JPH04226127A - 脂環式硬質セグメントを有するコポリエーテルエステルエラストマー - Google Patents

脂環式硬質セグメントを有するコポリエーテルエステルエラストマー

Info

Publication number
JPH04226127A
JPH04226127A JP3157452A JP15745291A JPH04226127A JP H04226127 A JPH04226127 A JP H04226127A JP 3157452 A JP3157452 A JP 3157452A JP 15745291 A JP15745291 A JP 15745291A JP H04226127 A JPH04226127 A JP H04226127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastomer
group
trans
ester
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3157452A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3100185B2 (ja
Inventor
Garret D Figuly
ガレツト・デイ・フイグリイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPH04226127A publication Critical patent/JPH04226127A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3100185B2 publication Critical patent/JP3100185B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/68Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G63/688Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08G63/18Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
    • C08G63/199Acids or hydroxy compounds containing cycloaliphatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66Polyesters containing oxygen in the form of ether groups
    • C08G63/668Polyesters containing oxygen in the form of ether groups derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/672Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】本発明は、ポリ(酸化テトラメチレン)
のグリコールまたはテトラヒドロフランおよび3−メチ
ル−テトラヒドロフランの共重合体から誘導された軟質
セグメントを有する熱可塑性のセグメント化線状コポリ
エステルエーテルエラストマーに関するものである。よ
り特に、本発明は硬質セグメントが特定の脂環式基であ
る該エラストマーに関するものである。
【0003】
【先行技術の記載】成型された製品、フィルムおよび繊
維の製造用に種々の熱可塑性のセグメント化線状コポリ
エーテルエステルエラストマーが示唆されている。一般
的には、そのようなエラストマーは、該エラストマーの
「軟質セグメント」を構成している長鎖エーテル−エス
テル単位および「硬質セグメント」を構成している短鎖
エステル単位からなっている。繊維またはフィルム中の
使用のためには、ポリエーテルエステルエラストマー鎖
の少なくとも70%は軟質セグメントである。
【0004】脂環式酸類、エステル類またはジオール類
の残基が重合体鎖中に加えられているポリエーテルエス
テルエラストマーは例えば、デービス(Davis)他
の米国特許4,349,469、ベルu(Bell)他
の米国特許3,261,812、3,157,619お
よび3,243,413、キブラー(Kibler)他
の米国特許3,238,178、並びにカプラン(Ka
plan)他の米国特許再発行32,770から知られ
ている。
【0005】上記の特許は、繊維またはフィルムへ転化
させようとするエラストマーの製造におけるシクロヘキ
サンジメタノールの使用を開示している。しかしながら
、そのようなエラストマーから製造される繊維またはフ
ィルムは一般的には例えば高い永久歪み、低い引っ張り
性質および高い初期モジュラスの如きある種の望ましく
ない特性を有している。本発明の一目的は、これらの望
ましくない特性が相当減じられるている繊維またはフィ
ルムに転化できる熱可塑性の線状ポリエーテルエステル
エラストマーを提供することである。
【0006】
【発明の要旨】本発明は、改良された熱可塑性のセグメ
ント化線状コポリエーテルエステルエラストマーを提供
するものである。該エラストマーは、エステル結合全体
にわたり頭尾結合されている複数の繰り返し長鎖エーテ
ル−エステル単位および短鎖エステル単位から本質的に
なっている型のものである。長鎖エーテル−エステル単
位はエラストマーの少なくとも50重量%でありそして
構造式
【0007】
【化4】 により表される。短鎖エステル単位はエラストマーの1
0−50重量%でありそして構造式
【0008】
【化5】 により表される。各構造式において、Rはジカルボン酸
からのカルボキシル基の除去後に残っている2価の基で
あり、Gは2.0−4.3の範囲の炭素−対−酸素比を
有し且つ1,000−5,000の、そして好適には1
,500−3,000の、範囲の分子量を有するポリ(
酸化アルキレン)グリコールからのヒドロキシル基の除
去後に残っている2価の基であり、そしてDはジオール
からの末端ヒドロキシル基の除去後に残っている2価の
基である。本発明の改良は、RおよびD基が同一または
異なっておりそしてそれぞれが
【0009】
【化6】
【0010】からなる群から選択された構造式を有する
2価の脂環式基であり、ここでそれぞれは少なくとも4
0%がトランス異性体であること、並びにRまたはD基
のいずれかは少なくとも70%、好適には90%以上、
がトランス異性体であることである。
【0011】好適には、ポリ(酸化アルキレン)グリコ
ールはポリ(酸化テトラメチレン)グリコールまたはテ
トラヒドロフランおよび3−メチルテトラヒドロフラン
の共重合体のグリコールである。
【0012】短鎖エステル単位(すなわち硬質セグメン
ト)の好適な重量%は15−30、最も好適には20−
25、の範囲である。
【0013】本発明はまた、該コポリエーテルエステル
エラストマーの繊維、フィルムおよび成型された製品も
提供するものである。
【0014】
【好適態様の詳細な記載】本発明を下記の好適態様の記
載により説明する。これらは説明目的のために含まれて
いるのであり、特許請求の範囲により規定されている本
発明の範囲を限定しようとするものではない。
【0015】本発明に従うと、上記式Iに示されている
構造の長鎖エーテル−エステル単位すなわち「軟質セグ
メント」は、基Rを含有している脂環式ジカルボン酸、
それのジメチルエステルまたはそれの同等物を基Gを含
有しているポリ(酸化アルキレン)グリコールまたは該
グリコール類の混合物と反応させることにより、製造さ
れる。希望する脂環式R基を与えるのに好適なジカルボ
ン酸類は、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、4,
4′−ジシクロヘキシルジカルボン酸、4,4′−イソ
プロピリデン−ジシクロヘキシルジカルボン酸およびそ
れらの混合物から選択される。ポリ(酸化アルキレン)
グリコールすなわち長鎖グリコールは、ポリ(酸化テト
ラメチレン)グリコールまたはテトラヒドロフランおよ
び3−メチルテトラヒドロフランの共重合体のグリコー
