JPH04226057A - 浸漬液冷用冷媒及びこれを用いた沸騰液冷式電子機器 - Google Patents

浸漬液冷用冷媒及びこれを用いた沸騰液冷式電子機器

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JPH04226057A
JPH04226057A JP3104345A JP10434591A JPH04226057A JP H04226057 A JPH04226057 A JP H04226057A JP 3104345 A JP3104345 A JP 3104345A JP 10434591 A JP10434591 A JP 10434591A JP H04226057 A JPH04226057 A JP H04226057A
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JP
Japan
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refrigerant
boiling point
boiling
cooling
liquid
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JP3104345A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Yamada
光隆 山田
Kishio Yokouchi
貴志男 横内
Nobuo Kamehara
亀原 伸男
Koichi Niwa
丹羽 紘一
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体浸漬液冷用冷媒及
びこれを用いた沸騰液冷式電子機器に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、発熱体を冷媒に直接浸漬して冷
却する場合は、発熱体と冷媒との温度差ΔTと、発熱体
の単位表面積から冷媒が除去する熱流束W/cm2 と
の間には図2(a)(b)に示す関係がある。発熱体の
温度が上昇すると、まず対流域において、熱流束はΔT
に比例して増加するが、核沸騰域に移るときは、熱流束
が増加せずに突沸する傾向がある。その後に、核沸騰域
が続き、やがて膜沸騰域に遷移するときに熱流束は最大
値を示す。
【0003】半導体素子を直接浸漬して冷却するときに
、低沸点冷媒とこれより沸点の高い冷媒とを混合するこ
とが知られている。本発明者等は、半導体素子の冷却技
術として、半導体素子を液体に直接浸漬して冷却する方
法を開発して来た。それらの方法は、■「半導体素子用
の沸騰冷却モジュール」米国特許第 4704658号
、■「LSI を液体に直接浸漬してコンピュータを冷
やす」日経エレクトロニクス1987.7.13(no
.425)p167 〜176 、■「沸騰冷却におけ
る過熱現象」1982年(昭和57年)秋季第43回応
用物理学会学術講演会講演予稿集昭和57年9月28日
〜30日p569,29p−F−3、■「液冷式電子機
器」特開昭59−125643号公報、■「Immer
sion Cooling for High−Den
sity Packaging」IEEE TRANS
ACTIONS ON COMPONENTS,HYB
RIDS,AND MANUFACTURING TE
CHNOLOGY vol.CHMT−12、No.4
、December 1987 、p643〜646 
、■「STUDIES ON IMMERSION C
OOLING FOR HIGH DENSITY P
ACKAGING 」ISHM’87 Proceed
ing p175 〜180、■「半導体素子の冷却技
術」半導体・集積回路技術第24回シンポジウム講演論
文集昭和58年6月2日、3日p30〜35、等に出願
或いは発表している。
【0004】上記■米国特許 4704658号は冷媒
としてフレオン(C2Cl3F3)(b.p.49℃)
 、C5F12(b.p.30℃) 、C6F14(b
.p.56℃) 等を記載し、沸騰冷却モジュールとし
て、本願明細書の第3図〜第11図に示されるものを開
示した。■日経エレクトロニクス1987.7.13.
