JPH04215633A - 多重露光カメラ - Google Patents

多重露光カメラ

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JPH04215633A
JPH04215633A JP2402060A JP40206090A JPH04215633A JP H04215633 A JPH04215633 A JP H04215633A JP 2402060 A JP2402060 A JP 2402060A JP 40206090 A JP40206090 A JP 40206090A JP H04215633 A JPH04215633 A JP H04215633A
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順一 伊藤
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重露光カメラ、詳しく
は1回のレリーズ操作にて同一フィルム面上に2回露光
を行う多重露光カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】夜景、例えば大橋52をバックにして人
物51の夜間撮影を行う例を示す図10において、人物
51を適正露出にしてバックの大橋52を夜景らしく撮
影するには、遅いシャッタスピードでカメラに装着され
たストロボ54を発光させる、所謂スローシンクロ撮影
が有効である。この場合、人物51への露光はストロボ
発光で、またバックの大橋52への露光は、遅いシャッ
タスピードによる長時間露光で、それぞれ行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大橋52を
バックにして人物51の夜間撮影をスローシンクロで行
う上記図10の場合、人物51とバックの大橋52の両
方にピントを合わせるようにするためには、絞りを絞り
こんでこれら両者をカメラの被写界深度内に入れる必要
があるが、難しい問題があるのでこの点を図11によっ
て以下詳細に説明する。
【0004】一般に、人物51までの距離とストロボ5
4のGN0が決まっていれば、必然的に使用出来るカメ
ラの絞り値が制限されてしまう。そして、絞り値が決ま
れば、使用している撮影レンズの焦点距離に基づいて被
写界深度が定まる。
【0005】ここで決定された被写界深度で、有限距離
に位置する人物51と、∞距離に位置するバックの大橋
52とに同時にピントが合うか否かを検討すると、∞の
被写体と有限距離の被写体とを被写界深度内に収めるた
めには、カメラ技術ハンドブックに記載された下記(1
)式を満足するように、有限距離の被写体の位置をL0
 以下に設定する必要がある。
【0006】
【0007】 ここに、  Lo   :2×Lo の距離にピントが
合うようにレンズを設定するとき、         
       Lo 〜∞が被写界深度になるような距
離          f    :撮影レンズの焦点
距離          FNo :撮影レンズの明る
さ          δ    :許容錯乱円径上記
(1)式においてδ=1/30mmとしてLo を算出
すると、図11のようになる。仮に、カメラのストロボ
GN0を、 GN0=20 撮影レンズの焦点距離fを f=35mm 主要被写体である人物までの距離を5mとして撮影する
ものとすると、ISO100のフィルムを使用していれ
ば、設定されるべき絞りは、 GN0=FNo ×被写体距離        …… 
(2)より FNo =4 となる。このポイントは、図11上の点P1 の位置と
なり、 f=35(mm) に対応した直線l1 より上に位置するので、主要被写
体である人物51と背景である大橋52の双方にピント
が合うように撮影レンズを設定することができる。次に
、主要被写体である人物51を拡大したいために撮影レ
ンズの焦点距離fを、 f=50(mm) へ変更したとすると、図11の点P2 のポイントまで
絞りを変更しないと、バックの大橋52と人物51を被
写界深度内へ入れることはできない。このときの絞りは
、略8なので、上記(2)式よりストロボのGN0を4
0にしないと人物51の露出がアンダーになってしまう
【0008】しかしながら、ストロボのGN0は20と
仮定したので、外付ストロボがあれば話は変わるが、こ
のように、ストロボのGN0には制限があるので、絞り
の変更が許されないとすると、次に取るべき手段は、人
物51の位置を遠ざけて被写界深度内へ入れる、つまり
図11の点P3 のポイントまで人物51の位置をずら
すことである。
【0009】このときの被写体距離は約10mとなるの
で、主要被写体である人物51の拡大を意図して撮影レ
ンズの焦点距離を変化させると、この変化以上に被写体
距離を遠ざけないと被写界深度内に収めることができな
くなってしまい、ストロボのGN0にゆとりがない限り
、主要被写体を拡大して撮影したいという意図がうち砕
