JPH04216851A - 低温可撓性の増加した改質エチレン/酢酸ビニル共重合体 - Google Patents

低温可撓性の増加した改質エチレン/酢酸ビニル共重合体

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JPH04216851A
JPH04216851A JP5020191A JP5020191A JPH04216851A JP H04216851 A JPH04216851 A JP H04216851A JP 5020191 A JP5020191 A JP 5020191A JP 5020191 A JP5020191 A JP 5020191A JP H04216851 A JPH04216851 A JP H04216851A
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JP
Japan
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weight
vinyl acetate
acetate copolymer
ethylene
acid
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Pending
Application number
JP5020191A
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English (en)
Inventor
Kurt Peter Meurer
クルト・ペーター・モイラー
Christian Ohm
クリスチヤン・オーム
Ulrich Eisele
ウルリツヒ・アイゼレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L31/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an acyloxy radical of a saturated carboxylic acid, of carbonic acid or of a haloformic acid; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L31/02Homopolymers or copolymers of esters of monocarboxylic acids
    • C08L31/04Homopolymers or copolymers of vinyl acetate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、エチレン/酢酸ビニル共重合体
(EVA)と脂肪族ポリカーボネート(PC)との混合
物に関するものである。これらの混合物は、他の有利な
性質を有意に損なうことなく、PC を含有しない E
VA より大きな熱安定性と低温可撓性とを有する。
【0002】比較的高い共重合した酢酸ビニル(VA)
含有量と低いゲル含有量、および高い分子量を有する 
EVA の製造は、過去においては特定の工程パラメー
ターを適当に選択して成功していた(たとえば DE−
OS 3 731 054 および 3 815 94
6 を参照)。高い VA 含有量を有する EVA 
は、一定の充填剤含有量において、良好な機械的性質を
有機溶媒、燃料および潤滑剤に対する高い抵抗性、なら
びに優れた耐炎性と併せて有する。この種の EVA 
のガラス転移温度Tg はVA 含有量の増加とともに
上昇する。75/80/90/98 重量%の VA 
含有量は −9/−1/+15/+25℃ のガラス転
移温度に対応する。EVA 共重合体に熱可塑物および
ゴムにおける広い範囲の応用面を持つことを可能にさせ
るためには、低温可撓性の増大が必要である。驚くべき
ことには、高分子量脂肪族PCの添加により、高い V
A 含有量を有するEVA が低温において可撓性の増
大を受け(EVA 共重合体の他の材料特性に有意の損
失なしに)、従来この種の製品が不適当であった応用分
野が、たとえば特殊なゴムに関して開かれることが見い
だされたのである。
【0003】したがって、本発明は A)  EVA を基準にして 50 以上 99 重
量%までの、好ましくは 60 ないし90、特に 7
0 ないし 85 重量%の VA 含有量を有する、
