JPH04226563A - 改良された加工性と性能を有するエンジニアリング熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

改良された加工性と性能を有するエンジニアリング熱可塑性樹脂組成物

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JPH04226563A
JPH04226563A JP3193693A JP19369391A JPH04226563A JP H04226563 A JPH04226563 A JP H04226563A JP 3193693 A JP3193693 A JP 3193693A JP 19369391 A JP19369391 A JP 19369391A JP H04226563 A JPH04226563 A JP H04226563A
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JP
Japan
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styrene
copolymer
core
shell
thermoplastic blend
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Pending
Application number
JP3193693A
Other languages
English (en)
Inventor
Omar Mohamed Boutni
オマール・モハメッド・ボウトニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH04226563A publication Critical patent/JPH04226563A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】本発明は、芳香族カーボネートポリマー
、ポリブチレンテレフタレート、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体及びメタクリル酸エステル−ブタジエン
−スチレンシェル−コア共重合体の熱可塑性ブレンドに
関する。
【0003】
【先行技術の概説】ポリカーボネート等の芳香族カーボ
ネートポリマーが、優れた物理的性質から見て主要な商
業的熱可塑性樹脂となっている。更に、添加剤である熱
可塑性樹脂の種類及び量の選択がしばしば非常に臨界的
とはなるものの、他の熱可塑性樹脂とブレンドすること
により時として物理的性質を改良することができる。
【0004】例えば、カーボネートポリマーの衝撃強さ
を、適切な量の、例えばアクリロニトリルースチレンが
共重合され、そしてブタジエン−スチレンエラストマー
のコア又はアクリルエラストマーのコアにグラフトされ
た、コア−シェル共重合体等の選択した衝撃変性剤とブ
レンドすることにより改良することができ、例えばリウ
の米国特許第4,503,183号(ゼネラル・エレク
トリツク・カンパニイ、1985年)の明細書を参照す
ることができる。
【0005】添加剤とのブレンドにより改良することが
できるポリカーボネートの他の性質は、加工性である。 例えば、バン・アベレーンの米国特許第4,393,1
61号(ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ、19
83年)の明細書に教示されている様に、ポリカーボネ
ートとスチレン−アクリロニトリル共重合体とのブレン
ドが、繊維強化された場合でも可成り改良された流動特
性を有する。
【0006】カーボネートポリマーとポリブチレンテレ
フタレートとの有用なブレンドも周知であり、そして市
販されている。例えば、ゼネラル・エレクトリツクの樹
脂ブレンドが登録商標ゼノイ(XENOY)の商品名で
市販されている。ポリカーボネートに添加されたポリブ
チレンテレフタレートによりポリカーボネートベース樹
脂に付与される主な性質は、耐溶剤性、環境応力破壊抵
抗及び低メルトフロー粘度である。この種のカーボネー
トポリマーとポリブチレンテレフタレートとのブレンド
は、そのほか更にメタクリル酸エステル−ブタジエン−
スチレン等のシェル−コア共重合体などの様々な衝撃変
性添加剤との3成分ブレンドを製造することにより改良
することができる[ゼネラル・エレクトリツク・カンパ
ニイの欧州特許出願第105,388号(1982年)
の明細書参照。]しかし、多くの有用なカーボネート樹
脂ブレンドが見い出されているものの、カーボネートポ
リマーのブレンドにおいて多くのやっかいな制約、限界
及び困難が見受けられる。僅かの例外はあるが、殆どの
高分子量ポリマーは互いに真の溶液(単相混合物)を形
成しない。その代りに、殆どのブレンドの改良された性
質は、異種ポリマー含有物の微細領域又は相の形成と関
連する。この種の相を形成するブレンド成分の物理的分
離が、しばしばポリマーブレンドから成形される物品に
離層及び弱いウエルドラインをもたらす。「ニットライ
ン」としても知られるウエルドラインは、異なるゲート
から型キャビティ内に到達する流れの合流面であり、こ
の種のウエルドラインがダブルゲートなどの多ゲート金
型を使用して製造される成形品内の弱い部位を構成しな
いことが重要である。
【0007】多くの他の有用なカーボネートポリマーブ
レンドで経験する他の問題点は、成形の間のフロー特性
が劣悪なことである。成形を促進するために、ポリマー
ブレンドのレオロジーがせん断減粘、即ちせん断速度上
昇に伴なう粘度減少の望ましい性質を発揮するべきであ
る。せん断減粘は一定の成形温度における成形サイクル
の高速化を可能にし、あるいは一定温度においてせん断
減粘は低圧要件下で完全な型充填を可能にする。
【0008】カーボネートポリマーブレンドで経験する
更に他の問題点は、低温での過度のな脆化(衝撃強さの
低下)の傾向である。
【0009】3つの要件、即ち強ウエルドラインの要件
、せん断減粘性の要件及び良好な低温特性の要件の全て
が、自動車計器パネル等の大型成形品にとってとりわけ
重要である。3つの要件の全てが、これまでスチレン−
アクリロニトリル(SAN)衝撃変性剤を含むポリカー
ボネートブレンド、ポリカーボネート−ポリブチレンテ
レフタレートブレンド又はポリカーボネート−ポリブチ
レンテレフタレート−衝撃変性ブレンドにおいて同時に
満足されることは困難であった。1つの性質が改良され
ると、他の所望される性質の一方又は両方が悪くなり、
そして通常満足のいく妥協が図りにくいことが普通であ
る。
【0010】今回、本発明者は、カーボネートポリマー
ベース樹脂の、ある種の4成分ブレンドから成形される
物品が良好な高温及び低温衝撃、良好なせん断減粘性及
び強ウエルドラインを同時に有することを見い出した。 この種のブレンドは、臨界量の4種のブレンド成分を使
用することにより得られる。
【0011】
【発明の概要】本発明の組成物は、(a)  芳香族カ
ーボネートポリマー(好ましくはポリカーボネート)、
(b)  せん断速度依存粘度の改良に有効な量のスチ
レン−アクリロニトリル共重合体、(c)  衝撃の改
良に有効な量のアルキルアクリル酸エステル−(共役)
ジエン−スチレンコモノマーシェル−コア共重合体衝撃
変性剤及び(d)  ウエルドライン強さの改良に有効
な量のポリブチレンテレフタレートのブレンドから成る
【0012】有効な量は、前記スチレン−アクリロニト
リル共重合体(b)が約2乃至約15%(好ましくは約
4乃至約10%)であり、前記コア−シェルポリマー(
c)が約2乃至約20%(好ましくは約3乃至約12%
)であり、そして前記ポリブチレンテレフタレート(d
)が約2乃至約50%(好ましくは約4乃至約15%)
であり、前記4成分熱可塑性ブレンドの残部が本質的に
前記芳香族カーボネート(a)である。本明細書中で記
載する全てのパーセントは、充填剤及び他の補助剤を含
めずに前記(a)、(b)、(c)及び(d)の総量に
対する重量%である。
【0013】
【発明の好適な態様の詳細な説明】
前記本発明のブレンドの成分(a)として有用な芳香族
カーボネートポリマーには、ポリカーボネート及びポリ
エステル−カーボネートが包含される。界面重合による
ポリカーボネートの製造方法が周知であり、例えば米国
特許第3,028,365号、同3,334,154号
、同3,275,601号、同3,915,926号、
同3,030,331号、同3,169,121号、同
3,027,814号及び同4,188,314号各明
細書の詳細な事項を参照することができる。
【0014】一般的に、界面重合法には二価フェノール
とハロゲン化カルボニル(カーボネート前駆物質)との
反応が含まれる。
【0015】この製造方法の反応条件は変動し得るが、
いくつかの適切な方法には、典型的には苛性水溶液中に
前記ジフェノール反応物質を溶解し又は分散させ、得ら
れた混合物を適切な水不混和性溶剤媒体に加え、そして
適切な触媒の存在下、調節したpH条件下で前記反応物
質をホスゲン等のカーボネート前駆物質と接触させるこ
とが含まれる。最も普通に使用される水不混和性溶媒に
は、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン、トルエン等が包含される。
【0016】使用する前記触媒は、二価フェノール反応
物質とカーボネート前駆物質との重合速度を加速する。 代表的な触媒には、これらには限定されないが、トリエ
チルアミン等の第三級アミン、第四級ホスホニウム化合
物、第四級アンモニウム化合物等が包含される。本発明
に係わるポリカーボネートの好適な製造方法は、ホスゲ
ン化反応を含む。ホスゲン化反応が進行する温度は、0
℃以下から100℃以上まで変動し得る。ホスゲン化反
応は、典型的には室温(25℃)乃至50℃の温度で進
行する。反応が発熱であるため、ホスゲン添加速度を用
いて反応温度を調節することができる。必要とするホス
ゲンの量は、通常二価フェノールの量及び、存在する場
合には、ジカルボン酸の量に依存する。
【0017】使用する前記二価フェノールは公知であり
、そして反応基は2個のフェノール性ヒドロキシル基で
ある。いくつかの二価フェノールは、一般式(I):

0018】
【化1】 [式中Aは1乃至約15個の炭素原子を含む2価の炭化
水素基、1乃至約15個の炭素原子とハロゲン等の置換
基を含む置換された2価の炭化水素基、−S−、ハロゲ
ン原子、及び例えば1乃至約8個の炭素原子を含むアル
キル基、6乃至18個の炭素原子を含むアリール基、7
乃至約14個の炭素原子を含むアラルキル基、7乃至約
14個の炭素原子を含むアルカリール基、1乃至約8個
の炭素原子を含むアルコキシ基又は6乃至18個の炭素
原子を含むアリールオキシ基等の1価の炭化水素基から
成る群から選ばれ、mは0又は1であり、そしてnは0
乃至5の整数である]で表わされる。
【0019】本発明の実施に際して使用することができ
るいくつかの二価フェノールの代表例は、(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン[ビスフェノール−Aとしても知ら
れる]、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン等のビスフェノール;ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5−ジク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル等の二価フェ
ノールエーテル;p,p′−ジヒドロキシジフェニル、
3,3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ル等のジヒドロキシジフェニル;ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン等のジヒドロキシアリール
スルホン;レソルシノール、ハイドロキノン等のジヒド
ロキシベンゼン;1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジク
ロロベンゼン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベン
ゼン等のハロ−及びアルキル−置換ジヒドロキシベンゼ
ン;及びビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド及びビス
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
キシド等のジヒドロキシジフェニルスルフィド及びスル
ホキシドである。様々な他の二価フェノールが入手可能
であり、そして米国特許第2,999,835号、同3
,028,365号及び同3,153,008号各明細
書に開示されている。勿論、2種以上の異なる二価フェ
ノール又は二価フェノールとグリコールとの組合せを使
用することも可能である。
【0020】前記カーボネート前駆物質は、ハロゲン化
カルボニル、炭酸ジアリール又はビスハロホルメートの
何れかであることができる。前記ハロゲン化カルボニル
には、臭化カルボニル、塩化カルボニル及びこれらの混
合物が包含される。前記ビスハロホルメートには、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)
プロパン、ハイドロキノン等のビスクロロホルメートな
どの二価フェノールのビスハロホルメート又はエチレン
グリコール等のビスハロホルメートなどのグリコールの
ビスハロホルメートが包含される。前記カーボネート前
駆物質の全てが有用であるが、ホスゲンとしても知られ
る塩化カルボニルが好適である。
【0021】そのほかに、本発明の範囲内には高分子量
、熱可塑性のランダムに枝分れしたポリカーボネートが
包含される。これらのランダムに枝分れしたポリカーボ
ネートは、多官能有機化合物と前記二価フェノール及び
カーボネート前駆物質とを共反応させることにより製造
される。枝分れポリカーボネートの製造に有用な前記多
官能有機化合物は、米国特許第3,635,895号及
び同4,001,184号各明細書に示されている。 これらの多官能化合物は通常芳香族であり、そしてカル
ボキシル、カルボン酸無水物、フェノール、ハロホルミ
ル又はこれらの混合物である少なくとも3個の官能基を
含む。これらの多官能芳香族化合物のいくつかの非限定
的な例には、1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、トリメリト酸無水物、トリメリト酸、トリ
メリチル=トリクロリド、4−クロロホルミルフタル酸
無水物、ピロメリト酸、ピロメリト酸二無水物、メリト
酸、メリト酸無水物、トリメシン酸、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水
物等が包含される。特に適切な多官能芳香族化合物は、
1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
トリメリト酸無水物もしくはトリメリト酸又はこれらの
ハロホルミル誘導体である。そのほかに本発明に包含さ
れるのは、線状ポリカーボネートと枝分れポリカーボネ
ートとのブレンドである。
【0022】本発明の組成物の成分(a)として使用す
るのに適切な前記芳香族カーボネートポリマーには、コ
ポリエステル−ポリカーボネートとしても知られるポリ
エステル−カーボネート、即ち式(IIa):「式中D
は重合反応に使用する二価フェノールの2価の芳香族基
である] [式中Dは前述の意味を有し、そしてR1 は以下に記
述する意味を有する]などの反復又は繰返しカルボン酸
エステル単位を含む樹脂が包含される。
【0023】前記コポリエステル−ポリカーボネート樹
脂も、当業者に周知の界面重合法により製造され、例え
ば米国特許第3,169,121号及び同4,487,
896号各明細書を参照することができる。
【0024】一般的に、前記コポリエステル−ポリカー
ボネート樹脂はポリカーボネートホモポリマーの製造に
ついて前述した様に製造されるが、しかし前記水不混和
性溶媒中に添加したジカルボン酸(エステル前駆物質)
の存在下で製造される。
【0025】一般的に、従来から線状ポリエステルの製
造に使用されているジカルボン酸の何れをも本発明に係
わる前記コポリエステル−カーボネート樹脂の製造に使
用することができる。一般的に、使用することができる
ジカルボン酸には、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカル
ボン酸及び脂肪族−芳香族ジカルボン酸が包含される。 これらの酸は周知であり、そして例えば米国特許第3,
169,121号明細書に開示されている。前記芳香族
ジカルボン酸の代表例は、一般式(III):[式中R
1  はフェニレン、ナフチレン、ビフェニレン、置換
フェニレン等の芳香族基;アラルキル又はアルカリール
基等の2価の脂肪族−芳香族炭化水素基;又(式中Eは
2価のアルキレン又はアルキリデン基である)の非芳香
族結合を介して接続された2個以上の芳香族基を表わす
]で表わされるものである。Eは、そのほか芳香族結合
、第三級アミノ結合、エーテル結合、カルボニル結合、
ケイ素含有結合等の非アルキレン又は非アルキリデン基
により、又はスルフィド、スルホキシド、スルホン等の
硫黄含有結合により接続された2個以上のアルキレン又
はアルキリデン基から成ることができる。 更に、Eは例えばシクロペンチル、シクロヘキシル等の
5乃至7個の炭素原子の脂環式基又は例えばシクロヘキ
シリデン等の5乃至7個の炭素原子のシクロアルキリデ
ンであることもできる。Eは、そのほかにスルフィド、
スルホキシド又はスルホン等の炭素不含の硫黄含有結合
;エーテル結合;カルボニル基;直接結合;第三級窒素
基;又はシランもしくはシロキシ等のケイ素含有結合で
あることができる。Eが表わすことができる他の基は、
当業者に想起されよう。本発明にとっては、芳香族ジカ
ルボン酸が適切である。即ち、この種の芳香族二官能性
カルボン酸においては、R1 はフェニレン、ビフェニ
レン、ナフチレン又は置換フェニレン等の芳香族基であ
る。本発明に係わるポリ(エステル−カーボネート)の
製造に使用することができる適切な芳香族ジカルボン酸
のいくつかの非限定的な例には、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、ホモフタル酸、o−、m−及びp−
フェニレン二酢酸、及びジフェニルジカルボン酸及び異
性体ナフタレンジカルボン酸等の多核芳香族酸が包含さ
れる。前記芳香族酸は、Y基により置換されることがで
きる。ここに、Yは、塩素、臭素、フツ素等の無機原子
;ニトロ基等の有機基;アルキル等の有機基;又はアル
コキシ等のオキシ基であることができ、Yが前記反応物
