JPH04226113A - マレイン酸のモノアルキルエステル又はマレイン酸及びその塩とビニルアルキルエーテルとの共重合体の製造法 - Google Patents

マレイン酸のモノアルキルエステル又はマレイン酸及びその塩とビニルアルキルエーテルとの共重合体の製造法

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JPH04226113A
JPH04226113A JP3133916A JP13391691A JPH04226113A JP H04226113 A JPH04226113 A JP H04226113A JP 3133916 A JP3133916 A JP 3133916A JP 13391691 A JP13391691 A JP 13391691A JP H04226113 A JPH04226113 A JP H04226113A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無水マレイン酸とビニ
ルアルキルエーテルのラジカル共重合、および、引き続
く、アルカノール又は水及び必要に応じて金属水酸化物
及び/又は酸化物との反応により、マレイン酸モノアル
キルエステル又はマレイン酸とその塩及びビニルアルキ
ルエーテルから成る共重合体を製造するための改良方法
に関し、その際、重合の全工程においてビニルアルキル
エーテル成分が反応混合物中に過剰に存在しており、こ
のラジカル共重合はアセトン中で実施され、このアセト
ンはエステル化又は加水分解の間又はその後に蒸留によ
り除去されるものである。
【0002】さらに、本発明はこうして製造された共重
合体を化粧品において使用することに関する。
【0003】
【従来技術】米国特許第2,694,697号明細書(
1)と米国特許第3,499,876号明細書(2)は
無水マレイン酸とビニルアルキルエーテルから成る共重
合体を製造するための重合方法を記載しており、ここで
使用されている溶剤はアセトンであり、使用されている
ラジカル開始剤はアゾビスイソブチロニトリル、ジメチ
ルアゾイソブチレート、ベンゾイルペルオキシド、ラウ
リルペルオキシド、カプリリルペルオキシド、アセチル
ペルオキシド、アセチルベンゾイルペルオキシド及びジ
−tert−ブチルペルオキシドである。
【0004】上記(1)と(2)の後で出願され、公開
された、西独国特許第3733158号明細書(3)は
、アセトン中で無水マレイン酸とビニルアルキルエーテ
ルをラジカル共重合させ、次いで、アルカノールと反応
させることにより、マレイン酸のモノアルキルエステル
とビニルアルキルエーテルから成る共重合体を製造する
方法に関し、この方法のために推奨されている重合開始
剤は特にアゾ化合物を包含し;ペルオキシ含有開始剤は
、これらを使用すると即時かつ均一な重合の開始を達成
することが困難であると言われているので、一般にはよ
り好ましくないものとして明確に言及されている。
【0005】マレイン酸又はマレイン酸モノアルキルエ
ステル/ビニルアルキルエーテル共重合体は、主に化粧
品、特に毛髪製品において使用されるので、高レベルの
残留無水マレイン酸モノマー、又はその加水分解生成物
は、その毒性のために望ましくない。(3)に記載され
ているようにして製造された共重合体溶液は、重合工程
の後で、依然として、0.045〜0.4重量%の無水
マレイン酸含量を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一層
低レベルのモノマー性無水マレイン酸又はその加水分解
生成物を有する生成物を与える、これらの共重合体を製
造するための方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は最初に定義し
た方法により達成されることが見い出され、この方法は
、重合開始剤として8個又はそれ以上の炭素原子をもつ
カルボン酸のペルオキシエステルを使用することから成
るものである。
【0008】好ましい態様において、使用しうる重合開
始剤は8〜10個の炭素原子をもつカルボン酸のペルオ
キシアルキル又はペルオキシアルアルキルのエステルで
ある。これらの例は、クミルペルネオデカノエート、t
ert−ブチルペルネオデカノエート、tert−アミ
ルペルネオデカノエート、tert−ブチルペルネオオ
クタノエート、tert−ブチルペル−2−エチルヘキ
サノエート、tert−ブチルペルイソノナノエート及
びtert−ブチルペル−3,5,5−トリメチルヘキ
サノエートである。最良の結果は、tert−ブチルペ
ルネオデカノエートを使用して得られる。
【0009】カルボン酸ペルオキシエステルは重合開始
剤として慣用の量、例えば、使用される無水マレイン酸
に基づいて0.5〜3重量%の量で使用される。
【0010】重合は大気圧下又は過大気圧下、例えば、
オートクレーブ中で実施しうる。重合圧力は、通常、5
バール、好ましくは3バールまで高められる。重合温度
は30〜100℃、好ましくは40〜70℃の範囲にす
べきである。
【0011】反応は簡単にコントロールから逸脱するの
で、全量のモノマーを反応管に充填するのは好ましくな
い。好適には、最初にほんの少量のモノマーを導入し、
残部は数時間かけて供給される。無水マレイン酸は液状
で、又はアセトン溶液にて導入されうる。ビニルアルキ
ルエーテルは一般に液体の形態で添加される。気体のビ
ニルアルキルエーテルの場合には、反応混合物の表面下
にガス流を通すのが望ましい。
【0012】適当なビニルアルキルエーテルは、特にア
ルキル基に1〜18個の炭素原子を有するものであり、
例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル
、ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、
2−エチルヘキシルビニルエーテル、ドデシルビニルエ
ーテル及びオクタデシルビニルエーテルである。特に適
当なものは、アルキル部分に1〜4個の炭素原子をもつ
ビニルアルキルエーテルである。特に好適なものはメチ
ルビニルエーテルである。種々のビニルアルキルエーテ
ルの混合物を使用することも可能である。
【0013】無水マレイン酸の完全な又はほぼ完全な転
換を達成するには、重合のすべての段階においてビニル
アルキルエーテル成分が反応混合物中に過剰に存在する
ことが重要である。全ビニルアルキルエーテルの過剰は
50モル%までとしうる。
【0014】使用されるアセトンは、重合が認識されう
る程度にまで損なわれないならば、少量の他の溶剤と水
を含有し得る。工業的等級のアセトンの水含量は、これ
は約0.3重量%であるが、問題ではない。
【0015】アセトン溶液中の生成ポリマーの濃度は、
分子量及び構造に依存して、70重量%までとすること
ができる。好適には、25〜60重量%である。重合が
終了したら、一部のアセトンを留去するのが有利である
。使用されたビニルアルキルエーテルが低沸点である場
合には、この蒸留は、また、使用される過剰のビニルア
ルキルエーテルを除去するのに役立つであろう。ポリマ
ーの構造及び分子量に依存して、溶液は80重量%、好
ましくは50〜70重量%まで濃縮し得る。
【0016】全量のアセトンの蒸留による除去は、好適
にはエステル形成又は加水分解の間に又はその後に、7
0℃、より好適には約50〜70℃で実施される。蒸留
は大気圧下、又は好ましくは減圧下、特に約300〜1
000ミリバールで実施でき、いずれの場合にも生成物
を熱に晒すことは最小限にすべきである。
【0017】製造された無水マレイン酸/ビニルアルキ
ルエーテル共重合体をアルカノールでエステル化するの
は、通常、(3)に記載された方法と同様にして実施さ
れ、即ち、高粘性の溶液にアルカノールを添加して実施
される。好ましくはC1〜C4のアルカノールであり、
特に、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n
−プロパノール及びn−ブタノールである。同じアルカ
ノールを後で、最終生成物の溶剤として機能させる場合
には、アルカノールは100モル%又はそれ以上の過剰
に添加しうる。しかしながら、アルカノールはエステル
化のためのみであって、溶剤としては使用しない場合に
は、大過剰は回避すべきである。この場合、5モル%ま
でのアルカノールの過剰が好都合である。
【0018】重合性の無水物は、例えばエタノールには
溶解しない。それゆえ、エタノールを添加すると、アセ
トン溶液は粘性で不均一な物質に変わり、これは、エス
テル化の進行とともに均一で透明になる。
【0019】エステル化は、この目的のために慣用であ
る慣用量の触媒の存在下で、特に硫酸又はp−トルエン
スルホン酸のような酸性触媒の存在下で実施される。
【0020】アルカノールは好適には約50〜70℃で
添加される。同一のアルカノールを後で溶剤としても使
用する場合には、アセトンの蒸留による除去は、エステ
ル化が未だ終了していなくても即時に開始される。望ま
しい明色の最終生成物を製造するための重要な要件は、
反応の際の反応混合物の温度が70℃を越えるべきでは
ないということである。これを達成するために、アセト
ンを約300〜1000ミリバールの僅かに減圧した圧
力下で留去することが望ましい。アセトンが全反応混合
物に基づいて、2重量%以下、好ましくは0.5重量%
以下の少量の残留物を除いて除去されたら、エステル化
を完了するために、温度は約80〜100℃へ、不都合
な作用なく上昇させることができる。
【0021】エステル化させるアルカノールが後で溶剤
として使用されるアルコールと同一のものでないならば
、エステル化させるアルカノールを有する反応混合物は
、上述のような蒸留を開始する前にエステル化が終了す
るまで、約50〜70℃で、初めに撹拌される。
【0022】製造されたマレイン酸モノアルキルエステ
ル/ビニルアルキルエーテル共重合体は、通常、アルコ
ール性溶液の形態で使用される。しかしながら、溶剤を
留去して、固体を製造することも可能である。
【0023】製造された無水マレイン酸/ビニルアルキ
ルエーテル共重合体は、約50〜70℃で、アセトン中
の無水物の溶液に水を添加することにより、好適には、
マレイン酸/ビニルアルキルエーテル共重合体に加水分
解される。1000モル%又はそれ以上の大過剰の水を
添加しうる。
【0024】加水分解が未だ終了していなくても、その
後ただちにアセトンの蒸留による除去を、大気圧下、又
は、好ましくは、約300〜1000ミリバールの僅か
に減圧した圧力下で開始しうる。全量の水を、加水分解
の開始時に反応混合物へ添加しうる。しかしながら、連
続的に、又は必要になつたときに少量ずつ添加すること
もできる。反応混合物の全量に基づいて1重量%以下の
、好ましくは、0.01重量%以下の少量の残留物を除
いて、アセトンが除去されたら、加水分解を完了するた
めに温度は100℃に上昇させることができる。
【0025】マレイン酸/ビニルアルキルエーテル共重
合体の水溶液は、慣用の方法で、一定重量の固体に脱水
することができる。
【0026】マレイン酸/ビニルアルキルエーテル共重
合体の部分的又は完全中和は、溶液又は固体のいずれの
形態でも、所望により、金属水酸化物及び/又は酸化物
を使用して実視しうる。加水分解の終了前に、好適には
、反応混合物に水酸化物又は酸化物を添加しうる。しか
しながら、添加時期は加水分解の開始時から終了時まで
変えうる。
【0027】製造されたマレイン酸の金属塩/ビニルエ
ーテル共重合体の水溶液は、所望により、慣用の方法で
脱水して一定重量の固体とすることができる。
【0028】中和にとって、金属酸化物よりも好ましい
適当な金属水酸化物は、特に、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム及び水酸化カルシウムのような、アルカリ金
属又はアルカリ土類金属の水酸化物である。しかしなが
ら、例えば、酸化カルシウムや塩化マグネシウムのよう
なアルカリ土類金属の酸化物を使用することも可能であ
る。上述の化合物の混合物を使用することも可能である
【0029】さらに、本発明は、本発明の方法で得られ
た共重合体を化粧品において使用することを提供する。 これらの共重合体は、特に、ヘアーゲル、ヘアー固定用
ローション、ヘアームース及び特にヘアースプレーのよ
うなヘアー固定用組成物において、フィルム形成用樹脂
として使用しうる。
【0030】本発明の方法により製造された共重合体は
、特に、きわめて低レベルの残留無水マレイン酸モノマ
ー、又はそれらの加水分解生成物のゆえに注目される。 重合工程の後の反応溶液中のモノマー性の無水マレイン
酸のレベルは、従来は0.045〜0.4重量%である
のに対して、一般には0.006重量%以下、通常は0
.002〜0.005重量%である。
【0031】本発明の方法により製造される共重合体は
、この分野で今まで使用されてきた、例えば、アゾ化合
物のようなラジカル開始剤の、毒性学的に安全でないば
かりか、悪臭を放つ分解生成物を含有しない。本発明に
より使用されるカルボン酸ペルオキシエステルの分解生
成物は、毒性学的に安全であり、悪臭をもたない。
【0032】さらに、本発明の方法により製造される共
重合体は、無色であるか、又は、僅かに黄色であり、こ
のことは化粧品において使用するためには同様に重要で
ある。
【0033】
【実施例】以下の実施例において製造される共重合体は
、他に記載のない限り、25℃、100ml当たり1g
