JPH04212594A - ハイビジョン信号の記録方式 - Google Patents

ハイビジョン信号の記録方式

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JPH04212594A
JPH04212594A JP3050476A JP5047691A JPH04212594A JP H04212594 A JPH04212594 A JP H04212594A JP 3050476 A JP3050476 A JP 3050476A JP 5047691 A JP5047691 A JP 5047691A JP H04212594 A JPH04212594 A JP H04212594A
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JP
Japan
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signal
signals
recording
samples
channel
Prior art date
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Application number
JP3050476A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Tauchi
洋一郎 田内
Kenji Fukumoto
健二 福本
Yutaka Nishikata
西片 裕
Keitaro Yamashita
山下 啓太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH04212594A publication Critical patent/JPH04212594A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハイビジョン信号の
記録方式に関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域かつ高周波帯域のハイビジョン(
高品位テレビ)信号を記録再生するVTRでは、記録信
号の周波数を低く、かつ、周波数帯域を狭くするために
、単位時間分、例えば1フレームの信号を複数のセグメ
ント及び複数のチャンネルに分割して記録する方法が用
いられている。
【0003】すなわち、ハイビジョン信号は、1フレー
ム30Hz当たり、1125本の水平走査線を有する信
号であるが、記録用VTRには、このハイビジョン信号
は、輝度信号Yと、青の色差信号PB及び赤の色差信号
PRのコンポーネント信号として入力される。そして、
入力された輝度信号及び色差信号は、それぞれ一旦A/
D変換されて、デジタル信号とされ、時間軸処理、色信
号は線順次化処理等、デジタル信号処理が施される。
【0004】そして、A,Bの2チャンネルに分割され
ると共に、各チャンネル毎に、それぞれ、図20に示す
ような、同期信号SYNC、バースト信号SB等,色信
号C,輝度信号Yが時分割多重されてなるTDM(TI
ME DIVISION MATRIX)信号と呼ばれ
る単位周期H*の連続する記録用信号に変換され、アナ
ログ信号に戻される。 図20のTDM波形は、D/A変換後の波形である。そ
して、このアナログ信号が、FM変調され、回転ヘッド
により磁気テープ上に記録される。
【0005】TDM波形は、ハイビジョン信号の記録用
信号の単位信号であって、VTRの入力ハイビジョン信
号は、前述のように2チャンネルに分割され、また、色
信号は線順次化されることにより、1ライン分の輝度信
号及び色信号とが、ほぼ2倍の時間長分の周期H*の期
間内に時分割多重される。
【0006】そして、1フレームのハイビジョン信号が
前記のようなTDM信号に変換されたものが、図21に
示すように、AチャンネルトラックTAとBチャンネル
トラックTBを交互に合計8トラックを形成して磁気テ
ープに記録される。なお、AチャンネルトラックTAと
BチャンネルトラックTBとの対によって1セグメント
が記録され、1フレーム分では、4セグメントSEG1
,SEG2,SEG3,SEG4が記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにハイビジ
ョン信号を記録する場合には、定められた記録トラック
エリアに、1フレーム中の有効ライン数分のビデオ信号
と、対応するオーディオ信号を無駄なく、効率的に記録
できることが重要である。また、編集やオーディオのア
フターレコーディングを考えるときには、ビデオ信号と
、オーディオ信号とは別個のエリアに記録できるように
することと、前記のハイビジョン信号のデジタル信号処
理ができるだけ容易に行えることも重要な課題である。
【0008】この発明は、以上のように、ハイビジョン
信号を、2チャンネルのTDM信号に変換して、8トラ
ック、4セグメントとして記録する場合において、上記
の課題を解決すると共に、種々の利点を有する記録方式
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によるハイビジ
ョン信号の記録方式は、1フレーム30Hz当たりの水
平走査線数が1125本のハイビジョン信号を記録する
に際し、ハイビジョン信号の輝度信号は44.55MH
zで、色信号は11.1375MHzで、それぞれサン
プリングし、そのサンプリング出力信号を2チャンネル
