JPH0421369A - モータの回転位置決め装置 - Google Patents
モータの回転位置決め装置Info
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- JPH0421369A JPH0421369A JP2334237A JP33423790A JPH0421369A JP H0421369 A JPH0421369 A JP H0421369A JP 2334237 A JP2334237 A JP 2334237A JP 33423790 A JP33423790 A JP 33423790A JP H0421369 A JPH0421369 A JP H0421369A
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- ball screw
- actuator
- screw nut
- guide
- guide bearing
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Links
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
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- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はロボット、工作機械等に適用され、従来のもの
よりもモータの回転範囲を大きくすることができ、かつ
制御性を従来のものよりも向上させることのできるモー
タの回転位置決め装置に関する。
よりもモータの回転範囲を大きくすることができ、かつ
制御性を従来のものよりも向上させることのできるモー
タの回転位置決め装置に関する。
ある種の誘電体結晶の両端に電圧をかけたときに力学的
なひずみが生ずるという圧電効果を利用した圧電アクチ
ュエータがモータの回転軸の回転作動用のアクチュエー
タとして使用されている。
なひずみが生ずるという圧電効果を利用した圧電アクチ
ュエータがモータの回転軸の回転作動用のアクチュエー
タとして使用されている。
この種の従来技術としては、たとえば特開平1−243
013号公報にみられるものがある。この公報には、ボ
ールスクリューにボールスクリューナットを螺合し、圧
電アクチュエータを作動させてボールスクリューナツト
をボールスクリュー軸方向に移動させて、ボールスクリ
ューを回転させる技術が開示されている。
013号公報にみられるものがある。この公報には、ボ
ールスクリューにボールスクリューナットを螺合し、圧
電アクチュエータを作動させてボールスクリューナツト
をボールスクリュー軸方向に移動させて、ボールスクリ
ューを回転させる技術が開示されている。
しかし、従来のものは、−の圧電アクチュエータでボー
ルスクリューを回転させるようにしていたため、圧電ア
クチュエータの伸張範囲によってボールスクリューの回
転範囲(回転数)が制限されることになっていた。さら
に−の圧電アクチュエータの伸張度合いを制御すること
によってボールスクリューの回転位置の位置決めを行う
ようにしていたため制御性が損なわれることとなってい
た。そこで、ボールスクリューの回転範囲をより大きく
することができるとともに、回転位置決めの制御性を向
上させることができるモータの位置決め装置が望まれる
。
ルスクリューを回転させるようにしていたため、圧電ア
クチュエータの伸張範囲によってボールスクリューの回
転範囲(回転数)が制限されることになっていた。さら
に−の圧電アクチュエータの伸張度合いを制御すること
によってボールスクリューの回転位置の位置決めを行う
ようにしていたため制御性が損なわれることとなってい
た。そこで、ボールスクリューの回転範囲をより大きく
することができるとともに、回転位置決めの制御性を向
上させることができるモータの位置決め装置が望まれる
。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、モ
ータの回転範囲を大きくすることができ、かつ制御性を
従来のものよりも向上させることのできるモータの回転
位置決め装置を提供することをその目的としている。
ータの回転範囲を大きくすることができ、かつ制御性を
従来のものよりも向上させることのできるモータの回転
位置決め装置を提供することをその目的としている。
そこでこの発明では、ハウジングに回動自在に支持され
たボールスクリューと、このボールスクリューと螺合す
るボールスクリューナツトと、前記ボールスクリューナ
ツトを挟むように前記ボールスクリューに環装され、該
ボールスクリューの軸方向に移動自在の第1、第2のガ
イドベアリングと、入力駆動信号に応じて前記第1、第
2のガイドベアリングの動きをロックする第1、第2の
ガイドベアリング固定用アクチュエータと、一端が前記
ボールスクリューナツトに他端がそれぞれ前記第1のガ
イドベアリング、第2のガイドベアリングに固着され、
入力駆動信号に応じて前記ボールスクリューの軸方向に
伸張してボールスクリューナツトと第1のガイドベアリ
ングとの間隔およびボールスクリューナツトと第2のガ
イドベアリングとの間隔をそれぞれ増大させる第1、第
2のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータと、
前記第1のガイドベアリング固定用アクチュエータに駆
動信号を出力した状態で前記第1のボールスクリューナ
ツト駆動用アクチュエータに駆動信号を出力して前記ボ
ールスクリューナツトと前記第2のガイドベアリングを
前記ボールスクリニーの軸に沿って一方へ移動させた後
、前記第2のガイドベアリング固定用アクチュエータに
駆動信号を出力し、かつ前記第1のガイドベアリング固
定用アクチュエータおよび前記第1のボールスクリュー
ナツト駆動用アクチュエータに対する駆動信号出力をオ
フする動作を繰り返し行うことにより前記ボールスクリ
ューを一方向に回転させて所定回転位置に位置決めする
とともに、前記第2のガイドベアリング固定用アクチュ
エータに駆動信号を出力した状態で前記第2のボールス
クリューナツト駆動用アクチュエータに駆動信号を出力
して前記ボルルスクリューナツトと前記第1のガイドベ
アリングを前記ボールスクリューの軸に沿って前記一方
と逆の方向へ移動させた後、前記第1のガイドベアリン
グ固定用アクチュエータに駆動信号を出力し、かつ前記
第2のガイドベアリング固定用アクチュエータおよび前
記第2のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ
に対する駆動信号出力をオフする動作を繰り返し行うこ
とにより前記ボールスクリューを前記一方向と逆に回転
させて所定回転位置に位置決めするアクチュエータ駆動
制御手段とを具えるようにしている。
たボールスクリューと、このボールスクリューと螺合す
るボールスクリューナツトと、前記ボールスクリューナ
ツトを挟むように前記ボールスクリューに環装され、該
ボールスクリューの軸方向に移動自在の第1、第2のガ
イドベアリングと、入力駆動信号に応じて前記第1、第
2のガイドベアリングの動きをロックする第1、第2の
ガイドベアリング固定用アクチュエータと、一端が前記
ボールスクリューナツトに他端がそれぞれ前記第1のガ
イドベアリング、第2のガイドベアリングに固着され、
入力駆動信号に応じて前記ボールスクリューの軸方向に
伸張してボールスクリューナツトと第1のガイドベアリ
ングとの間隔およびボールスクリューナツトと第2のガ
イドベアリングとの間隔をそれぞれ増大させる第1、第
2のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータと、
前記第1のガイドベアリング固定用アクチュエータに駆
動信号を出力した状態で前記第1のボールスクリューナ
ツト駆動用アクチュエータに駆動信号を出力して前記ボ
ールスクリューナツトと前記第2のガイドベアリングを
前記ボールスクリニーの軸に沿って一方へ移動させた後
、前記第2のガイドベアリング固定用アクチュエータに
駆動信号を出力し、かつ前記第1のガイドベアリング固
定用アクチュエータおよび前記第1のボールスクリュー
ナツト駆動用アクチュエータに対する駆動信号出力をオ
フする動作を繰り返し行うことにより前記ボールスクリ
ューを一方向に回転させて所定回転位置に位置決めする
とともに、前記第2のガイドベアリング固定用アクチュ
エータに駆動信号を出力した状態で前記第2のボールス
クリューナツト駆動用アクチュエータに駆動信号を出力
して前記ボルルスクリューナツトと前記第1のガイドベ
アリングを前記ボールスクリューの軸に沿って前記一方
と逆の方向へ移動させた後、前記第1のガイドベアリン
グ固定用アクチュエータに駆動信号を出力し、かつ前記
第2のガイドベアリング固定用アクチュエータおよび前
記第2のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ
に対する駆動信号出力をオフする動作を繰り返し行うこ
とにより前記ボールスクリューを前記一方向と逆に回転
させて所定回転位置に位置決めするアクチュエータ駆動
制御手段とを具えるようにしている。
かかる構成によれば、ボールスクリューナツト駆動用ア
クチュエータの伸張度合いによってボールスクリューの
回転角が制限されるのではなくて、ボールスクリューナ
ツト駆動用のアクチュエーダノ伸張、縮退が゛繰り返さ
れてボールスクリューナツトが順次ボールスクリューの
軸方向に移動してボールスクリューナツトが回転する。
クチュエータの伸張度合いによってボールスクリューの
回転角が制限されるのではなくて、ボールスクリューナ
ツト駆動用のアクチュエーダノ伸張、縮退が゛繰り返さ
れてボールスクリューナツトが順次ボールスクリューの
軸方向に移動してボールスクリューナツトが回転する。
このため、ホールスクリューの回転範囲が増大するとと
もに、回転位置決めの制御性が大幅に向上する。
もに、回転位置決めの制御性が大幅に向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。
。
第1図は、本発明に係るモータの回転位置決め装置の第
1実施例を示す横断面である。なお、実施例装置のアク
チュエータはすべて積層型の圧電アクチュエータを使用
しているものとする。
1実施例を示す横断面である。なお、実施例装置のアク
チュエータはすべて積層型の圧電アクチュエータを使用
しているものとする。
同図に示すようにモータ1のハウジング2にはベアリン
グ3.4を介してボールスクリュー(以下、回転軸とい
う)5が矢印A方向に回動自在に支持されている。この
回転軸5の回転角度θは回転角検出用エンコーダ6によ
−って検出される。回転軸5には、そのねじ山部5aの
略中心位置にボールスクリューナツト7が螺合されてい
る。ここに回転軸5のリード角は10度以上のリード角
を有したいわゆる大リードのボールスクリューである。
グ3.4を介してボールスクリュー(以下、回転軸とい
う)5が矢印A方向に回動自在に支持されている。この
回転軸5の回転角度θは回転角検出用エンコーダ6によ
−って検出される。回転軸5には、そのねじ山部5aの
略中心位置にボールスクリューナツト7が螺合されてい
る。ここに回転軸5のリード角は10度以上のリード角
を有したいわゆる大リードのボールスクリューである。
回転軸5のねし山部5aの右側および左側にはそれぞれ
ボールスクリューナツト7を挟むように第1のガイドベ
アリング8および第2のガイドベアリング9が回転軸5
に滑動自在に環装されている。これら第1、第2のガイ
ドベアリング8.9の外周にはハウジング2の円筒状の
内周面2aに当接、離間自在にガイドベアリングの直径
方向に伸張、縮退する第1のガイドベアリング固定用ア
クチュエータ10 (10a、10b)および第2のガ
イドベアリング固定用アクチュエータ11(lla、1
lb)が配設されている。これらアクチュエータ10.
11は電気指令が入力されると内周面2aに圧接する。
ボールスクリューナツト7を挟むように第1のガイドベ
アリング8および第2のガイドベアリング9が回転軸5
に滑動自在に環装されている。これら第1、第2のガイ
ドベアリング8.9の外周にはハウジング2の円筒状の
内周面2aに当接、離間自在にガイドベアリングの直径
方向に伸張、縮退する第1のガイドベアリング固定用ア
クチュエータ10 (10a、10b)および第2のガ
イドベアリング固定用アクチュエータ11(lla、1
lb)が配設されている。これらアクチュエータ10.
11は電気指令が入力されると内周面2aに圧接する。
さらにボールスクリューナツト7と第1のガイドベアリ
ング8との間およびボールスクリューナツト7と第2の
ガイドベアリング9との間にはそれぞれこれらボールス
クリューナツト7と第1のガイドベアリング8との離間
距離およびボールスクリューナツト7と第2のガイドベ
アリング9との離間距離をそれぞれ増大、減少自在に回
転軸5の軸方向に伸張、縮退する第1のボールスクリュ
ーナツト駆動用アクチュエータ12 (12a、12b
)および第2のボールスクリューナツト駆動用アクチュ
エータ13(13a、13b)が配設されている。これ
らアクチュエータ12.13は電気指令が入力されると
、上記離間距離を増大させる。そして、ボールスクリュ
ーナツト7と第1、第2のガイドベアリング8.9を回
転軸5の軸方向に案内移動するガイドバー14.15が
回転軸5に平行に配設されている。また、ボールスクリ
ューナツト7と第1のガイドベアリング8との間にはこ
れらポールスクリユーナツト7、第1のガイドベアリン
グ8に配設された係止部材に端部が係止されたリターン
スプリング16.17が介装されている。同様にボール
スクリューナツト7と第2のガイドベアリング9との間
にもこれらボールスクリューナツト7、第2のガイドベ
アリング9に配設された係止部材に端部が係止されたリ
ターンスプリング18.19が介装されている。これら
リターンスプリング16.17および18.19は第1
のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ12
a s 12bおよび第2のボールスクリューナツト駆
動用アクチュエータ13a、13bに対して電気指令が
入力されていない状態においてボールスクリューナツト
7と第1、第2のボールスクリューナツト駆動用アクチ
ュエータ12.13に対して回転軸5の軸方向に予圧を
与えておくために設けられている。
ング8との間およびボールスクリューナツト7と第2の
ガイドベアリング9との間にはそれぞれこれらボールス
クリューナツト7と第1のガイドベアリング8との離間
距離およびボールスクリューナツト7と第2のガイドベ
アリング9との離間距離をそれぞれ増大、減少自在に回
転軸5の軸方向に伸張、縮退する第1のボールスクリュ
ーナツト駆動用アクチュエータ12 (12a、12b
)および第2のボールスクリューナツト駆動用アクチュ
エータ13(13a、13b)が配設されている。これ
らアクチュエータ12.13は電気指令が入力されると
、上記離間距離を増大させる。そして、ボールスクリュ
ーナツト7と第1、第2のガイドベアリング8.9を回
転軸5の軸方向に案内移動するガイドバー14.15が
回転軸5に平行に配設されている。また、ボールスクリ
ューナツト7と第1のガイドベアリング8との間にはこ
れらポールスクリユーナツト7、第1のガイドベアリン
グ8に配設された係止部材に端部が係止されたリターン
スプリング16.17が介装されている。同様にボール
スクリューナツト7と第2のガイドベアリング9との間
にもこれらボールスクリューナツト7、第2のガイドベ
アリング9に配設された係止部材に端部が係止されたリ
ターンスプリング18.19が介装されている。これら
リターンスプリング16.17および18.19は第1
のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ12
a s 12bおよび第2のボールスクリューナツト駆
動用アクチュエータ13a、13bに対して電気指令が
入力されていない状態においてボールスクリューナツト
7と第1、第2のボールスクリューナツト駆動用アクチ
ュエータ12.13に対して回転軸5の軸方向に予圧を
与えておくために設けられている。
CPU20およびCPU23は回転軸5の回転角度θが
目標回転角度θ、になるように第1のガイドベアリング
固定用アクチュエータ10 a s 10bおよび第2
のガイドベアリング固定用アクチュエータlla、ll
b並びに第1のボールスクリューナツト駆動用アクチュ
エータ12a、12bおよび第2のボールスクリューナ
ツト駆動用アクチュエータ13a、13bにそれぞれ電
気指令を出力してこれら各アクチュエータを駆動制御す
る。なお、第1図においてCPU20とアンプ21.2
2の間およびCPU23とアンプ24.25の間に介在
するD/A変換器およびエンコーダ6とCPU20.2
3の間に介在するA/D変換器は省略している。
目標回転角度θ、になるように第1のガイドベアリング
固定用アクチュエータ10 a s 10bおよび第2
のガイドベアリング固定用アクチュエータlla、ll
b並びに第1のボールスクリューナツト駆動用アクチュ
エータ12a、12bおよび第2のボールスクリューナ
ツト駆動用アクチュエータ13a、13bにそれぞれ電
気指令を出力してこれら各アクチュエータを駆動制御す
る。なお、第1図においてCPU20とアンプ21.2
2の間およびCPU23とアンプ24.25の間に介在
するD/A変換器およびエンコーダ6とCPU20.2
3の間に介在するA/D変換器は省略している。
以下、上記CPU20およびCPU23で行われる処理
を第2図のフローチャートを併せ参照して説明する。
を第2図のフローチャートを併せ参照して説明する。
同図に示すようにまず、CPU20からアンプ22を介
してアクチュエータ10a、10bに対して該アクチュ
エータをガイドベアリング8の直径方向に伸張させてガ
イドベアリング8をクランプするための駆動信号が加え
られる。この結果、アクチュエータ10a、10bは直
径方向に伸張して、内周面2aに当接して、ガイドベア
リング8はハウジング2によってロックされることにな
る(ステップ101)。つぎにCPU20からアンプ2
1を介してアクチュエータ12a、12bに対して該ア
クチュエータを回転軸5の軸方向に伸張させて回転軸5
を回転させるための駆動信号が加えられる。この結果、
ガイドベアリング8は上記のごとくロックされているの
で、アクチュエータ12a、12bは左方に伸張して、
ボールスクリューナツト7はリターンスプリング16.
17のスプリング力に抗してガイドベアリング9ととも
に左方に移動する。ボールスクリューナツト7はこの移
動の際、ガイドバー14.15によって回転が拘束され
る。したがってボールスクリューナツト7の移動に応じ
て回転軸5は微小角度Δθだけ回転する。ここで、微小
角度Δθは、アクチュエータ12の伸張量、つまりボー
ルスクリューナツト7の移動量をΔX1回転軸5のリー
ドをLとして、下式、 Δθ−2π・Δx / L ・・・(1)て表せられ
る(ステップ102)。
してアクチュエータ10a、10bに対して該アクチュ
エータをガイドベアリング8の直径方向に伸張させてガ
イドベアリング8をクランプするための駆動信号が加え
られる。この結果、アクチュエータ10a、10bは直
径方向に伸張して、内周面2aに当接して、ガイドベア
リング8はハウジング2によってロックされることにな
る(ステップ101)。つぎにCPU20からアンプ2
1を介してアクチュエータ12a、12bに対して該ア
クチュエータを回転軸5の軸方向に伸張させて回転軸5
を回転させるための駆動信号が加えられる。この結果、
ガイドベアリング8は上記のごとくロックされているの
で、アクチュエータ12a、12bは左方に伸張して、
ボールスクリューナツト7はリターンスプリング16.
17のスプリング力に抗してガイドベアリング9ととも
に左方に移動する。ボールスクリューナツト7はこの移
動の際、ガイドバー14.15によって回転が拘束され
る。したがってボールスクリューナツト7の移動に応じ
て回転軸5は微小角度Δθだけ回転する。ここで、微小
角度Δθは、アクチュエータ12の伸張量、つまりボー
ルスクリューナツト7の移動量をΔX1回転軸5のリー
ドをLとして、下式、 Δθ−2π・Δx / L ・・・(1)て表せられ
る(ステップ102)。
つぎにCPU23からアンプ25を介してアクチュエー
タlla、llbに対して該アクチュエータをガイドベ
アリング9の直径方向に伸張させてガイドベアリング9
をクランプするための駆動信号が加えられる。この結果
、アクチュエータ11a、11bは直径方向に伸張して
、内周面2aに当接して、ガイドベアリング9はハウジ
ング2によってロックされることになる(ステップ10
3)。この状態でCPU20からアクチュエータ10a
、10b、12aおよび12bに対する駆動信号の入力
を断ち切ると、アクチュエータ12a、12bは縮退し
て、リターンスプリング16.17のスプリング力によ
ってガイドベアリング8は左方に移動することになる(
ステップ104)。
タlla、llbに対して該アクチュエータをガイドベ
アリング9の直径方向に伸張させてガイドベアリング9
をクランプするための駆動信号が加えられる。この結果
、アクチュエータ11a、11bは直径方向に伸張して
、内周面2aに当接して、ガイドベアリング9はハウジ
ング2によってロックされることになる(ステップ10
3)。この状態でCPU20からアクチュエータ10a
、10b、12aおよび12bに対する駆動信号の入力
を断ち切ると、アクチュエータ12a、12bは縮退し
て、リターンスプリング16.17のスプリング力によ
ってガイドベアリング8は左方に移動することになる(
ステップ104)。
以下、上記ステップ101〜104の処理が繰り返し実
行されて、回転軸5が連続して回転される(ステップ1
05)。回転軸5の現在の回転角度θはエンコーダ6で
検出され、CPU20.23にフィードバック信号とし
て入力されている(スチップ106)。これより、回転
軸5の回転角度θが目標回転角度θPに一致したか否か
、つまりエンコーダ6の検出パルス数P OUT値が目
標回転角度θ、に応じたパルス数P SETに一致した
か否かが判定される(ステップ107)。回転軸5の回
転角度θが目標回転角度θPに一致していないと判断さ
れれば(判定結果No) 、ステップ101から107
までの手順が繰り返し実行されるが、やがて回転軸5の
回転角度θが目標回転角度θ。
行されて、回転軸5が連続して回転される(ステップ1
05)。回転軸5の現在の回転角度θはエンコーダ6で
検出され、CPU20.23にフィードバック信号とし
て入力されている(スチップ106)。これより、回転
軸5の回転角度θが目標回転角度θPに一致したか否か
、つまりエンコーダ6の検出パルス数P OUT値が目
標回転角度θ、に応じたパルス数P SETに一致した
か否かが判定される(ステップ107)。回転軸5の回
転角度θが目標回転角度θPに一致していないと判断さ
れれば(判定結果No) 、ステップ101から107
までの手順が繰り返し実行されるが、やがて回転軸5の
回転角度θが目標回転角度θ。
に一致したと判断されれば(判定結果YES)、回転軸
5の回転位置決めが完了する。
5の回転位置決めが完了する。
以上の説明では、ボールスクリューナツト7を左方に移
動させて回転軸5を回転させる場合について説明したが
、回転軸5を反対の方向に回転させる場合には、上述し
た説明で第1のアクチュエータの動作を第2のアクチュ
エータにさせるとともに、第2のアクチュエータの動作
を第1のアクチュエータにさせるように制御すればよい
。
動させて回転軸5を回転させる場合について説明したが
、回転軸5を反対の方向に回転させる場合には、上述し
た説明で第1のアクチュエータの動作を第2のアクチュ
エータにさせるとともに、第2のアクチュエータの動作
を第1のアクチュエータにさせるように制御すればよい
。
以上説明した実施例ではガイドベアリングをガイドベア
リング固定用アクチュエータを介してハウジングにロッ
ク(ハウジングタイト)させるようにしたが、以下ガイ
ドベアリングをガイドベアリング固定用アクチュエータ
を介して所定のガイドバーにロック(ガイドバータイト
)させる第2の実施例について第3図を参照して説明す
る。
リング固定用アクチュエータを介してハウジングにロッ
ク(ハウジングタイト)させるようにしたが、以下ガイ
ドベアリングをガイドベアリング固定用アクチュエータ
を介して所定のガイドバーにロック(ガイドバータイト
)させる第2の実施例について第3図を参照して説明す
る。
第3図(a)に第2の実施例の装置の横断面を、また同
図(b)に同図(a)のC−C断面を示す。
図(b)に同図(a)のC−C断面を示す。
これら図に示すようにモータ30のハウジング31には
、ベアリング32.33を介して回転軸(ボールスクリ
ュー)34が矢印B方向に回動自在に支持されている。
、ベアリング32.33を介して回転軸(ボールスクリ
ュー)34が矢印B方向に回動自在に支持されている。
この回転軸34の回転角度θは回転角検出用エンコーダ
35によって検出される。このエンコーダ35は回転角
に応じたパルス数を出力することから、ディジタルコン
トロルに使用される。回転軸34には、そのねじ山部の
略中心位置にボールスクリューナツト36が螺合されて
いる。ここに回転軸34はリード角が10度以上と大き
い大リードのものが使用される。
35によって検出される。このエンコーダ35は回転角
に応じたパルス数を出力することから、ディジタルコン
トロルに使用される。回転軸34には、そのねじ山部の
略中心位置にボールスクリューナツト36が螺合されて
いる。ここに回転軸34はリード角が10度以上と大き
い大リードのものが使用される。
ボールスクリューナツト36は移動部材37と一体に形
成されていて、この移動部材37の外周部にはガイドベ
アリング38.39が配設されている。これらガイドベ
アリング38.39は、回転軸34と平行に図面の上下
方向にそれぞれハウジング31に連架されたガイドバー
40,41に回転軸34の軸方向に移動自在に環装され
ている。
成されていて、この移動部材37の外周部にはガイドベ
アリング38.39が配設されている。これらガイドベ
アリング38.39は、回転軸34と平行に図面の上下
方向にそれぞれハウジング31に連架されたガイドバー
40,41に回転軸34の軸方向に移動自在に環装され
ている。
回転軸34の上記略中心位置の右側および左側にはそれ
ぞれボールスクリューナツト36を挟むように第1のガ
イドベアリング42および第2のガイドベアリング43
が回転軸34に滑動自在に環装されている。これら第1
、第2のガイドベアリング42.43もガイドバー40
.41に回転軸34の軸方向に移動自在に環装されてい
る。第1、第2のガイドベアリング42.43は、一端
か第2のガイドベアリング43の外周部に固定配設され
、他端が第1のガイドベアリング42の外周部を貫通し
てスプリング44.45を介して支持されたガイドバー
46.47によって連設されている。なお、スプリング
44.45はボールスクリューナツト36および後述す
る第1、第2のナンド駆動用アクチュエータ56.57
に対して回転軸34に軸方向に予圧をかけておくために
設けられている。
ぞれボールスクリューナツト36を挟むように第1のガ
イドベアリング42および第2のガイドベアリング43
が回転軸34に滑動自在に環装されている。これら第1
、第2のガイドベアリング42.43もガイドバー40
.41に回転軸34の軸方向に移動自在に環装されてい
る。第1、第2のガイドベアリング42.43は、一端
か第2のガイドベアリング43の外周部に固定配設され
、他端が第1のガイドベアリング42の外周部を貫通し
てスプリング44.45を介して支持されたガイドバー
46.47によって連設されている。なお、スプリング
44.45はボールスクリューナツト36および後述す
る第1、第2のナンド駆動用アクチュエータ56.57
に対して回転軸34に軸方向に予圧をかけておくために
設けられている。
第1のガイドベアリング42は第3図(b)に示すよう
にコの字部材48.49によって螺合されている。また
、ハウジング31には回転軸34を通る鉛直軸に対称に
ガイドバー51.52が配設されている。第1のガイド
ベアリング42はスプリング50a、50b、クランパ
53.54を介してガイドバー51.52に滑動自在に
配設されている。クランパ53.54の外壁とコの字部
材48.49の内壁とはそれぞれ第1のガイドベアリン
グ固定用アクチュエータ55 (55a、55b)の各
端部と固着されており、この第1のガイドベアリング固
定用アクチュエータ55は電気指令が入力されると、回
転軸34に垂直な方向に伸張して、クランパ53.54
を同方向に圧接して(スプリング50a、50bの反力
に抗して)、第1のガイドベアリング42をガイドバー
51.52に固定する。また、第2のガイドベアリング
43についても第1のガイドベアリング42にっいての
第3図(b)に示す構成と同様な構成となっている。以
下、第2のガイドベアリング43に関して第3図(b)
に示すものと同様の機能を有するものは番号にダッシュ
を付けて説明する。
にコの字部材48.49によって螺合されている。また
、ハウジング31には回転軸34を通る鉛直軸に対称に
ガイドバー51.52が配設されている。第1のガイド
ベアリング42はスプリング50a、50b、クランパ
53.54を介してガイドバー51.52に滑動自在に
配設されている。クランパ53.54の外壁とコの字部
材48.49の内壁とはそれぞれ第1のガイドベアリン
グ固定用アクチュエータ55 (55a、55b)の各
端部と固着されており、この第1のガイドベアリング固
定用アクチュエータ55は電気指令が入力されると、回
転軸34に垂直な方向に伸張して、クランパ53.54
を同方向に圧接して(スプリング50a、50bの反力
に抗して)、第1のガイドベアリング42をガイドバー
51.52に固定する。また、第2のガイドベアリング
43についても第1のガイドベアリング42にっいての
第3図(b)に示す構成と同様な構成となっている。以
下、第2のガイドベアリング43に関して第3図(b)
に示すものと同様の機能を有するものは番号にダッシュ
を付けて説明する。
第3図(a)において移動部材37と第1のガイドベア
リング42との間には一端が移動部材37に、他端(外
周部を含む)が第1のガイドベアリング42に固着され
た第1のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ
56 (56a、56b)が配設されている。この第1
のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ56は
電気指令入力に応じて伸張してこれら移動部材37と第
1のガイドベアリング42との離間距離を増大させる。
リング42との間には一端が移動部材37に、他端(外
周部を含む)が第1のガイドベアリング42に固着され
た第1のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ
56 (56a、56b)が配設されている。この第1
のボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ56は
電気指令入力に応じて伸張してこれら移動部材37と第
1のガイドベアリング42との離間距離を増大させる。
また、移動部材37と第2のガイドベアリング43との
間にも同様な第2のボールスクリュナツト駆動用アクチ
ュエータ57 (57a、57b)が配設されている。
間にも同様な第2のボールスクリュナツト駆動用アクチ
ュエータ57 (57a、57b)が配設されている。
58は第2のガイドベアリング43の回転軸方向の移動
量を検出する非接触型のアナログセンサであり、ボール
スクリュナツト36の移動量、つまり回転軸34の回転
角に応じた大きさの電圧を出力する。このセンサ58は
アナログコントロール用に使用される。
量を検出する非接触型のアナログセンサであり、ボール
スクリュナツト36の移動量、つまり回転軸34の回転
角に応じた大きさの電圧を出力する。このセンサ58は
アナログコントロール用に使用される。
上記第1、第2のガイドベアリング固定用アクチュエー
タ55.55′、第1、第2のボールスクリューナツト
駆動用アクチュエータ56.57には図示していないC
PUから電気指令が出力される。また、エンコーダ35
の検出出力およびセンサ58の検出出力はCPUに加え
られる。
タ55.55′、第1、第2のボールスクリューナツト
駆動用アクチュエータ56.57には図示していないC
PUから電気指令が出力される。また、エンコーダ35
の検出出力およびセンサ58の検出出力はCPUに加え
られる。
このCPUは前述した実施例のCPU20およびCPU
23と同様に回転軸34の回転角度θが目標回転角度θ
Pになるように第1のガイドベアリング固定用アクチュ
エータ55および第2のガイドベアリング固定用アクチ
ュエータ55′並びに第1のボールスクリューナツト駆
動用アクチュエータ56および第2のボールスクリュー
ナツト駆動用アクチュエータ57を駆動制御する。
23と同様に回転軸34の回転角度θが目標回転角度θ
Pになるように第1のガイドベアリング固定用アクチュ
エータ55および第2のガイドベアリング固定用アクチ
ュエータ55′並びに第1のボールスクリューナツト駆
動用アクチュエータ56および第2のボールスクリュー
ナツト駆動用アクチュエータ57を駆動制御する。
以下、上記CPUで行われる処理を説明する。
まず、CPUからアクチュエータ55a、55bに対し
て該アクチュエータを伸張させるための駆動信号が加え
られる。この結果、アクチュエータ55a、55bは回
転軸34に垂直な方向に伸張して、クランパ53.54
を圧接し、ガイドベアリング42はこの圧接力によって
ガイドバー51.52に固定される。
て該アクチュエータを伸張させるための駆動信号が加え
られる。この結果、アクチュエータ55a、55bは回
転軸34に垂直な方向に伸張して、クランパ53.54
を圧接し、ガイドベアリング42はこの圧接力によって
ガイドバー51.52に固定される。
つぎにCPUからアクチュエータ56a、56bに対し
て該アクチュエータを回転軸34の軸方向に伸張させる
ための駆動信号が加えられる。この結果、ガイドベアリ
ング42は上記のごとくロックされているので、アクチ
ュエータ56a、56bはスプリング44.45のスプ
リング力に抗しつつ左方に伸張して、移動部材37はガ
イドベアリング43とともに左方に移動する。ここで移
動部材37はガイドバー51.52に案内移動されるの
で、ボールスクリューナツト36は回転が拘束され、直
動変位のみする。したがって、ボールスクリューナツト
36の移動に応じて回転軸34は微小角度へ〇(上記(
1)式参照)だけ回転する。
て該アクチュエータを回転軸34の軸方向に伸張させる
ための駆動信号が加えられる。この結果、ガイドベアリ
ング42は上記のごとくロックされているので、アクチ
ュエータ56a、56bはスプリング44.45のスプ
リング力に抗しつつ左方に伸張して、移動部材37はガ
イドベアリング43とともに左方に移動する。ここで移
動部材37はガイドバー51.52に案内移動されるの
で、ボールスクリューナツト36は回転が拘束され、直
動変位のみする。したがって、ボールスクリューナツト
36の移動に応じて回転軸34は微小角度へ〇(上記(
1)式参照)だけ回転する。
つぎにCPUからアクチュエータ55−a、55−bに
対して同様にガイドベアリング43をガイドバー51.
52に固定するための電気指令が出力されて、ガイドベ
アリング43はガイドバー1.52にロックされる。
対して同様にガイドベアリング43をガイドバー51.
52に固定するための電気指令が出力されて、ガイドベ
アリング43はガイドバー1.52にロックされる。
この状態でCPUからアクチュエータ55a155b、
56aおよび56bに対する駆動信号の入力を断ち切る
と、アクチュエータ56a、56bは縮退して、スプリ
ング44.45のスプリング力によってガイドベアリン
グ42は左方に移動することになる。以下、上記した一
連の処理が繰り返し実行されて、回転軸34が連続して
回転される。回転軸34の回転角度θはエンコーダ35
で検出され、CPUにフィードバック信号として入力さ
れる。これより、回転軸34の回転角度θが目標回転角
度θ、に一致したか否か、つまりエンコーダ34の検出
パルス数P。UT値が目標回転角度θPに応じたパルス
数PSETに一致したか否かが判定される。回転軸34
の回転角度θが目標回転角度θ、に一致していないと判
断されれば、上記した一連の処理が繰り返し実行される
が、やがて回転軸34の回転角度θが目標回転角度θ。
56aおよび56bに対する駆動信号の入力を断ち切る
と、アクチュエータ56a、56bは縮退して、スプリ
ング44.45のスプリング力によってガイドベアリン
グ42は左方に移動することになる。以下、上記した一
連の処理が繰り返し実行されて、回転軸34が連続して
回転される。回転軸34の回転角度θはエンコーダ35
で検出され、CPUにフィードバック信号として入力さ
れる。これより、回転軸34の回転角度θが目標回転角
度θ、に一致したか否か、つまりエンコーダ34の検出
パルス数P。UT値が目標回転角度θPに応じたパルス
数PSETに一致したか否かが判定される。回転軸34
の回転角度θが目標回転角度θ、に一致していないと判
断されれば、上記した一連の処理が繰り返し実行される
が、やがて回転軸34の回転角度θが目標回転角度θ。
に一致したと判断されれば、回転軸34の回転位置決め
が完了する。センサ58の出力に基づいて回転角が目標
回転角に一致したか否かの判定を行うようにしてもよい
。
が完了する。センサ58の出力に基づいて回転角が目標
回転角に一致したか否かの判定を行うようにしてもよい
。
以上の説明では、ボールスクリューナツト36を左方に
移動させて回転軸34を回転させる場合について説明し
たが、回転軸34を反対の方向に回転させる場合には、
上述した説明で第1のアクチュエータの動作を第2のア
クチュエータにさせるとともに、第2のアクチュエータ
の動作を第1のアクチュエータにさせるように制御すれ
ばよい。
移動させて回転軸34を回転させる場合について説明し
たが、回転軸34を反対の方向に回転させる場合には、
上述した説明で第1のアクチュエータの動作を第2のア
クチュエータにさせるとともに、第2のアクチュエータ
の動作を第1のアクチュエータにさせるように制御すれ
ばよい。
以上説明したように第1および第2の実施例によればボ
ールスクリューナツト駆動用のアクチュエータの伸張度
合いに応じて一義的に回転軸の回転角が定まるのではな
くて、同アクチュエータの微小移動の繰り返しによって
回転軸が回転するので、アクチュエータの伸張範囲によ
って回転軸の回転範囲が制限されることなく回転範囲を
大きくすることができる。また、ボースクリユーナツト
の両端にガイドベアリングを設け、これらガイドベアリ
ングおよびボールスクリューナツトをガイドバーに案内
して、ガイドベアリングをロックさせつつ、ボールスク
リューナツトの回転を拘束してガイドベアリングととも
に直動させるようにしたので、高トルクおよび高速制御
性が達成される。
ールスクリューナツト駆動用のアクチュエータの伸張度
合いに応じて一義的に回転軸の回転角が定まるのではな
くて、同アクチュエータの微小移動の繰り返しによって
回転軸が回転するので、アクチュエータの伸張範囲によ
って回転軸の回転範囲が制限されることなく回転範囲を
大きくすることができる。また、ボースクリユーナツト
の両端にガイドベアリングを設け、これらガイドベアリ
ングおよびボールスクリューナツトをガイドバーに案内
して、ガイドベアリングをロックさせつつ、ボールスク
リューナツトの回転を拘束してガイドベアリングととも
に直動させるようにしたので、高トルクおよび高速制御
性が達成される。
また、外部トルク外乱に対する出力の低下を抑えること
ができる。
ができる。
ところで、第1、第2の実施例では第1、第2のガイド
ベアリングおよびボールスクリューナツトを共通のガイ
ドバーによってボールスクリューの軸方向に案内移動さ
せるようにしている。このため、第1の実施例を例にと
ればボールスクリューナツト7の移動に伴いトルクがガ
イドバー14.15および第1、第2のガイドベアリン
グ8.9に伝達される。これによりガイドバー14.1
5および第1、第2のガイドベアリング8.9が弓状に
撓んでしまう虞がある。そこで、このような撓みを防止
することができる第3の実施例について第4図を参照し
て説明する。
ベアリングおよびボールスクリューナツトを共通のガイ
ドバーによってボールスクリューの軸方向に案内移動さ
せるようにしている。このため、第1の実施例を例にと
ればボールスクリューナツト7の移動に伴いトルクがガ
イドバー14.15および第1、第2のガイドベアリン
グ8.9に伝達される。これによりガイドバー14.1
5および第1、第2のガイドベアリング8.9が弓状に
撓んでしまう虞がある。そこで、このような撓みを防止
することができる第3の実施例について第4図を参照し
て説明する。
第4図はこうした第3の実施例の装置構成を示す。同図
に示すように実施例装置は大きくは、モータ60と、パ
ワー増幅部61と、コントロール部62とから構成され
ている。
に示すように実施例装置は大きくは、モータ60と、パ
ワー増幅部61と、コントロール部62とから構成され
ている。
モータ60のハウジング63には、ベアリング64.6
5を介して回転軸(ボールスクリュー)66が矢印り方
向に回動自在に支持されている。
5を介して回転軸(ボールスクリュー)66が矢印り方
向に回動自在に支持されている。
この回転軸66の回転角度θは変位センサ67によって
検出される。変位センサ67は第1のガイドベアリング
74の回転軸66の軸方向の移動量を検出する非接触型
のアナログセンサてあり、ボールスクリューナツト68
の移動量、つまり回転軸66の回転角に応じた大きさの
電圧V、を出力する。回転軸66には、そのねじ山部の
略中心位置にボールスクリューナツト68が螺合されて
いる。ここに回転軸66はリード角が10度以上と大き
い大リードのものが使用される。
検出される。変位センサ67は第1のガイドベアリング
74の回転軸66の軸方向の移動量を検出する非接触型
のアナログセンサてあり、ボールスクリューナツト68
の移動量、つまり回転軸66の回転角に応じた大きさの
電圧V、を出力する。回転軸66には、そのねじ山部の
略中心位置にボールスクリューナツト68が螺合されて
いる。ここに回転軸66はリード角が10度以上と大き
い大リードのものが使用される。
ボールスクリューナツト68は移動部材6つと一体に形
成されていて、この移動部材69の外周部にはガイドベ
アリング70.71が配設されている。これらガイドベ
アリング70.71は、回転軸66と平行に図面の上下
方向にそれぞれハウジング63に連架されたガイドバー
72.73に回転軸66の軸方向に移動自在に環装され
ている。
成されていて、この移動部材69の外周部にはガイドベ
アリング70.71が配設されている。これらガイドベ
アリング70.71は、回転軸66と平行に図面の上下
方向にそれぞれハウジング63に連架されたガイドバー
72.73に回転軸66の軸方向に移動自在に環装され
ている。
回転軸66の上記略中心位置の右側および左側にはそれ
ぞれボールスクリューナツト68を挟むように第1のガ
イドベアリング74および第2のガイドベアリング75
が回転軸66に滑動自在に環装されている。第1のガイ
ドベアリング74にはその軸方向が回転軸56と平行と
なる移動用バフ6.77が一体に形成されている。移動
用バフ6はハウジング63の嵌装部80に形成された嵌
装通路80aに回転軸66の軸方向に移動自在に嵌装さ
れるとともに、移動用バー77はハウジング63の嵌装
部81に形成された嵌装通路81aに回転軸66の軸方
向に移動自在に嵌装されている。一方、第2のガイドベ
アリング75にも同様にその軸方向が回転軸66と平行
となる移動用バー78.79が一体に形成されている。
ぞれボールスクリューナツト68を挟むように第1のガ
イドベアリング74および第2のガイドベアリング75
が回転軸66に滑動自在に環装されている。第1のガイ
ドベアリング74にはその軸方向が回転軸56と平行と
なる移動用バフ6.77が一体に形成されている。移動
用バフ6はハウジング63の嵌装部80に形成された嵌
装通路80aに回転軸66の軸方向に移動自在に嵌装さ
れるとともに、移動用バー77はハウジング63の嵌装
部81に形成された嵌装通路81aに回転軸66の軸方
向に移動自在に嵌装されている。一方、第2のガイドベ
アリング75にも同様にその軸方向が回転軸66と平行
となる移動用バー78.79が一体に形成されている。
移動用バー78はハウジング63の嵌装部82に形成さ
れた嵌装通路82aに回転軸66の軸方向に移動自在に
嵌装されるとともに、移動用バー79はハウジング63
の嵌装部83に形成された嵌装通路83aに回転軸66
の軸方向に移動自在に嵌装されている。このようにボー
ルスクリューナツト68を回転軸66に軸方向に案内移
動するガイドバー72.73と、第1、第2のガイドベ
アリング74および75を回転軸66の軸方向に案内移
動する移動用バー76.77および78.79とは別体
となっている。
れた嵌装通路82aに回転軸66の軸方向に移動自在に
嵌装されるとともに、移動用バー79はハウジング63
の嵌装部83に形成された嵌装通路83aに回転軸66
の軸方向に移動自在に嵌装されている。このようにボー
ルスクリューナツト68を回転軸66に軸方向に案内移
動するガイドバー72.73と、第1、第2のガイドベ
アリング74および75を回転軸66の軸方向に案内移
動する移動用バー76.77および78.79とは別体
となっている。
第1のガイドベアリング74の外周部にはスプリング8
4.85のそれぞれの一端が係止されるとともに、第2
のガイドベアリング75の外周部にはスプリング84.
85のそれぞれの他端が係止されている。スプリング8
4.85はボールスクリューナツト68および後述する
第1、第2のナツト駆動用アクチュエータ88.89に
対して回転軸66の軸方向に予圧をかけておくために設
けられている。環装部80.81の外周壁面にはそれぞ
れ第1のガイドベアリング固定用アクチュエータ86
(86a、86b)の各端部が固着されている。この第
1のガイドベアリング固定用アクチュエータ86a、8
6bは電気指令が入力されると、嵌装通路80a、81
bの直径方向内側に向けてそれぞれ伸張して、嵌装部8
0.81の外周を同方向に圧接して、第1のガイドベア
リング74の移動用バー76.77を締め付け、固定す
る。また、環装部82.83の外周壁面にもそれぞれ第
1のガイドベアリング固定用アクチュエータ86 (8
6a、86b)と同様な第2のガイドベアリング固定用
アクチュエータ87 (87g。
4.85のそれぞれの一端が係止されるとともに、第2
のガイドベアリング75の外周部にはスプリング84.
85のそれぞれの他端が係止されている。スプリング8
4.85はボールスクリューナツト68および後述する
第1、第2のナツト駆動用アクチュエータ88.89に
対して回転軸66の軸方向に予圧をかけておくために設
けられている。環装部80.81の外周壁面にはそれぞ
れ第1のガイドベアリング固定用アクチュエータ86
(86a、86b)の各端部が固着されている。この第
1のガイドベアリング固定用アクチュエータ86a、8
6bは電気指令が入力されると、嵌装通路80a、81
bの直径方向内側に向けてそれぞれ伸張して、嵌装部8
0.81の外周を同方向に圧接して、第1のガイドベア
リング74の移動用バー76.77を締め付け、固定す
る。また、環装部82.83の外周壁面にもそれぞれ第
1のガイドベアリング固定用アクチュエータ86 (8
6a、86b)と同様な第2のガイドベアリング固定用
アクチュエータ87 (87g。
87b)の各端部が固着されており、この第2のガイド
ベアリング固定用アクチュエータ87a187bに電気
指令が入力されると、第2のガイドベアリング75の移
動用バー78.79が締め付け、固定される。
ベアリング固定用アクチュエータ87a187bに電気
指令が入力されると、第2のガイドベアリング75の移
動用バー78.79が締め付け、固定される。
ナツト68の移動部材69と第1のガイドベアリング7
4との間には一端が移動部材69に、他端(外周部を含
む)が第1のガイドベアリング74に固着された第1の
ボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ88 (
88g、88b)が配設されている。この第1のボール
スクリューナツト駆動用アクチュエータ88は電気指令
入力に応じて伸張してこれら移動部材69と第1のガイ
ドベアリング74との離間距離を増大させる。また、移
動部材69と第2のガイドベアリング75との間にも同
様な第2のボールスクリューナツト駆動用アクチュエー
タ89 (89a、89b)が配設されている。
4との間には一端が移動部材69に、他端(外周部を含
む)が第1のガイドベアリング74に固着された第1の
ボールスクリューナツト駆動用アクチュエータ88 (
88g、88b)が配設されている。この第1のボール
スクリューナツト駆動用アクチュエータ88は電気指令
入力に応じて伸張してこれら移動部材69と第1のガイ
ドベアリング74との離間距離を増大させる。また、移
動部材69と第2のガイドベアリング75との間にも同
様な第2のボールスクリューナツト駆動用アクチュエー
タ89 (89a、89b)が配設されている。
上記第1、第2のガイドベアリング固定用アクチュエー
タ86.87、第1、第2のボールスクリューナツト駆
動用アクチュエータ88.89にはコントロール部62
のCPU90から電気指令が出力される。また、変位セ
ンサ67の検出出力はCPU90に加えられる。以下、
CPU91’)で行われる処理を第5図のフローチャー
トを参照して説明する。
タ86.87、第1、第2のボールスクリューナツト駆
動用アクチュエータ88.89にはコントロール部62
のCPU90から電気指令が出力される。また、変位セ
ンサ67の検出出力はCPU90に加えられる。以下、
CPU91’)で行われる処理を第5図のフローチャー
トを参照して説明する。
CPU90は前述した第1および第2の実施例のCPU
と同様に回転軸66の回転角度θが目標回転角度θPに
なるように第1のガイドベアリング固定用アクチュエー
タ86および第2のガイドベアリング固定用アクチュエ
ータ87並びに第1のボールスクリューナツト駆動用ア
クチュエータ88および第2のボールスクリューナツト
駆動用アクチュエータ89を駆動制御する。そこでCP
U90では、目標回転角度θPに応した電圧Vが設定さ
れ、該電圧v1oに応じたパルス数P。が演算される(
ステップ201)。以下、このパルス数P。に応した回
数だけっぎのステップ202から207の処理が繰り返
し実行される。
と同様に回転軸66の回転角度θが目標回転角度θPに
なるように第1のガイドベアリング固定用アクチュエー
タ86および第2のガイドベアリング固定用アクチュエ
ータ87並びに第1のボールスクリューナツト駆動用ア
クチュエータ88および第2のボールスクリューナツト
駆動用アクチュエータ89を駆動制御する。そこでCP
U90では、目標回転角度θPに応した電圧Vが設定さ
れ、該電圧v1oに応じたパルス数P。が演算される(
ステップ201)。以下、このパルス数P。に応した回
数だけっぎのステップ202から207の処理が繰り返
し実行される。
すなわち、CPU90からD/A変換器91、アンプ9
4を介してアクチュエータ86a、86bに対して、該
アクチュエータを伸張させて第1のガイドベアリング7
4の移動用バー76.77をクランプするための駆動信
号V、が加えられる。
4を介してアクチュエータ86a、86bに対して、該
アクチュエータを伸張させて第1のガイドベアリング7
4の移動用バー76.77をクランプするための駆動信
号V、が加えられる。
この結果、アクチュエータ86a、86bは嵌装通路8
0a、81aの直径方向内側に伸張して、嵌装部80.
81の外周を圧接し、移動用バー76.77はこの圧接
力によって締め付けられ、第1の一ガイドベアリング7
4がロックされる。なお、この時点ではアクチュエータ
87g、87bに対する駆動信号出力はオフされている
。このため、第2のガイドベアリング75はアンクラン
プ状態であり、第2のガイドベアリング75は回転軸6
6の軸方向に移動自在となっている(ステップ202)
。
0a、81aの直径方向内側に伸張して、嵌装部80.
81の外周を圧接し、移動用バー76.77はこの圧接
力によって締め付けられ、第1の一ガイドベアリング7
4がロックされる。なお、この時点ではアクチュエータ
87g、87bに対する駆動信号出力はオフされている
。このため、第2のガイドベアリング75はアンクラン
プ状態であり、第2のガイドベアリング75は回転軸6
6の軸方向に移動自在となっている(ステップ202)
。
つぎに上記第1のガイドベアリング74がロックされて
いる状態で、CPU90からD/A変換器91、アンプ
92を介してアクチュエータ88g、88bに対して該
アクチュエータを回転軸66の軸方向に伸張させるため
の駆動信号v1が加えられるとともに、D/A変換器9
1、アンプ93を介してアクチュエータ89a、89b
に対して該アクチュエータを回転軸66の軸方向に伸張
させるための駆動信号v2が加えられる。この結果、ガ
イドベアリング74は上記のごとくロックされているの
で、アクチュエータ88a、88bおよびアクチュエー
タ89a、89bはスプリング84.85のスプリング
力に抗しつつ左方に伸張して、移動部材69が左方に移
動する。ここで移動部材69はガイドバー72.73に
案内移動されるので、ボールスクリューナツト68は回
転が拘束され、直動変位のみする。ここでアクチュエー
タ88a、88bがΔX(上記(1)式参照)だけ伸張
したものとすると、ボールスクリューナツト68は同Δ
Xたけ直動変位し、これに応じて回転軸34は微小角度
Δθ(上記(1)式参照)だけ回転する。アクチュエー
タ89a、89bも同様にΔX(上記(1)式参照)だ
け伸張したものとすると、第2のガイドベアリング75
についてはこの分が加味されて初期状態から2ΔXだけ
左方に変位することになる(ステップ203)。
いる状態で、CPU90からD/A変換器91、アンプ
92を介してアクチュエータ88g、88bに対して該
アクチュエータを回転軸66の軸方向に伸張させるため
の駆動信号v1が加えられるとともに、D/A変換器9
1、アンプ93を介してアクチュエータ89a、89b
に対して該アクチュエータを回転軸66の軸方向に伸張
させるための駆動信号v2が加えられる。この結果、ガ
イドベアリング74は上記のごとくロックされているの
で、アクチュエータ88a、88bおよびアクチュエー
タ89a、89bはスプリング84.85のスプリング
力に抗しつつ左方に伸張して、移動部材69が左方に移
動する。ここで移動部材69はガイドバー72.73に
案内移動されるので、ボールスクリューナツト68は回
転が拘束され、直動変位のみする。ここでアクチュエー
タ88a、88bがΔX(上記(1)式参照)だけ伸張
したものとすると、ボールスクリューナツト68は同Δ
Xたけ直動変位し、これに応じて回転軸34は微小角度
Δθ(上記(1)式参照)だけ回転する。アクチュエー
タ89a、89bも同様にΔX(上記(1)式参照)だ
け伸張したものとすると、第2のガイドベアリング75
についてはこの分が加味されて初期状態から2ΔXだけ
左方に変位することになる(ステップ203)。
つぎにCPU90からD/A変換器91、アンプ95を
介してアクチュエータ87a、87bに対して、該アク
チュエータを伸張させて第2のガイドベアリング75の
移動用バー78.79をクランプするための駆動信号V
、が加えられる。この結果、アクチュエータ87a、8
7bは嵌装通路82g、83aの直径方向内側に伸張し
て、嵌装部82.83の外周を圧接し、移動用バー78
.79はこの圧接力によって締め付けられ、第2のガイ
ドベアリング75がロックされる(ステップ204)。
介してアクチュエータ87a、87bに対して、該アク
チュエータを伸張させて第2のガイドベアリング75の
移動用バー78.79をクランプするための駆動信号V
、が加えられる。この結果、アクチュエータ87a、8
7bは嵌装通路82g、83aの直径方向内側に伸張し
て、嵌装部82.83の外周を圧接し、移動用バー78
.79はこの圧接力によって締め付けられ、第2のガイ
ドベアリング75がロックされる(ステップ204)。
上記第2のガイドベアリング75がロックされている状
態でCPU90からアクチュエータ86a、86bに対
する駆動信号v3出力がオフされる。これと同時にCP
U90からアクチュエータ88a、88bに対する駆動
信号V1出力がオフされるとともに、アクチュエータ8
9a、89bに対する駆動信号v2出力がオフされる。
態でCPU90からアクチュエータ86a、86bに対
する駆動信号v3出力がオフされる。これと同時にCP
U90からアクチュエータ88a、88bに対する駆動
信号V1出力がオフされるとともに、アクチュエータ8
9a、89bに対する駆動信号v2出力がオフされる。
これによりアクチュエータ88g、88bおよびアクチ
ュエータ89a、89bは縮退して、スプリング84.
85のスプリング力によって第1のガイドベアリング7
4およびボールスクリューナツト68はさらに左方にΔ
X(上記(1)式参照)だけ移動することになる。結局
、ボールスクリューナツト68は初期状態から2ΔXだ
け左方に移動する。このため、回転軸66は2Δθだけ
回転することになる(ステップ205)。
ュエータ89a、89bは縮退して、スプリング84.
85のスプリング力によって第1のガイドベアリング7
4およびボールスクリューナツト68はさらに左方にΔ
X(上記(1)式参照)だけ移動することになる。結局
、ボールスクリューナツト68は初期状態から2ΔXだ
け左方に移動する。このため、回転軸66は2Δθだけ
回転することになる(ステップ205)。
回転軸66の現在の回転角度θは変位センサ67で電圧
V、として検出され、A/D変換器96を介してCPU
90にフィードバック信号として入力される(ステップ
206)。そして、回転軸66の回転角度θが目標回転
角度θPに一致したか否かがステップ201て設定され
た電圧v11か入力端子V、に一致したか否かをみて判
定される(ステップ207)。ここで回転軸66の回転
角度θが目標回転角度θ、に一致していないと判断され
れば(判断結果No) 、手順は再びステップ202に
移行され、上記した一連の処理が繰り返し実行され、回
転軸66が連続して回転される。
V、として検出され、A/D変換器96を介してCPU
90にフィードバック信号として入力される(ステップ
206)。そして、回転軸66の回転角度θが目標回転
角度θPに一致したか否かがステップ201て設定され
た電圧v11か入力端子V、に一致したか否かをみて判
定される(ステップ207)。ここで回転軸66の回転
角度θが目標回転角度θ、に一致していないと判断され
れば(判断結果No) 、手順は再びステップ202に
移行され、上記した一連の処理が繰り返し実行され、回
転軸66が連続して回転される。
やがて回転軸66の回転角度θが目標回転角度θPに一
致したと判断されると(判断結果YES)、回転軸66
の回転位置決めが完了する。
致したと判断されると(判断結果YES)、回転軸66
の回転位置決めが完了する。
以上の説明では、ボールスクリューナツト68を左方に
移動させて回転軸66を回転させる場合について説明し
たが、回転軸66を反対の方向に回転させる場合には、
上述した説明で第1のアクチュエータの動作を第2のア
クチュエータにさせるとともに、第2のアクチュエータ
の動作を第1のアクチュエータにさせるように制御すれ
ばよい。
移動させて回転軸66を回転させる場合について説明し
たが、回転軸66を反対の方向に回転させる場合には、
上述した説明で第1のアクチュエータの動作を第2のア
クチュエータにさせるとともに、第2のアクチュエータ
の動作を第1のアクチュエータにさせるように制御すれ
ばよい。
以上説明した第3の実施例によれば第1、第2の実施例
と同様に従来のものより回転範囲を大きくすることがで
きる。また、高トルクおよび高速制御性が達成される。
と同様に従来のものより回転範囲を大きくすることがで
きる。また、高トルクおよび高速制御性が達成される。
また、外部トルク外乱に対する出力の低下を抑えること
ができるといった効果が得られる。さらに第1、第2の
ガイドベアリング74.75とボールスクリューナツト
68とを案内移動するバーを共通に設けるのではなくて
移動用バー76.77.78.79とガイドバー72.
73とに分離するようにしたので、第1、第2のガイド
ベアリング74.75が弓状に撓んでしまうことを防止
することができるようになる。
ができるといった効果が得られる。さらに第1、第2の
ガイドベアリング74.75とボールスクリューナツト
68とを案内移動するバーを共通に設けるのではなくて
移動用バー76.77.78.79とガイドバー72.
73とに分離するようにしたので、第1、第2のガイド
ベアリング74.75が弓状に撓んでしまうことを防止
することができるようになる。
また、第3の実施例ではボールスクリューナツト68移
動用のアクチュエータの内、第1(または第2)のアク
チュエータを付勢するばかりでなく、同時に第2(また
は第1)のアクチュエータを付勢するようにしたので、
1回のステップでボールスクリューナツト68を第1、
第2の実施例の2倍の移動距離2ΔXだけ移動させるこ
とができ、したがって2倍の回転角度Δθだけ回転軸6
6を回転させることができるようになる。なお、第3の
実施例のモータ60についても第1、第2の実施例の制
御と同様に一回のステップで第1(または第2)のアク
チュエータのみを付勢する制御を行う実施も可能であり
、また第1、第2の実施例のモータ1.30についても
第3の実施例の制御と同様に第1、第2のアクチュエー
タを同時に付勢する制御を行う実施もまた可能である。
動用のアクチュエータの内、第1(または第2)のアク
チュエータを付勢するばかりでなく、同時に第2(また
は第1)のアクチュエータを付勢するようにしたので、
1回のステップでボールスクリューナツト68を第1、
第2の実施例の2倍の移動距離2ΔXだけ移動させるこ
とができ、したがって2倍の回転角度Δθだけ回転軸6
6を回転させることができるようになる。なお、第3の
実施例のモータ60についても第1、第2の実施例の制
御と同様に一回のステップで第1(または第2)のアク
チュエータのみを付勢する制御を行う実施も可能であり
、また第1、第2の実施例のモータ1.30についても
第3の実施例の制御と同様に第1、第2のアクチュエー
タを同時に付勢する制御を行う実施もまた可能である。
また、実施例では、回転軸のリード角を10度以上と大
きくしているので高加減速使用状態にあっても発熱を抑
えることができる。
きくしているので高加減速使用状態にあっても発熱を抑
えることができる。
以上説明したように本発明によればモータの回転軸の回
転範囲を大きくすることができるとともに、モータ回転
位置の位置決めの制御性が大幅に向上する。
転範囲を大きくすることができるとともに、モータ回転
位置の位置決めの制御性が大幅に向上する。
第1図は本発明に係るモータの回転位置決め装置の第1
の実施例の構成を概念的に示す横断面図、第2図は第1
図に示すCPUて行われる処理手順の一例を示すフロー
チャート、第3図(a)は本発明に係るモータの回転位
置決め装置の第2の実施例の構成を概念的に示す横断面
図、同図(b)は同図(a)のC−C断面を示す断面図
、第4図は本発明に係るモータの回転位置決め装置の第
3の実施例の構成を概念的に示す横断面図、第5図は第
3図に示すCPUで行われる処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。 1.30.60・・・モータ、2.31.63・・・ハ
ウジング、5.34.66・・・ボールスクリュー、3
5・・・エンコーダ、7.36.68・・・ボールスク
リューナツト、8.42.74・・・第1のガイドベア
リング、9.43.75・・・第2のガイドベアリング
、10.55.86・・・第1のガイドベアリング固定
用アクチュエータ、11.55−87・・・第2のガイ
ドベアリング固定用アクチュエータ、12.56.88
・・・第1のボールスクリューナツト駆動用アクチュエ
ータ、13.57.89・・・第2のボールスクリュー
ナツト駆動用アクチュエータ、14.15.40.41
.46.47.51.52.72.73・・・ガイドバ
ー 20.23.90・・・CPU、58.67・・・
変位センサ、76.77.78.79・・・移動用バ第
2 図 第5 図
の実施例の構成を概念的に示す横断面図、第2図は第1
図に示すCPUて行われる処理手順の一例を示すフロー
チャート、第3図(a)は本発明に係るモータの回転位
置決め装置の第2の実施例の構成を概念的に示す横断面
図、同図(b)は同図(a)のC−C断面を示す断面図
、第4図は本発明に係るモータの回転位置決め装置の第
3の実施例の構成を概念的に示す横断面図、第5図は第
3図に示すCPUで行われる処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。 1.30.60・・・モータ、2.31.63・・・ハ
ウジング、5.34.66・・・ボールスクリュー、3
5・・・エンコーダ、7.36.68・・・ボールスク
リューナツト、8.42.74・・・第1のガイドベア
リング、9.43.75・・・第2のガイドベアリング
、10.55.86・・・第1のガイドベアリング固定
用アクチュエータ、11.55−87・・・第2のガイ
ドベアリング固定用アクチュエータ、12.56.88
・・・第1のボールスクリューナツト駆動用アクチュエ
ータ、13.57.89・・・第2のボールスクリュー
ナツト駆動用アクチュエータ、14.15.40.41
.46.47.51.52.72.73・・・ガイドバ
ー 20.23.90・・・CPU、58.67・・・
変位センサ、76.77.78.79・・・移動用バ第
2 図 第5 図
Claims (11)
- (1)ハウジングに回動自在に支持されたボールスクリ
ューと、 このボールスクリューと螺合するボールスクリューナッ
トと、 前記ボールスクリューナットを挟むように前記ボールス
クリューに環装され、該ボールスクリューの軸方向に移
動自在の第1、第2のガイドベアリングと、 入力駆動信号に応じて前記第1、第2のガイドベアリン
グの動きをそれぞれロックする第1、第2のガイドベア
リング固定用アクチュエータと、一端が前記ボールスク
リューナットに他端がそれぞれ前記第1のガイドベアリ
ング、第2のガイドベアリングに固着され、入力駆動信
号に応じて前記ボールスクリューの軸方向に伸張してボ
ールスクリューナットと第1のガイドベアリングとの間
隔およびボールスクリューナットと第2のガイドベアリ
ングとの間隔をそれぞれ増大させる第1、第2のボール
スクリューナット駆動用アクチュエータと、 前記第1のガイドベアリング固定用アクチュエータに駆
動信号を出力した状態で前記第1のボールスクリューナ
ット駆動用アクチュエータに駆動信号を出力して前記ボ
ールスクリューナットと前記第2のガイドベアリングを
前記ボールスクリューの軸に沿って一方へ移動させた後
、前記第2のガイドベアリング固定用アクチュエータに
駆動信号を出力し、かつ前記第1のガイドベアリング固
定用アクチュエータおよび前記第1のボールスクリュー
ナット駆動用アクチュエータに対する駆動信号出力をオ
フする動作を繰り返し行うことにより前記ボールスクリ
ューを一方向に回転させて所定回転位置に位置決めする
とともに、 前記第2のガイドベアリング固定用アクチュエータに駆
動信号を出力した状態で前記第2のボールスクリューナ
ット駆動用アクチュエータに駆動信号を出力して前記ボ
ールスクリューナットと前記第1のガイドベアリングを
前記ボールスクリューの軸に沿って前記一方と逆の方向
へ移動させた後、前記第1のガイドベアリング固定用ア
クチュエータに駆動信号を出力し、かつ前記第2のガイ
ドベアリング固定用アクチュエータおよび前記第2のボ
ールスクリューナット駆動用アクチュエータに対する駆
動信号出力をオフする動作を繰り返し行うことにより前
記ボールスクリューを前記一方向と逆に回転させて所定
回転位置に位置決めするアクチュエータ駆動制御手段と
を具えたことを特徴とするモータの回転位置決め装置。 - (2)前記ボールスクリューナットと前記第1、第2の
ガイドベアリングの間にそれぞれ前記ボールスクリュー
の軸と平行にリターンスプリングを介装した請求項(1
)記載のモータの回転位置決め装置。 - (3)前記第1のガイドベアリングと第2のガイドベア
リングの間に前記ボールスクリューの軸と平行にリター
ンスプリングを介装した請求項(1)記載のモータの回
転位置決め装置。 - (4)前記ボールスクリューの軸と平行に前記ハウジン
グに配置され、前記ボールスクリューナットと前記第1
、第2のガイドベアリングとを前記ボールスクリューの
軸方向に案内移動するガイドバーを設けるようにした請
求項(1)記載のモータの回転位置決め装置。 - (5)前記第1、第2のガイドベアリング固定用アクチ
ュエータは、前記第1、第2のガイドベアリングの外周
にそれぞれ配設され、入力駆動信号に応じて前記ガイド
ベアリングの直径方向に伸張して前記ハウジングの内周
面に圧接することにより、前記第1、第2のガイドベア
リングの動きをそれぞれロックするものである請求項(
1)記載のモータの回転位置決め装置。 - (6)前記ボールスクリューの軸と平行に配置され、前
記第1、第2のガイドベアリングとを前記ボールスクリ
ューの軸方向に案内移動するガイドベアリング案内用ガ
イドバーが設けられ、前記第1、第2のガイドベアリン
グ固定用アクチュエータは、入力駆動信号に応じて前記
ガイドベアリング案内用ガイドバーに前記第1、第2の
ガイドベアリングをそれぞれ圧接することにより前記第
1、第2のガイドベアリングの動きをそれぞれロックす
るものである請求項(1)記載のモータの回転位置決め
装置。 - (7)前記ボールスクリューの軸と平行に前記ハウジン
グに配置され、前記ボールスクリューナットを前記ボー
ルスクリューの軸方向に案内移動するガイドバーを設け
るとともに、前記第1、第2のガイドベアリングとそれ
ぞれ一体に形成され、前記ボールスクリューの軸方向に
移動自在に前記ハウジングにそれぞれ嵌装された第1、
第2の移動用バーを設けるようにした請求項(1)記載
のモータの回転位置決め装置。 - (8)前記第1、第2のガイドベアリング固定用アクチ
ュエータは、前記第1、第2の移動用バーが嵌装される
前記ハウジングの嵌装通路の外周にそれぞれ配設され、
入力駆動信号に応じて前記嵌装通路の直径方向内側に伸
張して前記嵌装通路の直径を縮小させることにより、前
記第1、第2のガイドベアリングの動きをそれぞれロッ
クするものである請求項(7)記載のモータの回転位置
決め装置。 - (9)アクチュエータ駆動制御手段は、前記ボールスク
リューを一方向に回転させる場合に、前記第1のガイド
ベアリング固定用アクチュエータに駆動信号を出力した
状態で前記第1のボールスクリューナット駆動用アクチ
ュエータ以外に前記第2のボールスクリューナット駆動
用アクチュエータに対しても駆動信号を出力して、前記
ボールスクリューナットと前記第2のガイドベアリング
を前記ボールスクリューの軸に沿って一方へ移動させた
後、前記第1のボールスクリューナット駆動用アクチュ
エータ以外に第2のボールスクリューナット駆動用アク
チュエータに対しても駆動信号出力をオフするとともに
、前記ボールスクリューを前記一方向と逆に回転させる
場合に、前記第2のガイドベアリング固定用アクチュエ
ータに駆動信号を出力した状態で前記第2のボールスク
リューナット駆動用アクチュエータ以外に前記第1のボ
ールスクリューナット駆動用アクチュエータに対しても
駆動信号を出力して前記ボールスクリューナットと前記
第1のガイドベアリングを前記ボールスクリューの軸に
沿って前記一方と逆の方向へ移動させた後、前記第2の
ボールスクリューナット駆動用アクチュエータ以外に前
記第1のボールスクリューナット駆動用アクチュエータ
に対しても駆動信号出力をオフする動作を行うものであ
る請求項(1)記載のモータの回転位置決め装置。 - (10)前記第1、第2のガイドベアリング固定用アク
チュエータおよび前記第1、第2のボールスクリューナ
ット駆動用アクチュエータは積層型の圧電アクチュエー
タである請求項(1)記載のモータの回転位置決め装置
。 - (11)前記ボールスクリューのリード角は10度以上
である請求項(1)記載のモータの回転位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2334237A JPH0421369A (ja) | 1990-04-26 | 1990-11-30 | モータの回転位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-111545 | 1990-04-26 | ||
JP11154590 | 1990-04-26 | ||
JP2334237A JPH0421369A (ja) | 1990-04-26 | 1990-11-30 | モータの回転位置決め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0421369A true JPH0421369A (ja) | 1992-01-24 |
Family
ID=26450912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2334237A Pending JPH0421369A (ja) | 1990-04-26 | 1990-11-30 | モータの回転位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0421369A (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2334237A patent/JPH0421369A/ja active Pending
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