JPH04216863A - 農業生物学的作用を有する固体シリコーン組成物 - Google Patents

農業生物学的作用を有する固体シリコーン組成物

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JPH04216863A
JPH04216863A JP3056185A JP5618591A JPH04216863A JP H04216863 A JPH04216863 A JP H04216863A JP 3056185 A JP3056185 A JP 3056185A JP 5618591 A JP5618591 A JP 5618591A JP H04216863 A JPH04216863 A JP H04216863A
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JP3056185A
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Hugues Porte
ユギユ・ポルト
Ghislaine Torres
ギスレーヌ・トール
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Rhone Poulenc Agrochimie SA
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing solids as carriers or diluents
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、農業生物学的活性を有する固体
のシリコーン系組成物、その製造および植物を処理する
ためのその使用に関するものである。
【0002】植物、特に作物を処理してその成長を促進
するためには、しばしば生物学的作用を有する物質を固
体キャリヤから植物上へ或いは植物の方向に順次に塩析
させなければならない。
【0003】ポリマー物質を或る種の活性物質、特に農
芸化学物質もしくは肥料活性物質と組合せる多くの技術
が提案されている。実際、これら技術は幾つかの欠点を
有するため実用性に乏しく、充分な解決策ではないこと
が判明している。その主たる欠点は活性物質の放出速度
(release kinetics)を調節しにくく
、したがって所定量の活性物質につき所定の効果を確実
に得にくいことである。
【0004】さらに他の欠点は、ポリマーが処理すべき
植物および環境に対し完全に無害でないという事実、並
びにそのコストおよび実施にある。
【0005】本発明の目的は、これら欠点を軽減し、処
理すべき植物および環境に対して欠点を持たずに、農業
活性物質を制御された方式で低コストにて放出しうる継
続的な生物学的作用を有する組成物を提供することにあ
る。
【0006】より正確には、本発明は植物の成長を促進
すべく農業生物学的作用を有する固体のポリマー系組成
物に関し、これら組成物は、大量の、架橋されていても
よい水蒸気透過性のシリコーン物質と、少量の、農業生
物学的活性を有し少なくとも0.5g/lの水溶解度を
有する活性物質と、シリコーン物質に均一に分散され、
シリコーンの架橋に対し阻止作用を示さない水溶性の助
剤とで構成され、シリコーン物質と水溶性型の活性物質
と助剤とはシリコーンマトリックスによる活性物質の放
出速度が0の程度となるようにした組成物である。
【0007】本発明はより詳細には、活性物質と助剤と
がそれぞれ有機ポリシロキサン出発物質 100重量部
当り5〜50、好ましくは15〜40重量部の量で存在
する上記種類の組成物に関するものである。
【0008】一般に、活性物質と助剤との容量比は1/
10〜10/1、好ましくは1/5〜5/1の範囲で変
化させることができる。
【0009】数種のシリコーン群を本発明による組成物
に材料として使用しうるシリコーンとして挙げることが
できる。
【0010】第1の群は、(A)ジ有機ポリシロキサン
ガムと、(B)好ましくは珪質である補強充填剤(B1
 )および/または有機過酸化物(B2 )とを含有す
るシリコーン組成物からなっている。
【0011】好適組成物は:(A): 100重量部の
25℃にて1,000,000mPa・s より高い粘
度を有するジ有機ポリシロキサンガムと、(B):5〜
130 重量部の熱分解法シリカおよび沈澱により生成
されたシリカから選択される補強珪質充填剤(B1 )
とからなっている。
【0012】有利には、ガム(A)は、一般式:R3−
a (R′O)a SiO(R2 SiO)n Si(
OR′)a R3−a  [式中、記号Rは同一でも異なってもよく、C1 〜C
8 炭化水素基を示し、これらは未置換またはハロゲン
原子もしくはシアノ基により置換され、記号R′は水素
原子またはC1 〜C4 アルキル基を示し、記号aは
0もしくは1を示し、記号nは25℃にて少なくとも1
,000,000mPa・s の粘度を得るのに充分な
数値を有する数を示し、さらにRにより示される基の個
数の少なくとも50%はメチル基である]を有する。
【0013】好ましくは、ガム(A)の構造に含まれる
R2 SiO単位の 0.005〜0.5 モル%は、
式: (CH2 =CH)(R)SiOおよび(CH2 =C
H)R2−a (RO′)a SiO0.5 のものか
ら選択される。
【0014】25℃にて少なくとも1,000,000
mPa・s 、好ましくは25℃にて少なくとも2,0
00,000mPa・s の粘度を有するガム(A)は
、その連鎖に沿ってR2 SiO単位で構成されると共
に、その連鎖の各末端がR3−a R(O)a SiO
0.5 単位によってブロックされる。しかしながら、
これら単位を有する混合物中に、たとえば式RSiO1
.5 およびSiO2 の異なる構造を持った単位を、
R2 SiOおよびR3−a (RO′)a SiO0
.5 単位の合計数に対し最高2%の割合にて存在させ
得る。
【0015】記号RはC1 〜C8 炭化水素基を示し
、この基は未置換またはハロゲン原子もしくはシアノ基
により置換され、より詳細には次のものを包含する:未
置換またはハロゲン原子もしくはシアノ基により置換さ
れたC1 〜C5 アルキル基、たとえばメチル,エチ
ル,プロピル,イソプロピル,ブチル,イソブチル,ペ
ンチル, 3,3,3−トリフルオロプロピル,β−シ
アノエチルおよびγ−シアノプロピル基;C2 〜C4
 アルケニル基、たとえばビニル,アリルおよびブト−
2−エニル基;並びに未置換またはハロゲン原子により
置換されたC6 〜C8 単環式アリール基、たとえば
フェニル,クロルフェニル,トリルおよびトリフルオロ
メチルフェニル基。
【0016】記号R′により示されるC1 〜C4 ア
ルキル基は、特にメチル,エチル,プロピル,イソプロ
ピル,ブチルおよび第二ブチル基に関する。
【0017】Rにより示される基の個数の少なくとも5
0%、好ましくは少なくとも70%はメチル基である。
【0018】さらに、ビニル基も好ましくはガム(A)
中に適する量で存在する。これらは式CH2 =CH(
R)SiOおよびCH2 =CH(R2−a )(RO
′)a SiO0.5 の単位をもたらし、その個数は
全体として一般式R2 SiOおよびR3−a (RO
′)a SiO0.5 の単位の 0.005〜0.5
 モル%、好ましくは0.01〜0.45モル%を示し
、これらはガム(A)の構造に含まれる。
【0019】ガム(A)を構成する単位の挙げうる特定
例は次式を有するものである:(CH3 )2 SiO
,CH3 (CH2 =CH)SiO,CH3 (C6
 H5 )SiO,(C6 H5 )2 SiO,CH
3 (C2 H5 )SiO,CH3 CH2 −CH
2 (CH3 )SiO,CH3 (n−C3 H7 
)SiO,(CH3 )3 SiO0.5 ,(CH3
 )2 CH2 =CHSiO0.5 ,CH3 (C
6 H5 )2 SiO0.5 ,CH3 (C6 H
5 )(CH2 =CH)SiO0.5 ,HO(CH
3 )2 SiO0.5 ,CH3 O(CH3 )2
 SiO0.5 ,C2 H5 O(CH3 )2 S
iO0.5 ,n−C3 H7 O(CH3 )2 S
iO0.5 ,HO(CH2 =CH)(CH3 )S
iO0.5 。
【0020】ガム(A)はシリコーン製造業者により市
販され、これらは化学文献に広く記載された技術を用い
て容易に製造することができる。
【0021】大抵の場合、連鎖に沿って(CH3 )2
 SiOおよびCH2 =CH(CH3 )SiO単位
と連鎖の末端に式:(CH3 )2 (CH2 =CH
)SiO0.5 ,HO(CH3 )(CH2 =CH
)SiO0.5 ,(CH3 )3 SiO0.5 ,
C6 H5 (CH3 )(CH2 =CH)SiO0
.5 ,HO(CH3 )2 SiO0.5 から選択
される単位とを有するメチルビニルジメチルポリシロキ
サンガム、或いは連鎖の各末端がビニル基を有する上記
単位の1つによりブロックされたジメチルポリシロキサ
ンガムを使用する。
【0022】これらは一般に25℃にて少なくとも2,
000,000mPa・s の粘度を有する。
【0023】好ましくは補強シリカである充填剤(B1
 )は、ジ有機ポリシロキサンガム(A)の5〜130
 部の量で使用される。これらは、燃焼により生成され
たシリカおよび沈澱により生成されたシリカから選択さ
れる。
【0024】これらはBET法により測定して少なくと
も50m2 /g、好ましくは70m2 /gより大の
比表面積と、 0.1μm未満の一次粒子の平均寸法と
、 200g/l未満の見掛け密度とを有する。
【0025】これらシリカは、そのままで或いはこの用
途に一般に用いられる有機珪素化合物で処理した後に混
入することができる。これら有機珪素化合物はメチルポ
リシロキサン、たとえばヘキサメチルジシロキサンおよ
びオクタメチルシクロテトラシロキサン;メチルポリシ
ラザン、たとえばヘキサメチルジシラザンおよびヘキサ
メチルシクロトリシラザン;クロルシラン、たとえばジ
メチルジクロルシラン,トリメチルクロルシラン,メチ
ルビニルジクロルシランおよびジメチルビニルクロルシ
ラン;並びにアルコキシシラン、たとえばジメチルジメ
トキシシラン,ジメチルビニルエトキシシランおよびト
リメチルメトキシシランを包含する。
【0026】この処理に際し、シリカは20%まで、好
ましくは約18%の比率だけ初期重量を増加することが
できる。
【0027】本発明による組成物、すなわち活性物質C
と混合した第1群のシリコーン組成物(すなわちA+B
)は、そのままで冷間混練したり或いは極めて多様な形
態物で押出すことができる。得られるシリコーン組成物
の形態物は、所望の長さまで切断して切断形態物が所望
の期間にわたり塩析するのに充分な当量の活性物質を含
有することができる。
【0028】驚くことに、これらの非架橋シリコーン組
成物は実現する用途につき充分な物理的特性を有すると
共に、連続的および制御しながら活性物質を塩析するこ
とが突き止められた。
【0029】本発明の範囲内においては、成分(B1 
)に加え或いは成分(B1 )の代りに有機過酸化物(
B2 )を使用することもできる。この場合は、エラス
トマー組成物を高温で架橋させる必要がある。
【0030】有機過酸化物(B2 )はガム(A)の 
100部当り 0.1〜6部、好ましくは 0.2〜5
部の量で使用される。これらは当業者に周知であり、特
に過酸化ベンゾイル,過酸化 2,4−ジクロルベンゾ
イル,過酸化ジクミル, 2,5−ビス(t−ブチルペ
ルオキシ)− 2.5−ジメチルヘキサン,過安息香酸
t−ブチル,過オキシ炭酸t−ブチルおよびイソプロピ
ル,過酸化ジ−t−ブチルおよび 1,1−ビス(t−
