JPH04227737A - エラストマ塗布コードのシートの製造方法 - Google Patents
エラストマ塗布コードのシートの製造方法Info
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- JPH04227737A JPH04227737A JP3113862A JP11386291A JPH04227737A JP H04227737 A JPH04227737 A JP H04227737A JP 3113862 A JP3113862 A JP 3113862A JP 11386291 A JP11386291 A JP 11386291A JP H04227737 A JPH04227737 A JP H04227737A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/38—Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、ゴム塗布シ
ートを形成するエラストマ塗布コード、又はゴム塗布コ
ードを製造し、貯蔵し、使用する方法に関する。本発明
は、特に、タイヤ又はタイヤ関連要素の製造に使用され
るゴム塗布シートに関する。特に、本発明はタイヤの上
張りの製造及び使用に関する。
ートを形成するエラストマ塗布コード、又はゴム塗布コ
ードを製造し、貯蔵し、使用する方法に関する。本発明
は、特に、タイヤ又はタイヤ関連要素の製造に使用され
るゴム塗布シートに関する。特に、本発明はタイヤの上
張りの製造及び使用に関する。
【0002】
【従来の技術】図1Aに関して、ゴム塗布コートよりな
る複合シートを製造するために、ゴム塗布コードの面を
ゴムで塗布するカレンダ12内に複数のコード10を通
すことによりゴム塗布コードを製造することが知られて
いる。例えば、代表的な4ロールカレンダ12は、この
コードにゴムの上層を塗布するためにゴムの溜り18を
支持する上側の一対の塗布カレンダロール14,16を
有している。下側の対応する対の共同動作するカレンダ
ロール20,22はコードにゴムの底層を塗布するゴム
の溜り24を支持している。結果として生じるゴム塗布
コード26よりなる複合シートは、ある時間巻かれて貯
蔵される。この複合シートの貯蔵は、未加硫ゴム18,
24を塗布された側が非常に粘着性があるので問題とな
る。シートの一側の未加硫ゴムが、折り畳み中又は巻き
取り中のように、それ自体又はシートの他の側の未加硫
ゴムに接触する場合、コードからゴムを外さずにこのゴ
ムどうしを分離することは、不可能ではないにしても、
非常に困難となるであろうということが知られている。
る複合シートを製造するために、ゴム塗布コードの面を
ゴムで塗布するカレンダ12内に複数のコード10を通
すことによりゴム塗布コードを製造することが知られて
いる。例えば、代表的な4ロールカレンダ12は、この
コードにゴムの上層を塗布するためにゴムの溜り18を
支持する上側の一対の塗布カレンダロール14,16を
有している。下側の対応する対の共同動作するカレンダ
ロール20,22はコードにゴムの底層を塗布するゴム
の溜り24を支持している。結果として生じるゴム塗布
コード26よりなる複合シートは、ある時間巻かれて貯
蔵される。この複合シートの貯蔵は、未加硫ゴム18,
24を塗布された側が非常に粘着性があるので問題とな
る。シートの一側の未加硫ゴムが、折り畳み中又は巻き
取り中のように、それ自体又はシートの他の側の未加硫
ゴムに接触する場合、コードからゴムを外さずにこのゴ
ムどうしを分離することは、不可能ではないにしても、
非常に困難となるであろうということが知られている。
【0003】したがって、加硫の前にコードを有するゴ
ム塗布シートを巻くために、裏張り28がゴム塗布面の
一方に与えられる。これまで使用されてきた裏張りは、
一般的には、織物その他の布及びポリエチレンのような
プラスチックであった。このシートが巻かれてロール3
0になるにしたがって、裏張り28は、常に2層のゴム
の間にあって、これらの2層のゴムの接触を防止する。 一度巻かれると、シートは別の処理が必要となるまで貯
蔵することができる。
ム塗布シートを巻くために、裏張り28がゴム塗布面の
一方に与えられる。これまで使用されてきた裏張りは、
一般的には、織物その他の布及びポリエチレンのような
プラスチックであった。このシートが巻かれてロール3
0になるにしたがって、裏張り28は、常に2層のゴム
の間にあって、これらの2層のゴムの接触を防止する。 一度巻かれると、シートは別の処理が必要となるまで貯
蔵することができる。
【0004】例えば、図1Bで、ゴム塗布シート及び裏
張りは、ロール30から巻きほどかれ、そして、スリッ
タとして知られる切断装置34を通してもよい。スリッ
タは、このシート及び裏張りの結合体32を複数のより
小さな部分36に切断し、これらの部分は、後での使用
のために巻かれそれぞれロール38としてもよい。
張りは、ロール30から巻きほどかれ、そして、スリッ
タとして知られる切断装置34を通してもよい。スリッ
タは、このシート及び裏張りの結合体32を複数のより
小さな部分36に切断し、これらの部分は、後での使用
のために巻かれそれぞれロール38としてもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1A及び図1Cで、
小さなロール38が巻ほどかれるとき、裏張り28は塗
布コード10のゴムシートから剥されて、例えば、タイ
ヤの製造に組み込まれる。しかしながら、裏張り28は
屑として捨てられる。これは、切断されると、図1Aの
カレンダ12によって製造されるゴム塗布シート用の裏
張りとして再使用するにはもはや十分な広さがないから
である。比較的安い裏張りでも屑化を避けると、かなり
コストダウンとなり得る。この切断された裏張りを屑化
する費用は、この裏張りの原価、この切断裏張りを収集
点へ移動するための取り扱い費用及び収集した裏張りを
運び去るのに掛かる処理費用の合計である。
小さなロール38が巻ほどかれるとき、裏張り28は塗
布コード10のゴムシートから剥されて、例えば、タイ
ヤの製造に組み込まれる。しかしながら、裏張り28は
屑として捨てられる。これは、切断されると、図1Aの
カレンダ12によって製造されるゴム塗布シート用の裏
張りとして再使用するにはもはや十分な広さがないから
である。比較的安い裏張りでも屑化を避けると、かなり
コストダウンとなり得る。この切断された裏張りを屑化
する費用は、この裏張りの原価、この切断裏張りを収集
点へ移動するための取り扱い費用及び収集した裏張りを
運び去るのに掛かる処理費用の合計である。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、この裏張り
を切断又は破砕する必要性を除くゴム又はエラストマ塗
布コードよりなるシートを製造し貯蔵する手段を提供す
ることが望ましい。一方の側が粘つき、他方の側がそれ
ほど粘つかないゴム又はエラストマ塗布シートが自体に
巻かれ、そして、後で巻ほどかれて自己開放し、自体に
粘着することのないようなシートを提供することも望ま
しい。したがって、本発明の1つの態様によれば、a)
複数のコードを用意するステップと、b)一方の側に未
加硫のエラストマコンパウンドを有し、他方の側に露出
コードを有する複合シートを製造するために、前記エラ
ストマコンパウンドを前記複数のコードに加え、前記エ
ラストマコンパウンドが前記コードから離れないように
前記コードどうしの間に十分な量の前記エラストマコン
パウンドのみがしみ通ることができるようにするステッ
プと、 c)この複合シートがそれ自体に巻かれたときに、前記
エラストマ側が非エラストマ側又はコード側から容易に
開放されるように、このエラストマコンパウンド塗布側
の粘着性を減少するステップとを有する方法が提供され
る。
を切断又は破砕する必要性を除くゴム又はエラストマ塗
布コードよりなるシートを製造し貯蔵する手段を提供す
ることが望ましい。一方の側が粘つき、他方の側がそれ
ほど粘つかないゴム又はエラストマ塗布シートが自体に
巻かれ、そして、後で巻ほどかれて自己開放し、自体に
粘着することのないようなシートを提供することも望ま
しい。したがって、本発明の1つの態様によれば、a)
複数のコードを用意するステップと、b)一方の側に未
加硫のエラストマコンパウンドを有し、他方の側に露出
コードを有する複合シートを製造するために、前記エラ
ストマコンパウンドを前記複数のコードに加え、前記エ
ラストマコンパウンドが前記コードから離れないように
前記コードどうしの間に十分な量の前記エラストマコン
パウンドのみがしみ通ることができるようにするステッ
プと、 c)この複合シートがそれ自体に巻かれたときに、前記
エラストマ側が非エラストマ側又はコード側から容易に
開放されるように、このエラストマコンパウンド塗布側
の粘着性を減少するステップとを有する方法が提供され
る。
【0007】更に、本発明の他の態様によれば、a)複
数のコードを用意するステップと、b)エラストマ側と
非塗布コードよりなる反対側を有する複合シートを形成
するために前記複数のコードを一方の側を塗布するエラ
ストマコンパウンドを与えるステップと、c)その複合
シートのエラストマ側に裏張りを与えて前記複合シート
と裏張りをロール状に巻くステップと、d)前記複合シ
ートのエラストマ側の粘着性を減少するステップと、e
)前記ロールを巻きほどいて前記複合シートから前記裏
張りを剥すステップと、f)前記シートを2個以上のよ
り小さなシートに切断するステップと、g)裏張りを使
用せずに、そのより小さなシートをそれ自体にロール状
に巻くステップと、h)ある時間の後、前記コードから
前記エラストマが実質的に剥れずに前記より小さなロー
ルを巻きほどくステップとを有する方法が提供される。
数のコードを用意するステップと、b)エラストマ側と
非塗布コードよりなる反対側を有する複合シートを形成
するために前記複数のコードを一方の側を塗布するエラ
ストマコンパウンドを与えるステップと、c)その複合
シートのエラストマ側に裏張りを与えて前記複合シート
と裏張りをロール状に巻くステップと、d)前記複合シ
ートのエラストマ側の粘着性を減少するステップと、e
)前記ロールを巻きほどいて前記複合シートから前記裏
張りを剥すステップと、f)前記シートを2個以上のよ
り小さなシートに切断するステップと、g)裏張りを使
用せずに、そのより小さなシートをそれ自体にロール状
に巻くステップと、h)ある時間の後、前記コードから
前記エラストマが実質的に剥れずに前記より小さなロー
ルを巻きほどくステップとを有する方法が提供される。
【0008】上記の特性を有し、そして、タイヤのよう
な積層体の製造の場合の要素として使用するに適したゴ
ム又はエラストマシートを製造することは、更に望まし
い。ポリエチレンの裏張りの排除により、汚染が排除さ
れる。ポリエチレンは、タイヤの製造に普通見られるポ
リマとの整合性及び粘着性は低い。したがって、裏張り
から一部が引き裂かれ、そして、タイヤの製造に使用さ
れて終る場合、このポリエチレンは、タイヤの一部の剥
離を助けることになろう。
な積層体の製造の場合の要素として使用するに適したゴ
ム又はエラストマシートを製造することは、更に望まし
い。ポリエチレンの裏張りの排除により、汚染が排除さ
れる。ポリエチレンは、タイヤの製造に普通見られるポ
リマとの整合性及び粘着性は低い。したがって、裏張り
から一部が引き裂かれ、そして、タイヤの製造に使用さ
れて終る場合、このポリエチレンは、タイヤの一部の剥
離を助けることになろう。
【0009】したがって、本発明の更に他の態様によれ
ば、上記のごとく製造され、そして、より小さいシート
に切断された複合シートをタイヤの製造に利用する方法
、特に、このより小さいシートを上張りとして螺旋上に
与える方法が提供される。すなわち、それらシートはタ
イヤのベルト補強パッケージの半径方向外方及びタイヤ
のトレッドの半径方向内方に与えられる。
ば、上記のごとく製造され、そして、より小さいシート
に切断された複合シートをタイヤの製造に利用する方法
、特に、このより小さいシートを上張りとして螺旋上に
与える方法が提供される。すなわち、それらシートはタ
イヤのベルト補強パッケージの半径方向外方及びタイヤ