ルである。一般的に、これらの長鎖重合体状グリコール
類は末端(すなわちできる限り端部近くの)ヒドロキシ
基および1,000−5,000の、好適には1,50
0−3,000、の範囲の数平均分子量を有する。長鎖
グリコール類は2−4.3の範囲の炭素対酸素比を有す
る。
【0016】短鎖エステル単位すなわち「硬質セグメン
ト」は、1種以上の上記の脂環式ジカルボン酸類と基D
を含有している脂環式ジオールとの反応により製造され
るポリエステル類である。好適なジオール類は、1,4
−シクロヘキサンジオール、および/またはジシクロヘ
キシル−4,4′−ジオール、および/または水素化さ
れたビスフェノールAである。
【0017】脂環式ジカルボン酸類および脂環式ジオー
ル類のトランスおよびシス異性体含有量が生成するエラ
ストマーの性質に相当影響を与える。一般的には、本発
明のエラストマーを製造するために使用される酸類およ
びジオール類は少なくとも40%のトランス−異性体含
有量を有している。さらに、ジカルボン酸および/また
はジオールの少なくとも一方もしくは他方または両方が
少なくとも70%のトランス−異性体含有量を有してい
る。好適なエラストマーは少なくとも90%がトランス
−異性体である脂環式ジカルボン酸類を用いて製造され
る。好適なエラストマーは40−60%がトランス異性
体である1,4−シクロヘキサンジオールを用いて製造
される。一般的な組成物は40−60%のトランス−異
性体含有量のジオールおよび90−100%のトランス
−異性体含有量のジカルボン酸からなっている。90−
100%のトランス−異性体含有量のジカルボン酸を少
なくとも80%のトランス−異性体含有量のジオールと
共に使用する時には、満足のいくエラストマーを得るた
めには実質的に少ない%の硬質セグメントを使用するこ
とができる。エラストマー中に加えられる時には、ジカ
ルボン酸およびジオールとの反応により製造されたポリ
エステルが上記式IIに示されている構造式の短鎖エス
テル繰り返し単位(硬質セグメント)となる。
【0018】一般的には、本発明のエラストマーの硬質
セグメントは合計エラストマーの10−50重量%を構
成している。好適には、硬質セグメントは15−30%
、最も好適には20−25%、である。
【0019】本発明に従うと、短鎖エステル単位は本質
的に脂環式単位からなっている。「本質的になっている
」という語は、短鎖エステル単位の約95重量%以上が
ポリ(脂環式エステル)単位であることを意味する。 他の短鎖エステル(すなわち5%までの他の単位)は他
の脂環式または非環式ジヒドロキシ化合物および/また
は低分子量の(すなわち約300以下の分子量を有する
)芳香族、脂肪族もしくは脂環式ジカルボン酸類の組み
合わせから誘導することができ、但し条件としてこれら
の他の短鎖単位は生成するエラストマーの性質に重大な
影響を与えないものである。好適には、実質的に全て(
すなわち99−100%)の短鎖エステル単位がポリ(
脂環式エステル類)のものである。炭素数が6より多い
単環は一般的に劣った性質(例えば過度にゴム状)のエ
ラストマーを生成する。
【0020】ここで使用されている「ジカルボン酸」と
いう語には、コポリエーテルエステル重合体の製造にお
けるグリコール類およびジオール類との反応においてジ
カルボン酸類と実質的に同様に作用する2個の官能性カ
ルボキシル基を有する酸類の同等物が包含される。その
ような同等物には、エステル類およびエステル−生成用
誘導体類が包含される。
【0021】本発明のエラストマーは簡便には一般的な
エステル交換反応から出発することにより製造される。 例えば、シクロヘキサンジカルボン酸のジメチルエステ
ルを触媒の存在下で180−260℃の範囲の温度に(
a)長鎖グリコール、(b)小過剰の希望するジオール
および(c)任意の少量の分枝鎖剤と共に加熱する。 エステル交換により生成したメタノールを蒸留により除
去する。温度、触媒、グリコール過剰量および使用され
る特定装置によるが、反応は数分間ないし数時間内で完
了する。この工程によりプレポリマーが生成し、それの
分子量を下記の工程により増加させることができる。
【0022】前章のプレポリマーは他の公知のエステル
化またはエステル交換方法により製造することもできる
。例えば、長鎖グリコールを触媒の存在下で不規則化が
起きるまで高分子量または低分子量の短鎖エステルホモ
重合体もしくは共重合体と反応させることができる。 短鎖エステルホモ重合体または共重合体は、遊離酸から
酢酸ジオールを用いるエステル交換により製造すること
ができる。短鎖エステル重合体は、適当な酸類、無水物
類、または酸塩化物類から、例えばジオール類を用いる
直接的エステル化により、或いは例えば酸類と環式エー
テル類または炭酸塩類との反応の如き他の方法により、
製造することもできる。プレポリマーは長鎖グリコール
の存在下でのこれらの反応により製造することもできる
【0023】前章に記載されている如くして製造された
プレポリマーを、公知の重縮合方法中の如くして、過剰
のジオールの蒸留により高分子量にすることもできる。 この重縮合または蒸留中に他のエステル交換が起きる。 蒸留により分子量が増大しそしてコポリエステル単位の
配置を不規則化させる。最終的蒸留または重縮合を0.
5mmHg以下の圧力において220−240℃の範囲
の温度において6時間以内(例えば一般的酸化剤の存在
下での0.5−5時間)にわたり実施する時に、一般的
に最良の結果が得られる。最も実際的な重縮合技術は、
重合反応を完了させるためのエステル交換によるもので
ある。熱的変性を伴う可能性のある高温における過度に
長い期間を避けるために、エステル交換反応用の触媒を
使用することができる。
【0024】希望により、ここでは参考として記してお
くヘッシェレ(Hoeschele)の米国特許4,2
05,158、3欄、35行−66行により開示されて
いる如く、分枝鎖剤を重合混合物中に含有することもで
きる。
【0025】エステル交換重合は一般的には溶媒なしで
融解物状で実施される。しかしながら、不活性溶媒を使
用して揮発性成分類の重合混合物からの除去を促進させ
ることもできる。この技術は直接的エステル交換による
プレポリマーの製造において特に有用である。プレポリ
マーの重縮合は、固相で固体プレポリマーの粒子を真空
下でまたは不活性気体流中で加熱して低分子量ジオール
を遊離しそして除去することにより、実施することもで
きる。
【0026】上記の方法はバッチ式または連続的方法で
実施することができる。連続的重合用に好適な方法は、
プレポリマーを用いるエステル交換である。そのような
連続的エステル交換重合は現存の商業的方法と同様であ
る。一般的添加剤を本発明のエラストマー中に公知の技
術により加えることができる。そのような添加物には、
酸化防止剤、紫外線安定剤、無機充填剤、繊維、顔料、
などが包含される。
【0027】本発明の融解紡糸繊維を例えば熱処理(弛
緩または緊張下)、熱延伸、織り、編み、染色などの如
き一般的な弾性繊維操作において処理することができる
。本発明のエラストマーはシート状に並びに片、ガスケ
ット、仕上げ面、遮蔽フィルム、無色透明コーテイング
などとして使用するための種々の他の形に成形または型
成形することができる。エラストマーは接着剤用の基礎
重合体および接着剤用途として使用することもできる。
【0028】
【試験方法】前記の論議および下記の実施例中に記載さ
れている種々の特性および性質は下記の試験工程により
測定される。
【0029】固有粘度ηinhはW.R.ソレンゾン(
Sorenson)およびT.W.カンプ(Campb
ell)の「プリパラティブ・メソッズ・オブ・ポリマ
ー・ケミストリー、インターサイエンス・パブリッシャ
ーズ(Preparative Methods of
 Polymer Chemistry)」、インター
サイエンス・パブリッシャーズ、2版(1968)、4
4頁に従いグラム当たりのデシリットル数(dL/g)
で測定される。30℃の0.5グラムの重合体の100
0mlのm−クレゾール中溶液を使用した。この実施例
では、エラストマーの固有粘度はそれの製造直後に(す
なわちその後の処理前に)測定される。
【0030】重合体中の硬質セグメントの濃度は下記式
により計算される:%HS=重量%硬質セグメント=