に分割すると共に、各チャンネルの信号は、それぞれ一
定周期H*毎に、所定時間分毎の輝度信号及び色信号を
時分割多重したものに同期信号等の付加信号を付加した
状態の記録用信号に変換し、記録媒体上に、回転ヘッド
により、前記記録用信号の1フレーム分を、1チャンネ
ル当たり4トラック、合計8トラックとして記録し、前
記記録用信号は、その1H*期間のサンプル数は153
0サンプルとすると共に、前記8トラックに1340H
*分を記録するようにする。
【0010】
【作用】上述の構成のこの発明によれば、ハイビジョン
信号の記録用信号であるTDM信号の1周期H*内のサ
ンプル数と1フレーム当たりのH*数が規定されること
により、ハイビジョン信号を無駄なく、効率よく記録す
ることができる。しかも、前記のサンプリング周波数で
サンプリングされた輝度信号及び色信号のデジタル信号
処理が容易に実行できる。
【0011】すなわち、ハイビジョン信号は、1フレー
ムが30Hzで、1125水平ラインからなる。そして
、水平ブランキング期間は、3.77μsecであるの
で、この水平ブランキング期間を除いた水平有効期間の
長さは、 1/30×1/1125−3.77=25.86μse
cである。上記の構成においては、ハイビジョン信号の
輝度信号のサンプリング周波数は、44.55MHzで
あるから、前記水平有効期間内に含まれる輝度信号のサ
ンプル数は、 25.86÷(1/44.55)=1152となる。
【0012】また、色信号(赤及び青の色差信号PR,
PB)については、サンプリング周波数が、輝度信号の
1/4であるから、 1152÷4=288 となる。
【0013】TDM信号の1周期H*内のサンプル数は
、これらの数に、同期信号、バースト信号、その他を付
加したものとなる。この発明における周期H*内のサン
プル数は、1530であるから、これを十分に満足する
【0014】次に、1フレーム当たりに、周期H*に相
当する領域を記録する数(以下H*数という)は、1フ
レームの信号が8トラックに分割されて記録されること
と、隣接トラック間における周期H*単位の信号の整列
(ビデオ信号のいわゆるH並べに相当)を考慮した上で
、決定する必要がある。
【0015】先ず、ハイビジョン信号の1フレーム当た
りの有効ビデオライン数(垂直ブランキング期間を除く
ライン数)は、1フレームの第41ライン〜第557ラ
イン及び第603ライン〜第1120ラインの合計10
35ラインであるが、垂直ブランキング期間内の種々の
テスト信号等のために必要な水平ライン区間を考慮して
、1080ラインとなる可能性もある。したがって、ビ
デオ信号の記録用エリアとしては、1080H*が必要
である。
【0016】そして、編集記録及びアフターレコーディ
ングを考慮して、オーディオ信号とビデオ信号を1トラ
ックの別の記録エリアに記録するためには、オーディオ
信号は、1フレーム当たり216H*分の記録エリアが
適当である。
【0017】また、これらビデオ信号及びオーディオ信
号については、そのプリアンブル及びポストアンブルが
必要であると共に、他の必要なデータを若干記録できる
エリアを確保する必要がある。
【0018】この発明による1フレーム当たりのH*数
である1340H*は、上記の条件を十分に満足するも
のである。
【0019】そして、単位周期H*内のサンプル数Sと
1フレーム当たりのH*数nを、上記のように定めたこ
とにより、ビデオ信号のデジタル信号処理が容易になる
【0020】すなわち、単位周期H*内のサンプル数S
が、1530で偶数であるので、並列処理を容易に行う
ことができる。
【0021】また、デジタル信号処理を容易にするため
には、元のハイビジョン信号のビデオ信号のサンプリン
グクロックと、TDM信号のクロックとを、位相ロック
させることができることが重要であり、しかも、数H*
単位で、両クロックの位相がロックすることが望ましい
【0022】上記のようなサンプル数S及び1フレーム
内のH*数nの場合には、TDM信号の周波数(すなわ
ちデジタル信号処理のためのクロック周波数)fTCK
 は、 fTCK =S×n/2×30 =30.753〔MHz〕          …(1
)となる。この周波数fTCK は、輝度信号Yのサン
プリング周波数44.55MHzに対して、1139/
1650の比となり、整数比であるので、両者は、位相
が5H*毎に一致し、位相ロックができる。
【0023】また、ハイビジョン信号を記録するに当た
って、1/2インチ幅の磁気テープ、小径のヘッドドラ
ムを用いたVTRによって、2時間以上の長時間記録再
生を実現しようとしたときには、TDM信号の周波数は
、30MHz前後が限界となる。前記のTDM信号の周
波数fTCK は、30.753MHzであるから、こ
れを十分に満足している。
【0024】
【実施例】以下、この発明によるハイビジョン信号の記
録方式の一実施例を図を参照しながら説明する。
【0025】[回転ヘッド装置の説明]図3は、この記
録方式に用いられる回転ヘッド装置の一例である。
【0026】すなわち、第1のアジマス角を有するAチ
ャンネルヘッド1Aと、第1のアジマス角とは異なる第
2のアジマス角を有するBチャンネルヘッド1Bとが、
回転ドラム3の同一回転角位置に、その回転軸方向に1
トラック幅分だけずらされて取り付けられている。また
、同様に第1のアジマス角を有するAチャンネルヘッド
2Aと、第2のアジマス角を有するBチャンネルヘッド
2Bとが、ヘッド1A、1Bとは 180°異なる回転
角位置に、回転ドラム3の回転軸方向に1トラック幅だ
けずらされて取り付けられている。
【0027】そして、磁気テープ4が、 180°+α
の角範囲に渡ってドラム3の周囲に斜めに巻き付けられ
、また、回転ヘッド1A、1B、2A、2Bが60Hz
の回転速度で回転させられる。そして、この例の場合、
ドラム3の径は、例えば62mmとされ、また、テープ
速度は、34.97 mm/s、トラックピッチは、例
えば15.11 μmとされている。
【0028】以上のような構成の回転ヘッド装置によっ
て、磁気テープ4上には、回転ヘッド1A、1Bと回転
ヘッド2A、2Bとにより交互に、それぞれの約 18
0°回転角分のテープ当接区間において、図4に示すよ
うに、1フレーム当たり8本の斜め記録トラックが形成
されてハイビジョン信号が記録される。
【0029】[テープパターンの説明]すなわち、1回
転のうち、回転ヘッド1A及び1Bがテープ4に当接す
る前半の約 180°の回転区間で、これら回転ヘッド
1A及び1Bによって、AチャンネルトラックTA1及
びBチャンネルトラックTB1を同時に形成し、また、
回転ヘッド2A及び2Bがテープ4に当接する後半の約
 180°回転区間で回転ヘッド2A及び2Bによって
AチャンネルトラックTA2及びBチャンネルトラック
TB2を形成し、以下、これを交互に繰り返す。
【0030】この場合、2個の回転ヘッド1A、1Bま
たは、回転ヘッド2A、2Bによって同時に形成される
2トラックで1セグメントが構成され、この1セグメン
トに1/2フィールド分のビデオ信号と、このビデオ信
号に関連する1/2フィールド期間分の音声信号をPC
M化した信号とが、記録エリアを別個にして記録される
。そして、4トラックTA1、TB1、TA2、TB2
で1フィールド分、4セグメントSEG1,SEG2,
SEG3,SEG4 で1フレーム分のハイビジョン信
号のビデオ信号及びオーディオ信号が記録される。
【0031】この場合、ビデオ信号は、前述したように
、単位周期H*内に、輝度信号と、色差信号の線順次信
号と、その他の付加信号とを時分割多重する状態のTD
M信号に変換されるが、前記1H*の期間のサンプル数
は、1530サンプル分とされている。
【0032】この例の場合にはTDM信号は、図1に示
すTDM波形A又は図2に示すTDM波形Bのように構
成されている。すなわち、図1のTDM波形Aは、11
52サンプルの輝度信号データY、288サンプルの色
信号データC、20サンプル分の同期信号SYNC、3
0サンプル分のバースト信号SB、それぞれ4サンプル
分のIDデータID1,ID2 を含んで、合計153
0サンプル分とされている。
【0033】また、図2のTDM波形Bは、1152サ
ンプルの輝度信号データY、288サンプルの色信号デ
ータC、21サンプル分の同期信号SYNC、30サン
プル分のバースト信号SB、それぞれ3サンプル分のI
DデータID1,ID2 を含んで、合計1530サン
プル分とされている。
【0034】そして、図4のテープパターンに示すよう
に、1トラック当たりのH*数は、167.5H*とさ
れて、1フレーム8トラックでは、1340H*とされ
ている。
【0035】図4のテープパターンについて、より詳細
に説明すると、以下のようになる。
【0036】先ず、各トラックTA1,TB1,TA2
,TB2の両端部の4°の回転角分は、回転ヘッド1A
,1B,2A,2Bがオーバーラップしてトラック走査
を行う期間の領域である。このオーバーラップ期間の直
後が、回転ヘッド1A,1Bと、回転ヘッド2A,2B
とのヘッド切換点SWPとなる。ヘッド走査方向に沿っ
て見たとき、このヘッド切換点SWPの後の27H*は
、オーディオ信号用のエリアであり、その後の140.
5H*は、ビデオ信号用のエリアである。
【0037】ハイビジョン用の音声ソースとしては、4
チャンネル音声が考えられている。しかし、例えば、M
USE音声のように、4チャンネルの音声の内、主要な
音声は、第1及び第2チャンネルの音声となっている。 そこで、この例では、主要な第1及び第2チャンネルの
音声と、他の第3及び第4チャンネルの音声とは別個の
記録エリアに記録し、主要な第1及び第2チャンネルの
音声と、他の音声とは、それぞれ別個にアフターレコー
ディングが可能にされると共に、主要な第1及び第2チ
ャンネルの音声は、できるだけ回転ヘッドによるテープ
走査が安定な、テープ端部からより離れた領域となるよ
うに考慮している。
【0038】すなわち、オーディオ信号用エリアのうち
、ヘッド切換点SWPの後の1H*(H*は記録信号の
水平区間)は、ヘッド切換のためのマージンの区間であ
り、その後の9.1H*分は、第3及び第4チャンネル
のPCM音声信号の記録エリアPA34である。この記
録エリアPA34の後は、例えば1.7H*分のガード
区間を介して9.1H*分の第1及び第2チャンネルの
PCM音声記録エリアPA12となる。この記録エリア
PA12の後は、1.7H*分のガード区間を介して2
.7H*分のインデックス記録領域とされ、さらに続い
て、1.7H*分のガード区間とされる。
【0039】また、140.5H*分のビデオ信号のエ
リアの内、始めの4H*(又は4.5H*)はビデオ信
号のプリアンブル領域とされ、その後の135H*は、
ビデオ信号記録エリアVAとされる。プリアンブル領域
には、CW信号(PLL同期用連続波信号)、セグメン
ト同期信号V、再生時にAGCをかけるための基準レベ
ル信号L、リニアリティー補正用のランプ信号R等が記
録される。
【0040】図5はCW信号の一例の波形図で、1H*
の1530サンプル分のうち、前部の水平同期信号SY
NC及びバースト信号等の84サンプル分の区間は通常
のデータと同様であるが、後半の一部の1428サンプ
ル分の区間は238波のバースト信号周波数の連続波と
される。
【0041】図6はセグメント同期信号Vの一例の波形
図で、1H*の1530サンプル分のうち、前部の84
サンプル分の部分は通常と同一であるが、後部は、−6
8%レベルである288サンプル分の区間及び50%レ
ベルである1158サンプル分の区間とされる。
【0042】図7は基準レベル信号Lの一例の波形図で
、1H*の1530サンプル分のうち、前部の84サン
プル分の部分は通常と同一であるが、後部は、順次、0
%レベルである288サンプル分の区間、100%レベ
ルである288分のサンプル区間、50%レベルである
288+582サンプル分の区間とされる。
【0043】図8はランプ信号Rの一例の波形図で、1
H*の1530サンプル分のうち、前部の84サンプル
分の部分は通常と同一であるが、後部は、−30%レベ
ルから130%レベルまで変化する直線部■(960サ
ンプル分)、130%レベルの部分■(96サンプル分
)、87.5%レベルの部分■(輝度信号Yの100%
白レベル;96サンプル分)、50%レベルの部分■(
PB/PRの無彩色レベル;96サンプル分)、0%レ
ベルの部分■(輝度信号Yの黒レベル;102サンプル
分)からなる。
【0044】以上のように、ハイビジョン信号の記録用
信号であるTDM信号の1H*当たりのサンプル数を、
1530サンプルに選定したことにより、前記1H*区
間内に、ハイビジョン信号の1ラインの水平ブランキン
グ期間を除く全有効期間を記録できる。
【0045】また、1フレーム、8トラック当たりのH
*数を1340(1トラック当たり167.5H*)に
選定したことにより、8本の記録トラックに、オーディ
オ信号とは、各トラック上、別個の記録エリアとして、
1フレームの内、垂直ブランキング期間を除く有効ビデ
オライン数以上の1080ライン分を記録することがで
きる。しかも、この場合は、オーディオ信号用に4チャ
ンネル分をアフターレコーディングが可能な記録エリア
を確保することができる。
【0046】また、1トラック当たり167.5H*分
としたことにより、H*単位の信号については、トラッ
クの長手方向に直交する方向に整列させること(いわゆ
るHアライメント)ができる。
【0047】また、前記のような数値に選定したことに
より、輝度信号のサンプリングクロックと、TDM信号
のサンプリングクロックの周波数比が、整数比になり、
両者の位相ロックが可能である。そして、両者の位相が
、5H*(元のハイビジョン信号では10H(Hは水平
区間))毎に一致することから、TDM信号のエンコー
ド処理及びデコード処理が、この一致する5H*単位で
行うことができ、信号処理が容易である。
【0048】さらに、1H*当たりのサンプル数が偶数
であるので、デジタル信号処理の際の並列処理が容易に
できる。
【0049】[ハイビジョン用VTRの記録系の説明]
図9〜図11は、以上のような記録方式を適用したハイ
ビジョン用VTRの一実施例を示す。
【0050】すなわち、図9に示すように、例えばビデ
オ信号の内の輝度信号Yは、入力端子11Yを通じ、ロ
ーパスフィルタ12Yを通じてA/Dコンバータ13Y
に供給され、サンプリング周波数fYCK =44.5
5MHzでA/D変換されてデジタル信号にされ、TD
Mエンコーダ14に供給される。
【0051】また、青の色差信号PB及び赤の色差信号
PRは、入力端子11B及び入力端子11Rをそれぞれ
通じ、またローパスフィルタ12B及び12Rをそれぞ
れ通じてA/Dコンバータ13B及び13Rに供給され
、ビデオ信号のサンプリング周波数の1/4のサンプリ
ング周波数fCCK =11.1375MHzでA/D
変換され、それぞれデジタル信号に変換され、それぞれ
TDMエンコーダ14に供給される。
【0052】このTDMエンコーダ14では、輝度信号
のサンプリングクロックに位相ロックしたクロック周波
数fTCK =30.753MHzのクロックによって
、時間軸処理、色信号の線順次化処理等のデジタル信号
処理が施され、出力は、A,Bの2チャンネルに分割さ
れる。
【0053】すなわち、元のハイビジョン信号の水平周
期Hの輝度信号Yがサンプリング周波数fYCK でサ
ンプリングされてデジタル信号に変換されたデータ(図
12A)は、例えば奇数番目の水平区間の信号はAチャ
ンネルに、偶数番目の水平区間の信号はBチャンネルに
、というように振り分けられると共に、色差信号PB,
PRのデジタルデータは、各チャンネル毎に線順次化さ
れて、例えばTDM信号の奇数番目には青の色差信号デ
ータ、偶数番目には赤の色差信号データが、輝度信号に
時分割多重される(図12B及びC参照)。
【0054】この場合、TDM信号の周期H*内のサン
プル数Sと1フレーム当たりのH*数nが、前述のよう
に選定されているので、前記(1)式から、TDM信号
の周波数fTCK =30.753MHzで、輝度信号
のサンプリング周波数fYCK =44.55MHzと
は、1139/1650の比となり、整数比であるので
、図12に示すように、ハイビジョン信号の10H、T
DM信号の5H*毎に位相が一致し、デジタル信号処理
は、ハイビジョン信号の10H毎の繰り返しで行うこと
ができる。
【0055】TDMエンコード処理のためのクロックの
生成回路の一例を図13に示す。
【0056】すなわち、発振中心周波数が2fTCK 
の可変周波数水晶発振器101が設けられ、この可変周
波数水晶発振回路101の出力信号が分周回路102に
供給されて、1/1139の周波数に分周され、その分
周出力が位相比較回路103に供給される。
【0057】一方、輝度信号のサンプリングクロック発
生回路104からの周波数fYCK のクロックCKY
 が、分周回路105に供給されて、1/825 に分
周され、その分周出力が位相比較回路103に供給され
、分周回路102からのクロックと位相比較される。そ
して、位相比較回路103からの位相比較誤差出力が可
変周波数水晶発振回路101に供給され、これにより可
変周波数水晶発振回路101の出力クロックが、輝度信
号のサンプリングクロックCKY に位相ロックするよ
うに制御される。
【0058】可変周波数水晶発振回路101の出力は、
分周回路106に供給されて、1/2に分周され、この
分周回路106からTDMエンコーダ14におけるデジ
タル信号処理用のクロックCKT が得られる。
【0059】色差信号のサンプリングクロックCKC 
は、図13に示すように、輝度信号のサンプリングクロ
ック発生回路104からのクロックCKY を、分周回
路107により1/4に分周することにより得られる。 なお、分周回路102、103及び107は、ハイビジ
ョン信号の輝度信号Yから得られる1フレーム周期のパ
ルスにより1フレーム周期でリセットされる。
【0060】図9の説明に戻ると、TDMエンコーダ1
4からのA,Bの各チャンネルのデータは、加算回路1
5A及び15Bに供給され、これら加算回路15A及び
15Bで、各チャンネルの信号に同期信号(ビデオ信号
中の同期信号とは異なっている)SYNC、バースト信
号SB等が加算される。
【0061】加算回路15A及び15Bの出力は、D/
Aコンバータ16A及び16Bに供給されて、A/D変
換され、これらA/Dコンバータ16A及び16Bから
は、図1,図2に示したような、同期信号SYNC、バ
ースト信号SB等、色信号C、輝度信号Y等からなるT
DM波形の信号が得られる。
【0062】この信号は、それぞれローパスフィルタ1
7A及び17Bを通じてアナログ信号処理回路18A,
18Bに供給され、プリエンファシス等の処理がなされ
た後、FM変調回路19A及び19Bに供給されてFM
変調される。そして、FM変調回路19AからのAチャ
ンネルのFM変調ビデオ信号Va(図14A参照)は、
図10に示すように、スイッチ回路20Aの第1の入力
端aに供給され、また、FM変調回路19BからのBチ
ャンネルのFM変調ビデオ信号Vb(図14A参照)は
スイッチ回路20Bの第1の入力端aに供給される。
【0063】一方、図11に示すように、入力端子41
には、第1及び第2チャンネルの音声信号が入力される
。また、入力端子61には、第3及び第4チャンネルの
音声信号が入力される。これらの各2チャンネルの音声
信号は、入力端子41および61を通じ、また、ローパ
スフィルタ42及び62を通じてA/Dコンバータ43
及び63に供給され、それぞれ1サンプル16ビットの
デジタル音声データに変換される。図11では、説明の
都合上、入力端子41,61、ローパスフィルタ42,
62及びA/Dコンバータ43,63は、それぞれ1個
として示したが、これらは、2チャンネルの音声に対応
して、それぞれ2系統、設けられるものである。
【0064】そして、A/Dコンバータ43及び63か
らの各2チャンネルのデジタル音声データは、ECCエ
ンコード/デコード回路44及び64に供給され、それ
ぞれ2チャンネルのデジタル音声データを1かたまりと
して、サンプルデータ順序を一定の規則に従って並べ換
えるインターリーブ処理と、エラー訂正エンコード処理
が行なわれる。この場合、データは、1サンプル16ビ
ットを上位8ビットと下位8ビットとに分け、この8ビ
ットのシンボルデータ単位で取り扱う。
【0065】このエンコード/デコード回路44及び6
4の出力データは、RAM45に供給される。
【0066】また、入力端子48を通じて音声のチャン
ネル数や音声モード等の音声形式を示す音声制御コード
が記録系の音声制御コード信号処理回路49に供給され
、これより音声形式IDデータが得られ、これがRAM
45に供給される。
【0067】RAM45からは、PCM音声データ及び
音声形式IDデータが、AチャンネルのデータとBチャ
ンネルのデータとに分けられて出力されるが、第1及び
第2チャンネルの音声データは、音声記録エリアPA1
2の領域に記録されるように、また、第3及び第4チャ
ンネルの音声データは、音声記録エリアPA34の領域
に記録されるように、出力タイミングが制御されている
【0068】そして、このRAM45からのAチャンネ
ルのデータとBチャンネルのデータは、それぞれ8−1
0変調回路46A及び46Bに供給されて、8ビットの
シンボルが10ビットに変換される変調がなされた後、
それぞれNRZIエンコード回路47A及び47Bに供
給され、NRZI信号とされる。そして、図10に示す
ように、NRZIエンコード回路47AからのAチャン
ネルの信号Sa(図14B参照)は、スイッチ回路20
Aの入力端bに供給される。また、NRZIエンコード
回路47BからのBチャンネルの信号Sb(図14B参
照)は、スイッチ回路20Bの入力端bに供給される。
【0069】そして、端子23からの記録信号切換信号
により、スイッチ回路20A及び20Bが、回転ヘッド
1A,1B又は2A,2Bがテープ上を走査する約 1
80°区間(1/2フールド期間に相当)内において、
以下のように切換制御される。
【0070】すなわち、回転ヘッド1A,1B又は回転
ヘッド2A,2Bがトラックの走査開始からPCM音声
記録エリアPA34及びPA12、さらにインデックス
記録領域の終りまで走査する区間に相当する期間tb 
においては、スイッチ回路20A及び20Bは入力端b
に切り換えられ、図14から明らかなように、これらス
イッチ回路20A及び20Bからは、PCM音声データ
SaまたはSbが得られる。
【0071】また、回転ヘッド1A,1B又は2A,2
Bが、このPCM音声記録エリアPA12以後を走査す
る区間に相当する期間ta においては、スイッチ回路
20A及び20Bは入力端aに切り換えられ、図14か
ら明らかなように、これらスイッチ回路20A及び20
BからAチャンネル及びBチャンネルの記録ビデオ信号
Va及びVbが得られる。
【0072】スイッチ回路20Aの出力信号は、記録ア
ンプ21Aを介して記録再生切換スイッチ22Aに供給
される。そして、端子24からの記録再生切換信号によ
り、記録時は、このスイッチ22Aが端子REC側に切
り換えられ、Aチャンネルの記録信号がAチャンネルの
回転ヘッド1A及び2Aに供給される。また、スイッチ
回路20Bの出力信号は、記録アンプ21Bを介して記
録再生切換スイッチ22Bに供給される。そして、端子
24からの記録再生切換信号により、記録時は、このス
イッチ22Bが端子REC側に切り換えられ、Bチャン
ネルの記録信号がBチャンネルの回転ヘッド1B及び2
Bに供給される。なお、ヘッド切換信号により、ヘッド
1A,1Bと、ヘッド2A,2Bとが、それぞれテープ
と当接する 180°期間ごとに交互に切り換えられる
【0073】したがって、ヘッド1A,1Bによって、
トラックTA1,TB1がテープ上にほぼ同時に形成さ
れるとき、PCM音声記録エリアPA34またはPA1
2には、2チャンネル分のPCM音声データが、これら
2トラックTA1,TB1にまたがって分散された状態
で記録され、映像エリアVAには、1/2フィールド分
の記録ビデオ信号が、トラックTA1とトラックTB1
とに渡って記録される。
【0074】また、ヘッド2A,2Bによって、全く同
様にしてトラックTA2,TB2に対して、2チャンネ
ルのPCM音声データ及び1/2フィールド分の記録ビ
デオ信号が記録される。
【0075】このときのビデオ記録エリア及びプリアン
ブル領域における記録データの内容を図15に示す。
【0076】ここで、垂直ブランキング期間は、80H
分あるので、有効ラインは1035ラインであるが、1
フレーム分のビデオ信号は8トラックに渡ってビデオ信
号を記録することから、図の例では8の倍数1040H
*分を有効ライン領域としている。
【0077】この発明の場合、1トラック当たりのH*
数が、167.5H*であるので、このH*区間単位で
見れば、回転ヘッドの走査方向に対して直交する方向に
整列している。そして、図15の例においては、整列し
ている各H*単位で、回転ヘッドの走査方向に対して直
交する方向には、同一色の色差信号が記録されるように
されている。
【0078】この場合、垂直ブランキング期間内に種々
のテスト信号が挿入されることを考慮して、有効ライン
数が1080となる可能性もある。この発明においては
、この1080ライン分に対応できるようにされている
。すなわち、図15の例ではヘッドのトラック走査の終
わり側に、有効ライン数が1080の場合にビデオ信号
を記録する領域が設けられている。図15では記録がな
されていない。
【0079】ところで、整列している各H*単位で、回
転ヘッドの走査方向に対して直交する方向に同一色の色
差信号を記録する場合に、赤の色差信号と青の色差信号
とをペアとして処理することを考えると、ビデオ信号記
録エリアはトラック方向に偶数H*分であることが好ま
しい。この点を考慮して、図16の例の場合には、プリ
アンブル領域を1H*減らして、ビデオ信号記録エリア
VAを136H*としている。そして、このように13
6H*とした方が、有効ライン数が1080ラインに拡
張された場合の記録再生に対して余裕が生じる。
【0080】図17は、ビデオ信号記録エリアVAが1
36H*の例の場合のビデオ記録エリアVA及びプリア
ンブル領域における記録データの内容の例である。この
図17の例においては、セグメント同期信号Vと基準レ
ベル信号Lとを、それぞれ1H*の領域に記録するので
はなく、両者を合成したものと等価な信号VLを、1H
*の領域に記録してプリアンブル領域を1H*分減らし
ている。
【0081】図18は信号VLの一例の波形図で、1H
*の1530サンプル分のうち、前部の84サンプル分
の部分と、その後の−68%レベルである288サンプ
ル分までは、セグメント同期信号Vと同一である。しか
し、その後の288サンプル分は50%レベル、続く2
88サンプルは100%レベル、続く288サンプルは
0%レベル、最後の294サンプルは50%レベルとさ
れ、基準レベル信号Lとして必要な情報が記録されてい
る。
【0082】また、図17の例においては、有効ライン
数を1080ラインに拡張する場合に対応できるように
するためのビデオ信号拡張領域は、ビデオ記録エリアV
Aのヘッド走査開始側に設けられている。有効ライン数
を1080ラインに拡張する場合には、1フレームのラ
インのうち垂直ブランキング期間のうちの第7ライン〜
第40ラインまでが含まれる可能性が高いので、これら
の1フレームの最初の方のラインの信号は、図17から
も明らかなように、ビデオ記録エリアVAのヘッド走査
開始側に記録する方が信号をその時系列の通りに扱うこ
とができ、信号処理が容易になる。図17において、太
線で囲んだ部分は1035H*分の有効ライン部分であ
る。
【0083】なお、色差信号は、以上のようにヘッド走
査方向に直交する方向に同一色を並べるのではなく、A
チャンネルトラックTA1,TA2に一方の色差信号例
えば青の色差信号のみを記録し、Bチャンネルトラック
TB1,TB2に他方の色差信号である赤の色差信号の
みを記録するようにしてもよい。図19は、その場合の
ビデオ記録エリアVA及びプリアンブル領域における記
録データの内容の例である。この例の場合にも、ビデオ
記録エリアは136H*、プリアンブル領域は3H*と
されており、太線で囲んだ部分として1035H*分の
有効ラインが記録される。
【0084】[再生系の説明]次に、図9〜図11の例
のVTRの再生系について説明する。
【0085】すなわち、図10において、記録再生スイ
ッチ22A及び22Bは、記録再生切換信号によりPB
側に切り換えられる。そして、回転ヘッド1Aと2Aと
がテープにそれぞれ当接する約 180°回転角区間毎
に交互に切り換えられることにより、Aチャンネルの再
生信号が得られ、これが再生アンプ31Aに供給される
。同様に、回転ヘッド1Bと2Bとが 180°回転角
区間毎に交互に切り換えられることにより、Bチャンネ
ルの再生信号が得られ、これが再生アンプ31Bに供給
される。
【0086】再生アンプ31Aからは、トラックTA1
,TA2のビデオ信号記録エリアVAからのAチャンネ
ルの再生ビデオ信号PBVaと、PCM音声記録エリア
PA34及びPA12からのAチャンネルの再生PCM
音声データPBSaが得られ、再生アンプ31Bからは
、トラックTB1,TB2のビデオ信号記録エリアVA
からのBチャンネルの再生ビデオ信号PBVbと、同じ
トラックTB1,TB2のPCM音声記録エリアPA3
4及びPA12からのBチャンネルの再生PCM音声デ
ータPBSbが得られる。
【0087】再生アンプ31A及び31BからのAチャ
ンネル及びBチャンネルの再生ビデオ信号PBVa及び
PBVbは、それぞれFM復調回路32A及び32Bに
てFM復調された後、図9に示すように、アナログ処理
回路33A及び33Bに供給されて、ディエンファシス
等のアナログ処理がなされる。このアナログ処理回路3
3A及び33Bの出力信号は、それぞれローパスフィル
タ34A及び34Bを介してA/Dコンバータ35A及
び35Bに供給されて、デジタル信号に変換された後、
TDMデコーダ36に供給される。このTDMデコーダ
36では、TDM信号から輝度信号、青及び赤の色差信
号に変換するデジタル信号処理が行なわれる。
【0088】そして、このTDMデコーダ36からの輝
度信号は、D/Aコンバータ37Y及びローパスフィル
タ38Yを通じて元のアナログ信号に戻され、出力端子
39Yに再生輝度信号Yが得られる。
【0089】また、TDMデコーダ36からの青及び赤
の色差信号は、それぞれD/Aコンバータ37B,37
Rによりアナログ信号に戻され、ローパスフィルタ38
B,38Rを通じて出力端子39B及び39Rに、青及
び赤の再生色差信号PB及びPRが、それぞれ得られる
【0090】再生アンプ31A及び31BからのAチャ
ンネル及びBチャンネルの再生PCM音声データPBS
a及びPBSbは、それぞれ再生イコライザ回路51A
及び51Bに供給される。この再生イコライザ回路51
A及び51Bの出力信号は、図11に示すように、NR
ZIデコード回路52A及び52Bに供給されてデコー
ドされた後、8−10復調回路53A及び53Bにおい
て、1シンボル8ビットのデータに復調される。この8
−10復調回路53A及び53Bの出力データはRAM
45に供給される。
【0091】RAM45からは、PCM音声データとI
Dデータとが得られ、PCM音声データは、ECCエン
コード/デコード回路44及び64に供給される。
【0092】そして、PCM音声データは、ECCエン
コード/デコード回路44及び64において、エラーが
あればエラー訂正処理がなされると共に、デ・インター
リーブ処理がなされて、元のサンプルの順序及び2チャ
ンネルの各チャンネルのデータに戻される。また、エラ
ー訂正できないエラーについては、正しいデータを用い
て補間処理がなされて修整、修復がなされる。
【0093】そして、ECCエンコード/デコーダ回路
44からの第1及び第2チャンネルの音声データは、D
/Aコンバータ54、また、ローパスフィルタ55を介
して元のアナログ音声信号に戻され、出力端子56に導
出される。
【0094】また、ECCエンコード/デコーダ回路6
4からの第3及び第4チャンネルの音声データは、D/
Aコンバータ65、また、ローパスフィルタ66を介し
て元のアナログ音声信号に戻され、出力端子67に導出
される。
【0095】この場合、D/Aコンバータ54,65及
びローパスフィルタ55,66、さらには出力端子56
,67は、実際には、2チャンネル分つまり2系統設け
られるのは記録系と同様である。
【0096】一方、RAM45からの音声形式IDデー
タは、再生系の音声制御コード信号処理回路57に供給
され、このIDデータから、再生しようとする4チャン
ネル音声の音声形式を示す音声制御コードに変換され、
