JPH04215600A - ワイヤ角度制御装置 - Google Patents
ワイヤ角度制御装置Info
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- JPH04215600A JPH04215600A JP40721390A JP40721390A JPH04215600A JP H04215600 A JPH04215600 A JP H04215600A JP 40721390 A JP40721390 A JP 40721390A JP 40721390 A JP40721390 A JP 40721390A JP H04215600 A JPH04215600 A JP H04215600A
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- 241000887125 Chaptalia nutans Species 0.000 claims abstract description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 30
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 28
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000004088 simulation Methods 0.000 abstract 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無重力模擬装置における
吊りワイヤの角度を制御する装置に関し、特に宇宙ロボ
ットや大型衛星等の多関節構造体が無重力空間で示す挙
動をハードウエア的に地上で模擬する装置において、ロ
ボット本体等を吊るワイヤの角度が常に鉛直になるよう
に制御するためのワイヤ角度制御装置に関するものであ
る。
吊りワイヤの角度を制御する装置に関し、特に宇宙ロボ
ットや大型衛星等の多関節構造体が無重力空間で示す挙
動をハードウエア的に地上で模擬する装置において、ロ
ボット本体等を吊るワイヤの角度が常に鉛直になるよう
に制御するためのワイヤ角度制御装置に関するものであ
る。
【0002】このようなワイヤ角度制御装置は、ワイヤ
の長さに無関係に精度が一定で配線の影響がないもので
あることが要望される。
の長さに無関係に精度が一定で配線の影響がないもので
あることが要望される。
【0003】
【従来の技術】地上においてロボット本体等をワイヤで
吊って無重力を模擬する装置においては、ワイヤによっ
てロボット本体を一定張力で吊って無重力状態としても
、ワイヤが傾いていると、張力の水平方向の分力が発生
するため、完全な無重力状態にはならない。
吊って無重力を模擬する装置においては、ワイヤによっ
てロボット本体を一定張力で吊って無重力状態としても
、ワイヤが傾いていると、張力の水平方向の分力が発生
するため、完全な無重力状態にはならない。
【0004】これに対して、従来、ワイヤの傾きを除去
するためワイヤの角度を制御する方法としては、次のよ
うなものが考案され、実施されてきた。■ ロボット
本体を支持するジンバル部に角度センサを取り付けてワ
イヤの傾きを検出し、ワイヤが鉛直になるように制御す
る。■ ロボット本体を支持するジンバル部にLED
等の発光体を取り付け、外部からCCDカメラ等によっ
てワイヤの傾きを測定し、ワイヤが鉛直になるように制
御する。
するためワイヤの角度を制御する方法としては、次のよ
うなものが考案され、実施されてきた。■ ロボット
本体を支持するジンバル部に角度センサを取り付けてワ
イヤの傾きを検出し、ワイヤが鉛直になるように制御す
る。■ ロボット本体を支持するジンバル部にLED
等の発光体を取り付け、外部からCCDカメラ等によっ
てワイヤの傾きを測定し、ワイヤが鉛直になるように制
御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の■,■の方法で
は、実験中にワイヤの長さが変わるとセンサの精度が変
化するという問題がある。またジンバル部にセンサがあ
るため、配線が必要であって、その配線の硬さ,重さに
よってロボット本体の動きを正確にシミュレーションす
ることができないという問題がある。
は、実験中にワイヤの長さが変わるとセンサの精度が変
化するという問題がある。またジンバル部にセンサがあ
るため、配線が必要であって、その配線の硬さ,重さに
よってロボット本体の動きを正確にシミュレーションす
ることができないという問題がある。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題を解決
しようとするものであって、ロボット本体等をワイヤで
吊って無重力を模擬する装置において、吊りワイヤの長
さに無関係に精度が一定で、かつ配線の影響がないよう
にすることが可能なワイヤ角度制御装置を提供すること
を目的としている。
しようとするものであって、ロボット本体等をワイヤで
吊って無重力を模擬する装置において、吊りワイヤの長
さに無関係に精度が一定で、かつ配線の影響がないよう
にすることが可能なワイヤ角度制御装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤ角度制御
装置は、物体をワイヤ吊架部からワイヤで吊って支持す
ることによって模擬的に無重力状態に保つ装置において
、物体を吊っているワイヤを白色バックランプで照射す
ることによって影像とするワイヤ照射手段と、このワイ
ヤをTVカメラでモニタした画面上において、左右どち
らかの端からのワイヤの上下の距離の差を検出すること
によってワイヤの傾きを測定する傾き検出手段とを設け
、この検出された傾きに応じてワイヤ吊架部を移動させ
てワイヤにおける張力の水平方向の分力を打ち消すこと
によって、物体を無重力状態に保つことを特徴とするも
のである。
装置は、物体をワイヤ吊架部からワイヤで吊って支持す
ることによって模擬的に無重力状態に保つ装置において
、物体を吊っているワイヤを白色バックランプで照射す
ることによって影像とするワイヤ照射手段と、このワイ
ヤをTVカメラでモニタした画面上において、左右どち
らかの端からのワイヤの上下の距離の差を検出すること
によってワイヤの傾きを測定する傾き検出手段とを設け
、この検出された傾きに応じてワイヤ吊架部を移動させ
てワイヤにおける張力の水平方向の分力を打ち消すこと
によって、物体を無重力状態に保つことを特徴とするも
のである。
【0008】また、本発明のワイヤ角度制御装置は、ワ
イヤ照射手段と傾き検出手段とを直交する2方向に対応
して設け、検出されたそれぞれの方向の傾きに対応して
ワイヤ吊架部を直交する2方向に移動させて、ワイヤに
おける張力の水平方向の分力を打ち消すことによって物
体を無重力状態に保つことを特徴とするものである。さ
らにまた本発明のワイヤ角度制御装置は、2方向の傾き
検出手段のうちの一方が、ワイヤの反射鏡を介した影像
によって他の方向の傾き検出手段におけると直交する方
向におけるワイヤの傾きを他方の傾き検出手段と同一の
画面内において測定することを特徴とするものである。
イヤ照射手段と傾き検出手段とを直交する2方向に対応
して設け、検出されたそれぞれの方向の傾きに対応して
ワイヤ吊架部を直交する2方向に移動させて、ワイヤに
おける張力の水平方向の分力を打ち消すことによって物
体を無重力状態に保つことを特徴とするものである。さ
らにまた本発明のワイヤ角度制御装置は、2方向の傾き
検出手段のうちの一方が、ワイヤの反射鏡を介した影像
によって他の方向の傾き検出手段におけると直交する方
向におけるワイヤの傾きを他方の傾き検出手段と同一の
画面内において測定することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】図8は、本発明を適用した宇宙ロボット模擬装
置を示したものであって、31はロボット本体を示し、
32はロボット本体を支持するジンバルである。ジンバ
ル32はワイヤ33を介して、張力機構34によって吊
り下げられている。張力機構34は、吊りアーム35を
介してX軸方向の移動台36に取り付けられている。移
動台36は図示されないX軸方向の吊りモータを駆動し
たとき、ねじ軸37の回転に応じてX軸方向に移動する
。ねじ軸37はY方向の移動台38に支えられていて、
図示されないY軸方向の吊りモータを駆動したとき、ね
じ軸39の回転に応じてY軸方向に移動する。40はワ
イヤ角度検出装置であって、ワイヤ33がワイヤ検出部
41を通過して吊り下げられるようになっている。42
はロボット本体の関節を結ぶリンクである。
置を示したものであって、31はロボット本体を示し、
32はロボット本体を支持するジンバルである。ジンバ
ル32はワイヤ33を介して、張力機構34によって吊
り下げられている。張力機構34は、吊りアーム35を
介してX軸方向の移動台36に取り付けられている。移
動台36は図示されないX軸方向の吊りモータを駆動し
たとき、ねじ軸37の回転に応じてX軸方向に移動する
。ねじ軸37はY方向の移動台38に支えられていて、
図示されないY軸方向の吊りモータを駆動したとき、ね
じ軸39の回転に応じてY軸方向に移動する。40はワ
イヤ角度検出装置であって、ワイヤ33がワイヤ検出部
41を通過して吊り下げられるようになっている。42
はロボット本体の関節を結ぶリンクである。
【0010】宇宙ロボット模擬装置においては、ロボッ
ト本体31は、ワイヤ33の張力が一定になるように張
力機構34によって制御された状態で、吊りアーム35
によって吊られているとともに、、吊りアーム35に内
蔵した直進用モータ(図示せず)と屈曲用モータ(図示
せず)とを計算をもとに制御して、Aに示す直進方向と
、Bに示す屈曲方向とに張力機構34を移動させて、張
力機構34がジンバル32の真上にくるようにして、ワ
イヤ33を鉛直に保つことによって、ロボット本体31
を無重力状態に保つ。他のジンバル部においても同様で
ある。
ト本体31は、ワイヤ33の張力が一定になるように張
力機構34によって制御された状態で、吊りアーム35
によって吊られているとともに、、吊りアーム35に内
蔵した直進用モータ(図示せず)と屈曲用モータ(図示
せず)とを計算をもとに制御して、Aに示す直進方向と
、Bに示す屈曲方向とに張力機構34を移動させて、張
力機構34がジンバル32の真上にくるようにして、ワ
イヤ33を鉛直に保つことによって、ロボット本体31
を無重力状態に保つ。他のジンバル部においても同様で
ある。
【0011】この際、ロボット本体の関節を結ぶリンク
42は柔軟性のある材料で作られているため、張力機構
34がジンバル32の真上にくるとは限らない。もしも
、吊りワイヤ33が鉛直でないと、張力の水平方向の分
力が生じて、無重力状態の模擬を行うことができない。 そのため、ワイヤ角度検出装置40を設けて、ワイヤ3
3の鉛直からの傾きを検出し、この傾きが常に0になる
ように吊りアーム35に内蔵した上述の直進用モータと
屈曲用モータを駆動して張力機構34を移動させる制御
を行うことよって、ロボット本体を常に完全な無重力状
態におくようにする。
42は柔軟性のある材料で作られているため、張力機構
34がジンバル32の真上にくるとは限らない。もしも
、吊りワイヤ33が鉛直でないと、張力の水平方向の分
力が生じて、無重力状態の模擬を行うことができない。 そのため、ワイヤ角度検出装置40を設けて、ワイヤ3
3の鉛直からの傾きを検出し、この傾きが常に0になる
ように吊りアーム35に内蔵した上述の直進用モータと
屈曲用モータを駆動して張力機構34を移動させる制御
を行うことよって、ロボット本体を常に完全な無重力状
態におくようにする。
【0012】図1は本発明の原理的構成を示したもので
あって、(A)は一部切り開き斜視図を示し、(B)は
モニタ画面を示したものである。13はワイヤ16を吊
るワイヤ吊架部、17はワイヤ16を撮像するTVカメ
ラ、21はワイヤ16を影像化する白色バックランプで
ある。
あって、(A)は一部切り開き斜視図を示し、(B)は
モニタ画面を示したものである。13はワイヤ16を吊
るワイヤ吊架部、17はワイヤ16を撮像するTVカメ
ラ、21はワイヤ16を影像化する白色バックランプで
ある。
【0013】図1の装置においては、物体をワイヤ吊架
部13からワイヤ16で吊って支持することによって模
擬的に無重力状態に保つ。この際、ワイヤ照射手段を設
けて、物体を吊っているワイヤ16を白色バックランプ
21で照射することによって影像化するとともに、傾き
検出手段を設けて、ワイヤ16をTVカメラ17でモニ
タした画面上において、左右どちらかの端からのワイヤ
16の上下の距離の差(a)を検出することによってワ
イヤ16の傾きを測定する。そして、この検出された傾
きに応じてワイヤ吊架部13を移動させてワイヤ16に
おける張力の水平方向の分力を打ち消すようにしたので
、物体を常に完全な無重力状態に保つことができる。
部13からワイヤ16で吊って支持することによって模
擬的に無重力状態に保つ。この際、ワイヤ照射手段を設
けて、物体を吊っているワイヤ16を白色バックランプ
21で照射することによって影像化するとともに、傾き
検出手段を設けて、ワイヤ16をTVカメラ17でモニ
タした画面上において、左右どちらかの端からのワイヤ
16の上下の距離の差(a)を検出することによってワ
イヤ16の傾きを測定する。そして、この検出された傾
きに応じてワイヤ吊架部13を移動させてワイヤ16に
おける張力の水平方向の分力を打ち消すようにしたので
、物体を常に完全な無重力状態に保つことができる。
【0014】
【実施例】図2は本発明の一実施例のワイヤ角度制御装
置の外観を示し、X方向の一次元に制御する場合を示し
ている。11はX軸の吊りモータ、12はX軸のねじ軸
、13は張力機構を含むワイヤ吊架部、14はワイヤ角
度検出装置、15はワイヤ角度検出装置14のワイヤ検
出部、16はワイヤである。ワイヤ吊架部13は、図8
に示された吊りアーム35に対応し、そのX方向の動き
を吊りモータ11の回転によって、実現する例を示して
いる。すなわちワイヤ吊架部13は内部に雌ねじを有し
、吊りモータ11を駆動したとき、ねじ軸12の回転に
伴ってX方向に移動する。ワイヤ16はワイヤ吊架部1
3から懸垂されていて、ワイヤ角度検出装置14に設け
られたワイヤ検出部15を、鉛直方向に通過するように
構成されている。図中aは、ワイヤ16の傾きによる下
端の変位を示している。また、17はワイヤ16を、X
軸と直角方向から撮像するためのTVカメラである。
置の外観を示し、X方向の一次元に制御する場合を示し
ている。11はX軸の吊りモータ、12はX軸のねじ軸
、13は張力機構を含むワイヤ吊架部、14はワイヤ角
度検出装置、15はワイヤ角度検出装置14のワイヤ検
出部、16はワイヤである。ワイヤ吊架部13は、図8
に示された吊りアーム35に対応し、そのX方向の動き
を吊りモータ11の回転によって、実現する例を示して
いる。すなわちワイヤ吊架部13は内部に雌ねじを有し
、吊りモータ11を駆動したとき、ねじ軸12の回転に
伴ってX方向に移動する。ワイヤ16はワイヤ吊架部1
3から懸垂されていて、ワイヤ角度検出装置14に設け
られたワイヤ検出部15を、鉛直方向に通過するように
構成されている。図中aは、ワイヤ16の傾きによる下
端の変位を示している。また、17はワイヤ16を、X
軸と直角方向から撮像するためのTVカメラである。
【0015】図3は、図2に示されたワイヤ角度検出装
置におけるワイヤの傾きの検出を説明するものであって
、(A)は検出部分の配置を示し、21はTVカメラ1
7に対向する位置に設けられた白色バックランプである
。また、(B)はモニタ画面を示している。
置におけるワイヤの傾きの検出を説明するものであって
、(A)は検出部分の配置を示し、21はTVカメラ1
7に対向する位置に設けられた白色バックランプである
。また、(B)はモニタ画面を示している。
【0016】以下、X軸方向に限って説明する。(A)
に示すように、白色バックランプ21によって照射され
ることによって、ワイヤ16は影像となって反射されて
、TVカメラ17によって撮像される。これによってモ
ニタ画面上に(B)に示すようにモニタされる。モニタ
画面上における、左右のどちらかの端からの上下の差(
B−A=a)はワイヤの傾きに比例する。従って図1に
おいて、X軸の吊りモータ11を駆動して、aが0にな
るように制御すれば、ワイヤ16は鉛直に保たれる。
に示すように、白色バックランプ21によって照射され
ることによって、ワイヤ16は影像となって反射されて
、TVカメラ17によって撮像される。これによってモ
ニタ画面上に(B)に示すようにモニタされる。モニタ
画面上における、左右のどちらかの端からの上下の差(
B−A=a)はワイヤの傾きに比例する。従って図1に
おいて、X軸の吊りモータ11を駆動して、aが0にな
るように制御すれば、ワイヤ16は鉛直に保たれる。
【0017】図4は本発明の他の実施例のワイヤ角度制
御装置の外観を示し、X方向とY方向の二次元に制御す
る場合を示している。図2におけると同じものを同じ番
号で示し、18はY軸の吊りモータ、19はねじ軸であ
る。ワイヤ吊架部13は、図8に示された吊りアーム3
5に対応し、そのX方向の動きを吊りモータ11の回転
によって実現し、Y方向の動きを吊りモータ18の回転
によって実現する例を示している。すなわちワイヤ吊架
部13は内部にX軸方向とY軸方向の雌ねじを有し、吊
りモータ11を駆動したとき、ねじ軸12の回転に伴っ
てX方向に移動し、吊りモータ18を駆動したとき、ね
じ軸19の回転に伴ってY方向に移動する。ワイヤ角度
検出装置14はX軸のワイヤ検出部15Aと、Y軸のワ
イヤ検出部15Bとを有し、ワイヤ16はワイヤ吊架部
13から懸垂されて、ワイヤ検出部15Aと、Y軸のワ
イヤ検出部15Bとを鉛直方向に通過するように構成さ
れている。20は、ワイヤ16をY軸と直角方向から撮
像するためのTVカメラである。
御装置の外観を示し、X方向とY方向の二次元に制御す
る場合を示している。図2におけると同じものを同じ番
号で示し、18はY軸の吊りモータ、19はねじ軸であ
る。ワイヤ吊架部13は、図8に示された吊りアーム3
5に対応し、そのX方向の動きを吊りモータ11の回転
によって実現し、Y方向の動きを吊りモータ18の回転
によって実現する例を示している。すなわちワイヤ吊架
部13は内部にX軸方向とY軸方向の雌ねじを有し、吊
りモータ11を駆動したとき、ねじ軸12の回転に伴っ
てX方向に移動し、吊りモータ18を駆動したとき、ね
じ軸19の回転に伴ってY方向に移動する。ワイヤ角度
検出装置14はX軸のワイヤ検出部15Aと、Y軸のワ
イヤ検出部15Bとを有し、ワイヤ16はワイヤ吊架部
13から懸垂されて、ワイヤ検出部15Aと、Y軸のワ
イヤ検出部15Bとを鉛直方向に通過するように構成さ
れている。20は、ワイヤ16をY軸と直角方向から撮
像するためのTVカメラである。
【0018】図5は、図4に示されたワイヤ角度検出装
置におけるワイヤの傾きの検出を説明するものであって
、(A)は検出部分の配置を示し、図3におけると同じ
ものを同じ番号で示し、24はTVカメラ20に対向す
る位置に設けられた白色バックランプである。また、(
B)はモニタ画面を示している。
置におけるワイヤの傾きの検出を説明するものであって
、(A)は検出部分の配置を示し、図3におけると同じ
ものを同じ番号で示し、24はTVカメラ20に対向す
る位置に設けられた白色バックランプである。また、(
B)はモニタ画面を示している。
【0019】以下、X軸方向,Y軸方向の2次元につい
て説明する。(A)に示すように、白色バックランプ2
1によって照射されることによって、ワイヤ16は影像
となって反射されて、TVカメラ17によって撮像され
るとともに、白色バックランプ24によって照射される
ことによって、ワイヤ16は影像となって反射されて、
TVカメラ20によって撮像される。これによってモニ
タ画面上に(B)に示すように、X軸とY軸とに対応し
てモニタされる。
て説明する。(A)に示すように、白色バックランプ2
1によって照射されることによって、ワイヤ16は影像
となって反射されて、TVカメラ17によって撮像され
るとともに、白色バックランプ24によって照射される
ことによって、ワイヤ16は影像となって反射されて、
TVカメラ20によって撮像される。これによってモニ
タ画面上に(B)に示すように、X軸とY軸とに対応し
てモニタされる。
【0020】X軸に対応するモニタ画面上における、左
右のどちらかの端からの上下の差(D−C=−d)はワ
イヤのX軸方向のワイヤの傾きに比例し、Y軸に対応す
るモニタ画面上における、左右のどちらかの端からの上
下の差(F−E=e)はワイヤのY軸方向のワイヤの傾
きに比例する。従って図3において、X軸の吊りモータ
11を駆動して、−dが0になるように制御し、Y軸の
吊りモータ18を駆動して、eが0になるように制御す
れば、ワイヤ16は鉛直になる。
右のどちらかの端からの上下の差(D−C=−d)はワ
イヤのX軸方向のワイヤの傾きに比例し、Y軸に対応す
るモニタ画面上における、左右のどちらかの端からの上
下の差(F−E=e)はワイヤのY軸方向のワイヤの傾
きに比例する。従って図3において、X軸の吊りモータ
11を駆動して、−dが0になるように制御し、Y軸の
吊りモータ18を駆動して、eが0になるように制御す
れば、ワイヤ16は鉛直になる。
【0021】図6は本発明のさらに他の実施例のワイヤ
角度制御装置の外観を示し、X方向とY方向の二次元に
制御する場合を示し、図2および図4におけると同じも
のを同じ番号で示している。ワイヤ角度検出装置14は
、1個のTVカメラ17によって、ワイヤ16をX軸と
Y軸のそれぞれの直角方向から撮像するようになってい
る。
角度制御装置の外観を示し、X方向とY方向の二次元に
制御する場合を示し、図2および図4におけると同じも
のを同じ番号で示している。ワイヤ角度検出装置14は
、1個のTVカメラ17によって、ワイヤ16をX軸と
Y軸のそれぞれの直角方向から撮像するようになってい
る。
【0022】図7は、図6に示されたワイヤ角度検出装
置におけるワイヤの傾きの検出を説明するものであって
、(A)は検出部分の配置を示し、25,26は反射鏡
である。また、(B)はモニタ画面を示している。
置におけるワイヤの傾きの検出を説明するものであって
、(A)は検出部分の配置を示し、25,26は反射鏡
である。また、(B)はモニタ画面を示している。
【0023】以下、X軸方向,Y軸方向の2次元につい
て説明する。(A)に示すように、白色バックランプ2
1によって照射されることによって、ワイヤ16は影像
となって反射されて、TVカメラ17によって(B)の
中央の影像のようにモニタされる。これは、ワイヤ16
のX軸方向の影像である。また、ワイヤ16は反射鏡2
5によって、(B)の左の影像のようにモニタされ、反
射鏡26によって、(B)の右の影像のようにモニタさ
れる。これらはいずれも、ワイヤ16のY軸方向の影像
である。
て説明する。(A)に示すように、白色バックランプ2
1によって照射されることによって、ワイヤ16は影像
となって反射されて、TVカメラ17によって(B)の
中央の影像のようにモニタされる。これは、ワイヤ16
のX軸方向の影像である。また、ワイヤ16は反射鏡2
5によって、(B)の左の影像のようにモニタされ、反
射鏡26によって、(B)の右の影像のようにモニタさ
れる。これらはいずれも、ワイヤ16のY軸方向の影像
である。
【0024】X軸に対応するモニタ画面上における、左
右のどちらかの端からの上下の差(H−G=h)はワイ
ヤのX軸方向のワイヤの傾きに比例し、Y軸に対応する
モニタ画面上における、左右のどちらかの端からの上下
の差(J−I=j)と、(L−K=l)はワイヤのY軸
方向のワイヤの傾きを示す。従って図6において、X軸
の吊りモータ11を駆動して、hが0になるように制御
し、Y軸の吊りモータ18を駆動して、jとlが0にな
るように制御すれば、ワイヤ16は鉛直になる。
右のどちらかの端からの上下の差(H−G=h)はワイ
ヤのX軸方向のワイヤの傾きに比例し、Y軸に対応する
モニタ画面上における、左右のどちらかの端からの上下
の差(J−I=j)と、(L−K=l)はワイヤのY軸
方向のワイヤの傾きを示す。従って図6において、X軸
の吊りモータ11を駆動して、hが0になるように制御
し、Y軸の吊りモータ18を駆動して、jとlが0にな
るように制御すれば、ワイヤ16は鉛直になる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、物体を吊っているワイ
ヤの傾きを、ワイヤを白色バックランプで照射した影像
をモニタした画面上において、ワイヤの上下のずれによ
って検出し、この検出された傾きに応じてワイヤ吊架部
を移動させるようにしたので、物体を吊っているワイヤ
が常に鉛直になるようにすることができる。従って、物
体を無重力状態に支持する宇宙ロボット模擬装置等にお
いて、物体を常に完全な無重力状態に保つことができる
。
ヤの傾きを、ワイヤを白色バックランプで照射した影像
をモニタした画面上において、ワイヤの上下のずれによ
って検出し、この検出された傾きに応じてワイヤ吊架部
を移動させるようにしたので、物体を吊っているワイヤ
が常に鉛直になるようにすることができる。従って、物
体を無重力状態に支持する宇宙ロボット模擬装置等にお
いて、物体を常に完全な無重力状態に保つことができる
。
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例のワイヤ角度制御装置の外観
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図2に示されたワイヤ角度検出装置におけるワ
イヤの傾きの検出を説明する図である。
イヤの傾きの検出を説明する図である。
【図4】本発明の他の実施例のワイヤ角度制御装置の外
観を示す図である。
観を示す図である。
【図5】図4に示されたワイヤ角度検出装置におけるワ
イヤの傾きの検出を説明する図である。
イヤの傾きの検出を説明する図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例のワイヤ角度制御装
置の外観を示す図である。
置の外観を示す図である。
【図7】図6に示されたワイヤ角度検出装置におけるワ
イヤの傾きの検出を説明する図である。
イヤの傾きの検出を説明する図である。
【図8】本発明を適用した宇宙ロボット模擬装置を示す
図である。
図である。
13 ワイヤ吊架部
16 ワイヤ
17 TVカメラ
21 白色バックランプ
25,26 反射鏡
Claims (3)
- 【請求項1】 物体をワイヤ吊架部(13)からワイ
ヤ(16)で吊って支持することによって模擬的に無重
力状態に保つ装置において、物体を吊っているワイヤ(
16)を白色バックランプ(21)で照射することによ
って影像とするワイヤ照射手段と、該ワイヤ(16)を
TVカメラ(17)でモニタした画面上において、左右
どちらかの端からのワイヤ(16)の上下の距離の差を
検出することによってワイヤ(16)の傾きを測定する
傾き検出手段とを設け、該検出された傾きに応じて前記
ワイヤ吊架部(13)を移動させてワイヤ(16)にお
ける張力の水平方向の分力を打ち消すことによって、前
記物体を無重力状態に保つことを特徴とするワイヤ角度
制御装置。 - 【請求項2】前記ワイヤ照射手段と傾き検出手段とを直
交する2方向に対応して設け、該検出されたそれぞれの
方向の傾きに対応して前記ワイヤ吊架部(13)を直交
する2方向に移動させて、ワイヤ(16)における張力
の水平方向の分力を打ち消すことによって前記物体を無
重力状態に保つことを特徴とする請求項1に記載のワイ
ヤ角度制御装置。 - 【請求項3】前記2方向の傾き検出手段のうちの一方が
、前記ワイヤ(16)の反射鏡(25,26)を介した
影像によって他の方向の傾き検出手段におけると直交す
る方向における前記ワイヤ(16)の傾きを該他方の傾
き検出手段と同一の画面内において測定することを特徴
とする請求項2に記載のワイヤ角度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40721390A JPH04215600A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | ワイヤ角度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40721390A JPH04215600A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | ワイヤ角度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04215600A true JPH04215600A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=18516831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40721390A Withdrawn JPH04215600A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | ワイヤ角度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04215600A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012058136A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Tamaya Keisoku Syst Kk | ダム堤体の変位測定装置および変位測定方法 |
CN103287589A (zh) * | 2013-04-08 | 2013-09-11 | 北京控制工程研究所 | 一种板式推进剂管理装置部件性能验证的微重力试验系统 |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP40721390A patent/JPH04215600A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012058136A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Tamaya Keisoku Syst Kk | ダム堤体の変位測定装置および変位測定方法 |
CN103287589A (zh) * | 2013-04-08 | 2013-09-11 | 北京控制工程研究所 | 一种板式推进剂管理装置部件性能验证的微重力试验系统 |
CN103287589B (zh) * | 2013-04-08 | 2015-07-08 | 北京控制工程研究所 | 一种板式推进剂管理装置部件性能验证的微重力试验系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |