JPH04217253A - 感光性着色材料 - Google Patents

感光性着色材料

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Publication number
JPH04217253A
JPH04217253A JP40355590A JP40355590A JPH04217253A JP H04217253 A JPH04217253 A JP H04217253A JP 40355590 A JP40355590 A JP 40355590A JP 40355590 A JP40355590 A JP 40355590A JP H04217253 A JPH04217253 A JP H04217253A
Authority
JP
Japan
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coloring material
photosensitive
color filter
photosensitive coloring
liquid crystal
Prior art date
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Pending
Application number
JP40355590A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Nishida
直哉 西田
Kazuya Ishiwatari
和也 石渡
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH04217253A publication Critical patent/JPH04217253A/ja
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Priority to US08/475,532 priority patent/US5721077A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーフイルターを形成
する際に使用可能な感光性着色材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーフイルターとしては、基板
上にゼラチン、ガゼイン、グリユーあるいはポリビニル
アルコールなどの親水性高分子物質からなる媒染層を設
け、その媒染層を色素で染色して着色層を形成する染色
カラーフイルターが知られている。
【0003】このような染色法では、使用可能な染料が
多くカラーフイルターとして要求される分光特性への対
応が比較的容易であるが、媒染層の染色工程に、染料を
溶解させた染色浴中に媒染層を浸漬するというコントロ
ールの難しい湿式工程を採用しており、また各色毎に防
染用の中間層を設けるという複雑な工程を有するため歩
留りが悪くなる欠点を有している。また、染色可能な色
素の耐熱性が150℃程度以下と比較的低く、該フイル
ターに熱的処理を必要とする場合には、使用が困難であ
る上、染色膜自体の耐熱性、耐光性等の信頼性が劣ると
いう欠点も有している。
【0004】これに対し、従来、ある種の着色材料が透
明樹脂中に分散されてなる着色樹脂を用いたカラーフイ
ルターが知られている。
【0005】例えば、特開昭58ー46325号公報、
特開昭60ー78401号公報、特開昭60ー1842
02号公報、特開昭60ー184203号公報、特開昭
60ー184204号公報、特開昭60ー184205
号公報等に示されている様に、ポリアミノ系樹脂に着色
材料を混合した着色樹脂膜を用いることを特徴とするカ
ラーフイルターによれば、該ポリアミノ系樹脂自体は、
耐熱性、耐光性等の特性に優れたものであるが、非感光
性樹脂であるためカラーフイルターのパターン形成には
、微細パターンに不利な印刷による方法、あるいは着色
樹脂膜上にレジストによるマスクを設けた後に、該着色
樹脂膜をエツチングするという製造工程の煩雑な方法を
とらなければならなかった。
【0006】一方、特開昭57ー16407号公報、特
開昭57ー74707号公報、特開昭60ー12970
7号公報等に示されている様に、感光性樹脂に着色材料
を混合した着色樹脂膜を用いることを特徴とするカラー
フイルターによれば、カラーフイルターの製造方法にと
っては一般的なフオトリソ工程のみで微細パターン化で
き、工程の簡素化は可能となる。
【0007】しかし、この様な感光性樹脂に着色材料を
混合した着色樹脂を用いてカラーフイルターを形成する
場合、一般に露光波長域における着色材料自体の光吸収
があるため、感光性樹脂の光硬化に必要な露光エネルギ
ーは通常よりかなり大きなものとなる。
【0008】一般に、感光性樹脂に対する露光時の光強
度は、光照射面から深さ方向に入っていくに従い、指数
関数的に減少していく。従って、感光性樹脂に、さらに
光吸収特性をもつ着色材料の混入による光照射面から深
さ方向に対する露光時の入射光強度の減衰は、著しく大
きくなり、場合によっては感光性着色樹脂膜の底部に当
たる基板との界面付近での光硬化が不充分となり、現像
時に膜ハガレ等を生じることがあった。
【0009】また、この露光時の入射光強度の減衰を補
うため、露光エネルギーを非常に大きくすると、着色材
料自身の劣化を生じることもあった。
【0010】さらに、着色樹脂膜表面は、着色材料の混
入により、表面の粗れが生じ、カラーフイルター表面に
おける散乱を伴い、カラーフイルターの光学的性能を落
とす上、液晶表示素子内面に構成させる場合では、液晶
分子の配向を乱すこともあった。