質及び反応条件に対して不活性であり、そしてこれらに
影響されないことのみが必要である。特に有用な芳香族
ジカルボン酸は、一般式(IV):
【0026】
【化2】 [式中jは0乃至4の値を有する正の整数であり、そし
て各R3 は夫々アルキル基、好ましくは低級(即ち1
乃至約6個の炭素原子の)アルキル基からなる群から選
ばれる]で表わされるものである。
【0027】これらのジカルボン酸の混合物を使用する
ことができる。従って、本明細書においてジカルボン酸
という用語を用いた場合、この用語に2種以上のジカル
ボン酸の混合物が包含されることを理解すべきである。
【0028】芳香族ジカルボン酸として最も好適なのは
、イソフタル酸、テレフタル酸及びこれらの混合物であ
る。特に有用な二官能カルボン酸は、テレフタル酸のイ
ソフタル酸に対する重量比が約10:1乃至約0.2:
9.8の範囲内であるイソフタル酸とテレフタル酸との
混合物から成る。
【0029】前記ジカルボン酸自体を使用する以外に、
前記酸の反応性誘導体を使用することが可能であり、そ
して時として最も有利である。これらの反応性誘導体の
例は、酸ハライドである。好適な酸ハライドは、酸ジク
ロリド及び酸ジブロミドである。即ち、例えばイソフタ
ル酸、テレフタル酸又はこれらの混合物を用いる代りに
、イソフタロイルジクロリド、テレフタロイルジクロリ
ド及びこれらの混合物を使用することができる。
【0030】本発明に係わるコポリエステル−カーボネ
ート樹脂の製造に使用する前記反応物質の割合は、製品
樹脂の用途に従って変動する。例えば前出の米国特許明
細書に記載されている様に、当業者は有用な割合を知っ
ている。一般的に、前記エステル結合の量は前記カーボ
ネート結合に対して約5乃至約90モル%であることが
できる。例えば、4モルのイソフタロイルジクロリド及
び1モルのホスゲンと完全に反応した5モルのビスフェ
ノールAは、エステル結合80モル%のコポリエステル
−カーボネートを与える。
【0031】本発明において使用するのに好適なポリカ
ーボネートは、ビスフェノールA及びホスゲンから誘導
され、そして塩化メチレン中、25℃で約0.3乃至約
1.5デシリットル/グラムの固有粘度を有するもので
ある。
【0032】本発明組成物の成分(b)のスチレン−ア
クリロニトリル(SAN)共重合体について、それらは
約68乃至約80%(好ましくは約70乃至約78%)
のスチレンと約20乃至約32%(好ましくは約22乃
至約30%)のアクリロニトリルとを共重合させて製造
することができる周知の共重合体である。SANの分子
量は広範囲、典型的には約30,000乃至約600,
000の範囲で変動することができるが、しかしこれは
臨界条件ではない。SANは、塊状、溶液、懸濁又は乳
化重合等の公知の方法により容易に製造される。少量の
他のコモノマーの使用を排除するものではないが、たと
えSANがしばしばABSの成分であっても、本発明は
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(A
BS)の成分(b)としての使用を包含する意図はない
、即ち本発明のブレンドはSANの存在により、そして
ABSの本質的な不在により特徴づけられる。ABSは
、本発明においては以下に詳細に説明する成分(c)に
より付与される衝撃特性を付与するために存在するゴム
成分(ブタジエン)を含む。この様にABSの存在を避
けることにより、他の利点と共に可成り良好な耐候性が
得られる。
【0033】本発明の広い範囲において、前記SAN成
分は約15%までの割合で存在することができ、この割
合で良好な加工性、顕著にはせん断減粘性を与える。し
かし、このレベルではウエルドラインを減少させる傾向
があり、所望するウエルドラインを達成するためには、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)を前記のPBT
の広い範囲の上限に向けて添加する必要がある。従って
、SANを約10%を超えない前記の好適な範囲に限定
することにより、配合物が良好なウエルドライン強さを
得るためにそれ程多くのPBTを使用する必要がなくな
り、そしてこの状況下で、好適な範囲のPBTを使って
良好なウエルドライン強さを得ることができる。
【0034】本発明の組成物において使用する前記衝撃
変性成分(c)は、コアとして−10℃以下のガラス転
移温度(Tg)を有する共役ジエンを含むアルキルアク
リル酸エステル−(共役)ジエン−スチレンコモノマー
コア/シェル共重合体である。コアとして使用すること
ができる前記共役ジエンには、重合されたブタジエン又
はイソプレン、好ましくはブタジエンが包含される。コ
アは、前記コア/シェルポリマーの約50乃至90重量
%、好ましくは約55乃至80重量%である。ポリマー
のコア部分は、重合されたジオレフィンのみから成る必
要はないが、しかし有利にはコアの少なくとも50重量
%が重合されたブタジエン等のジオレフィンである。コ
ア中に存在することができる他の重合された単量体には
、スチレン、アクリル酸ブチル及び他のアクリル酸エス
テル単量体が包含される。前記シェル物質は、アルキル
アクリル酸アルキルとスチレンコモノマーとの共重合体
から成る。アルキルアクリル酸アルキルの例には、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル等が包含される。メタクリル酸メチルが好適である
。スチレンコモノマーの例には、スチレン、α−メチル
スチレン、α−エチルスチレン、o−、m−又はp−ブ
チルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−プロピルスチレン、1−ビニルナフタレン等が
包含される。スチレン自体が好適である。シェル中に存
在することができる他の重合された単量体には、アクリ
ル酸メチル又はアクリル酸エチル等のアクリル酸エステ
ルが包含される。コモノマーとしてのスチレンを伴なう
又は伴なわない重合されたメタクリル酸メチルが、好適
なシェル物質である。前記シェルがコア/シェルポリマ
ーの約10乃至50%を占め、好ましくは約5乃至25
重量%づつのメタクリル酸メチルと必要に応じてスチレ
ンとからなる。架橋剤及びグラフト化剤もコア/シェル
中に存在することができる。この種の試剤の例には、1
,3−ブチレングリコールジメタクリレート、アクリル
酸アリル、(メタ)アクリル酸ビニルエステル、シアヌ
ル酸トリアリル、ジビニルベンゼン等が包含される。 本発明において使用する前記シェル/コアポリマーのシ
ェル相には、アクリロニトリル及び/又はメタクリロニ
トリルは存在しない。
【0035】本発明に係わる成分(c)として使用する
ことができる具体的な市販ポリマーには、ローム・アン
ド・ハース・ケミカル社(Rohm  and  Ha
as  Chemical  Co.)から入手できる
KM653等の製品が包含される。KM653は、コア
中に約70乃至73重量%のブタジエン、12重量%の
メタクリル酸メチル及び15重量%のスチレンを含むM
BS(メタクリル酸エステル−ブタジエン−スチレンポ
リマー)である。アセトン中で少なくとも96.9%の
不溶分を得るのに十分な量の架橋剤が存在する。カネカ
・アメリカ(Kaneka  America)又はカ
ネガフチ(Kanegafuchi)から入手できる登
録商標カネ・エース(Kane  Ace)B−56は
、約66重量%のブタジエン、20重量%のメタクリル
酸メチル及び14重量%のスチレン、並びにアセトン中
で少なくとも92%の不溶分を得るのに十分な量の架橋
剤を含むMBSである。そのほかのMBSポリマーには
、エム・アンド・ティー・ケミカルズ社(M&T  C
hemicals  Inc.)から市販されている衝
撃変性剤の登録商標メタブレン(Metablen)C
シリーズ(C−201、C−202、C−202C及び
C−223)、及びローム・アンド・ハース・ケミカル
社から入手できる衝撃変性剤の登録商標アクリロイド(
Acryloid)KM及びEXLシリーズ(KM58
1、KM436、KM680、EXL2691、EXL
2607及びEXL2647)が包含される。
【0036】好適なコア・シェルポリマーは、メタクリ
ル酸メチル−ブタジエン−スチレンコア/シェルポリマ
ーである。特に好適なポリマーは、前記カネ・エースB
−56である。
【0037】本発明組成物においては、前記コア/シェ
ルポリマーをASTM法D−256の室温(RT)1/
8インチノッチ付アイゾット試験において高衝撃強さを
得るのに十分な有効量で使用する。前記シェル/コアポ
リマーの量は、多くしたからといって通常一層高い耐衝
撃性は得られず、そして成形部品における離層で示され
る様な不相容性などの望ましくない副次的効果の原因と
なるため、約20重量%以下であり、そして好ましくは
約12%以下である。約2%未満の量は、通常十分に高
い延性を与えず、従って3%以上が好ましい。
【0038】本発明のブレンドした熱可塑性樹脂におい
て成分(d)として使用する前記ポリブチレンテレフタ
レート(PBT)は当業界で周知であり、そして例えば
ヘップの米国特許第4,684,686号(1987年
8月)の明細書に記載されている。前記ポリブチレンテ
レフタレートは、グリコール成分[少なくとも70モル
%、好ましくは少なくとも80モル%がテトラメチレン
グリコール(1,4−ブタンジオール又は1,4−ブチ
レングリコール)から成る]と酸成分[少なくとも70
モル%、好ましくは少なくとも80モル%がテレフタル
酸又はそのポリエステル形成誘導体である]とを重合さ
せることにより得られるポリエステルである。
【0039】前記PBTのグリコール成分は、30モル
%以下、好ましくは20モル%以下のエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、ヘキサメチレングリコール、デカメチ
レングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ネオペ
ンチレングリコール等の他のグリコールを含むことがで
きる。
【0040】前記PBTの酸成分は、30モル%以下、
好ましくは20モル%以下のイソフタル酸、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン
酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジフ
ェノキシエタンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジ
カルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、セバシン酸、ア
ジピン酸及びこれらのポリエステル形成誘導体等の他の
酸を含むことができる。本発明において使用する前記ポ
リブチレンテレフタレートは、好ましくは重量比60/
40のフェノール/テトラクロロエタン中、30℃で測
定して0.3乃至1.5dl/gの固有粘度[η]を有
する。
【0041】本発明のブレンドは、プラスチックの配合
において当業界で公知の添加剤の添加により変性するこ
とができる。この種の添加剤に、充填剤(クレー、タル
ク等)、補強剤(ガラス繊維等)、衝撃変性剤、他の樹
脂、可塑剤、流動促進剤及び他の加工助剤、安定剤、着
色剤、離型剤、難燃剤、紫外線しゃへい剤等を含ませ得
る。
【0042】本発明組成物の製造は、混練機中(バンバ
リーミキサー、ワーナー・フライダラーブレンダーもし
くは押出機中、又はロールミルによるなど)でのブレン
ドなど、熱可塑性樹脂のブレンドについて公知のブレン
ド手段の何れかを用いて成分をブレンドすることにより
達成することができる。添加順序は臨界条件ではないが
、しかし成分を互いに十分にブレンドすべきである。
【0043】本発明の配合した組成物を押出し、そして
所望する場合標準的な方法により粒子、ペレット状等に
切断することができる。配合した組成物のその後の加工
は、当業界で周知の従来からの成形又は押出法により行
なうことができる。
【0044】限定のためではなく、例証のため、本発明
の実施のベストモードとして示した以下の実施例を参照
することにより、本発明を更に十分に理解することがで
きる。
【0045】実施例1乃至6   下記表に示した成分を、二軸押出機中で、220乃
至270℃、100乃至200回転/分でブレンドする
ことにより、成形組成物を製造した。ブレンドし、そし
て押出した物質を、その後ペレット化し、乾燥し、そし
て約240℃で射出成形して試験片を製造した。射出成
形試料について、下記ASTM試験法を用いて物理的性
質を測定した:引張特性、D638;ノッチ付アイゾッ
ト衝撃、D256;熱変形温度、D648−56;及び
データ表の脚注に記載した他の試験。
【0046】実施例4乃至6は本発明の実施例ではなく
、比較のために示した。配合及び結果を、下記表に示し
た。
【0047】
【表1】 脚注:1.  登録商標レキサン(LEXAN)145
、ビスフェノールAとホスゲンとの反応によりゼネラル
・エレクトリツク・カンパニイにより製造されたポリカ
ーボネート。2.  登録商標バロックス(VALOX
)295、ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイによ
り製造されたポリブチレンテレフタレート。3.  本
実験で使用したSANは、ゼネラル・エレクトリツク・
カンパニイにより製造されたスチレン72%とアクリロ
ニトリル28%との共重合体である登録商標ブレンデッ
クス(BLENDEX)570であった。4.  登録
商標カネ・エース(KANE  ACE)B56、ブタ
ジエン約66%、メタクリル酸メチル20%、スチレン
約14%、及びアセトン中で少なくとも92%の不溶分
を与えるのに十分な量の架橋剤のコア−シェル共重合体
。日本のカネガフチ製。5.  カシャ指数は、米国特
許第4,735,978号明細書、5欄に詳細に記載さ
れている溶融体粘度に関する試験である。カシャ指数を
センチ秒で報告した。6.  ASTM法D256の試
験法に従って行なったウエルドライン強さの試験。7.
  ASTM法D3763に従って、3.2mm隆起さ
せた長さ4.3cmの中央リブを有する3.2mm厚の
10cmディスクを用いて行なったウエルドライン強さ
の試験。
【0048】前記データにより、特にSANが15%を
下回る場合の、そして特に低温におけるPBT成分のウ
エルドライン強さに対する優れた効果が示された。実施
例1及び2の配合物は、加工性と室温(RT)及び低温
におけるウエルドライン強さとの両方に基づいて満足が
ゆく。両方共が、良好な低温衝撃強さを有した。SAN
の広い範囲の限界点にある実施例3の配合物は、高SA
N含量によるウエルドライン強さに対する悪影響を示し
ているが、しかしこれはPBT量を高めることにより修
正可能である。PBTを含まないことで本発明の範囲外
である実施例4及び5の配合物によって良好な加工性は
示されるが、しかし不満足なウエルドライン強さを有す
る。SANを含まないことで本発明の範囲外である実施
例6の配合物はある程度良好なウエルドライン強さを有
するが、しかし加工が困難である。
【0049】下記データは、ポリカーボネート、PBT
及びMBSのブレンドの粘度及びせん断減粘に対するS
AN添加の効果を示している。前記実施例の2種(実施
例3及び6)並びに実施例7の新規な本発明配合物を、
せん断速度の関数としての粘度について試験した。これ
らの試験を、ゴットファート・レオグラフ(Gottf
ert  Rheograph)2001を用いて、2
80℃の温度で、30:1mmのダイを用いて行なった
【0050】結果を、下記表に示した。 実施例No.                   
           6*         3  
        7組成(重量%): レキサン1451                 
        90        80     
   85PBT(バロックス295)2      
       10          5     
   10SAN 3               
                   −     
   15          5MBS(カネエース
B56)4             7      
    7          7せん断速度(sec
−1)の関数と しての粘度(Pa・sec)         せん断速度             100          
          461      472   
   517            500    
                358      
280      355          100
0                    288 
     203      272        
  5000                   
 115        75      107脚注
:前記表と同様。 *    比較例。
【0051】SANを含む本発明の実施例3をSANを
含まない比較例6と比べると、せん断速度が増すに連れ
て次第に好ましくなる粘度減少が見受けられる。比較例
6を実施例3と比べることにより、SAN添加による有
用なせん断減粘効果が示される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)  芳香族カーボネートポリマ
    ー、(b)  せん断速度依存粘度の改良に有効な量の
    スチレン−アクリロニトリル共重合体、(c)  衝撃
    の改良に有効な量のアルキルアクリル酸エステル−(共
    役)ジエン−スチレンコモノマーシェル−コア共重合体
    衝撃変性剤及び(d)  ウエルドラインの改良に有効
    な量のポリブチレンテレフタレートを含む熱可塑性ブレ
    ンド。
  2. 【請求項2】  アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
    レン共重合体を実質的に含まない請求項1記載の熱可塑
    性ブレンド。
  3. 【請求項3】  芳香族カーボネートポリマー(a)が
    ポリカーボネートである請求項1記載の熱可塑性ブレン
    ド。
  4. 【請求項4】  (a)がビスフェノールAとホスゲン
    とから誘導されるポリカーボネートである請求項3記載
    の熱可塑性ブレンド。
  5. 【請求項5】  ポリカーボネートが塩化メチレン中、
    25℃で測定して約0.3乃至1.5デシリットル/グ
    ラムの固有粘度を有する請求項4記載の熱可塑性ブレン
    ド。
  6. 【請求項6】  スチレン−アクリロニトリル共重合体
    が約70%乃至約78%のスチレンと約22%乃至約3
    0%のアクリロニトリルとの共重合体である請求項1記
    載の熱可塑性ブレンド。
  7. 【請求項7】  シェル−コア共重合体(c)がメタク
    リル酸メチル−スチレン−ブタジエンシェル−コア共重
    合体である請求項1記載の熱可塑性ブレンド。
  8. 【請求項8】  ポリブチレンテレフタレートが重量比
    60/40のフェノール/テトラクロロエタン中、30
    ℃で約0.3乃至1.5デシリットル/グラムの固有粘
    度を有する請求項1記載の熱可塑性ブレンド。
  9. 【請求項9】  スチレン−アクリロニトリル共重合体
    (b)が約2乃至約15重量%存在し、コア−シェル共
    重合体(c)が約2乃至約20重量%存在し、そしてポ
    リブチレンテレフタレート(d)が約2乃至約50重量
    %存在する請求項1記載の熱可塑性ブレンド。
  10. 【請求項10】  スチレン−アクリロニトリル共重合
    体(b)が約4乃至約10重量%存在し、コア−シェル
    共重合体(c)が約3乃至約12重量%存在し、そして
    ポリブチレンテレフタレート(d)が約4乃至約15重
    量%存在する請求項9記載の熱可塑性ブレンド。
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