JPH04228841A - スロットルバルブ制御装置 - Google Patents

スロットルバルブ制御装置

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JPH04228841A
JPH04228841A JP3144792A JP14479291A JPH04228841A JP H04228841 A JPH04228841 A JP H04228841A JP 3144792 A JP3144792 A JP 3144792A JP 14479291 A JP14479291 A JP 14479291A JP H04228841 A JPH04228841 A JP H04228841A
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actuator
slider
voltage
throttle valve
stator
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JP3144792A
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Takeshi Tanaka
猛 田中
Masao Isobe
磯部 正男
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Asmo Co Ltd
Denso Corp
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Asmo Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスロットルバルブ制御装
置に関し、詳しくは、自動車用ガソリン・エンジンの速
度および負荷制御のためのスロットルバルブを超音波モ
ータを用いて回転制御してアンチロック制御およびクル
ージング制御を可能とすると共に、電力消費の少ないク
ラッチを備えて安全機能の向上を図り、かつ、摩耗、温
度等の影響に対する信頼性を確保するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスロットルバルブの電気
制御装置としては、小型の直流モータを用い、ギヤで減
速させてスロットルバルブのシャフトの回転制御を行い
、かつ、安全機能を備えるために電磁ソレノイドを使用
したクラッチを組み込んだものが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来提供さ
れている装置では構造が複雑で、応答性も十分でないが
、速度を一定に保持するクルージング制御は可能である
。しかしながら、上記従来の装置では、クラッチ用の電
磁ソレノイドを回転系に組み込む必要があるため、回転
二次モーメントが大きくなり、よって、急激なブレーキ
のかかり過ぎを是正するアンチロックブレーキ制御を行
うことは困難である。
【0004】上記した問題を解決するために、小型直流
モータの替わりにステッピングモータを利用する装置が
提供されているが、この場合、軸トルクを大きくとるた
めに、大型モータを用いるか、減速ギヤを入れる方法が
採られることとなる。
【0005】前者のモータの大型化による場合は、極端
に大きくする必要があるため、その駆動および保持のた
めの消費電力が過大なものとなる欠点がある。また、後
者の減速ギヤを入れる場合、安全機能を確保するために
クラッチが必要となり、前記直流モータと同じ欠点をも
つこととなる。
【0006】また、上記直流モータおよびステッピング
モータを使用しないで、吸気負圧を利用したダイアフラ
ムでスロットルバルブのシャフトの回転制御を行う装置
も提供されている。しかしながら、この種の装置では、
スロットルバルブの全開時および全開近傍の運転時ある
いは過給状態の運転域では、ダイアフラムの力が不足し
て使用できない欠点がある。
【0007】本発明は上記した従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、簡単な構造で且つ応答性も充分で、スロッ
トルバルブのシャフトの回転制御を、クルージング制御
