JPH04223819A - 帯鋸盤の鋸刃交換装置 - Google Patents

帯鋸盤の鋸刃交換装置

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JPH04223819A
JPH04223819A JP40487590A JP40487590A JPH04223819A JP H04223819 A JPH04223819 A JP H04223819A JP 40487590 A JP40487590 A JP 40487590A JP 40487590 A JP40487590 A JP 40487590A JP H04223819 A JPH04223819 A JP H04223819A
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JP
Japan
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saw blade
handling
band saw
band
holder
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Pending
Application number
JP40487590A
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English (en)
Inventor
Kikuo Moriya
菊雄 守屋
Aa Roshibuaru Herumuuto
ヘルムート アー. ロシヴァル
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯鋸盤の鋸刃交換装置
に係り、特に鋸刃ハウジングに設けられた二つのホイー
ル間に掛け渡された無端状の帯鋸刃を有する帯鋸盤に於
ける鋸刃交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】帯鋸盤は、一般に鋸刃ハウジングに設け
られた二つのホイール間に掛け渡された無端状の帯鋸刃
を有し、前記帯鋸刃が前記二つのホイール間を走行する
ことにより、棒材等の切断材の切断を行なうようになっ
ている。この場合、帯鋸刃は、前記二つのホイールの一
方より回転力を与えられて前記二つのホイール間を走行
するよう、前記二つのホイール間に所定のテンションを
与えられた状態にて掛け渡し装着される必要がある。
【0003】従来、帯鋸刃の交換に際しての帯鋸刃の前
記二つのホイールよりの取り外し回収、及び新しい帯鋸
刃の前記二つのホイールに対する装着は、全て作業員に
よる手作業により行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、帯鋸盤に於ける
帯鋸刃の交換に際しての帯鋸刃の前記二つのホイールよ
りの取り外し回収、及び新しい帯鋸刃の前記二つのホイ
ールに対する装着は、全て作業員による手作業により行
なわれているため、鋸刃交換に時間に人手を要し、これ
は、経験を必要として非能率的であり、帯鋸盤の稼働率
を低下せしめると共に帯鋸盤に於ける省力化を阻害する
原因になっている。
【0005】特に、切断すべき素材の材質、形状、寸法
等に応じて適正な帯鋸刃を選択使用する必要がある場合
には、帯鋸刃の交換の都度、作業員による手作業が必要
になり、これは、多種の素材の切断を帯鋸盤を用いて無
人にて自動運転にて行なおうとするときに大きい障害に
なり、これの実現化を不可能にしている。
【0006】本発明は、上述の如き帯鋸盤に於ける帯鋸
刃の交換に際しての問題点に鑑み、帯鋸盤に於ける帯鋸
刃の交換が人手を要することなく自動的に能率よく行な
われるようにし、帯鋸盤を用いての多種の素材の切断を
無人にて自動運転にて行なうことをも可能にする帯鋸盤
の鋸刃交換装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、鋸刃ハウジングに設けられた二つのホイー
ル間に掛け渡された無端状の帯鋸刃を有する帯鋸盤の鋸
刃交換装置に於いて、各々帯鋸刃を複数箇所にて着脱可
能に支持するクランプ手段を有する鋸刃装着用ハンドリ
ング部と鋸刃回収用ハンドリング部とを有するハンドリ
ングホルダと、前記鋸刃装着用ハンドリング部と前記鋸
刃回収用ハンドリング部のいずれかが選択的に前記鋸刃
ハウジングの側に向くように前記ハンドリングホルダを
回転可能に支持し且つ前記鋸刃装着用ハンドリング部或
いは前記鋸刃回収用ハンドリング部と前記二つのホイー
ルとの間にて帯鋸刃の授受が行なわれるべく前記鋸刃ハ
ウジングに接近した鋸刃交換位置とこれより離れた鋸刃
装填回収位置との間に前記ハンドリングホルダを移動さ
せるハンドリングアームとを有していることを特徴とす
る帯鋸盤の鋸刃交換装置によって達成される。
【0008】
【作用】上述の如き構成によれば、ハンドリングアーム
によりハンドリングホルダが、鋸刃交換位置と鋸刃装填
回収位置との間に移動され、また鋸刃装着用ハンドリン
グ部と前記鋸刃回収用ハンドリング部のいずれか一方が
選択的に鋸刃ハウジングの側に向くようにハンドリング
アームに対し前記対称軸線周りに回転されることにより
、前記鋸刃装着用ハンドリング部或いは前記鋸刃回収用
ハンドリング部と前記二つのホイールとの間にて各ハン
ドリング部のクランプ手段をもって帯鋸刃の授受が行な
われる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0010】図1は本発明による鋸刃交換装置を適用さ
れる帯鋸盤の一実施例を示している。この帯鋸盤は竪型
帯鋸盤として構成され、基台1と、基台1に設けられた
ガイドレール3に案内されて図1で見て上下方向、即ち
切込み方向に水平移動可能な鋸刃ハウジング5とを有し
ている。鋸刃ハウジング5はホイール取付部5aとヨー
ク部5bとを有しており、ホイール取付部5aには上下
(図1の紙面を貫通する方向)に従動ホイール7(図2
参照)と駆動ホイール9とが各々自身の中心軸線周りに
回転可能に互いに隔置して取付けられており、この従動
ホイール7と駆動ホイール9との間に無端状の帯鋸刃1
1が掛け渡されている。駆動ホイール9はホイール駆動
用モータ13により回転駆動されるようになっており、
駆動ホイール9の回転により帯鋸刃11が従動ホイール
7と駆動ホーイル9との間を図2で見て反時計廻り方向
へ走行するようになっている。帯鋸刃11は、従動ホイ
ール7と駆動ホイール9との間の一方のスパン部Sa(
図2参照)を上下一対の帯鋸刃ガイド部材15によって
鋸刃面方向を変更され、この上下一対の鋸刃ガイド部材
15間にて素材Wの切断を行うようになっている。 尚、帯鋸刃ガイド部材15は、鋸刃交換の際には、これ
を阻害しないよう、帯鋸刃11との係合より離脱し、帯
鋸刃11の移動を自由に許すよう構成されている。
【0011】鋸刃ハウジング5の切込み送り、即ち図1
で見て上下方向の移動は、鋸刃ハウジング5に取付けら
れたナット部材17と基台1に回転可能に取付けられて
ナット部材17に螺合する送りねじ19とにより、送り
ねじ式に行われるようになっている。送りねじ19はベ
ルト式の伝動装置21によって送りねじ駆動モータ23
と駆動連結され、この送りねじ駆動用モータ23により
正逆回転駆動されるようになっている。
【0012】駆動ホイール9は鋸刃ハウジング5に対し
不動の一つの位置にて回転可能に設けられているのに対
し、従動ホイール7は図示されていない流体圧シリンダ
装置により駆動ホイール9に対し離接する方向、即ちホ
イール間距離を変化する方向に移動可能に設けられてお
り、この従動ホイール7の移動によって従動ホイール7
と駆動ホイール9との間に掛け渡されている帯鋸刃11
に所定のテンションが与えられ、又その解除が行われる
ようになる。
【0013】基台1には枢軸25によって鋸刃交換装置
のハンドリングアーム27の一端部が枢動連結されてい
る。ハンドリングアーム27は、枢軸25を回転中心と
して、図1にて仮想線にて示されている如くその先端部
が後退位置にある鋸刃ハウジング5のホイール取付部5
aに近接する鋸刃交換位置と、図1にて実線で示されて
いる如く前記鋸刃交換位置より離れた鋸刃装填回収位置
との間に回動変位し得るようになっている。ハンドリン
グアーム27は鋸刃ハウジング5のヨーク部5bとの干
渉を避けて先端部がホイール取付部5aに近接し得るよ
うに弓状に湾曲した形態をなしている。ハンドリングア
ーム27の先端部には竪軸29が自身の中心軸線周りに
回転可能に設けられている。竪軸29は従動ホイール7
と駆動ホイール9との軸間方向に対し平行に延在してお
り、これには、例えばミニシリンダ等の適宜の作動装置
(図示省略)の作動によってハンドリングホルダ31が
所定量のみ上下動可能に取付けられている。ハンドリン
グホルダ31には竪軸29を対称軸線とした対称位置に
互いに背中合せに鋸刃装着用ハンドリング部33と鋸刃
回収用ハンドリング部35とが設けられている。
【0014】鋸刃装着用ハンドリング部33と鋸刃回収
用ハンドリング部35とは実質的に同一構造をなしてお
り、このことからこれから以降の説明に於いて、鋸刃装
着用ハンドリング部33と鋸刃回収用ハンドリング部3
5にて同一部材及び同一部分については同一符号を付し
、説明の重複を避けるために、便宜上、図2乃至図4を
用いて鋸刃装着用ハンドリング部33について説明する
【0015】鋸刃装着用ハンドリング部33は図2及び
図3によく示されている如く、上下に各々図2で見て左
右一対のクランプ手段37を有している。クランプ手段
37は、図2より明らかな如く、鋸刃装着用ハンドリン
グ部33に於いて、上下左右に四個設けられており、上
側の左右一対のクランプ手段37は各々従動ホイール7
と駆動ホイール9と間の帯鋸刃11の左右のスパン部S
a、Sbを各々従動ホイール7の近傍部にて着脱可能に
挾持式に支持し、これに対し下側の左右一対のクランプ
手段37は各々前記帯鋸刃11の左右のスパン部Sa、
Sbを駆動ホイール9の近傍部にて着脱可能に挾持式に
支持するように構成されている。
【0016】ハンドリングホルダ31は竪軸29と共に
竪軸29の中心軸線周りに、換言すれば鋸刃装着用ハン
ドリング部33と鋸刃回収用ハンドリング部35との対
称軸線周りにハンドリングアーム27に対し回転可能に
なっており、これにより鋸刃装着用ハンドリング部33
と鋸刃回収用ハンドリング部35の何れか一方が選択的
に鋸刃ハウジング5の側に向くようになっている。
【0017】左右一対のクランプ手段37は各々外側ク
ランプ片45と内側クランプ片51とを有し、該両者が
共働して帯鋸刃11を挾持式に選択的に支持するように
なっている。
【0018】次に図3を用いてクランプ手段37の詳細
構造について説明する。ハンドリングホルダ31はブラ
ケット31aにより左右方向に水平な駆動軸39を回転
可能に支持しており、駆動軸39は左右両側に各々左右
のクランプ片支持軸41を軸線方向に、即ち左右方向に
移動可能に支持している。左右のクランプ片支持軸41
の各々の先端部にはボール軸受43によって外側クラン
プ片45が軸線方向には移動できない状態にて取付けら
れている。また左右のクランプ片支持軸41の各々の先
端近傍部には送りねじ47が形成されており、この送り
ねじ47にナット部材49をもって内側クランプ片51
が螺合している。この場合、左右のクランプ片支持軸4
1の送りねじ47は互いに逆ねじになっており、左右の
クランプ片支持軸41の互いに同一方向の回転によって
左右の内側クランプ片51は互いに近付く方向或いは互
いに遠去かる方向へ移動するようになる。
【0019】駆動軸39と左右のクランプ片支持軸41
とは左右個別のトルクリミッタ53によって各々選択的
にトルク伝達関係に接続されるようになっている。トル
クリミッタ53は、滑りキー55によってクランプ片支
持軸41に対し軸線方向に相対変位可能な従動側スリー
ブ部材57と、従動側スリーブ部材57と駆動軸39と
のスラスト面間に設けられたリング状の摩擦板59と、
摩擦板59が前記スラスト面間に挾み込まれる方向へ駆
動側スリーブ部材57を付勢するトルクリミット設定用
板ばね61とにより構成されており、駆動軸39の回転
力を摩擦板59に於ける摩擦力をもってクランプ片支持
軸41に対し所定のトルクリミット作用の下に伝達する
ようになっている。
【0020】上下の駆動軸39(図2参照)には各々プ
ーリ63が取付けられており、図4によく示されている
如く、この二つのプーリ63とアイドラプーリ65と駆
動プーリ67との間には無端状のタイミングベルト69
が掛け渡され、これにより上下の駆動軸39が互いに連
動連結されている。駆動プーリ67はクランプ用モータ
71と駆動連結され、クランプ用モータ71によって正
逆回転駆動されるようになっている。尚、この場合、ア
イドラプーリ65が設けられていることによって駆動プ
ーリ67に於けるタイミングベルト69の駆動プーリ6
7に対する接触範囲の拡大が図られている。
【0021】クランプ用モータ71は、鋸刃装着用ハン
ドリング部33と鋸刃回収用ハンドリング部35のクラ
ンプ手段37に於いて、個別に設けられており、図2に
於いては、右側のものが鋸刃装着用ハンドリング部33
のクランプ手段37用のものであり、左側のものが鋸刃
回収用ハンドリング部35のクランプ手段37用のもの
である。
【0022】ハンドリングホルダ31は駆動軸39及び
左右のクランプ片支持軸41と平行に左右方向へ水平に
延在するホールド軸73を支持している。ホールド軸7
3は、左右の外側クランプ片45及び内側クランプ片5
1を各々貫通して延在し、これらクランプ片の廻り止め
を行っている。ホールド軸73の左右両側の中間部には
各々ばねリテーナ75が取付けられており、このばねリ
テーナ75と内側クランプ片49との間には開放用の圧
縮コイルばね77が設けられている。この圧縮コイルば
ね77は各々左右の内側クランプ片51を互いに遠去か
る方向へ付勢している。
【0023】左右の内側クランプ片51の各々には従動
ホイール7、駆動ホイール9の端面7a、9aに選択的
に当接して前記鋸刃交換位置を規定するようになってい
る。
【0024】竪軸29には、図1に示されている如く、
スプロケット29aが取付けられており、またハンドリ
ングアーム27の中間部にはアイドラスプロケット79
が、枢軸25にはアーム軸スプロケット81が各々回転
可能に取付けられており、スプロケット29aとアイド
ラスプロケット79との間には無端チェーン83が、ま
たアイドラスプロケット79とアーム軸スプロケット8
1との間にはもう一つの無端チェーン85が各々掛け渡
されている。アーム軸スプロケット81は更にもう一つ
の無端チェーン87によって基台1側に取付けられた駆
動スプロケット89と駆動連結されている。駆動スプロ
ケット89はホルダ回転用のブレーキ付モータ91によ
って正逆回転駆動されるようになっている。
【0025】次に上述の如き構成よりなる鋸刃交換装置
の鋸刃回収用ハンドリング部35を用いて、既に鋸刃ハ
ウジング5の従動ホイール7と駆動ホイール9との間に
掛け渡し装着されている無端状の帯鋸刃11をこれらホ
イールより取外す際の作用について説明する。
【0026】ハンドリングホルダ31が鋸刃装填回収位
置にて図1に示されている如き回動位置にある場合には
、先ずブレーキ付モータ91を回転駆動し、ハンドリン
グホルダ31を竪軸29と共にこれの中心軸線周りに1
80°回転変位させる。これにより鋸刃装着用ハンドリ
ング部33に代って鋸刃回収用ハンドリング部35が鋸
刃ハウジング5の側に向くようになる。
【0027】次に図示されていない駆動手段によってハ
ンドリングアーム27を枢軸25の中心軸線周りに図1
で見て時計廻り方向へ回動変位させる。このハンドリン
グアーム27の回動変位(旋回)によってハンドリング
ホルダ31は鋸刃ハウジング5に近付く側へ移動すると
共に、この回動に伴って無端チェーン85によりアイド
ラスプロケット79が図1で見て反時計廻り方向へ回動
し、この回動に伴い無端チェーン83がアイドラスプロ
ケット79とスプロケット29aとの間を図1で見て反
時計廻り方向へ回動し、スプロケット29aが竪軸29
と共に図1で見て反時計廻り方向へ回動するようになる
。これによりハンドリングホルダ31はハンドリングア
ーム27の前記鋸刃装填回収位置より鋸刃交換位置への
回動に伴いハンドリングアーム27に対し図1で見て反
時計廻り方向へ回転変位し、図1にて仮想線にて示され
ている如く、鋸刃回収用ハンドリング部35が鋸刃ハウ
ジング5のホイール取付部5aに平行に対向するように
なる。
【0028】上述の如きハンドリングアーム27の旋回
過程に於いて、鋸刃回収用ハンドリング部35のクラン
プ用モータ71が回転駆動され、これの回転力がプーリ
67、タイミングベルト69、プーリ63を経て上下二
つの駆動軸39に各々伝達される。駆動軸39の各々に
伝達された回転力は左右のトルクリミッタ53を経て各
々左右のクランプ片支持軸41に伝達され、左右のクラ
ンプ片支持軸41が共に同方向へ回転するようになる。 この回転によって内側クランプ片51が圧縮コイルばね
77のばね力に抗して互いに近付く方向へ変位し、上下
左右の四つのクランプ手段37の各々が全開状態になる
【0029】内側クランプ片51のストッパ面51aが
従動ホイール7及び駆動ホイール9の端面7a、9aに
当接するまでハンドリングアーム27の旋回によってハ
ンドリングホルダ31が鋸刃ハウジング5に近付く方向
へ移動すると、換言すれば、これらが前記鋸刃交換位置
に位置すると、ハンドリングアーム27の旋回駆動が停
止される。この時には上下左右の四つのクランプ手段3
7の各々の内側クランプ片51は従動ホイール7或いは
駆動ホイール9の近傍部にて帯鋸刃11の内側に位置し
、また外側クランプ片45は帯鋸刃11の外側に位置し
て各々帯鋸刃11を挾んで内側クランプ片51と対向す
る。
【0030】次にクランプ手段37を閉じるべく鋸刃回
収用ハンドリング部35のクランプ用モータ71が逆転
駆動される。これによって上下二つの駆動軸39に各々
接続されている左右のクランプ片支持軸41が逆回転さ
れ、左右の内側クランプ片51が互いに遠去かる方向へ
移動するようになる。この移動により左右の内側クラン
プ片51が各々帯鋸刃11の内側面に当接すると、この
内側クランプ片51はこれ以上に互いに遠去かる方向に
は移動できなくなって移動を停止するようになる。そし
て引続き左右のクランプ片支持軸41が逆回転駆動され
ることによって、この左右のクランプ片支持軸41が互
いに近付く方向へ駆動軸39に対し入筒式に軸線方向変
位するようになり、これに伴い左右の外側クランプ片4
5が互いに近付く方向へ変位するようになり、左右の外
側クランプ片45が各々帯鋸刃11の外側面に当接する
ようになる。これによって帯鋸刃11は上下左右四つの
クランプ手段37による外側クランプ片45と内側クラ
ンプ片51とにより挾持式にクランプされるようになる
【0031】尚、所定のクランプ量が得られるための外
側クランプ片45の移動量は上下左右の四つのクランプ
手段37の各々に於いて、各部の寸法ばらつき等により
同一であるとは保証されないから、或る一つのクランプ
手段37に於いて、所定のクランプ力が得られた場合に
は、これ以上に駆動軸39が回転駆動されてもトルクリ
ミッタ53のトルクリミット作用により駆動軸39とク
ランプ片支持軸47とは互いに滑り関係になり、このこ
とによって上下左右四つのクランプ手段37の各々に於
いて所要のクランプ力が得られるようになる。
【0032】次に、図示されていない従動ホイールテン
ションシリンダによって従動ホイール7を駆動ホイール
9に近付く側に変位させると共に帯鋸刃ガイド部材15
を回動させてこれを帯鋸刃11との係合関係より離れる
退避位置にもたらすことが行われる。帯鋸刃11のテン
ションが解除されると、上下左右四つのクランプ手段3
7の内側クランプ片51は各々圧縮コイルばね77のば
ね力によって外側クランプ片45と共に互いに遠去かる
方向へ移動し、外側クランプ片45は内側クランプ片5
1と共に帯鋸刃11を挾持した状態にてクランプ片支持
軸41の先端の元の位置に戻るようになる。
【0033】次に、駆動ホイール9の鍔部をかわすため
にハンドリングホルダ31の全体を下方へ移動させ、ハ
ンドリングアーム27を元の位置、即ち鋸刃装填回収位
置へ向けて枢軸25の周りに図1で見て反時計廻り方向
へ回転駆動する。このハンドリングアーム27の回動に
よってハンドリングホルダ31は竪軸29と共にハンド
リングアーム27に対し図1で見て時計廻り方向へ回転
変位しつつ元の位置に戻るようになる。これによって帯
鋸刃11の取外しは完了する。
【0034】鋸刃交換装置の鋸刃装着用ハンドリング部
33を用いて帯鋸刃11を鋸刃ハウジング5に装着する
場合は、予め鋸刃装着用ハンドリング部33の上下左右
四つのクランプ手段37によって無端状の帯鋸刃11を
クランプさせておき、またハンドリングホルダ31の全
体を降下させた状態より上述の鋸刃取外しと同様にハン
ドリングアーム27の図1で見て時計廻り方向の回動を
開始させる。このハンドリングアーム27の旋回によっ
て内側クランプ片51のストッパ面51aが従動ホイー
ル7、駆動ホイール9の各々の端面7a、9aに当接す
ると、ハンドリングアーム27の旋回を停止させ、次に
鋸刃装着用ハンドリング部33のクランプ用モータ71
を駆動させて上下左右四つのクランプ手段37の各々を
全開状態にする。次に従動ホイールテンションシリンダ
によって従動ホイール7を駆動ホイール9より遠去かる
側へ移動させて帯鋸刃11にテンションを与える。これ
によってクランプ手段37は各々駆動ホイール7側に寄
せられて上方へ移動するようになる。
【0035】これにより帯鋸刃11は従動ホイール7と
駆動ホイール9との間に掛渡し装着され、次にハンドリ
ングアーム27が元の位置に戻され、また帯鋸刃ガイド
部材15が帯鋸刃11を案内する作用位置に戻される。 これによって帯鋸刃11の装着は完了する。
【0036】上述の実施例に於いては、内側クランプ片
51にストッパ面51aを設けて、これが従動ホイール
7及び駆動ホイール9の端面7a、9aに当接すること
により、鋸刃交換位置の位置決めが行われるようになっ
ているので、この割出し精度が、高精度な割出し機構を
必要とすることなく高度に保たれるようになる。尚、こ
のストッパ作用は、ホイールの端面ではなく、新たなス
トッパをハウジングヨーク等より突設させて行ってもよ
い。
【0037】尚、上述の実施例に於いては、クランプ手
段37の各クランプ片の駆動はモータ駆動による送りね
じ方式にて行われているが、本発明による鋸刃交換装置
はこれに限定されるものではなく、これは流体圧シリン
ダ装置等により行われてもよく、また開放用の圧縮コイ
ルばね77に代えて流体圧シリンダ装置が用いられても
よい。
【0038】以上に於いては、本発明を特定の実施例に
ついて詳細に説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0039】
【発明の効果】上述の如き実施例の説明より明らかな如
く、本発明による帯鋸盤の鋸刃交換装置に於いては、ハ
ンドリングアームによりハンドリングホルダが、鋸刃交
換位置と鋸刃装填回収位置との間に移動され、また鋸刃
装着用ハンドリング部と前記鋸刃回収用ハンドリング部
のいずれか一方が選択的に鋸刃ハウジングの側に向くよ
うにハンドリングアームに対し前記対称軸線周りに回転
されることにより、前記鋸刃装着用ハンドリング部或い
は前記鋸刃回収用ハンドリング部と前記二つのホイール
との間にて各ハンドリング部のクランプ手段をもって帯
鋸刃の授受が行なわれるようになり、これにより帯鋸盤
に於ける帯鋸刃の交換が人手を要することなく自動的に
能率よく行なわれるようなり、帯鋸盤を用いての多種の
素材の切断を無人にて自動運転にて行なうことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鋸刃交換装置が適用される帯鋸刃
の一実施例として竪型帯鋸盤を示す平面図である。
【図2】本発明による帯鋸盤の鋸刃交換装置の一つの実
施例を示す立面図である。
【図3】図2の線 III−III に沿う断面図であ
る。
【図4】図2に示された鋸刃交換装置に於けるクランプ
片駆動用の駆動系を示す構成図である。
【符号の説明】
1  基台 5  鋸刃ハウジング 7  従動ホイール 9  駆動ホイール 27  ハンドリングアーム 29  竪軸 31  ハンドリングホルダ 33  鋸刃装着用ハンドリング部 35  鋸刃回収用ハンドリング部 37  クランプ手段 39  駆動軸 41  クランプ片支持軸 45  外側クランプ片 51  内側クランプ片 53  トルクリミッタ 73  ホールド軸 77  圧縮コイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  鋸刃ハウジング5に設けられた二つの
    ホイール7,9間に掛け渡された無端状の帯鋸刃11を
    有する帯鋸盤の鋸刃交換装置に於いて、各々帯鋸刃11
    を複数箇所にて着脱可能に支持するクランプ手段37を
    有する鋸刃装着用ハンドリング部33と鋸刃回収用ハン
    ドリング部35とを有するハンドリングホルダ31と、
    前記鋸刃装着用ハンドリング部33と前記鋸刃回収用ハ
    ンドリング部35のいずれかが選択的に前記鋸刃ハウジ
    ング5の側に向くように前記ハンドリングホルダ31を
    回転可能に支持し且つ前記鋸刃装着用ハンドリング部3
    3或いは前記鋸刃回収用ハンドリング部35と前記二つ
    のホイール7,9との間にて帯鋸刃11の授受が行なわ
    れるべく前記鋸刃ハウジング5に接近した鋸刃交換位置
    とこれより離れた鋸刃装填回収位置との間に前記ハンド
    リングホルダ31を移動させるハンドリングアーム27
    とを有していることを特徴とする帯鋸盤の鋸刃交換装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014141788A1 (ja) * 2013-03-11 2014-09-18 株式会社 アマダ 横型帯鋸盤及び帯鋸刃装着方法

Cited By (3)

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WO2014141788A1 (ja) * 2013-03-11 2014-09-18 株式会社 アマダ 横型帯鋸盤及び帯鋸刃装着方法
JP2014172128A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Amada Co Ltd 横型帯鋸盤及び鋸刃取り付け方法
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