JPH04213744A - 割込み処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は情報処理システムの割込
み処理方式に関し、特に複数個の割込みが同時に発生し
た場合に使用目的に合った優先順位に従って割込みを処
理するための割込み処理方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、情報処理システムにおいて割込み
が複数個同時に発生した場合、あらかじめ固定的に設定
された割込みの優先順位に関する情報に従って割込みの
受付けとその処理を行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の割込み
処理方式では、割込みの優先順位は一律に固定されてい
たので、複数個の割込みが同時に発生するケースで運用
によってはある割込みを優先すべき場合や他の割込みを
優先すべき場合などが起きるが、このような場合でも割
込みの優先順位を変更することができず、運用によって
は優先順位が高い割込みを優先的に処理できないという
欠点がある。

【０００４】本発明の目的は、上述の点に鑑み、システ
ム立上げ時に割込み優先順位情報を情報処理システムに
読み込ませるようにして、同時に発生した複数個の割込
みの優先順位の変更を可能とするようにした割込み処理
方式を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の割込み処理方式
は、中央処理装置，主記憶装置およびシステム制御装置
を含む上位サブシステムと、外部記憶装置，複数の周辺
装置および複数の入出力プロセッサを含む下位サブシス
テムとから構成された情報処理システムにおいて、シス
テム立上げ時に前記外部記憶装置から割込み優先順位情
報を前記上位サブシステム内に格納する割込み優先順位
情報格納手段と、前記上位サブシステムで前記下位サブ
システムにおける複数個の割込みの同時発生を認識して
前記複数個の割込みの割込み情報を読み込む割込み情報
読込み手段と、前記割込み優先順位情報格納手段により
格納された割込み優先順位情報に基づいて前記割込み情
報読込み手段により読み込まれた複数個の割込み情報か
ら優先順位が最も高い割込み情報を識別する割込み情報
識別手段と、この割込み情報識別手段により優先順位が
最も高いと識別された割込み情報に対応した割込みを前
記中央処理装置に通知する割込み通知手段とを有する。

【０００６】

【作用】本発明の割込み処理方式では、割込み優先順位
情報格納手段がシステム立上げ時に外部記憶装置から割
込み優先順位情報を上位サブシステム内に格納し、割込
み情報読込み手段が上位サブシステムで下位サブシステ
ムにおける複数個の割込みの同時発生を認識して複数個
の割込みの割込み情報を読み込み、割込み情報識別手段
が割込み優先順位情報格納手段により格納された割込み
優先順位情報に基づいて割込み情報読込み手段により読
み込まれた複数個の割込み情報から優先順位が最も高い
割込み情報を識別し、割込み通知手段が割込み情報識別
手段により優先順位が最も高いと識別された割込み情報
に対応した割込みを中央処理装置に通知する。

【０００７】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。図１は、本発明の一実施例に係る割込み処理
方式が適用された情報処理システムの構成を示すブロッ
ク図である。この情報処理システムは、中央処理装置１
００，主記憶装置２００およびシステム制御装置３００
からなる上位サブシステムと、３台の入出力プロセッサ
４００，３台の入出力コントローラ５００，２台の周辺
装置６００および外部記憶装置（フロッピーディスク装
置）７００を含む下位サブシステムとから構成されてい
る。

【０００８】中央処理装置１００は、システム制御装置
３００を介して、主記憶装置２００と、３台の入出力プ
ロセッサ４００（１台目から順に機番Ａ１，Ａ２および
Ａ３が付与されているものとする）とに接続されている
。

【０００９】各入出力プロセッサ４００には、１台の入
出力コントローラ５００（機番Ａ１，Ａ２およびＡ３に
それぞれ対応して機番Ｄ１，Ｄ２およびＤ３が付与され
ているものとする）がそれぞれ接続されており、さらに
機番Ｄ１およびＤ２の入出力コントローラ５００には、
機番Ｅ１およびＥ２の周辺装置６００がそれぞれ接続さ
れている。また、機番Ｄ３の入出力コントローラ５００
には、フロッピー媒体に格納された割込み優先順位情報
８００を読み込むための外部記憶装置（フロッピーディ
スク装置）７００が接続されている。

【００１０】割込み優先順位情報８００は、例えば１０
レコードの情報から構成されており、優先順位が最も高
いのは１レコード目の情報で（優先順位＝１，割込みコ
ード＝Ｂ１）、以下２レコード目の情報（優先順位＝２
，割込みコード＝Ｂ２）、３レコード目の情報（優先順
位＝３，割込みコード＝Ｂ３）、…の順で続く（１０レ
コード目の情報が最も優先順位が低い。また、Ｂ１〜Ｂ
１０は相異なる値である）。

【００１１】各入出力プロセッサ４００は、ローカルメ
モリ４１０をそれぞれ有しており、割込みが発生すると
、ローカルメモリ４１０に割込み情報を格納する。

【００１２】システム制御装置３００は、割込み優先順
位情報格納手段１と、割込み情報読込み手段２と、割込
み情報識別手段３と、割込み通知手段４とを含んで構成
されている。また、システム制御装置３００は、図２に
示すように、ローカルメモリ３１０と、論理演算プロセ
ッサ３２０と、共通バス３３０とを有している。

【００１３】ローカルメモリ３１０には、フロッピー媒
体に格納された割込み優先順位情報を読み込んで格納す
るための割込み優先順位情報格納エリア３１１と、入出
力プロセッサ４００で発生した割込みの割込み情報をす
べて格納するための割込み情報格納エリア３１２とが設
けられている。

【００１４】図３は、入出力プロセッサ４００内のロー
カルメモリ４１０に格納される割込み情報の内容を示す
図である。割込み情報は、割込みの種類を示す割込みコ
ードと、割込みが発生した装置（入出力プロセッサ４０
０）の機番を示す情報とから構成されている。

【００１５】図４を参照すると、本実施例の割込み処理
方式におけるシステム立上げ処理は、割込み優先順位情
報セーブステップ４１からなる。

【００１６】図５を参照すると、本実施例の割込み処理
方式における割込み処理は、割込み発生チェックステッ
プ５１と、割込み発生判断ステップ５２と、割込み情報
セーブステップ５３と、カウンタｉ初期化ステップ５４
と、カウンタｊ初期化ステップ５５と、割込みコード比
較ステップ５６と、カウンタｊインクリメントステップ
５７と、カウンタｊ終了判定ステップ５８と、カウンタ
ｉインクリメントステップ５９と、カウンタｉ終了判定
ステップ６０と、割込み破棄ステップ６１と、割込み通
知ステップ６２と、割込み情報クリアステップ６３とか
らなる。

【００１７】次に、このように構成された本実施例の割
込み処理方式の動作について説明する。

【００１８】システム立上げ時に、中央処理装置１００
は、システム制御装置３００に割込み優先順位情報８０
０の読込みを指示する。

【００１９】システム制御装置３００は、中央処理装置
１００からの割込み優先順位情報８００の読込み指示を
受けて、割込み優先順位情報格納手段１により、入出力
プロセッサ４００および入出力コントローラ５００を介
して外部記憶装置（フロッピーディスク装置）７００に
割込み優先順位情報８００の読込みを指令する（ステッ
プ４１）。

【００２０】外部記憶装置（フロッピーディスク装置）
７００は、割込み優先順位情報８００の読込みの指令を
受けると、フロッピー媒体に格納された割込み優先順位
情報８００を１レコード目から順に１レコードずつ読み
出し、入出力コントローラ５００および入出力プロセッ
サ４００を介してシステム制御装置３００内のローカル
メモリ３１０の割込み優先順位情報格納エリア３１１に
逐次転送する。

【００２１】システム立上げ後、入出力コントローラ５
００や周辺装置６００の動作終了等で、３台の入出力プ
ロセッサ４００に同時に割込みが発生すると、各入出力
プロセッサ４００は、割込み情報（割込みコードおよび
機番）をローカルメモリ４１０にそれぞれ格納し、シス
テム制御装置３００に割込みの発生を通知する。