(no.425)p167はLSI 浸漬液冷用の冷却
液として化学的に安定なフッ化炭素、分子量が数百のフ
ッ化炭素は沸点30〜 150℃の無色透明な液体であ
り、沸点56℃のフッ化炭素(パラフルオロヘキサン)
を用いる例を示す。又、2成分以上の混合液体では特定
の沸点をもたず、ある温度範囲の沸騰領域を持つことに
着目し、複数成分の冷却液を使用してオーバーシュート
を低減する沸点56℃(パラフルオロヘキサン)と沸点
 101℃(パラフルオロ−2−オクタノン)の2種類
のフッ化炭素の混合比が20:80のときにオーバーシ
ュート極小値となることを記載する。
【0005】■第43回応物講演予稿集p569 29
P−F−3は沸点が50℃、 100℃の二種類の単一
成分を混合した二成分系冷媒において理想的な核沸騰開
始点からのズレである過熱のほとんどない沸騰が可能で
あることを記載する。 ■特開昭59−125643号公報は、沸点が10℃以
上相異なる2種のフルオロカーボンまたはフレオンをそ
れぞれ10重量パーセント以上少なくとも含有する冷却
用液体として、沸点50℃のフルオロカーボン(FC−
78,C4NOF11)と沸点 102℃のフルオロカ
ーボン(FC−75,C7F16CO) の80:20
重量%混合冷却用液体を記載し、炭素数5〜9個のフッ
素炭素系化合物のフルオロカーボンが好ましいことを記
載する。
【0006】■Vol.CHMT−12 、No.4,
1987,p643はFX−3250(b.p.56℃
,3M)とFX−3300(b.p.102 ℃,3M
)のフルオロカーボンの混合冷却液としてFX3250
:FX−3300 =80:20の混合比の時最小オー
バーシュートとなることを記載する。■1SHM’87
proceedings p175 はパーフルオロカ
ーボン(Perfluorocarbon C6F14
b.p.56℃)が室温で冷却液として適切であること
を記載する。又C6F14(b.p.56℃) を冷媒
に用いた時、膜沸騰が10W/cm2 の熱流束である
ことを記載する。
【0007】■半導体・集積回路技術第24回シンポジ
ウム講演論文集30頁はフレオンを用いた沸騰冷却能力
が20W/cm2 であることを記載する。又、最大の
熱流束は各液体の気化熱に関係がある。冷却液の沸騰に
よる気泡の大きさは、液体の表面張力に関係があり、液
体ヘリウムの表面張力は0.12dyn/cmと小さい
ので気泡も小さい。その結果、液体ヘリウム中では素子
の間隔を狭くすることができ、3次元的な高密度実装が
可能であることを記載する。
【0008】本発明者らは、上記において、下記その他
をデータで示した。半導体素子の沸騰冷却モジュールの
冷却液としてa)化学的に安定な炭素−フッ素結合で構
成される化合物であるフッ化炭素が好ましい。 b)分子量が数百、沸点が30〜 150℃のフッ化炭
素がある。 c)沸騰冷却の理想的な核沸騰開始点からのズレである
過熱(オーバーシュート)を、沸点が異なるフッ化炭素
の二成分系冷媒(多成分系冷媒)を用いることにより低
減でき、最適組成とすることによりオーバーシュートを
極小としうる。
【0009】d)沸点が異なるフッ化炭素の多成分冷媒
としてパラフルオロヘキサン(C6F14 b.p.5
6℃) とパラフルオロ−2−オクタノン(C8F16
O b.p.101℃) の系;フルオロカーボン(F
C−78、C4NOF11 b.p.50℃) とフル
オロカーボン(FC−75、C7F16CO b.p.
 102℃) の系;フルオロカーボン(FX−325
0、3M、b.p.56℃) とフルオロカーボン(F
X−3300、3M、b.p. 102℃) の系が挙
げられる。
【0010】e)浸漬沸騰冷却はフッ化炭素を用いたと
きの冷却能力の限界はおよそ20W/cm2 である。 f)強制対流サブクール冷却では 100W/cm2 
の冷却も可能である。 g)冷却用液として炭素数5〜9のフッ素、炭素系化合
物が好ましい。 h)サブクール冷却能は10W/cm2 である。
【0011】i)C6F14 b.p.56℃の気泡径
は0.5mmで、液体He の気泡径は0.05mmで
ある。気泡径は表面張力に依存する。液体He の表面
張力はC6F14 の表面張力より2オーダー小さい。 C6F14 を用いる液冷ではLSIチップ間間隙は2
mmまで狭くしうる。 j)フレオンの沸騰冷却能力は20W/cm2 と大き
い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの研
究成果を基礎として成されたものであり、冷媒の膜沸騰
温度の上昇を半導体素子の許容温度に抑制しながら、冷
媒が半導体素子の単位表面積から除去できる最大熱流束
を増加させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、半導体素子を直接浸漬して冷却する冷媒
であって、沸点が30℃〜 100℃の弗化炭素よりな
る低沸点冷媒にこれより沸点が 100℃以上高い弗化