0031】
【数1】
【0032】[式中、wは重量であり、Mは分子量であ
り、hsは硬質セグメントの繰り返し単位(式Iの短鎖
エステル)を示しており、ssは軟質セグメントの繰り
返し単位(式IIの長鎖エステル)を示しており、1は
出発用二酸のジメチルエステルを示しており、2は長鎖
グリコールを示している]。
【0033】グリコールの数平均分子量は、グリコール
をピリジン中で過剰の無水酢酸と反応させそして次に水
酸化ナトリウムを用いて逆滴定して生成した酢酸の量を
測定しそしてそこから分子量を計算することにより、測
定される。
【0034】両者ともデシニュートン/texで示され
ている破壊時の靭性Tbおよび初期モジュラスMii並
びに破壊時の伸び%、Ebという片または繊維の性質は
ASTM方法D2653−72に従いシリーズ2712
(002)空気作用グリップを備えたインストロン試験
機で測定される。ミリニュートン/有効tex(すなわ
ちmN/tex(eff))での「非荷重力」はAST
M D 2731−72の一般的方法に従い測定される
。 各測定用に、2インチ(2.5cm)ゲージの長さでそ
して0−300%伸びサイクルの3個のフィラメントま
たは片を使用する。試料を800%の一定伸び速度で5
回の1−300%伸びサイクルにかけそして試料を5回
目の伸び後に30秒間にわたり伸ばしたまま保った後に
、1分当たりの非荷重力(すなわち特定伸び時の応力)
を測定する。次に、最後の延伸からの非荷重させながら
、応力すなわち非荷重力を167%の伸び時に測定し、
そしてUP167として示す。%歪みもASTM D 
2731−72に従い測定される。ここに報告されてい
るTb、Eb、%歪み、UPおよびMiの値は、少なく
とも3回の測定の平均である。
【0035】圧縮成型されたエラストマー試料の性質は
ASTM試験方法により測定され、ここで比重はAST
M D297により、ショアAジュロメーター硬度はA
STM D2240により、引っ張り強度、100%に
おけるモジュラス、300%におけるモジュラス、およ
び%最終的伸びはASTM D412により、テーアー
摩擦はASTM D3389により、そしてピコ摩擦指
数はASTM D2228により、測定される。
【0036】   簡単にするために、特に実施例中では、下記の略字
をここでは使用した:tは             
   トランス異性体を示すcは          
      シス異性体を示すHDMTは      
    1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシ
レート(水                    
素化されたジメチルテレフタレートとも称されている)
HPGは            1,4−シクロヘキ
サンジオール(水素化されたフェニレ        
            ングリコールまたは水素化さ
れたヒドロキノンとも称され            
        ている)HBPAは        
  水素化されたビスフェノールADCHD     
       ジシクロヘキシル−4,4′−ジオール
CHDMeOH      1,4−シクロヘキサンジ
メタノールPO4G            ポリ(酸
化テトラメチレン)グリコールTHF/MeTHF  
テトラヒドロフランおよび3−メチルテトラヒドロフラ
ン                    の共重合
体TBT              チタン酸テトラ
ブチルエステル化触媒AO−330        1
,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス[3,5−
ジ−                    t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−ベンジル]ベンゼン酸化防  
                  止剤(エチル・
コーポレーションにより販売されている)SS    
            エラストマーの軟質セグメン
トHS                エラストマー
の硬質セグメントHS/SS          硬質
対軟質セグメントのモル比%HS          
    %硬質セグメント(エラストマーの合計重量に
基づく)MWss            長鎖グリコ
ールの分子量Tex                
融解押し出し温度、℃。
【0037】成分または基のトランスまたはシス異性体
含有量をここで報告する時には、含有量は名目上の%で
示されており、それは一般的には実際の%の約5%単位
範囲内である。特定異性体に関して100%であると報
告されている成分は少なくとも約95%のそして多分9
8−100%の間の該特定異性体を有している。%が1
種だけの異性体に関して報告されている場合には、残り
は他の異性体である。下記の実施例は本発明を説明する
ためのものであるが、特許請求の範囲により規定されて
いるそれの範囲を限定しようとするものではない。ここ
に報告されている結果は典型的なものであると信じられ
ているが、指定成分類を含む全実験を構成しているもの
ではない。実施例、表および図面において、アラビア数
字で同定されている試料は本発明のものであり、そして
大文字で同定されているものは本発明以外の比較試料で
ある。
【0038】
【実施例】下記の実施例は、本発明に従う脂環式硬質セ
グメントを有する種々のエラストマーから製造された片
、フィラメント、または成型製品の製造および物理的性
質を記載している。本発明のエラストマーを、本発明以
外のエラストマーにさせているメチレンスペーサー基(
すなわち1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導
された硬質セグメント)を有する同様なエラストマーと
比較した。一般的には、断らない限り、約2,000の
数平均分子量を有する軟質セグメントおよび合計エラス
トマー重量の約10−約50%である硬質セグメントを
用いてエラストマーを製造した。
【0039】各実施例において、エラストマー成分類を
0.35リットル容量のケトル中で重合した。ケトルに
は、機械的スタラー、窒素気体用の入り口、ウッズ金属
加熱浴および真空蒸留カラムが備えられていた。それぞ
れの重合用に、重合体生成成分類をケトル中に150ミ
リグラムのAO−330酸化防止剤および1.5ミリリ
ットルのTBT触媒のエチレングリコール中5%溶液と
共に充填した。成分類を充填した後に、ケトルに窒素を
流しそして浴の中に入れ、それを240℃の温度に加熱
しそして保った。成分類を45分間にわたり急速撹拌し
、そして次に約90分間にわたりケトル内部の圧力を約
0.50−0.25mmHgの範囲の圧力に下げた。粘
着性融解物が得られるまで、撹拌を1−4時間にわたり
続けた。融解した重合体を次にケトルから除去しそして
片もしくはフィラメントに押し出すか(実施例I−V)
または成型した(実施例VI)。長さが20mm(0.
75インチ)である0.4mm(0.015インチ)寸
法のスロットオリフィスを使用して片を製造した。直径
が0.23mm(0.009インチ)でありそして長さ
