付孔の内端部に、前記テーパーシ
ヤンクの先端から突設されたタンクが相対回転不
能に嵌合する、直径方向に貫通した偏平状のコツ
ター打ち込み用貫通孔を連通連設したテーパーシ
ヤンク付き工具用ホルダーに於いて、前記コツタ
ー打ち込み用貫通孔とは直交する方向に進退移動
自在な工具ロツク用捻子を設け、この捻子の先端
が嵌入する円錐穴状の凹部を前記工具に於けるタ
ングの両偏平側面にそれぞれ形成して成ることを
特徴とするものである。
(考案の作用)
上記の構成によれば、工具のテーパーシヤンク
を、そのタングが前記コツター打ち込み用貫通孔
内に嵌合する向きで、ホルダーの工具取付孔に圧
入した状態で、前記工具ロツク用捻子を回転螺進
させてその先端を、前記コツター打ち込み用貫通
孔内に嵌合した前記タングの両偏平側面に於ける
何れか一方の円錐穴状凹部に圧入させることによ
り、一種の楔作用によつてテーパーシヤンクを工
具ホルダーのシャンク側に引込み勝手に締付け、
前記テーパーシヤンク付き工具を前記取付孔に抜
け出し不能に強固に固定することが出来る。この
場合、前記凹部はタングの両偏平側面に設けてあ
るため、凹部への捻子先端の位置決めが容易とな
る。
を、そのタングが前記コツター打ち込み用貫通孔
内に嵌合する向きで、ホルダーの工具取付孔に圧
入した状態で、前記工具ロツク用捻子を回転螺進
させてその先端を、前記コツター打ち込み用貫通
孔内に嵌合した前記タングの両偏平側面に於ける
何れか一方の円錐穴状凹部に圧入させることによ
り、一種の楔作用によつてテーパーシヤンクを工
具ホルダーのシャンク側に引込み勝手に締付け、
前記テーパーシヤンク付き工具を前記取付孔に抜
け出し不能に強固に固定することが出来る。この
場合、前記凹部はタングの両偏平側面に設けてあ
るため、凹部への捻子先端の位置決めが容易とな
る。
工具を取り外すときは、前記工具ロツク用捻子
を逆回転させてその先端を前記タングの凹部内か
ら脱出させた後に、従来通り、前記コツター打ち
込み用貫通孔内にコツターを打ち込み、当該コツ
ターにより前記タングを工具抜け出し方向に押圧
させてテーパーシヤンクを取付孔から抜出させる
ことが出来る。
を逆回転させてその先端を前記タングの凹部内か
ら脱出させた後に、従来通り、前記コツター打ち
込み用貫通孔内にコツターを打ち込み、当該コツ
ターにより前記タングを工具抜け出し方向に押圧
させてテーパーシヤンクを取付孔から抜出させる
ことが出来る。
(実施例)
以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
1は本考案の工具ホルダーであつて、工作機械
の主軸への取付用テーパーシヤンク部2、マニピ
ユレーター用把持部3、胴部4に相対回転自在に
嵌合支持された給油手段5、及び胴部4の端面に
開口するテーパー状の工具取付孔6を備えてい
る。前記工具取付孔6の内端には、直径方向に貫
通し且つ断面形状がホルダー軸方向に長い長孔形
のコツター打ち込み用貫通孔7が連通連設されて
いる。8は前記コツター打ち込み用貫通孔7とは
直交する方向に進退移動自在な工具ロツク用捻子
であつて、前記マニピユレーター用把持部3の周
面から前記貫通孔7に達する横孔9の内端捻子孔
部9aに螺合している。
の主軸への取付用テーパーシヤンク部2、マニピ
ユレーター用把持部3、胴部4に相対回転自在に
嵌合支持された給油手段5、及び胴部4の端面に
開口するテーパー状の工具取付孔6を備えてい
る。前記工具取付孔6の内端には、直径方向に貫
通し且つ断面形状がホルダー軸方向に長い長孔形
のコツター打ち込み用貫通孔7が連通連設されて
いる。8は前記コツター打ち込み用貫通孔7とは
直交する方向に進退移動自在な工具ロツク用捻子
であつて、前記マニピユレーター用把持部3の周
面から前記貫通孔7に達する横孔9の内端捻子孔
部9aに螺合している。
10はテーパーシヤンク11を有する切削工具
であつて、前記テーパーシヤンク11の先端に
は、前記コツター打ち込み用貫通孔7内に相対回
転不能に嵌入するタング12が突設され、このタ
ング12の両側の偏平側面12aにはそれぞれ、
前記工具ロツク用捻子8の先端が嵌合する円錐穴
状の凹部13が設けられている。
であつて、前記テーパーシヤンク11の先端に
は、前記コツター打ち込み用貫通孔7内に相対回
転不能に嵌入するタング12が突設され、このタ
ング12の両側の偏平側面12aにはそれぞれ、
前記工具ロツク用捻子8の先端が嵌合する円錐穴
状の凹部13が設けられている。
尚、前記コツター打ち込み用貫通孔7の両端
は、マニピユレーター用把持部3に設けられた一
対の駆動用キー溝18内とテーパーシヤンク部2
の基部とにわたつて開口している。
は、マニピユレーター用把持部3に設けられた一
対の駆動用キー溝18内とテーパーシヤンク部2
の基部とにわたつて開口している。
前記切削工具10のテーパーシヤンク11に
は、直径方向に貫通する給油孔14に当該給油孔
14と連通し且つ刃先まで切削油を導く給油通路
15とが設けられている。一方、前記工具ホルダ
ー1の胴部4は、前記切削工具10側の給油孔1
4と連通するように工具取付孔6の周囲に形成さ
れた凹溝16と、この凹溝16と胴部4の外周面
との間を貫通するように設けられた連通孔17と
を有する。然して前記給油手段5は、従来周知の
ように当該給油手段5に対して回転する前記工具
ホルダー1の連通孔17へ切削油等を供給するこ
とが出来るものである。
は、直径方向に貫通する給油孔14に当該給油孔
14と連通し且つ刃先まで切削油を導く給油通路
15とが設けられている。一方、前記工具ホルダ
ー1の胴部4は、前記切削工具10側の給油孔1
4と連通するように工具取付孔6の周囲に形成さ
れた凹溝16と、この凹溝16と胴部4の外周面
との間を貫通するように設けられた連通孔17と
を有する。然して前記給油手段5は、従来周知の
ように当該給油手段5に対して回転する前記工具
ホルダー1の連通孔17へ切削油等を供給するこ
とが出来るものである。
前記切削工具10を工具ホルダー1に取り付け
る場合、そのタング12が前記コツター打ち込み
用貫通孔7内に図示の如く嵌合するように、テー
パーシヤンク11を工具取付孔6内に圧入する。
この後、前記工具ロツク用捻子8を回転螺進させ
てその先端を、前記コツター打ち込み用貫通孔7
内に嵌合している前記タング12の何れか一方の
円錐穴状凹部13に圧入させることにより、一種
の楔作用によつてテーパーシヤンク11を工具ホ
ルダーのシヤンク側に引込み勝手に締付けること
が出来、これがために切削工具10を工具ホルダ
ー1に完全強固に固定することが出来る。
る場合、そのタング12が前記コツター打ち込み
用貫通孔7内に図示の如く嵌合するように、テー
パーシヤンク11を工具取付孔6内に圧入する。
この後、前記工具ロツク用捻子8を回転螺進させ
てその先端を、前記コツター打ち込み用貫通孔7
内に嵌合している前記タング12の何れか一方の
円錐穴状凹部13に圧入させることにより、一種
の楔作用によつてテーパーシヤンク11を工具ホ
ルダーのシヤンク側に引込み勝手に締付けること
が出来、これがために切削工具10を工具ホルダ
ー1に完全強固に固定することが出来る。
工具ホルダー1を工作機械の主軸にそのテーパ
ーシヤンク部2を介して取り付け、工具ホルダー
1を回転駆動すると、その回転力はコツター打ち
込み用貫通孔7からタング12を経由して切削工
具10に伝達され、当該切削工具10が工具ホル
ダー1と一体に回転することになる。この切削工
具10の回転によりワークを加工することになる
が、この加工中に給油手段5から工具ホルダー1
の連通孔17へ切削油を供給することにより、当
該連通孔17から凹溝16を経由して切削工具1
0の給油孔14に切削油が導入され、この給油孔
14より給油通路15を経て先端の刃先部に切削
油が供給される。
ーシヤンク部2を介して取り付け、工具ホルダー
1を回転駆動すると、その回転力はコツター打ち
込み用貫通孔7からタング12を経由して切削工
具10に伝達され、当該切削工具10が工具ホル
ダー1と一体に回転することになる。この切削工
具10の回転によりワークを加工することになる
が、この加工中に給油手段5から工具ホルダー1
の連通孔17へ切削油を供給することにより、当
該連通孔17から凹溝16を経由して切削工具1
0の給油孔14に切削油が導入され、この給油孔
14より給油通路15を経て先端の刃先部に切削
油が供給される。
切削工具10を工具ホルダー1から取り外すと
きは、工具ロツク用捻子8を逆回転させてその先
端をタング12の凹部13内から脱出させた後、
従来周知のようにコツターをコツター打ち込み用
貫通孔7の一端からタング12の上側空間に打ち
込み、当該コツターでタング12の上端面をテー
パーシヤンク抜け出し方向に押圧することによ
り、テーパーシヤンク11を工具ホルダー1の工
具取付孔6から抜出させることが出来る。
きは、工具ロツク用捻子8を逆回転させてその先
端をタング12の凹部13内から脱出させた後、
従来周知のようにコツターをコツター打ち込み用
貫通孔7の一端からタング12の上側空間に打ち
込み、当該コツターでタング12の上端面をテー
パーシヤンク抜け出し方向に押圧することによ
り、テーパーシヤンク11を工具ホルダー1の工
具取付孔6から抜出させることが出来る。
(考案の効果)
以上のように本考案のテーパーシヤンク付き工
具用ホルダーによれば、工具のテーパーシヤンク
とホルダーの工具取付孔との密着力が多少弱い場
合であつても、工具ロツク用捻子による工具の締
結により、当該工具がホルダーから不測に脱落す
るように恐れは皆無となり、安全に使用すること
が出来る。
具用ホルダーによれば、工具のテーパーシヤンク
とホルダーの工具取付孔との密着力が多少弱い場
合であつても、工具ロツク用捻子による工具の締
結により、当該工具がホルダーから不測に脱落す
るように恐れは皆無となり、安全に使用すること
が出来る。
特に、タングの偏平側面に工具ロツク用捻子の
先端が嵌入する凹部を形成し、しかもこの凹部は
円錐穴状であるため、工具のテーパーシヤンク周
面に単なる凹部を形成した従来の場合と比較する
と、前記凹部の加工時にタングの偏平側面部に多
少のばりや盛り上がり部が形成されても何ら支障
を来すことがなくて当該凹部の加工が容易である
ばかりでなく、円錐穴状凹部への捻子のねじ込み
嵌入によつて楔作用を生じせしめ、それによりテ
ーパーシヤンクを工具ホルダーのシヤンク側に引
込み勝手に締め付けるため、工具を工具ホルダー
に完全に固定することが出来る。そして更に工具
ロツク用捻子の先端が嵌入する凹部が工具の回転
軸心に非常に近く、しかも前記凹部が工具の周方
向に於いて浅くなるようなことがないので、タン
グとコツター打ち込み用貫通孔との間の隙間によ
つて工具がホルダーに対して若干相対回転するよ
うに状況でも、工具ロツク用捻子の先端と前記凹
部との嵌合が不測に外れたり浅くなるようなこと
がなく、非常に強固に工具を固定することが出来
る。更にまた、前記円錐穴状の凹部はタングの両
偏平側面にそれぞれ設けてあるため、テーパーシ
ヤンクを工具ホルダーに対し少なくとも半回転さ
せれば捻子の先端がシヤンク側の凹部に係入で
き、当該凹部への捻子先端の位置決めが容易とな
る。
先端が嵌入する凹部を形成し、しかもこの凹部は
円錐穴状であるため、工具のテーパーシヤンク周
面に単なる凹部を形成した従来の場合と比較する
と、前記凹部の加工時にタングの偏平側面部に多
少のばりや盛り上がり部が形成されても何ら支障
を来すことがなくて当該凹部の加工が容易である
ばかりでなく、円錐穴状凹部への捻子のねじ込み
嵌入によつて楔作用を生じせしめ、それによりテ
ーパーシヤンクを工具ホルダーのシヤンク側に引
込み勝手に締め付けるため、工具を工具ホルダー
に完全に固定することが出来る。そして更に工具
ロツク用捻子の先端が嵌入する凹部が工具の回転
軸心に非常に近く、しかも前記凹部が工具の周方
向に於いて浅くなるようなことがないので、タン
グとコツター打ち込み用貫通孔との間の隙間によ
つて工具がホルダーに対して若干相対回転するよ
うに状況でも、工具ロツク用捻子の先端と前記凹
部との嵌合が不測に外れたり浅くなるようなこと
がなく、非常に強固に工具を固定することが出来
る。更にまた、前記円錐穴状の凹部はタングの両
偏平側面にそれぞれ設けてあるため、テーパーシ
ヤンクを工具ホルダーに対し少なくとも半回転さ
せれば捻子の先端がシヤンク側の凹部に係入で
き、当該凹部への捻子先端の位置決めが容易とな
る。
第1図はオイルホール付き切削工具を取り付け
た状態での一部切り欠き側面図、第2図は要部の
側面図、第3図は要部の縦断正面図、第4図は要
部の横断面図である。 1……工具ホルダー、2……テーバーシヤンク
部、3……マニピユレーター用把持部、5……給
油手段、6……工具取付孔、7……コツター打ち
込み用貫通孔、8……工具ロツク用捻子、9a…
…捻子孔部、10……オイルホール付き切削工
具、11……テーパーシヤンク、12……タン
グ、13……円錐穴状凹部。
た状態での一部切り欠き側面図、第2図は要部の
側面図、第3図は要部の縦断正面図、第4図は要
部の横断面図である。 1……工具ホルダー、2……テーバーシヤンク
部、3……マニピユレーター用把持部、5……給
油手段、6……工具取付孔、7……コツター打ち
込み用貫通孔、8……工具ロツク用捻子、9a…
…捻子孔部、10……オイルホール付き切削工
具、11……テーパーシヤンク、12……タン
グ、13……円錐穴状凹部。
Claims (1)
- 工具のテーパーシヤンクが嵌入する工具取付孔
の内端部に、前記テーパーシヤンクの先端から突
設されたタングが相対回転不能に嵌合する、直径
方向に貫通した偏平状のコツター打ち込み用貫通
孔を連通連設したテーパーシヤンク付き工具用ホ
ルダーに於いて、前記コツター打ち込み用貫通孔
とは直交する方向に進退移動自在な工具ロツク用
捻子を設け、この捻子の先端が嵌入する円錐穴状
の凹部を前記工具に於けるタングの両偏平側面に
それぞれ形成して成るテーパーシヤンク付き工具
用ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988122243U JPH0422886Y2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988122243U JPH0422886Y2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0243109U JPH0243109U (ja) | 1990-03-26 |
JPH0422886Y2 true JPH0422886Y2 (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=31369991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988122243U Expired JPH0422886Y2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422886Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04129100U (ja) * | 1991-01-29 | 1992-11-25 | ロザイ工業株式会社 | 浸漬ヒーターの伝熱保護管 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531594B2 (ja) * | 1976-07-14 | 1980-08-19 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531594U (ja) * | 1978-08-24 | 1980-02-29 | ||
JPS59191242U (ja) * | 1983-06-07 | 1984-12-19 | 黒田精工株式会社 | ク−ラント工具ホルダ |
-
1988
- 1988-09-19 JP JP1988122243U patent/JPH0422886Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531594B2 (ja) * | 1976-07-14 | 1980-08-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0243109U (ja) | 1990-03-26 |
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