【００２２】本実施例では、機番Ａ１の入出力プロセッ
サ４００のローカルメモリ４１０に割込みコードＣ１お
よび機番Ａ１が、機番Ａ２の入出力プロセッサ４００の
ローカルメモリ４１０に割込みコードＣ２および機番Ａ
２が、機番Ａ３の入出力プロセッサ４００のローカルメ
モリ４１０に割込みコードＣ３および機番Ａ３が割込み
情報としてそれぞれ格納される（Ｃ１〜Ｃ３およびＡ１
〜Ａ３は相異なる値である）。

【００２３】システム制御装置３００は、割込みの発生
を通知されると、割込み処理を開始する。システム制御
装置３００は、まず、すべての入出力プロセッサ４００
に対して割込みが発生したかどうかをチェックし（ステ
ップ５１）、割込みの発生を判断する（ステップ５２）
。

【００２４】システム制御装置３００は、割込みが発生
していなければ割込み処理を終了し、割込みが発生して
いれば、割込み情報読込み手段２により、割込みが発生
した各入出力プロセッサ４００のローカルメモリ４１０
に格納された割込み情報（割込みコードおよび機番）を
機番Ａ１から順に機番Ａ３まで割込み情報格納エリア３
１２に読み込む（ステップ５３）。

【００２５】この結果、割込み情報格納エリア３１２に
は、図２中に例示するように、１レコード目には機番Ａ
１の入出力プロセッサ４００の割込み情報（割込みコー
ドＣ１および機番Ａ１）が、２レコード目には機番Ａ２
の入出力プロセッサ４００の割込み情報（割込みコード
Ｃ２および機番Ａ２）が、３レコード目には機番Ａ３の
入出力プロセッサ４００の割込み情報（割込みコードＣ
３および機番Ａ３）がそれぞれ書き込まれる。

【００２６】なお、本実施例においては、割込み情報格
納エリア３１２の割込みコードＣ１は割込み優先順位情
報格納エリア３１１の割込みコードＢ４と、割込みコー
ドＣ２は同じく割込みコードＢ２と、割込みコードＣ３
は同じく割込みコードＢ６と等しくなるように設定され
ており、２レコード目の割込み情報の優先順位が一番上
、すなわち３台の入出力プロセッサ４００で同時に発生
した割込みのうちの機番Ａ２の入出力プロセッサ４００
で発生した割込みが優先順位が最も高いものとする。

【００２７】次に、システム制御装置３００内において
論理演算プロセッサ３２０は、割込み情報識別手段３に
より、割込み情報格納エリア３１２に格納された３つの
割込み情報のうちの優先順位が最も高いもの（機番Ａ２
の入出力プロセッサ４００で発生した２レコード目の割
込み情報）を抽出する（ステップ５４〜６０）。

【００２８】この処理では、論理演算プロセッサ３２０
は、割込み優先順位情報格納エリア３１１の割込みコー
ドＢｉ（ｉ＝１，２，…，１０の順）を割込み情報格納
エリア３１２の割込みコードＣ１，Ｃ２およびＣ３と比
較し、両者が一致する（割込み情報格納エリア３１２の
割込み情報のうちの優先順位が最も高いものを検出する
）まで、この処理を続ける（本実施例では、Ｂ２＝Ｃ２
を検出するまで比較を行う）。

【００２９】割込みコードＢ２＝Ｃ２の一致を検出する
と（ステップ５６）、論理演算プロセッサ３２０は、割
込み通知手段４により、割込みコードＣ２が格納されて
いる割込み情報格納エリア３１２の２レコード目の機番
Ａ２を読み込み、この機番Ａ２をもつ入出力プロセッサ
４００で保留されている割込みの発生を中央処理装置１
００に通知し、機番Ａ２の入出力プロセッサ４００に割
込みの受取りを通知する（ステップ６２）。

【００３０】しかる後に、論理演算プロセッサ３２０は
、割込み情報格納エリア３１２内の割込み情報をすべて
クリアし（ステップ６３）、割込み処理の再初期化を行
うためにステップ５１に制御を戻す。

【００３１】割込み情報格納エリア３１２に格納された
割込みコードＣ１〜Ｃ３がいずれも割込み優先順位情報
格納エリア３１１の割込みコードＢ１〜Ｂ１０と一致し
ない場合（ステップ６０）、すなわち外部から入力した
割込み優先順位情報８００の割込みコードに実際に発生
した割込みの割込みコードが定義されていない場合には
、論理演算プロセッサ３２０は、３台の入出力プロセッ
サ４００で保留されている割込みをすべて破棄した上で
（ステップ６１）、割込み情報格納エリア３１２内の割
込み情報をすべてクリアし（ステップ６３）、割込み処
理の再初期化を行うためにステップ５１に制御を戻す。

【００３２】以上述べた一連の処理において、割込み優
先順位情報８００は、フロッピー媒体に格納されており
、本実施例で示した情報処理システムとは別のパーソナ
ルコンピュータ（図示せず）等の上で必要に応じて修正
が可能である。このため、修正を行った割込み優先順位
情報８００をシステム立上げ時に情報処理システムに読
み込ませることにより、３台の入出力プロセッサ４００
で同時に発生した割込みの優先順位を容易に変更でき、
優先順位が高い割込みを優先的に処理することができる
。

【００３３】なお、上記実施例では、割込み優先順位情
報格納手段１，割込み情報読込み手段２，割込み情報識
別手段３および割込み通知手段４がシステム制御装置３
００に含まれる場合を例にとって説明したが、これらの
手段は中央処理装置１００に設けることもできる。この
場合には、割込み優先順位情報格納エリア３１１および
割込み情報格納エリア３１２を主記憶装置２００上に確
保するとよい。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、割込み優
先順位情報をシステム立上げ時に情報処理システムに読
み込ませるようにしたことにより、同時に発生した複数
個の割込みの優先順位の変更が可能となり、優先順位が
高い割込みを常に優先的に処理でき、運用目的に合った
割込み処理を効率的に行うことができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る割込み処理方式が適用
された情報処理システムの構成を示すブロック図である
。

【図２】図１中のシステム制御装置の詳細を示すブロッ
ク図である。

【図３】図１中の入出力プロセッサ内のローカルメモリ
に格納される割込み情報の内容を示す図である。

【図４】本実施例の割込み処理方式のシステム立上げ処
理を示す流れ図である。

【図５】本実施例の割込み処理方式の割込み処理を示す
流れ図である。

【符号の説明】

１　　割込み優先順位情報格納手段 ２　　割込み情報読込み手段 ３　　割込み情報識別手段 ４　　割込み通知手段 １００　　中央処理装置 ２００　　主記憶装置 ３００　　システム制御装置 ３１０　　ローカルメモリ ３１１　　割込み優先順位情報格納エリア３１２　　割
込み情報格納エリア ３２０　　論理演算プロセッサ ３３０　　共通バス ４００　　入出力プロセッサ ４１０　　ローカルメモリ ５００　　入出力コントローラ ６００　　周辺装置 ７００　　外部記憶装置（フロッピーディスク装置）８
００　　割込み優先順位情報

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　中央処理装置，主記憶装置およびシス
   テム制御装置を含む上位サブシステムと、外部記憶装置
   ，複数の周辺装置および複数の入出力プロセッサを含む
   下位サブシステムとから構成された情報処理システムに
   おいて、システム立上げ時に前記外部記憶装置から割込
   み優先順位情報を前記上位サブシステム内に格納する割
   込み優先順位情報格納手段と、前記上位サブシステムで
   前記下位サブシステムにおける複数個の割込みの同時発
   生を認識して前記複数個の割込みの割込み情報を読み込
   む割込み情報読込み手段と、前記割込み優先順位情報格
   納手段により格納された割込み優先順位情報に基づいて
   前記割込み情報読込み手段により読み込まれた複数個の
   割込み情報から優先順位が最も高い割込み情報を識別す
   る割込み情報識別手段と、この割込み情報識別手段によ
   り優先順位が最も高いと識別された割込み情報に対応し
   た割込みを前記中央処理装置に通知する割込み通知手段
   とを有することを特徴とする割込み処理方式。