炭素よりなる高沸点冷媒を低沸点冷媒をベースとして2
0体積%未満混合したことを特徴とする冷媒を提供する
【0014】本発明は沸点30〜 100℃の弗化炭素
の低沸点冷媒に、沸点 215℃あるいは沸点253℃
の弗化炭素の高沸点冷媒を必要最低限の量添加すること
により、今まで予期あるいは予想もされ得なかった、沸
騰冷却液媒体の表面張力を減小させる作用効果を発見し
たことに基くものである。冷媒の表面張力が減小するの
で、沸騰により生ずる気泡は小さくなり、膜沸騰遷移温
度における冷却能力が増加する。沸騰により生ずる気泡
が小さくなるので、基板に搭載されたLSIモジュール
チップ間の間隙を、冷媒の最大熱流束を変えることなく
、狭くすることが可能となり、高密度実装が可能となる
【0015】こうして、本発明は、同様に、被冷却物を
液体に浸漬して発熱部を主として沸騰液冷する沸騰液冷
式電子機器において、該液体が沸点が30〜 100℃
の弗化炭素よりなる低沸点冷媒と、これより沸点が 1
00℃以上高い弗化炭素よりなる高沸点冷媒を該低沸点
冷媒をベースとして20体積%未満含有することを特徴
とする沸騰液冷式電子機器を提供する。
【0016】低沸点冷媒の沸点は30〜 100℃でな
ければならない。半導体素子は、最高接合温度が約85
℃で、冷却温度マージンが約15℃であることから、約
85℃以下、好ましくは70℃以下の温度に冷却される
必要がある。そこで、室温で高い冷却効果を得るために
は低沸点冷媒の沸点がこの範囲にあることが必要で、好
ましい沸点は30〜 100℃、より好ましくは30〜
60℃の範囲内である。低沸点冷媒の沸点が室温より低
いと、強制的に室温以下に冷却する必要が生じ効率が悪
い。
【0017】冷媒は、低沸点成分も高沸点成分も共に弗
化炭素類から選択する。冷媒は被冷却物との反応性のな
いものである必要があり、化学的安定性から弗化炭素が
最適である。ここに弗化炭素類は主として炭素を主骨格
とする炭化水素類の水素の全部あるいは殆んどを弗素で
置換した炭素−弗素結合の多い構造を有する化合物であ
るが、炭素、弗素の他に多少の酸素、窒素、硫黄などの
原子を含んでもよい。沸点が30〜 100℃の弗化炭
素の具体例としては、CF3(CH2)4CF3(FC
−86、沸点56℃) 、
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】 などがある。
【0020】高沸点冷媒は沸点が低沸点冷媒より 10
0℃以上高い弗化炭素類よりなる冷媒である。沸点の差
が 100℃以上高い弗化炭素類成分を少量添加するこ
とによって、冷媒の核沸騰から膜沸騰へ移るときの限界
熱流束を大幅に向上させることができることが見い出さ
れた。その結果、冷媒の冷却能力が飛躍的に向上する。 冷媒の沸点の差が小さいと、この効果も所望の如く大き
くない。 冷媒の沸点の差はより好ましくは 150℃以上である
【0021】具体的には、高沸点冷媒は沸点が 150
以上、特に 150〜 260℃の弗化炭素類から選択
することが好ましく、例えばC13F26(FC−40
、沸点 155℃) 、FC−43(沸点 174℃)
、FC−71(沸点 253℃)
【0022】
【化3】
【0023】
【化4】
【0024】などがある。高沸点冷媒は、低沸点冷媒を
ベースとして20体積%未満、より好ましくは9体積%
以下、さらに好ましくは1.5〜6体積%混合する。高
沸点冷媒の量が多すぎると、膜沸騰温度が上昇しすぎて
、半導体素子の信頼性に問題を生じる。図2を参照して
前記した如く、発熱体を冷媒中に直接に浸漬して冷却す
る場合、発熱体の温度上昇と共に自然対流から核沸騰へ
至り、さらに膜沸騰へ移る。そして、自然対流の場合よ
りも核沸騰の場合の方が熱流束が一段と大きく、核沸騰
から膜沸騰へ移ると熱流束が低下する。従って、自然対
流から核沸騰までの温度領域で冷却することが効率的で
あり、しかも核沸騰から膜沸騰へ移るときの限界熱流束
(最大熱流束)が大きい冷媒を用いることが望ましい。 本発明の冷媒は、この自然対流から核沸騰の温度領域、
主として核沸騰の温度領域で半導体素子を冷却するもの
であり、かつ被冷却体の単位面積当りの熱流束を大幅に
改良した冷媒である。理論に拘束されることは望まない
が、沸点が 100℃以上高い弗化炭素類からなる高沸
点冷媒を20体積%未満混合することによって、冷媒の
表面張力が小さくなるために膜沸騰に至るまでの熱流束
が大きくなると考えられる。こうして、本発明の弗化炭
素の混合冷媒は高い安定性と効果的な熱輸送能力の為に
常温近傍での冷却媒体として適切である。LSI搭載基
板間の間隙は冷媒の性質に依存するが、本発明の弗化炭
素混合冷媒を用いることにより、間隙を2mmないし、
0.8mmにまで、膜沸騰を生ずることなく、低減する
ことが出来る。この間隙は冷媒の沸騰により発生する気
泡の大きさに依存するので、高い冷却能力を維持して、
LSIチップ間の間隙を狭くすることが可能となり、高
密度実装が可能となり、高冷却能を有する液冷装置全体
