JPH04225909A - 低刺激性シャンプー組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はシャンプー組成物、特に
毛髪及び頭皮に対して低刺激性であるシャンプー組成物
に係わる。

【０００２】

【従来の技術】現在利用できる最も低刺激性のシャンプ
ーは、特に乳児用として市販されているシャンプーであ
る。乳児用シャンプーは普通両性界面活性剤をベースと
し、アニオン性の界面活性剤をベースとする、より通常
のシャンプーほどには泡立ちが良くない傾向を有する。

【０００３】概して、洗剤組成物の刺激性を低下させる
とその起泡力も低下する。

【０００４】この問題点は例えば、少なくとも５０重量
％のノニオン界面活性剤をアニオン界面活性剤及びベタ
インと共に含有するノニオン界面活性剤ベースの軽質洗
剤に係わる英国特許第２　　１６５　　８５５号（Ｃｏ
ｌｇａｔｅ−Ｐａｌｍｏｌｉｖｅ）において認識された
。ノニオン界面活性剤を高レベルで含有する上記洗剤の
ような組成物は、シャンプーとして用いるには不適当で
ある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、改善された
低刺激性と適当な起泡力とを併せ持つシャンプーの提供
を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
り、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及びノニオン
界面活性剤を入念に選択することによって達成できる。

【０００７】本発明は、水以外に （ａ）アニオン界面活性剤、 （ｂ）Ｐ含有ベタイン化合物でないことがその特徴であ
る両性界面活性剤、及び （ｃ）ＨＬＢが少なくとも８であるアルコキシル化した
、またはグリコシド性のノニオン界面活性剤を含有し、
その際（ａ）：（ｂ）：（ｃ）の重量比は０．９〜２．
２：０．５〜１．５：０．９〜２．０であり、（ａ）と
（ｂ）と（ｃ）とを合わせた総界面活性剤含量は８〜２
５重量％である低刺激性シャンプー組成物を提供する。

【０００８】アニオン界面活性剤 本発明の組成物は、アルキルスルフェート、アルキルエ
ーテルスルフェート、アルキルスルホネート、アルキル
アリールスルホネート、オレフィンスルホネート、アシ
ルサルコシネート、アシルタウライド、アシルイセチオ
ネート、モノアルキルスルホスクシネート、ジアルキル
スルホスクシネート、アシルラクチレート、アシル化ア
ミノ酸、アルキルカルボキシレート、モノアルキルホス
フェート及びジアルキルホスフェートの中から選択され
得るアニオン界面活性剤を含有する。

【０００９】本発明の組成物に含有させ得る適当なアニ
オン界面活性剤の例を下記の中から選択し得るが、アニ
オン界面活性剤の適当例は必ずしも下記に限定されない
。

【００１０】１）　　ナトリウムラウリルスルフェート
［例えばＡｌｂｒｉｇｈｔ＆　　Ｗｉｌｓｏｎから入手
可能なＥＭＰＩＣＯＬ　　ＣＸ］及びトリエタノールア
ミンラウリルスルフェート［例えばＡｌｂｒｉｇｈｔ　
　＆　　Ｗｉｌｓｏｎから入手可能なＥＭＰＩＣＯＬ　
　ＴＬ４０／Ｔ］などのアルキルスルフェート。

【００１１】２）　　ナトリウムラウリルエーテルスル
フェート［例えばＡｌｂｒｉｇｈｔ　　＆Ｗｉｌｓｏｎ
から入手可能なＥＭＰＩＣＯＬ　　ＥＳＢ７０］などの
アルキルエーテルスルフェート。

【００１２】３）　　ナトリウムアルカン（Ｃ１３−１
８）スルホネート［例えばＨｏｅｃｈｓｔから入手可能
なＨＯＳＴＡＰＵＲ　　ＳＡＳ　　３０］などのアルキ
ルスルホネート。

【００１３】４）　　ナトリウムアルキルベンゼンスル
ホネート［例えばＳｈｅ１１から入手可能なＴＥＥＰＯ
Ｌ　　ＣＭ４４］などのアルキルアリールスルホネート
。

【００１４】５）　　ナトリウムオレフィンスルホネー
ト（Ｃ５−１８）［例えばＨｏｅｃｈｓｔから入手可能
なＨＯＳＴＡＰＵＲ　　ＯＳ］などのオレフィンスルホ
ネート。

