JPH04223166A - 反転機構付枚葉印刷機 - Google Patents

反転機構付枚葉印刷機

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JPH04223166A
JPH04223166A JP41401490A JP41401490A JPH04223166A JP H04223166 A JPH04223166 A JP H04223166A JP 41401490 A JP41401490 A JP 41401490A JP 41401490 A JP41401490 A JP 41401490A JP H04223166 A JPH04223166 A JP H04223166A
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JP
Japan
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gear
cylinder
reversing
fixed
shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP41401490A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Takeda
竹田 俊晴
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04223166A publication Critical patent/JPH04223166A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反転機構付枚葉印刷機に
関し,特に反転胴と送り胴(これは通常,倍径胴と呼ば
れているので,以下,倍径胴と呼ぶ)との間の位相調整
作業を簡略化するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】反転機構付枚葉印刷機は,一台で片面刷
と両面刷とが可能であり,各種のタイプが実用化されて
いる。一例として,渡し胴と反転胴及びこれらの間に配
置された倍径胴とから成るものについて図6,図7を参
照して説明する。図6は片面刷の場合を示しており,版
胴(図示せず)の下方においてこれと対接するゴム胴1
の斜め下方に圧胴5が周面を対接させて設けられている
。圧胴5の外周切欠き内には紙の始端をくわえるための
爪4が設けられている。倍径胴12を間にした反対側に
も版胴(図示せず)に対接するようにゴム胴6が設けら
れ,このゴム胴6には爪9を備えた圧胴10が対接する
ように設けられている。
【0003】圧胴5,10間には,互いに周面を対接さ
せた渡し胴11と倍径胴12及び反転胴13とから成る
反転機構が設けられている。渡し胴11は,その外周切
欠き内に爪16を備えている。倍径胴12は,渡し胴1
1の倍径を有し,直径方向に関して対向する外周位置に
は爪19,20が設けられている。倍径胴12の回転方
向に関して爪19,20よりも後方の外周であって互い
に対向し合う位置には,紙の終端を空気の吸引作用で吸
着するための吸着・分離機構21,22が配設されてい
る。これらの吸着・分離機構21,22は,倍径胴12
の回転軸方向に複数個並設されると共に,円周方向に移
動可能にされて爪19,20に対する位相を調整できる
ように構成されている。反転胴13の外周切欠き内には
,爪25と28とが周方向に隣接して配設されている。
【0004】ゴム胴1,6,圧胴5,10,渡し胴11
,倍径胴12,反転胴13は,それぞれの回転軸に取り
付けられたギヤで駆動されるように連結されている。 反転胴13の回転軸端には,軸固定の固定ギヤ(図示せ
ず)と回動自在な回動ギヤ(図示せず)とが互いに固定
,解放自在に設けられており,固定ギヤは圧胴10のギ
ヤと歯合し,回動ギヤは倍径胴12のギヤと歯合してい
る。このような構成により,片面刷の場合,各胴は図6
に示す矢印方向に回転し,給紙装置(図示せず)から送
られてきた紙30の始端が圧胴5の爪4にくわえられる
。紙30はゴム胴1と圧胴5との間を通過する時に印刷
が行われ、渡し胴11の爪16にくわえ替えられて搬送
される。紙30は更に,渡し胴11の爪16から倍径胴
12の爪19(20)にくわえられて搬送され,図示の
ように,爪19と爪25とが対向することにより爪25
にくわえ替えられて搬送される。反転胴13上の紙30
は圧胴10の爪9にくわえ替えられ,ゴム胴6と圧胴1
0との間を通過する時に,紙30には1色目と同じ表面
に2色目の印刷が行われる。
【0005】片面刷から両面刷に移行する場合には,図
6において爪19と25とが対応している状態から図7
に示すように吸着・分離機構21と爪28とが対応する
状態となるように前述した回動ギヤを回動させる。この
ことにより,倍径胴12を含む上流側の胴群を反転胴1
3に対して位相調整すると共に,倍径胴12上の爪19
,20と吸着・分離機構21,22との相対位相を調整
して紙サイズの変更に対処する。また,倍径胴12の爪
19,20が紙30のくわえを解放する位置が,片面刷
と両面刷とではほぼ紙30の天地方向長さだけ変わるの
で,紙放しカム(図示せず)の作用位置を調節する。
【0006】このようにして切替調整を行った後,各胴
を回転させると,片面刷の場合と同様にして表面に印刷
された紙30は,その始端が倍径胴12の爪19(20
)にくわえられると共に,終端が吸着・分離機構21(
22)で吸着さて搬送される。そして,図中30Aで示
すように終端が倍径胴12,反転胴13の対接点に達す
るまで搬送される。この時,爪28の開閉と吸着・分離
機構21の吸着解放とにより紙30Aの終端をくわえた
直後,吸着・分離機構21から圧縮空気を吹き出して紙
離れを促進させながら爪20がくわえを解放し,紙30
Aは終端側を先行させて反転胴13で搬送される。この
搬送途中で爪25,爪28がタイミングを違えて開閉し
,紙30Aは爪28から爪25にくわえ替えられて搬送
される。そして,爪25と圧胴10の爪9とが対向する
と,紙30Aは爪9にくわえ替えられ,図中30Bで示
すように搬送される。紙30Bは,ゴム胴6と圧胴10
との間を通過する時にその裏面に印刷が施され,前述し
た表面への印刷とで両面刷となって排紙される。
【0007】このような反転機構付枚葉印刷機において
は,前記したように片面刷と両面刷との切替時には,紙
サイズの変更にも併せて対応するように,倍径胴12と
反転胴13との間の位相調整を行なった後,吸着・分離
機構21,22を反転胴13の爪26に合うよう位相調
整を行う必要がある。以下に,倍径胴12と吸着・分離
機構との間の関係について説明する。図8において,渡
し胴11,倍径胴12及び反転胴13はそれぞれ,その
回転軸111,121,131の一端に固着された渡し
胴ギヤ112,倍径胴ギヤ122,反転胴ギヤ132で
駆動連結されている。厳密に言えば,反転胴ギヤ132
はリングギヤ133を介して回転駆動力を伝達可能にさ
れており,これは反転胴ギヤ132に対してボルト締め
される円板134でリングギヤ133を反転胴ギヤ13
2に対して圧接状態とすることにより実現されている。 それ故,円板134のボルト(図示せず)をゆるめるこ
とで反転胴13と倍径胴12との間の連結を解放状態と
することができる。回転軸111,121,131はそ
れぞれ本体フレ―ム100に軸支されている。しかしな
がら,円板134のボルトは通常6〜8本あり,締め付
け強度も大きいので,これらを緩めたり締め付けたりす
るのには大きな労力と長い時間とを必要とする。
【0008】この手作業をできるだけ少なくするため,
実願昭59−170984号(実開昭61−85436
3号)に示されるような提案がなされている。これを図
9を参照して簡単に説明する。通常状態で反転胴13が
回転しているときには,その回転軸131に取り付けら
れた反転胴ギヤ132に螺合した支持ボルト130aと
押え板134とを介してリングギヤ133が反転胴ギヤ
132に固定されて,反転胴ギヤ132の回転を他の胴
のギヤに伝達している。反転胴13の位相を切換える場
合には,リングギヤ133を反転胴ギヤ132から機械
的に分離する必要がある。このためには先ずクラッチ1
36を噛合し,モータ137へ起動信号を送って,これ
を回転させる。モータ137が回転すると,モータ13
7の回転がクラッチ136→減速機138→ギヤ139
→ギヤ140を介し調整ネジ141に伝達されて,調整
ネジ141が回転する。
【0009】調整ネジ141が回転すると,その軸端に
設けたネジ142により調整ネジ141が軸端143側
へ,あるいは反対の離れる方向へ移動する。この移動方
向は,モータ137の回転方向を変えることにより制御
される。リングギヤ133の固定を解除するときには,
調整ネジ141を軸端143側へ移動させ,調整ネジ1
41のフランジ部144により押え板134の内端部側
を皿バネ145のバネ力に抗し軸端143側へ押し,押
え板134をピン130bを中心に反時計方向に回転し
,リングギヤ133に接触している押え板134の押付
力を解除し,リングギヤ133をギヤ132に対し回転
可能にして,位相調整を行う。位相調整が終ると,調整
ネジ141を軸端143から離れる方向へ移動し,皿バ
ネ145により押え板134をピン130bを中心に時
計方向に回転させて,リングギヤ133をギヤ132に
圧着,固定する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き構成によれ
ば,位相調整に伴う手作業は大幅に削減できる。しかし
,反転胴13が回転している間,調整ねじ141,ギヤ
139,140等も常に回転しているため,これらの部
品の摩耗が早いという問題点があるだけでなく,ギヤ1
39,減速機138,クラッチ136が高速で回転する
ので振動がでて印刷に悪影響を及ぼす可能性がある。 加えて,調整ねじ141は反転胴ギヤ132に螺入され
ているので,回転始動の際にゆるみを生じ易いという問
題点もある。更に,上記構成要素が回転軸131の軸端
143に設けられるので,印刷機全体の軸方向長さが大
きくなるという問題点もある。それ故,本発明の主たる
課題は,倍径胴の位相調整に伴う手作業を軽減できるだ
けでなく,リングギヤを反転胴ギヤに対して圧着あるい
はこの圧着から解放するために必要な構成を簡略化して
摩耗する可能性のある部品を無くすことにある。
【0011】
【課題を解決するため手段】本発明によれば、本体フレ
ームに軸支された反転胴と送り胴とを含み、これらの各
胴の回転軸には反転胴ギヤと送り胴ギヤとをそれぞれ固
定し、一方のギヤの外周段部には環状ギヤを回転可能に
装着し、前記環状ギヤを他方のギヤに歯合させた状態で
前記一方のギヤに押し付ける押付け機構を備えた反転機
構付枚葉印刷機において、一方のギヤを固定した方の回
転軸端におねじ部を形成し、前記押付け機構を、前記お
ねじ部に歯合させたねじ板と、該ねじ板と前記環状ギヤ
との間に介在させた押え板と、前記ねじ板を回転させて
前記押え板を前記環状ギヤに押し付けることで前記環状
ギヤを前記一方のギヤに押し付ける駆動機構と、該駆動
機構と前記ねじ板とを機械的に連結、切り離しするため
のクラッチとで構成したことを特徴とする反転機構付枚
葉印刷機が得られる。本発明によればまた,本体フレー
ムに軸支された反転胴と送り胴とを含み、これらの各胴
の回転軸には反転胴ギヤと送り胴ギヤとをそれぞれ固定
し、一方のギヤの外周段部には環状ギヤを回転可能に装
着し、前記環状ギヤを他方のギヤに歯合させた状態で前
記一方のギヤに押し付ける押付け機構を備えた反転機構
付枚葉印刷機において、前記一方のギヤを固定した方の
回転軸端におねじを形成し、前記押付け機構を、前記お
ねじ部に歯合され外周にねじを形成したねじ板と、該ね
じ板と前記環状ギヤとの間に介在させた押え板と、前記
本体フレームに固定された支持枠によって回転可能に支
持され一端に第1のギヤを固着したスプライン軸と、該
スプライン軸にスライド可能に装着された第2のギヤと
、該第2のギヤを前記ねじ板の外周ねじに歯合、分離す
るようにスライドさせる機構と、前記第1のギヤに減速
機構を介して連結したモータ駆動部とで構成したことを
特徴とする反転機構付枚葉印刷機が得られる。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、印刷運転中、前記ねじ板
と前記駆動機構とは機械的に分離状態にあり、前記ねじ
板は前記環状ギヤを前記一方のギヤに押し付けるように
締め付けられている。位相調整を行う場合には、印刷運
転停止状態にて前記ねじ板と前記駆動機構とを前記クラ
ッチで連結し、前記駆動機構により前記ねじ板を前記環
状ギヤに対する締め付けをゆるめる方向に回動させる。 位相調整が終了したら、前記ねじ板と駆動機構とは再び
分離状態におかれる。
【0013】
【実施例】図1,図2を参照して本発明の第1の実施例
について説明する。反転胴における回転軸131と反転
胴ギヤ132及びリングギヤ133の関係は図6と同じ
であるが、押え板134は複数のピン132−1で反転
胴ギヤ132に対して回転しないように設けられている
。リングギヤ133には摩擦部材133−1が固着され
て印刷運転中に反転胴ギヤ132とリングギヤ133と
の間にすべりが生じないようにしている。反転胴ギヤ1
32を取り付けた回転軸131の端部にはおねじ部13
1−1が形成されている。おねじ部131−1には円形
のねじ板41が螺合されている。本体フレーム100に
は支持枠42が設けられ、この支持枠42には、軸受4
4aを介して軸体44が回転軸131と同心状かつ回転
可能に軸支されている。軸体44はまた、回転軸131
の先端に形成された凹部に軸受44bにより支持されて
いる。軸体44には、キー44cによりクラッチ機構4
5(ここでは電磁クラッチ)の駆動部45aが軸方向に
スライド可能に設けられている。ねじ板41には、駆動
部45aの連結、切離しが可能なクラッチ機構の被駆動
部材45bが固着されている。軸体44の先端には、ア
ーム46の一端が取り付けられ、アーム46の他端には
エアあるいは油圧により駆動するシリンダ機構47が連
結されている。以上のようにして、リングギヤ133に
対する押付け機構が構成されている。なお,回転軸13
1の軸端形成されたおねじ部131−1のねじ方向は回
転軸131が回転した際にねじ板41が締まる方向に形
成すると良い。
【0014】この押付け機構は以下のように動作する。 図1は、クラッチ機構45における駆動部45aと被駆
動部45bとが分離した状態を示している。この状態で
印刷運転中はねじ板41と被駆動部材45bとが回転軸
131と共に回転するが、駆動部45a、軸体44は回
転しない。なお、この時、ねじ板41は押え板134を
リングギヤ133に押しつけてリングギヤ133が反転
胴ギヤ132と一体に回転する。
【0015】位相調整を行う場合には、印刷機を停止さ
せ、クラッチ機構45における駆動部45aを励磁して
駆動部45aを被駆動部45bに連結させる。次に、シ
リンダ機構47を作動させてアーム46を反時計方向に
回動させることにより、軸体44、クラッチ機構45を
回動させ、ねじ板41をおねじ部131−1から外す方
向に回動させることで押え板134に対する押えを解放
する。このことにより、反転胴13と倍径胴12は独立
して回転可能となり、位相調整を行うことができる。位
相調整が終了したら、シリンダ機構47を元の状態に戻
してアーム46を元の位置に復帰させ、軸体44、クラ
ッチ機構45によりねじ板41を締め付けの方向に回動
させることにより、押え板134をリングギヤ133に
押し付けリングギヤ133と反転胴ギヤ132とを一体
的に回転可能にする。なお、軸体44を回転駆動する機
構は上記実施例に限らず、例えば軸体44の端部にアー
ム46の代わりにギヤを設け、このギヤに減速機構を介
してモータ駆動機構を連結することで実現しても良い。
【0016】図3,図4は本発明の他の実施例を図1,
図2と同じ部分について示している。この実施例では、
反転胴ギヤ132の端部にボルト51によって延長軸5
0を固着し、この延長軸50におねじ部50−1を形成
している。リングギヤ133と押え板134との間には
リング状のスペーサ52を介させている。リングギヤ1
33には摩擦部材133−1が固着されて印刷運転中に
反転胴ギヤ132とリングギヤ133との間にすべりが
生じないようにしている。延長軸50には押え板134
が装着されおねじ部50−1にはねじ板41が螺合され
ている。ねじ板41は、ねじ体41−1とこのねじ体4
1−1にボルト41−2で固定されたギヤ体41−3と
から成る。本体フレーム100には支持枠42を介して
ベースプレート53が設けられ、軸受54を介して延長
軸50の先端を支持している。
【0017】本体フレーム100からベースプレート5
3を貫通してスプライン軸55が架け渡され、スプライ
ン軸55の先端にはウォームホィール56が取り付けら
れている。スプライン軸55のスプライン部分にはギヤ
57が軸方向にスライド可能に装着されている。ギヤ5
7は後述するシリンダ機構によりスライド駆動されて、
ギヤ体41−3と歯合したり、分離する。ベースプレー
ト53には、モータ58がセットされ、このモータ58
の出力軸にトルクリミッタ59を介して連結されたウォ
ームギヤ60にウォームホィール56が歯合されている
【0018】図5を参照して、ギヤ57をスライドさせ
るシリンダ機構61はベースプレート53に設置されて
いる。図5では、スライド移動をわかり易くするため、
ギヤ57の上半分はねじ体41−3と歯合する位置にあ
ることを示し、ギヤ57の下半分がねじ体41−3から
外れた位置にあることを示している。シリンダ機構61
はエアあるいは油圧駆動であり、ピストン軸62にギヤ
57を移動させるための第1の案内板63が取り付けら
れ、この案内板63と対向してギヤ57を挾むように第
2の案内板64が設けられる。第1,第2の案内板63
,64には共に、スプライン軸55が回転自在な状態で
貫通している。ギヤ57と第1,第2の案内板63,6
4の間には軸受65が配置されている。
【0019】以上のように構成された押付け機構は、以
下のように動作する。図3は、ねじ板41とギヤ57と
が分離した状態を示している。この状態で印刷運転中は
、ねじ板41、押え板134、スペーサ52、リングギ
ヤ133、反転胴ギヤ132はいずれも回転軸131と
共に回転する。なお、ねじ板41は押え板134をリン
グギヤ133に押し付けるように締め付けされた状態に
ある。
【0020】位相調整を行う場合には、印刷機を停止さ
せ、シリンダ機構61を作動させてギヤ57をスライド
させ、ねじ板41のねじ体41−3に歯合させる。次に
、モータ58を起動してウォームホィール56を回動さ
せることにより、スプライン軸55と共にギヤ57を回
転させ、ねじ板41をおねじ部50−1から外す方向に
回動させることで押え板134に対する押えを解放する
。このことにより、反転胴13と倍径胴12とが独立し
て回転可能となり、位相調整を行うことができる。勿論
、位相調整作業中はモータ58は停止させる。位相調整
が終了したら、モータ58を逆転させてねじ板41の締
め付けを行い、押え板134をリングギヤ133に押し
付けるようにする。この後、モータ58を停止させると
共に、シリンダ機構61を元の状態に戻してギヤ57を
ねじ板41から分離させる。以上の説明で明らかなよう
に、本発明によれば位相調整に伴なう反転胴ギヤ132
に対するリングギヤ133の押え付け、押え付けの解除
を自動化することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば反転
胴ギヤとリングギヤとを圧接状態にする押付け機構を印
刷機が運転中に際して、上記2つのギヤに対して摩擦を
生ずることの無い部品で構成したことにより、印刷運転
による摩耗部分が無く、しかも位相調整に伴なう作業を
短時間かつ労力無しで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】図1に示された部分を側面から見た図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部を示す断面図である
【図4】図3に示された部分を側面から見た図である。
【図5】図3に示されたギヤ57をスライドさせる駆動
機構を説明するための断面図である。
【図6】反転機構付枚葉印刷機の動作を片面刷の場合に
ついて説明するための図である。
【図7】反転機構付枚葉印刷機の動作を両面刷の場合に
ついて説明するための図である。
【図8】反転機構付枚葉印刷機における倍径胴と反転胴
及び渡し胴との間の連結駆動構造を示した断面図である
【図9】従来の押付け及び押付け解除機構を示した断面
図である。
【符号の説明】
12    倍径胴 13    反転胴 41    ねじ板 45    クラッチ機構 46    アーム 47    シリンダ機構 50    延長軸 53    ベースプレート 55    スプライン軸 58    モータ 132    反転胴ギヤ 133    リングギヤ 134    押え板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  本体フレームに軸支された反転胴と送
    り胴とを含み、これらの各胴の回転軸には反転胴ギヤと
    送り胴ギヤとをそれぞれ固定し、一方のギヤの外周段部
    には環状ギヤを回転可能に装着し、前記環状ギヤを他方
    のギヤに歯合させた状態で前記一方のギヤに押し付ける
    押付け機構を備えた反転機構付枚葉印刷機において、前
    記一方のギヤを固定した方の回転軸端におねじ部を形成
    し、前記押付け機構を、前記おねじ部に歯合させたねじ
    板と、該ねじ板と前記環状ギヤとの間に介在させた押え
    板と、前記ねじ板を回転させて前記押え板を前記環状ギ
    ヤに押し付けることで前記環状ギヤを前記一方のギヤに
    押し付ける駆動機構と、該駆動機構と前記ねじ板とを機
    械的に連結、切り離しするためのクラッチとで構成した
    ことを特徴とする反転機構付枚葉印刷機。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の反転機構付枚葉印刷機
    において、前記駆動機構を、前記本体フレームに固定さ
    れた支持枠によって前記一方のギヤを固定した固定軸と
    同心状かつ回転可能に配置した軸と、該軸に固着したア
    ームと、該アームを回動させるシリンダ機構とで構成し
    、前記軸に前記クラッチを装着したことを特徴とする反
    転機構付枚葉印刷機。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の反転機構付枚葉印刷機
    において、前記駆動機構を、前記本体フレームに固定さ
    れた支持枠によって前記一方のギヤを固定した固定軸と
    同心状かつ回転可能に配置した軸と、該軸に固着したギ
    ヤと、該ギヤに減速機構を介して連結したモータ駆動部
    とで構成し、前記軸に前記クラッチを装着したことを特
    徴とする反転機構付枚葉印刷機。
  4. 【請求項4】  本体フレームに軸支された反転胴と送
    り胴とを含み、これらの各胴の回転軸には反転胴ギヤと
    送り胴ギヤとをそれぞれ固定し、一方のギヤの外周段部
    には環状ギヤを回転可能に装着し、前記環状ギヤを他方
    のギヤに歯合させた状態で前記一方のギヤに押し付ける
    押付け機構を備えた反転機構付枚葉印刷機において、前
    記一方のギヤを固定した方の回転軸端におねじを形成し
    、前記押付け機構を、前記おねじ部に歯合され外周にね
    じを形成したねじ板と、該ねじ板と前記環状ギヤとの間
    に介在させた押え板と、前記本体フレームに固定された
    支持枠によって回転可能に支持され一端に第1のギヤを
    固着したスプライン軸と、該スプライン軸にスライド可
    能に装着された第2のギヤと、該第2のギヤを前記ねじ
    板の外周ねじに歯合、分離するようにスライドさせる機
    構と、前記第1のギヤに減速機構を介して連結したモー
    タ駆動部とで構成したことを特徴とする反転機構付枚葉
    印刷機。
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