JPH04212728A - トラッキング制御装置及びフォーカス制御装置 - Google Patents
トラッキング制御装置及びフォーカス制御装置Info
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- JPH04212728A JPH04212728A JP5991791A JP5991791A JPH04212728A JP H04212728 A JPH04212728 A JP H04212728A JP 5991791 A JP5991791 A JP 5991791A JP 5991791 A JP5991791 A JP 5991791A JP H04212728 A JPH04212728 A JP H04212728A
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光源より発生した光ビー
ムを記録担体上に収束して照射させ、記録担体上に記録
されている信号を再生する、あるいは記録担体上に信号
を記録する光学式記録または再生装置に関するものであ
り、特に上記装置において、記録担体上に収束して照射
されている光ビームがトラックを追跡するように制御す
るトラッキング制御に関するものである。
ムを記録担体上に収束して照射させ、記録担体上に記録
されている信号を再生する、あるいは記録担体上に信号
を記録する光学式記録または再生装置に関するものであ
り、特に上記装置において、記録担体上に収束して照射
されている光ビームがトラックを追跡するように制御す
るトラッキング制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定の回転数で回転している
円盤状の記録担体上に半導体レーザ−等の光源より発生
した光ビームを収束して照射し、記録担体上に信号を記
録するあるいは記録担体上に記録されている信号を再生
する光学式記録または再生装置が知られている。
円盤状の記録担体上に半導体レーザ−等の光源より発生
した光ビームを収束して照射し、記録担体上に信号を記
録するあるいは記録担体上に記録されている信号を再生
する光学式記録または再生装置が知られている。
【0003】この記録担体上には幅0.6マイクロメー
タ、ピッチ1.6マイクロメータという微小なトラック
がスパイラル状または同心円状に設けられており、記録
担体上に信号を記録する場合あるいは記録担体上に記録
されている信号を再生する場合、光ビームが常にトラッ
ク上に位置するようにトラッキング制御しながら行って
いる。このトラッキング制御の誤差信号すなわち記録担
体上の光ビームとトラックの位置ずれを表すトラックず
れ信号は記録担体からの反射光または透過光を光検出器
で受光して得ている。
タ、ピッチ1.6マイクロメータという微小なトラック
がスパイラル状または同心円状に設けられており、記録
担体上に信号を記録する場合あるいは記録担体上に記録
されている信号を再生する場合、光ビームが常にトラッ
ク上に位置するようにトラッキング制御しながら行って
いる。このトラッキング制御の誤差信号すなわち記録担
体上の光ビームとトラックの位置ずれを表すトラックず
れ信号は記録担体からの反射光または透過光を光検出器
で受光して得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】記録担体上に情報信号
を形成する手法は主として2つに大別することができる
。その1つは、記録担体を作製した後に信号を記録する
方法である。この場合、記録担体上のトラックは長手方
向に平坦な表面を持ち、その上に設けられている記録材
料層に信号を記録する。従って、信号が記録されている
記録担体と同じものを大量に複製することは困難であり
、複製した場合に記録担体の価格が非常に高いものにな
るという欠点を有している。他の1つは、凹凸の形態で
信号が記録されている源盤を用いて射出成形等の手法で
複製して記録担体を作製するものである。この手法は記
録担体の価格を安価にできるという利点を有している。
を形成する手法は主として2つに大別することができる
。その1つは、記録担体を作製した後に信号を記録する
方法である。この場合、記録担体上のトラックは長手方
向に平坦な表面を持ち、その上に設けられている記録材
料層に信号を記録する。従って、信号が記録されている
記録担体と同じものを大量に複製することは困難であり
、複製した場合に記録担体の価格が非常に高いものにな
るという欠点を有している。他の1つは、凹凸の形態で
信号が記録されている源盤を用いて射出成形等の手法で
複製して記録担体を作製するものである。この手法は記
録担体の価格を安価にできるという利点を有している。
【0005】情報には種々のものがあるが、例えばパー
ソナルコンピュータ等に使用される情報を分類すると大
きく2つに分けることができる。すなわち、1つは装置
に共通して用いられる情報であり、他の1つは装置を使
用する人が必要に応じて記録、保存する固有の情報であ
る。前者は同じものを大量に必要とするので、信号の形
態としては複製の容易な凹凸ピットとすることが適して
おり、後者は信号が記録できるように記録材料層を有す
ることが必要である。
ソナルコンピュータ等に使用される情報を分類すると大
きく2つに分けることができる。すなわち、1つは装置
に共通して用いられる情報であり、他の1つは装置を使
用する人が必要に応じて記録、保存する固有の情報であ
る。前者は同じものを大量に必要とするので、信号の形
態としては複製の容易な凹凸ピットとすることが適して
おり、後者は信号が記録できるように記録材料層を有す
ることが必要である。
【0006】しかし、記録担体上に記録されている信号
が凹凸の形態のトラックと凹凸の形態でない長手方向に
平坦なトラックとでは、記録担体上の光ビームとトラッ
クの位置ずれを表すトラックずれ信号の光学的検出感度
、すなわちディスクの反射率で規格化した時の単位トラ
ックずれに対するトラックずれ信号の大きさが異なるた
めに、トラッキング制御が安定に動作しないという問題
点があった。
が凹凸の形態のトラックと凹凸の形態でない長手方向に
平坦なトラックとでは、記録担体上の光ビームとトラッ
クの位置ずれを表すトラックずれ信号の光学的検出感度
、すなわちディスクの反射率で規格化した時の単位トラ
ックずれに対するトラックずれ信号の大きさが異なるた
めに、トラッキング制御が安定に動作しないという問題
点があった。
【0007】本発明の目的は上記従来の装置の欠点を除
去し、情報信号が凹凸ピットの形態で記録されているト
ラックであっても長手方向に平坦な形態のトラックであ
っても安定にトラッキング制御が動作する装置を提供す
ることである。
去し、情報信号が凹凸ピットの形態で記録されているト
ラックであっても長手方向に平坦な形態のトラックであ
っても安定にトラッキング制御が動作する装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源から発生
する光ビームを記録担体上に収束して照射するための収
束手段と、収束手段により記録担体上に収束されている
光ビームをトラックを横切るように移動する移動手段と
、記録担体上の光ビームとトラックの位置ずれを検出す
るトラックずれ検出手段と、トラックずれ検出手段の信
号に応じて移動手段を駆動し、記録担体上の光ビームが
トラック上に位置するように制御するトラッキング制御
手段と、情報信号が凹凸ピットの形態で記録されている
トラックか長手方向に平坦な形態のトラックかを判別す
る判別手段と、判別手段の信号に応じてトラッキング制
御手段の回路ゲインを切り換えるゲイン切換手段とを有
する装置において、長手方向に平坦な形態のトラックの
ディスク反射率に対する凹凸ピットの形態で記録されて
いるトラックのディスク反射率をK、凹凸ピットの形態
で記録されているトラックにトラッキング制御を動作さ
せる時の回路ゲインをG2a、長手方向に平坦な形態の
トラックにトラッキング制御を動作させる時の回路ゲイ
ンをG2bとすると、ゲイン切換手段による切り換え回
路ゲインをG2b/G2a<Kとなるように構成したも
のである。
する光ビームを記録担体上に収束して照射するための収
束手段と、収束手段により記録担体上に収束されている
光ビームをトラックを横切るように移動する移動手段と
、記録担体上の光ビームとトラックの位置ずれを検出す
るトラックずれ検出手段と、トラックずれ検出手段の信
号に応じて移動手段を駆動し、記録担体上の光ビームが
トラック上に位置するように制御するトラッキング制御
手段と、情報信号が凹凸ピットの形態で記録されている
トラックか長手方向に平坦な形態のトラックかを判別す
る判別手段と、判別手段の信号に応じてトラッキング制
御手段の回路ゲインを切り換えるゲイン切換手段とを有
する装置において、長手方向に平坦な形態のトラックの
ディスク反射率に対する凹凸ピットの形態で記録されて
いるトラックのディスク反射率をK、凹凸ピットの形態
で記録されているトラックにトラッキング制御を動作さ
せる時の回路ゲインをG2a、長手方向に平坦な形態の
トラックにトラッキング制御を動作させる時の回路ゲイ
ンをG2bとすると、ゲイン切換手段による切り換え回
路ゲインをG2b/G2a<Kとなるように構成したも
のである。
【0009】
【作用】本発明は上記構成によって、凹凸ピットの形態
で記録されているトラックにトラッキング制御する場合
の回路ゲインG2aを長手方向に平坦な形態のトラック
にトラッキング制御する場合の回路ゲインG2bの1/
K倍より大きくなるようにゲイン切換手段により切り換
えるので、凹凸ピットの形態で記録されているトラック
であっても長手方向に平坦な形態のトラックであっても
安定にトラッキング制御が動作する。
で記録されているトラックにトラッキング制御する場合
の回路ゲインG2aを長手方向に平坦な形態のトラック
にトラッキング制御する場合の回路ゲインG2bの1/
K倍より大きくなるようにゲイン切換手段により切り換
えるので、凹凸ピットの形態で記録されているトラック
であっても長手方向に平坦な形態のトラックであっても
安定にトラッキング制御が動作する。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明を詳細に説明する
。尚、図面の説明に用いる番号において、同じものにつ
いては同一番号を用いる。
。尚、図面の説明に用いる番号において、同じものにつ
いては同一番号を用いる。
【0011】図1は本発明の一実施例である。同心円状
のトラックを有する円盤状の記録担体1はディスクモー
タ2の回転軸に取り付けられて所定の回転数で回転して
いる。記録担体1はジャケット3により被われており、
ゴミ,ホコリ等が付着しないように保護されている。
のトラックを有する円盤状の記録担体1はディスクモー
タ2の回転軸に取り付けられて所定の回転数で回転して
いる。記録担体1はジャケット3により被われており、
ゴミ,ホコリ等が付着しないように保護されている。
【0012】記録担体1を判別するための判別器4は発
光ダイオードと受光素子より構成されている。ジャケッ
ト3は記録担体1の種類に応じて異なった形状をしてお
り、記録担体1が入ったジャケット3を装填すると、判
別器4の発光ダイオードより発生した光ビームがジャケ
ット3により遮蔽されて受光素子に光ビームが照射され
なくなったり、あるいは発光ダイオードより発生した光
ビームが遮蔽されず受光素子に照射されたりする。処理
回路5には判別器4の受光素子の信号が入力されており
、処理回路5は記録担体1の種類に応じた信号を出力す
る。
光ダイオードと受光素子より構成されている。ジャケッ
ト3は記録担体1の種類に応じて異なった形状をしてお
り、記録担体1が入ったジャケット3を装填すると、判
別器4の発光ダイオードより発生した光ビームがジャケ
ット3により遮蔽されて受光素子に光ビームが照射され
なくなったり、あるいは発光ダイオードより発生した光
ビームが遮蔽されず受光素子に照射されたりする。処理
回路5には判別器4の受光素子の信号が入力されており
、処理回路5は記録担体1の種類に応じた信号を出力す
る。
【0013】光学系について説明すると、半導体レーザ
等の光源6より発生した光ビーム7はカップリングレン
ズ8により略々平行光にされ、偏光ビームスプリッター
9,λ/4板10(λは光ビーム7の波長)を通過し、
反射鏡11により反射され、収束レンズ12により記録
担体1上に収束して照射されている。記録担体1により
反射された光ビーム7の反射光13は、再び収束レンズ
12を通過し、反射鏡11により反射され、λ/4板1
0を通過し、偏光ビームスプリッター9により反射され
、凸レンズ14及びシリンドリカルレンズ15を通過し
、後に詳述するが4分割構造の光検出器16上に照射さ
れている。
等の光源6より発生した光ビーム7はカップリングレン
ズ8により略々平行光にされ、偏光ビームスプリッター
9,λ/4板10(λは光ビーム7の波長)を通過し、
反射鏡11により反射され、収束レンズ12により記録
担体1上に収束して照射されている。記録担体1により
反射された光ビーム7の反射光13は、再び収束レンズ
12を通過し、反射鏡11により反射され、λ/4板1
0を通過し、偏光ビームスプリッター9により反射され
、凸レンズ14及びシリンドリカルレンズ15を通過し