の小型化・コンパクト化が可能となる。
【0025】上記は本発明がなされた開発経緯と、本発
明の作用・効果を述べたが、公知例を検索して調べた主
な冷却用液体について以下に要約する。東芝は特公昭5
1−20742号公報、特公昭51−20743号公報
、特公昭53−20319号公報、特開昭59−580
8号公報等にトランジスタやサイリスタなどの冷却に適
する冷却用液体、油入変圧器等の冷却に適する冷却用液
体、トランジスタ、サイリスタ、集積回路部品及び変圧
器等で使用される沸点可変の冷却用液体を記載する。こ
れらはフレオン(R113,R112) にシリコーン
オイルを混合した冷却用液体であり、冷却機構はガス−
凝縮液化、あるいは、気泡による破壊電圧低下を防止す
る為気泡発生に対する抑制効果、もしくは、フレオンの
化学作用抑制効果、沸点を調整する等の為にシリコーン
オイルを含むものである。
【0026】日立は特開昭49−68674号公報、特
開昭52−38662号公報、特開昭61−10469
6号公報に沸点の異なる二種の冷媒を封入した半導体装
置(不凝縮性の空気又は窒素を封入時に除去し、熱抵抗
を低減する)を記載する。 特に、特開昭61−104696号公報は沸点差が70
℃以上である2種以上の成分からなる非共沸混合冷媒を
記載する。 この非共沸混合冷媒を用いる理由は、冷媒の冷却性能を
支配する蒸発潜熱が改善されるからとされていることか
ら認められるように、この冷媒は本発明の冷媒のように
核沸騰領域を利用するものではなく、従って本発明の冷
媒を示唆するものではなく、また低沸点冷媒の沸点は氷
点下のものが使用されていて本発明の目的からは使用し
づらいものである。
【0027】本発明の冷媒は、これらに対し、混合冷媒
がいずれも弗化炭素類であること、室温で主として核沸
騰領域を利用する冷媒であること、低沸点冷媒の沸点が
30〜100℃の範囲であること、高沸点冷媒は低沸点
冷媒に対し沸点差が 100℃以上であることを特徴と
する点において異なる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明について図面を参照しながら説明する。 図3は沸騰冷却用冷媒の冷却能力を測定する装置の断面
図を示す。冷却容器1と循環冷却器2と冷却用媒体であ
る水の入口側と出口側の配管3,4が設けられる。冷却
容器1は二重構造をとり、内側の容器11には沸騰冷却
能力を測定する弗化炭素からなる冷媒7が入れられ、外
側の容器12には循環冷却器2で所定温度に冷却された
水が配管3,4を介して流れるように構成され、内側容
器11と外側容器12の間には熱伝達効率を上げるフィ
ン5が設けられている。
【0029】冷却容器1の内側容器11に冷媒として沸
点56℃のフルオロカーボンに高沸点成分の沸点 21
5℃又は沸点 253℃のフルオロカーボンを所定量添
加した混合冷媒を400ml入れ、LSIモデルとして
13mm口のSi チップを浸漬した。Si チップの
浸漬法としては、Si チップ21の端部で支持し、S
i チップの両面より沸騰冷却が行われる両面冷却型図
4(a)、及びSi チップ21が搭載されたセラミッ
ク基板23を浸漬し、Si チップの片面側より沸騰冷
却が行われる片面冷却型図4(b)、について各々測定
した。両面冷却型は片面冷却型の約2倍の熱流束が得ら
れる。発熱体は、13mm口Si チップ21の両面も
しくは片面にNiCr薄膜24を形成し、容積 500
mlの内側容器11内にSi チップ21が水平配置と
なるように支持体22で支持し、上記冷媒7に浸漬し、
発熱体の熱流束値を変化させ、Si チップ21の表面
温度を測定した。温度測定は発熱体表面に溶接した銅コ
ンスタンタン熱電対25を用いて行った。
【0030】図5は低沸点成分として沸点56℃のFX
3250 (3M社製) を用い、これに、高沸点成分
として沸点 215℃のFC−70(3M社製) を0
,3,6,9体積%添加混合した弗化炭素混合冷媒を用
いた時の熱流束(W/cm2 )と冷媒の温度との関係
を示す。冷媒の温度は0.1mmφ銅−コンスタンタン
熱電対で測定した。尚、循環冷却器2から冷却容器1の
外側容器12に送られる冷却水の入口温度は5〜18℃
で、外側容器12から排出される冷却水の出口温度は8
〜22℃であり、冷却水の送水量は 250ml/mi
n であった。
【0031】図5から明らかな如く、沸点56℃のFX
3250に沸点 215℃のFC−70 を3〜9体積
%添加した混合冷媒液体は、FX3250単独の冷媒液
体に比較し、同一の冷媒液体温度に対し、10℃の時1
.47〜1.56倍;20℃の時、1.70〜1.80
倍と約1.5〜1.8倍熱流束が大となり、冷却能力が
著しく向上している。尚、この時のSi チップは図4
(a)の如く、両面冷却型で冷却されている。
【0032】図6は低沸点成分として沸点56℃のFX
3250(3M社製) を用い、これに高沸点成分とし
て沸点 253℃のFC71(3M社製) を0,1.
5,3,4.5,6,9体積%添加混合した弗化炭素混
合冷媒を用いた時の熱流束(W/cm2 )と冷媒の温
度との関係を示す。図から明らかな如く、高沸点成分の
FC71を添加混合することにより、同一の冷媒液体温
度に対して、熱流束(W/cm2 )は10℃の時1.
43〜1.85倍;20℃の時1.60〜2.33倍大
きく、冷却能力が向上している。
【0033】図7は表面に形成したNiCr薄膜抵抗体
を有する上記Si チップ発熱体を冷却する沸騰冷却液
に浸漬して、図4(a)の両面冷却を行ない、発熱体の
熱流束値を変化させ、Si チップ発熱体の表面温度お
よび冷媒の飽和温度を測定し、自然対流から核沸騰に遷
移する際の過熱現象による核沸騰直前の過熱の大きさを
Si チップの表面温度から測定したものである。
【0034】図7でSi チップ発熱体を冷却する沸騰
冷却液体に低沸点成分として沸点56℃のFX3250
(C6F143M社製) を用い、これに高沸点成分と
して沸点 253℃のFC−71 を1.5体積%添加
した混合冷媒を用いる例を示す。比較の為FX3250
単独で冷媒として用いる例も示す。図でタテ軸は熱流束
を示し、横軸はチップの過熱度を示す。図より、高沸点
成分のFC−71 を1.5体積%含む混合冷媒では、
冷媒温度を10℃に制御した時、熱流束50W/cm2
 、チップの過熱度54℃が得られた。比較例として示
すFX3250低沸点成分単独の冷媒では、熱流束27
W/cm2 、チップの過熱度は42℃であった。即ち
、チップ温度は各々64℃、52℃となる。即ち、Si
 チップ発熱体の過熱度は高くなるものの、限界熱流束
は約1.85倍となり、冷却能力が向上する。
【0035】図8は低沸点成分として沸点30℃のC5
F12(3M社あるいはダイキン工業社製) を用い、
これに高沸点成分として沸点 253℃のFC71(3
M社製) を0,3,6体積%添加混合した弗化炭素混
合冷媒を用いた時の熱流束(W/cm2 )と冷媒液体
の温度との関係を示す。図から明らかな如く高沸点成分
のFC71を添加混合することにより冷媒液体温度10
℃の時、1.71〜1.87倍;20℃の時1.53〜
1.65倍熱流束が大となり、冷却能力が向上する。
【0036】図9は、低沸点成分として沸点30℃のC
5F12(ダイキン社製) を用い、これに高沸点成分
として沸点 253℃のFC−71(3M社製) を0
〜9体積%添加混合した弗化炭素混合冷媒を用いた時の
FC−71 の添加量と冷媒の限界熱流束(W/cm2
 )の関係(□−□)及び、FC−71 の添加量とチ
ップ温度の関係(○−○)を示すグラフである。尚、冷
媒温度は15℃に制御した。図より明らかな如く、高沸
点成分としてのFC−71 の添加量増加につれて、限
界熱流束は3体積%までは、35W/cm2 から65
W/cm2 に急激に上昇するが、それ以上の3〜9体
積%までは限界熱流束の上昇は緩かになる。一方、チッ
プ温度はFC71の添加量にほぼ比例して、47℃から
FC−71 が6Vol%の84℃に上昇する。
【0037】次に、図1に高沸点成分冷媒の添加量と最
大熱流束(片面冷却)との関係を示す。低沸点冷媒に混
合する高沸点冷媒の添加量を変えた混合冷媒に基板上に
搭載された半導体素子を直接浸漬(片面冷却型)して、
素子の発熱中は混合冷媒を冷却して20℃に保った。他
方、半導体素子は膜沸騰遷移温度における発熱量を測定
して単位表面当りの最大熱流束(W/cm2 )を求め
、これと低沸点冷媒の量をベースとする高沸点冷媒の添
加量(体積%)との関係を求めた。いずれの混合冷媒の
場合も、低沸点冷媒としては沸点56℃の冷媒(FX−
3250)を使用し、高沸点冷媒は、実施例A,B,C
としてそれぞれ沸点 253℃、 215℃及び 16
5℃の冷媒(FC−71,FC−70,FC−5311
) 、比較例Dとして特開昭59−125643号公報
の沸点101 ℃の冷媒(FC−104) を使用した
【0038】得られた結果を図1に示す。実施例(A)
,(B)の場合は、表面張力の減少によって素子から離
れる気泡が小さくなり、膜沸騰遷移温度における最大熱
流束が30W/cm2 程度に増加する。(C)の場合