のトレッドの半径方向内方に与えられる。
【0010】次の定義は、特許請求の範囲を含む本明細
書に適用可能である。
書に適用可能である。
【0011】「ベルト補強構造又はベルト補強構造パッ
ケージ」は、タイヤの赤道面に関して17°ないし27
°の範囲内に左右に両コード角を有する、ビードに固定
されない、トレッドの下に存在し、そして編織又は未編
織である、少なくとも2層の平行コードを意味する。
ケージ」は、タイヤの赤道面に関して17°ないし27
°の範囲内に左右に両コード角を有する、ビードに固定
されない、トレッドの下に存在し、そして編織又は未編
織である、少なくとも2層の平行コードを意味する。
【0012】「半径方向」は、タイヤの回転軸線の方へ
又はこの回転軸線からの半径方向の向きを意味する。
又はこの回転軸線からの半径方向の向きを意味する。
【0013】「内側」はタイヤの内側の方へを意味し、
「外側」はその外側の方へを意味する。
「外側」はその外側の方へを意味する。
【0014】
【実施例】次に、図2ないし図5に関して、例えば、タ
イヤの上張り、すなわち、カーカス層の製造方法のよう
なエラストマ又はゴム塗布シートの製造方法が示されて
いる。
イヤの上張り、すなわち、カーカス層の製造方法のよう
なエラストマ又はゴム塗布シートの製造方法が示されて
いる。
【0015】エラストマ塗布コードよりなる複合シート
48を製造するために、複数のコード40の一側46に
対して、ゴムのようなエラストマ44をカレンダ掛けす
るカレンダ42を複数のコード40が通る。このカレン
ダ掛けにより、エラストマ44は、コード40の一側に
塗布することができ、同時に十分なしみ通しが可能とな
るので、エラストマ44はコード40から剥れなくなる
。換言すれば、エラストマ44が付着されたままとなる
ように、このエラストマ44は、コード40どうしの間
に押し込まれる。もしもコード40が直径Dを有する場
合、しみ通しSTは、エラストマ44がコードの直径D
の関数としてどれだけ侵入したかを示す。しみ通しゼロ
は、コード40の頂部に触れるだけであり、100%の
しみ通しはコードを直径に等しくなる。すなわち、コー
ド全体が包被される。実際には、しみ通しは、コード4
0の直径80%と90%の間にあるべきであり、最も好
ましいしみ通しは、約85%であると考えられている。 しみ通しが、100%に近付けば近付くほど、エラスト
マ44が完全に反対側まで偶然しみ通る機会が増大する
。このようにコード40を塗布すると、粘着性ある側(
コード40の塗布エラストマ側46)と、この塗布側ほ
どは粘着性のない側(コード40未塗布側50)を有す
るシート48が得られる。このシート48は、次に、裏
張りなしに後でシート自体に巻くことができ、そして、
以下に更に説明するように、タイヤ形成過程に使用され
る十分な粘着性を依然として持ちながら、巻きほどかれ
るときに自己解放することができる。自己解放とは、シ
ート自体から、この複合シートが分離し得る能力である
。換言すれば、巻かれた場合、この複合シートの塗布側
は、巻きほどかれるときに過度の力をを必要とせず、及
び(又は)複合シート48の完全性に影響を与えるほど
の十分に大きな面積のエラストマが塗布側から分離して
未塗布の又は裸のコードが露出するようなことはせずに
、容易にこの未塗布側から分離されるべきである。
48を製造するために、複数のコード40の一側46に
対して、ゴムのようなエラストマ44をカレンダ掛けす
るカレンダ42を複数のコード40が通る。このカレン
ダ掛けにより、エラストマ44は、コード40の一側に
塗布することができ、同時に十分なしみ通しが可能とな
るので、エラストマ44はコード40から剥れなくなる
。換言すれば、エラストマ44が付着されたままとなる
ように、このエラストマ44は、コード40どうしの間
に押し込まれる。もしもコード40が直径Dを有する場
合、しみ通しSTは、エラストマ44がコードの直径D
の関数としてどれだけ侵入したかを示す。しみ通しゼロ
は、コード40の頂部に触れるだけであり、100%の
しみ通しはコードを直径に等しくなる。すなわち、コー
ド全体が包被される。実際には、しみ通しは、コード4
0の直径80%と90%の間にあるべきであり、最も好
ましいしみ通しは、約85%であると考えられている。 しみ通しが、100%に近付けば近付くほど、エラスト
マ44が完全に反対側まで偶然しみ通る機会が増大する
。このようにコード40を塗布すると、粘着性ある側(
コード40の塗布エラストマ側46)と、この塗布側ほ
どは粘着性のない側(コード40未塗布側50)を有す
るシート48が得られる。このシート48は、次に、裏
張りなしに後でシート自体に巻くことができ、そして、
以下に更に説明するように、タイヤ形成過程に使用され
る十分な粘着性を依然として持ちながら、巻きほどかれ
るときに自己解放することができる。自己解放とは、シ
ート自体から、この複合シートが分離し得る能力である
。換言すれば、巻かれた場合、この複合シートの塗布側
は、巻きほどかれるときに過度の力をを必要とせず、及
び(又は)複合シート48の完全性に影響を与えるほど
の十分に大きな面積のエラストマが塗布側から分離して
未塗布の又は裸のコードが露出するようなことはせずに
、容易にこの未塗布側から分離されるべきである。
【0016】複合シート48は、タイヤの要素及びベル
トの製造技術で普通に使用されている数個の互いに異な
る材料から作られるものであってもよい。良好な結果は
、ナイロンコードを利用して達成されたが、この複合シ
ート48は、ポリエステル、芳香族ポリアミド(例えば
、ザ グッドイヤー タイヤ アンド ラバー
社(The Goodyear Tire & Rub
ber Co.)のFlexten (商標)として知
られている。)、炭素、鋼又はファイバガラスよりなる
コードを有することもできる。更に、平行なより線又は
コードを使用することは好適であるが、エラストマを一
側にのみ適用した織物地を使用することも本発明の範囲
内にある。
トの製造技術で普通に使用されている数個の互いに異な
る材料から作られるものであってもよい。良好な結果は
、ナイロンコードを利用して達成されたが、この複合シ
ート48は、ポリエステル、芳香族ポリアミド(例えば
、ザ グッドイヤー タイヤ アンド ラバー
社(The Goodyear Tire & Rub
ber Co.)のFlexten (商標)として知
られている。)、炭素、鋼又はファイバガラスよりなる
コードを有することもできる。更に、平行なより線又は
コードを使用することは好適であるが、エラストマを一
側にのみ適用した織物地を使用することも本発明の範囲
内にある。
【0017】次に、複合シート48がカレンダ42から
出て行くにしたがって、裏張り52がこの塗布側に与え
られる。この裏張り52を有する複合シート48は、巻
かれてロール54となる。
出て行くにしたがって、裏張り52がこの塗布側に与え
られる。この裏張り52を有する複合シート48は、巻
かれてロール54となる。
【0018】カレンダ掛けされた後にエラストマは、通
常、非常に粘着性のあるものとなるので、このエラスト
マがそれ自体に巻かれる前にその粘着性を減少させるこ
とが必要である。換言すれば、塗布側の粘着性は、未塗
布側に接触される前に容易に解放されるレベルまで減少
又は保持されなければならない。これを達成する唯一の
方法は、この複合シート48の老化(aging) を
可能にすることである。
常、非常に粘着性のあるものとなるので、このエラスト
マがそれ自体に巻かれる前にその粘着性を減少させるこ
とが必要である。換言すれば、塗布側の粘着性は、未塗
布側に接触される前に容易に解放されるレベルまで減少
又は保持されなければならない。これを達成する唯一の
方法は、この複合シート48の老化(aging) を
可能にすることである。
【0019】老化は、裏張り52として、織物地のよう
な有孔性の裏張りを使用することにより達成してもよい
。これは、比較的非有孔性で空気を通さないポリエチレ
ンのようなプラスチック裏張りを使用しては達成されな
い。有孔性の裏張りの利用により空気はロールの中へ入
ることができて、エラストマを老化させる。エラストマ
が老化し始めると、粘着性は減少する。したがって、粘
着性は、ある時間(例えば、ロールの大きさ、温度等に
依存する)、このロールを空気にさらすことにより減少
させることができる。一定の周囲温度で空気にさらされ
た、硫黄を含む未加硫ゴムは、十分な時間放置すること
ができるならば、タイヤのような積層体の構成に使用さ
れるに適当な材料にはもはやならなくなる点まで老化す
ることができる。このことが起こるのは、表面への硫黄
の移動のためであると考えられる。この現象は、「ブル
ーミングアウト」として業界では知られている。したが
って、ロールは、その粘着性を減少させて未塗布側から
開放されるように十分な時間放置されなければならない
が、タイヤの構成に依然として使用し得なければならな
い。
な有孔性の裏張りを使用することにより達成してもよい
。これは、比較的非有孔性で空気を通さないポリエチレ
ンのようなプラスチック裏張りを使用しては達成されな
い。有孔性の裏張りの利用により空気はロールの中へ入
ることができて、エラストマを老化させる。エラストマ
が老化し始めると、粘着性は減少する。したがって、粘
着性は、ある時間(例えば、ロールの大きさ、温度等に
依存する)、このロールを空気にさらすことにより減少
させることができる。一定の周囲温度で空気にさらされ
た、硫黄を含む未加硫ゴムは、十分な時間放置すること
ができるならば、タイヤのような積層体の構成に使用さ
れるに適当な材料にはもはやならなくなる点まで老化す
ることができる。このことが起こるのは、表面への硫黄
の移動のためであると考えられる。この現象は、「ブル
ーミングアウト」として業界では知られている。したが
って、ロールは、その粘着性を減少させて未塗布側から
開放されるように十分な時間放置されなければならない
が、タイヤの構成に依然として使用し得なければならな
い。
【0020】図2Bに関して、粘着性が減少された後、
ロール54は巻きほどかれ、そして、裏張り52は、複
合シート48から剥される。複合シートは、次にスリッ
タのような切断装置56を通る。このスリッタは、より
小さな複合シート58に複合シート48を切断し、この
より小さな複合シート58は、裏張りを使用せずに巻か
れてロール60となる。
ロール54は巻きほどかれ、そして、裏張り52は、複
合シート48から剥される。複合シートは、次にスリッ
タのような切断装置56を通る。このスリッタは、より
小さな複合シート58に複合シート48を切断し、この
より小さな複合シート58は、裏張りを使用せずに巻か
れてロール60となる。
【0021】次に、図2Cと図5について、ロール60
は、後で使用するために輸送(または)貯蔵される、こ
のより小さなロール60をタイヤのような他の製品に合
体させるときに、このより小さな複合シート58は、ロ
ール60の層どうしの間に裏張りが存在していた場合の
ように、自己解放するロール60から巻きほどかれる。
は、後で使用するために輸送(または)貯蔵される、こ
のより小さなロール60をタイヤのような他の製品に合
体させるときに、このより小さな複合シート58は、ロ
ール60の層どうしの間に裏張りが存在していた場合の
ように、自己解放するロール60から巻きほどかれる。
【0022】より小さな複合シート58は、ベルト上張
り構造のようなタイヤの構成に使用してもよい。このよ
り小さな複合シート58は、例えば、本願に援用した米
国特許第4,869,307号明細書で述べたような螺
旋状の上張りまたは非螺旋状の上張りとして与えてもよ
い。
り構造のようなタイヤの構成に使用してもよい。このよ
り小さな複合シート58は、例えば、本願に援用した米
国特許第4,869,307号明細書で述べたような螺
旋状の上張りまたは非螺旋状の上張りとして与えてもよ
い。
【0023】伝統的な上張りは、織物地の両側に等量の
エラストマを有している。本発明によれば、上張りの厚
さ全体が従来技術の上張りとほぼ同一のままである場合
に良好な結果が得られるということが分かった。換言す
れば、本発明によるエラストマの厚さは、第1の側のエ
ラストマの厚さプラスいくつかの従来の上張りの第2の
側のエラストマの厚さに等しくしてもよい。
エラストマを有している。本発明によれば、上張りの厚
さ全体が従来技術の上張りとほぼ同一のままである場合
に良好な結果が得られるということが分かった。換言す
れば、本発明によるエラストマの厚さは、第1の側のエ
ラストマの厚さプラスいくつかの従来の上張りの第2の
側のエラストマの厚さに等しくしてもよい。
【0024】上張りが、ナイロンコードの一側に上張り
の構造の全エラストマを有するタイヤが形成された。ま
た、上張りの未塗布側が半径方向外方に配置されたタイ
ヤが作られ、そして、上張りの構造の未塗布側が半径方
向内方に配置されたタイヤが作られた。上張りの構造の
未塗布側が半径方向内方に配置されて、エラストマ又は
ゴムの塗布側が半径方向外方に配置されるということは
好ましいことであるということが分かった。
の構造の全エラストマを有するタイヤが形成された。ま
た、上張りの未塗布側が半径方向外方に配置されたタイ
ヤが作られ、そして、上張りの構造の未塗布側が半径方
向内方に配置されたタイヤが作られた。上張りの構造の
未塗布側が半径方向内方に配置されて、エラストマ又は
ゴムの塗布側が半径方向外方に配置されるということは
好ましいことであるということが分かった。
【0025】図6で、本発明による空気入りのタイヤ8
0は、一対のほぼ伸長不能な環状のビード84,86の
、周りに固定されて複数配列のケーブルよりなる少なく
とも1つのカーカス層82を有する半径方向の層カーカ
スを備えている。このカーカス層82のケーブルは、タ
イヤの赤道面EPに関して65°ないし90°傾いてい
る。赤道面EPは、タイヤの回転軸線に直角な平面であ
って、タイヤの側壁どうしの中間に配置されている。 カーカス層82は、本発明の広範な態様に従って作られ
た布地を有してもよいということが分かった。
0は、一対のほぼ伸長不能な環状のビード84,86の
、周りに固定されて複数配列のケーブルよりなる少なく
とも1つのカーカス層82を有する半径方向の層カーカ
スを備えている。このカーカス層82のケーブルは、タ
イヤの赤道面EPに関して65°ないし90°傾いてい
る。赤道面EPは、タイヤの回転軸線に直角な平面であ
って、タイヤの側壁どうしの中間に配置されている。 カーカス層82は、本発明の広範な態様に従って作られ
た布地を有してもよいということが分かった。
【0026】ベルト層90,92を有するベルト補強構
造88は、カーカス層82の半径方向外方に配置されて
いる。上張り構造98は、ベルト補強構造88の半径方
向外方に配置され、そして、その周りを周方向に包囲さ
れている。なるべくなら、上張り構造98は、最も広い
ベルト層90の側縁94,96の軸方向外方に伸ばした
ほうがよい。エラストマコンパウンドのトレッド104
は、上張り構造98の半径方向外方に配置されている。 図6に示した実施例では、加硫の前に、上張り構造98
は、エラストマの中及び半径方向内方の一部埋め込まれ
た複数配列のナイロンケーブルを有し、ベルト補強構造
88の最も広いベルト層90の側縁94,96の間の距
離よりも大きな軸方向幅を持つエラストマのシートを有
する。図6に示した実施例では、ベルト構造98の周り
に上張り層の2つの包被100,102が存在している
。上張り層は、通常、環状層として未加硫タイヤに与え
られ、その上張り層の2つの端部は幾分重なって、継ぎ
部分を形成している。
造88は、カーカス層82の半径方向外方に配置されて
いる。上張り構造98は、ベルト補強構造88の半径方
向外方に配置され、そして、その周りを周方向に包囲さ
れている。なるべくなら、上張り構造98は、最も広い
ベルト層90の側縁94,96の軸方向外方に伸ばした
ほうがよい。エラストマコンパウンドのトレッド104
は、上張り構造98の半径方向外方に配置されている。 図6に示した実施例では、加硫の前に、上張り構造98
は、エラストマの中及び半径方向内方の一部埋め込まれ
た複数配列のナイロンケーブルを有し、ベルト補強構造
88の最も広いベルト層90の側縁94,96の間の距
離よりも大きな軸方向幅を持つエラストマのシートを有
する。図6に示した実施例では、ベルト構造98の周り
に上張り層の2つの包被100,102が存在している
。上張り層は、通常、環状層として未加硫タイヤに与え
られ、その上張り層の2つの端部は幾分重なって、継ぎ
部分を形成している。
【0027】図7で、本発明の他の実施例による空気入
りタイヤ110は、ほぼ伸長不能の一対の環状ビード1
14,116の周りに固定された少なくとも1つのカー
カス層112を有する半径方向の層カーカスを有してい
る。側壁118は、タイヤの各ビートからウラウン領域
120へ向かって半径方向外方に伸びている。このクラ
ウン領域120は、この周りを周方向に伸びるトレッド
を有している。
りタイヤ110は、ほぼ伸長不能の一対の環状ビード1
14,116の周りに固定された少なくとも1つのカー
カス層112を有する半径方向の層カーカスを有してい
る。側壁118は、タイヤの各ビートからウラウン領域
120へ向かって半径方向外方に伸びている。このクラ
ウン領域120は、この周りを周方向に伸びるトレッド
を有している。
【0028】ベルト層128と130を有するベルト補
強構造122は、カーカス層112の半径方向外方に配
置されている。ベルト層128,130は、エラストマ
材料からなり、そして、鋼、ガラス繊維又は芳香族ポリ
アミドのような適当な材料からなる複数のコードにより
補強されている。
強構造122は、カーカス層112の半径方向外方に配
置されている。ベルト層128,130は、エラストマ
材料からなり、そして、鋼、ガラス繊維又は芳香族ポリ
アミドのような適当な材料からなる複数のコードにより
補強されている。
【0029】上張り構造124は、少なくとも、ベルト
補強構造122の軸方向幅Cほどの広さとなって、ベル
ト補強構造122を完全に覆うように、その側縁132
と134の間の軸方向幅Dを有してベルト補強構造12
2の半径方向の外方に配置されている。上張り構造12
4は、内部に一部埋め込まれた長手方向に伸びるコード
又はケーブルを有するエラストマ材料よりなる螺旋巻き
のリボン126を有している。換言すれば、このコード
又はケーブルは、上記のようにエラストマ材料により一
側のみを塗布されている。リボン126の隣接の螺旋巻
き部分は互いに重なっている。
補強構造122の軸方向幅Cほどの広さとなって、ベル
ト補強構造122を完全に覆うように、その側縁132
と134の間の軸方向幅Dを有してベルト補強構造12
2の半径方向の外方に配置されている。上張り構造12
4は、内部に一部埋め込まれた長手方向に伸びるコード
又はケーブルを有するエラストマ材料よりなる螺旋巻き
のリボン126を有している。換言すれば、このコード
又はケーブルは、上記のようにエラストマ材料により一
側のみを塗布されている。リボン126の隣接の螺旋巻
き部分は互いに重なっている。
【0030】なるべくなら、図6と図7の上張り構造は
、ナイロンのような熱により収縮可能な材料よりなるケ
ーブル又はコードを有することが好ましい。このナイロ
ンケーブルは、なるべくなら、タイヤの赤道面EPに対
して0°ないし5°の角度で相並べて配置する方が良い
。このケーブルは、ナイロン繊維よりなる2本の糸を有
るるようにして、これらの糸が互いに捻れ合うようにし
てもよい。
、ナイロンのような熱により収縮可能な材料よりなるケ
ーブル又はコードを有することが好ましい。このナイロ
ンケーブルは、なるべくなら、タイヤの赤道面EPに対
して0°ないし5°の角度で相並べて配置する方が良い
。このケーブルは、ナイロン繊維よりなる2本の糸を有
るるようにして、これらの糸が互いに捻れ合うようにし
てもよい。
【0031】各糸が420デニール(466デシテック
ス)を有し、そして、上張り構造の各ケーブルが6×6
の捻れ構造を有する上張りが作られた。本明細書及び特
許請求の範囲に使用されたように、「6×6」の捻れ構
造は、1インチ当り6ターンの糸捻れと、1インチ当り
6ターンのケーブル捻れを有する構造を意味すると理解
されるべきである。
ス)を有し、そして、上張り構造の各ケーブルが6×6
の捻れ構造を有する上張りが作られた。本明細書及び特
許請求の範囲に使用されたように、「6×6」の捻れ構
造は、1インチ当り6ターンの糸捻れと、1インチ当り
6ターンのケーブル捻れを有する構造を意味すると理解
されるべきである。
【0032】各糸が840デニール(932デシテック
ス)を有し、上張りの構造の各ケーブルが12×12の
捻れ構造を有する上張りも作られた。本明細書及び特許
請求の範囲で使用されるように、「12×12」の捻れ
構造は1インチ当り12ターンの糸捻れと1インチ当り
12ターンのケーブル捻れを持つ構造を意味すると理解
されるべきである。上張り構造のケーブルは1インチ当
り22個又は33個の端部を提供するように隔離された
。
ス)を有し、上張りの構造の各ケーブルが12×12の
捻れ構造を有する上張りも作られた。本明細書及び特許
請求の範囲で使用されるように、「12×12」の捻れ
構造は1インチ当り12ターンの糸捻れと1インチ当り
12ターンのケーブル捻れを持つ構造を意味すると理解
されるべきである。上張り構造のケーブルは1インチ当
り22個又は33個の端部を提供するように隔離された
。
【0033】上張り構造のコート及びケーブルはナイロ
ンであるが、他の適当な材料、例えば、芳香族ポリアミ
ド及びガラス繊維もまた使用してもよいと考えられる。
ンであるが、他の適当な材料、例えば、芳香族ポリアミ
ド及びガラス繊維もまた使用してもよいと考えられる。
【0034】以上の記載及び詳細は、本発明を例示する
ために示されたものであり、種々の変形及び(又は)変
更は、本発明の本来の趣旨又は範囲から逸脱せずに本発
明内でなし得るということが当業者に明らかになろう。
ために示されたものであり、種々の変形及び(又は)変
更は、本発明の本来の趣旨又は範囲から逸脱せずに本発
明内でなし得るということが当業者に明らかになろう。
以下は類似の部品が類似の参照数字を有する図面の簡単
な説明であり、
な説明であり、
【図1】(A)〜(C)は上張りの製造に使用されるゴ
ム塗布シートを製造する従来技術の方法の概略図である
。
ム塗布シートを製造する従来技術の方法の概略図である
。
【図2】(A)〜(C)は本発明の一実施例による製造
方法の側面略図である。
方法の側面略図である。
【図3】図2(A)の線3−3に沿って得た部分断面図
である。
である。
【図4】図2(A)の線4−4に沿って得た断面図であ
る。
る。
【図5】図2(B)の線5−5にほぼ沿って得た部分断
面図である。
面図である。
【図6】タイヤの回転軸線を含む平面において得た本発
明の他の態様によるタイヤの断面図である。
明の他の態様によるタイヤの断面図である。
【図7】タイヤの回転軸線を含む平面で得た本発明の他
の態様によるタイヤの断面図である。
の態様によるタイヤの断面図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 a)複数のコードを用意するステップ
と、 b)一方の側に未加硫のエラストマコンパウンドを有し
、他方の側に露出コードを有する複合シートを製造する
ために、前記エラストマコンパウンドを前記複数のコー
ドに加え、前記エラストマコンパウンドが前記コードか
ら離れないように前記コードどうしの間に十分な量の前
記エラストマコンパウンドのみがしみ通ることができる
ようにするステップと、 c)この複合シートがそれ自体に巻かれたときに、前記
エラストマ側が非エラストマ側又はコード側から容易に
開放されるように、このエラストマコンパウンド塗布側
の粘着性を減少するステップとを有することを特徴とす
るエラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項2】 前記ステップc)が、前記複合シート
のエラストマ側に多孔性の裏張りを与え、この複合シー
トをロールに巻き、そして、この複合シートを空気で加
硫するステップを更に有する請求項1記載のエラストマ
塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項3】 ロールから複合シートを巻きほどき、
この複合シートから裏張りを剥し、そして、この複合シ
ートを裏張りを使用せずに巻いてロールにするステップ
を更に有する請求項2記載のエラストマ塗布コードのシ
ートの製造方法。 - 【請求項4】 前記複合シートの細長片に切断し、タ
イヤの構成にこれらの細長片を利用するステップを更に
有する請求項3記載のエラストマ塗布コードのシートの
製造方法。 - 【請求項5】 前記細長片は、ベルト補強パッケージ
の半径方向外方に螺旋状に与えられる請求項4記載のエ
ラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項6】 前記コードは平行である請求項3記載
のエラストマ塗布コードのシート製造方法。 - 【請求項7】 前記コードは織物地を有する請求項5
記載のエラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項8】 前記コードはナイロンを有する請求項
6記載のエラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項9】 a)複数のコードを用意するステップ
と、 b)エラストマ側と非塗布コードよりなる反対側を有す
る複合シートを形成するために前記複数のコードを一方
の側を塗布するエラストマコンパウンドを与えるステッ
プと、 c)その複合シートのエラストマ側に裏張りを与えて前
記複合シートと裏張りをロール状に巻くステップと、d
)前記複合シートのエラストマ側の粘着性を減少するス
テップと、 e)前記ロールを巻きほどいて前記複合シートから前記
裏張りを剥すステップと、 f)前記シートを2個以上のより小さなシートに切断す
るステップと、 g)裏張りを使用せずに、そのより小さなシートをそれ
自体にロール状に巻くステップと、 h)ある時間の後、前記コードから前記エラストマが実
質的に剥れずに前記より小さなロールを巻きほどくステ
ップとを有することを特徴とするエラストマ塗布コード
のシートの製造方法。 - 【請求項10】 タイヤの構成に、そのより小さなロ
ールを利用するステップを更に有する請求項9記載のエ
ラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項11】 前記粘着性が、空気の存在下におい
て前記エラストマの老化を可能にすることにより、減少
される請求項9記載のエラストマ塗布コードのシートの
製造方法。 - 【請求項12】 前記裏張りが多孔性である請求項1
1記載のエラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項13】 上張り構造を形成するために、ベル
ト補強パッケージの半径方向外方及びタイヤのトレッド
部分の半径方向内方に少なくとも数個の前記より小さな
シートを周方向に与えるステップを更に有する請求項1
0記載のエラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項14】 前記コードどうしが、平行で、ナイ
ロンを有している請求項13記載のエラストマ塗布コー
ドのシートの製造方法。 - 【請求項15】 前記コードの各々が、ナイロン繊維
からなる2本の糸よりなり、これらの糸が互いにが捻れ
合っている請求項14記載のエラストマ塗布コードのシ
ートの製造方法。 - 【請求項16】 前記糸が、それぞれ420デニール
及び6×6の捻れ構造を有している請求項15記載のエ
ラストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項17】 前記糸が、840デニールと12×
12の捻れ構造を有している請求項15記載のエラスト
マ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項18】 上張り構造を形成するステップが、
ベルト補強構造の周りの連続のより小さなシートの隣接
する螺旋巻部分が重なる関係に、前記ベルト補強構造の
周りの連続のより小さなシートを前記ベルト補強構造の
周りに螺旋状に巻くステップを有し、また、前記より小
さなシートのコードが、タイヤの赤道面に対して、0°
から5°の角度で配置されている請求項16記載のエラ
ストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項19】 上張り構造を形成するステップが、
ベルト補強構造の周りの連続のより小さなシートの隣接
する螺旋巻部分が重なる関係に、前記ベルト補強構造の
周りの連続のより小さなシートを前記ベルト補強構造の
周りに螺旋状に巻くステップを有し、また、前記より小
さなシートのコードが、タイヤの赤道面に対して、0°
から5°の角度で配置されている請求項17記載のエラ
ストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項20】 上張り構造を形成するステップが、
ベルト補強構造の周りの連続のより小さなシートの隣接
する螺旋巻部分が重なる関係に、前記ベルト補強構造の
周りの連続のより小さなシートを前記ベルト補強構造の
周りに螺旋状に巻くステップを有し、また、前記より小
さなシートのコードが、タイヤの赤道面に対して、0°
から5°の角度で配置されている請求項13記載のエラ
ストマ塗布コードのシートの製造方法。 - 【請求項21】 上張り構造を形成する前記ステップ
が、環状の層を形成するために前記ベルト補強構造の周
りに連続的なより小さなシートを与えて前記ベルト構造
の周りに前記シートを巻くステップを更に有し、前記ベ
ルト補強構造が、少なくとも1つのベルト層を有し、前
記より小さなシートが、前記ベルト補強構造の最も広い
ベルト層の側縁どうしの間の距離より大きい軸方向幅を
有する請求項13記載にエラストマ塗布コードのシート
の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US51659290A | 1990-04-30 | 1990-04-30 | |
US516,592 | 1990-04-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04227737A true JPH04227737A (ja) | 1992-08-17 |
Family
ID=24056265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3113862A Pending JPH04227737A (ja) | 1990-04-30 | 1991-04-19 | エラストマ塗布コードのシートの製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0454932A3 (ja) |
JP (1) | JPH04227737A (ja) |
AU (1) | AU7602691A (ja) |
BR (1) | BR9101618A (ja) |
CA (1) | CA2024988A1 (ja) |
ZA (1) | ZA912850B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297810A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Bridgestone Corp | 幅狭帯状部材の製造方法および装置 |
US8693366B2 (en) | 2010-02-23 | 2014-04-08 | Kyushu University, National University Corporation | Communication system, a slave node, a route making method and a program |
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WO2015172170A1 (de) * | 2014-05-16 | 2015-11-19 | Berndorf Band Gmbh | Verfahren zur herstellung eines endlosbandes und damit hergestelltes endlosband |
WO2019123200A1 (en) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Bridgestone Europe Nv/Sa | Method for the production of a fabric for the manufacture of a ply of a pneumatic tyre and method for the construction of said pneumatic tyre |
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US1565535A (en) * | 1924-01-26 | 1925-12-15 | Goodrich Co B F | Method and apparatus for reducing adhesiveness of plastic material |
GB1158771A (en) * | 1966-01-01 | 1969-07-16 | Dunlop Co Ltd | Method for Reducing Adhesion |
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-
1990
- 1990-09-10 CA CA002024988A patent/CA2024988A1/en not_active Abandoned
- 1990-12-18 EP EP19900630246 patent/EP0454932A3/en not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-04-16 ZA ZA912850A patent/ZA912850B/xx unknown
- 1991-04-19 JP JP3113862A patent/JPH04227737A/ja active Pending
- 1991-04-22 BR BR919101618A patent/BR9101618A/pt unknown
- 1991-04-29 AU AU76026/91A patent/AU7602691A/en not_active Abandoned
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JP2006297810A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Bridgestone Corp | 幅狭帯状部材の製造方法および装置 |
WO2006115088A1 (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Bridgestone Corporation | 幅狭帯状部材の製造方法および装置 |
JP4530905B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2010-08-25 | 株式会社ブリヂストン | 幅狭帯状部材の製造方法および装置 |
US8693366B2 (en) | 2010-02-23 | 2014-04-08 | Kyushu University, National University Corporation | Communication system, a slave node, a route making method and a program |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0454932A3 (en) | 1992-11-19 |
EP0454932A2 (en) | 1991-11-06 |
CA2024988A1 (en) | 1991-10-31 |
AU7602691A (en) | 1991-11-07 |
ZA912850B (en) | 1992-01-29 |
BR9101618A (pt) | 1991-12-10 |
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