A + B の合計量を基準にして1ないし 99 重
量%の、好ましくは 50 ないし99、より好ましく
は 60 ないし 95、特に 70 ないし 80 
重量%の EVA 、 B)  A + B の合計量を基準にして 99 な
いし1重量%の、好ましくは 50ないし1、より好ま
しくは 40 ないし5、特に 30 ないし 20 
重量%の、2000 ないし500,000 の数平均
分子量を有する脂肪族 PC、および任意に C)  他の補助剤および添加剤の混合物に関するもの
である。
【0004】共重合体 A は、A を基準にして 1
0 重量%までの他の単量体(エチレンおよび酢酸ビニ
ル以外の)の共重合した単位を含有していてもよい。
【0005】この種の共重合単量体の好ましい例には一
酸化炭素、プロピオン酸ビニルおよび特に、共重合可能
な C=C 二重結合を含有するのに加えて、この種の
単量体を重合体鎖に組み入れた場合に保存されて、得ら
れる共重合体の種々の加硫剤による加硫を容易にする反
応性基をも含有する化合物が含まれる。反応性基を含有
するこの種の共重合単量体には、たとえば以下の式
【0
006】
【化1】 式中、R1 は水素、C1 ないし C6のアルキル、
CN またはハロゲン(フッ素、塩素、臭素)を表し、
R2 は COOR3、CN またはハロゲン(フッ素
、塩素、臭素)を表し、R3 は (R4O)nR5 
または水素を表し、R4 は C1 ないし C6 の
アルキレン、好ましくは C2および/またはC3 の
アルキレンを表し、R5 は水素、C1 ないし C6
 のアルキル、CN、OR6、COR6 またはハロゲ
ン(フッ素、塩素、臭素)を表し、R6 は水素または
 C1 ないし C6 のアルキルを表し、R7 と 
R8 とは CO2R5、CN またはハロゲン(フッ
素、塩素、臭素)を表し、n は1ないし 10 の値
を有する整数を表すに相当する化合物が含まれる。
【0007】以下のものは好ましい“他の単量体”の例
である:アクリル酸、アクリルアミド、アクリル酸ヒド
ロキシメチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸アリ
ル、アクリル酸‐β‐クロロエチルエステル、N‐ビニ
ルアクリル酸アミドおよび対応するメタクリル酸誘導体
、ただし、好ましくは塩化ビニルではない。
【0008】50 ppm ないし1重量%、好ましく
は 200 ppm ないし1重量%(A を基準にし
て)の“他の単量体”には、1分子あたり少なくとも 
2 個のアクリロイル基またはメタクリロイル基と 1
26 ないし 1000 の、好ましくは 126 な
いし 500の分子量とを有する架橋作用を有する化合
物、たとえば:アクリル酸無水物、メタクリル酸無水物
、1分子あたり 2 ないし 24 個の炭素原子を有
する多価の、特に二価および三価の脂肪族、環状脂肪族
、芳香脂肪族および芳香族のアルコール類のアクリル酸
エステルおよびメタクリル酸エステル、たとえばエチレ
ングリコール、プロパンジオール‐(1,2) および
‐(1,3)、ブタンジオール‐(1,2)、‐(1,
3)、‐(2,3) および −(1,4)、ネオペン
チルグリコール、ヘキサンジオール、特にヘキサンジオ
ール‐(1.6)、シクロヘキサンジオール‐(1,4
)、1,4‐ビス‐(ヒドロキシメチル)‐シクロヘキ
サン、ハイドロキノン、レゾルシノール、ビスフェノー
ル‐A、エトキシル化ビスフェノール‐A およびハイ
ドロキノン‐ジ‐(β‐ヒドロキシエチル)‐エーテル
のアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、な
らびにグリセロール、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパンおよびフロログルシノールのアクリル酸
エステルおよびメタクリル酸エステルが可能である。
【0009】この種の架橋性(メタ)アクリロイル化合
物には、ポリエーテルポリオール、好ましくは1分子あ
たり1ないし 20 個の、好ましくは1ないし 12
 個のエーテル酸素原子を有するポリエチレングリコー
ルおよびポリプロピレングリコールのアクリル酸エステ
ルおよびメタクリル酸エステル;特にジ‐およびトリ‐
エチレングリコールの、ならびにジ‐およびトリ‐プロ
ピレングリコールのアクリル酸エステルおよびメタクリ
ル酸エステルも含まれる。
【0010】本発明記載の混合物は、A + B の合
計量を基準にして 10 重量%未満の塩化ビニル重合
体を、特に A +B の合計量を基準にして 10 
重量%未満の、少なくとも 80 重量%の共重合した
塩化ビニルを含有する塩化ビニル重合体を含有する。本
件混合物はまた、好ましくは A + B の合計量を
基準にして 10 重量%未満の、80 重量%未満の
共重合した塩化ビニルを含有する塩化ビニル共重合体を
含有する。本件混合物は A +B の合計量を基準に
して 10 重量%未満の塩化ビニルでグラフトした重
合体、特に 40 ないし 60 重量%の共重合した
塩化ビニルを含有する重合体を含有する。特に好ましい
本発明記載の混合物は、塩化ビニルの単独重合体および
共重合体を全く含有しない。
【0011】本発明記載の混合物は DE−OS 2 
823 161 の主題物質を排除する。
【0012】共重合体 A は一般に、100℃ にお
いて5 ないし 40(ML−4)のムーニー粘性(D
IN 53 523 による)と、重量平均として測定
した 40,000 ないし1,000,000 の、
好ましくは 100,000 ないし 500,000
 の分子量 Mw を有する。
【0013】分子構造パラメーター、特に平均分子量 
Mw は、以下に記述するようにして粘度計測定および
濁度滴定と組み合わせたゲル浸透クロマトグラフィーに
より測定する:CH2Cl2 中 10 g/l の濃
度の試料を調製し、室温で 24 時間放置したのちに
超遠心する(毎分 20,000 回転で1時間)。分
離した沈澱物を真空中、60℃で乾燥し、秤量する(γ
UZ)。加えて、ゾルの CH2Cl2 溶液のシュタ
ウジンガー指数([η]Sol)を自動ウベロード毛細
管粘度計で 25℃ で測定する。
【0014】ゲルクロマトグラフィ的ー分離は、直列に
配列した 8 本のスチラゲル(StyragelR)
カラム(細孔サイズ 102/102/103/103
/104/104/105/106 nm;全長976
 cm)で実施する。CH2Cl2 で 2 g/l 
の濃度に希釈したゾル溶液 2.0 mlを細孔直径 
1.2 μm の膜濾過器を通して濾過したのちに添加
し、CH2Cl2 で溶離する(流速 0.5 ml/
分)。濃度比例検出器としては屈折計を使用した。酢酸
吸収帯の特性検出には χ = 5.76(λ = 1
,736 nm)の IR フィルター光度計を使用し
た。
【0015】ゲルクロマトグラフィー的分離と組み合わ
せて、ゲルクロマトグラムの計数に対応する 5 ml
 の溶離液を用い、改良ウベローデ粘度計で粘度測定を
自動的に実施し、ついで濁度滴定を実施する。この滴定
には、暗化した金属の囲い中に置いたキュベットに溶離
液を導入し、ホースポンプから沈澱剤(メタノール)を
 2ml/分の速度で連続的に添加する。全量で 15
ml の沈澱剤を添加する。各成分の迅速混合には撹拌
器(毎分 8,000 回転)を使用する。キュベット
を発光ダイオードで照明する。溶液と沈澱剤との混合物
の散乱光の強度を光学的手段を用いて一次ビームに対し
て 20度の角度で測定し、添加した沈澱剤の量に対し
て記録する。
【0016】ゲルクロマトグラフィー的検討で 75 
個のこの種の溶離液分画が得られ、その分画の約 20
 ないし 30 個が分離された試料を含有している。 屈折計および粘度計のデータから公知の定数の基準で、
一般的補正曲線を用いて、ベノイトの方法(ベノイト(
H. Benoit)、レンプ(P. Rempp)、
グルビシック(Z. Grubisic)編、重合体科
学雑誌(J. Polym. Sci.)、重合体通信
(Polym. Lett.)3,77(1965))
により分子量分布の計算を行う。600 ないし 10
,000,000 の分子量範囲においてポリスチレン
標準;補正曲線は式:
【0017】
【数1】log([η]・M)= f(VE)式中、[
η]は塩化メチレン中、25℃ で、ウベローデ毛細管
粘度計で測定したシュタウジンガー指数であり、M は
分子量であり、VE は溶離体積(5 ml 単位)で
ある。
【0018】に従って作製した。
【0019】共重合体 A は好ましくは1ないし 1
5 の分子不均一性
【0020】
【数2】
【0021】を有する。
【0022】不溶性成分の百分率で表した共重合体 A
 のゲル含有量は、トルエンを用いるソックスレー抽出
器での 24 時間抽出により測定することができる。
【0023】ポリカーボネート B は、脂肪族および
/または環状脂肪族のジオール、炭酸(または炭酸前駆
体)、任意に枝分かれ剤および任意に連鎖停止剤を基剤
とする脂肪族ポリカーボネートであることにおいて、よ
り頻繁に使用されるジフェノールと炭酸とを基剤とする
芳香族ポリカーボネートとは異なる。
【0024】以下のものは、ポリカーボネート B の
製造に好ましいジオールである: a)  式中の X が酸素を含有しない二価の(環状
)脂肪族基を表す 2 ないし18 個の炭素原子を有
する式
【0025】
【化2】 HO−X−OH のジオール、 b)  脂肪族ポリエーテルジオールおよびc)  (
環状)脂肪族ポリエステルジオール。
【0026】以下のものは好ましいジオール a)の例
である:エチレングリコール、プロピレングリコール‐
(1,2) および‐(1,3)、ブチレングリコール
‐(1,4) および‐(2,3)、ヘキサンジオール
‐(1,6)、オクタンジオール‐(1,8)、ネオペ
ンチルグリコール、1,4−ビス‐(ヒドロキシメチル
シクロヘキサン)および2‐メチル‐1,3‐プロパン
ジオール。
【0027】好ましいポリエーテルジオール b)の例
には、1分子あたり 2 ないし 350個の、好まし
くは 3 ないし 250 個の酸化アルキレン単位と
 106 ないし 20,000の、好ましくは 20
0 ないし 10,000 の、特に 200 ないし
 1000 の分子量とを有するポリ−C2−C10(
好ましくは C2 ないし C4)アルキレングリコー
ルが含まれる。
【0028】以下のものは好ましい例である:ポリ‐(
酸化エチレン)‐グリコール、ポリ‐(酸化プロピレン
)‐グリコール、ポリ‐(酸化エチレン/酸化プロピレ
ン)‐グリコール、ポリ‐(酸化ブチレン)‐グリコー
ル、ポリ‐(テトラヒドロフラン)‐グリコール、ポリ
‐(酸化ペンチレン)‐グリコール、ポリ‐(酸化ヘキ
サメチレン)‐グリコール、ポリ‐(酸化ヘプタメチレ
ン)‐グリコールおよびポリ‐(酸化オクタメチレン)
−グリコール。
【0029】好ましいポリエステルジオール c)には
多価の、好ましくは二価の(環状)脂肪族カルボン酸と
多価の、好ましくは二価の(環状)脂肪族アルコールと
の反応生成物が含まれる。好ましいポリエステルジオー
ル c)は、数平均として測定して 200 ないし 
6000 の、好ましくは 1,000 ないし 2,
500 の分子量を有する。
【0030】ポリエステルジオール c)の製造に特に
好適な多価カルボン酸は、1分子あたりに 2 ないし
 12 個の炭素原子と 2 または 3 個のカルボ
キシル基とを有するもの、たとえばシュウ酸、マロン酸
、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、ヘキサヒドロフタル酸、グルタル酸および
これらの化合物の混合物である。対応する無水物または
エステルも、もちろん、得られるならば使用することが
できる。
【0031】ポリエステルジオール c)の製造に適し
た多価アルコールには、上記のジオール a)のみなら
ず、分子量 250 までのポリエーテルジオール b
)、たとえばジ−、トリ− およびテトラエチレングリ
コールおよびジブチレングリコールも含まれる。
【0032】1分子あたり好ましくは 4 ないし 1
0 個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸、たと
えば β−ヒドロキシプロピオン酸、γ−ヒドロキシ酪
酸、δ−ヒドロキシ吉草酸、ε−ヒドロキシカプロン酸
、7−ヒドロキシヘプタン酸、8−ヒドロキシオクタン
酸および 4‐ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸、
ならびに対応するラクトンもポリエステルジオール c
)の製造に適している。
【0033】成分 a)、b)および c)はそれぞれ
単独でポリカーボネート B の製造に使用することも
できるが、混合物として使用することもでき、ポリエー
テルジオール b)とポリエステルジオール c)とを
使用する場合には、ポリエーテルエステルカーボネート
 B が得られる(この場合には 1:20 ないし 
20:1 のモル比 b:c が好ましい。
【0034】好ましいポリカーボネート B は 0.
5 ないし 2.5 dl/g の、好ましくは 0.
8ないし 1.5 dl/g の極限粘度[η](テト
ラヒドロフラン中 25℃ で測定した値)を有する。
【0035】ポリカーボネート B およびその製造方
法は公知(DE−OS 2 732 718、DE−O
S 2 823 161、EP−A 43 022 お
よび EP−A 105 399)であり、公知でない
ものも同様の方法で製造することができる。これらのポ
リカーボネートは平均として1分子あたり 10 ない
し 1,000 個の、好ましくは 20 ないし 5
00個のカルボン酸基を含有する。
【0036】ポリカーボネート B は一般に、100
℃ において 5 ないし 90(ML−4)のムーニ
ー粘性(DIN 53 523 による値)と重量平均
として測定した 40,000 ないし 1,200,
000 の、好ましくは 100,000 ないし 7
00,000 の分子量 Mw とを有する。
【0037】ポリカーボネート B は、たとえばジオ
ールと次式
【0038】
【化3】 式中、X は上記の意味を有し、Ar は C6 ない
し C18 のアリール基を表すに相当するカルボン酸
ビスアリールエステル、たとえばジフェニルカーボネー
トまたはビスアリールカーボネートとの、エステル交換
触媒の存在下、100 ないし200℃ の温度におけ
る反応により製造することができる。
【0039】各成分は熱可塑物の加工用に設計した押出
し装置中、熔融状態で混合することができる。
【0040】押出し機の軸が十分な混合を達成するよう
に設計されていなければならないことに注意すべきであ
る。ポリカーボネート B の強力な可塑化効果により
、本発明記載の混合物を、もちろん、より高い温度(1
80 ないし 250℃)を使用することもできるが、
比較的低い温度(140 ないし 180℃)で製造す
ることが可能になり、このことは混合物の固有の色に好
ましい効果を与える。この方法はまた、最終製品、たと
えばシート製品、ストランドまたは射出成形品の直接製
造に使用することもできる。
【0041】本発明記載の混合物は、たとえば射出成形
、押出しまたはブロー成形により加工することができる
【0042】本発明記載の混合物の特別の利点は、その
透明性と混合工程における混和物の優れた相溶性とにあ
る。
【0043】本発明記載の混合物は家庭用および技術的
目的に使用する射出成形品のような物品の製造に、また
、シール、シート製品および光学的物品、特に複合ガラ
スの製造に使用することができる。
【0044】本発明記載の混合物はまた、加硫すること
もできる。加硫は通常の加硫剤、たとえば単体硫黄、硫
黄供与体、エチレンチオ尿素、環状二硫化チウラム、過
酸化物、架橋性樹脂、キノン誘導体、ジイソシアネート
、ジチオナイト、二官能性ブンテ塩、ジアゾ化合物、ジ
ニトロソ化合物、ニトレン、ジチオール、ビスニトリル
イミンおよびビスヒドロシランの存在下に実施すること
ができる。
【0045】加硫剤は一般に加硫促進剤、たとえばチウ
ラム誘導体およびグアニジン、メルカプトおよびスルフ
ェンアミド促進剤(チアゾール誘導体)ならびに活性化
剤、たとえば酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシ
ウムおよび脂肪酸たとえばステアリン酸とともに使用す
る。
【0046】加硫剤、促進剤および活性化剤、ならびに
充填剤および安定剤は、他の補助剤および添加剤 C 
に含まれる。
【0047】充填剤は通常の手法で包含させることがで
き、カーボンブラックが好ましい。鉱物油のような可塑
剤も使用することができる。充填剤および可塑剤の性質
および量は、加硫ゴム製品が必要な硬さと実際の要求に
合致する他の諸性質、たとえば耐摩耗性、滑り抵抗性お
よび履歴とを有するように選択する。
【0048】加硫剤を老化に対して保護するために、熱
的酸化の攻撃に対する安定剤を使用することができる。 立体障害フェノール誘導体、フェニレンジアミンの誘導
体およびアニリンとケトンとの縮合生成物が好ましい安
定剤である。
【0049】加硫は 100 ないし 200℃ の、
好ましくは 130 ないし 180℃ の温度で、任
意に 10 ないし 200 バールの加圧下で実施す
ることができる。
【0050】
【実施例】以下の実施例に使用する重合体I、II お
よび V、ならびに本発明記載の混合物 III、IV
、VI および VIIは、そのガラス転移温度ととも
に表1に示されている。
【0051】
【表1】 表1                          