最大熱流束は24W/cm2 程度に増加する。これに
対して特開昭59−125643号公報の実施例による
比較例(D)では、最大熱流束は20W/cm2 であ
り、無添加の18W/cm2 よりほとんど増加しない
【0039】なお、低沸点冷媒をベースとする高沸点冷
媒の添加量が3〜5体積%で、最大熱流束はほぼ一定と
なる。また添加量が20体積%以上では膜沸騰温度が上
昇し過ぎるので、半導体素子の信頼性に問題を生じる。 図10は本発明の実施に使用する液冷モジュールの斜視
図、図11はこの断面図、また図12は部分拡大断面図
である。
【0040】液冷モジュール31は金属製の容器32の
両側面が窓開けされていて、そこにLSIなどのチップ
33を複数個装着したセラミック回路基板34が内側か
ら封着してある。また液冷モジュール31の上部には冷
却水を供給する給水管35が設けられている。
【0041】液冷モジュール31の内部には複数個の熱
交換パイプ36が設けられていて、その中を冷却水が循
環しており、この内の冷媒37に浸る部分の上には多孔
質金属からなる気泡トラップ38が固定して設けてある
。セラミック回路基板34の上で上下に配列したチップ
33の間には気泡誘導板39が設けられていてチップ3
3から発生した冷媒ガスを気泡トラップ38に導くよう
になっている。
【0042】セラミック回路基板34はガラスセラミッ
クなどからなり多層化されているが、この裏面には多数
のリードピン40が埋め込み形成されており、コネクタ
接続が可能なように構成されている。液冷モジュール3
1においては、複数個のチップ33を搭載したセラミッ
ク回路基板34は裏側に設けたリードピン40によって
コネクタ接続を行うもので、チップ33はフリップチッ
プボンディング法によってセラミック回路基板34の配
線パターンに溶着しており、基板内のバィアホールによ
ってリードピン40に回路接続されている。
【0043】気泡トラップ38はチップ33より気化し
たガスを効果的に液化するために設けたものである。な
お気泡トラップ38には20個/cm3 の気孔(直径
約0.5〜0.6mmに対応)が設けてあり、また熱交
換パイプ36には1l/分の速度で冷却水が流れている
。一般的に、気泡トラップは約15〜50個/cm3 
の気孔を持つべきである。
【0044】気泡トラップありの場合の特性は、なしの
場合の特性に較べて遙かに優れており気泡トラップ38
の存在によって気泡の液化が促進され、チップ33の温
度上昇が抑制される。なお熱交換パイプ36を冷媒中に
設ける場合と液上の空間に設ける場合の差については空
間に設けると浮上し破裂した気泡の飛沫の付着などによ
ってパイプが濡れて効率の低下を招き易く、そのため冷
媒中に気泡トラップ38を設け、ここに溜った気泡を液
化する場合が最も効率がよい。
【0045】気泡トラップ38として多孔質金属を用い
て気泡をトラップするものの、冷媒37は容易に通過で
きるようにすることにより、冷媒37の循環を助長する
。また気泡誘導板39はチップ33の表面から発生する
気泡を効果的に気泡トラップ38に導くためのもので、
冷媒に不溶性な材料からなる気泡誘導板39をチップ3
3の直上に気泡トラップ38に近接して配置することに
よって気泡の殆どを気泡トラップ38に導くことができ
る。
【0046】気泡誘導板のある場合の特性は、ない場合
の特性に較べて遙かに優れており、この存在によりチッ
プ33の温度上昇が抑制される。図13は本発明に用い
る液冷構造(その2)であって、集積度の高い半導体チ
ップ(以下略してLSI)63は多層セラミックなどの
回路基板64にフリップチップボンディングなどの方法
で回路接続されており、基板は冷却容器65の底部に装
着され図示を省略したコネクタ接続により、外部回路に
接続されている。
【0047】冷却容器65は二重構造をとり、内側の容
器には本発明の低沸点のフルオロカーボンからなる冷媒
66が入れられており、この冷媒66を上下に区画する
形で熱交換器67が設けられている。二重構造をとる冷
却容器65の外側には熱交換器67を通る冷却水が流れ
るように構成されている。
【0048】熱交換器67は冷媒66を自由に通過させ
るが発熱したLSI 63より沸騰して発生する気泡は
トラップされる構造であって、この実施例の場合は水平
に蛇行する複数の銅パイプが銅の発泡材で連結された構
成をとり、1cm3 当たりに約15〜50個の穴が開
いている。このような構成をとるとLSI 63より発
生する気泡は総て熱交換器67にトラップされ、ここで
冷却されて液化するので、冷却能力を向上することがで
きる。
【0049】図14は冷却構造(その3)を示すもので
、密閉された冷却容器75の中にはコネクタ78に装着
して固定された回路基板74があり、この上に複数のL
SI 73がフリップチップボンディング法により装着
されている。熱交換器を構成する熱交換パイプ79は1
本の連続したパイプが各段のLSI 73の間を屈曲し
て張りめぐらされた構造をとる。
【0050】この場合、LSI 73より発生する気泡
は必ず複数個の熱交換パイプ79に触れて浮上するので
、この際に冷却され、これにより冷却能力が向上し、ま
た均一に冷却される。図15は冷却構造(その4)を示
すもので、図14の改良形である。この構造においては
回路基板74は冷却容器75の側面に填め込む構造をと
る。
【0051】そしてこの上に装着し、縦に並んでいるL
SI 73の間には気泡ガイド板80があり、これに気
泡トラップ81が備えてあり、この下に複数個の熱交換
パイプ79が並んでいる。気泡トラップ81には穴があ
いており、冷媒76は自由に通過するが、気泡はこの下
にトラップされるようになっている。
【0052】実施例においては厚さ0.1mmのステン
レス板に0.5〜2mmの穴を開けたものを気泡トラッ
プ81として用いる。かかる構成をとるとLSI 73
より発生した気泡は気泡ガイド板80に当たって気泡ト
ラップ81に導かれ、熱交換パイプ79によって冷却さ
れ液化するプロセスをとる。
【0053】そのため冷却能力の向上が可能となる。図
16は冷却構造(その5)を示すもので、二重構造をと
る冷却容器95の内側の密封容器には複数個のLSI 
93がボンディングされている回路基板94があり、こ
のLSI 93の間にヒートパイプ92が設置されてい
て、ヒートパイプ92の一端は密封容器の隔壁を通って
冷却水が流れる外側容器97に突出している。
【0054】ヒートパイプ92の端は放熱板94に接続
しており、水冷されるようになっている。このような構
成をとることにより、LSI93の発熱により、これに
接するヒートパイプ92は温度上昇するが、他端が冷却
されているためにヒートパイプの中の冷媒が循環して冷
却され、効率のよい冷却が行われる。
【0055】ヒートパイプ92の冷媒としてメタノール
を用い良い結果を得ることができる。図17は冷却構造
(その6)を示すもので、冷媒を冷却容器105 より
外に取り出して強制循環させ、外部に設けた熱交換器(
ラジエータ)115 により冷却する構造である。この
場合、LSI 103 より発生した気泡は熱交換パイ
プ109 で冷却され部分的に液化するが、温度上昇し
た本発明の冷媒106 は熱交換器(ラジエータ)11
5 で冷却され、ポンプ116 により強制循環し、気
泡分離器117 を経て冷却容器105 に戻る構成を
とる。
【0056】このようにすると、冷媒106 は強制冷
却されるので効率の良い冷却を行うことができる。図1
8は複数の液冷モジュール31を組込んだシステムを示
す。各液冷モジュール31は図16と同様であるが、そ
れを三次元的に配置し、かつアルミニウムその他の材料
からなる箱32で覆っている(図10参照)。
【0057】
【発明の効果】本発明の混合冷媒は、従来技術の混合冷
媒に比べて、著しく最大熱流束が増加するので、高発熱
量の半導体素子を高密度で冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高沸点冷媒の添加量と最大熱流束との関係(片
面冷却)を示す図である。
【図2】冷媒と被冷却体(発熱体)との温度差と被冷却
体から除去される熱流束の関係を示す図である。
【図3】沸騰冷却用冷媒の冷却能力を測定する装置の断
面図である。
