JPH04218004A - 光ファイバ敷設装置 - Google Patents

光ファイバ敷設装置

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JPH04218004A
JPH04218004A JP3083458A JP8345891A JPH04218004A JP H04218004 A JPH04218004 A JP H04218004A JP 3083458 A JP3083458 A JP 3083458A JP 8345891 A JP8345891 A JP 8345891A JP H04218004 A JPH04218004 A JP H04218004A
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optical fiber
rollers
pair
roller
bending device
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Akira Morisada
森貞 昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバに対して規定
曲率以上の屈曲を与えて、光ファイバ内を伝播する光を
部分的に減衰させる光ファイバ屈曲装置に係わり、特に
、走行中の光ファイバに対して屈曲を与えることができ
る光ファイバ屈曲装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、光ファイバは中心のコア
の周囲をクラッドで覆った構造を有する。そして、この
コア内を光が伝播する。その伝播モードは種々のモード
が存在するが、軸方向断面を考えると、光はコアの内周
面で反射されながら軸方向に伝播していく。光が内周面
で全反射されるためには、法線に対する傾斜角度で示し
た入射角度がこのコアの屈折率等の物理特性で定まる臨
界角度以上である必要がある。この入射角度が臨界角度
未満になると、光が全反射されなくて、一部がクラッド
へ入射する。よって、伝播損失が増大する。したがって
、光ファイバを規定曲率以上に屈曲させると、屈曲点で
の入射角度が臨界角度以下になり、その屈曲点で伝播損
失が増大する。
【0003】逆に、屈曲点で外部から所定角度で光ファ
イバに光を照射すると、光がクラッドを通過してコア内
に入る。
【0004】このような光ファイバの性質を利用して、
光ファイバの一部に故意に屈曲点を形成して、光ファイ
バ内を伝播する光を外部へ取出して、光ファイバ内を伝
送される光通信のデータを中途位置から取出したり、逆
に、屈曲点から光信号を光ファイバ内へ入射することが
可能となる。
【0005】このような目的に用いられる光ファイバ屈
曲装置は例えば図14乃至図16に示すように構成され
ている(実開昭61−181345号)。
【0006】ベース1上に取付けられた枠部材2a,2
b間にブロック3が載置されており、このブロック3に
放物断面を有した凹部4が形成されており、この凹部4
の内周面に光ファイバ5が嵌入される溝6が刻設されて
いる。そして、上方から前記凹部4に嵌合する凸部7を
有する可動板8が選択的に蓋される。
【0007】このような構成の光ファイバ屈曲装置にお
いて、図15に示すように、光ファイバ5を枠部材2a
,2bの溝9a,9bにセットして、可動板8を押し下
げると、光フィイバ5は凹部4の曲面に沿って屈曲させ
られ、最終的に凹部4の溝6内に嵌入される。そして、
光ファイバ5の両端は可動板8に設けられた溝10a,
10bを通る。よって、光ファイバ5は前記凹部4の曲
率に沿っ屈曲させられ、規定曲率以上に屈曲する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
乃至図16に示した光ファイバ屈曲装置においてもまだ
次のような問題があった。
【0009】すなわち、可動板8を図16に示すように
、枠部材2a,2bの凹部4内へ完全に押し下げた状態
においては、光ファイバ5は溝6内に完全に嵌入固定さ
れるので、光ファイバ5を一方から引張ったとしても、
ほとんど動かない。
【0010】一方、一般に敷設又は架設済みの光ファイ
バを巻取ったり、新たに光ファイバを敷設する場合には
、光ファイバ巻取装置を使用する。この場合、現在どの
くらいの長さの光ファイバを巻取ったか、又は、現在ど