、後に詳述するが4分割構造の光検出器16上に照射さ
れている。
【0014】収束レンズ12はゴム等によって支えられ
ており、フォーカス素子17に電流を流すと、電磁力に
よって収束レンズ12は記録担体1の面と略々垂直な方
向に移動し、トラッキング素子18に電流を流すと収束
レンズ12は電磁力によって記録担体1上のトラック方
向と略々垂直な方向、すなわち記録担体1の半径方向に
移動するように構成されている。
ており、フォーカス素子17に電流を流すと、電磁力に
よって収束レンズ12は記録担体1の面と略々垂直な方
向に移動し、トラッキング素子18に電流を流すと収束
レンズ12は電磁力によって記録担体1上のトラック方
向と略々垂直な方向、すなわち記録担体1の半径方向に
移動するように構成されている。
【0015】光源6,カップリングレンズ8,偏光ビー
ムスプリッター9,λ/4板10,反射鏡11,フォー
カス素子17,トラッキング素子18,凸レンズ14,
シリントリカルレンズ15及び光検出器16は移送台1
9に取り付けられており、リニアモータ20を駆動すれ
ば一体となって記録担体1の半径方向に移動するように
構成されている。
ムスプリッター9,λ/4板10,反射鏡11,フォー
カス素子17,トラッキング素子18,凸レンズ14,
シリントリカルレンズ15及び光検出器16は移送台1
9に取り付けられており、リニアモータ20を駆動すれ
ば一体となって記録担体1の半径方向に移動するように
構成されている。
【0016】制御信号の検出について説明する。光検出
器16のそれぞれの信号は、ライン21,22,23及
び24を通じて出力されている。合成回路25,26,
27,28及び29は入力されている信号を加算する回
路であり、合成回路25の入力端にはライン21と22
が、合成回路26の入力端にはライン23と24が、合
成回路27の入力端にはライン21と23が、合成回路
28の入力端にはライン22と24が、合成回路29の
入力端にはライン21,22,23及び24がそれぞれ
接続されている。差動増幅器30には合成回路27及び
28の信号が入力されており、差動増幅器30は合成回
路27の信号と合成回路28の信号の差信号を出力する
。後に詳述するが、差動増幅器30は記録担体1上の光
ビーム7の収束状態を表わす信号、すなわちフォーカス
制御信号を出力する。差動増幅器31には合成回路25
及び26の信号が入力されており、差動増幅器31は合
成回路25の信号と合成回路26の信号の差信号を出力
する。差動増幅器31は後に詳述するが記録担体1上に
収束されている光ビーム7とトラックの位置ずれを表わ
す信号、すなわちトラッキング制御信号を出力する。
器16のそれぞれの信号は、ライン21,22,23及
び24を通じて出力されている。合成回路25,26,
27,28及び29は入力されている信号を加算する回
路であり、合成回路25の入力端にはライン21と22
が、合成回路26の入力端にはライン23と24が、合
成回路27の入力端にはライン21と23が、合成回路
28の入力端にはライン22と24が、合成回路29の
入力端にはライン21,22,23及び24がそれぞれ
接続されている。差動増幅器30には合成回路27及び
28の信号が入力されており、差動増幅器30は合成回
路27の信号と合成回路28の信号の差信号を出力する
。後に詳述するが、差動増幅器30は記録担体1上の光
ビーム7の収束状態を表わす信号、すなわちフォーカス
制御信号を出力する。差動増幅器31には合成回路25
及び26の信号が入力されており、差動増幅器31は合
成回路25の信号と合成回路26の信号の差信号を出力
する。差動増幅器31は後に詳述するが記録担体1上に
収束されている光ビーム7とトラックの位置ずれを表わ
す信号、すなわちトラッキング制御信号を出力する。
【0017】フォーカス制御について説明すると、差動
増幅器30の信号は割算器32、ゲイン切換回路33、
フォーカス制御系の位相を補償するための位相補償回路
34、フォーカス制御を不動作にするためのスイッチ3
5、電力増幅するための駆動回路36を介してフォーカ
ス素子17に加えられており、フォーカス素子17は差
動増幅器30の信号に応じて収束レンズ12を記録担体
1の面と略々垂直な方向に移動させ、記録担体1上の光
ビーム7が常に一定の収束状態となるように制御する。
増幅器30の信号は割算器32、ゲイン切換回路33、
フォーカス制御系の位相を補償するための位相補償回路
34、フォーカス制御を不動作にするためのスイッチ3
5、電力増幅するための駆動回路36を介してフォーカ
ス素子17に加えられており、フォーカス素子17は差
動増幅器30の信号に応じて収束レンズ12を記録担体
1の面と略々垂直な方向に移動させ、記録担体1上の光
ビーム7が常に一定の収束状態となるように制御する。
【0018】トラッキング制御について説明すると、差
動増幅器31の信号は割算器37、ゲイン切換回路38
、トラッキング制御系の位相を補償するための位相補償
回路9、トラッキング制御を不動作にするためのスイッ
チ40、電力増幅するための駆動回路41を介してトラ
ッキング素子18に加えられており、トラッキング素子
18は差動増幅器31の信号に応じて収束レンズ12を
記録担体1の半径方向に移動させ、記録担体1上の光ビ
ーム7が常にトラック上にあるように制御する。また駆
動回路41の信号はリニアモータ20を駆動するための
駆動回路42に入力されており、リニアモータ20は駆
動回路41の出力が平均的に零となるように、言い換え
ればトラッキング素子18によって移動される収束レン
ズ12が自然の状態を中心に移動するように移送台19
を移動させる。
動増幅器31の信号は割算器37、ゲイン切換回路38
、トラッキング制御系の位相を補償するための位相補償
回路9、トラッキング制御を不動作にするためのスイッ
チ40、電力増幅するための駆動回路41を介してトラ
ッキング素子18に加えられており、トラッキング素子
18は差動増幅器31の信号に応じて収束レンズ12を
記録担体1の半径方向に移動させ、記録担体1上の光ビ
ーム7が常にトラック上にあるように制御する。また駆
動回路41の信号はリニアモータ20を駆動するための
駆動回路42に入力されており、リニアモータ20は駆
動回路41の出力が平均的に零となるように、言い換え
ればトラッキング素子18によって移動される収束レン
ズ12が自然の状態を中心に移動するように移送台19
を移動させる。
【0019】フォーカス制御及びトラッキング制御が安
定に動作しなければ、品質のよい記録及び再生を行なう
ことは出来ない。フォーカス制御及びトラッキング制御
を安定に動作させるためには、制御系のループゲインが
