JPH04224771A - 低周波治療器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の目的〕

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、家庭用健康医療機器の
うちの、肩凝りなどの患部を低周波パルスによりほぐす
低周波治療器に関する。

【０００３】

【従来の技術】従来のこの種の低周波治療器は、電源と
パルス発生回路とパルス出力回路とその制御回路とを含
む回路部を備えた治療器本体を備え、この治療器本体に
前記回路部にピンプラグにて接続された１ｍ程度の導子
コードを導出し、この導子コードの先端に対をなす導子
電極を有する導子を接続し、この導子電極は含水ゲルか
らなる導電性粘着パッドを電極板にそれぞれ貼着して形
成した構造が採られている。

【０００４】そして、この低周波治療器は、治療器本体
にコードにて接続された導子電極の導電性粘着パッドを
直接人体の治療患部に貼着して、治療を行ない、肩凝り
などをほぐすようにしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造の治療
器では、治療機本体に接続される導子コードが長く、導
子とともにコードの収納に不便であり、導子とコードと
を収納する収納部を治療器本体に形成すると、治療器本
体が大きくなり、携帯に煩わしくなる問題を有している
。

【０００６】そこで、治療器本体に導子を接続したコー
ドを巻回収納するコードリールを備えた低周波治療器が
考えられる。しかしながら、治療器本体にコードリール
を設けてもパルス発生回路とこのパルス発生回路に接続
されたパルス出力回路とその制御回路とを含む回路部お
よびコードリールがそれぞれ設けられるため、治療器本
体が大形化してしまい携帯に煩わしくなるという問題を
有している。

【０００７】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
、導子コードを用いた低周波治療器において、治療器本
体が大形化することなく、導子コードを収納することが
できる低周波治療器を提供するものである。

【０００８】〔発明の構成〕

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の低周波治療器は
、治療器本体と、この治療器本体に内蔵された電源、パ
ルス発生回路、このパルス発生回路のパルス出力回路お
よびこれらの制御回路を含む回路部と、前記治療器本体
に回転可能に設けられ前記回路部と導子電極を有する導
子とを接続する電気コードを巻回して収納する筒状のコ
ードリールとを備え、前記コードリールに前記電源、パ
ルス発生回路、このパルス発生回路のパルス出力回路お
よびこれらの制御回路を含む回路部を内蔵したものであ
る。

【００１０】

【作用】本発明の低周波治療器は、治療器本体に回転可
能に設けたコードリールから引出したコードに接続され
ている対をなす導子の導子電極を人体の治療患部にそれ
ぞれ貼着して治療する。そして、不使用時には、コード
リールにコードを巻き取って収納する。このようにコー
ドをコードリールに巻き取った状態では、コードが邪魔
になることがなく、さらに、電源や回路部を筒状のコー
ドリールに内蔵しているためスペースが有効に利用され
る。

【００１１】

【実施例】本発明の低周波治療器の一実施例の構成を図
について説明する。

【００１２】１１は治療器本体で、この治療器本体１１
は、ケース１２とこのケース１２の上面を覆う蓋体１３
とにて構成され、このケース１２には前記蓋体１３が図
示しない係脱自在のヒンジにより開閉自在に軸支されて
いる。

【００１３】前記ケース１２の内底面１４には略中心部
に軸部１２ａが突設されている。また、前記蓋体１３の
上面には円形状の開口部１５が形成され、この開口部１
５には環状の回転盤１６が嵌合され、図５に示すように
、この回転盤１６はその周側部と前記蓋体１３の開口部
１５の縁部とに形成した環状凹部１７と環状突部１８と
の係合で回転可能に保持されている。この回転盤１６の
内面周縁部は環状に断面三角状の凹凸係合部２０が連続
して形成されている。また、図２に示すように、この回
転盤１６の上面には凹窪み状の操作部２１が形成されて
いる。そして、この回転盤１６の内側部は操作開口部２
４となっている。

【００１４】次に、２５はコードリールで、周面にはコ
ード巻回部２６が形成され、中心部には前記軸部１２ａ
　に回転自在に支持されている。また、このコードリー
ル２５のコード巻回部２６の内側には回路基板２７が嵌
合保持されている。この回路基板２７には、パルス発生
回路、このパルス発生回路に接続されたパルス出力回路
、パルス出力回路の制御回路とを含む回路部を形成する
電気部品２８が接続されている。この回路基板２７には
波形切替えスイッチ２９および強さ調節スイッチ３０が
搭載されている。この波形切替えスイッチ２９はスライ
ドスイッチにて構成され、この波形切替えスイッチ２９
を操作するための摺動自在の波形切替え摘み３１が前記
コードリール２５の一方の側面板３２の摺動孔３３から
外面に摺動自在に突設されている。また、強さ調節スイ
ッチ３０は押しボタンスイッチにて構成され、上下動自
在の強さ調節ボタン３４が前記コードリール２５の一方
の側面板３２の挿通孔３５から外面に進退自在に露出し
ている。そして、この切替え摘み３１と調節ボタン３４
とが前記蓋体１３に取付けた回転盤１６の操作開口部２
４に臨ませられるようになっている。

【００１５】また、前記コードリール２５の側面板３２
に形成した電池装着孔３６から装着される電池３７は前
記回路部に接続されるようになっている。そして、この
電池装着孔３６は開閉自在の蓋板３８にて開閉自在に閉
塞される。

【００１６】また、前記コードリール２５の側面板３２
には、前記回転盤１６の凹凸係合部２０に係合する断面
三角状の凹凸係合部４０が外面周縁部に環状に連続して
形成されている。

【００１７】４１は前記コードリール２５に巻回収納さ
れるコードで、二芯で形成され、基端は前記回路基板２
７を介して前記回路部に接続されている。このコード４
１は前記コードリール２５のコード巻回部２６に巻回さ
れ、このコード４１の先端は前記治療器本体１１から導
出され、このコード４１の先端には正極の導子４２と負
極の導子４３とが接続され、この各導子４２，４３は導
電性ゴム４４に被覆された電極板を有し、導電性ゴム４
４の下面には含水ゲルからなる導電性粘着パッド４５が
貼着されている。

【００１８】次に、前記実施例の作用について説明する
。

【００１９】低周波治療器を使用するときには、治療器
本体１１からコード４１を引くと、コードリール２５が
回転してコード４１は引出される。そして、コード４１
の先端に接続されている導子４２，４３を適当な寸法離
して、導子４２，４３の導電性粘着パッド４５を人体の
治療患部、例えば、両肩にそれぞれ貼着する。

【００２０】そして、この治療器本体１１のコードリー
ル２５内の電源電池３７により回路部が発生させた電気
的な治療用パルスが導子４２，４３から人体に低周波で
印加され、人体に刺激が与えられて、治療が行なわれる
。

【００２１】そして、治療器本体１１の蓋体１３の回転
盤１６の操作開口部２４に露出している波形切替えスイ
ッチ２９の波形切替え摘み３１を操作することにより、
出力される治療用パルスの波形を切替えることができる
。また、回転盤１６の操作開口部２４に露出している強
さ調節スイッチ３０の強さ調節ボタン３２を操作するこ
とにより、治療用パルスの電圧を調節でき、刺激の強さ
を調節できる。

【００２２】そして、コード４１を引き出して用いると
き、コード４１は必要長だけ引き出せばよく、このコー
ド４１が邪魔になることがない。

【００２３】不使用時には、回転盤１６を操作部２１に
て回動させると、回転盤１６とコードリール２５との凹
凸係合部２０，４０の係合でコードリール２５が回動さ
れ、コード４１はコードリール２５に巻き取られて収納
される。この際、筒状のコードリール２５のスペースを
利用してコードリール２５にパルス発生回路、このパル
ス発生回路に接続されたパルス出力回路、パルス出力回
路の制御回路とを含む回路部を設けたため、治療器本体
１１を大形化することなく、コード４１を収納すること
ができ、携帯する際の煩わしさがない。しかもコードリ
ール２５の回転時にはこのコードリール２５とパルス発
生回路などが設けられる回路基板２７が一体的に回転す
るためコードリール２５と回路部との間に摺動接片と導
電板との接続構造を必要とせず、電気的接続の信頼性が
高められ、構成が簡単になり、小形に構成でき、取扱い
性が良好になる。

【００２４】なお、電池３７を交換するときには、蓋体
１３をケース１２から開き、コードリール２５の側面板
３２に形成した電池装着孔３６を開き、電池３７を交換
する。そして、この電池装着孔３６を蓋板３８にて閉塞
し、蓋体１３を閉じると、回転盤１６の係合部２０とコ
ードリール２５の係合部４０とが係合し、回転盤１６に
蓋体１３が係合される。

【００２５】前記実施例の回転盤１６の内面周縁部に形
成した環状に三角状の凹凸係合部２０とコードリール２
５の環状に三角状の凹凸係合部４０とを係合した構造で
は、コードリール２５と回転盤１６とはいずれの位置で
も係合できるが、この構造に限定されるものではなく、
回転盤１６にコードリール２５が係合して回転される構
造であればよい。

【００２６】

【発明の効果】本発明によれば、治療器本体に内蔵され
た電源、パルス発生回路、このパルス発生回路のパルス
出力回路およびこれらの制御回路を含む回路部を、前記
治療器本体に回転可能に設けられ前記回路部と導子電極
を有する導子とを接続する電気コードを巻回して収納す
るコードリールに内蔵したので、治療器本体を大形化す
ることなく、コードを巻き取って収納することができる
ので、取扱い性が良好になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の低周波治療器を示す縦断面
図である。

【図２】同上平面図である。

【図３】同上蓋体の内面図である。

【図４】同上コードリールの平面図である。

【図５】同上蓋体と回転盤との係合部の縦断面図である
。

【符号の説明】

１１　　治療器本体 ２５　　コードリール ３７　　電源の電池 ４１　　コード ４２，４３　　導子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　治療器本体と、この治療器本体に内蔵
   された電源、パルス発生回路、このパルス発生回路のパ
   ルス出力回路およびこれらの制御回路を含む回路部と、
   前記治療器本体に回転可能に設けられ前記回路部と導子
   電極を有する導子とを接続する電気コードを巻回して収
   納する筒状のコードリールとを備え、前記コードリール
   に前記電源、パルス発生回路、このパルス発生回路のパ
   ルス出力回路およびこれらの制御回路を含む回路部を内
   蔵したことを特徴とする低周波治療器。