の濃度でのシクロヘキサノン中で測定された、Cell
ulosechemie  13(1932)、58〜
64のフィケンチャ−のK値により特徴付けられる;K
値は分子量測定である。共重合体溶液の色は、西独標準
規格DIN  6162中で定義されたヨード色番号に
より特徴付けられる。
【0034】例  1 マレイン酸モノエチルエステル/ビニルメチルエーテル
共重合体の製造測定装置と自動内部温度制御装置を備え
た160lのスチールの撹拌容器に、窒素を充填するこ
とにより酸素を除去した。次いで、アセトン7lを導入
した。アセトン28kg中の無水マレイン酸20kgの
溶液の供給物1のうち、3lを添加した。供給物2は1
7.6lのビニルメチルエーテルであり、そのうち1l
を添加した。次いで、反応装置を大気圧下で60℃に加
熱した。60℃で、アセトン6kg中のtert−ブチ
ルペルネオデカノエート300gから成る供給物3のう
ち、1lを添加した。供給物1と2を4時間かけて添加
し、その内部温度で供給物3を5時間かけて添加する前
に、重合を60℃で15分間実施した。この時間の間、
圧力は1〜1.5バールの範囲に保持した。重合が終了
したら、装置を注意深く脱圧力して大気圧に戻し、約1
5lのアセトンを留去した。
【0035】得られた生成物は、ヨード色番号が1で、
固体含量が52.3重量%である、無色のポリマー溶液
であった。重合体のK値は、46.5であった。溶液の
モノマー性無水マレイン酸含量は0.005重量%であ
つた。
【0036】このポリマー溶液を、1時間かけて、エタ
ノール20l中のp−トルエンスルホン酸40gと54
℃で混合すると、粘性、ペースト状、不均一の物質が得
られ、これを4時間その温度で撹拌すると、徐々に、よ
り均一なものになつた。この4時間が経過すると、約5
00ミリバールで溶剤の留去を開始し、撹拌可能性が限
界に達するたびにエタノール10lを添加した(合計5
回)。内部温度は50〜55℃に維持した。合計、約7
0lのアセトン/エタノール混合物を留去した。冷却後
、エタノールで溶液の固体含量を49.5重量%に調節
した。得られた共重合体のK値は39.6であつた。 酸価は145mgのKOH/gであつた。溶液は無色(
ヨード色番号は1以下)であり、エステル様の香りを有
していた。
【0037】例  2 マレイン酸モノブチルエステル/ビニルメチルエーテル
共重合体の製造測定装置と自動内部温度制御装置を備え
た160lの撹拌されたスチール装置に、酸素を除去す
るために窒素を充填した。次いでアセトン7lを導入し
た。28kgのアセトン中の無水マレイン酸20kgの
溶液の供給物1のうち、3lを添加した。供給物2は1
7.6lのビニルメチルエーテルであり、このうちの1
lを添加した。次いで、反応装置を大気圧下で65℃に
加熱した。65℃で、アセトン6kg中にtert−ブ
チルペルネオデカノエート300gを含む供給物3のう
ち、1lを添加した。供給物1と2を4時間かけて添加
し、供給物3はその内部温度で5時間かけて添加する前
に、重合を65℃で15分間実施した。この間、圧力は
1.5〜2バールの範囲に保持した。重合が終了したら
、装置は注意深く脱圧力させて大気圧にし、約15lの
アセトンを留去した。
【0038】得られた生成物は、ヨード色番号が1以下
で、固体含量が54.1重量%の、無色のポリマー溶液
であった。この重合体のK値は39.1であった。この
溶液のモノマー性無水マレイン酸含量は、0.004重
量%であった。
【0039】このポリマー溶液は、53℃で30分かけ
てn−ブタノール15.9kg及びp−トルエンスルホ
ン酸40gと混合した。次いで、これを大気圧下、11
0℃で4時間加熱した。60℃に冷却後、約500ミリ
バールでアセトンを留去し、混合物をいつでも撹拌可能
とするために、エタノールを10lずつ5回添加した。 合計75lのアセトン/エタノール混合物が留去され、
この間、溶液の温度は50〜55℃の範囲にあった。冷
却後、固体含量をエタノールで52.0重量%に調節し
た。得られた共重合体は、40.9のK値を有していた
。溶液の酸価は133mgのKOH/gであった。溶液
はヨード色番号が1であり、エステル様の香りを有して
いた。ブタノール含量は4.9重量%であった。
【0040】例  3 マレイン酸モノエチルエステル/ビニルエチルエーテル
共重合体の製造撹拌装置、還流冷却器及び測定装置を備
えた1lの撹拌ガラス装置に、窒素ガス雰囲気下でアセ
トン100gを充填した。供給物1として使用するため
に、無水マレイン酸120gとアセトン130gから溶