  I      II    III     IV
     V    VI    VIIポリエステル
カーボネート  100      −     20
     30     −    20     3
0EVA 70*                −
     100     80     70   
  −    −     −EVA 80**   
           −      −     −
     −    100    80     7
0Tg(DSC),℃       −49.5  −
13.5  −27  −30.5  −1.0  −
19  −23*    VA 含有量:70 重量%
**  VA 含有量:80 重量% EVA は PEC と高度に相溶性であり、混合物は
、PECの含有量が増加するにつれて純粋な EVA 
のガラス転移温度から純粋な PEC のそれに移行す
るガラス転移温度を有するのみである。
【0052】表1に示した重合体および重合体混合物を
、ゴム工業で通常使用する混合装置(ローラー、内部混
合機)中で他の成分と混合した。得られた混合物を圧縮
成形して厚さ 2 mm のシートに成形する(170
℃/200 バール/20 分)。
【0053】機械的性質は DIN 53 504(引
っ張り試験)に従い、S II 棒状体について試験し
、圧力変形残留度(DVR)は DIN 53 517
 に従って(試料形状 DIN−B;70 時間/10
0℃)試験し、DIN 53 445 によるねじれ振
動試験を実行し、体積膨潤は DIN 53 521 
に従って(試料形状:S II 棒状体;70 時間/
150℃)ASTM 油 III 中で試験した。
【0054】結果は表2に概括してある(混合物中の比
率は重量部)。
【0055】
【表2】 表2 試料                       
    1    2    3    4    5
    6    7  ポリエステルカーボネート 
     100    −    20    30
    −    20    30EVA 70  
                    −   1
00    80    70    −    − 
   −EVA 80               
       −    −    −    −  
 100    80    70ステアリン酸   
                 1     1 
    1     1     1     1  
   1耐老化剤1)               
       3    −    −    −  
  −    −    −加水分解に対する保護剤2
)        3     1.5   1.5 
  1.5   1.5   1.5   1.5Ca
O                        
   3    −     3     3    
 −    3     3カーボンブラック    
           55    40    40
    40    40    40    40T
AC3)                     
   3.5   3.5   3.5   3.5 
  3.5   3.5   3.5過酸化物4)  
                    4    
 4     4     4     4     
4     4  引っ張り強度(MPa)     
     11.9  19.9  13.4  10
.4  18.3  12.7   9.8破断時伸長
度(%)            220   205
   250   270   195   250 
  285引っ張り応力値 100 %(MPa)  
5.3   6.4   3.6   2.6   8
.8   4.1   2.7DVR(%)     
              28     6   
 15    19     8    21    
26レーリヒねじり T5(℃)      −2.5
   0.6 −4.8 −8.1  13.6   
4     0.7体積膨潤度(%)        
       15.8  40.3  31.5  
25    17.2  12.8   9.41) 
 ラインヒェミーライナウ社(Rheinchemie
 Rheinau GmbH,Mannheim)のレ
ノビン(RhenovinR)DDA−70、ジフェニ
ルアミン誘導体を基剤とする重合体の老化に対する保護
剤 2)  ラインヒェミーライナウ社のレノグラン(Rh
enogranR)P50、EVA で減感した 50
 重量%のポリカルボジイミド 3)  ラインヒェミーライナウ社のレノフィット(R
henofitR)TAC/S、シリカ上の 70 重
量%のシアヌル酸トリアリル 4)  アクゾ(Akzo)のペルカドックス(Per
kadox)14/40、40 重量%のビス‐(第 
3 ブチルペルオキシイソプロピル)‐ベンゼンを含有
する粒状体表2は、EVA を PEC と混合するこ
とにより低温可撓性と油中の膨潤の減少とに顕著な改良
が得られることを示している。
【0056】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0057】1.A)  エチレン/酢酸ビニル共重合
体を基準にして 50 以上 99 重量%までの共重
合した酢酸ビニルの含有量を有する A + B の合
計量を基準にして1ないし 99 重量%のエチレン/
酢酸ビニル共重合体、 B)  A + B の合計量を基準にして 99 な
いし1重量%の 2000 ないし 500,000 
の数平均分子量として測定した分子量を有する脂肪族ポ
リカーボネート、および任意に C)  他の補助剤および添加剤の混合物。
【0058】2.50 ないし 99 重量%の A 
および 50 ないし1重量%の B、ならびに任意に
他の補助剤および添加剤よりなる実施態様項1記載の混
合物。
【0059】3.60 ないし 95 重量%の A 
および 40 ないし 5 重量%の B、ならびに任
意に他の補助剤および添加剤よりなる実施態様項1記載
の混合物。
【0060】4.70 ないし 80 重量%の A 
および 30 ないし 20 重量%の B、ならびに
任意に他の補助剤および添加剤よりなる実施態様項1記
載の混合物。
【0061】5.上記の共重合体 A が 60 ない
し 90重量%の共重合した酢酸ビニルの含有量を有す
るものであることを特徴とする実施態様項1記載の混合
物。
【0062】6.上記の共重合体 A が 70 ない
し 85重量%の共重合した酢酸ビニルの含有量を有す
るものであることを特徴とする実施態様項1記載の混合
物。
【0063】7.実施態様項1ないし6記載の混合物の
用の加硫ゴム製品製造用の使用。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  A)  エチレン/酢酸ビニル共重合
    体を基準にして 50 以上99 重量%までの共重合
    した酢酸ビニルの含有量を有する A+ B の合計量
    を基準にして1ないし 99 重量%のエチレン/酢酸
    ビニル共重合体、B)  A + B の合計量を基準
    にして 99 ないし1重量%の 2000 ないし5
    00,000 の数平均分子量として測定した分子量を
    有する脂肪族ポリカーボネート、および任意に C)  他の補助剤および添加剤の混合物。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の混合物の用の加硫ゴム
    製品製造用の使用。
JP5020191A 1990-02-27 1991-02-25 低温可撓性の増加した改質エチレン/酢酸ビニル共重合体 Pending JPH04216851A (ja)

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DE19904006127 DE4006127A1 (de) 1990-02-27 1990-02-27 Modifizierte ethylen/vinylacetat-copolymerisat mit erhoehter flexibilitaet bei niedriger temperatur
DE4006127.2 1990-02-27

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JPH04216851A true JPH04216851A (ja) 1992-08-06

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JP5020191A Pending JPH04216851A (ja) 1990-02-27 1991-02-25 低温可撓性の増加した改質エチレン/酢酸ビニル共重合体

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