のくらいの長さまでの光ファイバの敷設が終了したかを
知ることは重要である。
【0011】こような場合、光ファバ巻取装置において
実際に光ファイバを巻取る巻取ボビンの近傍で光ファイ
バを屈曲させて、屈曲部から光ファイバ内に光パルスを
入力すると、その光パルスが光ファイバ内を伝播して先
端で反射されるので、その反射光の入射時刻から光ファ
イバの先端までの距離が算出できる。又は、光ファイバ
の一端から光を入射するとともに他端からの反射光パル
スを受光し、その入射時刻と受光時刻との差から距離を
算出できる。
【0012】しかし、図14に示した従来装置では、巻
取作業を行いながら、連続して光ファイバ5の先端まで
の距離を測定できない。
【0013】また、既に敷設されている光ファイバに沿
って、光ファイバ屈曲装置を移動させながら、光信号を
光ファイバ内に入射させて、光ファイバおよびこの光フ
ァイバの先端に接続された各種光通信装置に対して各種
測定を実施する必要が生じる場合もある。このような場
合、従来装置で測定を実施する場合にはその都度、前述
したように光ファイバ5を枠部材2a,2bの溝9a,
9bにセットして、可動板8を押し下げる作業を実施す
る必要がある。よって、測定作業能率が大幅に低下する
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、3組以上のペアローラを、各ローラ相互間
を順次通る光ファイバが一時的にしかも連続的に順次規
定曲率以上に屈曲するように配置することによって、走
行中の光ファイバに対して所定の曲率と所定の張力とを
安定して供給できる光ファイバ屈曲装置を提供すること
を目的とする。
【0015】また、テーパローラを用いてより簡便に走
行中の光ファイバに対して規定以上の曲率を与えること
ができる光ファイバ屈曲装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の光ファイバ屈曲装置においては、互いの外周
面が接触し又は微小間隔を有して対向配置され、各外周
面に光ファイバが接する環状溝が形成された一対のロー
ラからなる3組以上のペアローラと、この3組以上のペ
アローラの各ローラ相互間が、光ファイバが順次通過す
る過程でこの光ファイバを一時的に規定曲率以上に屈曲
させる位置関係になるように各ペアローラを支持するペ
アローラ支持機構と、3組以上のペアローラのうち、光
ファイバの取込み位置および繰出し位置に位置する各ペ
アローラに取付けられ、光ファイバが各ペアローラ位置
を通過する過程で一定の張力を保持するように、各ロー
ラの回転に一定の制動力を付与するブレーキ機構とを備
えたものである。
【0017】さらに、別の発明においては、光ファイバ
の取込み位置と繰出し位置に設けられた2組の端ペアロ
ーラと、この2組の端ペアローラの中間に設けられた中
間ペアローラとで、前記3組以上のペアローラを構成し
、かつ、ペアローラ支持機構を、中間ペアローラの位置
を基台に対して固定する固定支持部と、一端が固定支持
部に回動自在に支持され、他端にそれぞれ異なる端ペア
ローラが取付けられた一対の回動アームと、2組の端ペ
アローラ間に設けられ、端ペアローラ間の距離を可変設
定する距離調整アームとで構成したものである。
【0018】さらに別の発明の光ファイバ屈曲装置にお
いては、外径が両端より小さく形成された中央部におけ
る外周面の周方向曲率が規定曲率以上に設定され、かつ
回転自在に支持されたテーパローラと、外部から連続し
て搬入される光ファイバを、テーパローラの中央部に1
回以上巻回させるように、このテーパローラへ導く入口
ガイドと、テーパローラを通過した光ファイバを外部へ
搬出する出口ガイドとを備えている。
【0019】
【作用】このように構成された光ファイバ屈曲装置であ
れば、光ファイバは取込み位置に設けられたペアローラ
のローラ相互間を通り、次に中間に位置する1個以上の
ペアローラのローラ相互間を通り、最後に繰出し位置に
設けられたペアローラのローラ相互間を通る。そして、
ペアローラ支持機構が、光ファイバが各ローラ相互間を
順次通る過程で一時的に規定曲率以上になるように各ペ
アローラの位置関係を設定している。
【0020】したがって、光ファイバは取込み位置のペ
アローラから繰出し位置のペアローラへ移動する過程で
規定曲率以上に屈曲される。
【0021】また、光ファイバは各ペアローラの各ロー
ラ相互間でかつ外相面の環状溝内を通過するので、たと
え高速で走行したり、走行速度に変化が生じたとしても
ローラ相互間から脱落することはない。さらに、両端に
位置する各ペアローラにはブレーキ機構が取付けられて
いるので、光ファイバには各ペアローラ位置を通過する
過程で常時一定の張力が作用している。
【0022】また別の発明の装置は3つのペアローラか
らなり、中間ペアローラが固定支持部に固定され、他の
2組の端ペアローラが各回動アームで固定支持部に支持
されている。そして、距離調整アームでもって、両端の
端ペアローラと中間ローラとのなす角度、すなわち光フ
ァイバの曲率が調整可能である。
【0023】さらに別の発明の光ファイバ屈曲装置にお
いて、テーパローラの中央部の外径は両端の外径より小
さく形成されている。また、テーパローラの中央部にお
ける外相面の周方向曲率が前述した規定曲率以上になる
ようにその外径が設定されている。
【0024】したがって、外部から連続して搬入される
光ファイバを入口ガイドを通して、テーパローラの中央
部の外周面に1回以上巻回すると、光ファイバは規定曲
率以上に自動的に屈曲される。そして、このテーパロー
ラを通過した光ファイバは出口ガイドを介して外部へ搬
出される。
【0025】なお、テーパローラにおれる中央部の外径
は両端の外径より小さいので、走行中の光ファイバがテ
ーパローラから脱落することはない。
【0026】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0027】図1は実施例の光ファイバ屈曲装置10を
示す正面図であり、図2は背面図である。L字型フレー
ム11に縦長の取付窓12,13,14が穿設されてい
る。そして、この取付窓12,13,14の一辺には鋸
歯状部15が形成されている。各取付窓12〜14に隣
接してこの各取付窓12〜14に平行にそれぞれスリッ
ト窓16が穿設されている。各取付窓12,13,14
にはそれぞれ端ペアローラ17,中間ペアローラ18,
端ペアローラ19が取付けられている。
【0028】端ペアローラ19は、例えば図4に示すよ
うに、互いの外周面が接するか又は微小間隔を有して対
向配置された一対のローラ20a,20bで構成され、
各外周面には円弧状断面を有する環状溝21a,21b
が刻設されている。そして、この環状溝21a,21b
内を光ファイバ22が接触しながら走行する。各ローラ
20a,20bは軸によってローラ固定板23に枢支さ
れており、反対側端には光ファイバ22の端ペアローラ
19からの脱落を防止するための抜け防止板24が取り
付けられている。
【0029】ローラ固定板23の一辺には前記取付窓1
4の鋸歯状部15に係合する鋸歯状部25が形成されて
いる。さらに、このローラ固定板23には固定アーム2
6の一端が枢支されている。固定アーム26の他端には
締付けボルト27が貫通する長孔28が穿設されている
。締付けボルト27には締付けレバー29が螺合されて
いる。
【0030】したがって、各取付窓12〜14,スリッ
ト窓16,各固定アーム26,ローラ固定板23は各ペ
アローラ17〜19を所定の位置関係に支持するペアロ
ーラ支持機構を構成する。
【0031】さらに、図3(a)に示すように、端ペア
ローラ19の各ローラ20a,20bの軸にはコイルば
ね30が外挿されている。この各コイルばね30は各ロ
ーラ20a,20bを抜け防止板24方向へ付勢するの
で、各ローラ20a,20bと抜け防止板24との間に
揩動抵抗が作用して、ローラ20a,20bの回転に一
定の制動力が作用する。
【0032】このような端ペアローラ19をL字型フレ
ーム11の取付窓14に装着する場合には、先ず、固定
アーム26をローラ固定板23から取り外し、さらに、
締付けボルト27から締付けレバー29を取外した状態
で、ローラ固定板23を取付窓14に挿入する。そして
、固定アーム26を取付け、締付けボルト27をスリッ
ト窓16に貫通させてから締付けレバー29を取付ける
。そして、端ペアローラ19の上下位置を各鋸歯状部1
5,25の係合位置をずらせることによって調整した後
、固定アーム26をスリット窓16側に引き寄せた状態
で締付けレバー29で固定アーム26を締付けると、端
ペアローラ19が取付窓14に固定される。
【0033】光ファイイバ22の取込み側の端ペアロー
ラ17も繰出し側の端ペアローラ19とほぼ同一構成で
あり、同様の手順で装着できる。
【0034】端ペアローラ17,19に比較して下方位
置に取付けられた中間ローラ18も前記端ペアローラ1
9とほぼ同じ構造であるが、図3(b)に示すように、
各端ペアローラ17,19に取付けられているコイルば
ね30が除去されている。すなわち、この中間ペアロー
ラ18の各ローラ20a,20bには制動力が作用せず
に、完全に自由回転する。なお、装着手順は端ペアロー
ラ19と同じである。
【0035】このような構成の光ファイバ屈曲装置10
において、各端ペアローラ17,19および中間ペアロ
ーラ18のローラ20a,20b相互間に光ファイバ2
2を順番に通していく。そして、各ペアローラ17,1
8,19の上下位置を光ファイバ22の最大曲率が前述
した規定曲率以上になるように調整する。具体的には最
大曲率の生じる中間ペアローラ18における曲率を規定
曲率以上に設定する。
【0036】このように構成された光屈曲装置10であ
れば、図3(b)に示すように、光ファイバ22は中間
ペアローラ18の上側のローラ20aの環状溝21aに
接している部分で規定曲率以上に屈曲されるので、この
部分で光ファイバ22内を伝播する光が大幅に減衰する
。したがって、図10に示すように、この部分に光の投
受光器31を配設すれば、光ファイバ22内を伝播して
きた光を取出すことができると共に、光ファイバ22内
へ新たな光を入射できる。
【0037】さらに、光ファイバ22は各ペアローラ1
7,18,19のローラ20a,20b相互間を通るの
で、光ファイバ22を走行させながら、規定曲率以上に
屈曲させることが可能である。
【0038】しかも、各ローラ20a,20bの互いに
対向する外周面には円弧状断面を有した環状溝21a,
21bが形成されており、光フィイバ22はいずれか一
方の環状溝21a,21b内に収納された状態で走行す
るので、たとえ光ファイバ22を高速で走行させたり、
走行速度が変化したとしても、各ペアローラ17〜19
から脱落することはない。
【0039】さらに、この光ファイバ屈曲装置10へ取
り込まれる光ファイバ22の入力角度や、この光ファイ
バ屈曲装置10から繰り出される出力角度等が変動した
としても、光ファイバ22は各端ペアローラ17,19
の各ローラ20a,20b相互間を通るので、端ペアロ
ーラ17,19から脱落することはない。また、途中で
入力角度や出力角度が変化したとしても、光ファイバ2
2は必ず、上側ローラ20aの環状溝21a又は下側ロ
ーラ20bの環状溝21bで受け止められるので、円滑
な走行が疎外されることはない。
【0040】また、両端に位置する各端ペアローラ17
,19にはコイルばね30からなるブレーキ機構が取付
けられているので、各ローラ20a,20bの回転には
常時一定の制動力が作用している。したがって、光ファ
イバ22の走行速度が短期間に大きく変動したとしても
、光ファイバ22が光ファイバ屈曲装置10内を通過す
る過程で弛むことはない。よって、光ファイバ22には
常時一定の張力が作用している。したがって、この光フ
ァイバ屈曲装置を用いることによって、光ファイバ22
に局部的なたるみが発生することはない。
【0041】図5は実施例の光ファイバ屈曲装置10が
組込まれた光ファイバ巻取装置を示す斜視図である。こ
の光ファイバ巻取装置は、大きく分けて、光ファイバ2
2を巻取る巻取ボビン32とモータ33とからなる巻取
装置34と、光ファイバ22に対して光パルスを送受信
する光パルス試験装置35と、移動機構36に搭載され
た光ファイバ屈曲装置10とで構成されている。
【0042】巻取ボビン32に巻取られる光ファイバ2
2の巻取先端は光回転コネクタ37を介して光パルス試
験装置35に接続されている。また、光ファイバ22は
光ファイバ屈曲装置10にて規定曲率に屈曲されながら
巻取ボビン32に巻取られる。そして、光ファイバ22
が巻取ボビン32に均一に巻取られるために、移動機構
36によって光ファイバ屈曲装置10は巻取ボビン32
に対して平行に往復移動する。
【0043】このような光ファイバ巻取装置を用いて既
に敷設済みの光ファイバ22を巻取る場合に、既に巻取
ボビン32に巻取られている光ファイバ長(巻取量)と
まだ巻取られていない光ファイバ長(残量)とを個別に
測定する手法を説明する。
【0044】光パルス試験装置35から光パルスを光回
転コネクタ37を介して巻取ボビン32に既に巻取られ
ている光ファイバ22の巻取端に印加すると、光パルス
は光ファイバ22内を伝播して、光ファイバ屈曲装置1
0の中間ペアローラ18の位置で大きく減衰する。よっ
て、この伝播していく光パルスの後方散乱光による反射
光を光パルス試験装置35で観測していけば、光パルス
印加時刻からその反射光が大きく減衰する時刻までの時
間差から屈曲点までの光ファイバ長(巻取量)が算出で
きる。
【0045】また、光パルスは光ファイバ22の先端で
反射されるので、その反射光の入射時刻から先端までの
光ファイバ長(全量)が算出できる。次に、先端までの
光ファイバ長(全量)から屈曲点までの光ファイバ長(
巻取量)を引算することにより、屈曲点から先端までの
光ファイバ長(残量)が算出できる。
【0046】なお、光ファイバ巻取装置を用いた光ファ
イバ長測定の詳細技術は既に本願の発明者によって提唱
されている(特願平2−142029号)。
【0047】このような光ファイバ巻取装置に実施例構
成の光ファイバ屈曲装置10を組込むことによって、巻
取動作を実施しながら光ファイバ22の巻取量および残
量を連続的に測定できる。さらに、たとえ光ファイバ2
2を高速で巻取ったり、速度を変化させて巻取ったとし
ても光ファイバ22が光ファイバ屈曲装置10から外れ
たり、絡まったり、余分な張力が印加されることが防止
される。よって、光ファイバ巻取装置の動作をより確実
で迅速なものにできる。
【0048】図6は本発明の他の実施例に係わる光ファ
イバ屈曲装置の構成を示す正面図である。前述した実施
例と同一部分には同一符号が付してある。
【0049】この実施例においては、各ペアローラ17
,18,19はL字型フレーム11に取付けられている
のではなく、3本のアーム42,43,44によって相
対各位置が決められる。すなわち、中間ペアローラ18
のローラ固定板23は基台40に取付けられた支持部4
1に固定されている。そして、図7(b)にも示すよう
に、ローラ固定板23に対して一対の回動アーム42,
43の下端が枢支されている。よって、ローラ固定板2
3および支持部41は中間ペアローラ18を基台40に
固定する固定支持部を構成する。
【0050】回動アーム43の上端は図7(a)に示す
ように、端ペアローラ19のローラ固定板23に枢支さ
れている。そして、この端ペアローラ19のローラ固定
板23には前記回動アーム43の他に距離調整アーム4
4の一端が枢支されている。この距離調整アーム44の
他端には図6に示すように長孔45が穿設されている。 そして、この長孔45に図7(c)に示すように他方の
端ペアローラ17のローラ固定板23に取付けられた軸
46が貫通している。また、この軸46には他方の回動
アーム42の上端が枢支されている。さらに、この軸4
6には締付けレバー47が螺合されている。したがって
、この締付けレバー47を回転させると、距離調整レバ
ー44の長孔45側端および回動アーム42の上端がロ
ーラ固定板23に圧接され、その位置が固定される。
【0051】このように構成された光ファイバ屈曲装置
において、光ファイバ22を各ペアローラ17,18,
19の各ローラ20a,20b相互間を順番に通して、
光ファイバ22が中間ペアローラ18のローラ20a,
20b相互間を通る過程で、曲率が前述した規定曲率に
なるように、端ペアローラ17の軸46を長孔45内で
移動させる。そして、位置が決まると、締付けレバー4
7でもって、その位置を固定する。
【0052】このような構成の光ファイバ屈曲装置であ
っても、走行中の光ファイバ22に対して規定曲率を加
えることが可能となるので、先の実施例とほぼ同様の効
果を得ることができる。
【0053】さらに、この実施例においては、3組のペ
アローラ17,18,19を所定の位置関係に支持する
ペアローラ支持機構を、ローラ固定板23および支持部
41とからなる固定支持部と各回動アーム42,43と
距離調整アーム44とで構成しているので、前述した実
施例に比較して構造が大幅に簡素化される。また、重量
が軽減されるので、より小型の光ファイバ屈曲装置10
を実現できる。さらに、製造費も大幅に低減できる。
【0054】また、調整箇所が距離調整アーム44の長
さ調整のみであるので、調整作業が簡素化される。
【0055】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。図1の実施例においては、合計3組の
ペアローラ17,18,19を用いたが、例えば図8に
示すように、各端ペアローラ17,19の他に3組の中
間ペアローラ18a,18b,18cを用いてもよい。
【0056】さらに、図9に示すように、多芯の電気ケ
ーブル48の外側に取付けられた光ファイバ22であっ
たとしても、このままの状態で光ファイバ屈曲装置の各
ペアローラ17〜19のローラ相互間を通すことが可能
である。この場合は、各ペアローラ17〜19の位置関
係を、光ファイバ22が規定曲率になるように再調整す
る必要がある。
【0057】図11は本発明のさらに別の実施例に係わ
る光ファイバ屈曲装置の概略構成を示す斜視図である。 また、図12は同実施例装置の正面図であり、図13は
側面図である。
【0058】すなわち、この実施例の光ファイバ屈曲装
置装置は、大きく分けて光ファイバ22が1回巻回され
るテーパローラ51とそれぞれ光ファイバ22を導く入
口ガイド52と出口ガイド53とで構成されている。
【0059】テーパローラ51は、図示するように、中
央部51aの外径が両端51b,51cの外径より小さ
く形成された双曲線断面形状を有している。そして、中
央部51aにおける外周面の周方向曲率が前述した規定
曲率以上になるように、外径が設定されている。また、
テーパローラ51の中心線に沿って貫通孔51dが穿設
されており、この貫通孔51d内に図示しない軸受けを
介して固定軸54が挿入されている。よって、テーパロ
ーラ51は固定軸54廻りに自由に回転する。
【0060】また、入口ガイド52は円錐筒形状を有し
ており、内部を光ファイバ22が走行する。すなわち、
入口ガイド52は外部から連続して搬入される光ファイ
バ22をテーパローラ51の中央部51aの外周面に所
定の姿勢角で導く機能を有している。さらに、出口ガイ
ド53は入口ガイド52と同一形状を有しており、テー
パローラ51の中央部51aの外周面に1回巻回された
光ファイバ22を外部の例えば巻取装置へ導き出す機能
を有する。
【0061】このように構成され光ファイバ屈曲装置で
あれば、外部から連続して搬入される光ファイバ22は
入口ガイド52を介して,テーパローラ51の中央部5
1aで1回巻回された後、出口ガイド53を介して外部
へ搬出される。そして、光ファイバ22はテーパローラ
51の中央部51aに巻回される過程で規定曲率以上に
屈曲される。したがって、前述した各実施例と同様に、
走行中の光ファイバ22を規定曲率以上に屈曲できる効
果を得ることができる。
【0062】なお、テーパローラ51における中央部5
1aの外径は両端51b,51cの外径より小さいので
、走行中の光ファイバ22がテーパローラ51から脱落
することはない。
【0063】さらに、この実施例装置は、テーパローラ
51と入口ガイド52と出口ガイド53のみで構成され
ているので、装置全体を、小型軽量にかつ安い費用で製
造できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ファイバ
屈曲装置によれば、3組以上のペアローラの各ローラ相
互間を光ファイバが順次通るときに規定屈曲率以上に屈
曲するようにこれらの各ペアローラを配置している。し
たがって、走行中の光ファイバに対して所定の屈曲率と
所定の張力とを安定して供給できる。さらに、その規定
屈曲率以上の屈曲点で光ファイバ内における光の反射ま
たは光ファイバに対する光の入出力が可能となる。
【0065】また、走行している光ファイバをテーパロ
ーラの外周面に1回以上巻回させている。したがって、
より簡便に走行中の光ファイバに対して規定以上の曲率
を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係わる光ファイバ屈曲
装置全体を示す正面図、
【図2】  同実施例装置全体を示す背面図、
【図3】
  同実施例装置の各ペアローラを取出して示す側面図
【図4】  同実施例装置のペアローラおよび支持機構
を取出してを示す斜視図、
【図5】  同実施例装置を組込んだ光ファイバ巻取装
置を示す斜視図、
【図6】  本発明の他の実施例に係わる光ファイバ屈
曲装置を示す正面図、
【図7】  同実施例装置の各ペアローラを取出して示
す示す側面図、
【図8】  本発明のさらに別の実施例に係わる光ファ
イバ屈曲装置におけるペアローラの配置図、
【図9】 
 実施例装置で適用可能な光ファイバを示す図、
【図10】  実施例装置に組込み可能な投受光器を示
す図、
【図11】  本発明のさらに別の実施例に係わる光フ
ァイバ屈曲装置を示す斜視図、
【図12】  同実施例装置を示す正面図、
【図13】
  同実施例装置を示す側面図、
【図14】  従来の
光ファイバ屈曲装置を示す斜視図、
【図15】  同従
来装置を用いて光ファイバを屈曲させる前の状態を示す
断面図、
【図16】  同従来装置を用いて光ファイバを屈曲さ
せた状態を示す断面図。
【符号の説明】
10…光ファイバ屈曲装置、11…L字型フレーム、1
2,13.14…取付窓、16…スリット窓、17,1
9…端ペアローラ、18…中間ペアローラ、20a,2
0b…ローラ、21a,21b…環状溝、22…光ファ
イバ、23…ローラ固定板、26…固定アーム、30…
コイルばね、32…巻取ボビン、33…モータ、34…
巻取装置、35…光パルス試験装置、36…移動機構、
40…基台、41…支持部、42,43…回動アーム、
44…距離調整アーム、51…テーパローラ、51a…
中央部、52…入口ガイド、53…出口ガイド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いの外周面が接触し又は微小間隔を
    有して対向配置され、各外周面に光ファイバ(22)が
    接する環状溝が形成された一対のローラからなる3組以
    上のペアローラ(17,18,19)と、この3組以上
    のペアローラの各ローラ相互間が、前記光ファイバが順
    次通過する過程でこの光ファイバを一時的に規定曲率以
    上に屈曲する位置関係になるように前記各ペアローラを
    支持するペアローラ支持機構と、前記3組以上のペアロ
    ーラのうち、前記光ファイバの取込み位置および繰出し
    位置に位置する各ペアローラに取付けられ、前記光ファ
    イバが前記各ペアローラ位置を通過する過程で一定の張
    力を保持するように、各ローラの回転に一定の制動力を
    付与するブレーキ機構(30)とを備えた光ファイバ屈
    曲装置。
  2. 【請求項2】  前記3組以上のペアローラは、前記光
    ファイバの取込み位置と繰出し位置に設けられた2組の
    端ペアローラ(17,19) と、この2組の端ペアロ
    ーラの中間に設けられた中間ペアローラ(18)とで構
    成され、前記ペアローラ支持機構は、前記中間ペアロー
    ラの位置を基台に対して固定する固定支持部(23,4
    1) と、一端が前記固定支持部に回動自在に支持され
    、他端にそれぞれ異なる端ペアローラが取付けられた一
    対の回動アーム(42,43) と、前記2組の端ペア
    ローラ間に設けられ、前記端ペアローラ間の距離を可変
    設定する距離調整アーム(44)とで構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の光ファイバ屈曲装置。
  3. 【請求項3】  外径が両端より小さく形成された中央
    部における外周面の周方向曲率が規定曲率以上に設定さ
    れ、かつ回転自在に支持されたテーパローラ(51)と
    、外部から連続して搬入される光ファイバを、前記テー
    パローラの中央部に1回以上巻回させるように、前記テ
    ーパローラへ導く入口ガイド(52)と、前記テーパロ
    ーラを通過した光ファイバを外部へ搬出する出口ガイド
    (53)とを備えた光ファイバ屈曲装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013186041A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Fujitsu Ltd 光ファイバ用プリロールカセット及び温度分布測定システム

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JPS61258205A (ja) * 1985-05-13 1986-11-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光フアイバ屈曲装置
JPS61193412U (ja) * 1985-05-27 1986-12-02

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