JPH04219170A - 物品をコーティングする方法及び装置 - Google Patents

物品をコーティングする方法及び装置

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JPH04219170A
JPH04219170A JP3021848A JP2184891A JPH04219170A JP H04219170 A JPH04219170 A JP H04219170A JP 3021848 A JP3021848 A JP 3021848A JP 2184891 A JP2184891 A JP 2184891A JP H04219170 A JPH04219170 A JP H04219170A
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coating
coating material
conveyor
bottle
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フィリップ ジー ニュートン
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パトリック ウィリアム ダガン
Hugo Dries
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    • B05C3/00Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S118/00Coating apparatus
    • Y10S118/03Container-related coater

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは、物品の外表面
にコーティング(被覆)を施す技術に関し、より詳しく
は、壊れ易い物品をポリマ材料で浸漬コーティングして
、物品の動的強度を増大させる方法及び装置に関する。 本発明は、ボトル、その他の容器等のガラス製品に適用
して、破壊に対するそれらの抵抗及び衝撃強度を増大さ
せることができる。従って、本発明は、便宜上、ガラス
製品に適用した場合に関連して説明するが、本発明はガ
ラス製品への適用のみに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】ガラスボトル、ジャー、その他の容器は
、比較的壊れ易い材料で作られているという商業上の欠
点を有している。このため、これらの容器は、外部衝撃
及び容器に充填される液体の圧力によって容易に壊れ易
い。容器は、特に、充填時、包装時、及び末端消費者に
至る流通チャンネルを通しての容器の輸送時において壊
れ易く、従って、一般に容器の注意深い取扱いをするた
めの特別な手順を採用して、容器の破壊を最小限にして
いる。しかしながら、このような手順は、容器(最終的
には容器の中身)のコストに悪影響を及ぼしている。
【0003】容器の破損し易さを最小限にするための種
々の包装構造が開発されているが、そのような包装は、
個々の未包装の容器に対しては効果がない。衝撃力を吸
収しかつ容器の破壊時にガラスの破片が飛び散らないよ
うに防止する作用をなす外部保護フィルム又はコーティ
ングを施して個々の容器を保護することが提案されてい
る。このようなコーティングには、弾性プラスチック材
料からなるフィルム及びスリーブが含まれている。オー
ストラリア国特許出願第15269/88号には、これ
らの幾つかの提案がなされておりかつコーティング材料
並びに該コーティング材料を適用する手順の概要が記載
されている。
【0004】このオーストラリア国特許出願に記載され
たコーティング材料は、ガラス容器の強度を向上させる
ことが判明している。しかしながら、少なくとも商業的
規模で容器に許容できるコーティングを施すことに困難
性がある。この提案に係るコーティング方法は、コーテ
ィング材料を容器の製造ライン以外のラインで塗布、す
なわち、容器を最初に製造した後、別の作業により容器
にコーティングするという方法である。従って、この提
案は、容器の取扱い工程が付加され、従って、容器全体
の製造コストを増大させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
、ガラスボトルその他のガラス容器等の壊れ易い物品の
外表面に保護コーティングを経済的に付着できる比較的
簡単な方法及び装置を提供することにある。本発明の他
の目的は、壊れ易い物品に保護コーティングを施す方法
及び装置であって、これらの物品の従来の製造工程への
一体化に特に適している方法及び装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明によれば、ガラス容器の外表面をコーティング
する方法において、前記容器が互いに接触しないように
配置して容器をコーティング経路に沿って搬送する工程
と、搬送される容器を液体コーティング材料の浴中に少
なくとも部分的に浸漬して、容器の外表面にコーティン
グ材料のコーティングを付着する工程と、容器に付着し
たコーティングを固化(セッティング、setting
)する工程とを有することを特徴とするガラス容器の外
表面をコーティングする方法が提供される。
【0007】好ましくは、前記容器を搬送する工程は、
前記容器をその上方領域でグリップし、容器を安定した
吊り下げ状態に保持する工程を備えている。グリップさ
れた容器は、次に、液体コーティング材料により容器に
加えられる浮力に抗して液体コーティング材料の浴中へ
と下方に移動される。その後、容器は、液体コーティン
グ材料の浴から上方に移動される。好ましくは、前記グ
リップした容器を液体コーティング材料の浴から上方に
移動させる工程では、ボトルのコーティングされた高さ
の約2/3がコーティング材料の浴から引き上げられる
までは、最初に、比較的急速に容器を引き上げる。次に
、容器は、液体コーティング材料の浴から最終的に引き
上げられるまでは、比較的ゆっくりと引き上げられる。
【0008】好ましくは、容器を搬送する工程は、コー
ティングの少なくとも一部が固化する間、容器を安定し
た吊り下げ状態に維持する工程を更に備えている。すな
わち、容器は、該容器に付着されたコーティングの一部
が固化した後に解放される。また、容器を連続して搬送
する間、容器は、コーティングの固化した部分で支持さ
れる。或いは、容器は、コーティングが固化される間中
、安定して吊り下げられた状態に維持することもできる
【0009】コーティング経路に沿う容器の搬送は、容
器の浸漬及びコーティングの固化を含む全コーティング
方法を通じて連続的に行なうのが好ましい。また、コー
ティング経路は、容器の浸漬度合及びコーティングの固
化度合を変えるべく調節可能であるのが好ましい。容器
の浸漬は、容器の一部のみを液体コーティング材料の浴
中に浸漬して、容器の浸漬された部分のみにコーティン
グを付着するのが好ましい。好ましくは、容器は、液体
コーティング材料を通して連続的に移動する。
【0010】コーティングの固化は、種々の技術を用い
て行うことができるが、少なくとも或る程度は、使用さ
れる液体コーティング材料の組成に基づいてどの技術を
用いるかを定める。コーティングが固化されると、コー
ティングは固形化(solidifying)されかつ
硬く(hardening)なる。コーティングの固化
により、容器に付着された液体コーティング材料が硬化
(キュアリング、curing) して、コーティング
を硬くかつ固形化する。
【0011】コーティングを硬化する工程は、コーティ
ング材料に電磁波を照射することが好ましい。また、紫
外線を照射することもできる。コーティングの硬化は、
1段階硬化又は2段階硬化のいずれでもよい。多段階硬
化の場合には、コーティングの一部は第1硬化段階の間
に硬化させ、第2硬化段階の間にコーティングの残部を
硬化させるのが好ましい。第1段階の硬化は、前記容器
をグリップしている間に行ない、第2段階の硬化は、前
記容器を解放した後、コーティングの硬化した部分で容
器を支持している間に行なうのが好ましい。或いは、1
段階硬化の場合に、容器をグリップしている間にコーテ
ィング全体を硬化させることもできる。
【0012】コーティングの固化は、コーティング材料
から揮発性成分を除去するため、容器に付着されたコー
ティングを加熱することにより行うこともできる。この
加熱により、コーティング材料の乾燥すなわち熱的熟成
(サーマルエージング)を達成することができる。コー
ティングの加熱は、概略的に上記したように、コーティ
ングの硬化と関連して行うことができ、コーティングが
硬化する前に加熱してコーティングを熱的に熟成するの
が好ましい。或いは、他の手順と関連させて加熱を行う
こともできる。
【0013】コーティングの加熱は、コーティング材料
を加熱ガスに曝すか、及び/又は予熱した容器を用いる
ことにより行うのが好ましい。本発明の方法は、連続容
器製造ラインに組み込むのが好ましい。この場合には、
徐冷がまコンベアから容器を連続的に受け取って、容器
をコーティング経路に沿って搬送することが可能になる
【0014】本発明によれば、また、コーティング経路
を形成するコンベア手段であって、前記容器が互いに接
触しないように配置して容器をコーティング経路に沿っ
て搬送すべく作動するコンベア手段と、液体コーティン
グ材料の浴を収容するコーティング容器とを有しており
、前記コンベア手段が、コーティング経路に沿って搬送
される容器の少なくとも一部をコーティング材料中に浸
漬して、容器の外表面にコーティング材料を付着させる
ことができるように配置されており、容器に付着された
コーティング材料を固化させる硬化手段を更に有してい
ることを特徴とするガラス容器の外表面をコーティング
する装置が提供される。
【0015】好ましくは、コンベア手段は、容器をその
上方領域でグリップする少なくとも1つのピックアップ
機構を備えている。容器はピックアップ機構から、安定
した吊り下げ状態に保持される。ピックアップ機構は、
グリップした容器をコーティング経路に沿って搬送すべ
く、コンベア経路に沿って移動できるようになっている
【0016】好ましくは、コンベア経路は、コーティン
グ容器の直ぐ上方に配置された全体として弧状をなす領
域を備えている。これにより、ピックアップ機構がコン
ベア経路の前記弧状領域に沿って移動するとき、ピック
アップ機構によりグリップされた容器が下方に移動して
液体コーティング材料中に入り、その後、液体コーティ
ング材料の浴から出て上方に移動することができる。コ
ンベア経路の弧状領域は、前記ピックアップ機構が、弧
状領域を通って移動し、グリップした容器を液体コーテ
ィング材料の浴から移動させるとき、ピックアップ機構
が、ボトルのコーティングされた高さの約2/3がコー
ティング材料の浴から引き上げられるまでは、最初に、
比較的急速に容器を引き上げ、次に、容器が液体コーテ
ィング材料の浴から最終的に引き上げられるまでは、比
較的ゆっくりと容器を引き上げることができるように配
置されている。
【0017】コンベア経路は無端であるのが好ましい。 また、好ましくは、コンベア手段が、コンベア経路に沿
って移動可能な無端コンベア部材を備えており、ピック
アップ機構が、前記コンベア部材と一緒に移動できるよ
うにコンベア部材に連結されている。好ましくは、ピッ
クアップ機構は、容器に付着されたコーティングの少な
くとも一部を固化手段により固化する間、容器を安定し
た吊り下げ状態に保持し続けるべく作動する。ピックア
ップ機構は、単一段階又は多段階の硬化を用いているか
否かに基づいて、容器に付着されたコーティングの一部
のみが硬化した後に、容器を解放すべく作動する。
【0018】固化手段には、容器に付着された液体コー
ティング材料を硬化させる硬化手段を設けることができ
る。好ましくは、硬化手段は、容器に付着されたコーテ
ィングを照射する電磁波を発生すべく作動する放射手段
を備えている。該放射手段は少なくとも2つの放射ユニ
ットを備えている。多段硬化を行う場合には、2つ以上
の放射ユニットを連続的に作動させ、各放射ユニットが
、容器に付着されたコーティングを照射し、該コーティ
ングの一部を硬化させるように構成する。これらの放射
ユニットは、ピックアップ機構からの容器の解放位置の
上流側及び下流側に1つずつ配置することができる。 好ましくは、上流側の放射ユニットは、容器がグリップ
されている間に、コーティングを照射してその一部を硬
化させ、下流側の放射ユニットは、容器が解放された後
に、コーティングを照射してコーティングの残部を硬化
させるようにする。別の単一段硬化においては、1つ以
上(例えば2つ)の放射ユニットを一緒に作動させて、
容器に付着されたコーティングを照射するように構成す
ることができる。
【0019】固化手段には加熱手段を設け、少なくとも
、容器に付着されたコーティングから揮発性成分を除去
する補助をするように構成することができる。硬化手段
に関連して加熱手段を使用する場合には、加熱手段を硬
化手段の上流側に配置するのが好ましい。好ましくは、
加熱手段は、加熱ガスの源に連結できる加熱チャンバを
備えている。また、コンベア手段は、前記加熱チャンバ
を通って延びていて、該加熱チャンバを通して容器を移
動させ、加熱ガスにより容器に付着されたコーティング
を加熱するように構成するのが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、本発明による方法及び装置の好ましい
実施例について説明する。本発明の理解を容易にするた
め、本発明の装置を示す添付図面を参照して説明するが
、本発明はここに図示しかつ説明する実施例に限定され
るものではない。図面、特に第1図〜第5図及び第16
図には、液体コーティング材料Mの浴中でボトルBを浸
漬コーティングし、ボトルBの外表面にコーティングC
を施すためのコーティング装置1が概略的に示されてい
る。本願明細書ではボトルBに関連して説明するけれど
も、本発明の方法及び装置は、他のガラス容器及びガラ
ス製品にも適用できることを理解されたい。
【0021】この実施例において、コーティング装置1
は、ボトル製造ラインと「インライン」に組み込むこと
ができ、従って、ボトル製造の一部としてボトルコーテ
ィングを行うことができる。コーティング装置1は、容
器の徐冷がま(図示せず)の下流側でコーティングが行
われるようにして製造ラインに配置するのが便利である
。コーティング装置1は徐冷がまコンベアRに隣接して
配置され、これにより、ボトル製造ライン(すなわち製
造工程)を停止又は中断させることなく、コンベアRか
らボトルBを取り出してコーティングした後、コンベア
Rに載せることができるようになっている。コーティン
グ装置1を徐冷がまの上流側に配置した場合でも、徐冷
がまからコンベアRに沿ってボトルBを移動させれば、
コーティングが遅延することはない。徐冷がまコンベア
Rは、徐冷がまベルトすなわち徐冷がまから離れるコン
ベアを備えていることを理解すべきである。
【0022】本発明の方法及び装置は、ボトル製造ライ
ンとインラインに組み込んで、コーティングを行うため
の初期状態のボトルが得られるようにするのが好ましい
けれども、オフラインとして使用して、既に製造されて
いるボトルのコーティングを別途行うように構成するこ
ともできる。このようにボトルの製造とは別にコーティ
ングを行う場合には、ボトルの製造後24時間以内、す
なわち、少なくとも、コーティングに悪影響を及ぼす劣
化がボトル表面に生じる前にコーティングを行うのが好
ましい。コーティングの前にボトルBの前処理が必要な
ため、コーティングは更に遅延することがある。この前
処理には、ボトル表面から水又は他の不純物を除去する
ためのボトルの洗浄及びアニーリングが含まれる。
【0023】この実施例では、裸ガラスの外表面にコー
ティングを施すことができるように、ボトルBが装置1
に供給される。しかしながら、別の実施例においては、
ボトルBの外表面に錫コーティングを施すことができる
ようにホットエンド処理し、その上に浸漬コーティング
を施すように構成することができる。このコーティング
によりガラスの外表面が保護されかつボトルBが全体的
に強化される。一般に、錫コーティングは、30〜50
被膜厚さ単位(coating thickness 
units 、”ctu’s”)の厚さを有している。
【0024】この実施例において、ボトルBは、制御さ
れた加熱状態にしてコーティング装置1に供給される。 後で一層明らかになるであろうが、この制御温度により
コーティングが改善される。より詳しくは、施されたコ
ーティング材料MがボトルB上で流動したり、したたり
落ちる傾向を低減させ、かつコーティング材料Mとボト
ルBとの間の結合を増強する。また、照射の前に行うコ
ーティングCのエージング(熟成、エージングについて
は後で詳述する)に要する時間を大幅に短縮するか省略
できることも判明している。
【0025】この実施例においては、ボトルBは約50
〜150℃(或る特定の実施例においては約100℃)
の温度を有している。一般に、ボトルBは、約140℃
の温度で徐冷がまから出てくるため、ボトルの温度は、
コーティング装置1に供給される前に、所望の温度まで
加熱又は冷却することにより制御される。ボトルBが徐
冷がまから出てくるときの加熱された状態を利用できる
ことは、ボトルBの製造時にインラインでボトルのコー
ティングを行う別の優れた理由でもある。
【0026】コーティング装置1において、ボトルBは
、入口領域3から出口領域4に至るコーティング経路2
に沿って矢印Aの方向に連続的に搬送される。これらの
領域3、4は、徐冷がまコンベアRに沿って互いに間隔
を隔てて配置されている。また、ボトルBは、入口領域
3と出口領域4との間で、横隊(line forma
tion) をなして搬送される。この配列は、個々の
ボトルBを前後に並べるように構成してもよい(図示せ
ず)。或いは、図示のように、横列のボトルBを前後に
配置して配列を構成してもよい。ボトルBの列の数は変
えることができる。図面には4列のボトルBが示されて
いるが、ボトル製造ラインのキャパシティに基づき、4
8列までのボトル列を考えることができる。
【0027】コーティング経路2に沿うボトルBの搬送
には、入口領域3でのボトルBの収集と、出口領域4で
のボトルBの堆積(depositing) とが含ま
れる。ボトルBの収集とは、徐冷がまコンベアRからボ
トルBをピックアップすることであり、一方、ボトルB
の堆積とは、ボトルBをコンベアR上で後方に押しやる
ことである。
【0028】この搬送を達成するため、コーティング装
置1は、コンベア機構6を備えたコンベア手段5を有し
ている。このコンベア機構6は、支持部材8に取り付け
られておりかつコンベア経路9に沿って連続的に移動で
きる無端コンベア部材7を有している。コンベア経路9
の一部9aはコーティング経路2に沿って延びている。 コンベア部材7は、コンベアベルト(図示せず)で構成
してもよいし、或いは図示のように、対をなす支持プー
リ、ホイール又はスプロケット11に取り付けられた1
対の互いに間隔を隔てて配置されたチェーン10で構成
することができる。
【0029】また、コンベア機構6は、コンベア経路9
に沿ってコンベア部材7を移動させる駆動ユニット12
を備えている。この駆動ユニット12は電気駆動モータ
のような駆動モータ13を有しており、該駆動モータ1
3は、直接的に(図示せず)、或いは図示のように適当
なベルト、プーリ、又はチェーン/スプロケット駆動伝
達機構を介して、コンベア部材7に連結することができ
る。
【0030】また、コンベア手段5は少なくとも1つの
ボトルピックアップ機構15を有している。このボトル
ピックアップ機構15は、コンベア部材7と一緒に移動
できるように該コンベア部材7に連結されており、かつ
入口領域3でボトルBをピックアップし、コーティング
中にコーティング経路2に沿ってボトルBを運搬し、コ
ーティングされたボトルBを出口領域4に向かって押し
下げるように作動する。各ピックアップ機構15は、ボ
トルBをその上方領域Uで保持することにより、ボトル
Bをピックアップ機構15から吊り下げて、コーティン
グ材料Mの浴中に浸漬(ディッピング)できるようにす
る。上方領域Uはコーティングされず、コーティング材
料Mの頂部ラインLは上方領域Uの下に位置している。 この実施例においては、ピックアップ機構15は、ボト
ルBの口部(finish) Fに隣接した箇所でボト
ルBを保持する。或る特定の実施例においては、ボトル
Bは、口部Fの直ぐ下の首部Nの箇所が保持される。他
の容器及び物品の場合には、別の上方領域Uを保持でき
ることは理解されよう。
【0031】図示のように、一連のピックアップ機構1
5は、コンベア部材7に沿って互いに間隔を隔てた関係
をなして連結されている。この構成により、各ピックア
ップ機構15が入口領域3を通って移動するとき、ピッ
クアップ機構15は、入口領域3で次のインラインボト
ル(単数又は複数)をピックアップすべく作動できる。 この実施例のようにボトルBの列が配置されている場合
には、各ピックアップ機構15は、ボトルBの次のイン
ライン列をピックアップすべく作動する。
【0032】コンベア部材7の移動速度は、入口領域3
でのピックアップ機構15の到達速度にほぼ等しい速度
でピックアップ機構15を通過させることにより、入口
領域3のボトルBをピックアップできる速度に選択され
る。このようにすれば、徐冷がまから下流側に移動する
ボトルBが、これらの製造工程において不当に遅延する
ことはない。コンベア部材7の移動速度は、ボトルBを
、1列につき約22〜48個のボトル数で横列に並べた
とき、1分間当り約200〜600個のボトルBが移動
するように設定される。従って、コーティング経路2に
沿って、1分間当り約9〜13列のボトルBが移動され
る。
【0033】各ピックアップ機構15は、各ボトルBを
その上方領域Uで解放自在にグリップする。このグリッ
プ力は、コーティング材料Mの浴中に浸漬させるべく、
ボトルBを安定して保持できる強さである。より詳しく
は、ピックアップ機構15は、コーティング材料Mによ
り加えられる浮力に抗してコーティング材料M中でボト
ルBを保持することができる。
【0034】各ピックアップ機構15は、グリップすべ
きボトルBの性質に基づき、任意の適当な構造にするこ
とができる。この実施例においては、各ピックアップ機
構15は少なくとも1対のグリップ部材16を有してい
る。各対をなすグリップ部材16は、それぞれのボトル
Bをグリップする閉鎖位置と、ボトルBをグリップしな
い開放位置との間で、互いに近づく方向及び離れる方向
に相対移動することができる。各ピックアップ機構15
はコンベア部材7に取り付けられている。コーティング
経路2に沿って延びているコンベアの部分は、ピックア
ップ機構15が入口領域3に入るときに、グリップ部材
16が入口領域3におけるそれぞれのボトルBと整合し
かつボトルBをグリップすべくその上方領域Uの回りで
移動できるように自動的に配向する形状を有している。 また、各ピックアップ機構15が出口領域4に近づいた
とき、グリップ部材16は、グリップしたボトルBを徐
冷がまコンベアR上に注意深く置くことができるように
自動的に配向される。
【0035】グリップ部材16の互いに隣接する対は、
グリップしたボトルBが互いに間隔を隔てて配置される
ように、充分な距離だけ間隔を隔てて配置されている。 この実施例の場合、ボトルBの間隔は約40mmのオー
ダである。グリップ部材16はグリップフィンガ17を
有しており、これらのフィンガ17は、グリップ時にボ
トルBと接触するグリップ部分18を有している。グリ
ップ部分18は、剛性のある材料で作り、ボトルBを安
定してグリップできるようにその上方領域Uと係合でき
る形状にするか、グリップ部分18を、弾性的な可撓性
を有する材料で作り、ボトルBを安定してグリップでき
るようにその上方領域Uと係合すべく変形できるように
する。この実施例においては、グリップ部分18は、該
グリップ部分がボトルBの首部Nの回りで確実に嵌合し
かつボトルBの口部Fを支持する支持肩部19を形成す
る形状になっているか、そのような形状に変形できるよ
うになっている。グリップフィンガ17又は少なくとも
グリップ部分18は、これらが剛性部材で作られている
場合には取り替えて、別の形状の容器又は物品を保持で
きるようにしてもよい。
【0036】グリップフィンガ17は、任意の適当な方
法で動かすことができる。これらのフィンガ17は、第
6図〜第9図及び第10図〜第14図に詳細に示す別の
実施例においては、互いに近づく方向及び離れる方向に
、リニア運動又は枢動できるようになっている。第6図
〜第9図に示す一実施例においては、各ピックアップ機
構15は、コンベア部材7に取り付けられた長いキャリ
ジ20を有しており、該キャリジ20には、グリップフ
ィンガ17が可動に連結されている。
【0037】各キャリジ20は長いフレーム21を備え
ており、該フレーム21は、矢印Aで示す移動方向を横
切るようにしてコンベア部材7に連結されている。更に
各キャリジ20は1対の支持シャフト22a、22bを
備えており、該支持シャフト22a、22bは、フレー
ム21に対して長手方向に摺動できるようにフレーム2
1に取り付けられている。各対の個々のグリップフィン
ガ17はそれぞれの支持シャフト22a、22bに1つ
ずつ固定されていて、シャフト22a、22bが反対方
向にリニアに摺動することによって、各対のグリップフ
ィンガ17を、それらの開放位置と閉鎖位置との間で相
対移動させるようになっている。
【0038】第10図〜第14図に示す別の実施例にお
いては、各ピックアップ機構15は、コンベア部材7に
取り付けられた長いキャリジ23を有しており、該キャ
リジ23には、グリップフィンガ17が可動に連結され
ている。各キャリジ23は、コンベア部材7に取り付け
られた長いフレーム24と、フレーム24に取り付けら
れたそれぞれの鋏リンク機構(scissor lin
kage)25とを備えている。各鋏リンク機構25は
少なくとも1対のリンク26a、26bを有しており、
各リンク26a、26bは、各対の1つのグリップフィ
ンガ17に固定されている。リンク26a、26bが、
枢軸線Xの回りで「鋏」作用をなして相対枢動運動を行
うと、グリップフィンガ17は、それらの開放位置と閉
鎖位置との間で相対的に枢動される。
【0039】また、各ピックアップ機構15は、グリッ
プフィンガ17をそれらの開放位置及び閉鎖位置に選択
的に移動させる駆動手段27を有している。図示の2つ
の実施例において、グリップフィンガ17は、開放位置
及び閉鎖位置のうちの一方の位置に押圧されており、こ
の押圧力に抗して他方の位置に移動できるようになって
いる。この押圧力は弾性押圧力である。この目的のため
、駆動手段27はグリップフィンガ17を押圧するため
の1つ以上の押圧ばね28を備えている。これらの実施
例においては、この押圧力は、グリップフィンガ17を
閉鎖位置に押圧するように作用している。これらの押圧
ばね28は、グリップフィンガ17に対して直接的又は
間接的に作用し、間接的に作用する構成は図示してある
が、直接的に作用する構成は図示してない。すなわち、
第6図〜第9図の実施例においては、押圧ばね28はフ
レーム21と支持シャフト22a、22bとの間のキャ
リジの構成部品に作用し、第10図〜第14図の実施例
においてはフレーム25と鋏リンク機構26との間の構
成部品に作用する。
【0040】また、駆動手段27は駆動機構29を備え
ている。この駆動機構29は、入口領域3においてボト
ルBをグリップするため及びその後に出口領域4に向か
ってこれらのボトルBを解放するため、グリップフィン
ガ17をそれらの開放位置に移動させるためのものであ
る。この駆動機構29は任意の適当な構造にすることが
できる。
【0041】図示の2つの実施例において、駆動機構2
9は、ピックアップ機構15の運動を利用して開放運動
を生じさせるようになっている。すなわち、駆動機構2
9はカム/フォロワ装置30を備えている。このカム/
フォロワ装置30は、第1図には概略的に示してあるが
、第6図、第7図、第10図及び第11図にはより詳細
に示してある。カム/フォロワ装置30は、入口領域3
及び出口領域4に隣接して固定された少なくとも1つの
カム31、32(第1図)と、各キャリジ20又は23
に設けられた少なくとも1つのフォロワ組立体33(第
6図、第10図)とを有している。各フォロワ組立体3
3はフォロワエレメント34を備えており、該フォロワ
エレメント34は、この実施例の場合には、カム31、
32と係合可能なローラである。このカム/フォロワ装
置30によれば、各ピックアップ機構15が入口領域3
及び出口領域4に向かって移動するとき、各フォロワエ
レメント34がそれぞれカム31、32と自動的に係合
し、これに応答してフォロワ組立体33が移動され、こ
れにより、押圧ばね28の閉押圧力に抗してグリップフ
ィンガ17が移動される。
【0042】各フォロワ組立体33は、グリップフィン
ガ17に対して、直接的(図示せず)又は間接的(図示
)に作用する。すなわち、各フォロワ組立体33は、支
持シャフト22a、22b又は鋏リンク機構26のよう
なキャリジの構成部品に作用させることができる。各ピ
ックアップキャリジ15には単一のフォロワ組立体33
を設けて、全ての対のグリップフィンガ17を作動させ
ることができる。別の構成として、図示のように、1対
のフォロワ組立体33を設けて各フォロワ組立体33が
1つ以上のグリップフィンガ17を駆動するように構成
するか、或いは、入口領域3及び出口領域4に隣接して
1対のカム31、32を固定し、それぞれのフォロワエ
レメント34と係合するように構成してもよい。
【0043】コーティング経路2に沿って延びているコ
ンベア経路9の部分9aは、ピックアップ機構15によ
り保持されたボトルBを、液体コーティング材料Mの浴
中へと下方に移動させる浸漬動作を行わせることができ
るように構成されている。コーティング材料Mの浴に隣
接するこのコンベア経路の部分9aは全体として弧状を
なしており、これにより、ピックアップ機構15がこの
部分9aに沿って移動しかつグリップされたボトルBが
コーティング材料Mの浴に出入りすることができるよう
になっている。ボトルBは、浴中にある間、コーティン
グ経路2に沿って移動する。コーティング経路2は、液
体コーティング材料Mの浴中への浸漬速度、最大浸漬時
間及び浴からの引き上げ速度を変化させて所望のコーテ
ィング厚さが得られるように調節することができる。コ
ーティング経路2の調節には、コンベア経路9、より詳
しくは、コーティング材料Mの浴に隣接する部分9aの
調節が含まれる。
【0044】ボトルBの浸漬時間は、ボトルBの性質及
び形状、並びにコーティング材料Mの組成及び希望する
コーティングによって変化させることができる。一般に
、浸漬は、ボトルBに許容できるコーティングCを形成
するのに充分な時間をかけて行われる。この実施例にお
いては、浸漬時間は、ボトルBに約3〜5ミクロンの厚
さ(硬化後の厚さ)の均一なコーティングを施すのに約
10秒のオーダである。しかしながら、ボトルBのかか
と部Hの周囲及びベース部Oの全体には、約10ミクロ
ン(硬化後の厚さ)までの厚さのコーティングを施すこ
とができる。このように厚いコーティングを施せば、ボ
トルBのその後の使用時に、ボトルBの保護能力を高め
ることができる。
【0045】使用されるコーティング材料Mに基づき、
コーティングCの品質は、コーティング材料Mの浴中へ
のボトルBの移動速度及び/又は浴からのボトルBの引
き上げ速度により影響を受ける。特に、コーティング材
料Mの浴からのボトルBの垂直引き上げ速度は重要であ
り、引き上げ速度が大き過ぎると、コーティングの厚さ
が不均一になったりコーティングがしたたり落ちたりす
る。引き上げ速度によってコーティング材料Mの厚さが
制御され、高速の場合には、ボトルBと一緒に浴からよ
り多量の材料Mが引き出され、低速の場合には少量の材
料Mが引き出されるため過剰の材料をより減らすことが
できる。この実施例においては、コーティング材料Mの
浴から、ボトルBを2段階の異なる速度で引き上げるの
が有効であることが判明している。より詳しくは、コー
ティングされたボトル高さの約2/3が浴から引き上げ
られるまでは、第1段階として比較的高速でボトルBを
引き上げる。この後、第2段階として、より低速で引き
上げ、この速度でボトルBを最後まで引き上げる。第1
段階は、ボトルBに付着されるコーティング材料Mが不
充分になることを避け、第2段階は、ボトルBのベース
部Oにおけるコーティング材料Mのしたたり又は流動を
最小限にする。
【0046】ボトルBの浸漬時間及びコーティング材料
Mの浴からの引き上げ速度は、全体として弧状をなして
いるコーティング経路部分9aの一部(特に、コーティ
ング材料Mの浴に直ぐ隣接した部分)を変化させること
により調節することができる。この調節は、コンベア経
路9の一部9aに沿って互いに間隔を隔てて配置された
チェーン10を支持しているスプロケット11の数、及
び/又は相対サイズ、及び/又は相対位置の選択及び変
更を行うことにより達成される。この方法により、1つ
以上のスプロケット11を変化させることができる。ス
プロケット11をこのように変化させることによって、
互いに間隔を隔てたチェーン10がコーティング経路の
一部9aに沿って移動する角度(従って、この部分9a
に沿ってピックアップ機構15を移動させる角度)を、
この下に横たわるコーティング材料Mの浴に対して所望
通りに変化させることができる。当業者には、任意の適
当な取付け機構(図示せず)を介して、スプロケット1
1を移動自在及び/又は着脱自在に取り付けできること
は明らかであろう。
【0047】コーティング装置1は、液体のコーティン
グ材料Mの浴を保持する容器35(第1図)を有してい
る。この容器35は、ボトルBの浸漬を行うのに適した
任意の形状及びサイズを有している。また、容器35は
、開放した頂部36、1対の側壁37及び1対の端壁3
8を有している。側壁37は、コーティング経路2を横
切るように延びておりかつ開放した頂部36から下方に
向かって収斂した形状を有しており、容器35の端部形
状が、コーティング材料Mの浴を通るボトルBの移動ラ
インにほぼ一致するようになっている。これにより、コ
ーティング中に容器35内に保持されるコーティング材
料Mの過剰量を最小限にすることができる。開放した頂
部36は、部分的に閉鎖するか少なくとも遮蔽しておき
、容器35内のコーティング材料Mの劣化又は硬化を最
小限にし、従って材料Mの寿命を延長できるように構成
してもよい。
【0048】この実施例には示してないが、容器35は
「二重タンク」として構成し、外側タンク内に内側タン
クを配置することもできる。これらの両タンクはほぼ同
じ形状にしてもよいが、内側タンクの開放頂部が外側タ
ンクの開放頂部のレベルよりも僅かに下方に位置するよ
うに構成する。このように構成して、内側タンクをコー
ティング材料Mがオーバフローする状態に充満し、コー
ティング材料Mが内側タンクから外側タンクへと連続的
に流れるようにして、後で外側タンクからコーティング
材料Mを取り出すようにする。これにより、内側タンク
内に一定レベルのコーティング材料Mを維持することが
できる。また、コーティング材料Mを通るボトルBの運
動により引き起こされるコーティング材料Mの表面波を
最小限に留めることができる。
【0049】図示してはいないが、容器35には滴及び
しぶき受けトレー(すなわちガード)を設けておき、ボ
トルBから垂れ落ちる過剰のコーティング材料M又は容
器35からのしぶきを収集できるようにしてもよい。コ
ーティング装置1は、容器35内のコーティング材料M
の加熱及び/又は冷却が行えるようにしてもよい。これ
は、容器35内に(又は容器35に隣接して)、加熱/
冷却エレメントのような1つ以上の温度制御装置39を
取り付けることにより達成される。温度制御装置39に
よりコーティング材料Mを(少しでも)加熱又は冷却す
る度合は、コーティング材料Mの性質及び組成に基づい
て定められる。
【0050】コーティング材料Mは、任意の適当な組成
のものでよい。本発明の方法及び装置の好ましい実施例
における適当なコーティング材料Mとして、オーストラ
リア国特許出願第15269/88に記載されたポリマ
がある。 或る特定の実施例においては、コーティング材料Mが、
メチルエチルケトン(MEK)の揮発性希釈溶剤を含有
している。従って、容器35内のコーティング材料Mの
浴の温度は、溶剤の蒸発点すなわち沸点以下の温度に維
持される。この特定の実施例においては、容器35内の
コーティング材料Mは、約35℃までの大気温度に維持
され、一方、ボトルBは、コーティング材料Mに入ると
きに約80〜100℃の温度を有している。
【0051】この実施例では、ボトルBに付着されたコ
ーティング材料Mは、これに電磁波を照射することによ
り硬化される。この実施例では、この電磁波は、0.2
 〜10ミクロンの波長領域のものである。ある特定の
実施例においては、紫外線を照射してコーティング材料
Mを硬化させる。後で明らかになるけれども、或る実施
例においては、ボトルBに1段階の照射を行って硬化さ
せるのが適している。しかしながら、この実施例におい
ては、コーティングしたボトルBに多段階の照射を行っ
て完全かつ均一な硬化を達成している。この実施例にお
いては、ボトルBがまだピックアップ機構15により保
持されている間に、少なくともボトルBのベース部O及
びかかと部H(ボトルBのこれらの部分O、Hは、後で
徐冷がまコンベアR上に支持される)の硬化が行われる
。 このため、ボトルBが後でコンベアR上に置かれても、
ボトルBのベース部Oのコーティング材料Mが硬化され
ないで残されるということはない。この実施例において
は、ボトルBがピックアップ機構15から解放された後
に、第2段階(及びその後の任意段階)の照射が行われ
る。これにより、ピックアップ機構15が照射の邪魔に
ならないという利点がある。
【0052】コーティング装置1は、ボトルBに対して
2段階の照射を行う。すなわち、第1段階の照射は、ピ
ックアップ機構15により保持されたボトルBに向けて
上方に照射するものであり、第2段階の照射は、ピック
アップ機構15から下ろされた後に、ボトルBに向けて
下方に照射するものである。照射は、ボトルBの回りで
電磁波等を反射させ、完全かつ均一な硬化が行われるよ
うにしてもよい。この目的のために反射器(リフレクタ
)が使用され、この反射器は多焦点反射器がよい。
【0053】照射の強さ及び照射時間は、満足のいく硬
化が達成されるように選択される。当業者には、硬化速
度は、コーティング材料Mの組成及びボトルB上でのそ
の厚さ、並びにコーティング材料Mに加えられる照射量
に基づくものであることが理解されよう。2段階の照射
を行う実施例の場合には、第1段階の照射が僅かに1秒
間程度の短時間の照射であっても、通過するボトルBに
対して約15秒までの時間をかけて照射を行う。ボトル
Bが受ける電磁波等の出力及び波長帯域は、コーティン
グ材料Mの満足のいく硬化が得られるように選択される
【0054】コーティング装置1は、エネルギ光線を発
生すべく作動する放射手段40(第1図)を有している
。この放射手段40は、第1段階の照射を行う放射ユニ
ット41と、第2段階の照射を行う放射ユニット42と
を有している。これらの放射ユニット41、42は、コ
ーティング経路2のそれぞれ直ぐ下及び上に固定されて
いる。放射ユニット41は、ボトルBに向かって上方に
放射し、ボトルBのベース部O及びかかと部Hのコーテ
ィングCを硬化させ、かつボトルBの側部Sのコーティ
ングC(少なくともベース部Bに隣接する部分のコーテ
ィングC)をも部分的に硬化させる。放射ユニット42
は、ボトルBに向かって下方に放射し、ボトルBの側部
SのコーティングCを完全に硬化させる。放射ユニット
41、42には反射器(図示せず)を設け、ボトルBの
側部Sの回りでエネルギ光線をコーティング材料Mに向
けて反射させるように構成してもよい。
【0055】各放射ユニット41、42は、紫外線の光
源を形成する1つ以上のランプ43を有している。これ
らのランプ43は、水銀ランプ又はメタルハライド放出
ランプ等で構成できるが、他のランプを用いることもで
きる。この実施例においては、放射ユニット41、42
の領域においてコーティング経路2の充分な換気を行う
ように構成されており、このため、周囲の過度な温度が
、コーティングを劣化させる温度に到達しないようにし
ている。硬化時において、温度の制御を行わない場合に
は、ボトルBは、コーティングCにクラック又はクレー
ジング(ひび)を生じさせてしまう温度まで上昇するで
あろう。この実施例では、コーティング経路2の放射ユ
ニットの領域を通る空気の流れを換気することによって
、過度の高温にならないように充分緩和できるようにな
っている。
【0056】換気は、コーティング経路2の上方に延び
ている換気フード44により行われる。この換気フード
44を通って周囲の空気が吸引され、該空気はコーティ
ング経路2の放射ユニットの領域を通過するようになっ
ている。また、この実施例は、コーティング材料Mの容
器35の領域におけるコーティング経路2から、放射ユ
ニットの領域をシール又は遮蔽できるようにしてもよい
。このシール及び遮蔽を行うことにより、放射線が容器
35に向かって逸れることを防止でき、従って、ボトル
BのコーティングCの早期硬化又は容器35内のコーテ
ィング材料Mの硬化を引き起こすことが防止される。 これは、放射ユニットの領域の周囲にシールキャビネッ
ト45を取り付けるか、放射ユニット41、42と容器
35との間に遮蔽壁(図示せず)を取り付けることによ
り達成される。
【0057】この実施例において、本発明の方法は更に
、ボトルBに付着されたコーティング材料Mを硬化させ
る前に、搬送中のボトルBのコーティング材料Mを加熱
する工程を有している。この初期加熱工程により、コー
ティング材料Mが熱的に熟成され、かつコーティング材
料M中の揮発性成分が蒸発されるため、次のコーティン
グ材料Mの硬化を容易にすることができる。コーティン
グ材料Mが溶剤を含んでいる場合には、残留溶剤がコー
ティングの品質に悪影響を及ぼすことがあるので、硬化
の前に溶剤を完全に除去しておくことが重要である。 特に、硬化時にMEKの溶剤が存在している場合には、
硬化したコーティング材料に白い模様が生じることがあ
る。
【0058】コーティング材料Mのこの加熱は任意の適
当な方法で達成される。コーティング材料Mから引き上
げられるボトルBは、幾分かの保有熱を有しており、こ
の熱によりコーティング材料Mは充分に熟成される。こ
のため、コーティング経路2の長さは、ボトルBが容器
35から放射ユニット41まで移動する間に、ボトルB
を熟成できる長さにする。この長さは、ボトル製造ライ
ンの制約及び条件に基づいて、構造的に適当なものとし
かつ経済的に見合うものにすることができる。これが可
能な場合には、コーティング装置1を徐冷がまの出口に
配置することが特に有効なものとなる。なぜならば、徐
冷がまから出てくるボトルBの加熱状態が、コーティン
グ材料Mの加熱を達成するのに適したボトル温度を本質
的に与えるからである。
【0059】本発明の方法及び装置のこの実施例におい
ては、加熱手段46によりコーティング材料Mに熱エネ
ルギを付与してエージングすなわち熟成を行うようにな
っている。この実施例においては、加熱手段46により
、空気のような熱ガスがコーティング材料Mに当てられ
る。この熱ガスは、加熱チャンバ47に供給されて、コ
ーティング経路2に沿って加熱チャンバ47を通って移
動するボトルBの周囲で循環される。
【0060】別の実施例として、加熱手段46を、コー
ティング経路2に隣接して取り付けられていて通過する
ボトルBに熱エネルギを付与するヒータ装置(図示せず
)で構成することができる。このヒータ装置(単数又は
複数)は赤外線ヒータ(単数又は複数)で構成すること
ができる。また、これらのヒータ装置(単数又は複数)
は、コーティング材料Mに適用される熱ガス乾燥チャン
バ47と組み合わせて用いることができる。
【0061】加熱時間は充分な熟成を達成できるように
選択されるが、この加熱時間も幾つかのファクタに基づ
いて変化される。この実施例においては、約15秒まで
の加熱時間が用いられる。この加熱時間中にコーティン
グ材料Mに加えられる熱エネルギの温度は、この加熱時
間中に充分な熟成を生じさせることができる温度に選択
される。
【0062】また、本発明の方法及び装置には、ボトル
Bが容器35から出るときに、ボトルBのベース部Oに
形成されるコーティング材料のしずく源を除去する工程
(又は手段)を設けることができる。これは、ボトルB
が容器35を離れるとき又は加熱チャンバ47に入ると
きに、空気のような熱ガスのジェット又はブラストをボ
トルBのベースOに吹き付けることにより達成され、こ
の熱ガスのジェット又はブラストにより、コーティング
材料Mからしずくが分離される。ガスジェット又はガス
ブラストは、容器35に隣接して取り付けられておりか
つ熱ガスの源に連結されたガスノズル48により与えら
れる。
【0063】本発明の方法及び装置の上記実施例の使用
に際し、ガラスボトルBは、徐冷がまコンベアRに載っ
て入口領域3に到達する。所望ならば、入口領域3に隣
接してスタッカ機構(堆積機構)49を設けておき、個
々のボトルBを列状に配列し、ピックアップできるよう
にしてもよい。コンベア部材7は、連続するピックアッ
プ機構15が入口領域3に近づきかつ通過できるように
、連続的に移動する。入口領域3内に入ると、それぞれ
のピックアップ機構15のカム/フォロワ装置30が作
動し、フォロワエレメント34がカム31と係合すると
、それぞれのグリップフィンガ17がそれらの閉鎖位置
から開放位置へと移動される。グリップフィンガ17は
、これらが、それぞれのボトルBの首部Nの回りに配置
されるまで、開放位置に保持される。次に、フォロワエ
レメント34とカム31との係合が解除されると、カム
/フォロワ装置30が直ちに作動し、グリップフィンガ
17は、押圧ばね28の押圧力によりそれらの閉鎖位置
に戻ることができるようになり、これによりボトルBが
グリップされる。
【0064】次に、ピックアップ機構15及び該ピック
アップ機構によりグリップされたボトルBは、コンベア
部材7により、コーティング経路2に沿って出口領域4
に向かって連続的に移動される。この移動の間、ボトル
Bは、容器35内のコーティング材料Mの浴中に連続的
に浸漬され、加熱チャンバ47内で熱エネルギに曝され
て熱的に熟成され、次に、放射ユニット41からの紫外
線照射に曝されて、少なくともベース部Oが硬化される
【0065】次に、ボトルBは、コンベア部材7により
徐冷がまコンベアR上へと後方に案内される。ピックア
ップ機構15のカム/フォロワ装置30が再び作動して
、グリップフィンガ17をそれらの開放位置に移動させ
、これにより、ボトルBはコンベアR上に解放される。 ボトルBは、出口領域4までコンベアRに沿って移動し
続け、この移動の間、放射ユニット42からの放射線に
曝されて、コーティング材料Mが最終的に硬化される。
【0066】ピックアップ機構15は、コンベア経路9
に沿ってその移動を続け、入口領域3に戻って次のボト
ルBをピックアップする。第15図には、ボトルBを浸
漬コーティングする別のコーティング装置1が概略的に
示されている。この装置1は、前に説明した装置と同様
な装置であり、従って、前の装置の構成部品と同じ構成
部品については、前の装置に用いた参照番号と同じ番号
を使用する。
【0067】この実施例では、コンベア機構6が無端コ
ンベア部材7を有している。該コンベア部材7は互いに
間隔を隔てて配置された1対のチェーン10を備えてお
り、該チェーン10は、対をなす支持プーリ、ホイール
又はスプロケット11に取り付けられている。コーティ
ング材料Mの浴に隣接して配置された1つ以上のスプロ
ケット11は、前の実施例と同様に変化させることがで
きる。この実施例に示すように、1つのスプロケット1
1は、番号11′、11″で示したスプロケットにより
表された位置の間で移動できるように取り付けられてい
る。スプロケット11をこの運動は、容器35を通過し
たチェーン10の移動角度に変化を生じさせ、従って、
ボトルBの浸漬時間及びコーティング材料Mの浴を通る
ボトルBの移動速度を変えるのに用いることができる。
【0068】この実施例においては、容器35は、内側
タンク50及び外側タンク51を備えた二重タンク構造
として示されている。内側タンク50の開放頂部36は
、外側タンク51の開放頂部36のレベルより下に位置
しており、従って、液体コーティング材料Mの浴は、内
側タンク50をオーバフローするまで満たすことができ
る。これにより、コーティング材料Mのレベルを、内側
タンク50内の一定レベルに維持することができる。
【0069】この実施例においては、ボトルBは単一段
階のみの照射を受けてコーティング材料Mの硬化が行わ
れる。この照射は、ボトルBがピックアップ機構15に
より保持されている間に、放射手段40により行われる
。放射手段40は、コンベア経路9の両側に配置された
放射ユニット52、53を備えており、これにより、両
放射ユニット52、53の間を通過するボトルBに向け
て直接放射が行われる。放射ユニット52、53及びボ
トルBは、放射ユニット52がボトルBのベース部O及
び側部Sに向けて上方に直接放射でき、放射ユニット5
3がボトルBの側部Sに向けて下方に直接放射できるよ
うに相対配置されている。この実施例においては、コン
ベア経路9は、該経路9が両放射ユニット52、53の
間を通過するとき下向きの角度をなしており、かつ両放
射ユニット52、53は、コンベア経路9をほぼ横切る
ようにして直接放射が行われるように角度が付されてい
る。ボトルBはピックアップ機構15から下方に吊り下
げられているので、上記のように、ボトルBに対して放
射を行うことができる。
【0070】この実施例によるコーティング装置1には
、前の装置1に設けたような別個の加熱手段46は示さ
れていないが、所望により設けることはできる。この実
施例においては、コーティング材料Mの加熱は、ボトル
B内に保有された熱により達成することができる。この
実施例の装置1には、ボトルBからコーティング材料M
の残留しずくを除去するためのガスノズル48が組み込
まれている。しずくを容易に除去できるようにするため
、この装置1は、ボトルBがガスノズル48を通るとき
に、各ボトルBの一定位置にしずくを集中させるように
構成されている。これは、あらゆる過剰のコーティング
材料MがボトルBのかかと部Hの最下方領域においてし
ずくを形成するように、ピックアップ機構15から吊り
下げられたボトルBを傾けることにより達成される。 この傾斜は、ガスノズル48に直ぐ隣接した箇所で行う
か、コンベア経路9の一部9aにほぼ沿ったより広い箇
所で行うことができる。
【0071】ボトルBの傾斜は任意の適当な構造により
達成することができる。すなわち、第15図には示して
ないが、ピックアップ機構15が傾動機構により影響を
受けるようにしてもよい。傾動機構には、ピックアップ
機構15と係合するように配置されたカムを設け、この
ピックアップ機構15が移動するとボトルBを傾斜させ
るように構成することができる。
【0072】本発明の方法及び装置のこの別の実施例の
使用を説明すると、ガラスボトルBは入口領域3に到達
し、連続するピックアップ機構15によりピックアップ
され、出口領域4までコーティング経路2に沿って連続
的に移動される。この移動の間、ボトルBは、容器35
内のコーティング材料Mの浴中に連続的に浸漬され、ガ
スノズル48により、ボトルB上に形成されたコーティ
ング材料Mのしずくが除去され、加熱チャンバ47に通
されてサーマルエージング(熱的熟成)が行われ、放射
ユニット52、53からの紫外線照射に曝されてコーテ
ィング材料Mの硬化が行われる。次に、コンベア部材7
がボトルBを徐冷がまコンベアRに向かって後方に案内
し、ここでピックアップ機構15がボトルBを解放する
【0073】
【発明の効果】本発明の方法及び装置は、ボトル製造ラ
インへの組み込みに特に適しており、このため、コーテ
ィング材料を付着するのに、ボトルの製造後にボトルを
別途取り扱う必要がなくなる。また、本発明の方法及び
装置は、完全自動化できるため、直接製造ラインコスト
を増大させることはない。このため、コーティング材料
の付着コストを最小限に抑えることができる。
【0074】本発明の方法及び装置は、非常にきれいで
強い内表面を得ることができることを特徴とするブロー
/ブロー法(blow−and−blow proce
ss)により製造されたボトルの内部圧力及び衝撃強度
を特に有効に増大させることができる。プレス/ブロー
法により製造されたボトルは、その製造過程でプレスプ
ランジャや異物と接触することにより内部破壊を受け易
い。このようなボトルの強度は、本発明により施される
コーティングによっては同程度まで高めることはできな
い。しかしながら、プレス法に、西ドイツ国特許出願第
P3820868.0号に記載のスチームプランジャ装
置を使用した場合には、これらの容器(ボトル)は、本
発明により施されるコーティングによって大幅に強化す
ることができる。
【0075】ボトル製造ラインに本発明の方法及び装置
を組み込むことによる更に別の長所は、ボトルが装置の
入口領域で受け入れられるため、非常にきれいな状態で
コーティングを行い得ることである。このきれいな状態
により、コーティング材料の付着が容易になりかつボト
ルとコーティング材料との間の結合を向上させることが
できる。これに対し、本発明の方法及び装置を、オフラ
インで使用(すなわち、ボトル製造ラインとは別個に使
用)する場合には、コーティングを施す前にボトルを処
理する工程が必要になる。
【0076】本発明の方法及び装置は、ボトルに均一な
コーティングを形成することができる。また、コーティ
ングはボトルの外表面に正確に付着されるため、ボトル
の内表面及び口部はコーティングが存在しない状態にす
ることができる。これは、ボトル製造時にコーティング
を連続的に行う場合でも達成することができる。本発明
の方法及び装置は、コーティング材料を有効かつ経済的
に使用することができる。すなわち、ボトルの浸漬によ
りコーティング材料の無駄を最小限に留めることができ
る(例えば、コーティング材料をボトルに噴霧する場合
にはコーティング材料の無駄が大きい)。
【0077】本発明の方法及び装置は、コーティング材
料が硬化されるまでは、ボトルが互いに接触しないよう
にして、個々のボトルにコーティング材料を付着するも
のであり、従って、ボトル同士の接触によりコーティン
グ材料が損なわれることはない。この結果、コーティン
グ材料の均一性及び一体性が維持される。最後に、特許
請求の範囲に記載の本発明の範囲から逸脱することなく
して、本発明の方法及び装置には種々の変更及び/又は
付加を加えることができることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例によるコーティング装
置の概略的側面図である。
【図2】第1図のコーティング装置の一方の端面図であ
る。
【図3】第1図のコーティング装置の他方の端面図であ
る。
【図4】第1図のコーティング装置のIV−IV線に沿
って断面した平面図である。
【図5】第1図のコーティング装置のV−V線に沿う断
面図である。
【図6】第1図のコーティング装置の1つの好ましいピ
ックアップ機構を示す平面図である。
【図7】第6図のピックアップ機構を示す平面図である
【図8】第6図のピックアップ機構のVIII−VII
I線に沿う断面図である。
【図9】第6図のピックアップ機構のIX−IX線に沿
う断面図である。
【図10】第1図のコーティング装置の別の好ましいピ
ックアップ機構を示す平面図である。
【図11】第10図のピックアップ機構のXI−XI線
に沿う部分断面図である。
【図12】第11図のピックアップ機構のXII −X
II 線に沿う断面図であり、ピックアップ機構が閉鎖
位置にあるところを示すものである。
【図13】ピックアップ機構が開放位置にあるところを
示す第12図と同様な断面図である。
【図14】第11図のピックアップ機構のXIV −X
IV 線に沿う断面図であり、ピックアップ機構が閉鎖
位置にあるところを示すものである。
【図15】本発明の別の好ましい実施例によるコーティ
ング装置の第1図と同様な概略的側面図である。
【図16】本発明の方法及び装置を用いてコーティング
したボトルを示す側面図である。
【符号の説明】
1  コーティング装置 2  コーティング経路 3  入口領域 4  出口領域 5  コンベア手段 6  コンベア機構 7  コンベア部材 8  支持部材 9  コンベア経路 9a  コンベア経路の一部 10  チェーン 11  スプロケット 12  駆動ユニット 14  駆動伝達機構 15  ピックアップ機構 16  グリップ部材 17  グリップフィンガ 19  支持肩部 20  キャリジ 21  フレーム 25  鋏リンク機構 30  カム/フォロワ装置 31、32  カム 33  フォロワ組立体 34  フォロワエレメント 35  コーティング材料を入れる容器(コーティング
容器) 39  温度制御装置 40  放射手段 41  放射ユニット 44  換気フード 45  シールキャビネット 46  加熱手段 47  加熱チャンバ 50  内側タンク 51  外側タンク 52、53  放射ユニット

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガラス容器の外表面をコーティングす
    る方法において、前記容器が互いに接触しないように配
    置して容器をコーティング経路に沿って搬送する工程と
    、搬送される容器を液体コーティング材料の浴中に少な
    くとも部分的に浸漬して、容器の外表面にコーティング
    材料のコーティングを付着する工程と、容器に付着した
    コーティングを固化する工程とを有することを特徴とす
    るガラス容器の外表面をコーティングする方法。
  2. 【請求項2】  前記容器を搬送する工程が、前記容器
    をその上方領域でグリップし、容器を安定した吊り下げ
    状態に保持する工程と、グリップした容器を液体コーテ
    ィング材料により容器に加えられる浮力に抗して液体コ
    ーティング材料の浴中へと下方に移動させる工程と、次
    に、グリップした容器を液体コーティング材料の浴から
    上方に移動させる工程とを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  前記グリップした容器を液体コーティ
    ング材料の浴から上方に移動させる工程が、ボトルのコ
    ーティングされた高さの約2/3がコーティング材料の
    浴から引き上げられるまでは、最初に、比較的急速に容
    器を引き上げ、その後、容器が液体コーティング材料の
    浴から最終的に引き上げられるまでは、比較的ゆっくり
    と容器を引き上げることを特徴とする請求項2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】  前記容器を搬送する工程が、容器に付
    着されたコーティングの少なくとも一部が固化する間、
    容器を安定した吊り下げ状態に維持する工程を更に備え
    ていることを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】  前記容器を搬送する工程が、容器に付
    着されたコーティングの一部が固化した後に容器を解放
    する工程と、容器を連続して搬送する間に、コーティン
    グの固化した部分で容器を支持する工程とを更に備えて
    いることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】  前記容器は、液体コーティング材料の
    浴中に移動する間及び該浴外に移動する間に、全体とし
    て弧状をなすコーティング経路内で搬送されることを特
    徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】  前記コーティング経路に沿う容器の搬
    送が、容器の浸漬及びコーティングの固化を含む全コー
    ティング方法を通じて連続的に行われ、前記コーティン
    グ経路が容器の浸漬度合及びコーティングの固化度合を
    変えるべく調節可能であることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】  前記容器の浸漬が、容器の一部のみを
    液体コーティング材料の浴中に浸漬して、容器の浸漬さ
    れた部分のみにコーティングを付着することにより行わ
    れるを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】  前記容器の浸漬が、液体コーティング
    材料を通して容器を連続的に移動させることにより行わ
    れることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】  前記コーティングを固化する工程が
    、コーティングを硬化してコーティングを硬くする工程
    を備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】  前記コーティングを硬化する工程が
    、コーティング材料に電磁波を照射することであること
    を特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】  前記コーティングを硬化する工程が
    、コーティング材料に紫外線を照射することであること
    を特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】  前記コーティングを硬化する工程が
    コーティングを2段階に硬化させることであり、第1硬
    化段階の間にコーティングの一部が硬化され、第2硬化
    段階の間にコーティングの残部が硬化されることを特徴
    とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】  前記コーティングの第1段階の硬化
    が、前記容器をグリップしている間に行われ、前記コー
    ティングの第2段階の硬化が、前記容器を解放した後、
    コーティングの硬化した部分で容器を支持している間に
    行われることを特徴とする請求項5又は13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】  前記コーティングを固化する工程が
    、容器に付着されたコーティングを加熱して、コーティ
    ング材料から揮発性成分を除去する工程を備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】  前記容器に付着されたコーティング
    の加熱が、コーティングの硬化の前に行われることを特
    徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】  前記コーティングの加熱が、コーテ
    ィング材料を加熱ガスに曝すことであることを特徴とす
    る請求項15又は16に記載の方法。
  18. 【請求項18】  前記容器が、浸漬の前に加熱される
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】  前記容器を、約50〜150℃の温
    度で浸漬することを特徴とする請求項18に記載の方法
  20. 【請求項20】  前記液体コーティング材料の浴を制
    御された温度に維持する工程を更に有していることを特
    徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 【請求項21】  前記液体コーティング材料の浴を、
    約30℃までの温度に維持することを特徴とする請求項
    20に記載の方法。
  22. 【請求項22】  前記方法を連続容器製造ラインに組
    み込み、徐冷がまコンベアから容器を連続的に受け取っ
    て、前記コーティング経路に沿って搬送することを特徴
    とする請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 【請求項23】  ガラス容器の外表面をコーティング
    する装置において、コーティング経路を形成するコンベ
    ア手段であって、前記容器が互いに接触しないように配
    置して容器をコーティング経路に沿って搬送すべく作動
    するコンベア手段と、液体コーティング材料の浴を収容
    するコーティング容器とを有しており、前記コンベア手
    段が、コーティング経路に沿って搬送される容器の少な
    くとも一部をコーティング材料中に浸漬して、容器の外
    表面にコーティング材料を付着させることができるよう
    に配置されており、容器に付着されたコーティング材料
    を固化する固化手段を更に有していることを特徴とする
    ガラス容器の外表面をコーティングする装置。
  24. 【請求項24】  前記コンベア手段が、前記容器をそ
    の上方領域でグリップする少なくとも1つのピックアッ
    プ機構であって、容器を前記ピックアップ機構から安定
    した吊り下げ状態に保持するためのピックアップ機構を
    備えており、該ピックアップ機構が、グリップした容器
    をコーティング経路に沿って搬送すべく、コンベア経路
    に沿って移動できることを特徴とする請求項23に記載
    の装置。
  25. 【請求項25】  前記コンベア経路が、前記コーティ
    ング容器の直ぐ上方に配置された全体として弧状をなす
    領域を備えており、前記ピックアップ機構がコンベア経
    路の前記弧状領域に沿って移動するときに、ピックアッ
    プ機構によりグリップされた容器が下方に移動して液体
    コーティング材料中に入り、その後、液体コーティング
    材料の浴から出て上方に移動することを特徴とする請求
    項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】  前記コンベア経路の弧状領域は、前
    記ピックアップ機構が弧状領域を通って移動し、グリッ
    プした容器を液体コーティング材料の浴から移動させる
    ときに、前記ピックアップ機構が、ボトルのコーティン
    グされた高さの約2/3がコーティング材料の浴から引
    き上げられるまでは、最初に、比較的急速に容器を引き
    上げ、次に、容器が液体コーティング材料の浴から最終
    的に引き上げられるまでは、比較的ゆっくりと容器を引
    き上げることができるように配置されていることを特徴
    とする請求項25に記載の装置。
  27. 【請求項27】  前記コンベア経路が無端であり、前
    記コンベア手段がコンベア経路に沿って移動可能な無端
    コンベア部材を備えており、前記ピックアップ機構が、
    前記コンベア部材と一緒に移動できるようにコンベア部
    材に連結されていることを特徴とする請求項24〜26
    のいずれか1項に記載の装置。
  28. 【請求項28】  前記コンベア部材には、一連のピッ
    クアップ機構が互いに間隔を隔てて連結されており、各
    ピックアップ機構が、連続する容器を連続的にグリップ
    しかつ移動させるべく作動できることを特徴とする請求
    項27に記載の装置。
  29. 【請求項29】  前記ピックアップ機構は、容器に付
    着されたコーティングの少なくとも一部を固化手段によ
    り固化する間、容器を安定した吊り下げ状態に保持し続
    けるべく作動することを特徴とする請求項24〜28の
    いずれか1項に記載の装置。
  30. 【請求項30】  前記ピックアップ機構が、容器に付
    着されたコーティングの一部のみが固化した後に、容器
    を解放すべく作動することを特徴とする請求項29に記
    載の装置。
  31. 【請求項31】  前記ピックアップ機構が少なくとも
    1対のグリップ部材を備えており、各対のグリップ部材
    が、互いに近づく方向及び離れる方向に相対移動して容
    器のグリップ及び解放を行うことができることを特徴と
    する請求項24〜30のいずれか1項に記載の装置。
  32. 【請求項32】  前記各グリップ部材がグリップ部分
    を備えており、各グリップ部材の対をなすグリップ部分
    が、これらのグリップ部分の間で容器を確実にグリップ
    できるように構成されていることを特徴とする請求項3
    1に記載の装置。
  33. 【請求項33】  前記各ピックアップ機構が少なくと
    も1つの押圧ばねを備えており、該押圧ばねが、容器を
    グリップすべく各対のグリップ部材を互いに近づく方向
    に弾性的に押圧しており、前記各ピックアップ機構が、
    前記押圧ばねの弾性押圧力に抗して前記グリップ部材を
    互いに離れる方向に移動させる駆動機構を備えているこ
    とを特徴とする請求項31又は32に記載の装置。
  34. 【請求項34】  前記駆動機構が、コンベア経路に対
    して固定された少なくとも1つのカムと、前記グリップ
    部材と一緒にコンベア経路に沿って移動できるようにグ
    リップ部材に連結された少なくとも1つのフォロワ組立
    体とを備えており、該フォロワ組立体が、各カムと係合
    することができかつこれに応答して移動し、前記グリッ
    プ部材を互いに離れる方向に移動させることを特徴とす
    る請求項33に記載の装置。
  35. 【請求項35】  前記固化手段が、容器に付着された
    コーティングを硬化させる硬化手段を備えていることを
    特徴とする請求項23〜34のいずれか1項に記載の装
    置。
  36. 【請求項36】  前記硬化手段が、容器に付着された
    コーティングを照射する電磁波を発生すべく作動する放
    射手段を備えていることを特徴とする請求項35に記載
    の装置。
  37. 【請求項37】  前記放射手段が少なくとも2つの放
    射ユニットを備えており、これらの放射ユニットが連続
    的に作動して、容器に付着されたコーティングを照射し
    、該コーティングの一部を硬化させることを特徴とする
    請求項36に記載の装置。
  38. 【請求項38】  前記放射ユニットが、前記ピックア
    ップ機構からの容器の解放位置の上流側及び下流側に1
    つずつ配置されており、上流側の放射ユニットは、容器
    がグリップされている間に、コーティングを照射してそ
    の一部を硬化させ、下流側の放射ユニットは、容器が解
    放された後に、コーティングを照射してコーティングの
    残部を硬化させることを特徴とする請求項30又は37
    に記載の装置。
  39. 【請求項39】  前記放射手段が、紫外線の放射を発
    生させる少なくとも1つのランプを備えていることを特
    徴とする請求項36又は37に記載の装置。
  40. 【請求項40】  前記固化手段が、容器に付着された
    コーティングを加熱して、コーティング材料から揮発性
    成分を除去する加熱手段を備えていることを特徴とする
    請求項23〜39のいずれか1項に記載の装置。
  41. 【請求項41】  前記加熱手段が前記硬化手段の上流
    側に配置されていて、硬化の前にコーティングを加熱す
    ることを特徴とする請求項35〜40のいずれか1項に
    記載の装置。
  42. 【請求項42】  前記加熱手段が加熱ガスの源に連結
    できる加熱チャンバを備えており、前記コンベア手段が
    前記加熱チャンバを通って延びていて、該加熱チャンバ
    を通して容器を移動させ、加熱ガスにより容器に付着さ
    れたコーティングを加熱することを特徴とする請求項4
    0又は41に記載の装置。
  43. 【請求項43】  前記コーティング容器には温度制御
    エレメントが設けられていて、液体コーティング材料の
    浴を制御された温度に維持することを特徴とする請求項
    23〜42のいずれか1項に記載の装置。
  44. 【請求項44】  上記請求項1〜22のいずれか1項
    に記載の方法を用いてコーティングされたことを特徴と
    する容器。
  45. 【請求項45】  上記請求項23〜43のいずれか1
    項に記載の装置を用いてコーティングされたことを特徴
    とする容器。
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