JPH04220150A - 連続鋳造鋳片の表面温度制御方法 - Google Patents

連続鋳造鋳片の表面温度制御方法

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JPH04220150A
JPH04220150A JP3181791A JP3181791A JPH04220150A JP H04220150 A JPH04220150 A JP H04220150A JP 3181791 A JP3181791 A JP 3181791A JP 3181791 A JP3181791 A JP 3181791A JP H04220150 A JPH04220150 A JP H04220150A
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修 近藤
Tsutomu Takamoto
高本 勉
Satoru Inoue
哲 井上
Masanari Hamada
浜田 勝成
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造鋳片の表面温
度制御方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】連続鋳造設備においては、鋳型での1次
冷却に続き、スプレーによる2次冷却が行われている。 前記2次冷却が行われている部分を2次冷却帯というが
、これは冷却水の散布によって行われ、鋳片品質(内部
割れ、中心部の偏析及び表面欠陥等)に及ぼす影響が甚
大であるため、適正な水量が要求される。 【0003】ところで、2次冷却水の制御方法として従
来から行われているものとしては、(1)オペレータの
手動介入による定置制御方法、(2)引き抜き速度に応
じて自動的に変化させる方法、が知られている。しかし
、これら(1)、(2)の方法は共に鋳込速度の変化に
応じて適正な水量を設定することが困難である。そこで
この問題点を解決するために、(3)2次冷却帯をいく
つかの冷却ゾーンに分割し、伝熱方程式に基づいたモデ
ルにより鋳片の表面及び内部の温度を計算し、各冷却ゾ
ーン毎に最適水量を設定する方法が知られている。 【0004】この(3)の方法は、鋳片の全長にわたっ
て伝熱計算によるトラッキングを行い予測温度及び冷却
水量を算出するため、種々の冷却条件の変化に対処でき
るという反面、前記計算量が莫大な量であるため、大型
のコンピュータを必要とし、又1つのコンピュータで複
数のストランドを制御する場合には、各ストランドに対
して各々計算する必要があるため、一定制御周期内にお
ける処理量が増大し、コンピュータの負荷が過大となる
ことがある。 【0005】そのため、(4)予め伝熱モデルによって
設定鋳込速度に対する最適冷却水量を求めておき、一定
時間毎の鋳込長さ及び各制御ゾーンにおける滞留時間か
ら求めた履歴鋳込速度を現時点における鋳込速度に応じ
て修正し、これを前記設定鋳込速度に対応させ最適冷却
水量を決定する方法が開示されている(特開昭63−2
35055号公報)。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】前記(4)の方法では
予め最適水量を求めておく際に、その設定条件として溶
鋼温度、冷却水温度は一定として設定される。ところが
、鋳込開始時から鋳込終了時の間には、雰囲気温度等の
要因によって溶鋼が冷却されるためその温度は一定では
ない。また、気候、時刻等により一定温度の冷却水を供
給することは困難である。すなわち、鋳込中に溶鋼温度
が変化したり、冷却水温度が変化し、前記の予め求めて
おいた鋳込速度に対する鋳片冷却水量から外れる場合が
ある。 【0007】そこで、第1の本発明は、上記したような
各種の問題点に鑑みて成されたものであり、コンピュー
タの負荷を大幅に軽減し、小規模のコンピュータによっ
ても適正な冷却水量の設定調整が可能となり、さらに予
め設定した冷却水量に前記鋳造中の溶鋼温度と冷却水温
度の変化を考慮した鋳片冷却水量を設定し、健全な鋳片
を鋳造できる連続鋳造鋳片の表面温度制御方法を提供す
ることを目的としている。 【0008】また、連続鋳造の操業においては、生産性
の向上を目的に、ひとたび鋳造を開始すると、鋳造を停
止せずに操業が継続される。その方法としては、連続鋳
造設備では、レードルからタンディッシュに溶鋼を注入