ブチルペルオキシ)− 3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサンを包含する。
【0031】これら各種の過酸化物は、しばしば異なる
温度および速度で分解する。これらは、所要の硬化条件
に応じて選択される。
【0032】本発明によるシリコーン組成物は、ガム(
A)の 100部当り 0.1〜6部の構造化剤(D)
をさらに含むことができ、この構造化剤は粉末固体の形
態のフルオロ有機ポリマーである。
【0033】弗素化ポリマー(D)はジ有機ポリシロキ
サンガム(A)の 100部当り 0.1〜6部、好ま
しくは0.15〜5部の量で使用される。これら化合物
は当業者に周知であり、たとえばテトラフルオロエチレ
ン、クロルトリフルオロエチレン,弗化ビニリデンおよ
びヘキサフルオロプロペンよりなる群から選択されるモ
ノマーの重合もしくは共重合によって製造される。
【0034】したがって、これらは上記モノマーから誘
導された単位よりなる重合体もしくは共重合体であり、
したがってポリテトラフルオロエチレン,ポリテトラフ
ルオロエチレン/β−フルオロプロペン型もしくは弗化
ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン型の2成分共重合
体、並びに弗化ビニルデン/ヘキサフルオロプロペン/
テトラフルオロエチレン型の3成分共重合体を使用する
ことができる。
【0035】これら化合物は本発明の組成物中に 10
0μm未満の平均粒子直径、たとえば25〜65μmの
範囲の直径を有する粉末として導入することができる。
【0036】好ましくは、架橋剤(B2 )を使用する
場合、補強シリカ(B1 )の90重量%までの代りに
粒子直径が 0.1μmより大である半補強もしくはパ
ッキング用充填剤、たとえば摩砕石英、焼成粘土および
珪藻土を使用することができる。
【0037】さらにシリコーン組成物は、ガム(A)の
 100部当り1〜10部のシラノール末端を有するジ
メチルポリシロキサン油(E)をも含むことができ、こ
の成分は25℃にて10〜5,000mPa・s 、好
ましくは30〜1,000mPa・s の粘度を有する
。その使用は、特に補強充填剤(B1 )の量が多い場
合に推奨される。
【0038】本発明による組成物の製造は、公知の機械
的手段、たとえば混練機、シリンダー混合機またはスク
リュー混合機を用いて行なわれる。
【0039】各種の成分を任意の順序でこの装置中に導
入する。しかしながら、ガム(A)を添加し、次いで順
次に珪質充填剤(B1 )と活性物質(C)と必要に応
じ添加剤(E)とを加え、最後に化合物(D)および(
B2)を添加することが推奨される。
【0040】得られる組成物は貯蔵安定性を有する。さ
らに、これらは容易に成形および押出して極めて異なる
形態物を製造することができる。過酸化物(B2 )を
含有するような組成物は、加熱によって架橋される。加
熱時間は明らかに温度、圧力および架橋剤の種類によっ
て異なる。一般に、約 150〜250 ℃にて数分間
および約250〜350 ℃にて数秒間の程度である。
【0041】次いで架橋を完結する目的でこのように生
成されたエラストマー、特に成形により得られたエラス
トマーを必要に応じ 190〜270 ℃の温度にて少
なくとも1時間にわたり後加熱してもよい。
【0042】しかしながら、最初の架橋工程の終了時か
ら、すなわち後加熱工程の前に、これらエラストマーは
実現する用途につき充分な物理的特性を有する。
【0043】必要に応じ架橋させたシリコーン組成物は
、有利には種々異なる固体形態物にある。活性物質の量
および塩析時間は所定の場合につき決定される。
【0044】本発明により使用しうる第2群のシリコー
ンは加硫性、好ましくは熱加硫性のシリコーン組成物か
らなり、次のものを含有する:(A)1分子当り少なく
とも2個の珪素に結合されたビニル基および25℃にて
少なくとも500,000mPa・s の粘度を有する
ジ有機ポリシロキサンガム、(B)1分子当り少なくと
も3個の珪素に結合された水素原子を有する少なくとも
1種の有機ヒドロゲノポリシロキサン、(C)補強充填
剤、および(D)触媒上有効量の白金族の金属の化合物
である触媒。
【0045】より正確には本発明は、(A): 100
重量部の、1分子当り少なくとも2個の珪素に結合され
たビニル基および25℃にて少なくとも500,000
mPa・s の粘度を有するジ有機ポリシロキサンガム
と、(B):(B)におけるハイドライド官能基と(A
)におけるビニル基との個数の比が 0.4〜10とな
るような量の、1分子当り少なくとも3個の珪素に結合
された水素原子を有する少なくとも1種の有機ヒドロゲ
ノポリシロキサンと、(C):5〜130 重量部の、
好ましくは珪質であり熱分解法シリカおよび沈澱により
生成されたシリカから選択される補強充填剤と、 (D):触媒上有効量の白金族の金属の化合物である触
媒とからなるシリコーン組成物に関するものである。
【0046】成分(B)におけるハイドライド基と(A
)におけるビニル基との個数比は大巾に変化することが
できる。これは一般に 0.4〜10、好ましくは 1
.1〜4の範囲である。
【0047】より詳細には、ジ有機ポリシロキサンガム
(A)は一般式: R3−a (R′O)a SiO(R2 SiO)n 
Si(OR′)a R3−a  を有し、ここで、記号Rは同一でも異なってもよくC1
 〜C8 炭化水素基を示し、これらの基は未置換また
はハロゲン原子もしくはシアノ基により置換され;記号
R′は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を示し
、記号aは0もしくは1を示し、記号nは25℃にて少
なくとも500,000mPa・s の粘度を得るのに
充分な数値を有する数を示し、さらにRにより示される
基の個数の少なくとも50%はメチル基である。
【0048】好ましくは、ガム(A)の構造に含まれる
単位の 0.005〜0.5 モル%は式(CH2 =
CH)(R)SiOおよび/または(CH2 =CH)
R2−a (RO′)a SiO0.5 の単位から選
択される。
【0049】25℃にて少なくとも500,000mP
a・s 、好ましくは25℃にて少なくとも1,000
,000mPa・s の粘度を有するガム(A)は、連
鎖に沿ってR2 SiO単位で構成され、連鎖の各末端
がR3−a R(O)a SiO0.5単位によってブ
ロックされている。しかしながら、これら単位との混合
物中に、たとえば式RSiO1.5 およびSiO2 
の異なる構造の単位が、R2 SiOおよびR3−a 
(RO′)aSiO0.5 単位の総数に対し最高2%
の比率で存在してもよい。
【0050】記号Rは、未置換またはハロゲン原子もし
くはシアノ基により置換されたC1 〜C8 炭化水素
基を示し、より詳細には次のものを包含する:未置換ま
たはハロゲン原子もしくはシアノ基により置換されたC
1 〜C5 アルキル基、たとえばメチル,エチル,プ
ロピル,イソプロピル,ブチル,イソブチル,ペンチル
, 3,3,3−トリフルオロプロピル,β−シアノエ
チルおよびγ−シアノプロピル基; C2 〜C4 アルケニル基、たとえばビニル,アリル
およびブト−2−エニル基;並びに未置換またはハロゲ
ン原子により置換されたC6 〜C8 単環式アリール
基、たとえばフェニル,クロルフェニル,トリルおよび
トリフルオロメチルフェニル基。
【0051】記号R′により示されるC1 〜C4 ア
ルキル基は、特にメチル,エチル,プロピル,イソプロ
ピル,ブチル及び第二ブチル基である。
【0052】これら基Rの個数の少なくとも50%、好
ましくは少なくとも70%はメチル基である。
【0053】さらに、ビニル基は、好ましくはガム(A
)中に適する量で存在する。 これらは式:CH2 =CH(R)SiOおよびCH2
 =CH(R2−a )(RO′)SiO0.5 の単
位をもたらし、その個数は全体として一般式:R2 S
iOおよびR3−a (RO′)a SiO0.5 の
単位の 0.005〜0.5 モル%、好ましくは0.
01〜0.45モル%を示し、ガム(A)の構造内に含
まれる。
【0054】ガム(A)を構成する単位の挙げうる特定
例は次式を有するものである:(CH3 )2 SiO
,CH3 (CH2 =CH)SiO,CH3 (C6
 H5 )SiO,(C6 H5 )2 SiO,CH
3 (C2 H5 )SiO,CH3 CH2 −CH
2 (CH3 )SiO,CH3 (n−C3 H7 
)SiO,(CH3 )3 SiO0.5 ,(CH3
 )2 (CH2 =CH)SiO0.5 ,CH3 
(C6 H5)2 SiO0.5 ,CH3 (C6 
H5 )(CH2 =CH)SiO0.5 ,HO(C
H3 )2 SiO0.5 ,CH3 O(CH3 )
2 SiO0.5 ,C2 H5 O(CH3 )2 
SiO0.5 ,n−C3 H7 O(CH3 )2 
SiO0.5 およびHO(CH2 =CH)(CH3
 )SiO0.5 。
【0055】ガム(A)はシリコーン製造業者により市
販され、これらは化学文献に広く記載された技術を用い
て容易に製造することができる。
【0056】多くの場合、連鎖に沿って(CH3 )2
 SiOおよびCH2 =CH(CH3 )SiO単位
と、連鎖の末端に式:(CH3 )2 (CH2 =C
H)SiO0.5 ,HO(CH3 )(CH2 =C
H)SiO0.5 ,(CH3 )3 SiO0.5 
,C6 H5 (CH3 )(CH2 =CH)SiO
0.5 およびHO(CH3 )2 SiO0.5 か
ら選択される単位とを有するメチルビニルジメチルポリ
シロキサンガム、または連鎖の各末端がビニル基を有す
る上記単位の1つでブロックされたジメチルポリシロキ
サンガムを使用する。
【0057】これらは一般に25℃にて少なくとも2,
000,000mPa・s の粘度を有する。
【0058】有機ポリヒドロゲノポリシロキサン(B)
は平均的一般式:
【0059】
【化6】 [式中、R″はメチル,フェニルおよびビニル基を示し
、これら基の少なくとも50%はメチル基であり、cは
0.01〜1の任意の数を示し、dは0.01〜2の任
意の数を示す]のシロキサン単位を有する。
【0060】これら有機ヒドロゲノポリシロキサン(B
)は、式:R″2 SiO,H(R″)SiO,H(R
″)2 SiO0.5 ,HSiO1.5 ,R″Si
O1.5 SiO2 およびR″SiO0.5 から選
択される単位で構成された連鎖、分枝鎖もしくは環式ポ
リマーから選択される。
【0061】これらは液体、ガム状もしくは樹脂質とす
ることができ、1分子当り少なくとも3個のSiHを含
有する。
【0062】文献中に広く挙げられた化合物(B)の特
定例は米国特許(US−A)第 3 220 972号
,第 3 284 406号,第 3 436 366
号および第 3 697 473号に詳細に記載され、
これらを参考のためここに引用する。
【0063】好ましくは補強シリカである充填剤(C)
は、ジ有機ポリシロキサンガム(A)に対し5〜130
 部の量で使用される。これらは燃焼により生成された
シリカおよび沈澱により生成されたシリカから選択され
る。 これらは、BET法で測定して少なくとも50m2 /
g、好ましくは70m2 /gより大の比表面積と、 
0.1μm未満の一次粒子の平均寸法と、 200g/
l未満の見掛け密度とを有する。
【0064】これらシリカは、そのままで或いはこの用
途に一般に用いられる有機珪素化合物で処理した後に混
入することができる。これら化合物はメチルポリシロキ
サン、たとえばヘキサメチルジシロキサンおよびオクタ
メチルシクロテトラシロキサン;メチルポリシラザン、
たとえばヘキサメチルジシラザンおよびヘキサメチルシ
クロトリシラザン;クロルシラン、たとえばジメチルジ
