JPH04225841A - ヒドロホルミル化触媒の賦活法 - Google Patents

ヒドロホルミル化触媒の賦活法

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JPH04225841A
JPH04225841A JP2408427A JP40842790A JPH04225841A JP H04225841 A JPH04225841 A JP H04225841A JP 2408427 A JP2408427 A JP 2408427A JP 40842790 A JP40842790 A JP 40842790A JP H04225841 A JPH04225841 A JP H04225841A
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JP
Japan
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catalyst
hydroformylation
olefin
rhodium
hydrogen
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Pending
Application number
JP2408427A
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English (en)
Inventor
Chihiro Miyazawa
宮沢 千尋
Akio Tsuboi
明男 坪井
Koichi Fujita
幸一 藤田
Katsuhide Hamano
浜野 克英
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/584Recycling of catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロジウム−第三級ホスフ
ィン系ヒドロホルミル化触媒を高活性を保持させるべく
賦活させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロジウム−第三級ホスフィン系触媒は温
和な反応条件下でオレフィンのヒドロホルミル化反応を
遂行させる高い活性を持つことで知られている。この温
和な反応条件という特徴は、一方ではヒドロホルミル化
触媒を被毒させる物質を分解しない反面を持っているの
で、この触媒を長時間、又は繰り返し使用するとハロゲ
ン、あるいは原料液、ガス中に含まれる微量成分、たと
えばプロパジェン,ブタジェン,アセチレン等のように
分子内に二つ以上の二重結合を持つものや三重結合を持
つ分子あるいは、他に有機酸の様な酸化副生物,ヒドロ
ホルミル化反応の目的生成物であるアルデヒドの縮合物
などにより被毒され、活性が著しく低下あるいは実質的
に失活するといった問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロジウム錯体触媒の賦
活再生方法として、水素加圧下に加熱する方法(特公昭
48−43799号公報)が知られている。この先行技
術の実施例においては、70kg/cm2 の高圧下で
14時間の処理後においても触媒活性は53%迄しか賦
活しておらず、このように高圧で水素加圧した結果にお
いても十分満足すべき賦活率とは言い難い。一方、特公
平2−37213号公報によるとヒドロホルミル化触媒
の処理法としてロジウム−第三級ホスフィン系触媒を固
体の水素化触媒の存在下、水素加圧下水素処理すること
で失活した触媒の賦活を行なっているが、水素化触媒と
してニッケル,パラジウム,白金,コバルト,ロジウム
等を用いており高価な触媒を使用しなくてはならない問
題があり、更には高圧で水素を用いる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】こうした課題を解決すべ
く本発明者らは種々研究を行なった結果、本発明に到達
した。本発明の要旨はロジウム−第三級ホスフィン系触
媒を用いたオレフィンのヒドロホルミル化反応において
一部失活した触媒を、液相にて水素分子/ロジウム原子
のモル比で2〜50として水素処理を行ない、触媒賦活
させることを特徴とするヒドロホルミル化触媒の賦活法
である。
【0005】本発明で用いられるロジウム−第三級ホス
フィン系触媒(以下、「ロジウム錯体触媒」という)は
、特公昭45−10730号公報、特公昭53−175
73号公報などで公知のものであり、HRh(CO)(
PR3 )3 ,Rh(CO)2 (acac)(ac
acはアセチルアセトネート基を表わす),Rh4 (
CO)12,Rh6 (CO)16などのロジウムカル
ボニルなど、CO,H2 及び第三級ホスフィンの存在
下に容易にHRh(CO)(PR3 )3 に変換され
るものであれば何でも触媒として用いることができる。
【0006】更にはRhCl(CO)(PR3 )3 
の形態の触媒にも本発明は適応できる。ここでPR3 
は第三級ホスフィン配位子を表わし、トリフェニルホス
フィン,トリトリルホスフィン,トリフェニルホスファ
イト,トリブチルホスフィンや、一般式(C6 H5 
)2 P(CH2 )n P(C6 H5 )2 (n
=1〜6)で表わされるジホスフィンなども用いられこ
れらを二種以上混合しても使用してよい。触媒系にはこ
れらPR3 で表わされる配位子を過剰に用いることも
可能である。更に本発明において水素処理を液相にて行
なうが、使用されうる有機溶媒としては、ベンゼン,ト
ルエン,キシレン,エチルベンゼンなどの芳香族炭化水
素、及び、ヒドロホルミル化において副生する高沸点生
成物のアルデヒドの二量体、三量体、四量体等のアルデ
ヒド縮合物を溶媒として用いることができる。
【0007】ヒドロホルミル化反応に用いるオレフィン
としてはとくに制限はなく、たとえば、エチレン,プロ
ピレン,ブテン,ペンテン,オクテン,ノネン等の炭素
数2〜20のオレフィンが用いられる。これらは単独あ
るいは二種以上の混合物としても使用できる。本発明で
水素処理するロジウム錯体触媒は回分方式、連続方式の
いずれのヒドロホルミル化反応における失活ロジウム錯
体触媒も使用可能である。
【0008】工業的なヒドロホルミル化反応では反応に
よって生成するアルデヒドは未反応ガスによるストリッ
ピング方式、あるいは蒸留等により触媒液と分離されて
回収される。該触媒液は、ヒドロホルミル化反応域に残
留させられる方式、あるいは該反応域から取出された後
再循環されて反応に用いられる方式等が知られている。 本発明においては上記のヒドロホルミル化反応で活性の
低下したロジウム錯体触媒を温度30〜120℃好まし
くは90〜100℃で、H2 /ロジウム原子のモル比
で2〜50好ましくは、10〜30、また、水素処理時
間が0.1〜2時間好ましくは0.25〜0.5時間の
範囲で、更に圧力は常圧〜5kg/cm2 の範囲で水
素処理を行なう。
【0009】本発明は回分方式でも連続方式でも実施可
能である。水素処理条件でH2 /Rhモル比が2未満
では十分な水素処理が行なわれず、長時間処理を要する
ため不要な副反応等が起こる。また、50をこえると過
剰に存在する水素によりロジウムが還元され十分な触媒
賦活の効果が得られない。また、処理温度が30℃より
低いと水素処理時間を長時間必要とする他賦活率も満足
する結果は得にくく、更に120℃を越えるとRhの還
元化が起こり賦活効果が低下する傾向がある。本発明に
よれば、ヒドロホルミル化反応の使用済ロジウム−第三
級ホスフィン系触媒、特に繰返し使用された触媒を温和
な条件で活性賦活することができる。条件の選択により
、初期の活性即ち、比活性100%にまで活性回復させ
ることもできる。
【0010】
【実施例】以下に本発明につき実施例に基づいて更に具
体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以
下の実施例によって限定されるものではない。
【0011】参考例−1 図1に示すヒドロホルミル化反応工程で混合C4 オレ
フィンのヒドロホルミル化反応を行なった。即ち、導管
1よりオキソガスを導入し導管2より、オレフィンを、
また導管3よりロジウム錯体触媒液を導入しヒドロホル
ミル化反応器4でヒドロホルミル化反応を行なった。反
応生成液は導管5よりフラッシュドラム6に入り気−液
分離を行ない非凝縮成分であるオレフィン,H2 ,C
O等の大半を管8で分離し、凝縮成分は導管7をへてフ
ラッシュドラム6′に入りここで溶解しているH2 ,
CO,オレフィンを導管9より分離する。
【0012】フラッシュドラムのH2 ,CO及びオレ
フィンを含む非凝縮成分は、一部パージをとりながら導
管10をへてオキソ反応器へ循環した。一方、生成アル
デヒド,触媒,溶媒等の凝縮成分は導管11をへて、オ
レフィン回収塔12に入りここで完全にオレフィン,H
2 及びCOを塔頂より留出させて分離する。次に導管
13を経てアルデヒド,触媒,溶媒,高沸生成物等は触
媒分離塔14へ入りここで生成アルデヒドを導管15を
経て回収し、残りの触媒液は導管3をへてヒドロホルミ
ル化反応器4をリサイクルする。
【0013】ヒドロホルミル化反応条件は、温度90℃
,圧力5kg/cm2 G,H2 /CO=1/1(モ
ル比)、GLV50m/hで実施し、オレフィン回収塔
12は11段の常圧蒸留で行ない、触媒分離塔14は1
3段の減圧(150mmHg) 蒸留を行なっている。 こうした条件下でオレフィンとして1−ブテン,2−ブ
テン,イソブテンを含む混合C4 オレフィンを用い、
ロジウム錯体触媒として500mg/lのRhH(CO
)(P(C6 H5 )3 )3 のキシレン溶媒を用
い25wt%濃度のP(C6 H5 )3 の存在下で
、ヒドロホルミル化反応を連続して行なった結果、触媒
サイクル数46サイクルで初回反応とオレフィン転化率
で対比した比活性は60%迄低下した。
【0014】実施例−1 参考例−1に示した活性の低下した46サイクル後のロ
ジウム錯体触媒を導管3より55g抜き出し容積0.3
リットルのオートクレーブへ仕込みゆっくりと攪拌を行
ないながら内温を90℃に昇温し水素をRhに対してモ
ル比で15.6になるよう仕込み0.25時間処理した
。その後オートクレーブを室温迄冷却し、参考例−1に
おけるのと同様の図1のヒドロホルミル化反応工程で混
合C4オレフィンを25g仕込んだ後再びオートクレー
ブを90℃に昇温した。この時のオートクレーブ内圧力
は7kg/cm2 Gであった。その後オキソガス(H
2 /CO=1/1(モル比))を、分圧で3kg/c
m2 Gになるようフィードしヒドロホルミル化反応を
行なった。ヒドロホルミル化反応時間は転化率90%で
停止するようにした。ヒドロホルミル化反応後オートク
レーブを室温迄冷却し反応液の分析を行ない参考例−1
の初回反応とオレフィンの転化率で対比した比活性は7
6%迄回復した。
【0015】実施例−2〜9及び比較例−1水素処理温
度,H2 /Rh(モル比),水素処理時間を表1に示
すように種々変化させて実施例−1と同様に行なった。 結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ヒドロホルミル化反応
の使用済ロジウム−第三級ホスフィン系触媒、特に繰返
し使用された触媒を温和な条件で活性賦活させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例−1におけるヒドロホルミル化反応工程
の概略説明図である。
【符号の説明】
4    ヒドロホルミル化反応器 12    オレフィン回収塔 14    触媒分離塔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロジウム−第三級ホスフィン系触媒を
    用いたオレフィンのヒドロホルミル化反応において一部
    失活した触媒を、液相にて水素分子/ロジウム原子のモ
    ル比で2〜50として水素処理を行ない、触媒賦活させ
    ることを特徴とするヒドロホルミル化触媒の賦活法。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のヒドロホルミル化触
    媒の賦活法において、水素処理を30〜120℃の温度
    条件下で行なうことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】  請求項1に記載のヒドロホルミル化触
    媒の賦活法において、水素処理時間を0.1〜2時間と
    することを特徴とする方法。
JP2408427A 1990-12-27 1990-12-27 ヒドロホルミル化触媒の賦活法 Pending JPH04225841A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5908805A (en) * 1995-12-29 1999-06-01 R.P. Fiber & Resin Intermediates Preparation of transition metal/phosphine catalysts by hydrogen reduction
WO2003078385A1 (en) * 2002-03-12 2003-09-25 Invista Technologies S.À.R.L. Process for making 5-formylvaleronitrile using reactivated catalyst

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