JPH0421849Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421849Y2
JPH0421849Y2 JP1985003258U JP325885U JPH0421849Y2 JP H0421849 Y2 JPH0421849 Y2 JP H0421849Y2 JP 1985003258 U JP1985003258 U JP 1985003258U JP 325885 U JP325885 U JP 325885U JP H0421849 Y2 JPH0421849 Y2 JP H0421849Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barge
barges
girder
vehicle
mounting seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985003258U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61121224U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985003258U priority Critical patent/JPH0421849Y2/ja
Publication of JPS61121224U publication Critical patent/JPS61121224U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421849Y2 publication Critical patent/JPH0421849Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、いわゆる水面埋立工法において、台
船を用いて構成される建設機用走行路に関するも
のである。
(従来の技術) 港湾部、沿岸部等の臨水部の埋立てを行うにあ
たつては種々の埋立工法が用いられているが、い
ずれにしても埋立地の地盤が軟弱地盤である場合
には、建設機類の効率的な活用が大きく防げられ
る結果となつていた。このような問題を解決すべ
く、出願人は先に、臨水部の豊富な水を有効に利
用しようとする、いわゆる水面埋立工法を呈示し
ている(特願昭59−201184号)。そこで、以下こ
の水面埋立工法を第5図及び第6図に基き簡単に
説明する。
第5図において、Aは海、Bは護岸壁で、ま
ず、埋立すべき敷地の周囲を土堤1により囲む。
そして、土堤1に囲まれた埋立地内に、海Aから
ポンプ等により海水を注ぎ入れ、複数の台船2を
連結して水面に浮べる。
この台船2は、通常、積載量50t以上の矩形ま
たは方形のもので、土砂運搬用車輛3及び重機4
などの建設機を乗せるのに充分な大きさのもので
ある。また、連結された台船2同士の間には間隙
板5(第6図)が取付けられ、建設機のスムース
な通行が企図されている。
このように、複数の台船2を連結して浮べるこ
とにより、出入口6から車輛3及び重機4を台船
2上に搬入することができ、台船2上を通路ある
いは土砂7の投入場所として用いることができ
る。
そして、埋立てを行う場合は、車輛3及び重機
4により台船2の任意の場所から土砂7が投入さ
れる。土砂7が一定量投入されると、連結された
複数の台船2が矢印方向に一定距離移動され、そ
の場所から再び土砂7の投入作業が行なわれる。
このような土砂7の投入作業の繰り返しにより、
土堤1に囲まれた敷地の埋立作業が完了する。
連結された複数の台船2は、以上説明したよう
な水面埋立工法において用いられるもので、一種
の建設機走行路として用いられる。
ところで、上記した複数の台船2同士の連結は
台船2の側部に取付けられた連結部2a同士を接
続することにより行われており、隣接する台船2
同士の間に生ずる間隙には単に平板状の間隙板5
が取付けられていただけであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の如き連結では、第7図に
示すように、車輛3等が移動を開始し連結部付近
を通過すると、連結された一連の台船がいわゆる
縦て揺れ現象を起し、台船2が大きく傾斜するこ
ととなる。そして、甚しきは台船2の端部同士の
高さの差(寸法H)が1m以上となることもあ
る。そのため、台船2上で行う種々の作業にしば
しば支障をきたし、また、資材の荷崩れ等の虞れ
も発生していた。
このような事態を防止するためには、台船2の
傾斜をできるだけ小さくすべく、台船2自体を充
分大型のものにすることが考えられる。しかしな
がら、台船2を土堤1で囲まれた敷地内に搬入す
る作業はクレーン等により台船2を吊下すること
により行なわれている。そのため、クレーンの巻
上能力等を考慮すると台船2の大型化にも一定の
限界があり、充分な効果をあげることはできなか
つた。
本考案は上記した事情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、車輛、重機等の建設機
が、連結された台船上を移動しても、縦て揺れ現
象の発生を最大限に抑制し得る走行路を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するため、水面に並
列状に浮かべた複数の矩形または方形の台船の上
に、それぞれの配列方向のほヾ中心位置でかつ該
配列方向に直角をなす方向に複数の取付座を設
け、該取付座のそれぞれに、前記台船から持上げ
て前記配列方向に延ばした桁の一端部を軸着して
隣接台船同士を連結し、該桁上に建設機走行用の
覆工板等の舗板を敷設した構成としてある。
(作用) 上記の構成によれば、隣接する台船同士間に生
ずる間隙の上方を車輛等が通過しても、車輛等の
荷重は舗板及び桁を介して間接的に台船に伝わる
こととなる。そして、この桁は台船の上に、それ
ぞれの配列方向のほヾ中心位置でかつ該配列方向
に直角をなす方向に設けた取付座に取付けられて
いるため、車輛等の荷重はこれら取付座の付近に
分散され、台船同士間の間隙付近に直接車輛等の
荷重がかかることを防ぐことができる。したがつ
て、連結された複数の台船上を車輛等が走行して
も、これらの台船には作業に支障をきたすような
大きな縦て揺れ現象が生じることはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図に基
き説明し、第5図乃至第7図に示したものと同様
のものには同一符号を付することとする。
第1図に示すように、水面に複数の台船2が並
列状に浮かんでおり、それぞれの台船2上のほぼ
中央部すなわち第1図において台船2の建設機の
走行方向に関する中心線付近には取付座8が溶着
等の適当な手段により設けられている。
この取付座8は、第2図に示すように、台船2
上に複数組が設けられたものであり、それぞれに
組の取付座8には、隣接する台船2へ掛け渡され
る桁9,9がピン10,10により軸着されてい
る。
取付座8と桁9,9の取付け状態を第3図及び
第4図に拡大して図示する。桁9としては、断面
二次モーメントあるいは断面係数の値を考慮して
I形鋼を用いているが、これらの値が大きなもの
であれば、もちろん他の断面形状の桁を用いても
よい。桁9,9の下方のフランジ部9a,9a
は、互の突き合わせ部分が寸法Lの長さにわたつ
て切り欠かれており、ウエブ部9b,9bが取付
座8に取付けられている。このとき桁9の下面は
台船2の上面よりも寸法lだけ持ち上げられた状
態となつている。この寸法lの値は車輛3等の荷
重がかかつたときの桁9のたわみ量を考慮し、桁
9のたわみ部分が台船2の上面に接触しないよう
に設定される。尚、軸着部付近に曲げモーメント
が生じることがないようにウエブ部9b,9bが
ピン10,10により軸着されているが、ピン1
0,10は任意の部材のものでよく、例えばボル
トとナツトを用いることとしてもよい。
このように、取付座8に桁9を取付けることに
より、複数の台船2は互に連結されることとな
る。そして、桁9上に舗板11が敷設され、車輛
3、重機4等の建設機が安定して桁9上を走行で
きるようになつている。
次に、以上のように構成される本実施例の走行
路を、車輛3等の建設機が走行する場合について
説明する。
第1図においては、二つの取付座8,8が図示
されているが、車輛3が右方から走行してきて、
この取付座8,8間を移動する場合について述べ
る。まず、車輛3が右方の取付座8の上方に位置
しているときは、この取付座8に車輛3の殆んど
の荷重Wが加わることとなる。したがつて、この
右方の取付座8が設けられている台船2は、他の
台船2に対して、やや沈むことになる。しかし、
この取付座8は台船2の中心線付近に設けられて
いるため、台船2はその全体が平均して微少量沈
むにとどまり、台船2に大きな傾きが生じること
はない。
そして、車輛3が次第に左方へ移動すると、左
方の取付座8には、左方の取付座8と車輛3との
距離に反比例した荷重が加わることとなる。した
がつて、左方の取付座8が設けられた台船2も微
少量沈みはじめ、右方の取付座8が設けられた台
船2は、これに対応する分だけ微少量浮上するこ
ととなる。しかし、上述したように、左方及び右
方の取付座8はいずれも台船2の重心位置に設け
られているため、これら二つの台船2はその全体
が平均して微小量上下動するにとどまり、大きな
傾斜を生ずることはない。
さらに、車輛3が左方へ移動し、図示する如く
車輛3が、隣接する台船2同士の間に生ずる間隙
の上方、すなわち桁9の中央部の地点に位置した
ときにつき検討してみる。従来は、第7図におい
て説明したように、車輛3がこの地点に位置した
ときに、台船2が最も大きく傾斜していた。とこ
ろが、本実施例にあつては、このとき左右の取付
座8,8には、それぞれW/2ずつの等しい荷重
が分散して加わることになり、左右の台船2の沈
み量は最も少なくなる。つまり、車輛3は最も安
定した地点に位置していることになる。
このように、本実施例にあつては取付座8を台
船2の中心線付近に取付けてあることから、車輛
3がいかなる地点にあつたとしても、台船2はそ
の全体が均一に水面を微少量上下動するのみであ
る。したがつて、車輛3が舗板11上を走行した
としても、従来のように大きな縦て揺れ現象を生
ずることはない。
(考案の効果) 本考案は上述のように構成されたものであり、
以下の効果を有する。
複数の矩形または方形の台船の上に、それぞ
れの配列方向のほヾ中心位置でかつ該配列方向
に直角をなす方向に複数の取付座を設け、該取
付座に桁を取付けて隣接する台船同士を連結し
たことから、車輛等の建設機の荷重がこれら取
付座の付近に分散されることとなる。したがつ
て、建設機が桁上を移動しても、台船は大きく
傾斜することがなく、作業に支障をきたすよう
な大きな縦て揺れ現象が発生することはない。
特に実施例にあつては、取付座を台船の中心線
付近上に設けてあることから、この縦て揺れ現
象を最も効果的に防止し得る。
縦て揺れ現象を効果的に抑制し得ることか
ら、台船を従来のものよりも小型にすることが
可能になる。したがつて、土堤により囲まれた
埋立地内に台船をクレーンにより搬入する作業
等をより容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例に係る走行路の構造を示
す断面図、第2図は第1図を−方向から見た
断面図、第3図は取付座付近の構造を示す一部拡
大図、第4図は第3図を−方向から見た一部
断面図、第5図は水面埋立工法を説明するための
説明図、第6図は第5図を−方向から見た断
面図、第7図は第6図に示した台船上を車輛が移
動する場合を示す説明図である。 2……台船、3……車輛(建設機)、8……取
付座、9……桁、11……舗板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水面に並列状に浮かべた複数の矩形または方形
    の台船の上に、それぞれの配列方向のほヾ中心位
    置でかつ該配列方向に直角をなす方向に複数の取
    付座を設け、該取付座のそれぞれに、前記台船か
    ら持上げて前記配列方向に延ばした桁の一端部を
    軸着して隣接する台船同士を連結し、該桁上に建
    設機走行用の舗板を敷設したことを特徴とする水
    面埋立工法用建設機走行路。
JP1985003258U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0421849Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985003258U JPH0421849Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985003258U JPH0421849Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61121224U JPS61121224U (ja) 1986-07-31
JPH0421849Y2 true JPH0421849Y2 (ja) 1992-05-19

Family

ID=30477718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985003258U Expired JPH0421849Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0421849Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5388008B2 (ja) * 2009-08-31 2014-01-15 東洋建設株式会社 水面埋立工法用建設機走行路
JP5682507B2 (ja) * 2011-08-29 2015-03-11 Jfeスチール株式会社 渡橋版
JP6630105B2 (ja) * 2015-10-01 2020-01-15 株式会社三井E&S鉄構エンジニアリング 浮桟橋用浮体の連結構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733708B2 (ja) * 1978-07-24 1982-07-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733708U (ja) * 1980-08-05 1982-02-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733708B2 (ja) * 1978-07-24 1982-07-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61121224U (ja) 1986-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100949891B1 (ko) 육상건조된 선박의 횡방향 진수공법과 그 장치
CN105603861B (zh) 一种整体拼装浮运提升拱桥及其施工方法
CN110306435A (zh) 一种超大分段钢结构桥梁多船联运施工方法
JPH0421849Y2 (ja)
CN112342926B (zh) 一种海上架桥机及其施工方法
CN104060592B (zh) 一种格型钢板桩大圆筒主格1/4陆域预拼、水上散打方法
CN217325062U (zh) 斜拉桥索塔大吨位钢横梁的拼装滑移支架
CN212896121U (zh) 分离式高桩矿石码头结构
KR20190034818A (ko) 교량 시공방법
CN115432552A (zh) 一种吊架及使用吊架的装配式高桩码头施工方法
JPH0344809Y2 (ja)
CN211642531U (zh) 桥梁段半潜式安装运输平台
CN209798507U (zh) 一种布置在水电站闸坝上的门机交通桥
JP3335804B2 (ja) 橋梁の架設方法
JP2021147946A (ja) ジャケット、ジャケット構造物およびジャケット構造物の構築方法
CN212896122U (zh) 装配式高桩矿石码头结构
JPH10147912A (ja) 橋梁の撤去および架設方法
JP2843500B2 (ja) 河川専用作業台船およびそのためのユニット
CN218932906U (zh) 一种水上钢梁构件起吊转运平台
CN217322533U (zh) 智能化重物移位装置
KR102012357B1 (ko) 중량물 선적 방법
KR102134335B1 (ko) 중량물 이동용 레일 어셈블리
CN212534180U (zh) 深河床桅杆式码头起重机的基础装置
CN216739456U (zh) 一种码头施工装置
CN217810580U (zh) 一种防施工便梁倾覆的施工装置