変化しないようにすることが極めて重要である。割算器
32,37及びゲイン切換回路33,38はこのための
ものであり、以下これらの動作について説明する。
定に動作しなければ、品質のよい記録及び再生を行なう
ことは出来ない。フォーカス制御及びトラッキング制御
を安定に動作させるためには、制御系のループゲインが
変化しないようにすることが極めて重要である。割算器
32,37及びゲイン切換回路33,38はこのための
ものであり、以下これらの動作について説明する。
【0020】合成回路29は前述したように、光検出器
16の4つの出力を加算した信号を出力し、この信号は
ゲイン切換回路43を介して割算器32,37に入力さ
れている。 割算器32は、差動増幅器30の出力をX1、ゲイン切
換回路43の出力をYとするとX1/Yの値に相当する
信号を出力し、割算器37も同様に差動増幅器31の出
力をX2とするとX2/Yの値に相当する信号を出力す
る。処理回路5の信号はゲイン切換回路33,38及び
43にそれぞれ入力されており、ゲイン切換回路33,
38及び43は処理回路5の信号に応じて増幅率を切り
換える。例えば、第1の記録担体が装填されている状態
のゲイン切換回路33,38及び43の増幅率をG1a
,G2a,G3aとし、第2の記録担体が装填されてい
る状態のゲイン切換回路33,38及び43の増幅率を
G1b,G2b,G3bとすると、G1b / G1a
= G3b /G3a =K(Kは正の実数)が略々
成り立ち、後に詳述するがG2b/G2a<Kのように
構成されている。
16の4つの出力を加算した信号を出力し、この信号は
ゲイン切換回路43を介して割算器32,37に入力さ
れている。 割算器32は、差動増幅器30の出力をX1、ゲイン切
換回路43の出力をYとするとX1/Yの値に相当する
信号を出力し、割算器37も同様に差動増幅器31の出
力をX2とするとX2/Yの値に相当する信号を出力す
る。処理回路5の信号はゲイン切換回路33,38及び
43にそれぞれ入力されており、ゲイン切換回路33,
38及び43は処理回路5の信号に応じて増幅率を切り
換える。例えば、第1の記録担体が装填されている状態
のゲイン切換回路33,38及び43の増幅率をG1a
,G2a,G3aとし、第2の記録担体が装填されてい
る状態のゲイン切換回路33,38及び43の増幅率を
G1b,G2b,G3bとすると、G1b / G1a
= G3b /G3a =K(Kは正の実数)が略々
成り立ち、後に詳述するがG2b/G2a<Kのように
構成されている。
【0021】フォーカス制御のループゲイン変化を防止
する動作についてさらに説明する。第1の記録担体の反
射率をKR、第2の記録担体の反射率をKW、KR/K
W=Kとすると、第1の記録担体を装填した場合の合成
回路29の出力は第2の記録担体を装填した場合のそれ
のK倍になるが、ゲイン切換回路43の増幅率が1/K
倍になるので、ゲイン切換回路43の出力は変化しない
。一方、第1の記録担体を装填した場合の単位フォーカ
スずれに対する差動増幅器30の出力は、第2の記録担
体を装填した場合のそれのK倍になる。また第1の記録
担体を装填した時のゲイン切換回路43の出力と第2の
記録担体を装填した時のそれは同じである。従って第1
の記録担体を装填した場合の単位フォーカスずれに対す
る割算器30の出力は、第2の記録担体を装填した場合
のそれのK倍になる。しかし第1の記録担体を装填した
時のゲイン切換回路33の増幅率は第2の記録担体を装
填した時のそれの1/Kになるので、単位フォーカスず
れに対するゲイン切換回路33の出力は変化しない。従
って第1の記録担体と第2の記録担体は反射率が異なる
が、フォーカス制御のループゲインは変化しない。
する動作についてさらに説明する。第1の記録担体の反
射率をKR、第2の記録担体の反射率をKW、KR/K
W=Kとすると、第1の記録担体を装填した場合の合成
回路29の出力は第2の記録担体を装填した場合のそれ
のK倍になるが、ゲイン切換回路43の増幅率が1/K
倍になるので、ゲイン切換回路43の出力は変化しない
。一方、第1の記録担体を装填した場合の単位フォーカ
スずれに対する差動増幅器30の出力は、第2の記録担
体を装填した場合のそれのK倍になる。また第1の記録
担体を装填した時のゲイン切換回路43の出力と第2の
記録担体を装填した時のそれは同じである。従って第1
の記録担体を装填した場合の単位フォーカスずれに対す
る割算器30の出力は、第2の記録担体を装填した場合
のそれのK倍になる。しかし第1の記録担体を装填した
時のゲイン切換回路33の増幅率は第2の記録担体を装
填した時のそれの1/Kになるので、単位フォーカスず
れに対するゲイン切換回路33の出力は変化しない。従
って第1の記録担体と第2の記録担体は反射率が異なる
が、フォーカス制御のループゲインは変化しない。
【0022】以上説明したように第1の記録担体を装填
しても第2の記録担体を装填してもフォーカス制御のル
ープゲインが変化しないのは、ゲイン切換回路33の増
幅率が第1の記録担体を装填した場合と第2の記録担体
を装填した場合とで切り換えられるからである。
しても第2の記録担体を装填してもフォーカス制御のル
ープゲインが変化しないのは、ゲイン切換回路33の増
幅率が第1の記録担体を装填した場合と第2の記録担体
を装填した場合とで切り換えられるからである。
【0023】割算器32及びゲイン切換回路43の動作
について説明する。フォーカス制御のループゲインを変
化させる要因としては種々のものがあり、例えば、同一
種類の記録担体1の反射率のバラツキ、光源6から発生
している光ビーム7の光量変化、光検出器16の温度特
性あるいはゴミ・ホコリ等による光ビーム7の伝達効率
の低下等である。これらの影響は全て合成回路29の出
力変化として現われる。合成回路29の出力がK1倍に
なると、単位フォーカスずれに対する差動増幅器30の
出力もK1倍になる。当然のことながら、ゲイン切換回
路43の出力もK1倍になるので、単位フォーカスずれ
に対する割算器32の出力は常に一定となり、上述した
要因によってフォーカス制御のループゲインが変化する
ことはない。
について説明する。フォーカス制御のループゲインを変
化させる要因としては種々のものがあり、例えば、同一
種類の記録担体1の反射率のバラツキ、光源6から発生
している光ビーム7の光量変化、光検出器16の温度特
性あるいはゴミ・ホコリ等による光ビーム7の伝達効率
の低下等である。これらの影響は全て合成回路29の出
力変化として現われる。合成回路29の出力がK1倍に
なると、単位フォーカスずれに対する差動増幅器30の
出力もK1倍になる。当然のことながら、ゲイン切換回
路43の出力もK1倍になるので、単位フォーカスずれ
に対する割算器32の出力は常に一定となり、上述した
要因によってフォーカス制御のループゲインが変化する
ことはない。
【0024】フォーカス制御のループゲインを一定に保
つのに本発明の実施例のように、第1の記録担体と第2
の記録担体とでゲインを切り換えず、例えばゲイン切換
回路33を省略し、合成回路29の信号を割算器32に
入力するように構成してもよいが、このように構成する
と割算器32の割算範囲が広くなり、割算器32が高価
になる。
つのに本発明の実施例のように、第1の記録担体と第2
の記録担体とでゲインを切り換えず、例えばゲイン切換
回路33を省略し、合成回路29の信号を割算器32に
入力するように構成してもよいが、このように構成する
と割算器32の割算範囲が広くなり、割算器32が高価
になる。
【0025】このことについてさらに説明すると、例え
ば、同一種類の記録担体1の反射率のバラツキ、光源6
から発生している光ビーム7の光量変化、光検出器16
の温度変化あるいはゴミ・ホコリ等による光ビーム7の
伝達効率の低下等によって合成回路29の出力が変化す
る割合、すなわち合成回路29の出力の最低値をVmi
n、最大値をVmmとした時のVmm/Vminの値が
4倍、前述したKの値を5倍とすると、割算範囲は20
倍必要となるが、本発明の実施例によれば割算範囲は4
倍で済み、簡単な割算器で構成することが出来る。
ば、同一種類の記録担体1の反射率のバラツキ、光源6
から発生している光ビーム7の光量変化、光検出器16
の温度変化あるいはゴミ・ホコリ等による光ビーム7の
伝達効率の低下等によって合成回路29の出力が変化す
る割合、すなわち合成回路29の出力の最低値をVmi
n、最大値をVmmとした時のVmm/Vminの値が
4倍、前述したKの値を5倍とすると、割算範囲は20
倍必要となるが、本発明の実施例によれば割算範囲は4
倍で済み、簡単な割算器で構成することが出来る。
【0026】トラッキング制御のループゲイン変化を防
止する動作について以下説明する。第1の記録担体を装
填した場合の単位トラックずれに対する差動増幅器31
の出力をK1T、第2の記録担体を装填した場合のそれ
をK2Tとすると、K1T/K2Tの値はKとはならな
い。これについては後に詳述するが、フォーカス制御信
号の検出感度は、記録担体の種類に関係なく、記録担体
の反射率に比例するのに対して、第1の記録担体の反射
率が第2の記録担体の反射率のK倍であっても、トラッ
キング制御信号の検出感度はK倍とならない。K1T/
K2Tの値をKc、第1の記録担体が装填されている状
態のゲイン切換回路38の増幅率をG2a、第2の記録
担体が装填されている状態のそれをG2bとすると、G
2b/G2a=Kcが略々成り立つように構成されてい
る。
止する動作について以下説明する。第1の記録担体を装
填した場合の単位トラックずれに対する差動増幅器31
の出力をK1T、第2の記録担体を装填した場合のそれ
をK2Tとすると、K1T/K2Tの値はKとはならな
い。これについては後に詳述するが、フォーカス制御信
号の検出感度は、記録担体の種類に関係なく、記録担体
の反射率に比例するのに対して、第1の記録担体の反射
率が第2の記録担体の反射率のK倍であっても、トラッ
キング制御信号の検出感度はK倍とならない。K1T/
K2Tの値をKc、第1の記録担体が装填されている状
態のゲイン切換回路38の増幅率をG2a、第2の記録
担体が装填されている状態のそれをG2bとすると、G
2b/G2a=Kcが略々成り立つように構成されてい
る。
【0027】第1の記録担体を装填した時の単位トラッ
クずれに対する差動増幅器31の出力は、第2の記録担
体を装填した時のそれのKc倍になる。前述したように
ゲイン切換回路43の出力は、第1の記録担体を装填し
た時と第2の記録担体を装填した時とで変化しないから
、第1の記録担体を装填した時の単位トラックずれに対
する割算器32の出力は、第2の記録担体を装填した時
のそれのKc倍になる。
クずれに対する差動増幅器31の出力は、第2の記録担
体を装填した時のそれのKc倍になる。前述したように
ゲイン切換回路43の出力は、第1の記録担体を装填し
た時と第2の記録担体を装填した時とで変化しないから
、第1の記録担体を装填した時の単位トラックずれに対
する割算器32の出力は、第2の記録担体を装填した時
のそれのKc倍になる。
【0028】しかし、第1の記録担体を装填した時のゲ
イン切換回路38の増幅率は第2の記録担体を装填した
時のそれの1/Kcとなるので、単位トラックずれに対
するゲイン切換回路38の出力は変化しない。従って第
1の記録担体と第2の記録担体とではトラッキング制御
信号の検出感度が異なるが、トラッキング制御のループ
ゲインは変化しない。
イン切換回路38の増幅率は第2の記録担体を装填した
時のそれの1/Kcとなるので、単位トラックずれに対
するゲイン切換回路38の出力は変化しない。従って第
1の記録担体と第2の記録担体とではトラッキング制御
信号の検出感度が異なるが、トラッキング制御のループ
ゲインは変化しない。
【0029】トラッキング制御のループゲインを変化さ
せる要因としては、前述したフォーカス制御のループゲ
インを変化させる要因が考えられる。これらの要因によ
って合成回路29の出力がK1倍になると、単位トラッ
クずれに対する差動増幅器31の出力もK1倍になる。 ゲイン切換回路43の出力もK1倍になるから、単位ト
ラックずれに対する割算器37の出力は常に一定となり
、トラッキング制御のループゲインは一定に保たれる。 尚、本発明の実施例においてトラッキング制御に使用し
ている割算器37は前述したフォーカス制御に使用して
いる割算器32と同様に割算範囲を狭く出来ることは言
うまでもない。
せる要因としては、前述したフォーカス制御のループゲ
インを変化させる要因が考えられる。これらの要因によ
って合成回路29の出力がK1倍になると、単位トラッ
クずれに対する差動増幅器31の出力もK1倍になる。 ゲイン切換回路43の出力もK1倍になるから、単位ト
ラックずれに対する割算器37の出力は常に一定となり
、トラッキング制御のループゲインは一定に保たれる。 尚、本発明の実施例においてトラッキング制御に使用し
ている割算器37は前述したフォーカス制御に使用して
いる割算器32と同様に割算範囲を狭く出来ることは言
うまでもない。
【0030】本発明の実施例は、記録材料層を有する第
2の記録担体を装填して信号を記録する場合に、割算器
32及び37の割算範囲が狭くなるように構成されてい
る。 以下、このことについて説明する。フォーカス制御及び
トラッキング制御が動作している状態で、記録する信号
に応じて光源6から発生している光ビーム7の光量を強
弱に変調すると、強い光ビーム7が照射された記録担体
1の部分が光ビーム7の熱によって物理的に変化し信号
が記録される。記録時の光ビーム7の光量は記録担体1
の場所によって異なるが、再生時の光ビーム7の光量の
7から10倍程度である。
2の記録担体を装填して信号を記録する場合に、割算器
32及び37の割算範囲が狭くなるように構成されてい
る。 以下、このことについて説明する。フォーカス制御及び
トラッキング制御が動作している状態で、記録する信号
に応じて光源6から発生している光ビーム7の光量を強
弱に変調すると、強い光ビーム7が照射された記録担体
1の部分が光ビーム7の熱によって物理的に変化し信号
が記録される。記録時の光ビーム7の光量は記録担体1
の場所によって異なるが、再生時の光ビーム7の光量の
7から10倍程度である。
【0031】入力端44には記録期間信号すなわち記録
担体1上に信号を記録するために光ビーム7の光量が強
弱に変調されている期間を表わす信号が入力される。入
力端44の信号はゲイン切換回路33,38及び43に
それぞれ伝達されており、記録期間信号が入力端44に
入力されると、ゲイン切換回路33,38及び43の増
幅率は1/Nに低下するように構成されている。Nは正
の実数で、記録時の光ビーム7の平均的な光量をPRE
C、再生時の光ビーム7の光量をPpBとするとN=P
REC/PpSが略々成り立つように設定されている。
担体1上に信号を記録するために光ビーム7の光量が強
弱に変調されている期間を表わす信号が入力される。入
力端44の信号はゲイン切換回路33,38及び43に
それぞれ伝達されており、記録期間信号が入力端44に
入力されると、ゲイン切換回路33,38及び43の増
幅率は1/Nに低下するように構成されている。Nは正
の実数で、記録時の光ビーム7の平均的な光量をPRE
C、再生時の光ビーム7の光量をPpBとするとN=P
REC/PpSが略々成り立つように設定されている。
【0032】PREC=N×PpBなる場合を例にとっ
て説明すると、記録時の合成回路29の出力は再生時の
それのN倍となるが、記録時にゲイン切換回路43の増
幅率が1/Nになるので、ゲイン切換回路43の出力は
記録時と再生時で変化しない。記録時の単位フォーカス
ずれに対する差動増幅器30の出力は再生時のそれのN
倍となる。ゲイン切換回路43の出力が記録時と再生時
で変化しないから、記録時の単位フォーカスずれに対す
る割算器32の出力もN倍となるが、記録時にゲイン切
換回路33の増幅率が1/Nになるので、記録時の単位
フォーカスずれに対するゲイン切換回路33の出力は記
録時と再生時とで変化せずフォーカス制御のループゲイ
ンは一定に保たれる。
て説明すると、記録時の合成回路29の出力は再生時の
それのN倍となるが、記録時にゲイン切換回路43の増
幅率が1/Nになるので、ゲイン切換回路43の出力は
記録時と再生時で変化しない。記録時の単位フォーカス
ずれに対する差動増幅器30の出力は再生時のそれのN
倍となる。ゲイン切換回路43の出力が記録時と再生時
で変化しないから、記録時の単位フォーカスずれに対す
る割算器32の出力もN倍となるが、記録時にゲイン切
換回路33の増幅率が1/Nになるので、記録時の単位
フォーカスずれに対するゲイン切換回路33の出力は記
録時と再生時とで変化せずフォーカス制御のループゲイ
ンは一定に保たれる。
【0033】記録時の光ビーム7の光量は記録担体1の
場所によって異なり、一般に記録担体1の内周では弱く
、外周では強い。このような記録担体1の場所による記
録光量の変化によるフォーカス制御系のループゲイン変
化は、前述したように割算器32で吸収され一定に保た
れる。
場所によって異なり、一般に記録担体1の内周では弱く
、外周では強い。このような記録担体1の場所による記
録光量の変化によるフォーカス制御系のループゲイン変
化は、前述したように割算器32で吸収され一定に保た
れる。
【0034】以上記録時のフォーカス制御回路の動作に
ついて説明したが、トラッキング制御回路の動作につい
ては前述の説明で容易に理解出来るので省略する。
ついて説明したが、トラッキング制御回路の動作につい
ては前述の説明で容易に理解出来るので省略する。
【0035】図2は記録材料層を有しない第1の記録担
体1の説明図である。図2Aにおいて、斜線部51は凹
凸の形態で信号が記録されている領域を示している。図
2Bは同図Aにおいて破線52で示した領域を拡大した
図であり、53は凹凸形態のピット、54はピット53
が並んだトラックである。図2Cは同図Bに示した一点
鎖線55で切断した断面図であり、56は基材、57は
アルミニウム等の金属層、58は保護層である。59は
ピット53の深さを示しており、ピット53の深さをd
1とすると、d1=λ/(8×n1)になっている。た
だし、λは光ビーム7の波長、n1は基材56の屈折率
である。
体1の説明図である。図2Aにおいて、斜線部51は凹
凸の形態で信号が記録されている領域を示している。図
2Bは同図Aにおいて破線52で示した領域を拡大した
図であり、53は凹凸形態のピット、54はピット53
が並んだトラックである。図2Cは同図Bに示した一点
鎖線55で切断した断面図であり、56は基材、57は
アルミニウム等の金属層、58は保護層である。59は
ピット53の深さを示しており、ピット53の深さをd
1とすると、d1=λ/(8×n1)になっている。た
だし、λは光ビーム7の波長、n1は基材56の屈折率
である。
【0036】図3は記録材料層を有する第2の記録担体
1の説明図である。図3Aにおいて、斜線部は凹凸の形
態で溝トラックが記録されている領域であり、追跡トラ
ック部61とアドレス部62より構成されている。
1の説明図である。図3Aにおいて、斜線部は凹凸の形
態で溝トラックが記録されている領域であり、追跡トラ
ック部61とアドレス部62より構成されている。
【0037】図3Bは同図Aにおいて破線63で示した
領域を拡大した図であり、トラック64は溝状の追跡ト
ラック65と凹凸形態のピット66より構成されている
。トラック64は同心円状に形成されており、ピット6
6は追跡トラック65を識別する為のアドレス情報を含
んでいる。当然のことであるがアドレス情報の部分はト
ラック64のごく一分にすぎない。図3Cは同図Bに示
した一点鎖線67で切断した断面図であり、68は基材
、69は記録材料層、70は保護層である。71はピッ
ト66及び追跡トラック65の深さを示しており、深さ
をd2とすると、d2=λ/(8・n2)になっている
。ただし、n2は基材68の屈折率である。言うまでも
ないが、信号は追跡トラック65上に記録される。
領域を拡大した図であり、トラック64は溝状の追跡ト
ラック65と凹凸形態のピット66より構成されている
。トラック64は同心円状に形成されており、ピット6
6は追跡トラック65を識別する為のアドレス情報を含
んでいる。当然のことであるがアドレス情報の部分はト
ラック64のごく一分にすぎない。図3Cは同図Bに示
した一点鎖線67で切断した断面図であり、68は基材
、69は記録材料層、70は保護層である。71はピッ
ト66及び追跡トラック65の深さを示しており、深さ
をd2とすると、d2=λ/(8・n2)になっている
。ただし、n2は基材68の屈折率である。言うまでも
ないが、信号は追跡トラック65上に記録される。
【0038】フォーカス制御信号及びトラッキング制御
信号の検出について、図4と共に説明する。図4は光検
出器16上の反射光13のビームスポット形状を示した
図である。光検出器16は、16a,16b,16c及
び16dの4つの受光領域を有し、受光領域16a,1
6b,16c及び16dの信号は図1のライン21,2
2,23及び24を通じて出力される。 13a,13b及び13cは反射光13のビームスポッ
ト形状を示したものであり、ビームスポット13aは記
録担体1と収束レンズ12の距離が正規になっていて、
光ビーム7の収束点が記録担体1上にある状態を示して
いる。ビームスポット13bは記録担体1と収束レンズ
12の距離が離れ過ぎている状態の反射光13を示し、
ビームスポット13cは記録担体1と収束レンズ12の
距離が近づき過ぎている状態の反射光13を示している
。差動増幅器30はこの反射光13の形状変化に対応し
た信号、すなわち、受光領域16a,16b,16c,
16dの出力をS1,S2,S3,S4とすると、{(
S1+S3)−(S2+S4)}に対応した信号を出力
する。 当然のことであるが、フォーカス制御が動作している状
態においては、反射光13はビームスポット13aのよ
うになっている。
信号の検出について、図4と共に説明する。図4は光検
出器16上の反射光13のビームスポット形状を示した
図である。光検出器16は、16a,16b,16c及
び16dの4つの受光領域を有し、受光領域16a,1
6b,16c及び16dの信号は図1のライン21,2
2,23及び24を通じて出力される。 13a,13b及び13cは反射光13のビームスポッ
ト形状を示したものであり、ビームスポット13aは記
録担体1と収束レンズ12の距離が正規になっていて、
光ビーム7の収束点が記録担体1上にある状態を示して
いる。ビームスポット13bは記録担体1と収束レンズ
12の距離が離れ過ぎている状態の反射光13を示し、
ビームスポット13cは記録担体1と収束レンズ12の
距離が近づき過ぎている状態の反射光13を示している
。差動増幅器30はこの反射光13の形状変化に対応し
た信号、すなわち、受光領域16a,16b,16c,
16dの出力をS1,S2,S3,S4とすると、{(
S1+S3)−(S2+S4)}に対応した信号を出力
する。 当然のことであるが、フォーカス制御が動作している状
態においては、反射光13はビームスポット13aのよ
うになっている。
【0039】方向81はトラック方向すなわちトラック
の長手方向を示している。差動増幅器31は{(S1+
S2)−(S3+S4)}に対応した信号を出力する。 差動増幅器31が記録担体1上に収束されている光ビー
ム7とトラックの位置ずれを表わす信号を出力すること
は即知であり、詳述するのを避ける。
の長手方向を示している。差動増幅器31は{(S1+
S2)−(S3+S4)}に対応した信号を出力する。 差動増幅器31が記録担体1上に収束されている光ビー
ム7とトラックの位置ずれを表わす信号を出力すること
は即知であり、詳述するのを避ける。
【0040】第1の記録担体の反射率が第2の記録担体
の反射率のK倍であっても、トラッキング制御信号の検
出感度がK倍とならないことを図5と共に説明する。
の反射率のK倍であっても、トラッキング制御信号の検
出感度がK倍とならないことを図5と共に説明する。
【0041】図5は第1の記録担体1を装填し、記録担
体1上の光ビーム7がトラックを1本横切った時のST
={(S1+S2)−(S3+S4)}を表わしたもの
である。 尚、x軸をトラックずれ量、y軸をSTにして表わして
いる。図2に示したピット53上を光ビーム7が走査し
ている時だけ、記録担体1上の光ビーム7とトラック5
4の位置ずれに対応した信号(波形91)が出力され、
ピットとピットの間を光ビーム7が走査している時は出
力されない。しかしピット53の長さ及びピットとピッ
トの間の長さは非常に短かいので、トラッキング制御を
動作させた時、記録担体1上の光ビーム7がトラック5
4上を走査できる。例えばトラッキング制御の応答性は
10KHz程度で記録担体1上に記録されている信号は
MHzである。従って実際はトラッキング制御信号は波
形91を低域通過フィルターに介したような波形92と
なり、トラッキング制御信号の検出感度は低下する。
体1上の光ビーム7がトラックを1本横切った時のST
={(S1+S2)−(S3+S4)}を表わしたもの
である。 尚、x軸をトラックずれ量、y軸をSTにして表わして
いる。図2に示したピット53上を光ビーム7が走査し
ている時だけ、記録担体1上の光ビーム7とトラック5
4の位置ずれに対応した信号(波形91)が出力され、
ピットとピットの間を光ビーム7が走査している時は出
力されない。しかしピット53の長さ及びピットとピッ
トの間の長さは非常に短かいので、トラッキング制御を
動作させた時、記録担体1上の光ビーム7がトラック5
4上を走査できる。例えばトラッキング制御の応答性は
10KHz程度で記録担体1上に記録されている信号は
MHzである。従って実際はトラッキング制御信号は波
形91を低域通過フィルターに介したような波形92と
なり、トラッキング制御信号の検出感度は低下する。
【0042】第3の記録担体はアドレス部を除いて連続
したトラックになっているので、検出感度は低下しない
。
したトラックになっているので、検出感度は低下しない
。
【0043】従って第1の記録担体を装填した場合の単
位トラックずれに対する差動増幅器31の出力をK1T
、第2の記録担体を装填した場合のそれをK2Tとする
とK1T/K2Tの値はKとはならず、K1T<K×K
2Tとなる。
位トラックずれに対する差動増幅器31の出力をK1T
、第2の記録担体を装填した場合のそれをK2Tとする
とK1T/K2Tの値はKとはならず、K1T<K×K
2Tとなる。
【0044】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
は上述した実施例により何ら限定されることはない。
は上述した実施例により何ら限定されることはない。
【0045】例えば記録担体の判別は記録担体の反射率
の差を検出して行なってもよい。より具体的には、合成
回路29の出力の大きさでも判別することが出来る。
の差を検出して行なってもよい。より具体的には、合成
回路29の出力の大きさでも判別することが出来る。
【0046】またフォーカス制御信号及びトラッキング
制御信号を検出するための光学系は種々のものが発表さ
れているが、本発明に関してはどのような光学系であっ
ても問題はない。
制御信号を検出するための光学系は種々のものが発表さ
れているが、本発明に関してはどのような光学系であっ
ても問題はない。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、トラッキング制
御手段の回路ゲインを切り換える切換手段を設け、長手
方向に平坦な形態のトラックのディスク反射率に対する
凹凸ピットの形態で記録されているトラックのディスク
反射率をK、凹凸ピットの形態で記録されているトラッ
クにトラッキング制御を動作させる時の回路ゲインをG
2a、長手方向に平坦な形態のトラックにトラッキング
制御を動作させる時の回路ゲインをG2bとすると、ゲ
イン切換手段によりG2b/G2a<Kとなるように回
路ゲインを切り換えているので、凹凸ピットの形態で記
録されているトラックであっても長手方向に平坦な形態
のトラックであっても安定にトラッキング制御が動作す
る。
御手段の回路ゲインを切り換える切換手段を設け、長手
方向に平坦な形態のトラックのディスク反射率に対する
凹凸ピットの形態で記録されているトラックのディスク
反射率をK、凹凸ピットの形態で記録されているトラッ
クにトラッキング制御を動作させる時の回路ゲインをG
2a、長手方向に平坦な形態のトラックにトラッキング
制御を動作させる時の回路ゲインをG2bとすると、ゲ
イン切換手段によりG2b/G2a<Kとなるように回
路ゲインを切り換えているので、凹凸ピットの形態で記
録されているトラックであっても長手方向に平坦な形態
のトラックであっても安定にトラッキング制御が動作す
る。
【図1】本発明の一実施例のブロック図
【図2】記録材
料層を有しない第1の記録担体の説明図
料層を有しない第1の記録担体の説明図
【図3】記録材
料層を有する第2の記録担体の説明図
料層を有する第2の記録担体の説明図
【図4】光検出器
上の反射光のビームスポット形状を示した図
上の反射光のビームスポット形状を示した図
【図5】第1の記録担体を装填した時のトラッキング制
御信号を示した図
御信号を示した図
1 記録担体
3 ジャケット
4 判別器
5 処理回路
16 光検出器
18 トラッキング素子
25,26,29 合成回路
31 差動増幅器
37 割算器
38 ゲイン切換回路
39 位相補償回路
40 スイッチ
41 駆動回路
Claims (1)
- 【請求項1】 光源から発生する光ビームを記録担体
上に収束して照射するための収束手段と、前記収束手段
により記録担体上に収束されている光ビームをトラック
を横切るように移動する移動手段と、記録担体上の光ビ
ームとトラックの位置ずれを検出するトラックずれ検出
手段と、前記トラックずれ検出手段の信号に応じて前記
移動手段を駆動し、記録担体上の光ビームがトラック上
に位置するように制御するトラッキング制御手段と、情
報信号が凹凸ピットの形態で記録されているトラックか
長手方向に平坦な形態のトラックかを判別する判別手段
と、前記判別手段の信号に応じて前記トラッキング制御
手段の回路ゲインを切り換えるゲイン切換手段とを有す
る装置において、長手方向に平坦な形態のトラックのデ
ィスク反射率に対する凹凸ピットの形態で記録されてい
るトラックのディスク反射率をK、凹凸ピットの形態で
記録されているトラックにトラッキング制御を動作させ
る時の回路ゲインをG2a、長手方向に平坦な形態のト
ラックにトラッキング制御を動作させる時の回路ゲイン
をG2bとすると、前記ゲイン切換手段による切り換え
回路ゲインをG2b/G2a<Kとなるように構成した
ことを特徴とするトラッキング制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5991791A JP2606467B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | トラッキング制御装置及びフォーカス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5991791A JP2606467B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | トラッキング制御装置及びフォーカス制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59102141A Division JPH0656666B2 (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | トラツキング制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212728A true JPH04212728A (ja) | 1992-08-04 |
JP2606467B2 JP2606467B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=13126965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5991791A Expired - Lifetime JP2606467B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | トラッキング制御装置及びフォーカス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606467B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP5991791A patent/JP2606467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606467B2 (ja) | 1997-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |