JPH04214766A - 長鎖アルキルエステル基またはアルキルアミド基を含有するジスアゾ化合物 - Google Patents

長鎖アルキルエステル基またはアルキルアミド基を含有するジスアゾ化合物

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JPH04214766A
JPH04214766A JP3021242A JP2124291A JPH04214766A JP H04214766 A JPH04214766 A JP H04214766A JP 3021242 A JP3021242 A JP 3021242A JP 2124291 A JP2124291 A JP 2124291A JP H04214766 A JPH04214766 A JP H04214766A
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ステファン ハリィ
Der Crone Jost Von
ヨスト ホン デァ クローン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は長鎖アルキルエステル基またはア
ルキルアミド基を含有する新規なジスアゾ化合物ならび
にその化合物を高分子有機材料、特に、ポリオレフィン
の着色のために使用する方法に関する。 【0002】エステル基含有アゾ顔料はすでに以前から
公知である。たとえば、赤ジスアゾ顔料が米国特許第3
137688 号および第4689403号明細書に記
載されておりそして黄ジスアゾ顔料が米国特許第400
3886 号および米国特許第4065488 号明細
書に記載されている。これらの特許明細書に開示されて
いる化合物の主な特徴の1つは少なくとも4つのアルキ
ルエステル基を含有しておりそしてそれらアルキルエス
テル基中のアルキル基の炭素原子数が最大4個であるこ
とである。アルキルアミド基を含有するジスアゾ顔料は
、たとえば、米国特許第3562249 号明細書に記
載されている。これらの公知顔料は全般的に良好な顔料
特性を有するものであるが、しかし、たとえば、耐熱性
の不足及び/又は分散性が不十分であるなどの理由から
、必ずしも現在の技術水準の要求条件を満足するもので
はない。さらにまた、欧州特許出願第358604号明
細書には少なくとも2つの長鎖アルキルエステル基また
はアルキルアミド基を含有するジスアゾ顔料が提案され
ている。この顔料は高分子有機材料、特に、ポリオレフ
ィンの着色のために好適であり、向上された分散性を示
し、ブルーミングの傾向が少なくそして良好な顔料特性
を有していると記載されている。 【0003】ここに、本発明によって、2つのベンゼン
核を含むジアゾ基中に少なくとも2つの長鎖アルキルエ
ステル基またはアルキルアミド基を含有するジスアゾ顔
料が高分子有機材料、特に、ポリオレフィンの着色のた
めに極めて好適であることが見いだされた。誠に驚くべ
きことに、この顔料は全般的顔料特性が良好であると共
に向上されたマイグレーション抵抗性、耐候性、ブルー
ミングに対する堅牢性を示し、特に耐熱性および分散性
が優れている。 【0004】本発明による化合物は下記式Iで示される
。 【化10】 式中、Rは式−OR5  または−NHR5の基、Aは
式IIまたはIII 【化11】 の化合物、Bは式 【化12】 の基、nは1または2の数、R1 とR3 は互いに独
立的に−H又はCl 、R2 とR4 は互いに独立的
に−H、ハロゲン、−NO2 、−CN、C1−C4−
アルキル、C1−C4−アルコキシ、−CF3 、C2
−C5−アルコキシカルボニル、またはそのフェニル核
が未置換又は1または2個の塩素原子または1または2
個のメチル、メトキシまたはエトキシ基によって置換さ
れた−CONH−フェニル、−NHCO−フェニルまた
はフェニルオキシを意味する、R5 は少なくとも10
個の炭素原子を有するアルキル、R6 とR7 は互い
に独立的に−H、ハロゲン、−NO2 、−CN、−C
F3 、C1−C4−アルキル又はC1−C4−アルコ
キシ、R8 は−H、−Cl、−Br、−CH3 また
は−OCH3、Xは−H、−Br、−OCH3、−CN
または−NO2 を意味する。 【0005】上記定義におけるハロゲンはフッ素、臭素
または特に塩素である。R2、R4、R6、R7が意味
するC1−C4−アルキルはメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルまたはt
ert−ブチルである。R2、R4、R6、R7が意味
するC1−C4−アルコキシの例はメトキシ、エトキシ
、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシまた
はtert−ブトキシである。R2とR4が意味するC
2−C5−アルコキシカルボニルの例はメトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル
、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル
またはtert−ブトキシカルボニルである。Xは特に
好ましくは水素である。 【0006】式IIとIII の中の基Bは、たとえば
、下記式のm−フェニレンジアミンまたは特にp−フェ
ニレンジアミンから誘導される。 【化13】 式中、X1 とX2 は互いに独立的に−H、ハロゲン
、−NO2 、−CN、−CF3 、C1−C4−アル
キル又はC1−C4−アルコキシを意味する。X1 と
X2 が意味するC1−C4−アルキル、C1−C4−
アルコキシおよびハロゲンの例はすでに上記に示したも
のである。 【0007】かかるジアミンの例を以下に示す。 1,4−ジアミノベンゼン、 1,4−ジアミノ−2−クロロベンゼン、1,4−ジア
ミノ−2−ブロモベンゼン、1,4−ジアミノ−2,5
−ジクロロベンゼン、1,4−ジアミノ−2−メチルベ
ンゼン、1,4−ジアミノ−2,5−ジメチルベンゼン
、1,4−ジアミノ−2−メトキシベンゼン、1,4−
ジアミノ−2,5−ジメトキシベンゼン、1,4−ジア
ミノ−2,5−ジエトキシベンゼン、2−クロロ−5−
メチル−1,4−フェニレンジアミン2−クロロ−5−
メトキシ−1,4−フェニレンジアミン 2−メチル−5−メトキシ−1,4−フェニレンジアミ
ン 1,3−ジアミノベンゼン、 1,3−ジアミノ−2−メチルベンゼン、1,3−ジア
ミノ−4−クロロベンゼン、1,3−ジアミノ−4−メ
チルベンゼン。 【0008】式 【化14】 の基から誘導されるジアミンの例としては下記のものが
考慮される。 3,3′−ジクロロベンジジン、 3,3′−ジブロモベンジジン、 3,3′−ジメチルベンジジン、 3,3′−ジメトキシベンジジン。 【0009】少なくとも10個の炭素原子を有するアル
キル(基−OR5 または−NHR5中)は直鎖状また
は分枝状であり得る。例えば、n−デシル、n−ドデシ
ル、n−トリデシル、イソトリデシル、n−テトラデシ
ル(ミリスチル)、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシ
ル、1−メチルペンタデシル、n−オクタデシル、n−
エイコシル、n−テトラコシル、n−ヘキサコシル、n
−トリアコンチル、n−ペンタコンチルなどである。 【0010】R5 が意味するアルキルは好ましくはC
12乃至C35−アルキル、特にC12乃至C18−ア
ルキルまたはそれらの混合物である。このようなアルキ
ル基は、たとえば、長鎖アルカノールから誘導される。 また、常に偶数の炭素原子を含有しているアルキル基を
含有しており、出発物質として使用されているアルフォ
ール(Alfol)として公知の、直鎖状第1アルコー
ルの市販混合物から誘導される。このようなアルコール
中のアルキル基は“アルフィル(alfyl)”と呼ば
れる。たとえば、アルフィル−C12あるいはアルフィ
ル−C14のごとく記載される。 【0011】好ましい式Iの化合物は式Iが下記構造【
化15】 を有しそしてR、R1、R2、R3、R4およびAが上
記の意味を有するものである。特に好ましい式Iの化合
物は式IIとIII がそれぞれ下記構造 【化16】 を有しそしてX1 とX2 が上記の意味を有するもの
である。 【0012】特に好ましい化合物は下記式IVの化合物
である。 【化17】 式中、Aは式VまたはVI 【化18】 の基、Rは式−OR5 または−NHR5の基(ここで
、R5 はC12−C35−アルキルである)を意味し
、R2 とR4 は互いに独立的に−H、−Cl、−C
H3 、−OCH3、−OC2H5 、−COOCH3
、−COOC2H5 または−OC6H5 を意味し、
X1 とX2 は互いに独立的に−H、−Cl、−CH
3 、−OCH3または−OC2H5 を意味する。 【0013】式IV中のRは式−OR5 の基であるの
が特に好ましい。式IVにおいて、Aは好ましくは式V
の基を意味する。特に好ましくは、Aが式Vの基、R2
 が−Cl、−CH3 または−OCH3、特に、−C
l、R4 が−Cl、−CH3 、−OCH3、−CO
OCH3または−COOC2H5 、特に−Cl、R5
 がC12−C18−アルキル、そしてX1 とX2 
が互いに独立的に−H、−Cl、−CH3 または−O
CH3を意味する。 【0014】同じく下記式の化合物も特に好ましいもの
である。 【化19】 式中、Aは上記式VまたはVIの基(ここで、X1 と
X2 は互いに独立的に−H、−Cl、−CH3 、−
OCH3または−OC2H5 を意味し、R2 は−C
