JPH04216717A - 合成樹脂製斜面押さえフレーム - Google Patents
合成樹脂製斜面押さえフレームInfo
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- JPH04216717A JPH04216717A JP41156190A JP41156190A JPH04216717A JP H04216717 A JPH04216717 A JP H04216717A JP 41156190 A JP41156190 A JP 41156190A JP 41156190 A JP41156190 A JP 41156190A JP H04216717 A JPH04216717 A JP H04216717A
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、護岸工事や盛土工事等
において、法面等の斜面に格子状に配設されて、該斜面
の土止め等に使用される合成樹脂製斜面押さえフレーム
に関するものである。
において、法面等の斜面に格子状に配設されて、該斜面
の土止め等に使用される合成樹脂製斜面押さえフレーム
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、山間部における道路工事や宅
地造成工事等における法面等の急傾斜面における土砂の
崩壊を防止したり、或いは斜面に植えられた芝生等の保
全対策として、十字形状に形成された多数個のコンクリ
ート製フレームを法面上に格子状に連続する状態で配置
すると共に、各フレームをアンカーボルトによって固定
することにより、これらフレームによって斜面を押圧す
ることにより、土砂の破壊を防止する斜面安定工事が一
般に行われている。
地造成工事等における法面等の急傾斜面における土砂の
崩壊を防止したり、或いは斜面に植えられた芝生等の保
全対策として、十字形状に形成された多数個のコンクリ
ート製フレームを法面上に格子状に連続する状態で配置
すると共に、各フレームをアンカーボルトによって固定
することにより、これらフレームによって斜面を押圧す
ることにより、土砂の破壊を防止する斜面安定工事が一
般に行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術のフレームはコンクリートにより中実に形成さ
れているため重量が非常に大きいものとなる。従って、
フレームを斜面上に運び上げるにはクレーン等の建設機
械が不可欠であるばかりか、フレーム設置作業に多大な
時間と労力を要することになり、工期が長くかかるだけ
でなく、工費の削減も困難であるなど施工性に問題点が
多い。中でも山間部のように満足な道路も敷設されてい
ないような施工条件下においては、傾斜地にフレームを
運び上げる作業は全て人力によるしかなく、その保全対
策は困難を極めるものであった。
従来技術のフレームはコンクリートにより中実に形成さ
れているため重量が非常に大きいものとなる。従って、
フレームを斜面上に運び上げるにはクレーン等の建設機
械が不可欠であるばかりか、フレーム設置作業に多大な
時間と労力を要することになり、工期が長くかかるだけ
でなく、工費の削減も困難であるなど施工性に問題点が
多い。中でも山間部のように満足な道路も敷設されてい
ないような施工条件下においては、傾斜地にフレームを
運び上げる作業は全て人力によるしかなく、その保全対
策は困難を極めるものであった。
【０００４】このような施工上の不利不便の改善策とし
て、従来、４本のフレーム材を端部どうしを継手を用い
て十字状に連結できるように構成して、作業現場におい
て各フレーム材を組み立てられるようにした合成樹脂製
フレームが開発されてはいるが、この種従来のフレーム
は芝生等の植生土壌面の保全のように比較的強度を必要
としない分野に利用されるに留まるもので、一般的な傾
斜面の保全工事には到底採用し得ないものであった。
て、従来、４本のフレーム材を端部どうしを継手を用い
て十字状に連結できるように構成して、作業現場におい
て各フレーム材を組み立てられるようにした合成樹脂製
フレームが開発されてはいるが、この種従来のフレーム
は芝生等の植生土壌面の保全のように比較的強度を必要
としない分野に利用されるに留まるもので、一般的な傾
斜面の保全工事には到底採用し得ないものであった。
【０００５】本発明は、足場の悪い山間地は勿論のこと
、種々の斜面保全の施工形態のいずれにも適し、しかも
軽量、堅固で作業性に優れた合成樹脂製斜面押さえフレ
ームの提供を目的とするものである。
、種々の斜面保全の施工形態のいずれにも適し、しかも
軽量、堅固で作業性に優れた合成樹脂製斜面押さえフレ
ームの提供を目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、略上半部に嵌合凹溝１１ａを設け且つ該凹
溝１１ａの底面から下面に貫通するボルト挿通孔１１ｂ
を設けてなる中空ブロック体１１の両側に一定長さを有
する中空フレーム部１２，１２を突設してなる下フレー
ム材１と、下半部に上記嵌合凹溝１１ａと係合合致する
嵌合凹溝２１ａを設け且つ上面中央からこの嵌合凹溝２
１ａに貫通するボルト挿通孔２１ｂを設けてなる中空ブ
ロック体２１の両側に一定長さを有する中空フレーム部
２２，２２を突設してなる上フレーム材２とからなり、
これら上下フレーム材１，２の嵌合凹溝１１ａ，２１ａ
どうしを互いに嵌合して中空フレーム部１２，１２，２
２，２２を中空ブロック体１１，２１の四方に十字状に
突設状態で係合させるように構成したことを特徴とする
ものである。また、上記上下フレーム材１，２のボルト
挿通孔１１ｂ，２１ｂ間に亘って金属製筒体３を挿通す
るように構成してもよく、更に、上下フレーム材１，２
の外面適宜個所に、それぞれ該フレーム材１，２の内部
に貫通するコンクリート注入用孔５，５…５が穿設し、
斜面への設置後、各フレーム材１，２中にコンクリート
を充填して強度を向上させるようにしてもよい。
に本発明は、略上半部に嵌合凹溝１１ａを設け且つ該凹
溝１１ａの底面から下面に貫通するボルト挿通孔１１ｂ
を設けてなる中空ブロック体１１の両側に一定長さを有
する中空フレーム部１２，１２を突設してなる下フレー
ム材１と、下半部に上記嵌合凹溝１１ａと係合合致する
嵌合凹溝２１ａを設け且つ上面中央からこの嵌合凹溝２
１ａに貫通するボルト挿通孔２１ｂを設けてなる中空ブ
ロック体２１の両側に一定長さを有する中空フレーム部
２２，２２を突設してなる上フレーム材２とからなり、
これら上下フレーム材１，２の嵌合凹溝１１ａ，２１ａ
どうしを互いに嵌合して中空フレーム部１２，１２，２
２，２２を中空ブロック体１１，２１の四方に十字状に
突設状態で係合させるように構成したことを特徴とする
ものである。また、上記上下フレーム材１，２のボルト
挿通孔１１ｂ，２１ｂ間に亘って金属製筒体３を挿通す
るように構成してもよく、更に、上下フレーム材１，２
の外面適宜個所に、それぞれ該フレーム材１，２の内部
に貫通するコンクリート注入用孔５，５…５が穿設し、
斜面への設置後、各フレーム材１，２中にコンクリート
を充填して強度を向上させるようにしてもよい。
【０００７】
【作用】下フレーム材１と上フレーム材２は分割状態の
ままで斜面上の設置位置まで運び上げた後、下フレーム
材１の嵌合凹溝１１ａに上フレーム材２の嵌合凹溝２１
ａを嵌合させて、各中空フレーム部１２，１２，２２，
２２を中空ブロック体１１，２１の四方に十字状に突設
状態で係合させ、更にこの係合状態で連通する両フレー
ム材１，２のボルト挿通孔１１ｂ，２１ｂ間に亘って金
属製筒体３を挿入し、該筒体３にアンカーボルト４を挿
通するか、或いは該挿通孔１１ｂ，２１ｂに直接アンカ
ーボルト４を挿通し、且つ該ボルト４を土中に打ち込む
ことにより両フレーム材１，２を斜面上に固定するもの
である。
ままで斜面上の設置位置まで運び上げた後、下フレーム
材１の嵌合凹溝１１ａに上フレーム材２の嵌合凹溝２１
ａを嵌合させて、各中空フレーム部１２，１２，２２，
２２を中空ブロック体１１，２１の四方に十字状に突設
状態で係合させ、更にこの係合状態で連通する両フレー
ム材１，２のボルト挿通孔１１ｂ，２１ｂ間に亘って金
属製筒体３を挿入し、該筒体３にアンカーボルト４を挿
通するか、或いは該挿通孔１１ｂ，２１ｂに直接アンカ
ーボルト４を挿通し、且つ該ボルト４を土中に打ち込む
ことにより両フレーム材１，２を斜面上に固定するもの
である。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図１〜図３に示したこの実施例に係る斜面押
さえフレームは、上下に分割された一対のフレーム材１
，２と、金属製筒体３とにより構成されている。
説明する。図１〜図３に示したこの実施例に係る斜面押
さえフレームは、上下に分割された一対のフレーム材１
，２と、金属製筒体３とにより構成されている。
【０００９】上下フレーム材１，２はいずれも略一定肉
厚に成形された合成樹脂成型品であって、それぞれ平面
視正方形状に形成された中空ブロック体１１，２１の両
側に、斜面押さえ用の中空フレーム部１２，１２，２２
，２２を突設してなるものである。上記下フレーム材１
の中空ブロック体１１の上半部には該ブロック体１１の
略半分の高さを有する嵌合凹溝１１ａが中空フレーム部
１２，１２と直交する方向に設けられていると共に、該
嵌合凹溝１１ａの底面中心部にボルト挿通孔１１ｂが上
下方向に貫通形成されている。また各中空フレーム部１
２はいずれも上面が基端側から先端側に向かって漸次低
くなる緩傾斜面に形成され、且つ先端側に向かって漸次
幅狭く形成されてなるものである。更に中空ブロック体
１１及び各中空フレーム部１２，１２の内部には補強リ
ブ１３が十字状に形成され、これによって中空に形成さ
れた下フレーム材１の剛性を保持している。
厚に成形された合成樹脂成型品であって、それぞれ平面
視正方形状に形成された中空ブロック体１１，２１の両
側に、斜面押さえ用の中空フレーム部１２，１２，２２
，２２を突設してなるものである。上記下フレーム材１
の中空ブロック体１１の上半部には該ブロック体１１の
略半分の高さを有する嵌合凹溝１１ａが中空フレーム部
１２，１２と直交する方向に設けられていると共に、該
嵌合凹溝１１ａの底面中心部にボルト挿通孔１１ｂが上
下方向に貫通形成されている。また各中空フレーム部１
２はいずれも上面が基端側から先端側に向かって漸次低
くなる緩傾斜面に形成され、且つ先端側に向かって漸次
幅狭く形成されてなるものである。更に中空ブロック体
１１及び各中空フレーム部１２，１２の内部には補強リ
ブ１３が十字状に形成され、これによって中空に形成さ
れた下フレーム材１の剛性を保持している。
【００１０】一方、上フレーム材２は中空ブロック体２
１の中心部にボルト挿通孔２１ｂを形成している点、並
びに該ブロック体２１及びフレーム２２，２２の内部に
補強リブ２３が形成されている点で上記下フレーム材１
と構成が共通しているが、中空ブロック体２１の嵌合凹
溝２１ａが該ブロック体２１の下半部に形成されている
点のみ相違している。このような構成を有する上下フレ
ーム材１，２の各部寸法は工事の種類等によって適宜設
定できるが、図示例ではそれぞれ全長Ｌ：３０００ｍｍ
程度、最大高さＨ：５００ｍｍ程度、最大幅Ｗ：５００
ｍｍ程度に設定されている。また、これらのフレーム材
１，２を構成する合成樹脂材料としては、ナイロン等の
ポリアミド系樹脂、ＤＣＰＤ（シクロペンタジエン系樹
脂）、ポリカーボネイト樹脂、フィラー入りＦＲＰ樹脂
等の強度に優れる硬質樹脂が好適である。
１の中心部にボルト挿通孔２１ｂを形成している点、並
びに該ブロック体２１及びフレーム２２，２２の内部に
補強リブ２３が形成されている点で上記下フレーム材１
と構成が共通しているが、中空ブロック体２１の嵌合凹
溝２１ａが該ブロック体２１の下半部に形成されている
点のみ相違している。このような構成を有する上下フレ
ーム材１，２の各部寸法は工事の種類等によって適宜設
定できるが、図示例ではそれぞれ全長Ｌ：３０００ｍｍ
程度、最大高さＨ：５００ｍｍ程度、最大幅Ｗ：５００
ｍｍ程度に設定されている。また、これらのフレーム材
１，２を構成する合成樹脂材料としては、ナイロン等の
ポリアミド系樹脂、ＤＣＰＤ（シクロペンタジエン系樹
脂）、ポリカーボネイト樹脂、フィラー入りＦＲＰ樹脂
等の強度に優れる硬質樹脂が好適である。
【００１１】更に、金属製筒体３は必要に応じ、上下フ
レーム材１，２のボルト挿通孔１１ｂ，２１ｂ間に亘っ
て挿通されるもので、上端開口部周縁にフランジ３ａを
突設してなるものである。この筒体３のフランジ３ａは
図１に示すように、上フレーム材２の中空ブロック体２
１の上面と略同大同形状の方形状に形成すれば、アンカ
ーボルト４の打ち込みによって該フランジ３ａに加わる
圧締力を中空ブロック体２１の上面に均等に分散できる
利点がある。尚、本発明では上記筒体３のフランジ３ａ
を図８に示すように、リング状のものとしてもよい。
レーム材１，２のボルト挿通孔１１ｂ，２１ｂ間に亘っ
て挿通されるもので、上端開口部周縁にフランジ３ａを
突設してなるものである。この筒体３のフランジ３ａは
図１に示すように、上フレーム材２の中空ブロック体２
１の上面と略同大同形状の方形状に形成すれば、アンカ
ーボルト４の打ち込みによって該フランジ３ａに加わる
圧締力を中空ブロック体２１の上面に均等に分散できる
利点がある。尚、本発明では上記筒体３のフランジ３ａ
を図８に示すように、リング状のものとしてもよい。
【００１２】次に、上記構成の斜面押さえフレームを用
いた斜面保全工事の施工方法の一例を説明すると、例え
ば施工済の法面のような平坦な斜面上の所定位置に下フ
レーム材１を設置し、次いでこの下フレーム材１の嵌合
凹溝１１ａに上フレーム材２の嵌合凹溝２１ａを嵌合さ
せることにより、両フレーム材１，２の中空フレーム部
１２，１２，２２，２２を中空ブロック体１１，２１の
四方に十字状に突設状態で係合させる。そして、この状
態で斜面上に設置された上下フレーム材１，２のボルト
挿通孔１１ｂ、２１ｂに亘って金属製筒体３を嵌入し、
該挿通孔１１ｂ、２１ｂを通じてアンカーボルト４を土
中に打ち込むことにより固定する。このようにして斜面
上に複数のフレームを中空フレーム部１２，１２，２２
，２２の端部どうしが隣接するように四方に連続して固
定することにより、格子状に敷設することができる。
いた斜面保全工事の施工方法の一例を説明すると、例え
ば施工済の法面のような平坦な斜面上の所定位置に下フ
レーム材１を設置し、次いでこの下フレーム材１の嵌合
凹溝１１ａに上フレーム材２の嵌合凹溝２１ａを嵌合さ
せることにより、両フレーム材１，２の中空フレーム部
１２，１２，２２，２２を中空ブロック体１１，２１の
四方に十字状に突設状態で係合させる。そして、この状
態で斜面上に設置された上下フレーム材１，２のボルト
挿通孔１１ｂ、２１ｂに亘って金属製筒体３を嵌入し、
該挿通孔１１ｂ、２１ｂを通じてアンカーボルト４を土
中に打ち込むことにより固定する。このようにして斜面
上に複数のフレームを中空フレーム部１２，１２，２２
，２２の端部どうしが隣接するように四方に連続して固
定することにより、格子状に敷設することができる。
【００１３】また、本発明では例えば第２図に想像線で
示すように、上下フレーム１，２の上面適宜個所にコン
クリート注入用孔５，５…５を穿設し、該フレーム材１
，２を斜面に敷設した後、上記コンクリート注入用孔５
，５…５から各フレーム１，２の内部にコンクリートを
注入、充填して、斜面押圧作用を向上させるようにして
もよい。
示すように、上下フレーム１，２の上面適宜個所にコン
クリート注入用孔５，５…５を穿設し、該フレーム材１
，２を斜面に敷設した後、上記コンクリート注入用孔５
，５…５から各フレーム１，２の内部にコンクリートを
注入、充填して、斜面押圧作用を向上させるようにして
もよい。
【００１４】更に、上下フレーム１，２内に設けられて
いる補強リブ１３の形状並びに配置構成は上記実施例に
限定されるものではなく、適宜設計変更が可能である。
いる補強リブ１３の形状並びに配置構成は上記実施例に
限定されるものではなく、適宜設計変更が可能である。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の斜面押さ
えフレームは、合成樹脂からなるものであるから、コン
クリート製フレームと比較して極めて軽量且つ安価に作
製できるものであり、しかも上下フレーム材１，２に分
割されているので、上下の分割フレーム材１，２を個別
に斜面上に運び上げることができる。従って、山間地の
ように狭隘で作業条件の悪い施工場所においても、人力
で運び上げて、傾斜地に設置できる。
えフレームは、合成樹脂からなるものであるから、コン
クリート製フレームと比較して極めて軽量且つ安価に作
製できるものであり、しかも上下フレーム材１，２に分
割されているので、上下の分割フレーム材１，２を個別
に斜面上に運び上げることができる。従って、山間地の
ように狭隘で作業条件の悪い施工場所においても、人力
で運び上げて、傾斜地に設置できる。
【００１６】そして、下フレーム材１は、略上半部に嵌
合凹溝１１ａを設け且つ該凹溝１１ａの底面から下面に
貫通するボルト挿通孔１１ｂを設けてなる中空ブロック
体１１の両側に一定長さを有する中空フレーム部１２，
１２を突設してなるものとし、また、上フレーム材２は
、下半部に下フレーム材１の嵌合凹溝１１ａと係合合致
する嵌合凹溝２１ａを設け且つ上面中央からこの嵌合凹
溝２１ａに貫通するボルト挿通孔２１ｂを設けてなる中
空ブロック体２１の両側に一定長さを有する中空フレー
ム部２２，２２を突設してなるものとしているので、こ
れら上下フレーム材１，２を斜面上の設置場所に運び上
げた後、下フレーム材１の嵌合凹溝１１ａに上フレーム
材２の嵌合凹溝２１ａを嵌合するだけの簡単な組立作業
により、中空フレーム部１２，１２，２２，２２を中空
ブロック体１１，２１の四方に十字状に突設状態で強固
に係合させることができ、この組立状態から両フレーム
材１，２のボルト挿通孔１１ｂ，２１ｂを通じてアンカ
ーボルト４を土中に打ち込むことにより、両フレーム材
１，２を保全しようとする斜面に強力に押し付けること
ができるものである。
合凹溝１１ａを設け且つ該凹溝１１ａの底面から下面に
貫通するボルト挿通孔１１ｂを設けてなる中空ブロック
体１１の両側に一定長さを有する中空フレーム部１２，
１２を突設してなるものとし、また、上フレーム材２は
、下半部に下フレーム材１の嵌合凹溝１１ａと係合合致
する嵌合凹溝２１ａを設け且つ上面中央からこの嵌合凹
溝２１ａに貫通するボルト挿通孔２１ｂを設けてなる中
空ブロック体２１の両側に一定長さを有する中空フレー
ム部２２，２２を突設してなるものとしているので、こ
れら上下フレーム材１，２を斜面上の設置場所に運び上
げた後、下フレーム材１の嵌合凹溝１１ａに上フレーム
材２の嵌合凹溝２１ａを嵌合するだけの簡単な組立作業
により、中空フレーム部１２，１２，２２，２２を中空
ブロック体１１，２１の四方に十字状に突設状態で強固
に係合させることができ、この組立状態から両フレーム
材１，２のボルト挿通孔１１ｂ，２１ｂを通じてアンカ
ーボルト４を土中に打ち込むことにより、両フレーム材
１，２を保全しようとする斜面に強力に押し付けること
ができるものである。
【００１７】また、本発明では請求項２に記載の金属製
筒体３を係合状態の上下フレーム材１，２の嵌合凹溝１
１ａ，２１ａに嵌挿して合成樹脂材面を保護することに
より、施工の信頼性並びに耐久性を一層向上できるもの
である。
筒体３を係合状態の上下フレーム材１，２の嵌合凹溝１
１ａ，２１ａに嵌挿して合成樹脂材面を保護することに
より、施工の信頼性並びに耐久性を一層向上できるもの
である。
【００１８】更に、請求項３によるときは、上下フレー
ム材１，２の外面適宜個所に、それぞれ該フレーム材１
，２の内部に貫通するコンクリート注入用孔５，５…５
を穿設しているので、斜面への設置後、各フレーム材１
，２中にコンクリートを充填して強度を向上させること
ができ、特に強度を必要とする工事にも対応できるもの
である。
ム材１，２の外面適宜個所に、それぞれ該フレーム材１
，２の内部に貫通するコンクリート注入用孔５，５…５
を穿設しているので、斜面への設置後、各フレーム材１
，２中にコンクリートを充填して強度を向上させること
ができ、特に強度を必要とする工事にも対応できるもの
である。
【００１９】以上のように本発明によれば、足場の悪い
山間地は勿論のこと、種々の斜面保全の施工形態のいず
れにも対応でき、しかも軽量、堅固で作業性に優れた合
成樹脂製斜面押さえフレームを提供できるという従来に
ない優れた効果を発揮するものとなった。
山間地は勿論のこと、種々の斜面保全の施工形態のいず
れにも対応でき、しかも軽量、堅固で作業性に優れた合
成樹脂製斜面押さえフレームを提供できるという従来に
ない優れた効果を発揮するものとなった。
【図１】本発明の実施例を示す分解斜視図。
【図２】同組立状態の斜視図。
【図３】下フレーム材の一部切欠平面図。
【図４】下フレーム材の縦断面図。
【図５】上フレーム材の縦断面図。
【図６】施工状態を示す要部平面図。
【図７】施工状態を示す要部断面図。
【図８】金属筒体の変形例を示す要部斜視図。
１ 下フレーム材
１１ 下フレーム材の中空ブロック体１１ａ
下フレーム材の嵌合凹溝 １１ｂ 下フレーム材のボルト挿通孔１２ 下
フレーム材の中空フレーム部２ 上フレーム材 ２１ 上フレーム材の中空ブロック体２１ａ
上フレーム材の嵌合凹溝 ２１ｂ 上フレーム材のボルト挿通孔２２ 上
フレーム材の中空フレーム部３ 金属製筒体 ５ コンクリート注入用孔
下フレーム材の嵌合凹溝 １１ｂ 下フレーム材のボルト挿通孔１２ 下
フレーム材の中空フレーム部２ 上フレーム材 ２１ 上フレーム材の中空ブロック体２１ａ
上フレーム材の嵌合凹溝 ２１ｂ 上フレーム材のボルト挿通孔２２ 上
フレーム材の中空フレーム部３ 金属製筒体 ５ コンクリート注入用孔
Claims (3)
- 【請求項１】 略上半部に嵌合凹溝１１ａを設け且つ
該凹溝１１ａの底面から下面に貫通するボルト挿通孔１
１ｂを設けてなる中空ブロック体１１の両側に一定長さ
を有する中空フレーム部１２，１２を突設してなる下フ
レーム材１と、下半部に上記嵌合凹溝１１ａと係合合致
する嵌合凹溝２１ａを設け且つ上面中央からこの嵌合凹
溝２１ａに貫通するボルト挿通孔２１ｂを設けてなる中
空ブロック体２１の両側に一定長さを有する中空フレー
ム部２２，２２を突設してなる上フレーム材２とからな
り、これら上下フレーム材１，２の嵌合凹溝１１ａ，２
１ａどうしを互いに嵌合して中空フレーム部１２，１２
，２２，２２を中空ブロック体１１，２１の四方に十字
状に突設状態で係合させるように構成したことを特徴と
する合成樹脂製斜面押さえフレーム。 - 【請求項２】 上下フレーム材１，２のボルト挿通孔
１１ｂ，２１ｂ間に亘って金属製筒体３を挿通するよう
に構成されている請求項１の合成樹脂製斜面押さえフレ
ーム。 - 【請求項３】 上下フレーム材１，２の外面適宜個所
に、それぞれ該フレーム材１，２の内部に貫通するコン
クリート注入用孔５，５…５が穿設されている請求項１
の合成樹脂製斜面押さえフレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41156190A JPH04216717A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 合成樹脂製斜面押さえフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41156190A JPH04216717A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 合成樹脂製斜面押さえフレーム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04216717A true JPH04216717A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=18520546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41156190A Pending JPH04216717A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 合成樹脂製斜面押さえフレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04216717A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240479A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Sumikei-Nikkei Engineering Co Ltd | 受圧構造物 |
| JP2008303671A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Ibiden Greentec Co Ltd | 斜面の緑化と安定化構造及び斜面安定用受圧板 |
| JP2018199905A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | 日本基礎技術株式会社 | 吹付法枠の補修構造および補修方法 |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP41156190A patent/JPH04216717A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240479A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Sumikei-Nikkei Engineering Co Ltd | 受圧構造物 |
| JP2008303671A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Ibiden Greentec Co Ltd | 斜面の緑化と安定化構造及び斜面安定用受圧板 |
| WO2008152789A1 (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Ibiden Co., Ltd. | 斜面の緑化と安定化構造及び斜面安定用受圧板 |
| JP2018199905A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | 日本基礎技術株式会社 | 吹付法枠の補修構造および補修方法 |
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