JPH0422856Y2 - - Google Patents

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JPH0422856Y2
JPH0422856Y2 JP16905486U JP16905486U JPH0422856Y2 JP H0422856 Y2 JPH0422856 Y2 JP H0422856Y2 JP 16905486 U JP16905486 U JP 16905486U JP 16905486 U JP16905486 U JP 16905486U JP H0422856 Y2 JPH0422856 Y2 JP H0422856Y2
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piston
cylinder
liquid
working chamber
port
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はピストンの進退によつて弁口を隔壁し
接着剤等の加工液体をノズルを通して外に吐出す
る吐出ノズル装置の改良に関するものである。
従来の技術 接着剤や塗料その他の液体を微少量づつ継続的
に連続して吐出する吐出ノズル装置は周知であ
る。この種の装置は、シリンダ内にピストンを摺
動自在に設け、このピストンの摺動量、つまりピ
ストンのストローク量に対応させて弁口を開き加
圧状態の液体をノズルから外に吐出するように構
成している。しかしながら、従来の装置はピスト
ンのストローク量が一定であるものが多く、した
がつて、弁口の開口量の一定となり、単位時間当
りの吐出量を変えることができないという不便が
あつた。もちろん、ピストンのストローク量を調
製できるようにしたものもあるが、かかる装置は
概してその調整機構が複雑であり、その機構の操
作も非常に面倒であるという欠点があつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上述のごとき問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、ピストンのス
トローク量の調整機構を簡易に構成し、そのスト
ローク量の調整操作を容易に行うことができる吐
出ノズル装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するため次のように構
成されている。すなわち、本考案は、後端部にエ
アー供給口が設けられているシリンダと、このシ
リンダ内に摺動自在に収容されているピストンロ
ツドと、このピストンロツドとシリンダ間に気密
に装着されシリンダ内を液供給室を設けた液供給
室と作動室に区画するダイアフラムと、前記ピス
トンロツドの後部に固定され作動室内を摺動自在
のピストンと、このピストンよりも前方側の作動
室のシリンダ内周面に螺着されこの作動室に開口
した操作口からの操作による螺合進退によつてピ
ストンのストロークを調整するストローク調整ス
リーブと、作動室内でピストンロツドに嵌め込ま
れピストンを常時後方に押圧付勢するスプリング
と、前記液供給室の先端部に弁座を介して装着さ
れたノズルと、ピストンロツドの先端部に装着固
定され先端頭部が弁剤の弁口を挿通してノズル内
の液滞留空間に進退可能に進出しているニードル
弁体とを有するものである。
作 用 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、液を吐出させるときはエアーをエアー供給口
からシリンダの作動室内に供給すればよい。この
エアーの供給によつてピストンがスプリングの付
勢力に抗しながらストローク調整スリツトに係止
するまで前方へ移動する。そして、このピストン
の移動に連動してニードル弁体が前方へ移動する
結果、ニードル弁体の頭部が弁口を開放しながら
ノズル内の液滞留空間に進出する。この弁口の開
放により、液供給口から液供給室に供給されてい
た液体は弁口を通つて液滞留空間に入り込み、さ
らに液滞留空間を通つてノズル孔から外に吐出さ
れる。この液体の吐出に際し、ストローク調整ス
リーブを螺合進退させれば、ピストンのストロー
ク量が変化し、これに伴ない弁口の隙間が変化す
ることとなり、液体の単位時間当りの吐出量を任
意に変えることができる。
この液体の吐出後、エアーの供給を停止するこ
とにより、ピストンはスプリングの付勢力によつ
て元の位置に復帰し、弁口はニードル弁体の頭部
に設けた弁口閉鎖部によつて閉鎖される。この弁
口閉鎖に際して、ニードル弁体の頭部はピストン
に連動して液滞留空間内を後方に移動するから、
その負圧化によつて、ノズル孔内に残留している
液体が後方に引き込まれることとなり、これによ
り、液切れのよい液体吐出が可能となるものであ
る。
実施例 以下本考案の一実施例を図面において説明すれ
ば、1はシリンダであり、該シリンダ1は前部シ
リンダ部材2と中間部シリンダ部材3と後部カバ
ー部材4との連結体からなる。後部カバー部材4
の中心部にはエアー供給口5が設けられている。
中間部シリンダ部材3の前端部には支持壁7が設
けられている。また、中間部シリンダ部材3の周
壁には、その左右対称位置に一対の操作口8が設
けられており、さらに、この操作口8から前記支
持壁7に至る周壁内面にはねじ10が周設され、
このねじ10にストローク調整スリーブ11が進
退自在に螺着されている。そして、操作口8に対
向するストローク調整スリーブ11の周面には、
該ストローク調整スリーブ11の回転操作をし易
くするために、ローレツト刻目12が形成されて
おり、このローレツト刻目12の近傍位置には、
棒差込穴13があけられている。なお、ストロー
ク調整スリーブ11の溝端面は後述するピストン
21の進退限を定める進出係止面14となつてい
る。
一方、前部シリンダ部材2には、その周壁に液
供給口15があけられており、接着剤や塗料等の
液供給源(図示せず)から加圧された液体が該液
供給口15を介してシリンダ1内部に供給される
ようになつている。そして、前部シリンダ部材2
の先端部には弁座16を介してノズル17が気密
に螺着されている。
他方、シリンダ1内にはピストンロツド18が
摺動自在に収容されている。このピストンロツド
18の後端部にはナツト20によつてピストン2
1が締結されており、該ピストン21は中間部シ
リンダ部材3の周面に沿つて図の後退定位置から
進出係止面14が当接するまでの区間を気密に摺
動するものである。また、ピストンロツド18に
は圧縮状態のスプリング22が嵌め込まれてお
り、そのスプリング22の一端部は支持壁7に係
止され、他端部はピストン21に係止される結
果、ピストン21は常時スプリング22の付勢力
によつて後方へ押圧付勢されている。
ところで、前記ピストンロツド18の前部は支
持壁7の挿通穴19に摺動自在に軸支され、その
先端部は該軸受穴を貫通して前部シリンダ部材2
内に突出している。そしてこのピストンロツド1
8の先端部と、シリンダ1の周壁間にはダイアフ
ラム23が気密に装着され、シリンダ1内は液供
給室24と作動室25に区画されている。また、
ピストンロツド18の先端部には、ニードル弁体
26の基部がねじ込み等によつて固定されてお
り、そのニードル弁体26の頭部27は、弁口2
8を挿通して、ノズル17内に設けた液滞留空間
30内に進出している。この頭部27の弁口閉鎖
部31は、弁口28よりも大径に形成されてお
り、さらに、該弁口閉鎖部31から後方側は、
徐々に小径化するテーパ状になつている。したが
つて、ピストン21が後退定位置にあるときには
スプリング22の付勢力によつてニードル弁体2
6が後方へ引き込まれているので、弁口28は前
記弁口閉鎖部31によつて閉鎖されているが、ニ
ードル弁体26を進出することにより弁口28が
解放される。この弁口28解放に際し、前記のよ
うにニードル弁体26の頭部27にはテーパが形
成されているから、ニードル弁体26の進出量に
対応して弁口28の開口量、つまり弁口28の間
隙が変化することになる。なお、ニードル弁体2
6の頭部先端部には、ノズル孔32の閉鎖を防止
するための逃げ溝33が形成されている。
上記のごとき吐出ノズル装置において、接着剤
や塗料等の液体を吐出させる場合は、まず、エア
ー供給口5からシリンダ1内に圧縮されたエアー
を供給する。このエアー圧によつてピストン21
はスプリング22の付勢力に抗して後退定位置か
ら進出係止面14に係止するまで摺動を行い、弁
口28を開放する。この弁口28の開放により、
加圧状態の液体は液供給口15から液供給室24
内に入り込み、さらに弁口28及び液滞留空間3
0を通りノズル孔32から外に吐出される。
次にエアーの供給を停止すると、ピストン21
はスプリング22の付勢力によつて後退定位置に
復帰し、同時に、ニードル弁体26の後方への移
動によつて弁口28が閉鎖される。この場合、ニ
ードル弁体26の頭部27が、液滞留空間30を
後方へ移動するから、該液滞留空間30が負圧化
し、ノズル孔32内に残留した液体は液滞留空間
30内に引き込まれ、粘性の高い液体で有つて
も、切れの良い効果的な液切れが達成できる。こ
のように、良好な液切れを可能とするから、シリ
ンダ1へのエアーの供給およびその停止を、1秒
間当り数十回の割合で繰り返すことにより、使用
液体を微量ずつ連続的に吐出させることができる
のである。この液体吐出に際し、単位時間当りの
吐出量を変化させる場合は、操作口8から指を差
し込んで、ストローク調整スリーブ11を所望方
向に回転させればよい。この回転操作によつて、
ストローク調整スリーブ11はねじ10との螺合
回転によつて進出あるいは後退移動を行う。この
結果、後退定位置のピストン21と進出係止面1
4との距離、つまり、ピストン21のストローク
量が変化し、これに対応してピストン21の進出
位置における弁口28の開口量が変化するから、
液体の吐出量を任意に調整することができるので
ある。なお、ストローク調整スリーブ11の回転
は、棒差込穴13に棒を差込み、この棒を廻すこ
とによつて行つてもよく、このように、棒を使え
ば、より軽くストローク調整スリーブ11を回転
操作できる。
また、前述のごとく、ニードル弁体26の頭部
27の後退移動によつて液切れを達成できるが、
この液切れの程度は、頭部27の大きさと液滞留
空間30の大きさとの相対関係によつて任意に定
められる。例えば、頭部27の大きさを大きくす
れば、該頭部27の移動に伴なう負圧化がより大
きくなり、液切れはよりシヤープになる。これに
対し、頭部27の大きさを小さくすれば液切れは
鈍くなる。したがつて、使用する液体の種類、性
質等に応じ前記相対関係を適切に定めることによ
り、その使用液体に合つた最適の液切れ状態を作
り出すことが可能となり、この液切れを良くすれ
ばそれだけ供給エアーのオン・オフの単位時間当
りの回数を増加できるとともに、吐出する液量も
正確にコントロールできるという利点が得られ
る。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、単位時間当りの吐出量を面倒な操作をするこ
となく極めて容易な操作によつて可変調整するこ
とができる。また、その吐出量調整の機構は非常
に簡易であるから、装置を安価に提供できるとい
う利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の構成を示す平面図、第2図
は第1図のA−A線面図である。 1……シリンダ、5……エアー供給口、8……
操作口、11……ストローク調整スリーブ、13
……棒差込穴、15……液供給口、16……弁
座、17……ノズル、18……ピストンロツド、
21……ピストン、22……スプリング、23…
…ダイアフラム、24……液供給室、25……作
動室、26……ニードル弁体、27……頭部、2
8……弁口、30……液滞留空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 後端部にエアー供給口が設けられているシリ
    ンダと、このシリンダ内に摺動自在に収容され
    ているピストンロツドと、このピストンロツド
    とシリンダ間に気密に装着されシリンダ内を液
    供給口を設けた液供給室と作動室に区画するダ
    イアフラムと、前記ピストンロツドの後部に固
    定され作動室内を摺動自在のピストンと、この
    ピストンよりも前方側の作動室のシリンダ内周
    面に螺着されこの作動室に開口した操作口から
    の操作による螺合進退によつてピストンのスト
    ロークを調整するストローク調整スリーブと、
    作動室内でピストンロツドに嵌め込まれピスト
    ンを常時後方に押圧付勢するスプリングと、前
    記液供給室の先端部に弁座を介して装着された
    ノズルと、ピストンロツドの先端部に装着固定
    され先端頭部が弁座の弁口を挿通してノズル内
    の液滞留空間に進退可能に進出しているニード
    ル弁体とを有することを特徴とする吐出ノズル
    装置。 (2) ストローク調整スリーブには、作動室に開口
    した操作口から棒を差込んで挿入し、回転する
    ための棒差込穴が設けられていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の吐出
    ノズル装置。 (3) ストローク調整スリーブには、外周面にロー
    レツト加工を施したものであることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の吐出ノ
    ズル装置。
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JPH0621582Y2 (ja) * 1988-06-20 1994-06-08 三郎 宮崎 硬化性物質用混合装置
US6334554B1 (en) * 2000-04-17 2002-01-01 Illinois Tool Works Inc. Snuffback valve for hot melt adhesive

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