が0.69mm(0.027インチ)である押し出し毛
管を使用してフィラメントを製造した。重合体生成成分
類の重量を押し出されたかまたは成型されたエラストマ
ー試料の物理的性質と共に、実施例中の要約表の中に示
した。
【0040】実施例I この実施例は、本発明に従うエラストマー片の3個の試
料を説明するものである。これらのエラストマーは軟質
セグメント組成および分子量が異なっていた。試料1お
よび2の軟質セグメントはそれぞれ2,000および2
,900の分子量のPO4Gから誘導されており、そし
て試料3の軟質セグメントはMeTHFが共重合体の3
%であるようなTHF/MeTHF共重合体から誘導さ
れていた。各エラストマーの硬質セグメントはDMHT
(100%トランス異性体)およびHPG(50%トラ
ンス異性体、50%シス異性体)から誘導されており、
そして合計エラストマー重量の23%であった。エラス
トマー片の成分類および製造条件並びに生じたそれらの
押し出し性質を下表Iにまとめた。表Iは、本発明のこ
れらのエラストマー片に関する引っ張り、非荷重および
歪み性質の特に有利な組み合わせを示している。
【0041】
【表1】                          
 表I(実施例I)        試料番号    
                        1
      2      3           
 成分類(グラム)           100%  t−DMHT   
        10.18    9.33    
9.54             50%  t−H
PG              4.23    4
.23    4.23           軟質セ
グメント                   28
.84   29.42   29.28      
  生成したエラストマー          ηin
h、dL/g                   
1.64    1.65    1.56     
      Tex、℃              
             220     203 
    180         片の性質           線状密度、dtex      
         2,880   3,530   
6,470          Tb、デシニュートン
/tex       0.27    0.30  
  0.18          Eb、%     
                       64
5     840    1010        
   UP167、mN/有効tex        
 1.91    1.29    2.23    
       %歪み               
               25      28
      23           Mi、デシニ
ュートン/tex      0.039   0.0
31   0.031  実施例II この実施例は、本発明のエラストマーから製造された片
の性質に対する該エラストマーの硬質セグメント含有量
の影響を説明するものである。各エラストマー試料(試
料4−7および実施例1から繰り返された試料1)の軟
質セグメントは、分子量が2,000のPO4Gから誘
導された。HPG成分が100%トランス異性体である
試料4を除いて、各エラストマーの硬質セグメントはD
MHT(100%トランス異性体)およびHPG(50
%トランス異性体、50%シス異性体)から誘導された
。エラストマーの硬質セグメント含有量は合計エラスト
マー重量音10.5%(試料4)から50%(試料7)
の範囲であった。成分類の重量およびエラストマーの製
造で使用された条件並びに生成したそれらの押し出し片
の性質を下表IIにまとめた。
【0042】表IIは、本発明のエラストマーに関して
ここで例示されている硬質セグメントの範囲内では、合
計エラストマー重量の23%の硬質セグメント含有量を
有する好適範囲の硬質セグメント含有量(試料1)が最
高の靭性、高い破壊時の伸び、高い非荷重力、最低の歪
み、および満足のいくモジュラスという望ましい特性を
有していた。上記の如く、100%のt−HPGを用い
て製造された試料4以外のこの実施例用の全ての試料は
50%のt−HPGを用いて製造された。試料4のHP
G用には100%のトランス異性体が必要であり、その
理由は10.5重量%だけの硬質セグメントを有するエ
ラストマーを製造するために50%のt−HPGを使用
した時には、ゴム状生成物が生じ、それは適当な弾性片
に押し出すことができないからである。
【0043】
【表2】                         表
II(実施例II)試料番号            
              4      1   
   5      6      7  成分類(グ
ラム)   100%  t−DMHT          6
.68   10.18   13.54   14.
95   17.74    50%  t−HPG 
           0.00    4.23  
  6.44    7.36    9.21  1
00%  t−HPG            1.9
3    0.00    0.00    0.00
    0.00  PO4G           
            33.52   28.84
   24.34   22.47   18.73生
成したエラストマー   %硬質セグメント               
10.5    23      35      4
0      50  ηinh          
                 1.78    
1.64    1.24    1.01    0
.75  Tex、℃               
         197     220     
175     183     190片の性質   dtex                   
   4,820   2,880   2,650 
  1,060   2,550  Tb      
                      0.0
6    0.27    0.16    0.15
    0.06  Eb             
                578     6
45     682     466     23
0  UP167                 
       0.43    1.91    2.
26    2.22      *  %歪み   
                        4
2      25      41      55
      *  Mi              
             0.011   0.03
9   0.078   0.109   0.206
 * Ebは300%より小さいため、これらの性質は
測定されなかった。
【0044】実施例III セグメントの硬質セグメントを生成する成分類の異なる
シスおよびトランス異性体含有量を有する本発明のエラ
ストマーから製造された片の性質に対する影響をこの実