クロルシラン,トリメチルクロルシラン,メチルビニル
ジクロルシランおよびジメチルビニルクロルシラン;並
びにアルコキシシラン、たとえばジメチルジメトキシシ
ラン,ジメチルビニルエトキシシランおよびトリメチル
メトキシシランを包含する。
【0065】この処理に際し、シリカは20%まで、好
ましくは約18%の比率だけその初期重量を増加するこ
とができる。
【0066】触媒上有効量の白金族化合物、好ましくは
白金であるヒドロシリル化触媒(D)をガム(A)およ
び有機ヒドロゲノポリシロキサン(B)の重量に対し、
触媒金属の重量として計算して、 0.001〜1%、
好ましくは0.05〜0.5 %の量で添加するのが望
ましい。
【0067】文献中にヒドロシリル化触媒として広く記
載された全ゆる白金化合物、特にクロル白金酸H2 P
tCl6 ,クロル白金酸とアルコール,エーテルもし
くはアルデヒドとの反応生成物(米国特許第 3 22
0 972号)およびクロル白金酸とビニルポリシロキ
サンとの反応生成物を使用することができ、これらは未
処理であっても或いはアルカリ剤で処理して少なくとも
部分的に塩素原子を除去してもよい(米国特許第 3 
419 593号,第 3 775 452号および第
 3 814 730号)。
【0068】90重量%までの補強シリカ(C)の代り
に、粒子直径が 0.1μmより大であるたとえば摩砕
石英、燃成粘土および珪藻土のような半補強もしくはパ
ッキング用充填剤を用いることもできる。
【0069】さらにシリコーン組成物は、シラノール末
端と25℃にて10〜5,000mPa・s 、好まし
くは30〜1,000mPa・s の粘度とを有するジ
メチルポリシロキサン油(F)をガム(A) 100部
当り1〜10部含むこともできる。その使用は、特に補
強充填剤(C)の量が多い場合に推奨される。
【0070】本発明による組成物の製造は公知の機械的
手段、たとえば混練機、シリンダー混合機またはスクリ
ュー混合機を用いて行なわれる。
【0071】この装置中に各種の成分を任意の順序で導
入する。しかしながら、ガム(A)を充填し、次いで順
次に珪質充填剤(C)と活性物質(E)と必要に応じ添
加剤(F)と最後に化合物(D)とを添加することが推
奨される。組成物をその押出および/または成形の前に
貯蔵せねばならない場合、白金の触媒作用を阻止すると
共に組成物の加硫中に高温で消失するような薬剤を有効
量添加することが望ましい。たとえば使用しうる阻止剤
は、特に有機アミン,シラザン,有機オキシム,カルボ
ン二酸のジエステル,アセチレン系ケトンおよびビニル
メチルシクロポリシロキサン(特に米国特許第 3 4
45 420号および第 3 989 667号参照)
である。
【0072】阻止剤は、成分(A)の 100部当り 
0.005〜5部、好ましくは0.01〜3部の量で使
用される。
【0073】得られる組成物は容易に成形、押出されて
、いろいろな形態物を製造することができる。さらに、
これらを硬化させて、加圧下または大気中にて100〜
350 ℃の程度の温度で加熱することによりエラスト
マーを生成させることもできる。
【0074】明らかに加熱時間は温度、圧力および架橋
剤の種類により異なる。一般に、これは約 150〜2
50 ℃にて数分間および約 250〜350 ℃にて
数秒間の程度である。
【0075】このように生成されたエラストマーは、必
要に応じ次いで成形することにより得られたものをその
架橋を完結させる目的で特に 190〜270 ℃の温
度にて少なくとも1時間にわたり、後加熱することがで
きる。
【0076】しかしながら、その第1架橋工程の終了時
から、すなわち後加熱段階の前に、これらエラストマー
は実現する用途に充分な物理的特性を有する。
【0077】たとえば、本発明による組成物はそのまま
で冷間混練し或いは押出および/または成形し、次いで
極めて変化した形状まで加硫することができる。
【0078】本発明により使用しうる第3群のシリコー
ンは、硬化させて重縮合反応によりシリコーンエラスト
マーを生成することができるジ有機ポリシロキサン組成
物からなり、次の成分で構成される: (A):連鎖の各末端に少なくとも2個の縮合性もしく
は加水分解性の基または単一のヒドロキシル基を有する
少なくとも1種のジ有機ポリシロキサン油、(B):前
記油用の重縮合触媒、(C):(A)がヒドロキシル末
端を有する油の場合には、少なくとも3個の縮合性もし
くは加水分解性の基を有するシラン。
【0079】以下の詳細において、特記しない限り%お
よび部数は重量による。
【0080】本発明の組成物中に使用しうるジ有機ポリ
シロキサン油(A)は、より好ましくは式(1):Yn
 Si3−n O(SiR2 O)x SiR3−n 
Yn       (1)[式中、Rは同一もしくは異
なる一価の炭化水素基を示し、Yは同一もしくは異なる
加水分解性もしくは縮合性の基またはヒドロキシル基を
示し、nは1,2および3から選択され、ここでYがヒ
ドロキシルであればn=1であり、xは1より大きい整
数、好ましくは10より大きい整数である]を有するも
のである。
【0081】式(1)の油の粘度は25℃にて50〜1
06 mPa ・s の範囲である。基Rの例としては
次のものを挙げることができる:1〜8個の炭素原子を
有するアルキル基、たとえばメチル,エチル,プロピル
,ブチル,ヘキシルおよびオクチル基,ビニル基,並び
にフェニル基。
【0082】置換された基Rの例としては次のものを挙
げることができる: 3,3,3−トリフルオロプロピ
ル,クロルフェニルおよびβ−シアノエチル基。
【0083】一般に工業上使用される式(1)の化合物
において、基Rの個数の少なくとも60%はメチル基で
あり、他の基は一般にフェニルおよび/またはビニル基
である。
【0084】加水分解性基の例としては、アミノ,アシ
ルアミノ,アミノキシ,ケトイミノキシ,イミノキシ,
エノキシ,アルコキシ,アルコキシ−アルキレンオキシ
,アシルオキシおよびホスファト基を挙げることができ
る。
【0085】アミノ基Yの例としてはn−ブチルアミノ
,sec−ブチルアミノおよびシクロヘキシルアミノ基
;N−置換アシルアミノ基の例としてはベンゾイルアミ
ノ基;アミノキシ基の例としてジメチルアミノキシ,ジ
エチルアミノキシ,ジオクチルアミノキシおよびジフェ
ニルアミノキシ基;イミノ基およびケトイミノキシ基Y
の例としてアセトフェノンオキシム,アセトンオキシム
,ベンゾフェノンオキシム,メチルエチルケトキシム,
ジイソプロピルケトキシムおよびクロルシクロヘキサノ
ンオキシムから誘導されたものを挙げることができる。
【0086】アルコキシ基Yとしては1〜8個の炭素原
子を有する基、たとえばメトキシ,プロポキシ,イソプ
ロポキシ,ブトキシ,ヘキシルオキシおよびオクチルオ
キシ基、アルコキシ−アルキレンオキシ基Yとしてはメ
トキシ−エチレンオキシ基を挙げうる。
【0087】アシルオキシ基Yとしては1〜8個の炭素
原子を有する基、たとえばホルミルオキシ,アセトキシ
,プロピオニルオキシおよび2−エチルヘキサノイルオ
キシ基を挙げうる。
【0088】ホスファト基Yとしては燐酸ジメチル,燐
酸ジエチルおよび燐酸ジブチル基から誘導されたものを
挙げうる。
【0089】縮合性の基Yとしては水素原子およびハロ
ゲン原子、好ましくは塩素を挙げうる。
【0090】上記式(1)において基Yがヒドロキシル
基であり且つnが1に等しい場合、上記式(1)のポリ
マーからポリ有機シロキサンエラストマーを製造するに
は、縮合触媒の他に既に上記されかつ一般式:R4−a
 SiY′a       (2)[式中、Rは式(1
)につき上記した意味を有し、Y′は同一もしくは異な
る加水分解性もしくは縮合性の基を示し、aは3もしく
は4である]のシランである架橋剤(D)を使用する必
要がある。
【0091】基Yにつき示した例は、本Y′についても
通用しうる。
【0092】油(A)におけるYがヒドロキシル基でな
い場合にも式(2)のシランを使用することが望ましい
【0093】この場合、シラン(D)におけるY′と同
一である油(A)における本Yを使用することが望まし
い。
【0094】式(1)のα,ω−ジヒドロキシ−ジ有機
ポリシロキサンは一般に油であって、その粘度は25℃
にて500mPa・s 〜25℃にて500,000m
Pa・s の範囲で変化し、好ましくは25℃にて 8
00〜400,000mPa・s であり、式(R2 
SiO)のジ有機シロキシ単位より実質的になる直鎖ポ
リマーである。
【0095】しかしながら、たとえばRSiO3/2 
,RSiO1/2 およびSiO4/2 のような不純
物として一般に存在する他の単位の存在は、ジ有機シロ
キシ単位の個数に対し最高1%の比率なら存在してもよ
い。
【0096】ベース油の珪素原子に結合される記号Rに
よって示される有機基は1〜3個の炭素原子を有するア
ルキル基、たとえばメチル,エチルおよびn−プロピル
基,ビニル基,フェニル基, 3,3,3−トリフルオ
ロプロピル基およびβ−シアノエチル基から選択するこ
とができる。
【0097】基Rの全体の少なくとも60%はメチル基
であり、最高1%はビニル基である。
【0098】式R2 SiOにより示される単位の例と
しては、次式のものを挙げることができる:(CH3 
)2 SiO;CH3 (CH2 =CH)SiO;C
H3 (C6 H5 )SiO;CF3 CH2 CH
2 (CH3 )SiO;NC−CH2 CH2 (C
H3 )SiO;NC−CH2 (C6 H5)SiO
【0099】これらベース油の大部分はシリコーン製造
業者により市販されている。また、その製造技術は周知
であり、たとえばフランス特許出願第 1 134 0
05号,第 1 198 749および第 1 226
 745号に記載されている。
【0100】特に、式(2)のシランモノマー(D)の
例としては次のものを挙げることができる:ポリアシル
オキシシラン,ポリアルコキシシラン,ポリケトイミノ
キシシランおよびポリイミノキシシラン、特に次のシラ
ン:CH3 Si(OCOCH3 )3 ;C2 H5
 Si(OCOCH3 )3 ;(CH2 =CH)S
i(OCOCH3 )3 ;C6 H5 Si(OCO
CH3 )3 ;CF3 CH2 CH2 Si(OC
OCH3 )3 ;NC−CH2 CH2 Si(OC
OCH3 )3 ;CH2 ClSi(OCOCH2 
CH3 )3 ;CH3 Si(ON=C(CH3 )
C2 H5 )2 OCH2 CH2 OCH3 およ
びCH3 Si(ON=CH−CH3 )2 OCH2
 CH2 OCH3 。
【0101】式(1)のα,ω−ジヒドロキシ−ポリジ
有機シロキサンと上記シラン(D)との組合せは、空気
の不存在下で安定である1−成分系の組成物に使用する
ことができる。
【0102】式(1)のα,ω−ジヒドロキシ−ポリジ
有機シロキサンと組合せて2−成分系組成物中に有利に
使用しうる式(2)のシランモノマーの挙げうる例はポ
リアルコキシシラン、特に次式を有するものである:S
i(OC2 H5 )4 ;Si(O−n−C3 H7
 )4 ;Si(O−isoC3 H7 )4 ;Si
(OC2 H4 OCH3 )4 ;CH3 Si(O
CH3 )3 ;CH2 =CHSi(OCH3 )3
 ;CH3 Si(OC2 H4 OCH3 )3 ;
ClCH2 Si(OC2 H5 )3 ;CH2 =
CHSi(OC2 H4 OCH3 )3 上記シラン
モノマーの全部もしくは1部の代りにポリアルコキシポ
リシロキサンを使用することもでき、その各分子は少な
くとも2個、好ましくは3個の原子Y′を有する。他の
珪素原子価はシロキサン結合SiOおよびSiRによっ
て満される。
【0103】ポリマー架橋剤の挙げうる例はエチルポリ
シリケートである。
【0104】一般に式(1)のポリマー 100重量部
当り 0.1〜20重量部の式(2)の架橋剤を使用す
る。
【0105】上記種類のエラストマーに硬化しうるポリ
有機シロキサン組成物は、式(1)のポリシロキサン 
100重量部当り 0.001〜10重量部、好ましく
は0.05〜3重量部の縮合触媒(C)を含む。
【0106】1−成分系組成物における縮合触媒の含有
量は一般に、2−成分系組成物に使用されるよりもずっ
と低く、一般に式(2)のポリシロキサン 100重量
部当り 0.001〜0.05重量部の範囲である。
【0107】1−成分もしくは2−成分系組成物のいず
れかを製造すべく使用しうる式(2)の架橋剤(D)は
、シリコーン市場で入手しうる製品である。さらに、室
温から硬化する組成物におけるその使用も公知であり、
特にフランス特許出願第 1 126 411号、第 
1 179 969号、第 1189 216号、第 
1 198 749号、第 1 248 826号、第
 1 314 649号、第 1 423 477号、
第1 432 799号および第 2 067 636
号に記載されている。
【0108】さらに、本発明による組成物は、補強もし
くは半補強またはパッキング用充填剤(E)をも含むこ
とができ、これらは好ましくは珪質充填剤、燃焼により
生成されるシリカおよび沈澱により生成されるシリカか
ら選択される。
【0109】これらは、BET法により測定して少なく
とも50m2/g、好ましくは70m2 /gより大の
比表面積と、 0.1μm未満の一次粒子の平均寸法と
、 200g/l未満の見掛け密度を有する。
【0110】これらシリカは、そのままで或いはこの用
途に一般的に用いられる有機珪素化合物で処理した後に
混入することができる。これら化合物はメチルポリシロ
キサン、たとえばヘキサメチルジシロキサンおよびオク
タメチルシクロテトラシロキサン;メチルポリシラザン
、たとえばヘキサメチルジシラザンおよびヘキサメチル
シクロトリシラザン;クロルシラン、たとえばジメチル
ジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、メチルビニ
ルジクロルシランおよびジメチルビニルクロルシラン;
並びにアルコキシシラン、たとえばジメチルジメトキシ
シラン、ジメチルビニルエトキシシランおよびトリメチ
ルメトキシシランを包含する。
【0111】この処理に際し、シリカは20%まで、好
ましくは約18%の比率だけその初期重量を増加するこ
とができる。
【0112】半補強もしくはパッキング用充填剤は 0
.1μmより大きい粒子直径を有し、摩砕石英、焼成粘
土および珪藻土から選択される。
【0113】一般に、油(A) 100部当り0〜 1
00部、好ましくは5〜50部の充填剤(E)を使用す
ることができる。
【0114】一般に上記したシリコーン組成物のベース
は、当業者に周知である。これれらは文献、特に多くの
特許明細書に記載されており、大部分が市販されている
【0115】これら組成物は、大気湿度より供給されか
つ/または組成物中に含まれる水分の存在下に室温にて
架橋する。これらは2種の大きい群に分類される。第1
群は1−成分系組成物(すなわち単一の包装の組成物)
で構成され、これらは大気湿度の不存在下に貯蔵安定性
であり、さらに大気湿度の存在下に架橋してエラストマ
ーを形成する。この場合、用いる縮合触媒(C)は金属
化合物、一般に錫、チタンもしくはジルコニウム化合物
である。
【0116】縮合性もしくは加水分解性の基の性質に応
じ、これら1−成分系組成物は酸性、中性もしくは塩基
性と称する。
【0117】挙げうる酸性組成物は、たとえば米国特許
第 3 035 016号、第 3 077 465号
、第 3 133 891号、第 3 409 573
号、第 3 438 930号、第 3 647917
号および第 3866 118号に記載された組成物で
ある。
【0118】使用しうる中性組成物は、たとえば米国特
許 3 065 194号、第 3 542 901号
、第 3 689 454号、第 3 779 986
号、英国特許第 2 052 540号、米国特許第 
4 417042号およびヨーロッパ特許第69 25
6号に記載された組成物である。
【0119】使用しうる塩基性組成物は、たとえば米国
特許第 3 378 520号、第 3 364 16
0号、第 3 417 047号、第 3 464 9
51号、第 3 742 004号および第 3758
 441号に記載された組成物である。
【0120】好適代案によれば、たとえば米国特許第 
3 922 246号、第 3 956 280号、お
よび第 4 143 088号に記載されたような自由
流動性の1−成分系組成物を使用することもできる。
【0121】本発明の範囲にて好適な群である第2群は
2−成分系組成物(すなわち2つの包装に収容される組
成物)であり、一般にα,ω−ジヒドロキシジ有機ポリ
シロキサン油(A)と、シラン(D)もしくはこのシラ
ンの部分加水分解から生ずる生成物と、金属化合物(好
ましくは錫化合物)および/またはアミンである触媒(
C)とで構成される。
【0122】この種の組成物の例は米国特許第 3 6
78 002号、第 3 888 815号、第 3 
933 729号、第 4 064 096号および英
国特許第 2 032 936号に記載されている。
【0123】これら組成物のうち特に好適なものは、(
A): 100部の、50〜300,000mPa・s
 の粘度を有し、有機基がメチル,エチル,ビニル,フ
ェニルおよび 3,3,3−トリフルオロプロピル基か
ら選択され、これら基の個数の少なくとも60%がメチ
ル基であり、その個数の20%までがフェニル基であり
、最高2%がビニル基であるα,ω−ジヒドロキシジ有
機ポリシロキサン油と、(C):0.01〜1部(金属
錫の重量として計算)の触媒錫化合物と、(D): 0
.5〜15部のポリアルコキシシランもしくはポリアル
コキシシロキサンと、(E):0〜100 部、好まし
くは5〜50部の珪質無機充填剤とからなる2−成分系
組成物である。
【0124】錫触媒(C)は上記文献に広く記載されて
おり、この触媒は特にモノカルボン酸もしくはジカルボ
ン酸の錫塩とすることができる。これらカルボン酸錫は
特にノルによる刊行物[シリコーンの化学および工学、
第 337頁、アカデミック・プレス社(1968)、
第2版]に記載されている。
【0125】ナフテン酸,オクタン酸,オレイン酸,酪
酸およびジラウリン酸のジブチル錫、並びにジ酢酸ジブ
チル錫を特に挙げることができる。
【0126】使用する触媒錫化合物は錫塩(特にジカル
ボン酸錫)とエチルポリシリケートとの反応の生成物と
することができ、これは米国特許第 3 186 96
3号に記載されている。さらに、ジアルキルジアルコキ
シシランとカルボン酸錫との反応生成物を使用すること
もでき、これは米国特許第 3 862 919号に記
載されている。
【0127】さらに、ベルギー特許第 824 305
号に記載されたようなアルキルシリケートもしくはアル
キルトリアルコキシシランとジ酢酸ジブチル錫との反応
生成物を使用することも可能である。
【0128】架橋剤(D)のうち特に好適なものは、有
機基が1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であるア
ルキルトリアルコシシラン、アルキルシリケートおよび
アルキルポリシリケートである。
【0129】アルキルシリケートはメチルシリケート,
エチルシリケート,イソプロピルシリケートおよびn−
プロピルシリケートから選択され、またポリシリケート
はこれらシリケートの部分加水分解生成物から選択され
る。これらは相当な比率の式(R4 O)3 SiO0
.5 ,R4 OSiO1.5 ,(R4 O)2 S
iOおよびSiO2 の単位よりなる重合体であり、こ
こで記号R4 はメチル,エチル,イソプロピルおよび
n−プロピル基を示す。これら化合物の特性は一般に、
試料の加水分解生成物の測定により確認されるシリカ含
有量に基づく。
【0130】特に、使用されるポリシリケートは市販名
「エチルシリケート−40」(登録商標)としてユニオ
ン・カーバイド・コーポレーション社により市販されて
いる部分加水分解エチルシリケートまたは部分加水分解
プロピルシリケートとすることができる。
【0131】本発明による組成物は種々の形態物まで成
形し、押出し、或いは特に成形し、次いで室温で硬化さ
せて大気湿度の下で或いは水の添加によりエラストマー
を得ることができる。20〜150 ℃の温度までの僅
かな加熱は硬化を促進することができる。
【0132】驚くことに、これらの架橋したシリコーン
組成物は実現する用途に充分な物理的特性を有すること
が突き止められた。
【0133】効果的に本発明により使用しうる第4群の
シリコーンは、硬化させてヒドロシリル化反応によりエ
ラストマーを生成しうる重付加シリコーン組成物であり
、これらは(A):1分子当り少なくとも2個の珪素に
結合したビニル基を有する少なくとも1種の有機ポリシ
ロキサンと、(B):1分子当り少なくとも3個の珪素
に結合した水素原子を有する少なくとも1種の有機ポリ
シロキサンと、(C):触媒上有効量の白金族金属の化
合物である触媒とで構成される。
【0134】以下の説明において、特記しない限り%お
よび部数は重量による。
【0135】成分(A)および(B)の量は一般に(B
)における珪素に結合した水素原子と(A)における珪
素に結合したビニル基とのモル比が一般に 0.4〜1
0、好ましくは 0.6〜5となるように選択される。
【0136】(A)におけるビニル基および(B)にお
ける水素原子は一般に異なる珪素原子に結合する。
【0137】これら組成物は、有機ポリシロキサン(A
)におけるビニル基と有機ポリシロキサン(D)におけ
るハイロライド基との付加反応(ヒドロシリル化反応と
も呼ばれる)により架橋し、この反応は白金族金属の化
合物により触媒化される。
【0138】ビニル含有の有機ポリシロキサン(1)は
、式(1):
【0139】
【化7】 [式中、Yはビニル基であり、Zは触媒の活性に悪作用
を示さない一価の炭化水素基である]のシロキシ単位を
有する有機ポリシロキサンとすることができる。Zは一
般に1〜8個の炭素原子を有するアルキル基、たとえば
メチル,エチル,プロピルおよび 3,3,3−トリフ
ルオロプロピル基、並びにアリール基、たとえばキシリ
ル,トリルおよびフェニルから選択され、aは1もしく
は2であり、bは0,1もしくは2であり、a+bは1
〜3であり、他の単位は全て必要に応じ平均式(2):
【0140】
【化8】 [式中、Zは上記と同じ意味を有し、cは0〜3の数値
を有する]の単位である。
【0141】有機ポリシロキサン(B)は、式(3):
【0142】
【化9】 [式中、Wは触媒の活性に悪作用を示さない一価の炭化
水素基であってZの場合と同じ意味を有し、dは1もし
くは2であり、eは0,1もしくは2であり、d+eは
1〜3の数値を有し、他の単位は全て必要に応じ平均式
(4):
【0143】
【化10】 の単位であり、ここでWは上記と同じ意味を有し、gは
0〜3の数値を有する]のシロキシ単位を含む有機ヒド
ロゲノポリシロキサンとすることができる。
【0144】a,b,c,dおよびgに関する上下限値
は全て包含される。
【0145】有機ポリシロキサン(A)は式(1)の単
位のみで形成することができ、或いはさらに式(2)の
単位を含むことができる。
【0146】有機ポリシロキサン(A)は直鎖、分枝鎖
、環式もしくはネットワーク構造を有することができる
。重合度は2もしくはそれ以上であって、一般に 5,
000未満である。さらに、有機ポリシロキサン(A)
が直鎖であれば、これは25℃にて500,000mP
a・s 未満の粘度を有する。
【0147】Zは一般にメチル,エチルおよびフェニル
基から選択され、これら基Zの少なくとも60モル%は
メチル基である。
【0148】有機ポリシロキサン(A)および(B)は
周知であり、たとえば米国特許第 3220 972号
、第 3 284 406号、第 3 436 366
号、第 3 697 473号および第 4 3407
09号に記載されている。
【0149】式(1)のシロキシ単位の例はビニルジメ
チルシロキシ単位,ビニルフェニルメチルシロキシ単位
,ビニルシロキシ単位およびビニルメチルシロキシ単位
である。
【0150】式(2)のシロキシ単位の例はSiO4/
2 ,ジメチルシロキサン,メチルフェニルシロキサン
,ジフェニルシロキサン,メチルシロキサンおよびフェ
ニルシロキサン単位である。
【0151】有機ポリシロキン(A)の例はジメチルビ
ニルシロキシ末端を有するジメチルポリシロキサン,ト
リメチルシロキシ末端を有するメチルビニルジメチルポ
リシロキサン共重合体,ジメチルビニルシロキシ末端を
有するメチルビニルジメチルポリシロキサン共重合体お
よび環式メチルビニルポリシロキサンである。
【0152】有機ポリシロキサン(B)は式(3)の単
位のみで形成することができ、或いはさらに式(4)の
単位を含むことができる。
【0153】有機ポリシロキサン(B)は直鎖、分枝鎖
、環式もしくはネットワーク構造を有することができる
。重合度は2もしくはそれ以上であって、一般に 5,
000未満である。
【0154】基Wは上記基Wと同じ意味を有する。
【0155】式(3)の単位の例は:H(CH3 )2
 SiO1/2 ,HCH3 SiO2/2 ,H(C
6 H5 )SiO2/2 である。
【0156】式(4)の単位の例は、式(2)の単位に
つき上記したものと同じである。
【0157】有機ポリシロキサン(B)の例は次の通り
である:ヒドロゲノジメチルシリル末端を有するジメチ
ルポリシロキサン、トリメチルシロキシ末端を有するジ
メチルヒドロゲノメチルポリシロキサン共重合体、ヒド
ロゲノジメチルシロキシ末端を有するジメチルヒドロゲ
ノメチルポリシロキサン共重合体、トリメチルシロキシ
末端を有するヒドロゲノメチルポリシロキサン、および
環式メチルビニルポリシロキサンである。
【0158】有機ポリシロキサン(B)における珪素に
結合された水素原子の個数と、有機ポリシロキサン(A
)におけるアルケニル不飽和を有する基の個数との比は
 0.4〜10、好ましくは 0.6〜5である。しか
しながら、この比はエラストマーフォームを作成するこ
とが望ましければ2〜5とすることもできる。
【0159】有機ポリシロキサン(A)および/または
有機ポリシロキサン(2)は、シリコーンに対し相容性
の無毒有機溶剤で希釈することができる。
【0160】ネットワーク構造を有する有機ポリシロキ
サン(A)および(B)は一般にシリコーン樹脂と呼ば
れる。
【0161】重付加シリコーン組成物のベースは直鎖の
有機ポリシロキサン(1)および(2)のみからなり、
たとえば上記米国特許第 3 220 972号、第 
3 697 473号および第 3 340 709号
に記載されたもの、または同時に分枝鎖であるか或いは
ネットワーク構造を有する有機ポリシロキサン(A)お
よび(B)からなることもでき、たとえば上記米国特許
第 3 284 406号および第 3 436 36
6号に記載されたものである。
【0162】触媒(C)も周知であり、白金およびロジ
ウム化合物が好適に使用される。
【0163】特に、米国特許第 3 159 601号
、第 3 159602号、第 3 220 972号
、並びにヨーロッパ特許 EP−A−57 459号、
EP−A−188 978号およびEP−A−190 
530号に記載された白金と有機化合物との錯体、また
は米国特許第3 419 593号、第 3 715 
334号、第 3 377 432号および第 3 8
14 730号に記載されたような白金とビニル含有の
有機ポリシロキサンとの錯体を使用することができる。
【0164】特に、英国特許第 1 421 136号
および第 1 419 769号に記載されたロジウム
錯体を使用することができる。
【0165】一般に好適な触媒は白金である。
【0166】この場合、触媒(C)の重量は白金金属の
重量として計算し、一般に有機ポリシロキサン(A)と
(B)との合計重量に対し2〜600ppm、一般に5
〜200ppmの範囲である。
【0167】本発明の範囲内で好適な組成物は次のもの
から構成される: (A): 100部の、連鎖の各末端がビニルジ有機シ
ロキシ単位でブロックされ、珪素原子に結合された有機
基がメチル、エチルおよびフェニル基から選択され、こ
れら基の少なくとも60モル%がメチル基であり、25
℃にて 100〜500,000mPa・s 、好まし
くは 1,000〜200,000mPa・s の粘度
を有するジ有機ポリシロキサン油、(B):直鎖である
か或いはネットワーク構造を有し、1分子当り少なくと
も3個の異なる珪素原子に結合した水素原子を有し、珪
素原子に結合した有機基がメチルおよびエチル基から選
択され、これら基の少なくとも60%がメチル基である
液体単独重合体および共重合体から選択される少なくと
も1種の有機ヒドロゲノポリシロキサンであって、これ
はハイドライド基とビニル基とのモル比が 1.1〜4
となるような量で使用される、(C):触媒上有効量の
白金触媒。
【0168】一層好適には、50重量%までのポリマー
(A)の代りに、ネットワーク構造を有する、珪素原子
の 2.5〜10モル%がビニル基を有しかつトリメチ
ルシロキシ基とSiO4/2 基とのモル比が 0.5
〜1であるトリメチルシロキシ単位、メチルビニルシロ
キシ単位およびSiO4/2 単位からなる共重合体が
用いられる。
【0169】さらに本発明による組成物は、補強または
半補強もしくはパッキング用充填剤(E)を含むことも
でき、これらは好ましくは珪質充填剤から選択される。
【0170】補強充填剤は燃焼により生成されたシリカ
および沈澱により生成されたシリカから選択される。こ
れらは、BET法により測定して少なくとも50m2 
/g、好ましくは70m2 /gより大の比表面積と、
 0.1μm未満の一次粒子の平均寸法と200g/l
未満の見掛け密度とを有する。
【0171】これらシリカは、そのままで或いはこの用
途に一般的に使用される有機珪素化合物で処理した後に
混入することができる。これら化合物はメチルポリシロ
キサン、たとえばヘキサメチルジシロキサンおよびオク
タメチルシクロテトラシロキサン;メチルポリシラザン
、たとえばヘキサメチルジシラザンおよびヘキサメチル
シクロトリシラザン;クロルシラン,たとえばジメチル
ジクロルシラン,トリメチルクロルシラン,メチルビニ
ルジクロルシランおよびジメチルビニルクロルシラン;
並びにアルコキシシラン、たとえばジメチルジメトキシ
シラン,ジメチルビニルエトキシシランおよびトリメチ
ルメトキシシランを包含する。
【0172】この処理に際し、シリカは20%まで、好
ましくは約18%の比率だけその初期重量を増加するこ
とができる。
【0173】半補強もしくはパッキング用充填剤は 0
.1μmより大きい粒子直径を有し、好ましくは摩砕石
英、焼成粘土および珪藻土から選択される。
【0174】一般に、有機ポリシロキサン(A)+(B
)の合計 100部当り5〜100 部、好ましくは5
〜50の充填剤(E)を使用することができる。
【0175】重付加組成物は一般に2包装で貯蔵される
。事実、これらは成分の全てを混合した時点から架橋す
る。この架橋を遅延させて活性物質の良好な均質化を得
ることが望ましければ、白金触媒のための阻止剤を組成
物に添加することができる。
【0176】これら阻止剤は周知である。特に、有機ア
ミン,シラザン,有機オキシム,カルボキシル二酸のジ
エステル,アセチレン系アルコール,アセチレン系ケト
ンもしくはビニルメチルシクロポリシロキサンを使用す
ることができる(たとえば米国特許第 3 445 4
20号および第 3 989 667号参照)。阻止剤
は、成分(A)の 100部当り 0.005〜5部、
好ましくは0.01〜3部の量で使用される。
【0177】活性物質の良好な分配と均質化とを得るに
は、実際上シリコーンマトリックスが25℃にて 5,
000〜30,000 mPa・s の程度の粘度を有
することが望ましい。
【0178】このような粘度は予備架橋によって得るこ
とができ、この予備架橋は阻止剤の添加により所望の粘
度でブロックされる。シリコーンマトリックス内で活性
物質を良好に均質化させるのに充分な時間を用いること
ができる。
【0179】次いで架橋は、阻止剤がもはや白金の触媒
作用に影響を示さないような温度までマトリックスを加
熱することにより完結される。
【0180】本発明による組成物は、そのままで冷間混
練すると共に成形することができ、特に種々の形態物ま
で成形することができる。
【0181】本発明により使用しうる水溶性助剤は、水
中に極めて可溶性であると共に活性物質およびシリコー
ン材料に対し化学的に不活性でなければならない。この
助剤は無機塩もしくは有機塩とすることができ、好まし
くは無機塩(特にたとえば硫酸、ハロゲン化水素酸もし
くは硝酸のような強酸のアルカリ金属塩およびアルカリ
土類金属塩)である。例としては次のものを挙げること
ができる:アルカリ金属、特にナトリウムもしくはカリ
ウムおよびアンモニウムの塩化物、沃化物、硫酸塩もし
くは硝酸塩。
【0182】上記4群のシリコーン類は同じ性質を有し
、すなわちこれらが上記の活性物質と助剤塩とを均一に
分散させて含有する場合、得られる組成物は活性物質を
制御して水性媒体中または湿潤大気中、或いは処理すべ
き植物中に長時間にわたり放出することができる。
【0183】ポリシロキサンベースと水溶性(好ましく
は固体として)の活性物質との緊密混合し、次いで充填
エラストマーの製造する本発明の組成物の製造方法は開
示されている。この技術も好適であるが、これら組成物
を得ることができる他の技術も使用することができる。
【0184】したがって、シリコーンマトリックスによ
り与えられる顕著な利点は、初期物質の10〜15%を
示す放出量の測定後に活性物質の連続拡散を外挿するの
が極めて容易なことである。何故なら、拡散速度(di
ffusion kinetics)が0の程度であり
、活性物質の少なくとも80%がこれら速度にしたがっ
て放出されることが知られているからである。
【0185】活性物質と助剤塩とを含有するシリコーン
材料からなる本発明の組成物は剛性もしくは多かれ少な
かれ弾性の固体状とすることができる。これは、特に活
性物質に関する実現用途、並びに処理すべき植物の形状
および解決すべき問題に応じ、極めて異なる形状とする
ことができる。
【0186】特に、これはシート、テープもしくはスト
リップの形態とすることができ、これらは処理すべき植
物の任意の部分に対し全体的に、或いは植物から離間す
るがその近傍に、ガス雰囲気中で、好ましくは湿潤空気
中で、或いは水性液体媒体中で施すことができる。
【0187】さらに本発明による組成物は、小寸法の単
位としておよびたとえば立方体、平行四辺形体、矩形体
、円筒体、もしくは球体のような各種の形状にて使用す
るのが有利であり、その基本的パラメータは次の通りで
ある:活性物質の性質、活性物質が固体である好適場合
には活性物質の粒子の平均直径(粒子寸法)p、マトリ
ックス中の活性物質の濃度c、表面積と単位容積との比
r、および一般的に系の幾何学。
【0188】活性物質の種類およびその粒子寸法は、マ
トリックス中への拡散速度Rを決定する。
【0189】pが小さいほどRは遅くなり、その逆も成
立する。
【0190】cが高いほど活性物質の流動が大となり、