lまたは−CH3 を意味する)、そしてRは式−OR
5 または−NHR5の基(ここで、R5 はC12−
C18−アルキルを意味する)である。 【0015】式Iの化合物は2つのベンゼン核を含有す
る2つのジアゾ成分が同じものである対称形化合物であ
るのが好ましい。しかし、2つのジアゾ成分が互いに異
なる非対称形化合物も上記式Iの定義に包含される。 【0016】式Iの化合物はそれ自体公知の方法で製造
することができる。たとえば、下記の方法によって製造
することができる。 (a) たとえば米国特許第4689403 号明細書
記載の方法に従って、式 【化20】 のカルボン酸ハロゲン化物、特に塩化物の2モルを式 
H2N−B−NH2 のジアミン、特に式【化21】 のジアミンと縮合するか、あるいはまた、米国特許第4
065448 号明細書記載の方法に従って、式【化2
2】 のジスアゾジカルボン酸二ハロゲン化物の1モルを式【
化23】 のアミンの2モルと縮合する;または (b) たとえば米国特許第4003886 号明細書
記載の方法に従って、式 【化24】 のアミンをジアゾ化しそして生成されたジアゾ成分を式
【化25】 のカップリング成分とカップリングする。なお、上記各
式中、n、B、R、R1 乃至R5 、Hal(ハロゲ
ン)、X1 、X2 は前記の意味を有する。 【0017】上記のカップリング成分は公知の中間生成
物である。これに対して、上記のβ−ヒドロキシナフト
エ酸を基礎としたカルボン酸ハロゲン化物ならびに対応
する酸は新規中間生成物である。これは公知方法、たと
えば、米国特許第4689403 号明細書記載の方法
に従って得ることができる。 【0018】したがって、本発明の対象には下記式VI
I の化合物も包含される。 【化26】 式中、nは1または2の数、Rは式−OR5 または−
NHR5の基(ここでR5 は少なくとも10個の炭素
原子を有するアルキルである)、R1 とR3 は互い
に独立的に−HまたはCl、R2 とR4 は互いに独
立的に−H、ハロゲン、−NO2 、−CN、C1−C
4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、−CF3 、
C2−C5−アルコキシカルボニルまたはそのフェニル
核が未置換または1または2個の塩素原子または1また
は2個のメチル、メトキシまたはエトキシ基によって置
換された−CONH−フェニル、−NHCO−フェニル
またはフェニルオキシを意味する、Xは−H、−Br、
−OCH3、−CNまたは−NO2 を意味し、Qは−
OHまたはハロゲンを意味し、特に−Cl である。 【0019】C1−C4−アルキル、C1−C4−アル
コキシ、C2−C5−アルコキシカルボニルおよびR5
 の定義に関しては、前記にそれぞれ好ましいものとし
て例示したものがここにおいても該当する。 【0020】好ましい式VII の化合物は下記構造V
IIIを有する化合物である。 【化27】 式中、R、R1、R2、R3、R4は請求項8で定義し
た意味を有する。特に好ましいのは、R1 とR3 が
−H、R2 が−Cl、−CH3 または−OCH3、
特に−Cl、R4 が−Cl、−CH3 、−OCH3
、−COOCH3または−COOC2H5 、特に−C
l、そしてRが式−OR5 (ここで、R5 はC12
−C18−アルキルである)の基である式VIIIの化
合物である。 【0021】好ましい製造方法は上記(a)による縮合
法である。この縮合は有利には有機不活性溶剤の存在、
常圧または高められた圧力下で触媒を添加してまたは添
加しないで実施される。適当な溶剤の例はトルエン、ク
ロロベンゼン、ジクロロベンゼンたとえばo−ジクロロ
ベンゼン、トリクロロベンゼン、ニトロベンゼンあるい
は Shellsols(商標) のごとき芳香族及び
/又は脂肪族溶剤の混合物である。 【0022】しかし、式Iの化合物はエステル交換反応
またはアミド化反応によって得ることもできる。すなわ
ち、式 【化28】 (式中、TはC1−C3−アルキルを意味し、その他の
符号n、A、R1、R2、R3、R4は前記の意味を有
する)の化合物を式R5−OHのアルコールまたはR5
−NH2 のアミンにより公知方法によってエステル交
換またはアミド交換して式Iの化合物を得る。Tはたと
えばメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピル、特
に好ましくはメチルである。 【0023】この反応は過剰の(溶剤としての)対応す
る長鎖アルコールまたはアミン中で直接に都合よく実施
することができる。あるいは、好ましくは、トルエン、
キシレン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、クロロ
ナフタレン、アニソール、またはDowtherm(商