施例で説明する。各エラストマー試料の軟質セグメント
は、2,000の分子量のPO4Gから誘導されていた
。各エラストマーの硬質セグメントはDMHT(100
%トランス異性体のもの、または50%トランスおよび
50%シス異性体、またはそれらの混合物)並びにHP
G(100%トランス異性体、または50%トランス異
性体および50%シス異性体、またはそれらの混合物)
から誘導されていた。硬質セグメントは各エラストマー
試料の合計重量の23%であった。成分類の重量および
エラストマー片の製造条件並びに生じたそれらの押し出
し性質を下表IIIおよびIVにまとめた。表IIIで
は、試料8−11を用いた結果を試料1を用いて得られ
たものと比較した。表IVでは試料12および13を用
いた結果を試料1および比較Aと比較した。
【0045】表IIIのエラストマー試料(実施例1か
らの試料1および8−11)は100%トランス異性体
であるDMHTを用いてそしてトランス異性体含有量が
50%(試料1)から100%(試料11)に変動する
HPGを用いて製造された。硬質セグメントの酸残基が
100%トランス異性体でありそしてジオール残基のト
ランス異性体含有量が名目上は50−100%の範囲で
あるような本発明のエラストマーに関すると、満足のい
くエラストマー片性質が得られたことを表は示している
。 しかしながら、両方の酸およびジオール残基が100%
トランス異性体である時には、生成した押し出された片
の靭性、非荷重力、伸び、およびモジュラスは他の使用
より低くそして%歪みは高い。
【0046】
【表3】                 表III(実施例I
II、試料1、8−11)試料番号         
                 1      8
      9    10    11  成分類(
グラム)   100%  t−DMHT         10
.18   10.18   10.18   10.
18   10.18  100%  t−HPG  
          0.00    1.69   
 2.54    3.38    4.23    
50%  t−HPG            4.2
3    2.54    1.69    0.85
    0.00  PO4G           
            28.84   28.84
   28.84   28.84   28.84生
成したエラストマー   酸の%t                   
      100     100     100
     100     100  ジオールの%t
                    50   
   70      80      90    
 100  ηinh               
            1.64    1.49 
   1.61    1.20    1.01  
Tex、℃                    
     220     189     213 
    216     202片の性質   dtex                   
    2,880   3,250   3,540
   5,770   6,150  Tb     
                        0
.27    0.24    0.25    0.
11    0.04  Eb           
                   645   
  872     868     767    
 286  UP167              
           1.91    1.44  
  1.35    0.87     0.73  
%歪み                      
      25      30      39 
     60      69  Mi      
                      0.0
39   0.035   0.050   0.06
1   0.028   下表IVのエラストマー試料は、下記の如き酸およ
びジオール成分類の異なるトランス異性体含有量を用い
て製造された:試料1、100%のt−酸および50%
のt−ジオール:試料12、50%のt−酸および10
0%のt−ジオール:試料13、70%のt−酸および
50%のt−ジオール:並びに比較例A、50%のt−
酸および50%のt−ジオール。表IVにまとめられて
いる結果を表IIIにまとめられている結果と一緒にす
ると、硬質セグメントの両成分類の残基が名目上50%
以下のトランス異性体含有量を有するなら、生成したエ
ラストマーは片への押し出し用には不適切であることを
示している。これらの結果はまた、一成分が50%以下
のトランス異性体含有量を有するなら、他の成分は少な
くとも70%の名目上のトランス異性体含有量を有すべ
きであることも示している。
【0047】
【表4】                 表IV(実施例II
I、試料1、12−13比較例A)        試
料番号                      
    1    12    13      A 
         成分類(グラム)           100%  t−DMHT   
      10.18    5.09    7.
13    0.00            50%
  t−DMHT          0.00   
 0.00    0.00   10.18    
      100%  c−DMHT       
   0.00    5.09    3.05  
  0.00          100%  t−H
PG            0.00    4.2
3    0.00    0.00        
    50%  t−HPG           
 4.23    0.00    4.23    
4.23          PO4G       
                28.84   2
8.84   28.84   28.84     
   生成したエラストマー          酸の
%t                       
  100      50      70    
  50          ジオールの%t    
                50     10
0      50      50        
  ηinh                   
        1.64    1.55    1
.64    1.43          Tex、
℃                        
 220     195     169     
 *        片の性質           dtex           
            2,880   5,060
   7,450      *          
Tb                       
      0.27    0.19    0.1
9      *          Eb     
                         