かれてしまうことになる。
【0010】以上述べたように、被写体が暗いために絞
りの設定値が制限されると、被写界深度のコントロール
に自由度がなくなり、使用出来るレンズの焦点距離が非
常に制限されることになる。上記の例では、撮影レンズ
の焦点距離が35mmと50mmの場合の比較で示した
が、図11に示されるように焦点距離が更に伸びると、
この種の困難は更に指数関数的に増大する。
【0011】即ち、夜景をバックにした人物のスローシ
ンクロ撮影においては、被写体輝度が低いため、通常の
自動露光や自動焦点制御が困難である。そこで、カメラ
に特殊な動作モード、例えば2重露光モードを設定し、
このモードがユーザにより選択されると、夜景撮影に有
効な露光秒時、絞り値にカメラの露出条件を固定し、ま
た、撮影レンズも特定の位置へ設定することにより夜景
撮影に対応している(特開平2−206326号、特開
平2−211710号参照)。この2重露光による撮影
手段を、図12(A),(B)により以下に説明する。
【0012】図12(A)に示すように、撮影レンズ5
5を主要被写体である、有限距離の人物51に合焦させ
、ストロボが同調可能な最も速い露光秒時でストロボ撮
影する。この1回目のストロボ撮影における露光秒時が
極めて速いため、バックの大橋52は殆ど露光されない
で、主要被写体である人物51のみの像がフィルム面5
6上に形成される。
【0013】次に、フィルムを捲き上げずに、図12(
B)に示すように、撮影レンズ55を∞位置に合焦させ
、背景である大橋52(以下、第2の被写体と呼称する
)に対してストロボ光を照射しないで適正露光になるよ
うな露光秒時で低速露光動作を行う。この2回目の露出
においては、主要被写体である人物51からの反射光は
殆どないので、フィルム面56上には、人物(以下、第
1の被写体と呼称する)を除いた部分に像が形成される
ことになる。その後、フィルムを捲き上げて次の撮影に
備える。
【0014】上記2重露光による従来の撮影操作では、
第1の被写体と第2の被写体とのそれぞれの写真を合成
するような効果を有するから、夜景撮影における初期の
目的を達することができる。しかしながら、このような
撮影操作を従来の多重露光可能なカメラで実行しようと
すれば、非常に煩雑な操作を必要とするし、また、撮影
時間も短くすませることができないため、主要被写体の
人物が疲れることになってしまう。
【0015】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、夜景撮影時に第1の被写体と第2の被写体との両方
にピントがあった写真を、自動的に素早く撮影できるよ
うにした多重露光カメラを提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の多重露
光カメラは、その概念を図1に示すように、1回のレリ
ーズ操作にて同一フィルム面上に2回露光を行う多重露
光カメラであって、合焦用レンズを光軸方向に進退させ
るレンズ駆動手段1と、シャッタおよび絞りを制御する
ことにより露光動作を行う露光手段2と、この露光手段
2に連動して、被写体にフラッシュ光を投射する閃光発
光手段3と、撮影画面内の第1の被写体について、少な
くとも合焦レンズの位置、絞り値および露光秒時を設定
する第1の設定手段4と、撮影画面内の、上記第1の被
写体よりも遠方にある第2の被写体について、少なくと
も合焦レンズの位置、絞り値および露光秒時を設定する
第2の設定手段5と、上記第1の被写体の撮影において
は、上記第1の設定手段4の設定値に従い少なくとも上
記レンズ駆動手段1による合焦レンズの位置調整動作と
上記閃光発光手段3および露光手段2による露光動作と
を実行し、上記第2の被写体の撮影においては、上記第
2の設定手段5の設定値に従い少なくとも上記レンズ駆
動手段1による合焦レンズの位置調整動作と上記露光手
段2による露光動作とを実行する制御手段6と、を具備
することを特徴とするものである。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図2は本発明の第1実施例を示す多重露光カメラ
のブロック構成図で、マイクロコンピュータ(以下μC
OMと略記する)37は、システム全体のシーケンス制
御や各種の演算を行う。
【0018】表示回路38は、各種動作モードの表示や
、μCOM37で算出された露出データの表示を行う。 また、レリーズスイッチ39は、二段ストロークのスイ
ッチで、一段目のスイッチ信号で測距、測光動作等をμ
COM37が実行し、二段目のスイッチ信号で露光動作
を行う。
【0019】設定スイッチ40は、カメラの動作モード
、露出条件の設定等に使用される。また、フィルム感度
読み取り回路41は、フィルムのDXコードを読み取り
、Sv 信号をμCOM37へ送出する。
【0020】記憶手段42は、フィルムのコマ数やカメ
ラの動作モード等、電源がオフしても記憶しておく必要
があるデータを記憶するための不揮発性メモリである。
【0021】測光処理回路29は、SPD30等の受光
素子の光電流より被写体輝度を検知して、Bv 信号を
μCOM37へ送出する。
【0022】フィルム制御手段34は、フィルム32の
自動巻き上げ、自動巻き戻し等の制御に使用される。ま
た、シャッタ制御手段35は、μCOM37の信号に基
づきフォーカルプレーンシャッタ31の先幕と後幕の制
御を行う。更に、ミラー制御手段33は、クイックリタ
ーンミラー25のアップ/ダウン動作を制御する。
【0023】焦点検出手段36は、焦点ズレ量を検出す
るために必要なデータをμCOM37へ送出する。する
と、μCOM37は、このデータより焦点を合わせるた
めに必要なフォーカスレンズ15の移動量を算出し、こ
の移動量を第1のエンコーダ13で検知しながら、モー
タ制御回路21を介して第1のモータ19を制御する。   上記設定スイッチ40の1つであるPF(パワーフ
ォーカス)操作スイッチをユーザーが操作したときは、
この操作信号に基づきμCOM37は第1のモータ19
を制御して、フォーカスレンズ15を駆動する。
【0024】上記設定スイッチ40の1つであるPZ(
パワーズーム)操作スイッチをユーザーが操作したとき
は、この操作信号に基づき、μCOM37はモータ制御
回路21を介して第2のモータ20を制御し、これによ
ってズームレンズ16が光軸方向に移動し、撮影レンズ
の焦点距離が変化する。すると、μCOM37は、第2
のエンコーダ14により、この焦点距離を検出する。
【0025】絞り制御手段24は、μCOM37の算出
したAv 値に基づき絞り22の制御を行う。
【0026】ストロボ制御回路12は、μCOM37の
制御信号により昇圧回路を動かして、ストロボのメイン
コンデンサに発光に必要な電荷を蓄積する。そして、発
光信号がμCOM37より送出されると、クセノン管1
1にトリガ信号を与えて、ストロボ発光させる。
【0027】このように構成された本実施例の動作を図
3以下のフローチャートのフローチャートにより以下に
説明する。
【0028】図3は、本第1実施例における撮影モード
を中心としたメインフローのフローチャートで、カメラ
の電源がオンすると、μCOM37(図2参照)はパワ
ーオンリセットして初期化される。
【0029】ステップA010では、設定スイッチ40
の状態を読み込んでカメラの動作モードを決定し、該動
作モードを表示回路38により表示する。なお、本発明
の夜景モードもここで設定される。
【0030】ステップA012では、夜景モードである
か否かを判断し、夜景モードなら、ステップA050へ
、夜景モード以外のモードのときはステップA014へ
、それぞれ分岐する。
【0031】このステップA014では、測光処理回路
29よりBv 値を、フィルム感度読み取り回路41よ
りSv 値を、それぞれ読み出す。そして、カメラの露
出モードに合わせて、Bv 値とSv 値および第2の
エンコーダ14より得られるレンズ焦点距離データから
露出に必要なTv 値,Av 値を算出し、このTv 
値,Av 値を表示回路38により表示する(ステップ
A016)。
【0032】ステップA018では、レリーズスイッチ
39の状態を判断し、レリーズスイッチの一段目(以下
、1Rスイッチと呼称する)がオンならステップA01
9へ、オフならステップA017へ、それぞれ分岐する
。このステップA017では、AFロックフラグをリセ
ットして上記ステップA010にリターンする。つまり
1Rスイッチがオフの場合は、設定スイッチ40の読み
込みと、測光とだけを実行していることになる。
【0033】ステップA019では、AFロックフラグ
の1/0を判断し、同フラグが1、つまりセットされて
いれば、測距動作が終了して被写体に合焦している状態
なので、ステップA032に分岐する。この場合再度測
距動作を実行するためには、1Rスイッチをオフし、上
記ステップA017でAFロックフラグをリセットする
必要がある。そして、1Rスイッチをオンすれば、AF
ロックフラグがリセットなので、ステップA020以下
のフローに進んで測距動作が行われる。
【0034】AFロックフラグがリセットしていて、ス
テップA020へ分岐したときは、焦点検出手段36か
ら得られたデータに基づき焦点のズレ量が算出される。
【0035】ステップA022では、焦点検出が可能か
否かが判断される。被写体が暗い場合やコントラストが
低い場合は、焦点検出ができなくてステップA024へ
分岐することがある。そして、このステップA024で
、表示回路38により測距不能の表示がなされ、その後
ステップA042にジャンプして夜景モードがリセット
される。
【0036】一方、上記ステップA022で焦点検出が
可能なら、ステップA026へ分岐する。このステップ
A026では、撮影レンズの焦点距離、絞り値等を考慮
し、焦点ズレ量に対して合焦/非合焦を判断する。
【0037】同ステップA026で非合焦と判断された
ら、ステップA028へ分岐し、焦点ズレ量をモータの
駆動量に変換して、このモータ駆動量と第1のエンコー
ダ13の出力とに基づきフォーカスレンズ15を駆動制
御する。制御終了後は、レンズが合焦しているか否かを
判断する必要があるので、再度焦点検知のルーチンを実
行させるため、上記ステップA010へジャンプする。
【0038】一方、上記ステップA026で合焦と判断
したら、AFロックフラグをセットした後、表示回路3
8により合焦表示を行う(ステップA027,A030
)。ステップA032ではレリーズスイッチ39の状態
判断を再度実行し、レリーズスイッチの二段目(以下、
2Rスイッチと呼称する)がオンならステップA034
へ、オフなら上記ステップA010へ、それぞれ分岐す
る。
【0039】上記ステップA034では、2重露光夜景
モードか否かを判断し、該モードでなければステップA
040へ分岐して後記図4で説明する“露出制御”のサ
ブルーチンがコールされる。このサブルーチンが終了す
ると、ステップA042に進み、夜景モードのときは該
モードがリセットされる。
【0040】以上は夜景モード以外の動作モードが選択
されたときのμCOM37の動作を示した。次に夜景モ
ードのときの動作を説明する。
【0041】上記ステップA012で夜景モードである
と判断されると、ステップA050へ分岐し、夜景モー
ドが2重露光夜景モードであるか否かが判断される。こ
の2重露光夜景モードとは、本発明の主旨にしたがう動
作モードである。
【0042】2重露光夜景モードでなければ、ステップ
A054へ分岐して通常の夜景モードが実行される。即
ち、フィルム感度読み取り回路41から得られたSv 
値を考慮して夜景撮影に適したTv 値,Av 値が算
出される。
【0043】ステップA056では、測距を行うことな
く夜景撮影に有利な位置へレンズを駆動制御する。そし
て、レリーズスイッチ39の状態を読み出して1Rスイ
ッチ、2Rスイッチともオンなら(ステップA058,
A060)、ステップA040に進んで“露出制御”の
サブルーチンが実行される。
【0044】上記ステップA050で2重露光夜景モー
ドであると判断されると、ステップA052に進んで第
1露光ステップおよび第2露光ステップにおける露光条
件が決定される。
【0045】即ち、第1露光ステップでは、ストロボを
発光して有限距離の第1の被写体に対して露光が行われ
るので、Tv 値はシャッタがストロボに対してシンク
ロ可能な最大値にセットされる。なお、ストロボの制御
方法はフラッシュマチックで行うと仮定する。従って、
Av 値は測距動作が終了後のステップA038で決定
されるものとする。
【0046】第2露光ステップでは、∞距離の第2の被
写体に対して露光されるので、Av 値は開放値がセッ
トされ、Tv 値はシンクロスピードより遅い適正値が
セットされる。この開放値はバックの夜景がきれいに撮
れるような固定値をISO感度に連動して設定する。
【0047】ステップA053では、第1露光ステップ
に必要なストロボ撮影のために、ストロボ制御回路へ充
電開始の信号を送る。次に、ステップA018へジャン
プする。このステップA018からステップA032ま
での測距動作についてはすでに説明したので、ここでの
説明を省略する。
【0048】測距動作が終了し、2Rスイッチがオンし
た状態から説明をつづける。ステップA034において
、2重露光夜景モードであると判断されると、ステップ
A036へ進んで、ストロボが発光可能な状態か否かを
判断する。メインコンデンサの充電が終了していないと
きは、充電が終了するまで、このステップA036で待
機する。
【0049】ステップA038では、測距終了時の第1
のエンコーダ13のデータより被写体距離を検出し、ガ
イドナンバと被写体距離よりストロボ発光時のAv 値
を算出する。そして、ステップA040へジャンプする
【0050】図4は、上記図3におけるステップA04
0のサブルーチン“露出制御”の詳細を示すフローチャ
ートで、ステップB010では、ミラー制御手段33を
通じてクイックリターンミラー25をミラーアップする
。また、ステップB012では、既に算出されたAv 
値に基づいて、絞り制御手段24を介して絞り22を設
定する。
【0051】ステップB014では既に算出されたTv
 値に基づき、秒時再生のためにμCOM37の内部の
タイマをスタートする。また、ステップB016では、
シャッタ制御手段35を介してフォーカルプレーンシャ
ッタ31の先幕をスタートさせる。
【0052】ステップB018においては、シャッタ秒
時がシンクロ可能な最高のシャッタスピードである1/
100(秒)より長いか短いかを判断する。
【0053】シャッタ秒時が1/100(秒)より短け
れば、ストロボは使用できないので、ステップB024
へ分岐してタイマが終了したか否かを判断する。そして
、タイマが終了していなければ、上記ステップB018
へ分岐し、タイマが終了していれば、ステップB026
へ進んで後幕をスタートさせる。
【0054】上記ステップB018で、1/100(秒
)よりTv が長いと判断されたら、ステップB020
でXスイッチの読み込みを行う。このXスイッチは、シ
ャッタに内蔵されたスイッチで、ストロボの発光タイミ
ングとシャッタが前回になるタイミングを合わせるため
のスイッチである。
【0055】Xスイッチがオンなら、ステップB022
へ進む。このステップB022では、ストロボのメイン
コンデンサが充電完了していれば、ストロボ制御回路へ
発光信号を送出してストロボ発光させる。
【0056】上記ステップB026で後幕のスタートが
終了すると、ステップB028で2重露光夜景モードが
選択されているか否かを判断する。該モードが選択され
ていれば、上記ステップB016〜B026は第1露光
ステップに相当し、このときのAv 値,Tv 値は第
1露光ステップ用に設定された値が使用される。
【0057】一方、2重露光夜景モードが選択されてい
なければ、第2露光ステップは不要なので、ステップB
044,B046に進んで、ミラー25をダウンすると
共に、絞り22を開放に戻す。そして、ステップB04
8で、シャッタ制御手段35により次回の撮影のために
シャッタチャージする。更に、ステップB050では、
フィルム制御手段34を介して、1コマ分のフィルムが
巻き上げられる。
【0058】ステップB052では、フィルムカウンタ
をカウントアップして表示回路38により表示すると共
に、記憶手段42にこのカウント値を記憶させる。上述
のような巻き上げ終了によりこの“露出制御”のサブル
ーチンは終了となる。
【0059】上記ステップB028に戻って、2重露光
夜景モードが選択されたときは、第2露光ステップに相
当するステップB030〜B042が実行される。この
ときのAv ,Tv 値は第2露光ステップ用に設定さ
れた値が使用される。
【0060】ステップB030では再度露出するために
シャッタチャージを行う。ステップB032では、後述
する理由によりレンズを∞位置へセットして∞の被写体
に対してピントが合うようにする。以下、ステップB0
34〜B042では絞りを再度設定し、タイマーをスタ
ートさせて、シャッタの先幕、後幕を制御する。
【0061】ところで、この図4のフローチャートにお
いて、第1露光ステップから第2露光ステップへ移行す
る際にミラーダウンしない理由は、ミラーのアップ/ダ
ウンによる振動によりカメラブレが生じることを恐れて
いるからである。
【0062】通常、ミラー制御、シャッタチャージ、絞
り制御等は、カメラの機構上一連のシーケンスで制御さ
れてしまうが、この発明における2重露光においては、
個々に分離して制御できるほうが望ましい。従って、ク
イックリターンミラーがないレンズシャッタの方が、こ
の点については有利になる。
【0063】ここで、上記図3,4の動作説明中の、第
1露光ステップにおいて測距動作を行い、第2露光ステ
ップではレンズを∞にセットした理由について以下に説
明する。
【0064】基本的には、測距動作を第2露光ステップ
で実行してもよいわけではあるが、測距動作を後にまわ
すと、第1露光ステップから第2露光ステップへ移行す
る際、測距時間の分だけタイムラグが生じるので、2重
露光を迅速に実行できない。
【0065】特に、一眼レフレックスカメラに主流のT
TL方式では、レンズが合焦ポイントに到達するまで何
回か測距のループを繰り返すため、タイムラグが大きい
問題になる。また、被写体の条件が悪いときは、測距が
できないこともありえる。
【0066】そうしたとき、第1露光ステップは終了し
ているが、第2露光ステップへは移行できないといった
不具合が発生する。あえて測距動作を第2露光ステップ
の前にもっていくときは、測距不能時にレンズをパンフ
ォーカス位置へセットし、強制的に第2露光ステップを
実行させるような工夫が必要になってくる。
【0067】次に本発明の第2実施例を示す多重露光カ
メラを図5〜8のフローチャートに基づいて説明する。 上記第1実施例においては、第1露光ステップおよび第
2露光ステップの撮影条件はμCOM37により自動的
に設定されていたが、この第2実施例においては、カメ
ラの操作者が第1,第2露光ステップでの撮影条件を自
由に設定できる点が異なる。つまり、バックの第2の被
写体のピント位置が∞でない場合、AFできない被写体
の場合、あるいは露光量を意図的に設定したい場合等、
操作者の自由な意志により撮影条件を決定できるように
している。
【0068】図5は、この第2実施例における撮影モー
ドを中心としたメインフローのフローチャートである。 カメラの電源がオンすると、μCOM37はパワーオン
リセットされて初期化される。
【0069】ステップD010、D012で設定スイッ
チ40の設定位置より連写2重露光モードであると判断
されるとステップD050へ、そうでないときはステッ
プD014へ、それぞれ分岐する。このステップD01
4からステップD040までの動作は、上記第1実施例
における図3のステップA014〜A040と同じにつ
き、その説明を省略する。
【0070】後記図6Aで説明する、ステップD050
の“撮影条件セット”のサブルーチンにおいては、カメ
ラの操作者が設定する第1露光ステップと第2露光ステ
ップの撮影条件がμCOM37に接続された記憶手段に
入力される。
【0071】ステップD052では、撮影条件中にスト
ロボの発光が要求されているか否かを判断し、ストロボ
発光を必要とするときは、ステップD054でストロボ
制御回路へメインコンデンサ充電のための信号を送出す
る。
【0072】ステップD056,D058においては、
レリーズスイッチ39の状態を読み込み、1Rスイッチ
と2Rスイッチが、オンならステップD060へ、1R
スイッチと2Rスイッチのいずれかあるいは両方がオフ
ならこのフローの先頭ステップD010へ、それぞれジ
ャンプする。
【0073】ステップD060では、ストロボ発光が要
求されているか否かを判断し、要求されていれば、ステ
ップD062においてストロボのメインコンデンサへの
充電が完了するまで待機する。その後、後記図7で説明
するステップD040に進んで設定された撮影条件でフ
ィルムへの露光動作が行われる。
【0074】図6Aは、上記図5におけるステップD0
50のサブルーチン“撮影条件セット”の詳細を示すフ
ローチャートである。なお、この図6Aにおいては、2
重露光における1回目の撮影動作で∞距離の第2の被写
体に対する長時間露光を、2回目の撮影動作で有限距離
の第1の被写体に対するストロボ撮影を、それぞれ行う
として説明する。
【0075】ステップE010では設定スイッチ40(
図2参照)の1つであるMEMOスイッチのオン・オフ
を判断している。このMEMOスイッチが押されると、
ステップE012,E016でMEMOモードの状態を
判断し、それぞれの処理を行うべく分岐する。
【0076】初めに、MEMOフラグ1が0なら非ME
MOモードと判断し、MEMOフラグ1をセットする(
ステップE014)。これにより2重露光の1回目の撮
影条件メモリモードに入る。この撮影は2重露光モード
なら第2の被写体に対する撮影となる。ステップE04
6では、MEMOフラグ1がセットされていると、第1
撮影条件メモリモードであることを撮影者に告知するた
めに、例えば図6Bのような表示を連続して行う。
【0077】次に、ステップE012,E016で第1
撮影条件メモリモードであると判断すると、ステップE
018に進んで、1回目の撮影条件、即ちシャッタスピ
ード,絞り,ストロボの使用可否,ズーム焦点距離及び
フォーカシングレンズ位置等のデータを、CPU内のR
AM、E2 PROM等に形成された第1のメモリに記
憶する。そして、ステップE020でMEMOフラグ2
をセットし、2重露光の2回目の撮影条件メモリモード
に入る。ステップE046では、このフラグにより第2
撮影条件メモリモードに入ったことを告知するために、
例えば上記図6Bに示す表示を点滅させる。
【0078】最後に、第2撮影条件メモリモードである
と判断した場合は、第1撮影条件メモリモードのときと
同様に、2回目の撮影条件を第2のメモリに記憶する(
ステップE022)。ただし、2回目の露出は人物撮影
用であるから、Tv 値はシンクロ速度に固定され、フ
ラッシュは強制発光となり、この2つは撮影者が設定で
きないものである。
【0079】そして、MEMOフラグ1、MEMOフラ
グ2をクリアして非MEMOモードに戻り、図6Bに示
す表示が消される。
【0080】上記第1及び第2のメモリには、予めデー
タがセットされている(例えば、パワーオン時に所定値
を書き込む、或いは、メモリがE2 PROMであれば
前回記憶したデータが残っている)ので、上記のデータ
設定処理を行わなくても2重露光撮影は可能である。ま
た逆に、データ設定処理を行うまでは、2重露光撮影を
禁止するようにしてもよい。
【0081】ステップE026以降の各ルーチンでは、
設定スイッチ40のZOOM、FOCUS、Tv 、A
v 、FLASH等の各スイッチによりズーム焦点距離
、フォーカシングレンズ位置、シャッタスピード、絞り
、フラッシュ発光の可否等のデータを変更する。そして
、ズームおよびフォーカシングレンズ位置に関しては、
それぞれのエンコーダ出力を、シャッタスピード、絞り
に関してはAPEX形式のデータ(Tv ,Av )を
、フラッシュ発光の有無に関しては発光許可フラグを、
それぞれ記憶するメモリ領域が3領域づつ用意されてい
る。即ち、2重露光用の上記第1及び第2のメモリと通
常撮影用の第3のメモリである。
【0082】ステップE028、E032、E036、
E044では、この第3のメモリのデータを変更してい
て、また上記ステップE018、E022では、第3の
メモリ内容を第1のメモリに退避している。従って、2
重露光の撮影条件設定は、MEMOスイッチ操作と通常
の撮影条件設定操作とを組み合わせることで簡単に実行
できる。尚、上記ステップE046では、図6Bに示す
表示の他に第3のメモリ内容をリアルタイムで表示する
ようにしている。
【0083】以上か“撮影条件セット”のサブルーチン
の説明であるが、上記第1および第2のメモリへのデー
タ記憶の順序は変えてもよく、また第1のメモリと第3
のメモリを兼用してもよい。
【0084】図7は、上記図5におけるステップD04
0のサブルーチン“露出制御”の詳細を示すフローチャ
ートである。ステップF010においては、連写2重露
光モードが選択されているか否かを判断し、連写2重露
光モードが選択されていなければ通常撮影なので、ステ
ップF034のサブルーチン“露出1”を実行してリタ
ーンする。連写2重露光モードが選択されていると、ス
テップF012へ進み、記憶手段から第1露光ステップ
の撮影条件を読み出す。
【0085】ステップF014,F016では、1回目
の露出の絞り値Av 、シャッタ秒時値Tv を、それ
ぞれAv1,Tv1に設定する。
【0086】ステップF018では、設定されたズーム
値に対応するレンズの焦点距離へ、第2のエンコーダ1
4(図2参照)の出力に基づいて第2のモータ20を制
御する。また、ステップF020では、設定された被写
体距離にピントが合うように、第1のエンコーダ13の
出力に基づき第1のモータ19を制御する。
【0087】撮影条件の設定終了後、第1露光ステップ
における1回目の露出がステップF022で実行される
【0088】ステップF024では、記憶手段から第2
露光ステップの撮影条件が読み出される。この撮影条件
に合わせて、ステップF026〜F032でカメラの状
態が再設定される。そして、ステップF034で、2回
目の露出が実行されて、2重露光が終了する。
【0089】図8は、上記図7におけるステップF02
2,F034のサブルーチン“露出2”、“露出1”の
詳細を示すフローチャートである。“露出2”のサブル
ーチンがコールされると、ステップG010でワインド
アップ禁止フラグがセットされ、“露出1”からのコー
ルではセットされない。ワインドアップ禁止フラグは2
重露光時の露出制御のためのフラグであって、このフラ
グがセットされていると、シャッタ制御終了後のミラー
ダウン、巻き上げ、フィルムカウントの処理が実行され
ないようになっている。つまり、2重露光の1回目の露
出制御のために設けられている。
【0090】ステップG012では、前記図2に示した
ミラー制御手段33を介してクイックリターンミラー2
5をミラーアップする。また、ステップG014では、
すでに算出もしくは操作者が設定したAv 値に基づい
て、絞り制御手段24を介して絞り22を設定する。
【0091】ステップG016では、シャッタ制御がバ
ルブであるか否かを判断し、バルブならステップG03
0へ分岐し、フォーカルプレーンシャッタ31の先幕を
スタートする。そして、ステップG032において、2
Rスイッチをモニタし、同スイッチがオフするまで後幕
のスタート(G040)を保留する。従って、2Rスイ
ッチがオンのあいだシャッタが開いたままとなる。
【0092】上記ステップG016に戻って、シャッタ
制御がバルブでなければステップG018に、進み既に
算出もしくは操作者が設定したTv 値に基づき、秒時
再生のためにμCOM37内部のタイマをスタートする
。 そして、ステップG020で先幕をスタートする。
【0093】ステップG022においては、シャッタ秒
時が1/100(秒)より長いか短いかを判別し、1/
100(秒)より短ければストロボは使用できないので
、ステップG028へ分岐してタイマが終了しているか
否かを判断する。タイマが終了していなければ、上記ス
テップG022へ戻り、終了していれば、ステップG0
40へ分岐して後幕をスタートさせる。
【0094】上記ステップG022で1/100(秒)
よりTv が長いと判断されれば、ステップG024に
進んでXスイッチの読み込みを行う。そして、Xスイッ
チがオンなら、ステップG026へ進み、撮影条件にス
トロボ発光があれば、ストロボ制御回路へ発光信号を送
出する。
【0095】ステップG040で後幕のスタートが終了
すると、ステップG042においてワインドアップ禁止
フラグの有無を判断する。該禁止フラグがリセットされ
ていれば、ステップG044においてミラーをダウンす
る。そして、絞りを開放へ戻し(ステップG046)、
再度露出するためにシャッタチャージする(ステップG
048)。
【0096】ステップG050においてもワインドアッ
プ禁止フラグの有無を判断し、同フラグがセットされて
いれば、フラグをリセットしてリターンする(ステップ
G060)。一方、同フラグがリセットされていれば、
ステップG052、G054においてフィルムの巻き上
げを行い、カウンタもカウントアップし、カウント表示
を変更してリターンする。
【0097】上記第2実施例では2重露光を操作者の設
定条件に従って自動的に実行する例を示したが、更に2
重露光以上の多重露光へ発展させることが可能である。
【0098】上記第1、第2実施例の機能を要約すると
、図9のようになる。即ち、2重露光する自動2重露出
手段45は、設定された2つの撮影条件に基づいて、第
1露光ステップと第2露光ステップを連続して実行する
【0099】第1露光ステップにおいては、第1の露光
ステップ実行手段46により、有限距離の第1の被写体
に対して自動焦点調整した後、高速秒時でストロボを発
光して、該第1の被写体に適正露光する。
【0100】第2露光ステップにおいては、第2露光ス
テップ実行手段47により、∞距離の第2の被写体にピ
ントが合うようにレンズを∞位置に設定した後、ストロ
ボを発光することなく低速秒時で露光する。
【0101】第1露光ステップおよび第2露光ステップ
の各撮影条件は、上記第1実施例に示したようにカメラ
側が自動的に設定するだけでなく、上記第2実施例に示
したように撮影者がマニュアル設定することもできる。
【0102】また、第1と第2の被写体の撮影順序は、
上記と逆でもよく、特定されるものではない。
【0103】上述の実施例によれば、従来操作者がマニ
ュアル的に実行していた2重露光を自動的に連続して行
うことにより、撮影が困難なシーンに対する撮影も可能
となる。また、1回目の露光条件と2回目の露光条件を
個々に操作者が設定して2重発光することも可能なので
、創作的な写真撮影にも対応でき、夜景撮影等の特殊な
撮影条件下における有効な撮影手段となる。
【0104】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、夜景
撮影時に、有限距離にある人物等からなる第1の被写体
の撮影において、第1の設定手段の設定値に従い、少な
くともレンズ駆動手段による合焦レンズの位置調整動作
と、閃光発光手段および露光手段による露光動作とを実
行し、バックの遠景等からなる第2の被写体の撮影にお
いては、第2の設定手段の設定値に従い、少なくとも上
記レンズ駆動手段による合焦レンズの位置調整動作と、
上記露光手段による露光動作を実行するようにしたので
、第1、第2の被写体の双方にピントがあった写真を、
自動的に素早く撮影できるという顕著な効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重露光カメラの概念図。
【図2】本発明の第1実施例を示す多重露光カメラのブ
ロック構成図。
【図3】第1実施例における撮影モードを中心としたメ
インフローのフローチャート。
【図4】上記図3におけるサブルーチン“露出制御”の
詳細を示すフローチャート。
【図5】第2実施例における撮影モードを中心としたメ
インフローのフローチャート。
【図6】Aは上記図5におけるサブルーチン“撮影条件
セット”の詳細を示すフローチャート。Bは撮影条件メ
モリモードを撮影者に告知するための表示例。
【図7】上記図5におけるサブルーチン“露出制御”の
詳細を示すフローチャート。
【図8】上記図7におけるサブルーチン“露出2”、“
露出1”の詳細を示すフローチャート。
【図9】第1、第2実施例の機能を要約したブロック図
【図10】被写界深度により夜景をバックに人物を夜間
撮影する例を示す斜視図。
【図11】カメラのFナンバと被写界深度との関係を示
す線図。
【図12】A,Bは2重露光により夜景をバックに人物
を夜間撮影する例を示す図。
【符号の説明】
1……レンズ駆動手段 2……露光手段 3……閃光発光手段 4……第1の設定手段 5……第2の設定手段 6……制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1回のレリーズ操作にて同一フィルム面上
    に2回露光を行う多重露光カメラにおいて、合焦用レン
    ズを光軸方向に進退させるレンズ駆動手段と、シャッタ
    および絞りを制御することにより露光動作を行う露光手
    段と、この露光手段に連動して、被写体にフラッシュ光
    を投射する閃光発光手段と、撮影画面内の第1の被写体
    について、少なくとも合焦レンズの位置、絞り値および
    露光秒時を設定する第1の設定手段と、撮影画面内の、
    上記第1の被写体よりも遠方にある第2の被写体につい
    て、少なくとも合焦レンズの位置、絞り値および露光秒
    時を設定する第2の設定手段と、  上記第1の被写体
    の撮影においては、上記第1の設定手段の設定値に従い
    少なくとも上記レンズ駆動手段による合焦レンズの位置
    調整動作と上記閃光発光手段および露光手段による露光
    動作とを実行し、上記第2の被写体の撮影においては、
    上記第2の設定手段の設定値に従い少なくとも上記レン
    ズ駆動手段による合焦レンズの位置調整動作と上記露光
    手段による露光動作とを実行する制御手段と、を具備す
    ることを特徴とする多重露光カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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