およびアンチロックブレーキ制御も可能に行えるように
すると共に、完全機能のクラッチ機構を備えたスロット
ルバルブ制御装置を提供せんとするものである。更に、
本発明は上記のようなスロットルバルブ制御装置の摩耗
、温度に対する信頼性を向上することを目的としている
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスロットル
バルブ制御装置は、ドーナツ状の圧電素子で発生させる
弾性波を進行波にして回転動力を得る超音波モータを、
スロットルバルブのシャフトの回転駆動手段として用い
、この超音波モータに必須な回転面に対して垂直方向か
ら負荷する荷重を、電気信号で制御することを利用して
クラッチ機能を設けたことを特徴とするものである。
【0009】詳しくは、吸気管に設けるスロットルバル
ブのシャフトの回転駆動手段として超音波モータを用い
、該超音波モータのステータに対して圧接した時に回転
されるスライダに、軸方向に突出する係合突起を設ける
一方、スロットルバルブのシャフトの一端に係合穴を設
け、該係合穴に上記係合突起を摺動自在であって回転力
は伝達するように係合し、かつ、上記スライダを回転面
に対して垂直方向に移動してステータと圧接させる電動
アクチュエータと、スライダとステータとを離反させる
互いに反発する磁石と、上記電動アクチュエータへ印加
する電圧を制御する制御回路を備えたクラッチ機構を設
けていることを特徴とするスロットルバルブ制御装置を
提供するものである。
【0010】好適には、上記電動アクチュエータによる
スライダに対する加圧力を検出する手段を設け、検出し
た加圧力と設定加圧力とを比較して上記電動アクチュエ
ータに印加する電圧を制御する回路を設ける構成として
いる。上記電動アクチュエータは、例えば、圧電素子か
らなり、電圧を印加すると延びて長くなるアクチュエー
タを用い、該アクチュエータの延び方向を超音波モータ
の回転面に対して垂直方向とすると共に、該アクチュエ
ータが延びた時に押圧されて上記スライダをステータに
圧接させるボールを設ける構造が好適に採用される。
【0011】電動アクチュエータを上記のように構成し
た場合、電動アクチュエータを構成する積層した圧電素
子のうちの1枚を他の圧電素子と電気的に絶縁して電圧
検出・比較回路に接続し、該電圧検出・比較回路をアク
チュエータに電圧を印加している制御回路に接続し、上
記電圧検出・比較回路でアクチュエータ作動時の発生電
圧を検出して予め定めた設定電圧と比較し、設定電圧と
発生電圧の差に対応して上記アクチュエータに印加する
電圧を制御する構成としてもよい。
【0012】更に、上記電動アクチュエータとして電磁
石を用いると共に該電磁石をステータの外周に設置し、
上記電磁石によりスライダを吸着することによりスライ
ダをステータに圧接する構造も好適に採用出来る。
【0013】
【作用】上記のように、本発明に係るスロットルバルブ
制御装置では、スロットルバルブのシャフトの回転駆動
手段として超音波モータを用い、該モータにより直接に
スロットルバルブのシャフトを回転するため、応答性が
よく、アンチロックブレーキ制御およびクルージング制
御を容易に行うことが出来る。また、超音波モータにお
いて必須な回転面に対して垂直方向に負荷する荷重を電
気信号で制御することを利用してクラッチ機能を設けた
ために、簡単な構造で、かつ、装置全体を大型化するこ
となく設置することが出来る。
【0014】また、上記のように加圧力を検出、比較す
る手段及び電動アクタチュエータに印加する電圧を制御
する回路を設けた場合には、電動アクチュエータがスラ
イダをステータに圧接する加圧力を設定加圧力に保持す
ることができる。
【0015】上記のように圧電素子からなる電動アクチ
ュエータを採用して、圧電素子の1枚を他の圧電素子と
電気的に分離して加圧力を検出する手段とすると共に、
電圧検出・比較回路を設けた場合には、加圧力を上記圧
電素子の発生電圧として検出して、該発生電圧を設定電
圧と比較し、よって、上記加圧力が設定加圧力となるよ
うにアクチュエータに印加する電圧を調節することがで
きる。
【0016】電磁石により電動アクチュエータを構成し
た場合には、スライダをステータに圧接するための摩擦
力をなくすことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1から図3は第1実施例を示し、自動車
の吸気管1内に、シャフト2に固定したバタフライ弁か
らなるスロットルバルブ3を設置し、シャフト2の回転
に応じてスロットルバルブ3を回転して吸気管1を開閉
している。上記シャフト2を、吸気管1の外壁に固定し
た軸受4により回転自在に支持し、その一端側を後述す
る超音波モータの駆動機構とクラッチ機構に連結して、
上記モータによりシャフト2を介してスロットルバルブ
3の回転制御を行っている。
【0018】また、シャフト2の他端部には、スロット
ルバルブ3を全閉位置に付勢するコイルバネ5を取り付
けている。即ち、シャフト2に巻回したコイルバネ5の
一端を、シャフト2の先端部に突設したスプリングスト
ッパ6に係止すると共に、他端を吸気管1に固定し、よ
って、スロットルバルブ3の閉方向にシャフト2を付勢
している。
【0019】上記シャフト2のモータ連結側には、吸気
管1の外壁に超音波モータ駆動装置10のボトム・ケー
ス11を、上記軸受4を囲繞する状態でボルト(図示せ
ず)で固定し、該ボトム・ケース11にアッパー・ケー
ス12をボルト(図示せず)で固定している。上記ボト
ム・ケース11とアッパー・ケース12とにより図示の
ように大径の略円筒状収納部13を設けると共に、アッ
パー・ケース12の形状により小径の円筒状収納部14
を連設している。
【0020】上記ボトム・ケース11の底壁中央部には
シャフト貫通穴11aを穿設し、シャフト2を収納部1
3内に回転自在に挿入し、該挿入部の先端に断面矩形状
の係合穴2aを端面より穿設している。収納部13内に
はシャフト2の外周部に隙間をあけてドーナツ状の磁石
15をボトム・ケース11の底壁に固定して取り付けて
いる。かつ、該磁石15の取付部分とボトム・ケース1
1に突設した隔壁11bを介して、ドーナツ状のステー
タ20を軸方向には移動不可の状態で回転自在に収納し
ている。収納部13内にはステータ20と対向させてス
ライダ21を回転自在で且つ軸方向に移動可能に収納し
ている。
【0021】上記ステータ20とスライダ21とからな
る超音波モータは周知の構成からなり、図2に示すよう
に、ステータ20は弾性体22の外端面に圧電セラミッ
クス23を貼着し、該圧電セラミックス23にコード2
4を介して電源側と接続している。コード24を介して
圧電セラミックス23に2相の交番電圧を印加すると、
圧電セラミックス23に振動が生じ、該振動により弾性
体22の表面22aに進行波が生じる。該弾性体22の
表面22aにスライダ21の外周端面21aが後述する
態様で圧接されると、ステータ20の弾性体表面の進行
波がスライダ21の回転運動に変換され、スライダ21
が回転される。
【0022】上記スライダ21の中央部には、円環状の
磁石収納部21bを設けると共に、該磁石収納部21b
の中心部分に大径の主軸部21cを設けている。該主軸
部21cの内端面には断面矩形状の係合突起21dを突
設し、該係合突起21dを上記シャフト2の端面に設け
た係合穴2aに係合させている。このように係合突起2
1dを係合穴2aに対して軸方向には摺動可能で回転力
が伝達できるように係合していることにより、スライダ
21の回転でシャフト2が回転されるようにしている。 また、スライダ21の磁石収納部21bに磁石16を固
定し、該磁石16を上記磁石15と対向配置している。 これら磁石15と磁石16とは逆向きの反発力を発生す
るようにN極とS極を設定しており、よって、スライダ
21を図中左方向へ付勢し、スライダ21の外周端面2
1aをステータ20の弾性体表面22aに圧接させない
ようにしている。
【0023】上記スライダ21の主軸部21cの外端面
には凹部21eを設け、該凹部21e内に球状のボール
25を挿入している。該ボール25は収納部14内に設
置している圧電素子41を積層してなるアクチュエータ
26により、その先端保護プレート27を介して支持し
ている。該構成とすることにより、アクチュエータ26
の伸び作動により保護プレート27を介してボール25
を押圧すると、ボール25を嵌合したスライダ21が磁
石15と磁石16の反発力に抗して図中右側に前進し、
その外周端面21aがステータ20の弾性体表面22a
と圧接される。一方、アクチュエータ26の収縮作用で
保護プレート27が後退してボール25に対する押圧を
解くと、磁石15と16との反発力でスライダ21が後
退し、ステータ20との圧接を解く。このように、磁石
15、16、ボール25およびアクチュエータ26は、
超音波モータの回転力をシャフト2に伝達すると共に該
伝達を遮断するクラッチ機構を構成している。
【0024】上記アクチュエータ26の他端は保護プレ
ート28を介して調節ボルト29の先端面と当接し、ア
ッパー・ケース12に螺着する調節ボルト29により位
置決めされている。上記ボール25を支持する保護プレ
ート27には、回転止めのリブ27aを設けており、該
リブ27aをアッパー・ケース12の内周面に刻設した
切欠部12aに軸方向には摺動自在で且つ回転不可に嵌
合している。よって、スライダ21の回転時に保護プレ
ート27およびアクチュエータ26に回転力が作用しな
いようにしている。
【0025】上記した超音波モータのステータ20に接
続したコード24は、図3に示すように、駆動回路30
に結線し、該駆動回路30を制御回路31に結線してい
る。制御回路31にはアクセルレバー32の踏み込み位
置を検出するセンサ33からの信号、および図示してい
ないが、エンジン回転数およびタイヤ回転数の信号を入
力している。また、制御回路31とアクチュエータ26
を接続すると共に、アクチュエータ26と並列に抵抗3
4を接続している。
【0026】次に、上記構成からなる本発明に係るスロ
ットルバルブ制御装置の作動について説明する。まず、
図3に示すアクセルレバー32が踏み込まれると、踏み
込み量に応じた信号がセンサ33から制御回路31に入
力されると共にエンジン回転数信号およびタイヤ回転数
信号が入力される。制御回路31はこれらの信号に応じ
た電圧をアクチュエータ26に印加すると同時に、駆動
回路30に電圧を印加する。その結果、アクチュエータ
26が圧電素子41の伸長作用で延びて保護プレート2
7が前進する。よって、ボール25を介してスライダ2
1がステータ20に圧接される。
【0027】同時に、駆動回路30から超音波モータの
圧電セラミックス23に2相の交番電圧が印加されるた
め、ステータ20に振動が発生してスライダ21が回転
される。該スライダ21の回転は係合突起21dからシ
ャフト2に伝達され、シャフト2が回転して、スロット
ルバルブ3が設定位置まで回転駆動される。
【0028】上記超音波モータによる回転を正逆回転制
御することにより、シャフト2を介してスロットルバル
ブ3をアクセルレバー32の踏み込み量等に応じて回転
し、吸気管1の開口断面積を制御することができる。上
記したシャフト2の回転制御により、一定速度で走行す
るクルージング制御を、設定位置までシャフトを回転さ
せた後、アクチュエータ26への電圧の印加を継続する
一方、超音波モータへの印加する電圧を止めてシャフト
2を所定位置で保持し、スロットルバルブ3を設定開度
に保持しておくことにより、容易に行うことが出来る。
【0029】同様に、急激にブレーキが作用した時にブ
レーキを緩めるアンチロックブレーキ制御も、アクチュ
エータ26および超音波モータに電圧を印加してシャフ
ト2を回転し、スロットルバルブ3を回転させ、吸気管
1の開口断面積を広くすることにより、容易に行うこと
が出来る。
【0030】また、本装置においては、エンジンを停止
すべき状態で、なんらかの理由により超音波モータが回
転せずに、シャフト2を開き位置に保持した状態となっ
た時、下記のような安全機能を有する。即ち、アクチュ
エータ26に印加している電圧を即時にショートさせる
信号を制御回路31で発生させている。よって、アクチ
ュエータ26は電圧が印加されないために短くなり、ボ
ール25に対する押圧力を解くため、磁石15と磁石1
6の反発力でスライダ21とステータ20とは離れる。 この結果、シャフト2は他端側に取り付けたコイルバネ
5により閉じ方向に付勢され、スロットルバルブ3は吸
気管1を全閉する。
【0031】また、制御回路31とアクチュエータ26
とを接続する線が断線した場合も、抵抗34が電流を流
すことが出来、アクチュエータ26はわずかの時間(ア
クチュエータ26の静電容量および抵抗34から決まる
応答時間で決まる)の後、ショートされるため、スロッ
トルバルブ3は吸気管1を全閉する。さらに、本実施例
では、初期状態でアクチュエータ26の寸法に加工上で
バラツキが生じていても、調節ボルト29で調節するこ
とが出来る。
【0032】図4は第2実施例を示し、前記第1実施例
では圧電素子41からなるアクチュエータ26の作動に
より超音波モータの回転面に対して垂直方向に荷重をか
けて、超音波モータのステータ20とスライダ21とを
圧接し、荷重を解いて離反させているが、第2実施例で
は電動アクチュエータとして電磁石40を用いている。 即ち、ボトム・ケース11’の外周部に電磁石収納部1
1’aを設け、該電磁石収納部11’aに電磁石40を
固定している。ステータ20’は電磁石収納部11’a
と隔壁11’bを隔てた内周側の凹部11’c内に回転
自在に設置している。上記電磁石40に対向して位置す
るようにスライダ21’の外周部を延長して形成し、電
磁石40に電圧を印加した時、スライダ21’の外周部
21’aが吸着され、スライダ21’に突設した圧接部
21’bがステータ20’の弾性部材の表面に圧接する
ようにしている。
【0033】他の構成は第1実施例と同様で、スライダ
21’の中央部には円環状に磁石16を固定すると共に
、対向してボトム・ケース11’に磁石15を固定し、
互いに反発させている。 また、シャフト2に係合穴2
aを設け、スライダ21’に突設した係合突起21’d
を軸方向に摺動自在で且つ回転力を伝達するように連結
している。上記第2実施例の電磁石40は第1実施例の
図3に示すアクチュエータ26の替わりに制御回路31
に接続しており、アクチュエータ26と同様の作動をす
るものである。その他の構成及び作動は上記第1実施例
と同様であるので、本装置の説明を省略する。尚、第2
実施例では超音波モータの回転面に対して垂直方向に負
荷する荷重印加のための摩擦力がなくなる利点がある。
【0034】図5に示す第3実施例では、アクチュエー
タ45は上記第1実施例と同様に圧電素子41を積層し
てなり、該アクチュエータ45の電極には、制御回路4
7から電圧(アクチュエータ印加電圧)を加える構成と
している。該アクチュエータ45の保護プレート27側
の先端部では、アクチュエータ45を構成する圧電素子
41のうちの1枚を他の圧電素子41から電気的に絶縁
した状態で配置して、加圧力検出用圧電素子48として
いる。
【0035】加圧力検出用圧電素子48は、図8及び図
9に示すように、上記アクチュエータ45を構成する圧
電素子41と同一の構成であり、円板形状の両面48a
、48bに電圧検出・比較回路50と接続した電極49
A、49Bを備え、図10に示すように、該電極49A
、49Bから両面48a、48bに作用する圧力に対し
て比例的に電圧を発生する。電圧検出・比較回路50は
、上記電極49A、49Bが発生する電圧(発生電圧V
g)を検出すると、該発生電圧Vgを予め定めた設定電
圧(設定電圧V0)と比較する。
【0036】上記設定電圧V0は、初期組付の状態で、
アクチュエータ45が適切な加圧力で保護プレート27
及びボール25を介してスライダ21をその回転面に対
して垂直方向にステータ20に圧接している時に、その
加圧力(設定加圧力)に対応して加圧力検出用圧電素子
48が発生する電圧である。従って、発生電圧Vgが設
定電圧V0より大きい場合には、アクチュエータ45は
上記設定加圧力よりも大きい加圧力でスライダ21を圧
接していることになり、一方、発生電圧Vgが設定電圧
V0よりも小さい場合には、アクチュエータ45は設定
加圧力よりも小さい加圧力でスライダ21を圧接してい
ることになる。
【0037】また、電圧検出・比較回路50は、制御回
路47と接続しており、上記発生電圧Vgと設定電圧V
0を比較した結果を比較信号として、制御回路47に送
る構成としている。制御回路47には、上記第1実施例
と同様に、アクセルレバー32からの踏み込み量に応じ
た信号、エンジン回転数信号、出力信号が入力され、こ
れらの信号に応じてアクチュエータ45及び駆動回路3
0に電圧を印加すると共に、上記電圧検出・比較回路5
0からの比較信号に応じてアクチュエータ45に印加す
る電圧(アクチュエータ印加電圧)を制御する構成とし
ている。
【0038】上記アクチュエータ印加電圧の調節は具体
的には、図11に示す如く行っている。図11中、調整
電圧Vaはアクチュエータ印加電圧を増加又は減少して
調整する電圧であって、調整電圧Vaが0であるという
ことは、発生電圧Vgが設定電圧V0と等しい場合、即
ち、アクチュエータ45が設定加圧力でスライダ21を
圧接している時に対応する。
【0039】発生電圧Vgが設定電圧V0より大きい場
合(図11のab間、bc間)は、アクチュエータ45
の加圧力が設定加圧力を超過する場合であるので、発生
電圧Vgが設定電圧V0を上回る大きさに比例して負の
調整電圧Vaを加えてアクチュエータ印加電圧を減少さ
せる。一方、発生電圧Vaが設定電圧V0より小さい場
合(図11のcd間、de間)は、アクチュエータ45
の加圧力が設定加圧力を下回る場合であるので、発生電
圧Vaが設定電圧V0を下回る大きさに比例して正の調
整電圧Vaを加えてアクチュエータ印加電圧を増加させ
る。上記のように、アクチュエータ印加電圧を調整電圧
Vaにより増減することにより、アクチュエータ45が
設定圧力でスライダ21を押圧するような値にアクチュ
エータ印加電圧を保持することができる。
【0040】第3実施例では、上記のような構成として
いるため、アクチュエータ45の加圧力が変化した場合
にも、上記加圧力検出用圧電素子48の発生電圧Vgの
変化に応じて、調整電圧Vaによりアクチュエータ印加
電圧を調節して、一定に保持することができ、よって、
アクチュエータ45がスライダ21をステータ20に圧
接する加圧力を設定加圧力に保持することができる。
【0041】そのため、例えば、長期間の使用による摩
耗や、使用温度により各部に生じた熱ひずみのために、
スライダ21とステータ20の間隔が増加、減少した場
合にも、上記アクチュエータ45がスライダ21をステ
ータ20に圧接する加圧力を設定加圧力に保持し、超音
波モータ駆装置10の確実な作動を確保することができ
る。
【0042】第3実施例のその他の構成及び作動的特徴
は、上記第1実施例と同様であるので、同一の部材には
同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】尚、上記第3実施例では、アクチュエータ
45の先端部に配置した加圧力検出用圧電素子48によ
りアクチュエータ45の加圧力を検出する構成としてい
たが、加圧力検出用圧電素子48を配置する位置はこれ
に限定されるものではない。また、圧電素子以外の手段
により加圧力を検出して設定圧力と比較し、よって、電
動アクチュエータに印加する電圧を制御する構成として
もよい。
【0044】
【効果】以上の説明より明らかなように、本発明に係る
スロットルバルブ制御装置では、スロットルバルブのシ
ャフトの回転を超音波モータを利用して行い、該超音波
モータにおいて回転面に対して垂直方向に荷重を負荷し
て押圧するアクチュエータを電気信号で制御することに
よりクラッチ機構を設けた構成としているため、極めて
簡単に、かつ、電力消費の少ないクラッチ機構を付加す
ることが出来る。
【0045】超音波モータが故障してシャフトが回転不
能となった場合に、アクチュエータに印加する電圧をシ
ョートさせることにより、モータとの連結を解き、コイ
ルバネにより全閉位置へ復帰させるために、安全性が高
い利点を有する。また、超音波モータにより、ギヤを介
さずに直接スロットルバルブを回転駆動できるため、応
答性、信頼性が良く、アンチロックブレーキ制御および
クルージング制御を容易に行うことが出来る。
【0046】通常、 超音波モータを利用する場合、 
スプリングによりシャフトの軸方向に荷重をかけて使用
しているため摩擦力が大きかったが、  本発明では荷
重をかけるためにスプリングを使用しておらず、 よっ
て、 摩擦力を低減することができる。
【0047】更に、アクチュエータのスライダに対する
加圧力を検出する手段として、例えば、アクチュエータ
に加圧力検出用圧電素子を取付け、該加圧検出用圧電素
子で検知したアクチュエータの加圧力を設定加圧力と比
較してアクチュエータに印加する電圧を制御する構成と
すれば、摩耗、温度等の影響の影響がある場合にも加圧
力を一定に保持することができる等の種々の利点を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】  超音波モータのステータを示す断面図であ
る。
【図3】  第1実施例の制御システムを示すブロック
図である。
【図4】  本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】  本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図6】  第3実施例の要部概略図である。
【図7】   第3実施例の制御システムを示すブロッ
ク図である。
【図8】  圧電素子を示す概略図である。
【図9】  圧電素子を示す概略図である。
【図10】  圧電素子の特性を示す発生電圧−荷重線
図である。
【図11】  第3実施例での印加電圧の制御を示す電
圧−時間線図である。
【符号の説明】
1  吸気管 2  シャフト 3  スロットルバルブ 5  コイルスプリング 10  超音波モータ制御装置 15,16  磁石 20  ステータ 21  スライダ 25  ボール 26,45  アクチュエータ 30  駆動回路 31,47  制御回路 32  アクセルレバー 33  センサ 34  抵抗 40  電磁石 41  圧電素子 48  加圧力検出用圧電素子 50  電圧検出・比較回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  吸気管に設けるスロットルバルブのシ
    ャフトの回転駆動手段として超音波モータを用い、上記
    超音波モータのステータに対して圧接した時に回転され
    るスライダに、軸方向に突出する係合突起を設ける一方
    、スロットルバルブのシャフトの一端に係合穴を設け、
    該係合穴に上記係合突起を軸方向に摺動自在で回転力は
    伝達するように係合し、かつ、上記スライダを回転面に
    対して垂直方向に移動してステータと圧接させる電動ア
    クチュエータと、スライダとステータとを離反させる互
    いに反発する磁石と、上記電動アクチュエータへ印加す
    る電圧を制御する制御回路を備えたクラッチ機構を設け
    ていることを特徴とするスロットルバルブ制御装置。
  2. 【請求項2】  上記電動アクチュエータによるスライ
    ダに対する加圧力を検出する手段を設け、検出した加圧
    力と設定加圧力とを比較して上記電動アクチュエータに
    印加する電圧を制御する回路を設けている請求項1記載
    のスロットルバルブ制御装置。
  3. 【請求項3】  上記電動アクチュエータとして、圧電
    素子からなり、電圧を印加すると延びて長くなるアクチ
    ュエータを用い、該アクチュエータの延び方向を超音波
    モータの回転面に対して垂直方向とすると共に、該アク
    チュエータが延びた時に押圧されて上記スライダをステ
    ータに圧接させるボールを設けていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のスロットルバルブ制御装
    置。
  4. 【請求項4】  上記電動アクチュエータを構成する積
    層した圧電素子のうちの1枚を他の圧電素子と電気的に
    絶縁して電圧検出・比較回路に接続し、該電圧検出・比
    較回路をアクチュエータに電圧を印加している制御回路
    に接続し、上記電圧検出・比較回路でアクチュエータ作
    動時の発生電圧を検出して予め定めた設定電圧と比較し
    、設定電圧と発生電圧の差に対応して上記アクチュエー
    タに印加する電圧を制御する構成としていることを特徴
    とする請求項3記載のスロットルバルブ制御装置。
  5. 【請求項5】  上記電動アクチュエータとして電磁石
    を用いると共に該電磁石をステータの外周に設置し、上
    記電磁石によりスライダを吸着することによりスライダ
    をステータに圧接する構成としていることを特徴とする
    請求項1記載のスロットルバルブ制御装置。
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