その逆も成立する。
【0191】rが高いほど溶出する活性物質の流速も早
くなり、その逆も成立する。
【0192】日常の実験により、当業者は活性物質の実
際の拡散時間に相当する理論的溶出時間を外挿すること
により容易に迅速に所望の結果に達することができる。
【0193】農業生物学的作用を有し、水中に不溶性も
しくは可溶性である挙げうる活性物質はたとえば殺真菌
剤、殺細菌剤、殺藻剤、軟体動物駆除剤、殺虫剤、殺線
虫剤、除草剤、成長調整剤または堆肥もしくは肥料のよ
うな農芸化学活性物質である。
【0194】農芸化学活性物質の例としては次のものを
挙げることができる:殺真菌剤、たとえばトリス−0−
エチルホスホン酸ナトリウム、トリス−0−エチルホス
ホン酸カルシウムまたはトリス−0−エチルホスホン酸
アルミニウム(ホスエチル−Al)、燐酸の塩類、特に
アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、成長調整剤、
除草剤、たとえば置換フェノキシ酢酸もしくはフェノキ
シプロピオン酸、たとえば 2,4−ジクロルフェノキ
シ酢酸(2,4−−D)、2−クロル−4−メチルフェ
ノキシ酢酸(MCPA)、 2,4−ジクロルフェノキ
シ−2−プロピオン酸(2,4−DP)および2−クロ
ル−4−メチルフェノキシ−2−プロピオン酸(MCP
Pもしくはメコプロプ)、並びにそのアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属またはアミンもしくはアルカノールアミ
ン塩、無機アルカリ金属、アルカリ土類金属もしくはア
ミン塩、またはN−(ホスホノメチル)グリシンアルカ
ノールアミン(グリホセート)、並びにビピリジルジリ
ウムハロゲン化物(ダイカットおよびパラカット)、さ
らにたとえばアルドキシカルブのような殺虫剤。
【0195】以下、本発明の範囲を限定するものでない
が、実施例により本発明の組成物およびその用途につき
説明する。
【0196】実施例1:組成物の製造:次の諸成分を混
練機により緊密混合した。
【0197】2端部のそれぞれがトリメチルシロキシ単
位でブロックされ、その連鎖中に99.8モル%のジメ
チルシロキシ単位と、 0.2モル%のビニルメチルシ
ロキシ単位とを含み、さらに25℃にて 10,000
,000mPa・s の粘度を有するジメチルメチルビ
ニルポリシロキサンガム(A)(100部);燃焼D4
により生成された処理シリカ(オクタメチルシクロテト
ラシロキサン)である、 300m2 /gのBET比
表面積を有する充填剤(B)(43.5部);2端部が
ジメチルヒドロキシシロキサン基でブロックされた 5
0mPa・s の粘度を有する直鎖ジメチルポリシロキ
サン(1部);オクタメチルテトラシクロシロキサン(
0.2部);および微粉化アルミニウムエチルホスファ
イト(c)(36.1部)。
【0198】シリカの導入が終了してから30分間後に
混練を停止した。製造された直後のマスター混合物(M
M)と称する均質組成物を混練機から取出した。
【0199】このMMをシリンダ混合機に移してMMの
 100部当り 2,5−ジメチル− 2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキサン(0.5部)を混入した
【0200】この触媒処理した組成物は、混合機のシリ
ンダから容易に脱着した。
【0201】次いで、これを 5,000〜20,00
0psi の圧力下でl=20cm,b=20cm,d
= 0.2cmの寸法を有する金型に注入した。
【0202】架橋を 150℃にて数分間にわたり行な
った。
【0203】次いで、長さ5cmかつ巾 2.5cmの
ストリップをインビトロ放出試験のため切断した。
【0204】水中の放出、および湿潤大気中の放出の2
種のインビトロ放出試験を行なった。
【0205】水中の溶出速度(elution kin
etics)を決定するための実験手順:100mlの
蒸溜水を含有し、20℃に恒温制御された容器にマトリ
ックスを入れた。
【0206】この容器に磁器撹拌装置を装着し、これを
遅い回転運動(100rev/min)に設定して、溶
液の均質性を確保した。これをカバーで覆って、水の蒸
発を最小限に留めた。
【0207】初期溶出期間は毎日、15日間の溶出の終
了後は毎週1mlの試料を採取した。  アルミニウム
エチルホスファイトの濃度を原子吸光によるアルミニウ
ムの測定により決定した。
【0208】溶出速度の結果を表1に要約する。
【0209】
【表1】 制御された放出曲線を添付図1に示す。
【0210】湿潤大気における溶出速度を決定するため
の実験手順:エラストマー中に混入された活性成分が大
気湿潤媒体中に分散されうることを確認するため、次の
試験を行なった:マトリックスをステンレス鋼ボートに
より相対湿度 100%の雰囲気が維持された密閉媒体
に懸濁させた。前記容器内に含まれる水相(100ml
) におけるアルミニウムを測定して放出を監視した。
【0211】溶出速度の結果を表2に要約する。
【0212】
【表2】 活性物質が溶出する前に42日間の潜伏期間が存在した
【0213】実施例2:組成物の製造:次の諸成分を混
練機により緊密混合した:2端部のそれぞれがトリメチ
ルシロキシ単位でブロックされ、連鎖中に99.8モル
%のジメチルシロキシ単位と 0.2モル%のビニルメ
チルシロキシ単位とを含み、かつ25℃にて 10,0
00,000mPa・sの粘度を有するジメチルメチル
ビニルポリシロキサンガム(A)(100部);燃焼D
4により生成された処理シリカ(オクタメチルシクロテ
トラシロキサン)であって、 300m2 /gのBE
T比表面積を有する充填剤(B)(43.5部);2端
部がジメチルヒドロキシシロキサン基でブロックされた
 50mPa・s の粘度を有する直鎖ジメチルポリシ
ロキサン(1部);オクタメチルテトラシクロシロキサ
ン(0.2部);微粉化アルミニウムエチルホスファイ
ト(C)(44.4部);および50μm未満の粒子寸
法を有する硫酸アンモニウム(33.3部)。
【0214】シリカの導入が終了してから30分間後に
混練を停止した。製造したばかりのマスター混合物(M
M)と称する均質組成物を混練機から取出した。
【0215】このMMをシリンダ混練機に移して、MM
の 100部当り2,5−ジメチル− 2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキサン(0.5部)を混入した
【0216】触媒処理された組成物は混合機のシリンダ
から容易に脱着した。  次いで、これを 5,000
〜20,000psi の圧力下でl=20cm,b=
20cm,d=0.2cm の寸法を有する金型中へ注
入した。
【0217】架橋を 150℃にて数分間にわたり行な
った。
【0218】長さ5cmかつ巾2.5cm のストリッ
プをインビトロ放出試験用に切断した。
【0219】水中の放出、および湿潤大気中の放出の2
種のインビトロ放出試験を行なった。
【0220】水中の溶出速度:手順は実施例1における
と同様にした。
【0221】溶出速度の結果を表3に要約する。
【0222】
【表3】 制御された放出曲線を添付図1に示す。
【0223】湿潤大気中の溶出速度: 手順は実施例1と同様にした。
【0224】溶出速度の結果を表4に要約する。潜伏期
間が相当に減少したことが判るであろう。
【0225】
【表4】 対応の溶出曲線を図2に示す。
【0226】実施例3:組成物:次の諸成分を混練機に
より緊密混合した: 2端部のそれぞれがトリメチルシロキシ単位によりブロ
ックされ、連鎖中に99.8モル%のジメチルシロキシ
単位と 0.2モル%のビニルメチルシロキシ単位とを
含みかつ25℃にて 10,000,000mPa・s
 の粘度を有するジメチルメチルビニルポリシロキサン
ガム(A)(100部);燃焼D4により生成された処
理シリカ(オクタメチルシクロテトラシロキサン)であ
って 300m2 /gのBET比表面積を有する充填
剤(B)(43.5部);2端部がジメチルヒドロキシ
シロキサン基でブロックされた 50mPa・s の粘
度を有する直鎖ジメチルポリシロキサン(1部);オク
タメチルテトラシクロシロキサン(0.2部);微粉化
アルミニウムエチルホスファイト(C)(48.1部)
;および50μm未満の粒子寸法を有する硫酸アンモニ
ウム(48.1部)。
【0227】シリカの導入が終了してから30分間後に
混練を停止した。製造された直後のマスター混合物(M
M)と称する均質組成物を混練機から取出した。
【0228】このMMをシリンダ混合機に移して、MM
の 100部当り2,5−ジメチル− 2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキサン(0.5部)を混入した
【0229】実施例2におけるように、長さ5cmかつ
巾 2.5cmのストリップをインビトロ放出試験用に
作成した。  水中の放出、および湿潤大気中の放出の
2種のインビトロ放出試験を行なった。
【0230】水中の溶出速度: 手順は実施例1におけると同様にした。
【0231】溶出速度の結果を表5に要約する。
【0232】
【表5】   制御された放出曲線を添付図1に示す。
【0233】湿潤大気中の溶出速度: 手順は実施例1におけると同様にした。
【0234】溶出速度の結果を表6に要約する。潜伏期
間は実質的に存在しないことが判るであろう。
【0235】
【表6】 対応の溶出曲線を図2に示す。
【0236】実施例4: 手順は実施例3と同様にしたが、ただし硫酸アンモニウ
ム(48.1部)の代りに50μm未満の直径を有する
硫酸カリウム(48.1部)を用いた。
【0237】水中の速度: 手順は実施例1と同様にした。溶出速度の結果を表7に
要約する。
【0238】
【表7】 制御された放出曲線を添付図1に示す。
【0239】湿潤大気中の溶出速度: 手順は実施例1と同様にした。
【0240】溶出速度の結果を表8に要約する。
【0241】
【表8】 潜伏期間は、この塩の場合硫酸アンモニウムを用いた場
合よりも僅かに長い。
【0242】対応の溶出曲線を図2に示す。
【0243】実施例5:成分Aの製造:次の諸成分を、
室温にて混練機でホモゲナイズした:(a)  40モ
ル%の(CH3 )3 SiO1/2 単位と6モル%
の(CH3 )(CH2 =CH)SiO2/2 単位
と53.5%のSiO4/12単位とからなるシリコー
ン樹脂(25部)、(b)  連鎖の各端部が(CH3
 )(CH2 =CH)SiO1/2 単位によってブ
ロックされた25℃にて3,500mPa・s の粘度
を有するジメチルポリシロキサン油(75部)、および
(c)  ヘキサンクロル白金酸(0.6部)とイソプ
ロパノール(10部)とキシレン(55部)と 1,1
,3,3−テトラメチル− 1,3−ジビニルジシロキ
サン(6部)とを室温にて撹拌することにより作成され
た、ヘキサクロル白金酸の0.25%溶液で供給される
金属白金(重量として計算し40ppm)。
【0244】成分Bの製造 次の諸成分を混練機内でホモゲナイズした:(d)  
トルエン中の溶液における(CH3 )2 HSiCl
の2モル当り1モルのSiOに相当する量のエチルシリ
ケートおよび(CH3 )2 HSiClの加水分解に
よって作成された液体の水素化シリコーン樹脂(45部
)[この樹脂は(CH3 )HSiO1/2 単位の理
論モル比と2.23の実際のモル比とを有する]、(e
)  成分(A)からの樹脂(a)(12.5部)、及
び(f)  成分(A)からのビニル含有油(b)(3
7.5部)。
【0245】成分(A)(10部)を成分B(1部)と
混合することにより、エラストマー組成物を得た。
【0246】実施例5の組成物の作成:50μm未満の
平均粒子寸法を有するアルドキシカルブ(25部)をエ
ラストマー組成物(100部)中に混入した。 この混合物を減圧下で15分間撹拌して、混合物を脱ガ
スした。次いで、全体を所用寸法(すなわちl=5cm
,b=2.5cm ,d=0.2cm)に予備成形され
た金型に注ぎ入れた。混合物を60℃にて1時間加熱し
た。
【0247】水中の放出、および湿潤大気中の放出の2
種のインビトロ放出試験を行なった。
【0248】水中の溶出速度: 手順は実施例1と同様にした。活性物質の放出を液体ク
ロマトグラフィーによるアルドキシカルブの測定によっ
て監視した。
【0249】溶出速度の結果を表9に要約する。
【0250】
【表9】 溶出は極めて遅いことを指摘することができる。
【0251】湿潤大気中の溶出速度: 手順は実施例1と同様にし、活性物質の放出を液体クロ
マトグラフィーによる水相の測定によって決定した。こ
れら条件下にて、45日間の後に微量の活性物質も観察
されなかった。
【0252】実施例6: 50μm未満の粒子寸法を有するアルドキシカルブ(2
8.6部)と50μm未満の粒子寸法を有する塩化ナト
リウム(14.3部)とを、実施例5にしたがって作成
されたエラストマー組成物(100部)に添加した。
【0253】l=5cm,b=2.5cm ,d=0.
2cm の寸法を有するマトリックスを実施例5にした
がって作成した。これらを、次いで溶出のため水中およ
び湿潤大気中に置いた。
【0254】水中の溶出速度: 溶出速度の結果を表10に要約する。
【0255】
【表10】 NaClの存在下に溶出は著しく加速される(7に近い
ファクター)ことを指摘することができる。
【0256】湿潤大気中の溶出速度: 塩の存在下に、アルドキシカルブの溶出は湿潤大気中で
も可能である。しかしながら、4日間の潜伏期間が観察
される。
【0257】溶出速度の結果を表11に要約する。
【0258】
【表11】 しかしながら、溶出は極めて遅く留まる。
【0259】実施例7: 50μm未満の粒子寸法を有するアルドキシカルブ(3
3.3部)と50μm未満の粒子寸法を有する塩化ナト
リウム(33.3部)とを、実施例5にしたがって作成
されたエラストマー組成物(100部)に添加した。
【0260】l=5cm,b=2.5cm ,d=0.
2cm の寸法を有するマトリックスを実施例5にした
がって作成し、次いでこれらを溶出のため水中および湿
潤大気中に置いた。
【0261】水中の溶出速度: 溶出速度の結果を表12に要約する。
【0262】
【表12】 実施例8:植物に対する生物学的効果実施例2に記載し
た方法により得られるが25%の量の活性物質(55.
5部、すなわち10gのトリ−0−エチルホスホン酸ア
ルミニウム)と15%の量の塩(33.3部、すなわち
6gの硫酸アンモニウム)とを含有するシリコーンカラ
ー(l=60cm,b=2.75cm,d=0.2cm
 ;重量=40g)を、時点T1にて10本の樹木(ク
レメンタイン)に対し接木点のレベルで固定した(これ
らカラーを設けなかった他の10本の樹木を比較として
用いる)。  6個のカラーを各樹木に重畳させて固定
することにより、樹木1本当り60gの量の活性物質を
与えた。
【0263】時点I1=T1+15日間、すなわちカラ
ーを設置してから15日間後に、phytophtho
ra citrophthora の数回の接種(樹木
1本当り3〜5回の接種)を20本の樹木の全体につき
行ない、その際より大きい枝の皮下領域に菌糸断片を付
着させた。被害の初期直径は1cmの程度であった。
【0264】病原菌の成長をI1+2ヶ月およびI1+
5ヶ月にて検査した。次いで、被害が達した長さを測定
した。この長さを、2シリーズの10本の樹木のそれぞ
れにつき平均長さとしてcmで表わした。
【0265】次の表に示す結果が得られた。
【0266】
【表13】 被害の発生速度の減少が最初の数ヶ月間で観察され(2
のファクター)、カビ(真菌)の繁殖低下が長期間にわ
たり観察された(2のファクター)。
【0267】本発明の組成物で行なった処理は、直後の
活性だけでなく経時的活性の点でも効果的であると判明
した(活性成分の制御および連続放出)。
【0268】樹木の葉における活性物質およびその代謝
物の残渣を測定することにより、この長期間の放出を確
認することができると判明し、これはさらに樹木におけ
る生存部中への活性物質の移動をも証明する。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施例における制御された放出曲線を示す。
【図2】各実施例における対応の溶出速度を示す。

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  大量の、架橋されていないか少なくと
    も部分的に架橋されている水蒸気透過性のシリコーン物
    質と、水に僅かに可溶性であってシリコーン物質中に均
    質に分散されるがシリコーンの架橋に対し阻止作用を示
    さない農業生物学的作用を有する活性物質よりなり、前
    記シリコーン物質と水溶性型の活性物質は非液体、特に
    適宜分割された固体の媒体またはガス媒体におけるシリ
    コーン物質による活性物質の放出速度が実質的に0の程
    度であり、前記組成物中選択された活性物質は少なくと
    も 0.5g/lの水溶解度を有し、前記組成物はさら
    に、シリコーン物質中に均質に分散され、シリコーンの
    架橋を阻止せずに非液体、特に適宜分割された固体の媒
    体もしくはガス媒体におけるシリコーン物質による活性
    物質の実質的に0の程度である放出速度を促進するよう
    な水溶性助剤を含有することを特徴とする植物の成長を
    促進するための農業生物学的作用を有する固体のポリマ
    ー系組成物。
  2. 【請求項2】  活性物質と助剤とがそれぞれ有機ポリ
    シロキサン出発物質 100部当り5〜50部の量で存
    在する請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】  活性物質が有機ポリシロキサン 10
    0重量部当り15〜40重量部の量で存在する請求項1
    に記載の組成物。
  4. 【請求項4】  活性物質/助剤の比が1/10〜10
    /1である請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】  活性物質/助剤の比が1/5〜5/1
    である請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】  シリコーンマトリックスが、(A)ジ
    有機ポリシロキサンガムと(B)補強充填剤(B1 )
    および/または有機過酸化物(B2 )とからなるシリ
    コーン組成物である請求項1〜5のいずれかに記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】  化合物(B1 )が珪質補強充填剤で
    ある請求項6に記載のシリコーン組成物。
  8. 【請求項8】(A):25℃にて1,000,000m
    Pa・s より高い粘度を有するジ有機ポリシロキサン
    ガム 100重量部と、(B):熱分解法シリカおよび
    沈澱により生成されたシリカから選択される補強珪質充
    填剤(B1 )5〜130 重量部とからなる請求項6
    または7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】  ガム(A)が一般式:R3−a (R
    ′O)a SiO(R2 SiO)n Si(OR′)
    a R3−a [式中、記号Rは同一でも異なってもよ
    くC1 〜C8 炭化水素基を示し、これらの基は未置
    換またはハロゲン原子もしくはシアノ基により置換され
    ;記号R′は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基
    を示し、記号aは0もしくは1を示し、記号nは25℃
    にて少なくとも1,000,000mPa・s の粘度
    を得るのに充分な数値を有する数を示し、Rにより示さ
    れる基の個数の少なくとも50%はメチル基である]を
    有する請求項6〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】  ガム(A)の構造に含まれる単位の
    好ましくは 0.005〜0.5 モル%が式(CH2
     =CH)(R)SiOおよび(CH2 =CH)R2
    − a(RO′)a SiO0.5 のものから選択さ
    れる請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】   0.1〜6部の粉末固体の形態の
    フルオロ有機ポリマーである構造化剤(D)をさらに含
    む請求項6〜10のいずれかに記載の組成物。
  12. 【請求項12】  補強充填剤(B1 )に加え、 0
    .1〜6部の有機過酸化物(B2 )をさらに含む請求
    項6〜11のいずれかに記載の組成物。
  13. 【請求項13】  90重量%までの補強シリコーン充
    填剤(B1 )の代りに半補強もしくはパッキング用充
    填剤を使用してなる請求項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】  加熱により硬化されてエラストマー
    を形成する請求項6,12または13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】  シリコーンマトリックスが高温で加
    硫しうるシリコーン組成物であって、(A)1分子当り
    少なくとも2個の珪素に結合されたビニル基および25
    ℃にて少なくとも500,000mPa・s の粘度を
    有するジ有機ポリシロキサンガムと、(B)1分子当り
    少なくとも3個の珪素に結合された水素原子を有する少
    なくとも1種の有機ヒドロゲノポリシロキサンと、(C
    )補強充填剤と、(D)触媒上有効量の白金族の金属化
    合物である触媒とからなる請求項1〜5のいずれかに記
    載の組成物。
  16. 【請求項16】  化合物(C)が珪質補強充填剤であ
    る請求項15に記載のシリコーン組成物。
  17. 【請求項17】(A): 100重量部の、1分子当り
    少なくとも2個の珪素に結合されたビニル基および25
    ℃にて少なくとも500,000mPa・s の粘度を
    有するジ有機ポリシロキサンガムと、(B):(B)に
    おけるハイドライド官能基と(A)におけるビニル基と
    の個数の比が 0.4〜10となるような量の、1分子
    当り少なくとも3個の珪素に結合された水素原子を有す
    る少なくとも1種の有機ヒドロゲノポリシロキサンと、
    (C):5〜130 重量部の好ましくは珪質であって
    熱分解法シリカおよび沈澱により生成されたシリカから
    選択される補強充填剤と、(D):触媒上有効量の白金
    族の金属の化合物である触媒とからなる請求項15また
    は16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】  ガム(A)が一般式:R3−a (
    R′O)a SiO(R2 SiO)n Si(OR′
    )a R3−a [式中、記号Rは同一でも異なっても
    よくC1 〜C8 炭化水素を示し、これらの基は未置
    換またはハロゲン原子もしくはシアノ基により置換され
    ;記号R′は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基
    を示し、記号aは0もしくは1を示し、記号nは25℃
    にて少なくとも1,000,000mPa・s の粘度
    を得るのに充分な数値を有する数を示し、Rにより示さ
    れる基の個数の少なくとも50%はメチル基である]を
    有する請求項15〜17のいずれかに記載の組成物。
  19. 【請求項19】  ガム(A)の構造に含まれる単位の
    好ましくは 0.005〜0.5 モル%が式(CH2
     =CH)(R)SiOおよび(CH2 =CH)R2
    − a(RO′)a SiO0.5 のものから選択さ
    れる請求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】   0.1〜6部の、平均的一般式:
    【化1】 [式中、R″はメチル、フェニルおよびビニル基を示し
    、これらの基の少なくとも50%はメチル基であり、c
    は0.01〜1の数を示し、dは0.01〜2の数を示
    す]のシロキサン単位を有する有機ヒドロゲノポリシロ
    キサン(B)を含む請求項15〜19のいずれかに記載
    の組成物。
  21. 【請求項21】  有機ヒドロゲノポリシロキサンが式
    :R″2 SiO,H(R″)SiO,H(R″)2 
    SiO0.5 ,HSiO1.5 ,R″SiO1.5
     SiO2 およびR″SiO0.5 よりなる群から
    選択される単位で構成された直鎖、分枝鎖もしくは環式
    ポリマーから選択されると共に、(B)におけるハイド
    ライド基と(A)におけるビニル基との個数の比が 1
    .1〜4となるような量で添加される請求項15〜20
    のいずれかに記載の組成物。
  22. 【請求項22】  補強珪質充填剤(C)の90重量%
    までの代りに半補強もしくはパッキング用充填剤を用い
    てなる請求項15〜21のいずれかに記載の組成物。
  23. 【請求項23】  加熱により硬化されてエラストマー
    を形成する請求項15〜22のいずれかに記載の組成物
  24. 【請求項24】  マトリックスが、重縮合反応により
    硬化してシリコーンエラストマーを形成しうるジ有機ポ
    リシロキサン組成物であって、(A):連鎖の各末端に
    少なくとも2個の縮合性もしくは加水分解性の基または
    単一のヒドロキシル基を有する少なくとも1種のジ有機
    ポリシロキサン油と、(B):この油用の重縮合触媒と
    、(C):成分(A)がヒドロキシル末端を有する油で
    あれば、少なくとも3個の縮合性もしくは加水分解性基
    を含むシランとからなる請求項1〜5のいずれかに記載
    の組成物。
  25. 【請求項25】  ジ有機ポリシロキサン(A)が一般
    式(1): Yn Si3−n O(SiR2 O)x SiR3−
    n Yn                     
    (1)[式中、Rは同一もしくは異なる一価の炭化水素
    基を示し、Yは同一もしくは異なる加水分解性もしくは
    縮合性の基またはヒドロキシル基を示し、nは1,2お
    よび3から選択され、ここでYがヒドロキシルであれば
    n=1であり、xは1より大きい整数、好ましくは10
    より大きい整数である]を有する請求項24に記載の組
    成物。
  26. 【請求項26】  基RがC1 〜C8 アルキル,ビ
    ニル,フェニルおよび 3,3,3−トリフルオロプロ
    ピル基から選択され、基Rの個数の少なくとも60%が
    メチル基である請求項25に記載の組成物。
  27. 【請求項27】  Yがアミノ,アシルアミノ,アミノ
    キシ,ケトイミノキシ,イミノキシ,エノキシ,アルコ
    キシ,アルコキシアルキレンオキシ,アシルオキシおよ
    びホスフェート基から選択される請求項25または26
    に記載の組成物。
  28. 【請求項28】  縮合性もしくは加水分解性の基がヒ
    ドロキシル基でない場合にはシラン(D)を含み、シラ
    ン(D)は式:R4−a Si  Y′a  (2)[
    式中、Rは一価の炭化水素基であり、Y′は同一もしく
    は異なる加水分解性もしくは縮合性の基を示し、aは3
    もしくは4である]を有する請求項24〜27のいずれ
    かに記載の組成物。
  29. 【請求項29】  1−成分系である請求項24〜28
    のいずれかに記載の組成物。
  30. 【請求項30】  2−成分系である請求項24〜28
    のいずれかに記載の組成物。
  31. 【請求項31】(A): 100重量部の、50〜30
    0,000mPa・s の粘度を有すると共に有機基が
    メチル,エチル,ビニル,フェニルおよび 3,3,3
    −トリフルオロプロピル基から選択され、個数の少なく
    とも60%がメチル基であり、個数の20%までがフェ
    ニル基であり、多くとも2%がビニル基であるα,ω−
    ヒドロキシジ有機ポリシロキサン油と、(B):0.0
    1〜1部(金属錫の重量として計算)の触媒錫化合物と
    、(C): 0.5〜15部のポリアルコキシシランも
    しくはポリアルコキシシロキサンと、(D):0〜 1
    00部、好ましくは5〜50部の珪質無機充填剤とから
    なる請求項30に記載の組成物。
  32. 【請求項32】  シリコーンマトリックスがヒドロシ
    リル化反応により硬化してエラストマーを形成しうる重
    付加シリコーン組成物であって、(A):1分子当り少
    なくとも2個の珪素に結合されたビニル基を有する少な
    くとも1種の有機ポリシロキサンと、(B):1分子当
    り少なくとも3個の珪素に結合された水素原子を有する
    少なくとも1種の有機ポリシロキサンと、(C):触媒
    上有効量の白金族金属の化合物である触媒とからなる請
    求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  33. 【請求項33】  (B)における珪素に結合した水素
    原子と(A)における珪素に結合したビニル基とのモル
    比が一般に 0.4〜10である請求項32に記載の組
    成物。
  34. 【請求項34】(A):式(1): 【化2】 [式中、Yはビニル基であり、Zは触媒の活性に対し悪
    作用を示さない一価の炭化水素基であり、aは1もしく
    は2であり、bは0,1もしくは2であり、a+bは1
    〜3である]のシロキシ単位を有し、他の単位は全て必
    要に応じ平均式(2): 【化3】 [式中、Zは上記同じ意味を有し、cは0〜3の数値を
    有する]の単位である少なくとも1種の有機ポリシロキ
    サンと、(B):式(3): 【化4】 [式中、WはZにつき上記したと同じ意味を有し、dは
    1もしくは2であり、eは0,1もしくは2であり、d
    +eは1〜3の数値を有する]のシロキシ単位からなり
    、他の単位は全て必要に応じ平均式(4):【化5】 [式中、Wは上記と同じ意味を有し、gは0〜3の数値
    を有する]の単位である少なくとも1種の有機ポリシロ
    キサンと、(C):触媒上有効量の白金化合物とからな
    る請求項32または33に記載の組成物。
  35. 【請求項35】(A): 100部の、連鎖の各末端が
    ビニルジ有機シロキシ単位によりブロックされ、珪素原
    子に結合された有機基がメチル、エチル及びフェニル基
    から選択され、これら基の少なくとも60モル%がメチ
    ル基である、25℃にて 100〜500,000mP
    a・s の粘度を有するジ有機ポリシロキサン油と、(
    B):ハイドライド基とビニル基とのモル比が 1.1
    〜4となるような量の、直鎖であるかまたはネットワー
    ク構造を有し、1分子当り少なくとも3個の異なる珪素
    原子に結合した水素原子と珪素原子に結合したメチルお
    よびエチル基から選択される有機基とを有し、有機基の
    少なくとも60%がメチル基である液体の単独重合体お
    よび共重合体から選択される少なくとも1種の有機ヒド
    ロゲノポリシロキサンと、(C):触媒上有効量の白金
    触媒とからなる請求項32〜34のいずれかに記載の組
    成物。
  36. 【請求項36】  ポリマー(A)の50重量%の代り
    に、ネットワーク構造を有すると共にトリメチルシロキ
    シ、メチルビニルシロキシおよびSiO4/2 単位か
    らなる共重合体を用い、珪素原子の 2.5〜10モル
    %がビニル基を有し、トリメチルシロキシ基とSiO4
    /2 基とのモル比が 0.5〜1である請求項35に
    記載の組成物。
  37. 【請求項37】  有機ポリシロキサン(A)+(B)
    の合計 100部当り5〜100 部の補強もしくは半
    補強珪質充填剤をさらに含む請求項32〜36のいずれ
    かに記載の組成物。
  38. 【請求項38】  予め硬化してエラストマーを形成し
    てなる請求項32〜37のいずれかに記載の組成物。
  39. 【請求項39】  活性物質が殺真菌剤である請求項1
    〜38のいずれかに記載の組成物。
  40. 【請求項40】  活性物質が殺細菌剤である請求項1
    〜38のいずれかに記載の組成物。
  41. 【請求項41】  活性物質が殺虫剤である請求項1〜
    38のいずれかに記載の組成物。
  42. 【請求項42】  活性物質が除草剤である請求項1〜
    38のいずれかに記載の組成物。
  43. 【請求項43】  活性物質が植物成長調整剤である請
    求項1〜38のいずれかに記載の組成物。
  44. 【請求項44】  活性物質が肥料である請求項1〜3
    8のいずれかに記載の組成物。
  45. 【請求項45】  活性物質がトリス−0−エチルホス
    ホン酸アルミニウムである請求項39に記載の組成物。
  46. 【請求項46】  助剤が水溶性塩である請求項1〜4
    5のいずれかに記載の組成物。
  47. 【請求項47】  助剤が無機塩である請求項46に記
    載の組成物。
  48. 【請求項48】  無機塩が強無機酸のアルカリ金属塩
    もしくはアルカリ土類金属塩である請求項47に記載の
    組成物。
  49. 【請求項49】  請求項1〜48のいずれかに記載の
    農業生物学的作用を示す物質による植物の処理方法。
  50. 【請求項50】  組成物を植物の全体もしくは1部に
    対し、有効量の活性物質を供給するのに充分な時間にわ
    たり施す請求項49に記載の処理方法。
  51. 【請求項51】  組成物を植物の近くに、有効量の活
    性物質を供給するのに充分な時間にわたり設置する請求
    項49に記載の処理方法。
  52. 【請求項52】  組成物と処理すべき植物もしくは植
    物の1部とをガス媒体中に入れる請求項51に記載の処
    理方法。
  53. 【請求項53】  組成物と処理すべき植物もしくは植
    物の1部とを湿潤ガス雰囲気中に入れる請求項51に記
    載の処理方法。
  54. 【請求項54】  組成物と植物とを分割された固体媒
    体、好ましくは土壌中に入れる請求項51に記載の処理
    方法。
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