【００１５】６）　　構造式

【００１６】

【化１】 〔式中Ｒ３はＣ６−１４アルキルの中から選択され、ま
たＭはアルカリ金属、アンモニウム、及びアルカノール
アンモニウムのような置換アンモニウムの中から選択さ
れた対イオンである〕を有する、ナトリウムラウリルサ
ルコシネート［例えばＧｒａｃｅから入手可能なＨＡＭ
ＰＯＳＹＬ　　Ｌ−９５］などのアシルサルコシネート
。

【００１７】７）　　構造式

【００１８】

【化２】 〔式中Ｒ４はＣ８−１８アルキルの中から選択され、ま
たＭは式（１）に関して上段に規定したようなものであ
る〕を有する、ココナッツメチルタウリン［例えばＧＡ
Ｆから入手可能なＦＥＮＯＰＥＮ　　ＴＣ　　４２］な
どのアシルタウライド。

【００１９】８）　　構造式

【００２０】

【化３】 〔式中Ｒ５はＣ８−１８アルキルの中から選択され、ま
たＭは式（１）に関して上段に規定したようなものであ
る〕を有する、ナトリウムアシルイセチオネート［例え
ばＪｏｒｄｏｎから入手可能なＪＯＲＤＡＰＯＮ　　Ｃ
１］などのアシルイセチオネート。

【００２１】９）　　構造式

【００２２】

【化４】 〔式中Ｒ６はＣ１０−２０アルキルまたはＣ１０−２０
アルキルエトキシルの中から選択され、またＭは式（１
）に関して上段に規定したようなものである〕を有する
、ナトリウムラウリルスルホスクシネート［例えばＡｌ
ｂｒｉｇｈｔ　　＆　　Ｗｉｌｓｏｎから入手可能なＥ
ＭＰＩＣＯＬ　　ＳＬＬ］、マグネシウムアルキルスル
ホスクシネート［例えばＡＫＺＯから入手可能なＥＬＦ
ＡＮＯＬ　　６１６　　Ｍｇ］、ナトリウムラウリルエ
トキシスルホスクシネート［例えばＡｌｂｒｉｇｈｔ　
　＆Ｗｉｌｓｏｎから入手可能なＥＭＰＩＣＯＬ　　Ｓ
ＤＤ］、ココナッツモノエタノールアミドエトキシスル
ホスクシネート［例えばＥＭＰＩＣＯＬ　　ＳＧＧ］、
ジナトリウムラウリルポリグリコールエーテルスルホス
クシネート［例えばＣＨＥＭ−Ｙから入手可能なＳＵＲ
ＴＡＧＥＮＥ　　Ｓ３０］、及びポリエチレングリコー
ルスルホスクシネート［例えばＲＥＷＯから入手可能な
ＲＥＷＯＰＯＬ　　ＳＢＦＡ３０］などのモノアルキル
スルホスクシネート。

【００２３】１０）　　構造式

【００２４】

【化５】 〔式中Ｒ７とＲ８とは同じであるかまたは異なり、いず
れもＣ６−１４アルキルの中から選択され、またＭは上
段に規定したようなものである〕を有する、ナトリウム
ジラウリルスルホスクシネート［例えばＷｉｔｃｏから
入手可能なＥＭＣＯＬ　　４５００］、ナトリウムジオ
クチルスルホスクシネート［例えばＣｙａｎａｍｉｄか
ら入手可能なＡｅｒｏｓｏｌ　　ＯＴ］などのジアルキ
ルスルホスクシネート。

【００２５】１１）　　構造式

【００２６】

【化６】 〔式中Ｒ９はＣ６−１６アルキルの中から選択され、Ｍ
は上段に規定したようなものであり、ｎは１または２で
ある〕を有する、デカノイルラクチレート［例えばＰａ
ｔｔｅｒｓｏｎ，ＣＪから入手可能なＰＡＴＩＯＮＩＣ
　　１２２Ａ］などのアシルラクチレート。

【００２７】１２）　　ナトリウムラウロイルグルタメ
ート［例えばＡｊｉｎｏｍｏｔｏ　　Ｃｏ．Ｉｎｃ．か
ら入手可能なＡＣＹＬＧＬＵＴＡＭＡＴＥ　　ＬＳ−１
１］などのアシル化α−アミノ酸。

【００２８】１３）　　アルキルＣ１２−１４Ｏ（ＥＯ
）４ＯＣＨ２ＣＯ２Ｎａ［例えばＣＨＥＭ−Ｙから入手
可能なＡＫＹＰＯ　　ＲＬＭ　　３８］などのアルキル
（例えばエチル）カルボキシレート。

【００２９】１４）　　モノアルキルホスフェート、及
びジオクチルホスフェートなどのジアルキルホスフェー
ト。

【００３０】両性界面活性剤 本発明のシャンプー組成物は両性界面活性剤も含有する
。適当な両性界面活性剤は、脂肪族基が８〜１８個の炭
素原子を有し、直鎖状または分枝鎖状であり得、かつカ
ルボキシル、スルホネート、スルフェート、ホスフェー
トまたはホスホネートといったアニオン性水溶基も有す
る脂肪族第四アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニ
ウム化合物の誘導体である。

【００３１】好ましい両性界面活性剤には次のようなも
のが含まれる。

【００３２】１）　　構造式

【００３３】

【化７】 〔式中Ｒ１はＣ１−１６アルキルである〕を有する、ラ
ウリルジメチルベタイン［例えばＡｌｂｒｉｇｈｔ　　
＆　　Ｗｉｌｓｏｎから入手可能なＥＭＰＩＧＥＮＢＢ
］などのアルキルベタイン。

【００３４】２）　　構造式

【００３５】

【化８】 を有する、ココアミドプロピルベタイン［例えばＧｏｌ
ｄｓｃｈｍｉｄｔから入手可能なＴＥＧＯＢＥＴＡＩＮ
　　Ｌ７］などのアルキルアミドプロピルベタイン。

【００３６】３）　　構造式

【００３７】

【化９】 〔式中Ｒ２はＨ、−ＣＨ２ＣＯＯ−または−（ＣＨ２）
２ＣＯＯ−であり、Ｒ３は−ＣＨ２ＣＯＯ−または−（
ＣＨ２）２ＣＯＯ−である〕を有する、ココアンホグリ
シネート［ＧＡＦから入手可能］及びココアンホプロピ
オネートなどのアルキルアンホグリシネート及びアルキ
ルアンホプロピオネート。

【００３８】４）　　構造式

【００３９】

【化１０】 〔式中Ｒ２はＣ１２−１６アルキルアルキルアミドの中
から選択される〕を有する、ココアミドプロピルヒドロ
キシスルタイン［例えばＡｌｃｏｌａｃから入手可能な
ＣＹＣＬＯＴＥＲＩＣ　　ＢＥＴ−ＣＳ］などのスルタ
イン。

【００４０】最も好ましい両性界面活性剤は、ラウリル
ジメチルベタイン及びココアミドプロピルベタインであ
る。

【００４１】上記のような両性界面活性剤は、アニオン
界面活性剤の刺激性を緩和しつつ本発明のシャンプーの
起泡力に寄与すると看做される。

【００４２】ノニオン界面活性剤 本発明のシャンプー組成物は、ＨＬＢが８以上であるア
ルコキシル化した、またはグリコシド性のノニオン界面
活性剤も含有する。ＨＬＢ８以上のノニオン界面活性剤
は通常、本明細書中に規定したようなアニオン界面活性
剤及び両性界面活性剤との組み合わせにおいて透明な等
方性溶液をもたらす。好ましいノニオン界面活性剤とし
て、ポリオキシエチレンアルキルエステル及びポリオキ
シエチレンアルキルエーテル並びにアルキルポリグリコ
シドなどを挙げることができる。

【００４３】適当なポリオキシエチレンアルキルエステ
ルは、例えばＣＴＦＡ名“ポリソルベート８０”のアル
キルエステルで、これはソルビトールのオレエートエス
テルと無水ソルビトールとの混合物を約２０モルのエチ
レンオキシドと縮合させたものである。ソルビトールの
ラウレートエステルと無水ソルビトールとの混合物を約
２０モルのエチレンオキシドと縮合させた、ＣＴＦＡ名
“ポリソルベート２０”のアルキルエステルも適当であ
る。

【００４４】ポリソルベート８０及びポリソルベート２
０は、ＩＣＩ　　ＡｍｅｒｉｃａｓからＴＷＥＥＮ　　
８０及びＴＷＥＥＮ　　２０としてそれぞれ市販されて
いる。

【００４５】ＮＯＮＩＤＥＴ　　ＬＥ−８Ｔ（Ｓｈｅｌ
ｌ，　　Ｊａｐａｎ）またはＳＹＮＰＥＲＯＮＩＣ　　
９１−８Ｔ（ＩＣＩ）として市販されている平均８エト
キシル単位のＣ９−１１アルコールのポリエチレングリ
コールエーテル、及びＤＯＢＡＮＯＬ　　２５−９（Ｓ
ｈｅｌｌ，　　ＵＫ）として市販されている平均９エト
キシル単位のＣ１２−１５アルコールのポリエチレング
リコールエーテルも本発明の組成物に用いるのに適して
いる。

【００４６】特に有用なアルキルポリグリコシドには、
アルキル鎖がＣ８−１６であり得、かつ平均のグルコー
ス単位数が１〜２であるグルコースまたはグルコースオ
リゴマーのグリコシドが含まれる。適当例は、平均約１
．５グルコース単位のＣ１０−１２脂肪アルコールのグ
ルコシドであるＯＲＡＭＩＸ　　ＮＳ　　１０（ＳＥＰ
ＰＩＣから市販）である。

【００４７】本発明のシャンプー組成物に用いるアニオ
ン界面活性剤：両性界面活性剤：ノニオン界面活性剤の
重量比は０．９〜２．２：０．５〜１．５：０．９〜２
．０、好ましくは０．９〜２．２：０．９〜１．２：０
．９〜２．０であり、また総界面活性剤レベルは組成物
の８〜２５重量％、好ましくは１０〜１８重量％である
。

【００４８】組成物が全部で８重量％未満の界面活性剤
しか含有しないと、起泡力が不十分となる。

【００４９】本出願人は、３種の界面活性剤を上段に規
定した重量比の組み合わせで用いることによってより優
れた低刺激性と十分な起泡特性とを有するシャンプーを
実現できることを発見した。

【００５０】３種の界面活性剤から成る３成分混合物の
成分重量比に低刺激性と起泡性とを同時に達成する上記
組み合わせが存在するとはきわめて意外であるが、驚く
べきことにこの組み合わせ以外の重量比ではシャンプー
の起泡レベルが低かったり、低刺激性が不十分だったり
する。重量比の正確な組み合わせは、組成物に用いる個
々の成分に応じて僅かに変化する。

【００５１】任意の３成分混合物に関して低刺激性と起
泡性とを同時に達成する成分重量比の組み合わせを決定
するうえで最も重要な因子はアニオン界面活性剤である
と考えられる。用いるアニオン界面活性剤の種類が重量
比の組み合わせに及ぼす影響は、用いる両性界面活性剤
またはノニオン界面活性剤の種類が及ぼす影響より大き
い。

【００５２】本発明による低刺激性シャンプーは好まし
くは、アニオン界面活性剤と、ココアミドプロピルベタ
インと、Ｃ９−１１（８ＥＯ）第一アルコールエトキシ
レートとの混合物を用いて製造し得る。（ａ）：（ｂ）
：（ｃ）の重量比は用いるアニオン界面活性剤の種類に
よって決まる。

【００５３】例えば、アニオン界面活性剤がアンモニウ
ムラウリルスルフェートから成る場合、重量比（ａ）：
（ｂ）：（ｃ）の低刺激性−起泡性組み合わせは０．９
〜１．２：０．９〜１．２：１．０〜２．０となる。

【００５４】アニオン界面活性剤がナトリウムラウリル
スルフェート２ＥＯである場合は、重量比（ａ）：（ｂ
）：（ｃ）の低刺激性−起泡性組み合わせは１．２〜１
．９：０．９〜１．２：０．９〜１．２となる。

【００５５】アニオン界面活性剤としてナトリウムラウ
リルスルフェート３ＥＯを用いた場合は、重量比（ａ）
：（ｂ）：（ｃ）の低刺激性−起泡性組み合わせは１．
３〜２．２：０．９〜１．２：０．９〜１．２である。

【００５６】本発明の組成物に上記以外の界面活性剤を
用いた場合の、低刺激性と起泡性とを同時に達成する重
量比の組み合わせは当業者には直ちに判明しよう。

【００５７】その他の成分 本発明の組成物はシャンプーの形態を取り得る。その際
、本発明の組成物は上記成分以外にも少量の抗菌剤、起
泡増進剤、真珠箔、香料、染料、着色剤、防腐剤、増粘
剤、タンパク質、シリコーンポリマーのようなポリマー
、リン酸エステル、日焼け防止剤、ふけ防止剤及び緩衝
剤などを含有し得る。適当な増粘剤にはＣＴＦＡ名“Ｐ
ＥＧ　　５５プロピレングリコールジオレエート”を有
する、ポリオキシエチレン−プロピレングリコールジオ
レエートから成るＡＮＴＩＬ　　１４１（Ｇｏｌｄｓｃ
ｈｍｉｄｔ）、及びポリエチレングリコールジステアレ
ートであるＲＥＷＯＰＯＬ　　ＰＥＧ　　６０００　　
ＤＳ（Ｒｅｗｏ）が含まれる。

【００５８】本発明は特にシャンプー組成物に係わるが
、改善された低刺激性を有し、かつ十分な起泡力を保持
する本発明の組成物が浴用及びシャワー用発泡ゲル製品
や洗顔組成物といったシャンプー以外の製品にも適して
いることは当業者には明らかであろう。

【００５９】

【実施例】本発明のシャンプーの低刺激性及び起泡性を
明示するために、次のような比較例を実施した。本発明
によるシャンプーＡ、Ｂ及びＣを、唯一の界面活性剤と
してＳＬＥＳ　　３ＥＯを含有するシャンプー、並びに
ノニオン界面活性剤及び両性界面活性剤をベースとする
市販の乳児用シャンプーと比較する。

【００６０】比較例 シャンプーＡ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量％アンモニウムラウリルスル
フェート　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　４ココアミドプロピルベタイン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　４ＴＷＥＥＮ　　８０　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　残りシャンプーＢ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量％ナトリウムラウリルエーテ
ルスルフェート２ＥＯ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　６ココアミドプロピルベタイン　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　４ＮＯＮＩＤＥＴ　　ＬＥ−８Ｔ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　４水　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残りシ
ャンプーＣ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量％ナトリウムラウリルエーテ
ルスルフェート３ＥＯ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　８ココアミドプロピルベタイン　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　４ＮＯＮＩＤＥＴ　　ＬＥ−８Ｔ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　４水　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残り刺
激性の評価 刺激性を、小麦胚酸性ホスファターゼ（ＷＧＡＰ）技術
（Ｃ．　　Ｐｒｏｔｔｅｙ，　　Ｄ．　　Ｏｌｉｖｅｒ
　　ａｎｄ　　Ａ．　　Ｃ．　　Ｃｏｘｏｎ，　　Ｉｎ
ｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　　Ｊｏｕｒｎａｌ　　ｏｆ　
　Ｃｏｓｍｅｔｉｃ　　Ｓｃｉｅｎｃｅ，６，　　２６
３，２７３）で測定した。

【００６１】総量１．０ｍｌの試験溶液に、５０ｍＭの
シトレート緩衝液（ｐＨ４．８）と、０．５ｍＭの４−
メチルウンベリフェリルホスフェート（Ｓｉｇｍａ）と
、酸性ホスファターゼ酵素（Ｋｏｃｈ　　Ｌｉｇｈｔ）
と、試験シャンプーとを含有させた。溶液を３７℃で１
時間インキュベートした。グリシン緩衝液（０．２Ｍ、
ｐＨ１０．５）を添加して反応を終了させた。遊離した
４−メチルウンベリフェロン（Ｓｉｇｍａ）の蛍光をｐ
Ｈ１０．５で測定した。

【００６２】遊離した４−メチルウンベリフェロンの量
が少ないほど酵素阻害が起こっており、即ち界面活性剤
系の刺激性が高い。

【００６３】起泡力の評価 シャンプーを用いて発生させた気泡は、その構成及び使
用法を以下に述べるフォームマシンで評価することがで
きる。

【００６４】フォームマシン 多孔ピストンを試験組成物と、適当に処理した支持体と
に作用させることにより、ガラス製メスシリンダー内で
気泡を発生させた。支持体をピストンで繰り返し圧縮し
たり、膨張させたりすることによって組成物に空気を通
し、気泡を発生させた。発生した気泡はピストン板上に
堆積した。その後、ピストンがその最下点に達した時に
シリンダーの目盛りを用いて気泡の体積を読み取った。 器具は包囲し、３８℃の一定温度下に空気を供給した。

【００６５】フォームマシンの機能の詳細は次のとおり
である。けん縮ナイロン繊維を、スクアレン、コレステ
ロール、長鎖脂肪酸、長鎖トリグリセリド及びデシルオ
レエートから成る人造皮脂を２．５重量％含有する大量
のジクロロメタン溶液に１時間浸漬した。溶剤をこぼし
て除去し、残留溶剤を蒸発させて繊維を乾燥した。皮脂
処理したナイロン繊維は、洗髪時に本発明の組成物が通
常適用されるであろう脂染みたヒトの毛髪の模擬物とし
て用意する。

【００６６】内径３．８ｃｍのガラス製メスシリンダー
内に、２個のポリウレタンフォームディスク（直径３．
８ｃｍ、高さ１．０ｃｍ）を配置した。皮脂処理した繊
維２ｇを気泡の上に載せ、希釈した試験組成物（２ｍｌ
）をその上に注いだ。希釈組成物は、７．５ｇの試験組
成物と９２．５ｇの蒸留水とで製造した。

【００６７】上述のように準備したシリンダーをフォー
ムマシン内部に設置し、その際クロスヘッドはその最下
点に配置し、ピストン板は（シリンダーの目盛りから決
定した）７０ｍｌのレベルに調節した。

【００６８】機械を１２ｒｐｍの周期性で作動させた。 １分間作動させては機械を停止し、クロスヘッドがその
最上点に位置する状態でピストン板上の気泡の体積を記
録した。

【００６９】機械は合計で１０分間作動させた。次に掲
げる値は、３分間作動後から１０分間作動後まで記録し
た気泡の体積の平均値である。

【００７０】結果

【００７１】２：　　主にノニオン界面活性剤及び両性
界面活性剤を含有する代表的な乳児用シャンプー。

【００７２】シャンプーＡ、Ｂ及びＣがＳＬＥＳ　　３
ＥＯの１２重量％溶液よりはるかに低い刺激性を有し、
低刺激性では市販の乳児用シャンプーと同等以上であり
、シャンプーＢ及びＣの刺激性の低さは乳児用シャンプ
ーを上回ることが知見される。

【００７３】シャンプーＡ、Ｂ及びＣは、起泡力におい
てはＳＬＥＳ　　３ＥＯの１２重量％溶液に比肩し、乳
児用シャンプーよりはるかに優れている。

【００７４】以下の実施例に、本発明をより詳細に示す
。

【００７５】実施例１ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量％ナトリウムラウリルエーテ
ルスルフェート３ＥＯ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　８．０ココアミドプロピルベタイン　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　４．０ＮＯＮＩＤＥＴ　　ＬＥ−８Ｔ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　４．０ポリエチレングリコールジステ
アレート　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　１．０香料、防腐剤、着色剤　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　適量水　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　残り実施例２ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量％アンモニウムラウリルスル
フェート　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　４．０ココアミドプロピルベタイン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　４．０ＴＷＥＥＮ　　８０　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４．０香料、
防腐剤、着色剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　適量水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　残り実施例３ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量％ココイルポリグリコールエ
ーテルスルホスクシネート　　　　　　　　　　　　　
　６．５ココアンホグリシネート　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　４．８ＮＯＮＩＤＥＴ　　ＬＥ−８Ｔ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　３．９香料、防腐剤、着色剤　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　適量水　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　残り実施例４ 重量％ Ｃ１４−１６ナトリウムα−オレフィンスルホネート　
　　　　　　　　　４．０ラウリルジメチルベタイン　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　３．６ＮＯＮＩＤＥＴ　　Ｌ
Ｅ−８Ｔ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　５．０香料、防腐剤、
着色剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適量水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　残り実施例５ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量％ココイルサルコシネート　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　６．３ココアミドプロピ
ルヒドロキシスルタイン　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　３．０ＴＷＥＥＮ　　２０　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　６．０香料、防
腐剤、着色剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
適量水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　残り実施例６ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　重量％ココイルメチルタウレート　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　５．０ラウリルジメチルベタイ
ン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　３．５ＤＯＢＡＮＯＬ　
　２５−９　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　５．０香料、防
腐剤、着色剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
適量水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　残り実施例７重量％

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　水以外に （ａ）アニオン界面活性剤、 （ｂ）Ｐ含有ベタイン化合物でないことがその特徴であ
   る両性界面活性剤、及び （ｃ）ＨＬＢが少なくとも８であるアルコキシル化した
   、またはグリコシド性のノニオン界面活性剤を含有し、
   （ａ）：（ｂ）：（ｃ）の重量比が０．９〜２．２：０
   ．５〜１．５：０．９〜２．０であり、（ａ）と（ｂ）
   と（ｃ）とを合わせた総界面活性剤含量は８〜２５重量
   ％である低刺激性シャンプー組成物。
2. 【請求項２】　　（ａ）：（ｂ）：（ｃ）の重量比が０
   ．９〜２．２：０．９〜１．２：０．９〜２．０である
   ことを特徴とする請求項１に記載の組成物。
3. 【請求項３】　　アニオン界面活性剤がアルキルスルフ
   ェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスル
   ホネート、アルキルアリールスルホネート、オレフィン
   スルホネート、アシルサルコシネート、アシルタウライ
   ド、アシルイセチオネート、モノアルキルスルホスクシ
   ネート、ジアルキルスルホスクシネート、アシルラクチ
   レート、アシル化アミノ酸、アルキルカルボキシレート
   、モノアルキルホスフェート及びジアルキルホスフェー
   トの中から選択されることを特徴とする請求項１または
   ２に記載の組成物。
4. 【請求項４】　　アニオン界面活性剤がナトリウムラウ
   リルスルフェート、アンモニウムラウリルスルフェート
   、マグネシウムラウリルスルフェート、ナトリウムラウ
   リルエーテルスルフェート２ＥＯまたはナトリウムラウ
   リルエーテルスルフェート３ＥＯであることを特徴とす
   る請求項１から３のいずれか１項に記載の組成物。
5. 【請求項５】　　両性界面活性剤がＣ１０−１６アルキ
   ルベタイン、Ｃ１０−１６アルキルアミドプロピルベタ
   イン、Ｃ１０−１６アルキルアンホグリシネート、Ｃ１
   ０−１６アルキルアンホプロピオネート及びＣ１２−２
   ６アルキルスルタインの中から選択されることを特徴と
   する請求項１から４のいずれか１項に記載の組成物。
6. 【請求項６】　　両性界面活性剤がラウリルジメチルベ
   タインまたはココアミドプロピルベタインであることを
   特徴とする請求項５に記載の組成物。
7. 【請求項７】　　ノニオン界面活性剤がポリオキシエチ
   レンアルキルエステル及びポリオキシエチレンアルキル
   エーテルの中から選択されることを特徴とする請求項１
   から６のいずれか１項に記載の組成物。
8. 【請求項８】　　ノニオン界面活性剤がポリソルベート
   ８０、ポリソルベート２０、平均８エトキシ単位のＣ９
   −１１アルコールのポリエチレングリコールエーテル、
   平均９エトキシ単位のＣ１２−１５アルコールのポリエ
   チレングリコールエーテル、または平均約１．５グルコ
   ース単位のＣ１０−１２脂肪アルコールのグルコシドで
   あることを特徴とする請求項７に記載の組成物。
9. 【請求項９】　　アンモニウムラウリルスルフェートと
   ココアミドプロピルベタインとノニオン界面活性剤とを
   ０．９〜１．２：０．９〜１．２：０．９〜２．０の重
   量比で含有することを特徴とする請求項１から８のいず
   れか１項に記載の組成物。
10. 【請求項１０】　　ナトリウムラウリルスルフェート２
    ＥＯとココアミドプロピルベタインとノニオン界面活性
    剤とを１．２〜１．９：０．９〜１．２：０．９〜１．
    ２の重量比で含有することを特徴とする請求項１から８
    のいずれか１項に記載の組成物。
11. 【請求項１１】　　ナトリウムラウリルスルフェート２
    ＥＯの量が組成物全体の８重量％、ココアミドプロピル
    ベタインの量が４重量％であることを特徴とする請求項
    １０に記載の組成物。
12. 【請求項１２】　　ナトリウムラウリルスルフェート３
    ＥＯとココアミドプロピルベタインとノニオン界面活性
    剤とを１．３〜２．２：０．９〜１．２：０．９〜１．
    ２の重量比で含有することを特徴とする請求項１から８
    のいずれか１項に記載の組成物。
13. 【請求項１３】　　（ａ）と（ｂ）と（ｃ）とを合わせ
    た総界面活性剤含量が１０〜１８重量％であることを特
    徴とする請求項１から１２のいずれか１項に記載の組成
    物。
14. 【請求項１４】　　有機増粘剤も含有することを特徴と
    する請求項１から１３のいずれか１項に記載の組成物。
15. 【請求項１５】　　有機増粘剤がポリオキシエチレン−
    プロピレングリコールジオレエートまたはポリエチレン
    グリコールジステアレートであることを特徴とする請求
    項１４に記載の組成物。