【0011】この様に、感光性樹脂に着色材料を混合し
た着色樹脂を用いてカラーフイルターを形成する場合、
そのプロセスにおけるカラーフイルター膜の安全性、耐
久性、そしてカラーフイルターとしての性能上の問題が
残されていた。
【0012】上述の欠点を解消せしめるために、本出願
人は既に特願昭62ー22461号(特開昭63ー19
1104号)を出願し、より少ない露光エネルギーで効
率的にパターン形成できると共に、露光時の着色材料自
体の劣化を防ぎ、膜の深さ方向での光硬化のバラツキを
減らし、かつ表面状態のより平滑な着色樹脂膜を有する
カラーフイルターを提案した。このカラーフイルターは
、感光性樹脂中に少なくとも着色材料を分散してなる着
色樹脂を用い、フオトリソ工程の繰り返しにより形成さ
れる複数のパターン状着色樹脂層を有するカラーフイル
ターにおいて、該着色材料を着色樹脂層の表面部から底
部にかけて次第に多く分散させてなるものである。
【0013】上記のカラーフイルターを基板上に形成す
るには、感光性樹脂中に少なくとも着色材料を分散した
着色樹脂を用いて、フオトリソ工程によりパターニング
して形成するが、このパターニングは通常、塗布方法と
してスピンナー方法、印刷方法、ロールコーター方法等
の手段を用いて着色樹脂を基板上に塗布し、その後クリ
ーンオーブンホツトプレート等を用いて着色樹脂を仮硬
化(プリベーク)させ、次いでフオトマスクを通して露
光、現像してカラーフイルターのパターンを形成してい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記感
光性着色材料を用いて、カラーフイルターを形成する際
の塗布時に、スピンナー方法を用いた場合、中心部に顔
料成分の濃い場所が発生することがあり、カラーフイル
ターとしては、都合の悪いことがあった。例えば、液晶
デイスプレイに使用した際には、中心部に濃度の濃い部
分が見えてしまい、表示品位が著しく悪くなることを必
ずしも排除できない。また、強誘電液晶を用いたデイス
プレイにおいては、中央部の凸がセルギヤツプに影響を
与えてしまうといった問題もあった。(中央部の凸の高
さは周辺に比べ例えば3000オングストロング以上高
く、強誘電液晶のセルギヤツプは1.5μm以下である
。)
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
問題点に鑑み鋭意研究の結果完成に至ったものである。 本発明の感光性着色材料は、ポリアミド樹脂主体中に顔
料を分散させ、溶媒にノルマル−メチル−2−ピロリド
ン(NMP)を用いた感光性着色材料中にγ−ブチロラ
クトンをレベリング材として混入せしめたことを特徴と
する。
【0016】一般的にレベリング材としてはnBC,E
C4,NMP,ブチルカルビトール、ヘキシレングリコ
ール、プロピレングリコール等々が知られている。印刷
方法で塗布する場合、版が乾きにくい様に高沸点である
上記物質を用いるのは常套手段であるが、本発明に用い
るレベリング材料として先ず必要なことは、ポリアミド
樹脂中に分散させた顔料の分散状態を阻害してはならな
いことである。
【0017】さらに、本発明で用いる感光性着色材は配
向性及び液晶の動きを考慮すると膜圧が2.0μm以下
でCRTと同程度の色特性、即ち分光特性(図3)及び
(図4)を持つことが望ましい。この全ての要求、欠点
を満足する材料はγ−ブチロラクトンのみであり、nB
C,NMPはある程度は改善できるが不満足であった。
【0018】しかし、γ−ブチロラクトンが10%未満
であると効果が少なく、45%を越えるとスピンナー塗
布時の滴下量を著しく多くしないと均一塗布ができない
。これはγ−ブチロラクトンと感光性着色材料を混合さ
せた物は、収縮する度合が大きい為、滴下時に大量に滴
下しないと塗れない部分が出来るからである。こうして
、本発明者らは実験の結果γ−ブチロラクトンの好まし
い混入量が10〜45wt%であると知るに至った。
【0019】一方、本発明で用いる感光性着色材料の粘
度が200cps未満であると、スピンコートした際の
中央部への対策が満足できるものとならず、欠点が目立
ってくる。強誘電液晶を用いた場合には前述した様にセ
ルギヤツプが狭い為、好ましくは450cps以上が良
い。
【0020】
【実施例】実施例1 本発明による感光性着色材料を用いて形成したカラーフ
イルターの実施例を示す。先ず感光性ポリアミド着色樹
脂の赤、緑、青(PA−1012R、PA−1012G
、PA−1012B、宇部興産社製)500cpを21
g採取し、これにγ−ブチロラクトン9gを添加し(3
0wt%)、全量を30gとしたものを約5分間撹拌し
、これをガラス基板上に滴下し、スピンナーにより約1
.8μmの膜厚に塗布した。次にこの塗布基板を85℃
のホツトプレート上で10分間プリベークし、溶剤成分
を蒸発させた。このようにして得られた着色樹脂膜は、
全面均一の膜厚であり、かつ中心部に顔料成分が密集し
た濃い場所も発生することがなかった、次にこのプリベ
ーク済基板を露光、現像、リンス、ポストベーク等の通
常のフオトリソ工程により、約1.7〜1.6μmの膜
厚でカラーフイルターパターンを形成し、この上に感光
性ポリアミド樹脂(PA−1000c宇部興産社製)の
保護層を約2μm積層した。
【0021】さらに、上記カラーフイルターパターン形
成済基板にITOの電極パターンを形成後通常の液晶セ
ル組立工程、液晶注入、封口工程を通してカラー液晶セ
ルを得た。このカラー液晶セルは、中央部に凸部の発生
が無いため全面に渡り約1.5μmの均一なセルギヤツ
プを得ることができた。ここで得られた液晶セルの色特
性を図1、図2に示す。図1、図2に示す色特性は図3
、図4との比較からわかるように非常に優れたものであ
った。
【0022】実施例2 まず感光性ポリアミド着色樹脂の赤、緑、青(PA−1
012R、PA−1012G、PA−1012B宇部興
産社製)500cpを24g採取し、これにγ−ブチロ
ラクトン6gを添加し、全量を30gとしたものを約5
分間撹拌し、これをガラス基板に滴下したのちスピンナ
ーにより約1.8μmの膜厚に塗布した。次にこの塗布
基板を85℃のホツトプレート上で10分間プリベーク
し、溶剤成分を蒸発させた。このようにして得られた着
色樹脂膜は、弱冠中心部に顔料成分が密集し凸部となっ
たものの周辺部と比較して約500オングストロング程
度の高さにおさえることができた。
【0023】次に、このプリベーク済基板を露光、現像
、リンス、ポストベーク等の通常のフオトリソ工程によ
り約1.7〜1.6μmの膜厚でカラーフイルターパタ
ーンを形成し、この上に感光性ポリアミド樹脂(PA−
1000C宇部興産社製)の保護層を約2μm積層した
【0024】さらに、上記カラーフイルターパターン形
成済基板にITOの電極パターンを形成後通常の液晶セ
ル組立工程、液晶注入、封口工程を通してカラー液晶セ
ルを得た。この液晶セルは、中央部に約500オングス
トロングの凸部が発生したにもかかわらず全面に渡り約
1.5μmの均一なセルギヤツプを得ることができ、通
常のレベリング材の未添加のものと比較して明らかに有
効であることが確認できた。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、ポリアミド樹脂主
体中に顔料を分散させ、溶媒にノルマル−メチル−2−
ピロリドンを用いた感光性着色材料中にγ−ブチロラク
トンをレベリング材として混入せしめ、これをスピンナ
ーにより成膜し、フオトリソ工程により形成したカラー
フイルターパターンは、中心部に顔料成分の濃い部分が
発生することがなく優れた特性を有する。又、セル組立
工程により得られたカラー液晶セルは均一なセルギヤツ
プであり、表示品位のすぐれたカラー液晶デイスプレイ
にするために著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたデイスプレイの分光特性の1例
を示す図である。
【図2】図1の色度図である。
【図3】CRTの分光特性を示す図である。
【図4】CRTの色度図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリアミドを主体とし、溶媒にノルマ
    ル−メチル−2−ピロリドンが含まれている感光性樹脂
    中に、顔料を分散せしめた感光性着色材料の粘度を20
    0cps以上とし、該材料にレベリング材料としてγ−
    ブチロラクトンを混入せしめたことを特徴とする感光性
    着色材料。
  2. 【請求項2】  前記γ−ブチロラクトンの混入量が1
    0〜45wt%である請求項1の感光性着色材料。
JP40355590A 1990-11-16 1990-12-19 感光性着色材料 Pending JPH04217253A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40355590A JPH04217253A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 感光性着色材料
US08/246,559 US5721089A (en) 1990-11-16 1994-05-19 Photosensitive material, color filter and liquid crystal device having the color filter
US08/475,532 US5721077A (en) 1990-11-16 1995-06-07 Process for producing a color filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40355590A JPH04217253A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 感光性着色材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04217253A true JPH04217253A (ja) 1992-08-07

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ID=18513286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40355590A Pending JPH04217253A (ja) 1990-11-16 1990-12-19 感光性着色材料

Country Status (1)

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JP (1) JPH04217253A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094484A1 (en) * 2000-06-02 2001-12-13 Milliken & Company Low-viscosity nonaqueous liquid pigment dispersions and methods of utilizing such compositions

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