JPH04212666A - 液圧式倍力装置 - Google Patents

液圧式倍力装置

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JPH04212666A
JPH04212666A JP2405317A JP40531790A JPH04212666A JP H04212666 A JPH04212666 A JP H04212666A JP 2405317 A JP2405317 A JP 2405317A JP 40531790 A JP40531790 A JP 40531790A JP H04212666 A JPH04212666 A JP H04212666A
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valve
chamber
hole
seat
movable
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JP2405317A
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Katsumi Maehara
前原 克己
Atsukimi Yamaguchi
敦仁 山口
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Nabco Ltd
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のブレーキに用
いられ、マスタシリンダの作動を助勢する液圧式倍力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】一般に、この種の液圧
式倍力装置は、特開平2−68258号の公報が示すよ
うに、シリンダ本体のシリンダ孔の中にピストンがあり
、そのピストンの内孔の中に供給弁および排出弁がある
。そして、こうした2つの弁の弁座は、一方の供給弁座
が弁室を区画する座部材に、また、他方の排出弁座が操
作力を受ける入力部材に、それぞれ別の部材に形成され
る。それに対し、それらの各弁座に着、離座する可動弁
体は、通常、単一である。可動弁体は、排出弁座に離、
着座する先端部と、供給弁座に着、離座する膨出部とを
備えている。
【0003】従来、可動弁体の途中に位置する膨出部は
球面形状であり、可動弁体を弁室側から座部材の弁孔に
挿入してその先端部を入力部材に対向させる関係上、供
給弁のシール面積の方が排出弁のシール面積よりも大き
い。このため、弁室内に圧力が導入されると、可動弁体
は供給弁を開く方向の力を受けることとなり、供給弁の
シール不良を生じたり、また、そのシール不良を防ぐた
めにばねの付勢力を大きくすると、倍力作用上、立上り
遅れを生じるという問題がある。
【0004】勿論、供給弁および排出弁の両シール面積
を等しくするために、特開昭63−287656号の公
報が示すように、可動弁体を2ピース構造とし、一方の
部品に供給弁の弁部分を、他方の部品に排出弁の弁部分
をそれぞれ構成するようにすることも考えられる。しか
し、それでは部品数を増し、装置の組立て性を低下する
ことになる。
【0005】
【発明の目的】この発明の目的は、可動弁体を1ピース
構造にしたまま、供給弁および排出弁の両シール面積の
差をできるだけ小さくすることができる技術を提供する
ことにある。
【0006】
【そのための手段および作用】この発明では、座部材の
開口部に設ける供給弁座を、たとえば断面が円弧形状と
なるような凸曲面を形成して設ける一方、可動弁体側の
膨出部を、その外周面が可動弁体の軸線に沿い弁孔側に
向かうにつれて漸次小径となる円錐面あるいは円錐面に
近似した凹曲面となった傾斜面とし、しかも、この傾斜
面の頂角が鋭角となる形状とする。それによって、供給
弁における可動弁体の着座点を径方向内側に設定するこ
とができ、供給弁のシール面積を排出弁のシール面積と
ほぼ同様の大きさに近づけることができる。
【0007】
【実施例】液圧式倍力装置10は、内部に段付きのシリ
ンダ孔12をもつシリンダ本体14を有する。この倍力
装置10では、シリンダ本体14の一方の側からペダル
等を介する操作力が入力部材16に加わり、ついで、入
力部材16の動きに応じてサーボ作用が生じ、助勢され
た力がシリンダ本体14の他方の側の出力部材18を通
して図示しないマスタシリンダ側に加わる。
【0008】ペダル操作力が加わる入力部材16は、ふ
た部材20の中心を貫く第1の部材161と、第1の端
部の孔内に移動可能にはめ込んだ第2の部材162とか
らなる。ふた部材20は、シリンダ孔12の開口をふさ
ぐ部材であり、その外周がO−リング22によって、ま
た、ふた部材20を貫く第1の部材161の周りはカッ
プシール24によってそれぞれシールされている。一方
、その反対側に位置する出力部材18は、金具26によ
ってピストン30の端部に連結されている。金具26は
ばね受けをも兼ねており、互いに連結されたピストン3
0および出力部材18は、断面形状が角形のリターンス
プリング28によってふた部材20側に付勢されている
。そのため、ピストン30は、作動のない通常時、その
一端がふた部材20の内周の板部材21に当たっている
。折れ曲がった形状の板部材21は、カップシール24
の押さえとしても機能している。
【0009】ピストン30は段付きの内孔32をもつ中
空構造である。内孔32は、ふた部材20に対向する開
口側の径が一番大きく、内部に行くにつれて何段かにわ
たって径が小さくなっている。また、このピストン30
の外周部には、互いに隔てた所にシールリング34,3
6があり、それによって、シリンダ孔12の中に複数の
室を区画している。ふた部材20に隣り合う部分がサー
ボ室38、シールリング34と36との間のピストン周
りの室が入口室40、そして、出力部材18の周りの室
が低圧室42である。低圧室42は、マスタシリンダ側
にある、圧力解放源であるリザーバに、また、入口室4
0は、これも図示しないアキュムレータおよびポンプを
含む圧力源にそれぞれ連絡している。なお、各シールリ
ング34,36は、ゴム製の内側リング34i,36i
と、樹脂製の外側リング34o,36oとからなる。外
側リング34o,36oは、ピストン30の摺動抵抗を
軽減するために設けられている。摺動抵抗を有効に軽減
するためには、外側リング34o,36oを安定に支持
することが大切である。そのため、ゴム製の内側リング
34i,36iを断面長方形とし、その幅を外側リング
34o,36oのそれと同程度か、それよりも少し大き
めにするようにするのが良い。
【0010】次に、ピストン30の内孔32の中を見る
。内孔32の奥の方に、細長い筒状の可動弁体44があ
る。可動弁体44は、ピストン30の端部および座部材
46に支持されつつ、ピストン30の軸線方向に移動可
能である。可動弁体44は、その中途の部分にフランジ
45があり、そこにばね48からの力を受け、入力部材
16側に付勢されている。そこで、フランジ45に隣り
合う膨出部50が、座部材46の中央の弁孔47の開口
部52に当たっている。この膨出部50および開口部5
2の部分が、供給弁Viを構成する。供給弁Viは、外
部の圧力源からの圧力をサーボ室38に供給するための
弁である。
【0011】ばね48がある弁室54は、可動弁体44
の出力部材18寄りの端部周りをシールするシールリン
グ56と、座部材46の外周をシールするシールリング
57とによって区画されている。この弁室54は、ピス
トン30に設けた通路55を通して入口室40に常に連
通している。なお、可動弁体44周りのシールリング5
6は、内外は逆であるが、前記ピストン30周りの各シ
ールリング34,36と同様の構成である。
【0012】また、座部材46は、ピストン30の内孔
32に挿入した筒部材58、および内孔32の開口部に
ねじ結合したねじリング59によって、ピストン30と
一体化されている。座部材46の中央の弁孔47は、座
部材46を貫通し、それに応じて可動弁体44の入力部
材16寄りの端部44eが、弁孔47から突き出ている
。突き出た端部44eは第2の部材162に臨んでいる
。第2の部材162は第1の部材161の端部の孔内に
シールリング60をはさんではめ込まれ、また、ばね6
2によって第1の部材161側に付勢されている。こう
した第2の部材162の端に凹部162aが形成され、
そこに可動弁体44の端部44eが着、離座可能に対向
している。凹部162aが排出弁座であり、可動弁体4
4の端部44eとともに排出弁Voを構成している。排
出弁Voは、サーボ室38側と低圧室42側との連通、
遮断を制御する弁である。可動弁体44の内部に設けた
通路64、および出力部材18の端部に設けた通路66
は、排出のための通路として機能する。なお、筒部材5
8の内部に、2つの逆止弁、すなわち、反力室66から
中継室68への方向を順方向とする第1の逆止弁71、
およびそれとは反対の方向を順方向とする第2の逆止弁
72がある。第2の逆止弁72は、所定圧に達するまで
は反力室66に液圧を導入しないように機能し、また、
第1の逆止弁71は、サーボ室38の液圧がリザーバ側
に戻される間、サーボ室38と反力室66との圧力差が
逆止弁71の開弁圧に達したときに反力室66の圧を戻
すように機能する。
【0013】さて、こうした液圧式倍力装置10におい
て、排出弁Voおよび供給弁Viの各シール面積を実質
的にほぼ同じ大きさにするため、供給弁Viの弁座およ
び弁部分を次のように構成している。まず、座部材46
の弁孔47の開口部にある、供給弁座52については、
断面形状が円弧あるいはそれに近似した凸曲面をもって
形成する。そして、供給弁座52に着、離座する可動弁
体44側の膨出部50を、その外周面が可動弁体44の
軸線に沿い弁孔47側に向かうにつれて漸次小径となる
円錐面とし、しかも、この円錐面が可動弁体44の軸線
となす仮想の頂角を鋭角、好ましくは30度程度に設定
する。円錐面をなす傾斜面は加工しやすい形状であり、
特に、好ましい形状であるが、そのほか、円錐面に近似
した凹曲面となった傾斜面にすることもできる。
【0014】こうした形状とすることにより、供給弁座
52に対する膨出部50の着座点が、可動弁体44の径
方向内側に位置し、供給弁Viのシール面積を排出弁V
oのシール面積とほぼ同じにすることができる。その結
果、可動弁体44を1ピース構造としているにもかかわ
らず、可動弁体44に液圧の影響に基づく無用な力を与
えることがなくなる。この無用な力に関して、もう少し
具体的に説明しよう。入力操作に応じて、排出弁Voが
閉、供給弁Viが開となった後は、弁孔47内の可動弁
体44周りの室80、およびばね62がある筒部材58
内部の室82の両方の室内に同じ圧力が導入される。そ
して、排出弁Voおよび供給弁Viは、圧力の釣合い状
態で共に閉となる。そこで、排出弁Voおよび供給弁V
iの各シール面積に応じた力が可動弁体44に作用する
が、この場合、両弁のシール面積がほぼ同じであるので
、可動弁体44を出力部材18側に向けて押す力はほと
んど働かない。そのため、弁室54内のばね48の付勢
力を小さくしても、圧力源からの圧力が供給弁Viの部
分から漏れ出て室80側に入り込むことはなく、また、
ばね48の付勢力を増した時に問題となる立上り遅れも
生じない。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、可動弁体44を1ピ
ース構造としたまま、供給弁Viおよび排出弁Voによ
る両シール面積の差をほぼゼロに近づけることができる
ので、弁のシール不良を有効に防止し、また、倍力作用
の立上り特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10  液圧式倍力装置 14  シリンダ本体 16  入力部材 30  ピストン 38  サーボ室 44  可動弁体 46  座部材 47  弁孔 50  膨出部 52  開口部(供給弁座) Vi  供給弁 Vo  排出弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリンダ孔を形成したシリンダ本体と
    、前記シリンダ孔に摺動自在にはまり合い、一端側にサ
    ーボ室を区画するピストンと、このピストンに形成され
    、前記サーボ室側に開口を有する内孔と、この内孔の中
    にあって、当該内孔内に圧力源に連絡される弁室を区画
    する座部材と、この座部材を貫通し、前記サーボ室と前
    記弁室とを連絡する弁孔と、この弁孔の弁室側開口を囲
    んで前記座部材に形成される供給弁座と、この供給弁座
    に着、離座可能な膨出部を有し、前記弁室側から前記弁
    孔を貫通して前記サーボ室側に延びる可動弁体と、前記
    弁室内にあって、前記可動弁体を前記供給弁座に向けて
    付勢するばねと、前記座部材の前記サーボ室側に位置し
    、操作に応じて前記可動弁体を前記弁室側に向けて押圧
    可能な入力部材と、この入力部材に設けられ、前記可動
    弁体の着座により前記サーボ室を圧力解放源から遮断す
    る排出弁座とを備えた液圧式倍力装置において、前記供
    給弁座を、前記弁孔の前記弁室側開口の周縁に凸曲面を
    形成して設ける一方、前記膨出部を、その外周面が前記
    可動弁体の軸線に沿い前記弁孔側に向かうにつれて漸次
    小径となる円錐面あるいは円錐面に近似した凹曲面とな
    った傾斜面とし、しかも、この傾斜面の頂角が鋭角とな
    る形状とした液圧式倍力装置。
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KR102020993B1 (ko) * 2017-03-29 2019-09-11 한남대학교 산학협력단 초음파 위치 측정 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63287656A (ja) * 1987-05-09 1988-11-24 ローベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ブレーキ力倍力装置
JPH0268258A (ja) * 1988-08-31 1990-03-07 Nippon Air Brake Co Ltd 液圧式倍力装置

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