し、前記タンディッシュから鋳型に溶鋼が注入されるが
、ここで、新しい溶鋼をレードル内に用意し、タンディ
ッシュをバッファとして使用し、タンディッシュ内には
常に新しい溶鋼を供給すれば良い。 【0009】ところが、レードル内に用意した溶鋼成分
が、先に鋳造している鋳片成分と同一のものとは限らな
い。そこで、タンディッシュ内でこれら2種類の溶鋼の
成分混合を防止するため、次のような方法でレードルか
らタンディッシュ内に溶鋼を注入する。すなわち、タン
ディッシュ内の溶鋼をある一定値以下にし、(ア)タン
ディッシュ内にレードルより新しい溶鋼を注入する。あ
るいは、(イ)タンディッシュを新しいものに交換し、
この新しいタンディッシュ内にレードルより新しい溶鋼
を注入する。 【0010】ここで、タンディッシュ内の溶鋼をある一
定値以下にした後、新しい溶鋼をレードルから注入する
ことを開始し、タンディッシュ内の溶鋼がある一定値以
上になるまでの間は、モールド内に溶鋼は供給されない
。そのため、鋳造速度を停止する必要があり、しかもこ
れは数分に及ぶ。この鋳造速度が停止している際には、
前記従来の(4)の方法では冷却水量の設定が困難であ
り、冷却不足のため鋳片に復熱が生じ表面温度が上昇す
る、あるいは、過冷却のため鋳片表面温度が低下するな
どの問題点があった。 【0011】そこで第2の本発明は、コンピュータの負
荷を大幅に軽減し、小規模のコンピュータによっても適
正な冷却水量の設定調整が可能となり、さらに、鋳込速
度が0となる状態が数分間継続しても適切な鋳片冷却水
量を設定し、健全な鋳片を鋳造できる連続鋳造鋳片の表
面温度制御方法を提供することを目的としている。 【0012】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決しその目
的を達成するために、第1の本発明の連続鋳造鋳片の表
面温度制御方法は、連続鋳造機の2次冷却帯が複数の制
御ゾーンによって構成されており、各制御ゾーン毎に冷
却水量を調整することにより鋳片の表面温度を制御する
連続鋳造鋳片の表面温度制御方法において、予め伝熱モ
デルによって基準溶鋼温度及び基準冷却水温度における
設定鋳込速度に対する最適冷却水量の関係、ならびに溶
鋼温度と冷却水温度の変化に対する最適冷却水量の補正
係数をそれぞれ求めておき、一定時間毎の鋳込長さ及び
各制御ゾーンにおける鋳片の滞留時間から求めた履歴鋳
込速度を現時点における鋳片速度に応じて修正し、前記
設定鋳込速度に対応させて求めた最適冷却水量に、溶鋼
温度の測定値と冷却水温度の測定値から前記補正係数を
用いて求めた補正冷却水量を加えることにより鋳片冷却
量を決定するものである。 【0013】また、第2の本発明の連続鋳造鋳片の表面
温度制御方法は、予め伝熱モデルによって設定鋳込速度
に対する最適冷却水量を関係を求めておき、鋳片鋳造中
に鋳込速度が0になった場合に、一定時間毎の鋳込長さ
及び各制御ゾーンにおける鋳片の滞留時間から履歴鋳込
速度を算出し、この履歴鋳込速度を前記設定鋳込速度と
して最適冷却水量を求め、鋳片鋳造中に鋳込速度が0に
なった時点で、鋳込速度が0になった時刻から前記最適
冷却水量が一旦0になりその後正になる時刻にわたって
補正係数を算出し、この補正係数によって前記最適冷却
水量を修正し、これを冷却水量として決定するものであ
る。 【0014】 【作用】前記手段により、本発明では予め伝熱モデルに
よって、基準溶鋼温度及び基準冷却水温度における設定
鋳込速度に対する最適冷却水量の関係を求めておく。そ
して一定時間毎の鋳込長さ及び各制御ゾーンにおける滞
留時間から履歴鋳込速度を求め、これを現時点における
鋳込速度に応じて修正し、この結果を前記設定鋳込速度
に対応させることにより最適冷却水量を決定する。 【0015】次に、予め求めておいた溶鋼温度と冷却水
温度の変化に対する最適冷却水量の補正係数を用いるこ
とによって求めた補正最適冷却水量を前記最適水量に加
え、鋳片冷却水量を決定するのである。 【0016】また、鋳片鋳造中に鋳込速度が0になった
場合、現時刻と現時刻からある時刻にわたって算出した
補正係数によって、前記最適水量を修正し、鋳片冷却水
量を決定することになる。 【0017】 【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。まずオフラインにおける最適水量
の計算方法について説明する。 【0018】最適水量は操業条件によって設定される各
冷却ゾーン毎の目標温度を達成するために最も適した水
量であり、鋳込速度が一定であるという前提に基づいて
求められる。 【0019】これは図1に示すように熱伝達の観点から
鋳片の厚み方向を一次元とする一次元伝熱モデルを用い
ており、この図1中のiは鋳片幅方向の中央部における
鋳片厚み方向の表面から内部にかけて想定したメッシュ
を代表する点の番号であり、鋳片表面を1とした場合、
nは全メッシュ点数を表し、厚み方向の中心点の番号に
相当する。 【0020】なお、本伝熱モデルにおいては凝固を伴う
ためエンタルピ法にて計算を行うようにしており、この
基本式は、エンタルピをHi 、Δt時間後のエンタル
ピをHi ’とすれば下記数式1の如くになる。 【0021】 【数1】Hi ’=(Δt/ρΔV)(Qi −Qi+
i)+Hi  但し、Δt;計算時間間隔 ρ;比重 ΔV;メッシュ体積 Qi ;流入出熱量 【0022】ここで、i=1〜nであり、メッシュ数を
表しており、i=2〜nとした鋳片内部の流入出熱量Q
i は、下記数式2の如くになる。 【0023】 【数2】Qi =(Ki /Δl)(Ti−i −Ti
 )但し、Ki ;熱伝導率 Ti ;メッシュ点iでの温度 Δl;メッシュ間距離 【0024】また、i=1とした鋳片表面の流入出熱量
Qi は、下記数式3の如くになる。 【0025】 【数3】Qi =h(TW −Ti )       
 但し、TW ;水温(冷却水が散布されていない部分
においては雰囲気温度)                 h;表面での熱伝達
率【0026】上記伝熱モデルを用いて各ゾーンの最適
水量を計算する。図2は制御ゾーンと目標温度との関係
を示す連続鋳造設備の模式図である。図2中の5は鋳型
、4は鋳片である。鋳片4の全長に亘って設けられた冷
却水散布設備は鋳片長さ方向において数ゾーンに分割さ
れて制御されるように構成されており、ここでは3ゾー
ンに分割され、その各制御ゾーン1、2及び3に夫々鋳
込速度等の操業条件に応じた目標表面温度TA ,TB
 及びTC を設定する。 【0027】ここでまず、標準的な冷却水量を与えて制
御ゾーン1の出側の表面温度T1 を算出する。そして
|T1 −TA |<ε(ε;許容誤差)となるように
、水量、つまり水量に応じて決定される表面での熱伝達
率hを変化させ最適水量を算出決定する。 【0028】次に制御ゾーン1において求めた制御ゾー
ン1の出側のエンタルピHi を用いて制御ゾーン2の
出側の表面温度T2 を求め、以下同様にして順次各制
御ゾーンについての最適水量を算出する。 【0029】更に前記最適水量を複数の鋳込速度につい
て算出することによって設定鋳込速度(VC )と水量
(Q)との関係曲線を作成する。図3は上述のようにし
て作成されたVC −Q曲線の一例であり、実線、破線
及び一点鎖線は夫々制御ゾーン1、2及び3における設
定鋳込速度と水量との関係を示している。 【0030】さらに、溶鋼温度と冷却水量の関係を求め
るために、複数の溶鋼温度に対して前記鋳片冷却水量を
算出することによって各制御ゾーン毎に設定溶鋼温度(
ΔT)と水量(Q)との関係曲線を作成する。 【0031】同様に、冷却水温度と冷却水量の関係を求
めるために、複数の冷却水温度に対して前記鋳片冷却水
量を算出することによって各制御ゾーン毎に設定冷却水
温度(TW )と水量(Q)との関係曲線を作成する。 図4及び図5にれぞれ上述の方法にて求めた設定溶鋼温
度(ΔT)と水量(Q)との関係曲線(以下これを「Δ
T−Q曲線」と称する)、並びに設定冷却温度(Tw)
と水量(Q)との関係曲線(以下これを「Tw−Q曲線
」と称する)を示す。 【0032】以上の如く、オフラインにおいて基準溶鋼
温度及び基準冷却水温度に対して各制御ゾーンにおける
最適冷却水量を予め算出しておく。 【0033】次にオンラインにおける履歴鋳込速度及び
これを修正した鋳込速度(以下これを「修正鋳込速度」
と呼ぶ)の計算を行う。この履歴鋳込速度及び修正鋳込
速度は鋳込速度の時間的な変動を考慮して求めるもので
あり、現時点の鋳込速度に至る迄の前の速度、即ち過去
の速度の時間に対する変動量を重視することによって現
時点の速度との時間当りの増減関係を知り、これに応じ
て適正な冷却水量を決定するのである。 【0034】つまり、ある制御ゾーンにおいて、高速(
又は低速)であった鋳込速度が低速(又は高速)に急変
した場合、現時点の速度に応じて冷却水量を急激に減少
(又は増加)させると、鋳片に対する冷却水量が不足(
又は超過)して鋳片は高温(又は低温)となり目標温度
との差が大きくなることがある。従って、このような場
合には、冷却水量は除々に変化させるのがよく、そのた
めには時間当りの過去の速度変動量も考慮して冷却水量
を設定する必要がある。 【0035】前記履歴鋳込速度は過去の速度に基づいて
定まる鋳込速度であり、これを求めるためにまず鋳片の
各ゾーンjにおける平均滞留時間MRTjを算出する。 平均滞留時間MRTjは鋳片が鋳込開始から各制御ゾー
ンにおける鋳込方向の中央位置を通過する迄に滞留して
いた時間であって、これは速度変動によって異なるが、
平均的に捉えることによって求める。 【0036】まず、鋳込開始から一定時間間隔ΔS毎(
例えば10秒、20秒等)にその時間内に鋳込まれた距
離を求める。各ΔS毎の鋳込距離l1 、l2 、…、
lm は図6に示す如く第1番目のΔS1 、即ち鋳込
まれた直後の現在から最も近いΔSにおける鋳込距離を
常にl1 とすると、第2番目のΔS2 における鋳込
距離は新たな鋳込距離であるl1 と、ΔS1 におい
て距離がl1 であったところのl2 とで表される。 同様にして第m番目のΔSm における鋳込距離は、最
も新しいl1 、ΔSm−1 においてl1 であった
l2 、…、最初のΔS1 において鋳込まれた距離l
m とで表される。 【0037】次に、メニスカスからの鋳込長、即ち各Δ
Sが開始された先頭位置L1 、L2 、…、Lm を
求める。これは前記の結果を用いて第1番目のΔS1 
における鋳込長をL1 とするとL1 =l1 となる
。第2番目のΔS2 における鋳込長はL1 が新たな
l1 となり、L2 はその新たなl1 とΔS1 に
おいてl1 であったところのl2 との和l1 +l
2 である。同様にして第m番目のΔSm における鋳
込長は、下記数式4に示す如くなる。 【0038】 【数4】 【0039】次にメニスカスからゾーンjの中央位置ま
での距離をDzjとし、下記数式5となる条件を満足す
るmを求める。 【0040】 【数5】Lm <Dzj<Lm+1  【0041】そして、平均滞留時間MRTjを各ゾーン
j毎に求めると、下記数式6の如くになる。 【0042】 【数6】   MRTj=ΔS×〔m+(Dzj−Lm )/(L
m+1 −Lm )〕【0043】つまり数式5におい
てDzjが鋳込長Lの何番目の間に相当するかを求める
ことにより滞留時間の範囲を限定し、数式6においてΔ
Sm 内の鋳込速度の変動を平均的に捉えること、即ち
一定と仮定することによって平均滞留時間MRTjを特
定する。この結果を用いて求まるのが下記数式7に示す
履歴鋳込速度VEjであり、これを各ゾーンj毎に求め
る。 【0044】 【数7】VEj=Dzj/MRTj 【0045】そして、これを用いて下記数式8に示す修
正鋳込速度VMEjを各ゾーン毎に求める。 【0046】 【数8】VMEj =αj ×VEj+(1−αj )
×VC 但し、VC ;現時点における鋳込速度αj 
;各ゾーン毎の修正係数(0≦αj ≦1)【0047
】αj は鋳造設備又はゾーン毎に異なる冷却水ゾーン
の長さに対応してVMEj の適正値が異なるため、オ
フライン・シュミレーションにて各種の速度変化及び冷
却パターンについて伝熱モデルに基づいて決定する。 【0048】つまり修正鋳込速度VMEj は例えばピ
ンチローラ等から検出される現時点の鋳込速度VC と
、過去の鋳込速度に基づいて算出された履歴鋳込速度V
Ejとの相互関係によって決まり、この関係は各ゾーン
j毎に定まる修正係数αj によって決まる。例えばα
j が0又は0に近い場合、VMEj はVC 、即ち
現時点の鋳込速度によって定まる割合が高く、逆にαj
 が1又は1に近い場合には、VEjつまり過去の鋳込
速度に基づいて定まる割合が高い。 【0049】以上の如くオフラインにて算出された最適
水量Qと設定鋳込速度VC との関係と、オンラインに
て算出された修正鋳込速度VMEjとを用いてオンライ
ンにて設定冷却水量Qj を算出する。設定冷却水量Q
j は図7に示す如く、各制御ゾーン毎のVC −Q曲
線において速度変動の時間的考慮を加えた修正鋳込速度
VMEj の値をVC に対応させることにより決定さ
れる。 【0050】次に、上述した方法によって得られた最適
水量を、ΔT−Q曲線、及びTW −Q曲線を用いて補
正する方法を示す。先ず、ΔT−Q曲線を用いて補正す
る方法を示す。 【0051】図8にΔT−Q曲線における第j番目の制
御ゾーンの、測定時刻k及びk+1における溶鋼温度の
変化に対する冷却水量の変化を示す。この図8において
、ΔTk は測定時刻kにおける溶鋼温度、ΔTk+1
 測定時刻k+1における溶鋼温度、Qs k はΔT
k に対する最適冷却水量、Qs k+1 はΔTk+
1 に対する最適冷却水量である。 【0052】ここで、測定時刻kから測定時刻k+1迄
の間における溶鋼温度の変化に対する最適冷却水量の変
化量をδQs 、即ち下記数式9とし、測定時刻kから
測定時刻k+1迄の間における溶鋼温度の変化量をδ(
ΔT)、すなわち下記数式10とし、測定時刻kから測
定時刻k+1迄の間におけるΔT−Q曲線の変化率をβ
j とすれば、このβj は下記数式11となる。 【0053】 【数9】δQs =Qs k+1 −Qs k 【00
54】 【数10】δ(ΔT)=ΔTk+1 −ΔTk 【00
55】 【数11】βj =δQs /δ(ΔT)【0056】
ここで、添字jはこの変化率βj が第j番目の制御ゾ
ーンのものであることを示している。すなわち、測定時
刻kから測定時刻k+1迄の間における溶鋼温度の変化
に対する最適冷却水量の変化量δQs は、ΔT−Q曲
線の変化率βj 、いい替えると、溶鋼温度の測定値に
対する補正係数βj を用いて表現すれば、上記変化量
δQs は下記数式12の如くなり、このδQs が溶
鋼温度の変化に対する補正冷却水量である。 【0057】 【数12】δQs =βj ・δ(ΔT)【0058】
以上より、測定時刻kから測定時刻k+1迄の間におけ
る溶鋼温度の変化に対する最適冷却水量は、前記のオフ
ラインにて算出された最適水量Qと設定鋳込速度VC 
との関係と、オンラインにて算出された修正鋳込速度V
MEj とを用いて算出された設定冷却水量Qj に、
オンラインにて前記溶鋼温度の変化に対する最適冷却水
量の変化量、すなわち溶鋼温度の変化に対する補正冷却
水量δQs を加えることによって算出できる。 【0059】次に、Tw−Q曲線を用いて補正する方法
を示す。図9にTw−Q曲線における第j番目の制御ゾ
ーンの、測定時刻k及びk+1における冷却水温度の変
化に対する冷却水量の変化を示す。この図9において、
Twk は測定時刻kにおける冷却水温度、Twk+1
 は測定時刻k+1における冷却水温度、Qwk はT
wk に対する最適冷却水量、Qwk+1 はTwk+
1 に対する最適冷却水量である。 【0060】ここで、測定時刻kから測定時刻k+1間
での間における冷却水温度の変化に対する最適冷却水量
の変化量をδQw、すなわち下記数式13とし、測定時
刻kから測定時刻k+1迄の間における冷却水温度の変
化量をδ(Tw)、すなわち、下記数式14とし、測定
時刻kから測定時刻k+1迄の間におけるΔT−Q曲線
の変化率をγj とすれば、γj は下記数式15とな
る。 ここで、添字jはこの変化率γj が第j番目の制御ゾ
ーンのものであることを示している。 【0061】 【数13】δQw=Qwk+1 −Qwk 【0062
】 【数14】δ(Tw)=Twk+1 −Twk 【00
63】 【数15】γj =δQw/δ(Tw)【0064】す
なわち、測定時刻kから測定時刻k+1迄の間における
冷却水温度の変化に対する最適冷却水量の変化量δQw
は、Tw−Q曲線の変化率γj 、言い替えると、冷却
水温度の測定値に対する補正係数γj を用いて表現す
れば、下記数式16の如くになり、このδQwが冷却水
温度の変化に対する補正冷却水量である。 【0065】 【数16】δQw=γj ・δ(Tw)【0066】以
上より、測定時刻kから測定時刻k+1迄の間における
冷却水温度の変化に対する最適冷却水量は、前記オフラ
インにて算出された最適水量Qと設定鋳込速度VC と
の関係と、オンラインにて算出された修正鋳込速度VM
Ej とを用いて算出された設定冷却水量Qj に、オ
ンラインにて前記冷却水温度の変化に対する最適冷却水
量の変化量、すなわち冷却水温度の変化に対する補正冷
却水量δQwを加えることによって算出できる。 【0067】以上から溶鋼温度の変化及び冷却水温度の
変化に対する最適冷却水量は、前記のオフラインにて算
出された最適水量Qと設定鋳込速度VC との関係と、
オンラインにて算出された修正鋳込速度VMEj とを
用いて算出された設定冷却水量Qj に、オンラインに
て前記溶鋼温度の変化に対する最適冷却水量の変化量、
すなわち溶鋼温度の変化に対する補正冷却水量δQs 
と、前記冷却水温度の変化に対する最適冷却水量の変化
量、すなわち冷却水温度の変化に対する補正冷却水量δ
Qwを加えることによって算出できる。すなわち、以上
より得られる鋳片冷却水量をQQと書けば、下記数式1
7の如くになる。 【0068】 【数17】QQ=Qj +δQs +δQw【0069
】図10は従来方法によって求めた実施値を示すグラフ
であり、また、図11は第1の本発明方法によって求め
た実施値を示すグラフである。各々の図においては、横
軸は共通であり、それぞれ鋳込経過時間(分)を示し、
縦軸は上から順に鋳片の表面温度(℃)、冷却水量(l
)、鋳込速度(m/分)、及び溶鋼温度(℃)、冷却水
温度(℃)を示している。本例では制御ゾーンを3箇所
に、制御時間を20秒に設定した。 加えて、各ゾーンにおける修正係数αj はそれぞれ制
御ゾーン1ではα1 =0.5 、制御ゾーン2ではα
2 =0.75、制御ゾーン3ではα3 =1.0 、
とした。 【0070】また、図10、図11とも表面温度及び冷
却水量のグラフにおいては、実線はそれぞれ制御ゾーン
1の出側温度及び制御ゾーン1の冷却水量を示し、同様
に破線はそれぞれ制御ゾーン2の出側温度及び制御ゾー
ン2の冷却水量を示し、同様に一点鎖線はそれぞれ制御
ゾーン3の出側温度及び制御ゾーン3の冷却水量を示し
ている。 【0071】この実施例では鋳込速度が1.6 (m/
分)から1.8 (m/分)に一時変更されている。こ
の場合、図10、図11とも冷却水量は、グラフから判
るように、各々修正係数αj の値に応じて変化を示し
ている。 【0072】次に、表面温度のグラフから判るように、
鋳込速度の変化に対しては、従来の方法を示す図10に
おいては、制御ゾーン1及び3においては、各々20(
℃)以内に制御され、制御ゾーン2においてはそれ以下
の値に制御されている。ところが、溶鋼温度及び冷却水
温度の変化に対しては目標温度に対して制御性が悪化し
ている様子が判る。これに対して、第1の本発明法を示
す図11においては、鋳込速度の変化に対する表面温度
の制御性は従来の方法と同等であるが、溶鋼温度及び冷
却水温度の変化に対しては目標温度に対して制御性が明
らかに向上している様子が判る。 【0073】次に、鋳片4の鋳込速度が0となった場合
の補正係数の計算方法について説明する。まず、鋳込速
度が0となった場合の、平均滞留時間をMRTj* 、
履歴鋳込速度をVEj* 、修正鋳込速度をVMEj 
* と表し、それぞれの求め方について説明する。 【0074】現時刻の鋳込速度が0の場合には、前述の
数式6の平均滞留時間MRTjの算出式において、(D
zj−Lm )/(Lm+1 −Lm )で表される値
は、Lm+1 =Lm となるため算出できない。とこ
ろが、鋳片の移動距離は数式4で示されるが、鋳片が移
動しないことを考えると、この場合の平均滞留時間MR
Tj* は、下記数式18の如く考えてよい。 【0075】 【数18】MRTj* =ΔS×m 【0076】そして、このMRTj* を用いて履歴鋳
込速度VEj* を前述の数式7と同様に、下記数式1
9として、更に、修正鋳込速度VMEj * を前述の
数式8と同様にして下記数式20として求めることがで
きる。ただし、現在の鋳込速度は0であるため修正鋳込
速度VMEj * は、VMEj * =αj ×VE
j* である。 【0077】 【数19】VEj* =Dzj/MRTj* 【007
8】 【数20】 VMEj * =αj ×VEj* +(1−αj )
×VC 【0079】次に、補正係数の求め方について
説明する。まず、鋳込速度が0となった時刻をS0 と
し、時刻S0 から時刻S1jにわたって各制御ゾーン
jに対して補正係数を算出するものとする。このS1j
は、たとえば時刻S0 に鋳込速度が0となり、前記鋳
込速度の変更パターンが予め分かっている場合には、V
Ej* の変化を仮想計算して最適水量を求め、その最
適水量が一旦0となってその後正になる時刻をS1jと
すれば良い。 【0080】次に、時刻S0 において、以下のように
して補正係数を求める。すなわち、まず各制御ゾーンj
に対して、平均滞留時間MRTj* と、前記平均滞留
時間MRTj* を用いて算出される履歴鋳込速度VE
j* 及び修正鋳込速度VMEj * を、時刻S0 
から時刻S1jに至るまで一定時間間隔ΔS毎に仮想的
に計算する。次に、このようにして得られた修正鋳込速
度VMEj * と、オフラインにて算出された最適水
量Qと、設定鋳込速度VC との関係を用いて、時刻S
0 から時刻S1jに至るまで一定時間間隔ΔS毎に設
定冷却水量を仮想的に算出する。 【0081】ここで、以上のようにして、時刻S0 か
ら時刻S1jに至るまで一定時間間隔ΔS毎に、設定冷
却水量を仮想的に算出している間に、図12に示すよう
に、オフラインにて算出された最適水量Qと設定鋳込速
度VC との関係において、水量Qが0となる鋳込速度
が存在すればこの鋳込速度をVCj* とし、また図1
3に示すようにその時刻をS2jとする。 【0082】以上のようにして、鋳込速度VCj* と
時刻S2jを求め、各制御ゾーンjに対して、補正係数
Cpjを以下のとおり求める。すなわちVCj* とS
2jが存在しない制御ゾーンに対しては、Cpj(n)
=1とする。ここで、nは時間ステップであり、整数で
ある。 【0083】次に、前記VCj* とS2jが存在する
制御ゾーンに対しては、以下のようにしてCpjを求め
る。すなわち、時刻S0 から時刻S1jに至るまで一
定時間間隔ΔS毎に、修正鋳込速度VMEj * を算
出し、オフラインにて算出された最適水量Qと設定鋳込
速度VC との関係から各時間ステップ毎の設定冷却水
量Q1j(n)を仮想的に算出し、伝熱モデルを用いて
各制御ゾーンj出側毎の表面温度Tj (n)を求める
。ここで、nは時間ステップであり、各制御ゾーン出側
の目標温度をTjaimとすれば、下記数式21及び数
式22となるように各時間ステップの冷却水量Q2j(
n)を求め、各nに対して、Cpj(n)=Q2j(n
)/Q1j(n)、として補正係数Cpjを求める。 【0084】 【数21】     Tj (lj )=Tjaim    但し、
lj は、lj =〔(S1j−S0 )/ΔS〕を満
足する整数【0085】 【数22】 【0086】また、図14に示すように、時刻S2jに
おける修正鋳込速度をVC2j * 、時刻S1jにお
ける修正鋳込速度をVC1j * とし、Aj =(V
C2j * −VC1j * )と定義し、Aj <0
ならばCpj=1、Aj >0ならばCpj=1−aj
 ・Aj ・(S−S0 )、として各々の補正係数C
pjを求める。ここで、Cpj<0ならばCpj=0で
あり、Sは時間を表し、係数aj は実操業にて求める
定数である。 【0088】そして、最後に、鋳込速度が0である操業
中に、一定時間間隔ΔS毎に、修正鋳込速度VMEj 
* と、オフラインにて算出された最適水量Qと、設定
鋳込速度VC との関係を用いて算出された設定冷却水
量に、前記補正係数Cpjを剰算することによって冷却
水量を補正し設定冷却水量を決定する。 【0089】図15及び図16は第2の本発明による効
果を示すための図であり、図15は従来方法によって求
めた実施値を示すグラフ、図16は第2の本発明方法に
よって求めた実施値を示すグラフである。各々の図にお
いては、横軸は共通であり、それぞれ鋳込経過時間(分
)を示し、縦軸は上から順に鋳片の表面温度(℃)、鋳
込速度(m/分)を示している。本例では制御ゾーンを
3箇所に、制御時間を20秒に設定し、各ゾーンにおけ
る修正係数αj はそれぞれ、制御ゾーン1はα1 =
0.5 、制御ゾーン2はα2 =0.75、制御ゾー
ン3はα3 =1.0 、とした。 【0090】また、図15、図16とも表面温度及び冷
却水量のグラフにおいては、実線はそれぞれ制御ゾーン
3出側温度を示している。この図における表面温度のグ
ラフから分かるように、鋳込速度の変化に対して、従来
の方法を示す図15においては、表面温度は大きく過冷
却され、すなわち表面温度の制御性が悪化している。こ
れに対し、第2の本発明の方法を示す図16においては
、鋳込速度の変化に対して、表面温度はそれほど変化し
ておらず、すなわち表面温度の制御性が明らかに向上し
ている様子が分かる。 【0091】 【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
伝熱計算をオンラインにて行わないため、コンピュータ
の処理量が約100 分の1程度と大幅に減少され、こ
の結果、大型コンピュータを必要とせず、設備費を安価
に抑えることができる。又、多ストランド設備において
本制御方法を各ストランド毎に実施した場合においても
、ストランド増によるコンピュータの負荷は、ここの処
理量が少ないため容易に対応できる。さらに、冷却水量
の設定は伝熱計算に基づいているため、操業条件の変化
に高精度に対応でき、それに加えて、溶鋼温度及び冷却
水温度の変化に対応できるため、最適な冷却水量を設定
できる。また、鋳造速度が0の際には、各制御ゾーンに
最適な冷却水量を設定することが可能となり、健全な鋳
片を製造できるなど、本発明は優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される伝熱モデルの模式図である
【図2】制御ゾーンと設定温度との関係を示す模式図で
ある。
【図3】VC −Q曲線図である。
【図4】ΔT──Q曲線図である。
【図5】Tw−Q曲線図である。
【図6】平均滞留時間の算出方法を示す説明図である。
【図7】設定冷却水量の決定方法を示すVC −Q曲線
図である。
【図8】ΔT−Q曲線より補正冷却水量を算出する方法
を示す説明図である。
【図9】Tw−Q曲線より補正冷却量を算出する方法を
示す説明図である。
【図10】従来方法による第1の実施値を示す図である
【図11】第1の本発明方法による実施値を示す図であ
る。
【図12】本発明の補正係数の算出において鋳込速度を
示す説明図である。
【図13】同補正係数の算出において鋳込速度と鋳込時
間の関係を示す説明図である。
【図14】同補正係数の算出において定数Aj を示す
説明図である。
【図15】従来方法による第2の実施値を示す図である
【図16】第2の発明方法による実施値を示す図である
【符号の説明】
1  第1の制御ゾーン 2  第2の制御ゾーン 3  第3の制御ゾーン 4  鋳片 5  鋳型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  連続鋳造機の2次冷却帯が複数の制御
    ゾーンによって構成されており、各制御ゾーン毎に冷却
    水量を調整することにより鋳片の表面温度を制御する連
    続鋳造鋳片の表面温度制御方法において、予め伝熱モデ
    ルによって基準溶鋼温度及び基準冷却水温度における設
    定鋳込速度に対する最適冷却水量の関係、ならびに溶鋼
    温度と冷却水温度の変化に対する最適冷却水量の補正係
    数をそれぞれ求めておき、一定時間毎の鋳込長さ及び各
    制御ゾーンにおける鋳片の滞留時間から求めた履歴鋳込
    速度を現時点における鋳片速度に応じて修正し、前記設
    定鋳込速度に対応させて求めた最適冷却水量に、溶鋼温
    度の測定値と冷却水温度の測定値から前記補正係数を用
    いて求めた補正冷却水量を加えることにより鋳片冷却水
    量を決定することを特徴とする連続鋳造鋳片の表面温度
    制御方法。
  2. 【請求項2】  連続鋳造機の2次冷却帯が複数の制御
    ゾーンによって構成されており、各制御ゾーン毎に冷却
    水量を調整することにより鋳片の表面温度を制御する連
    続鋳造鋳片の表面温度制御方法において、予め伝熱モデ
    ルによって設定鋳込速度に対する最適冷却水量の関係を
    求めておき、鋳片鋳造中に鋳込速度が0になった場合に
    、一定時間毎の鋳込長さ及び各制御ゾーンにおける鋳片
    の滞留時間から履歴鋳込速度を算出し、この履歴鋳込速
    度を前記設定鋳込速度として最適冷却水量を求め、鋳片
    鋳造中に鋳込速度が0になった時点で、鋳込速度が0に
    なった時刻から前記最適冷却水量が一旦0になりその後
    正になる時刻にわたって補正係数を算出し、この補正係
    数によって前記最適冷却水量を修正し、これを冷却水量
    として決定することを特徴とする連続鋳造鋳片の表面温
    度制御方法。
JP3-31817A 1990-01-31 1991-01-30 連続鋳造鋳片の表面温度制御方法 Expired - Lifetime JP3006108B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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JP2325790 1990-01-31
JP2-23257 1990-01-31

Publications (2)

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