標)またはケトンたとえばシクロヘキサノンのごとき有
機溶剤の存在で実施することができる。この場合、たと
えば、使用溶剤の沸騰温度範囲の高められた温度を使用
し、触媒の存在または不存在で、常圧または高められた
圧力下で反応は実施される。触媒が使用される場合には
、硫酸、p−トルエンスルホン酸、メチルスルホン酸、
LiH 、LiNH2 、NaOCH3、KO−ter
t−ブチラート、テトラアルキルチタネート、ジブチル
スズ酸化物、希土類元素などが適当である。 【0024】生成した式Iの化合物は常法により、たと
えば、濾過によって単離することができる。濾過された
物質は、たとえば、前記した溶剤の1つで洗いそして好
ましくはその後水で再度洗う。本化合物は一般に好収率
かつ高純度で得られ、さらに精製することなく微粉砕し
た形で、たとえば、高分子有機材料の着色のために使用
することができる。純度及び/又は粒子形状および粒子
サイズが顔料としての用途に不十分または最適でない場
合には、本発明による化合物をさらにコンディショニン
グ処理することができる。ここでコンディショニングと
は、たとえば、塩を加えたまたは加えない乾式摩砕、溶
剤摩砕または水性摩砕または加塩混練によりあるいはひ
き続き溶剤を加えた熱後処理などによって用途に最適な
微細粒子形状および粒子サイズを得る処理を意味するも
のと理解される。 【0025】溶剤熱処理は、たとえば、有機溶剤、好ま
しくは、沸騰点が100℃以上である有機溶剤中で実施
することができる。この目的のために特に好適と認めら
れている溶剤はつぎのものである。ハロゲン原子または
アルキル基またはニトロ基によって置換されたベンゼン
類たとえばトルエン、クロロベンゼン、o−ジクロロベ
ンゼン、キシレンまたはニトロベンゼン、アルコール類
たとえばイソプロパノールまたはイソブタノール、ケト
ン類たとえばシクロヘキサノン、エーテル類たとえばエ
チレングリコールモノメチルまたはモノエチルエーテル
、アミド類たとえばジメチルホルムアミドまたはN−メ
チルピロリドン、さらにはジメチルスルフォキシド、ス
ルホランまたは水それ自体。必要な場合は加圧すること
ができる。この後処理は、また、有機溶剤の存在及び/
又は界面活性剤または脂肪族アミンの添加を伴なって水
中で、あるいは、液体アンモニア中で実施することもで
きる。コンディショニングの方法及び/又は意図される
用途によっては、本発明による式Iの化合物に組織改良
剤をコンディショニングの前または後で添加するのが有
利である。組織改良剤としては、特に少なくとも18個
の炭素原子を有する脂肪族、たとえば、ステアリン酸ま
たはベヘン酸あるいはそれらのアミドまたは金属塩とく
にMg塩、さらには可塑剤、ワックス、樹脂酸たとえば
アビエチン酸、松やにセッケン、アルキルフェノールま
たは脂肪族アルコールたとえばステアリルアルコール、
隣位ジオールたとえばドデカン−1,2−ジオール、な
らびに、変性松やにステアリン酸塩樹脂またはフマル酸
松やに樹脂などが考慮される。このような組織改良剤の
好ましい添加量は最終製品を基準にして0.1乃至30
重量%特に好ましくは2乃至15重量%である。 【0026】高分子有機材料は天然起源のものでも合成
されたものでもよい。たとえば、天然産樹脂または乾性
油、ゴムまたはカゼイン、あるいは変性された天然産物
質たとえば塩素化ゴム、油変性アルキド樹脂またはビス
コース、セルロースエーテルまたはエステルたとえば酢
酸セルロースであり得、特に適当なものは全合成有機重
合体(熱可塑性プラスチックおよび熱可塑性プラスチッ
ク)、たとえば、重合、重縮合または重付加などによっ
て得られる重合体である。重合体樹脂の例としては、特
にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレンの
ごときポリオレフィン類、塩化ビニル、酢酸ビニル、ス
チレン、アクリロニトリル、アクリル酸及び/又はメタ
クリル酸またはブタジエンの重合体のごとき置換ポリオ
レフィン類ならびに上記モノマーの共重合体、特に、A
BS、EVAまたはアクリル−スチレン−アクリロニト
リル(ASA)などがあげられる。 【0027】重付加樹脂または重縮合樹脂の例はホルム
アルデヒドとフェノールの縮合生成物(いわゆるフェノ
ールプラスト)、ホルムアルデヒドと尿素、チオ尿素ま
たはメラミンとの縮合生成物(いわゆるアミノプラスト
)、表面コーティング樹脂として使用されるポリエステ
ル、および特にアルキド樹脂のごとき飽和樹脂とマレイ
ン酸樹脂のごとき不飽和樹脂との両者、ならびに、線状
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ
アミドまたはシリコーンなどである。特にアルキド/メ
ラミン樹脂に使用して優れた着色物が得られる。上記に
例示した高分子有機材料は単独または混合して、また、
所望により繊維に紡糸加工されうる可塑性材料または溶
融物として使用することができる。また、これら高分子
有機材料は重合された状態で溶解された形で、塗料また
は印刷インキのための膜形成剤または結合剤として存在
することもできる。このような高分子有機材料の例は、
ボイル亜麻仁油、ニトロセルロース、アルキド樹脂、メ
ラミン樹脂および尿素/ホルムアルデヒド樹脂またはア
クリル樹脂である。 【0028】本発明による式Iの化合物を使用した高分
子有機材料の着色は、たとえば、本化合物を、所望の場
合にはマスターバッチの形で、ロールミル、ミキサーま
たは摩砕器を使用して基質材料と混合することによって
実施される。着色された材料はつぎにそれ自体公知の方
法、たとえば、カレンダーがけ、圧延、はけ塗り、紡糸
、押出し成形、型成形または射出成形によって所望の最
終形状に成形加工される。多くの場合、非剛性成形品を
製造するため、あるいは、成形品の脆弱性を低減するた
めに、成形前にその高分子有機材料にいわゆる可塑剤を
配合するのが望ましい。可塑剤としては、たとえば、リ
ン酸エステル、フタル酸エステル、セバシン酸エステル
が考慮される。このような可塑剤は本発明の顔料を配合
する前または後で重合体に配合することができる。さら
に、各種の色相を得るために本発明による顔料のほかに
さらに充填剤または他のカラー成分たとえば白顔料、彩
色顔料または黒顔料を任意の量で高分子有機材料に添加
することもできる。 【0029】染料および印刷インキの着色のためには、
当該高分子有機材料と本発明による式Iの化合物とを、
場合によっては充填剤、他の顔料、乾燥剤、可塑剤など
の添加物を一緒に加えて、共通の有機溶剤または溶剤混
合物の中に微細に分散するかあるいは溶解する。この場
合に、まず各成分を個々に分散または溶解するか、ある
いはいくつか一緒に分散または溶解し、しかるのちにす
べての成分を一緒に集合させるようにしてもよい。本発
明による化合物で着色された高分子有機材料、たとえば
、プラスチック、繊維材料、塗料、印刷インクは本発明
による化合物を、好ましくは、0.01乃至20重量%
含有する。しかし、式Iの化合物はポリオレフィン類の
着色のために特に好ましく使用される。ポリオレフィン
類の例は高密度および低密度ポリエチレン(HD−PE
, LD−PEおよびLLD−PEと略称されているも
の)、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ならびにポ
リオレフィンと、たとえば、ポリエーテル、ポリエーテ
ル−ケトンまたはポリウレタンとの共重合体などである
。 【0030】着色は公知常用の方法で実施することがで
きる。たとえば、式Iの化合物をポリオレフィンの顆粒
または粉末と混合しそしてこの混合物を繊維、フィルム
または顆粒の形状に押出し成形することによって実施す
ることができる。顆粒はこのあとさらに射出成形によっ
て所望形状の物品に成形加工することができる。 【0031】得られる着色物は通常黄色乃至赤色の色相
を有する。黄色の着色物が特に適当であることが確認さ
れている。本発明による化合物を使用して得られた着色
物は高い純度および高い彩度を有しそして優れた分散性
、良好な全般的堅牢性、たとえば、上塗り堅牢性、マイ
グレーション堅牢性、耐候性、特に耐熱性および耐光堅
牢性を示す。さらに、ブルーミングに対する堅牢性がす
ぐれている。本発明による式Iの化合物で着色されたポ
リエチレン製品の特別な利点は、特にそれが高密度ポリ
エチレンの製品である場合、歪や変形の傾向を全く示さ
ないことである。さらに加えて、耐酸性が良好でかつ色
が深い。本発明による式Iの化合物で着色されたプラス
チック繊維、たとえば、ポリプロピレン繊維は優秀な繊
維特性を有する。たとえば、耐光堅牢性および洗剤また
は溶剤の存在での湿潤堅牢性が優秀である。 【0032】以下、本発明をさらに実施例によって説明
する。 実施例1 式 【化29】 のジスアゾジカルボン酸二塩化物3.55gおよび4−
メチル−3−アミノ安息香酸ステアリルエステル4.0
5gとを乾燥したo−ジクロロベンゼン160mlとピ
リジン2mlとの混合物中で133℃まで加熱しそして
この混合物をこの温度で18時間撹拌する。生じたオー
クル黄色の縞の入った混合物を80℃まで冷却しそして
エタノール(98%)を加える。温度が50℃まで低下
し、反応混合物からオークル黄色の懸濁物が形成される
。この物質を吸引濾過し、濾過ケーキをエタノール10
0mlで洗い、そしてエタノール100mlと5%アン
モニア水溶液100mlとの混合物に素早く懸濁する(
ミキサーを使用)。生成物を再度吸引濾過して60℃の
温度で真空乾燥する。収量は6.5g(理論値の90.
4%)。得られたオレンジ色の粉末は下記式の化合物で
ある。 【化30】 この化合物の燃焼分析の結果は以下のとおりである。     計算値(%)  C 68.35   H 7
.84   Cl 4.92    N 7.78 ;
    測定値(%)  C 68.18   H 7
.72   Cl 4.96    N 7.90 ;   この生成物はポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
アミドを熱、マイグレーションおよび光に対して堅牢な
濃黄色に着色する。この生成物を使用して得られたAM
着色コーティングは耐候性であった。 【0033】必要な出発物質(4−メチル−3−アミノ
安息香酸ステアリルエステル)の製造 (a)4−メチル−3−ニトロ安息香酸ステアリルエス
テル ステアリルアルコール(97%)133gをクロロベン
ゼン700mlとピリジン62mlとの混合物に35℃
の温度で溶解する。この澄んだ無色の溶液に2分間で4
−メチル−3−ニトロ−塩化ベンゾイル101gを添加
する。添加中に温度は66℃まで上昇する。生じた褐色
懸濁物を90℃まで加熱し、この温度で4時間撹拌し、
室温まで放冷しそしてHyflo 層を通して濾過する
。澄んだ濃いオレンジ色の濾液を5℃まで冷却し、そし
て石油エーテル500mlを添加する。析出した沈澱を
濾布を通して濾過し、プレスしそして50%エタノール
800mlに懸濁する(ミキサー使用)。生じた懸濁物
を吸引濾過し、濾過ケーキを50℃で真空乾燥する。し
かして、融点が66℃の淡黄色粉末194.5g(理論
値の89.7%)を得る。得られた生成物の燃焼分析の
結果は以下の通りである。 計算値(%)  C 72.01   H 9.98 
   N 3.23 ;測定値(%)  C 72.0
6   H 9.91    N 3.27。 (b)4−メチル−3−アミノ安息香酸ステアリルエス
テル 4−メチル−3−ニトロ−安息香酸ステアリルエステル
42gをラネーニッケル8.5gの存在するジオキサン
400ml中で6.52リットル(理論値は6.73リ
ットル、96.9%)の水素を使用して水素添加する。 生じた溶液からラネーニッケルを濾過除去して清澄化す
る。濃褐色の濾液を1500mlの水に注ぎ入れる。析
出した黄土色沈澱を濾布を通して濾過し、250mlの
水で洗い、プレスし、50℃で真空乾燥する。しかして
、融点が79℃のやや黄土色の粉末38.2g(理論値
の94.65%)を得る。得られた生成物の燃焼分析の
結果は以下の通りである。 計算値(%)  C 77.37   H 11.24
   N 3.47;測定値(%)  C 77.34
   H 11.11   N 3.39。 【0034】実施例2〜43 実施例1に記載した操作をくり返し実施してさらに次表
に示す顔料を得た。すなわち、第I欄に記載したアミン
のジアゾ化合物を第II欄に記載したジアミンのビスア
セト酢酸アリーライドにカップリングし、得られたジス
アゾ染料ジカルボン酸を対応するジカルボン酸二塩化物
に変換しそして次ぎにこれを第III 欄に記載したア
ミンと縮合反応した。第IV欄は得られた顔料で着色さ
れたポリ塩化ビニルフィルムの色相を示す。 【表1】 【表2】 【表3】 【0035】実施例44 3−(3′−アミノ−4′−メトキシ−ベンゾイルアミ
ノ)−4−メチル安息香酸ステアリルエステル6gと2
,5−ジクロロ−1,4−ジアセトアセチルアミノ−ベ
ンゼン1.7gとをo−ジクロロベンゼン120mlと
氷酢酸12mlとの溶液中で70℃まで加熱する。やや
曇った黄色溶液が生じる。この溶液に10秒間でter
t−ブチル亜硝酸エステル1.46mlを添加する。濃
厚な黄色沈澱が析出しそして温度が72℃まで上昇する
。この懸濁物を117℃まで加熱する。ゼチラン状のオ
ークルイエロー色の懸濁物をこの温度でさらに1時間撹
拌する。このあと80℃まで冷却してアルコール120
mlを添加する。温度が40℃まで下がる。黄色沈澱を
40℃の温度で吸引濾過し、250mlのアルコールで
洗って60℃で真空乾燥する。しかして、下記式の濃黄
色粉末6.3g(理論値の86.1%)を得る。 【化31】 分析:     計算値(%)    C 66.88  H 
7.67   Cl 4.81     N 7.61
    測定値(%)    C 68.18  H 
7.89   Cl 4.83     N 7.61
  【0036】実施例45〜48 次表の第1欄に記載したジアゾ化塩基を第II欄に記載
したジアミンのビスアセト酢酸アリーライドと2:1の
モル比でカップリングしてさらに本発明による顔料を得
た。得られた顔料でポリ塩化ビニルフィルムを着色した