645     884     941      
*          UP167         
                1.91    1
.43    1.14      *       
   %歪み                   
         25      37      
19      *          Mi    
                        0
.039   0.041   0.022     
 *             *  片を押し出すこ
とができなかった。
【0048】実施例IV この実施例は、硬質セグメントが1,4−シクロヘキサ
ンジオール(「HPG」)の残基を含有しているような
本発明のエラストマーを用いて製造された押し出された
片(実施例Iの試料1および実施例IIの試料4)の性
質と硬質セグメントが1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール(「CHDMeOH」)の残基を含有しているよう
なエラストマーを用いて製造された押し出された片(比
較例B、CおよびD)の性質とを比較している。CHD
MeOHは、硬質セグメントが本発明のエラストマーの
ものと非常によく似ていると思われているコポリエーテ
ルエステルエラストマーの製造用に当技術で使用されて
いるジオールである。
【0049】下表Vは、押し出されたエラストマー片の
性質の比較をまとめている。本発明に従いHPG残基が
加えられているエラストマー片の性質の方がCHDMe
OH残基が加えられているエラストマーから製造された
比較片よりはるかに優れている低いモジュラス性質並び
に相当低い歪み値を与えることに注目すべきである。満
足のいくエラストマー特性を得るために本発明の片は硬
質セグメントのジオールおよび酸成分類の両者の残基が
100%トランス異性体である必要がないことにも注目
すべきである。それとは対照的に、CHDMeOHの使
用時には比較エラストマーのジオールおよび酸の両者用
に100%トランス異性体が必要である。本発明のエラ
ストマーに関して両成分類用に100%トランス異性体
以外のものを使用できることも、価格上の相当な利点で
ある。
【0050】
【表5】                 表IV(試料4、1
および比較例B、C、D)試料番号         
                 4      1
      B      C      D  成分
類(グラム)   100%  t−DMHT          6
.68   10.18    9.45    9.
45    6.62    50%  t−HPG 
           0.00    4.23  
  0.00    0.00    0.00  1
00%  t−HPG            1.9
3    0.00    0.00    0.00
    0.00  100%  t−CHDMeOH
    0.00    0.00    4.73 
   0.00    0.00    50%  t
−CHDMeOH    0.00    0.00 
   4.73    0.00    0.00  
PO4G                     
  33.52   28.84   28.84  
 28.84   33.11生成したエラストマー   %HS                    
      10.5      23      2
3      23    11.6  ηinh  
                         
1.78    1.64    1.56    1
.57    1.67  Tex、℃       
                  197    
 220      *      155     
**片の性質   dtex                   
    4,820   2,880      * 
   7,370     **  Tb      
                       0.
06    0.27      *     0.1
9     **  Eb             
                 578     
645      *      758     *
*  UP167                 
        0.43    1.91     
 *     2.15     **  %歪み  
                         
 42      25      *       
53     **  Mi            
                0.011   0
.039      *    0.086     
**   0.041   0.022      *
       *  125℃において融解強度なし 
      ** 65℃において融解強度なし試料1
および比較例Cのエラストマーをフィラメント状に押し
出して、本発明のエラストマー(硬質セグメント中でト
ランス、シス異性体類の混合物を用いて製造された)を
CHDMeOHの残基を含有している100%トランス
硬質セグメントを有する当技術で公知の型のエラストマ
ーから製造された同様なフィラメントと良く匹敵するフ
ィラメントに製造できるということをさらに示す。試料
1のエラストマーを179℃(184℃で押し出される
部分a以外)の温度において押し出してフィラメントと
し、比較試料Cのエラストマーは165℃で押し出した
。押し出されたフィラメントを次に毎分40メートルの
周辺速度で回転するゆっくり動く1対の巻き上げロール
およびそれより遅く回転する1対の延伸ロールからなる
2対のロール間でそれの元の押し出し長さの2倍、3倍
および4倍に(すなわち2.0、3.0および4.0の
延伸比で)延伸した。延伸されたフィラメントは10−
20dtexであった。押し出されそして延伸されたフ
ィラメントの性質を表VIにまとめた。
【0051】
【表6】                          
       表VI      部分       
                       a 
     b      c      d     
   延伸比                   
         1.0     2.0     
3.0     4.0      試料1         Tb、dN/tex        
      0.28    0.46    0.5
5    0.90        Eb、%    
                     674 
    473     336     210  
      UP167、mN/有効tex     
  2.2     3.0     3.7    
  *        %歪み           
                20      2
4      36      *        M
i、dN/tex             0.03
4   0.030   0.036   0.042
      比較C         Tb、dN/tex        
      0.26    0.30    0.5
0    0.48        Eb、%    
                     461 
    322     241     226  
      UP167、mN/有効tex     
  3.5     3.9      *     
  *        %歪み           
                40      4
0      *       *        M
i、dN/tex             0.07
8   0.084   0.079   0.075
             *  これらの性質は測定
できなかった。
【0052】比較例Cに比べて優れている本発明のフィ
ラメントの靭性および破壊時の伸びが望ましい低い歪み
およびモジュラス値と共に得られたことに注目すべきで
ある。
【0053】実施例V この実施例は、硬質セグメントがシス,トランス水素化
されたビスフェノールA(「HPBA」)(試料14−
16)とまたはシス,トランス4,4′−ジシクロヘキ
シルジオール(「DCHD」)(試料17)と組み合わ
せられたトランス−DMHTの残基であるようなエラス
トマーの製造で本発明を説明するものである。各シス、
トランス混合物は名目上異性体類の50/50混合物で
ある。各エラストマー試料の軟質セグメントは2,00
0の数平均分子量を有するPO4Gを用いて製造された
。 試料14および15のエラストマーの片を実施例IV中
の如く押し出し長さの5倍に延伸して、本発明のこれら
のエラストマーに対する好ましい延伸効果を示す(表V
II参照)。
【0054】
【表7】                          
         表VII        試料番号
                        1
4    15    16    17      
    成分類(グラム)           t−DMHT         
          7.77    8.13   
 9.00    6.98          c,
t−HBPA                5.8
7    6.38    7.66    0.00
          c,t−DCHD       
         0.00    0.00    
0.00    3.79          PO4
G                      28
.84   28.09   26.22   31.
46        エラストマー           %HS            
               23      25
      30      16         
 ηinh                    
      1.45    1.56    1.2
8    1.69          Tex、℃ 
                       20
3     202     214     189
          dtex **        
           8,430  10,000 
  3,210   6,190        片           延伸             
          有り 無し 有り 無し   無
し   無し          Tb       
                 0.16 0.2
2 0.16 0.36   0.12   0.19
          Eb             
            879  232  727
  240    621  1,080      
    UP167                
    1.39   *  1.52 2.20  
 1.37   0.60          %歪み
                       36
   *    34   37     47   
  36          Mi         
               0.05 0.08 
0.05 0.07   0.06   0.02  
             *  これらの性質は測定
できなかった。
【0055】**  延伸前のdtex実施例VI 実施例Iの試料1のエラストマーを約160℃において
約14,000キロパスカル(約2,000psi)の
圧力下で圧縮成型して、長さが約15cmで幅が約15
cmで厚さが約0.18cm(6×6×0.070イン
チ)の板にした。板は、1.03グラム/cm3の比重
、60のショアA高度、1,7800psi(1,23
0N/cm2)の引っ張り強度、それぞれ282psi
(195N/cm2)および444psi(306N/
cm2)の100%および300%伸び時の引っ張りモ
ジュラス、925%の最終的伸び、16(mg/1,0
00回転)のテーバー摩擦、並びに141のピコ摩擦指
数を有していた。
【0056】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0057】1.エステル結合全体にわたり頭尾結合さ
れている複数の繰り返し長鎖単位および短鎖エーテル−
エステル単位から本質的になっており、ここで長鎖単位
がエラストマーの少なくとも50重量%でありそして構
造式
【0058】
【化7】 により表されており、短鎖エステル単位がエラストマー
の10−50重量%でありそして構造式
【0059】
【化8】 により表されており、ここでRはジカルボン酸からのカ
ルボキシル基の除去後に残っている2価の基であり、G
は2.0−4.3の範囲の炭素−対−酸素比を有し且つ
1,000−5,000の範囲の分子量を有するポリ(
酸化アルキレン)グリコールからのヒドロキシル基の除
去後に残っている2価の基であり、そしてDはジオール
からの末端ヒドロキシル基の除去後に残っている2価の
基であるような、改良された熱可塑性のセグメント化線
状コポリエーテルエステルエラストマーにおいて、Rお
よびD基が同一または異なっており、RおよびDがそれ
ぞれ
【0060】
【化9】
【0061】からなる群から選択された構造式を有する
2価の脂環式基であり、RおよびDはそれぞれ少なくと
も40%がトランス異性体であり、そしてRまたはD基
のいずれかは少なくとも70%がトランス異性体である
ことからなる改良。
【0062】2.ポリ(酸化アルキレン)グリコールが
1,500−3,000の範囲の分子量を有するポリ(
酸化テトラメチレン)グリコールまたはテトラヒドロフ
ランおよび3−メチルテトラヒドロフランの共重合体の
グリコールである、上記1のエラストマー。
【0063】3.短鎖エステル単位の重量%が15−3
0の範囲である、上記2のエラストマー。
【0064】4.短鎖エステル単位の重量%が20−2
5%の範囲でありそしてグリコールがポリ(酸化テトラ
メチレン)グリコールである、上記2のエラストマー。
【0065】5.RまたはD基のトランス異性体含有量
が少なくとも90%である、上記1、2、3または4の
エラストマー。
【0066】6.成型品を製造するための、上記1のエ
ラストマーの使用。
【0067】7.成型品が融解紡糸された片、繊維また
はフィラメントである、上記6の使用。
【0068】8.片、繊維またはフィラメントが延伸さ
れた片、繊維またはフィラメントである、上記7の使用
【0069】9.成型品が型成形された物体である、上
記6の使用。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エステル結合全体にわたり頭尾結合さ
    れている複数の繰り返し長鎖単位および短鎖エーテル−
    エステル単位から本質的になっており、ここで長鎖単位
    がエラストマーの少なくとも50重量%でありそして構
    造式 【化1】 により表されており、短鎖エステル単位がエラストマー
    の10−50重量%でありそして構造式【化2】 により表されており、ここでRはジカルボン酸からのカ
    ルボキシル基の除去後に残っている2価の基であり、G
    は2.0−4.3の範囲の炭素−対−酸素比を有し且つ
    1,000−5,000の範囲の分子量を有するポリ(
    酸化アルキレン)グリコールからのヒドロキシル基の除
    去後に残っている2価の基であり、そしてDはジオール
    からの末端ヒドロキシル基の除去後に残っている2価の
    基であるような、改良された熱可塑性のセグメント化線
    状コポリエーテルエステルエラストマーにおいて、Rお
    よびD基が同一または異なっており、RおよびDがそれ
    ぞれ 【化3】 からなる群から選択された構造式を有する2価の脂環式
    基であり、RおよびDはそれぞれ少なくとも40%がト
    ランス異性体であり、そしてRまたはD基のいずれかは
    少なくとも70%がトランス異性体であることからなる
    改良。
JP03157452A 1990-06-07 1991-06-03 脂環式硬質セグメントを有するコポリエーテルエステルエラストマー Expired - Fee Related JP3100185B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US539109 1990-06-07
US07/539,109 US4985536A (en) 1990-06-07 1990-06-07 Copolyetherester elastomer with cycloaliphatic hard segments

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04226127A true JPH04226127A (ja) 1992-08-14
JP3100185B2 JP3100185B2 (ja) 2000-10-16

Family

ID=24149820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03157452A Expired - Fee Related JP3100185B2 (ja) 1990-06-07 1991-06-03 脂環式硬質セグメントを有するコポリエーテルエステルエラストマー

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4985536A (ja)
EP (1) EP0460953A3 (ja)
JP (1) JP3100185B2 (ja)
KR (1) KR920000831A (ja)
BR (1) BR9102179A (ja)
CA (1) CA2043922A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5387571A (en) * 1991-12-03 1995-02-07 Eastman Kodak Company Thermal dye transfer receiving element with polyester dye image-receiving
US5317001A (en) * 1992-12-23 1994-05-31 Eastman Kodak Company Thermal dye transfer receiving element with aqueous dispersible polyester dye image-receiving layer
US5302574A (en) * 1992-12-23 1994-04-12 Eastman Kodak Company Thermal dye transfer receiving element with polyester/polycarbonate blended dye image-receiving layer
US6548166B2 (en) 2000-09-29 2003-04-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Stretchable fibers of polymers, spinnerets useful to form the fibers, and articles produced therefrom
WO2003035952A1 (en) 2001-09-28 2003-05-01 E.I. Du Pont De Nemours And Company Hetero-composite yarn, fabrics thereof and methods of making
US20040024102A1 (en) * 2002-07-30 2004-02-05 Hayes Richard Allen Sulfonated aliphatic-aromatic polyetherester films, coatings, and laminates
US7625994B2 (en) 2002-07-30 2009-12-01 E.I. Du Pont De Nemours And Company Sulfonated aliphatic-aromatic copolyetheresters
JP3227716U (ja) * 2017-04-06 2020-09-17 プラスチック・オムニウム・アドヴァンスド・イノベーション・アンド・リサーチ 自動車で使用するための一時保護装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3023192A (en) * 1958-05-29 1962-02-27 Du Pont Segmented copolyetherester elastomers
US3261812A (en) * 1962-08-09 1966-07-19 Eastman Kodak Co Elastomeric polyesters of diacids, cyclohexanedimethanol and poly
US3238178A (en) * 1962-01-15 1966-03-01 Eastman Kodak Co Elastomeric polymers stabilized with trialkylated phenol and thioor-ganic esters
US3157619A (en) * 1961-11-10 1964-11-17 Eastman Kodak Co Preparation of elastomeric polymers
US3243413A (en) * 1962-10-18 1966-03-29 Eastman Kodak Co Elastomeric polyesters synthesized from copolyethers
US3651014A (en) * 1969-07-18 1972-03-21 Du Pont Segmented thermoplastic copolyester elastomers
US4003882A (en) * 1975-10-28 1977-01-18 Eastman Kodak Company Polyesterether having commercially acceptable mold release characteristics
US4292151A (en) * 1978-03-01 1981-09-29 Teijin Limited Process for preparing a cured copolyetherester elastomeric composition
JPS5846149B2 (ja) * 1978-05-26 1983-10-14 東レ株式会社 ポリエ−テルエステルブロツク共重合体組成物
US4221703A (en) * 1978-08-08 1980-09-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Stabilization of polymers containing poly(alkylene oxide) units
USRE32770E (en) * 1978-08-14 1988-10-25 American Cyanamid Company Surgical suture derived from segmented polyether-ester block copolymers
US4205158A (en) * 1979-03-28 1980-05-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Copolyetherester based on ethylene oxide-capped poly(propylene oxide) glycol and branching agent
US4256860A (en) * 1979-12-26 1981-03-17 Eastman Kodak Company Copolyetheresters
US4256861A (en) * 1979-12-26 1981-03-17 Eastman Kodak Company Process for producing polyetherester elastomer
US4349469A (en) * 1981-02-17 1982-09-14 Eastman Kodak Company Copolyesterethers
US4663399A (en) * 1985-08-22 1987-05-05 General Electric Company Polycarbonate-polyether block copolymers, polymer blends containing same and intermediates for the production thereof
US4731407A (en) * 1985-10-28 1988-03-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyetherester elastomer composition
US4906729A (en) * 1988-08-05 1990-03-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic copolyetherester elastomers
US4937314A (en) * 1989-02-28 1990-06-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Copolyetherester elastomer with poly(1,3-propylene terephthalate) hard segment

Also Published As

Publication number Publication date
KR920000831A (ko) 1992-01-29
EP0460953A2 (en) 1991-12-11
BR9102179A (pt) 1991-12-24
CA2043922A1 (en) 1991-12-08
US4985536A (en) 1991-01-15
EP0460953A3 (en) 1992-08-26
JP3100185B2 (ja) 2000-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3091600A (en) Linear aromatic acid copolyesters modified with dimer glycols having 36 carbons
US3907926A (en) Blends of thermoplastic copolyetherester with poly-butylene terephthalate
US4937314A (en) Copolyetherester elastomer with poly(1,3-propylene terephthalate) hard segment
JPS5840977B2 (ja) 熱可塑性ポリエステル共重合体エラストマ−の製造法
EP0353768B1 (en) Thermoplastic copolyetherester elastomers
JPH0115532B2 (ja)
JPS5871926A (ja) 弾性ポリエ−テルエステルイミド及びその製造方法
US3775374A (en) Thermoplastic copolyetheresters based on 2,6-naphthalene-dicarboxylic acid
US5162455A (en) Copolyetherester elastomer
US7705109B2 (en) Block copolyetherester elastomer and preparation thereof
US4687835A (en) Copolyetherester based on poly (propylene oxide) glycol blocked with ethylene oxide
JPH04226127A (ja) 脂環式硬質セグメントを有するコポリエーテルエステルエラストマー
CN113968961A (zh) 一种聚对苯二甲酸-共-丁二酸丁二醇酯-聚乳酸共聚物及制备方法
US5128185A (en) Copolyetherester elastomer with poly(1,3-propylenebibenzoate) hard segment
US4254001A (en) Random elastomeric copolyesters
US4914178A (en) Thermoplastic polyetherester block copolymers
EP1873184A1 (en) Polyether ester block copolymer
KR100567123B1 (ko) 코폴리에테르 에스테르의 제조방법
US5811495A (en) Esteramide copolymers and production thereof
GB1588526A (en) Elastomeric copolyesteramides
JPH0380170B2 (ja)
Aleksandrović et al. Synthesis and characterization of thermoplastic copolyester elastomers modified with fumaric moieties
EP0019575A1 (en) Random elastomeric copolyesters
USRE31270E (en) Random elastomeric copolyesters
JPS6031525A (ja) 高粘度ポリエステル型ブロツク共重合体の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070818

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080818

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees