JPH04218631A - プラスチック成形金型用銅合金 - Google Patents

プラスチック成形金型用銅合金

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JPH04218631A
JPH04218631A JP41117390A JP41117390A JPH04218631A JP H04218631 A JPH04218631 A JP H04218631A JP 41117390 A JP41117390 A JP 41117390A JP 41117390 A JP41117390 A JP 41117390A JP H04218631 A JPH04218631 A JP H04218631A
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JP
Japan
Prior art keywords
plastic molding
copper alloy
thermal conductivity
metal mold
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP41117390A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Miyake
淳司 三宅
Hidehiko So
宗 秀彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Nikko Kyodo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04218631A publication Critical patent/JPH04218631A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強度が高く、熱伝導度が
優れたプラスチック成形金型用銅合金に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック成形金型用の材料と
しては、機械構造用の炭素鋼や熱間工具用鋼等の鉄系の
合金が多く使用されていた。しかしこれらの材料は高温
強度が優れているものの熱伝導性が低いため、金型の内
外側での温度勾配が大きく金型が割れ易く、寿命が短い
欠点があった。
【0003】また、熱伝導率の高い材料としては、Cu
−Cr合金が公知であるが、これは材料の高温強度が低
いので、あまり使用されていない。
【0004】しかし、生産性を向上させるため製品の成
形サイクルをいかにして短縮するかが課題であり、その
ためには熱伝導率の高い金型用材料が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック成形金型
用の材料に要求される特性値は高温強度に優れ、かつ熱
伝導率に優れていることである。本発明はかかる点に鑑
みなされたものであり、製造性が容易で、かつ高温強度
が高く、しかも熱伝導率に優れたプラスチック成形金型
用材料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラスチッ
ク成形金型用銅合金は、上記目的を達成するためにNi
:0.3〜3.0wt%,P:0.005〜0.6wt
%を含有し、残部Cuおよび不可避的不純物からなるこ
とを特徴とし、またNi:0.3〜3.0wt%,P:
0.005〜0.6wt%を含有し、副成分としてZn
,Sn,Cr,Co,Fe,Ti,Zr,Si,Mg,
Nb,Vからなる群の1種または2種以上を0.001
〜2.0wt%含有し、残部Cuおよび不可避的不純物
からなることを特徴としている。
【0007】以下に本発明に係るプラスチック成形金型
用銅合金について詳細に説明する。NiはCu中に単独
またはPとともに、金属間化合物として析出するため導
電率を低下させることなく強度を向上させる元素である
【0008】また、Ni添加量を0.3〜3.0wt%
とするのは、0.3wt%未満では強度向上の効果がな
く、3.0wt%を超えると熱伝導度が低下し加工性が
劣化するためである。
【0009】さらに、PはNiと金属間化合物を形成す
るが、添加量を0.005〜0.6wt%とするのは、
0.005wt%未満では強度向上の効果がほとんどな
く、逆に0.6wt%を超えると熱伝導率が低下し加工
性が劣化するためである。
【0010】さらにその上、副成分としてZn,Sn,
Cr,Co,Fe,Ti,Zr,Si,Mg,Nb,V
からなる群の1種または2種以上を0.001〜2.0
wt%含有するのは、強度の向上を期待できるからであ
り、0.001wt%未満ではその効果が期待できず、
また2.0wt%を超えると熱伝導性及び加工性が劣化
するからである。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係るプラスチック成形金型用
銅合金を評価した結果について比較合金と併せて説明す
る。
【0012】表1の成分の合金を不活性雰囲気にて10
0mm厚さのインゴットを溶解鋳造し、950℃に加熱
後熱間鍛造し、鍛造終了温度を700℃とし15mmの
厚さにした後、1℃/秒以上の速度で冷却した。そして
これに450℃にて2時間時効処理を施した。
【0013】こうして得られた材料から引張試験、シャ
ルピー衝撃試験および熱伝導率測定用の試験片を採取し
た。そして、各合金について室温および300℃におけ
る特性値を測定した結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】表1から明らかなように本発明合金が良好
な高温強度、熱伝導性、耐衝撃性を有しているのに対し
、比較合金のNo.9はPが低く強度、耐衝撃性が不足
である。同様にNo.10はPが多すぎ、またNiが少
ないため熱伝導率が低く、しかも強度、耐衝撃性が不足
である。またNo.11は副成分の添加量が2.0wt
%を超えているため熱伝導性が大きく劣化している。 なお、No.12はCu−Cr合金であるが、耐衝撃性
が低い結果となっている。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明合金は、非常に良好
なプラスチック成形金型用銅合金として高温強度に優れ
、耐衝撃性も優れている。また熱伝導率も高いためプラ
スチック成形の所要時間が大幅に短縮でき生産性の向上
が期待できる効果は大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  Ni:0.3〜3.0wt%,P:0
    .005〜0.6wt%を含有し、残部Cuおよび不可
    避的不純物からなることを特徴とするプラスチック成形
    金型用銅合金。
  2. 【請求項2】  Ni:0.3〜3.0wt%,P:0
    .005〜0.6wt%を含有し、副成分としてZn,
    Sn,Cr,Co,Fe,Ti,Zr,Si,Mg,N
    b,Vからなる群の1種または2種以上を0.001〜
    2.0wt%含有し、残部Cuおよび不可避的不純物か
    らなることを特徴とするプラスチック成形金型用銅合金
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