場合の色を第III欄に示す。 【表4】 【0037】実施例49 実施例1と同様に操作を実施した。ただし、今回は実施
例1で使用されたジスアゾジカルボン酸二塩化物の代り
に式 【化32】 のジスアゾジカルボン酸二塩化物を同等量使用し、下記
式の赤色粉末を得た。 【化33】 この生成物はポリ塩化ビニルを堅牢な赤色に着色する。 【0038】実施例50〜57 実施例49に記載した方法を繰り返し実施してさらに次
表に示す顔料を得た。すなわち、第I欄に記載したアミ
ンのジアゾ成分を第II欄に記載したジアミンのビスナ
フトール−アリーライドにカップリングし、得られたジ
スアゾ染料ジカルボン酸を対応するジカルボン酸二塩化
物に変換しそして次ぎにこれを第III 欄に記載した
アミンと縮合反応した。第IV欄には得られた顔料で着
色されたポリ塩化ビニルフィルムの色相が示されている
。 【表5】 【0039】実施例58   実施例1によって得られたジスアゾ縮合顔料   
                   1.0g  
酸化防止剤 IRGANOX(商標)1010(CIB
A−GEIGY 社)               
  1.0g  高密度ポリエチレン顆粒(VESTO
LEN(商標)A60−16 、HUELS 社)  
 1000gを3リットル容量のガラス瓶に入れてロー
ラベンチにかけて15分間プレミックスした。この混合
物を次ぎに単軸スクリュー押出機に2回通して押出した
。得られた顆粒を射出成形機(Allround Ar
burg(商標)200) に装填して温度250℃、
滞留時間5分間でシートに射出成形した。得られたシー
トは高純度かつ耐光堅牢性の優れた均質な濃黄色に着色
されていた。 【0040】実施例59 実施例1によって得られたジスアゾ縮合顔料40mgを
ガラスビーカーに入れてガラス棒を使用してジオクチル
フタレート7.3mlおよび安定化したポリ塩化ビニル
(LONZA(商標)E−722)13.3gとよく混
合した。得られた混合物をロールミルにかけて160℃
の温度で5分間加工して薄いフィルムを作成した。得ら
れたポリ塩化ビニルフィルムは高純度かつ耐光堅牢性の
優れた非常に濃い黄色に着色されていた。顔料の分散性
は優秀であった。 【0041】実施例60   実施例1によって得られたジスアゾ縮合顔料   
                   1.0g  
ポリプロピレン顆粒(DAPLEN(商標)PT−55
 、Chemie LINZ 社)     1000
gを3リットル容量のガラス瓶に入れてローラベンチに
かけて15分間混合した。この混合物を次ぎに単軸スク
リュー押出機に2回通して押出しそして次ぎに顆粒化し
た。得られた顆粒を280乃至285℃の温度で溶融紡
糸法で紡糸した。これによって黄色に着色された繊維が
得られた。この繊維は耐光堅牢性が非常に良好でありか
つ洗剤および溶剤の存在下の摩擦堅牢性や湿潤堅牢性の
ごとき繊維堅牢性が優れていた。285℃の紡糸工程中
の顔料の耐熱性は優秀であった。 【0042】実施例61   実施例1によって得られたジスアゾ縮合顔料   
                   0.2g  
ポリアミドGRILON(商標)A−25(ESM−C
hemie 社、チューリッヒ)   100gを実験
用ターボミキサー(W. A. Bachofen社、
バーゼル)にかけて20分間よく混合した。この混合物
を次ぎに単軸スクリュー押出機に通して240℃の温度
で押出した。得られたウェブ(web)は黄色に着色さ
れておりそして耐光堅牢性が良好であった。 【0043】実施例62 実施例58と同様に操作を実施した。ただし今回は本発
明による着色顔料に加えて二酸化チタン KRONOS
(商標) RN−57−P (KRONOS Tita
n 社) 10gを使用した。同じく良好な耐熱性を有
する黄色プレスシートが得られた。200乃至280℃
の温度範囲で射出成形された複数のプレスシート間には
冷却後において色の偏差は全く見られなかった。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式I 【化1】 〔式中、Rは式−OR5 又は−NHR5の基、Aは式
    II又はIII 【化2】 の化合物、Bは式 【化3】 の基を意味し、nは1又は2の数、R1 とR3 は互
    いに独立的に−H又はCl 、R2 とR4 は互いに
    独立的に−H、ハロゲン、−NO2 、−CN、C1−
    C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、−CF3 
    、C2−C5−アルコキシカルボニル、又はそのフェニ
    ル核が未置換又は1又は2個の塩素原子又は1又は2個
    のメチル、メトキシ又はエトキシ基によって置換された
    −CONH−フェニル、−NHCO−フェニル又はフェ
    ニルオキシを意味し、R5 は少なくとも10個の炭素
    原子を有するアルキル、R6 とR7 は互いに独立的
    に−H、ハロゲン、−NO2 、−CN、−CF3 、
    C1−C4−アルキル又はC1−C4−アルコキシ、R
    8 は−H、−Cl、−Br、−CH3 又は−OCH
    3、Xは−H、−Br、−OCH3、−CN又は−NO
    2 を意味する〕の化合物。
  2. 【請求項2】  式Iが下記構造 【化4】 を有しそして基R、R1、R2、R3、R4及びAが請
    求項1で定義した意味を有する請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】  式IIとIII が下記構造【化5】 を有しそして基X1 とX2 が互いに独立的に−H、
    ハロゲン、−NO2 、−CN、−CF3 、C1−C
    4−アルキル又はC1−C4−アルコキシを意味する請
    求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】  式IV 【化6】 〔式中、Aは式V又はVI 【化7】 の基、Rは式−OR5  又は−NHR5の基(ここで
    、R5はC12−C35−アルキルである)を意味し、
    R2 とR4 は互いに独立的に−H、−Cl、−CH
    3 、−OCH3、−OC2H5 、−COOCH3、
    −COOC2H5 又は−OC6H5 を意味し、X1
     とX2 は互いに独立的に−H、−Cl、−CH3 
    、−OCH3又は−OC2H5 を意味する〕の請求項
    1記載の化合物。
  5. 【請求項5】  Rが式−OR5 の基そしてその他の
    基が請求項4で定義した意味を有する請求項4記載の化
    合物。
  6. 【請求項6】  Aが式Vの基そしてその他の基が請求
    項4で定義した意味を有する請求項4記載の化合物。
  7. 【請求項7】  Aが式Vの基、R2 が−Cl、−C
    H3 又は−OCH3、R4 が−Cl、−CH3 、
    −OCH3、−COOCH3又は−COOC2H5、R
    5 がC12−C18−アルキル、そしてX1 とX2
     が互いに独立的に−H、−Cl、−CH3 又は−O
    CH3を意味する請求項4記載の化合物。
  8. 【請求項8】  式VII 【化8】 〔式中、nは1又は2の数、Rは式−OR5 又は−N
    HR5の基(ここで、R5 は少なくとも10個の炭素
    原子を有するアルキルである)、 R1 とR3 は互いに独立的に−H又はCl 、R2
     とR4 は互いに独立的に−H、ハロゲン、−NO2
     、−CN、C1−C4−アルキル、C1−C4−アル
    コキシ、−CF3 、C2−C5−アルコキシカルボニ
    ル、又はそのフェニル核が未置換又は1又は2個の塩素
    原子又は1又は2個のメチル、メトキシ又はエトキシ基
    によって置換された−CONH−フェニル、−NHCO
    −フェニル又はフェニルオキシを意味し、Xは−H、−
    Br、−OCH3、−CN又は−NO2 を意味し、Q
    は−OH又はハロゲンを意味する〕の化合物。
  9. 【請求項9】  Qが−Cl である請求項8記載の化
    合物。
  10. 【請求項10】  式VII が下記構造VIII【化
    9】 (式中、R、R1、R2、R3、R4は請求項8で定義
    した意味を有する)を有する請求項8記載の化合物。
  11. 【請求項11】  R1 とR3 が−H、R2 が−
    Cl、−CH3 又は−OCH3、R4 が−Cl、−
    CH3 、−OCH3、−COOCH3又は−COOC
    2H5 、そしてRが式−OR5 (ここで、R5 は
    C12−C18−アルキルである)の基である請求項1
    0記載の化合物。
  12. 【請求項12】  高分子有機材料の着色のために請求
    項1記載の化合物を使用する方法。
  13. 【請求項13】  高分子有機材料がポリオレフィンで
    ある請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】  請求項1記載の化合物を含有する高
    分子有機材料。
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