液を製造した。供給物2は97gのビニルエチルエーテ
ルであった。供給物3は、アセトン40g中にtert
−ブチルペルネオデカノエート2.1gを含む溶液であ
った。供給物1を50ml、供給物2を30ml及び供
給物3を6mlを最初に添加して充填し、この混合物を
沸点まで加熱した。混合物を10分間沸騰させ、供給物
1と2を同時に3時間かけて添加し、供給物3は4時間
かけて添加し、その間、常に緩かに還流を続けた。供給
物3の添加が完了したら、さらに、混合物を緩かに約1
時間還流しながら、重合させた。次いで、約80mlの
アセトンを留去した。
【0041】得られた生成物は、固体含量が53.4重
量%の無色の溶液(ヨード色番号は1以下)であった。 重合体のK値は52.3であった。溶液のモノマー性無
水マレイン酸含量は、0.005重量%であった。
【0042】この溶液をp−トルエンスルホン酸0.2
gと混合し、30分かけてエタノール130g中に溶解
し、次いで65℃で4時間撹拌した。混合物を撹拌可能
に維持するために5回にわけて1回少量ずつ150gの
エタノールを添加しながら、約500ミリバールで溶剤
を留去した。合計270gの溶剤を留去した。蒸留が終
了した後では、無色の溶液は49.4重量%の固体を含
有し、140mgのKOH/gの酸価を有していた。重
合体のK値は44.3であった。溶液のヨード色番号は
1以下であった。
【0043】例  4 マレイン酸ナトリウム/ビニルメチルエーテル共重合体
の製造U字形撹拌器、還流冷却器及び測定装置を備えた
2lの撹拌されたガラス装置に、窒素ガス雰囲気下でア
セトン155gを充填した。供給物1として使用するた
めに、無水マレイン酸300gとアセトン420gから
、溶液を製造した。供給物2は、ビニルメチルエーテル
264mlであった。供給物3はアセトン90g中にt
ert−ブチルペルネオデカノエート4.5gを含む溶
液であった。最初に、供給物1を45ml、供給物2を
15ml、かつ供給物3を15ml充填し、次いで、沸
点まで加熱した。混合物を15分間沸騰させ、供給物1
と2は4時間かけて、供給物3は5時間かけて添加し、
その間、常に還流状態を維持した。供給物3の添加が終
了したら、混合物をさらに2時間沸点で重合させた。次
いで、アセトン150mlを留去した。
【0044】このようにして、47.8重量%の固体含
量をもつ、透明で無色の溶液(ヨード色番号は1以下で
ある)が得られた。K値は58.3であった。溶液のモ
ノマー性の無水マレイン酸含量は0.006重量%であ
った。
【0045】この溶液を56℃で60gの水と1時間か
けて混合し、次いで、この温度で1時間撹拌した。次い
で、一度に少量ずつの水550gを添加しながら、80
0ミリバールで溶剤を留去した。合計、約800mlの
溶剤を留去した。蒸留が終了した後で、やや黄色の溶液
は35.4重量%の固体含量を有していた。K値(25
℃で水中1重量%の濃度)は61.6であった。
【0046】この溶液を25℃で360gの50重量%
濃度の水酸化ナトリウム溶液と混合し、続いて、2時間
撹拌した。冷却した溶液は38.0重量%の固体含量で
、約9のpHを有していた。重合体のK値は104.3
であった(25℃における水中1重量%の濃度)。カル
ボキシル基の中和の度合は73%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  無水マレイン酸とビニルアルキルエー
    テルをラジカル共重合し、次いで、アルカノール又は水
    と反応させ、金属塩を形成させる場合には、金属水酸化
    物もしくは酸化物又はそれらの混合物と反応させ、上記
    ビニルアルキルエーテル成分は重合の全段階において反
    応混合物中に過剰に存在させ、ラジカル共重合はアセト
    ン中で実施し、このアセトンはエステル形成又は加水分
    解の前、その間、又はその後に蒸留により除去して、マ
    レイン酸のモノアルキルエステル又はマレイン酸及びそ
    れらの塩とビニルアルキルエーテルから成る共重合体を
    製造する方法において、重合開始剤として少くとも8個
    の原子をもつカルボン酸に由来するペルオキシカルボキ
    シレートを使用することを特徴とする、マレイン酸のモ
    ノアルキルエステル又はマレイン酸及びその塩とビニル
    アルキルエーテルとの共重合体の製造法。
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