【図4】両面冷却型(a)及び片面冷却型(b)の冷却
装置の断面図である。
【図5】冷媒の熱流束と温度との関係を示す図である。
【図6】冷媒の熱流束と温度との関係を示す図である。
【図7】半導体素子の過熱度と熱流束の関係を示す図で
ある。
【図8】冷媒の温度と限界熱流束との関係を示す図であ
る。
【図9】高沸点冷媒の添加量と限界熱流束との関係を示
す図である。
【図10】液冷モジュールの斜視図である。
【図11】液冷モジュールの断面図である。
【図12】液冷モジュールの部分拡大断面図である。
【図13】液冷構造(その1)の断面図である。
【図14】液冷構造(その2)の断面図である。
【図15】液冷構造(その3)の断面図である。
【図16】液冷構造(その4)の断面図である。
【図17】液冷構造(その5)の断面図である。
【図18】液冷モジュールを複数組込んだシステムの斜
視図である。
【符号の説明】
1…冷却容器 2…循環冷却器 3,4…配管 5…フィン 7…冷媒 11…内側容器 12…外側容器 21…Si チップ 22…支持体 23…セラミック基板 25…熱電対 31…液冷モジュール 33…チップ 34…セラミック回路基板 36…熱交換パイプ 37…冷媒 38…気泡トラップ 39…気泡誘導板 40…リードピン 63,73,93,103…LSI  64,74,94,104…回路基板 65,75,95,105…冷却容器 66,76,96,106…冷媒 67…熱交換器 79…熱交換パイプ 80…気泡ガイド板 81…気泡トラップ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体素子を直接浸漬して冷却する冷
    媒であって、沸点が30℃〜 100℃の弗化炭素より
    なる低沸点冷媒にこれより沸点が 100℃以上高い弗
    化炭素よりなる高沸点冷媒を低沸点冷媒をベースとして
    20体積%未満混合したことを特徴とする冷媒。
  2. 【請求項2】  上記高沸点冷媒が沸点 150℃〜 
    260℃の弗化炭素である請求項1記載の冷媒。
  3. 【請求項3】  上記低沸点冷媒が沸点30〜56℃の
    弗化炭素であり、上記高沸点冷媒が沸点 215〜 2
    53℃の弗化炭素である請求項1記載の冷媒。
  4. 【請求項4】  上記高沸点冷媒がトリス(パラフルオ
    ロペンチル)アミン{(C5F11)3N }である請
    求項1記載の冷媒。
  5. 【請求項5】  上記高沸点冷媒がパラフルオロアント
    ラセン(C14F24)である請求項1記載の冷媒。
  6. 【請求項6】  上記高沸点冷媒がパラフルオロフェナ
    ントレン(C14F24)である請求項1記載の冷媒。
  7. 【請求項7】  上記低沸点冷媒がC5F12 または
    C6F14 である請求項1記載の冷媒。
  8. 【請求項8】  上記低沸点冷媒および高沸点冷媒が分
    子式 Cn F2n+2 またはCn F2n (nは
    正の整数)で表される請求項1記載の冷媒。
  9. 【請求項9】  被冷却物を液体に浸漬して発熱部を主
    として沸騰液冷する沸騰液冷式電子機器において、該液
    体が沸点が30〜 100℃の弗化炭素よりなる低沸点
    冷媒と、これより沸点が 100℃以上高い弗化炭素よ
    りなる高沸点冷媒を該低沸点冷媒をベースとして20体
    積%未満含有することを特徴とする沸騰液冷式電子機器
  10. 【請求項10】  上記高沸点冷媒が沸点 150〜 
    260℃の弗化炭素である請求項9記載の沸騰液冷式電
    子機器。
  11. 【請求項11】  上記低沸点冷媒が沸点30〜56℃
    の弗化炭素であり、上記高沸点冷媒が沸点 215〜 
    253℃の弗化炭素である請求項9記載の沸騰液冷式電
    子機器。
  12. 【請求項12】  上記高沸点冷媒を上記低沸点冷媒を
    ベースとして9体積%未満含有する請求項11記載の沸
    騰液冷式電子機器。
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