出力端子58から導出される。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、ハイビジョン信号を記録するに当たって、記録用信号
の単位周期H*当たりのサンプル数を1530、1フレ
ーム当たりのH*数を1340H*としたので、次のよ
うな効果がある。
【0098】すなわち、ハイビジョン信号の記録用信号
であるTDM信号の1H*当たりのサンプル数を、15
30サンプルに選定したことにより、前記1H*区間内
に、ハイビジョン信号の1ラインの水平ブランキング期
間を除く全有効期間を記録できる。
【0099】また、1フレーム8トラック当たりのH*
数を1340(1トラック当たり167.5H*)に選
定したことにより、8本の各記録トラックに、オーディ
オ信号とは、別個の記録エリアとして、1フレームの内
、垂直ブランキング期間を除く有効ビデオライン数以上
の1080ライン分を記録することができる。しかも、
この発明によれば、オーディオ信号用に4チャンネル分
をアフターレコーディングが可能な記録エリアを確保す
ることができる。
【0100】また、1トラック当たり167.5H*分
としたことにより、H*単位の信号については、トラッ
クの長手方向に直交する方向に整列させること(いわゆ
るHアライメント)ができる。
【0101】また、前記のような数値に選定したことに
より、輝度信号のサンプリングクロックと、TDM信号
のサンプリングクロックの周波数比が、整数比になり、
両者の位相ロックが可能である。そして、両者の位相が
、5H*毎に一致することから、TDM信号のエンコー
ド処理及びデコード処理が、この一致するH*単位で行
うことができ、信号処理が容易である。
【0102】また、1H*当たりのサンプル数が偶数で
あるので、デジタル信号処理の際の並列処理が容易にで
きる。
【0103】さらに、ハイビジョン信号を記録するに当
たって、1/2インチ幅の磁気テープ、小径のヘッドド
ラムを用いたVTRによって、2時間以上の長時間記録
再生を実現しようとしたときには、TDM信号の周波数
fTCK は、30MHz前後が限界となるが、この発
明によれば、前記周波数fTCK は、30.753M
Hzであるから、これを十分に満足する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録方式により記録されるハイ
ビジョン信号の記録用信号の単位周期H*の信号波形の
一例を示す図である。
【図2】この発明による記録方式により記録されるハイ
ビジョン信号の記録用信号の単位周期H*の信号波形の
一例を示す図である。
【図3】この発明による記録方式に用いる回転ヘッド装
置の一例を示す図である。
【図4】この発明による記録方式によるテープパターン
の一例を示す図である。
【図5】プリアンブル領域に記録する信号の一例の波形
図である。
【図6】プリアンブル領域に記録する信号の一例の波形
図である。
【図7】プリアンブル領域に記録する信号の一例の波形
図である。
【図8】プリアンブル領域に記録する信号の一例の波形
図である。
【図9】この発明による記録方式が採用されたハイビジ
ョン用VTRの一実施例のブロック図の一部を示す図で
ある。
【図10】この発明による記録方式が採用されたハイビ
ジョン用VTRの一実施例のブロック図の一部を示す図
である。
【図11】この発明による記録方式が採用されたハイビ
ジョン用VTRの一実施例のブロック図の一部を示す図
である。
【図12】TDMエンコーダでのデジタル信号処理を説
明するための図である。
【図13】デジタル信号処理のためのクロック形成回路
の一例を示すブロック図である。
【図14】記録時のタイミングチャートである。
【図15】テープパターン上のビデオ信号記録エリアの
記録内容の一例を説明するための図である。
【図16】この発明による記録方式によるテープパター
ンの他の例を示す図である。
【図17】テープパターン上のビデオ信号記録エリアの
記録内容の他の例を説明するための図である。
【図18】プリアンブル領域に記録する信号の一例の波
形図である。
【図19】テープパターン上のビデオ信号記録エリアの
記録内容のさらに他の例を説明するための図である。
【図20】TDM波形を示す図である。
【図21】ハイビジョン用VTRのテープパターンの一
例を示す図である
【符号の説明】
13Y  A/Dコンバータ 13B  A/Dコンバータ 13R  A/Dコンバータ 14  TDMエンコーダ 16A  D/Aコンバータ 16B  D/Aコンバータ 16R  D/Aコンバータ TA1  Aチャンネルトラック TA2  Aチャンネルトラック TB1  Bチャンネルトラック TB2  Bチャンネルトラック H*  TDM信号の1周期

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1フレーム30Hz当たりの水平走査
    線数が1125本のハイビジョン信号を記録するに際し
    、ハイビジョン信号の輝度信号は44.55MHzで、
    色信号は11.1375MHzで、それぞれサンプリン
    グし、そのサンプリング出力信号を2チャンネルに分割
    すると共に、各チャンネルの信号は、それぞれ一定周期
    H*毎に、所定時間分毎の輝度信号及び色信号を時分割
    多重したものに同期信号等の付加信号を付加した状態の
    記録用信号に変換し、記録媒体上に、回転ヘッドにより
    、前記記録用信号の1フレーム分を、1チャンネル当た
    り4トラック、合計8トラックとして記録し、前記記録
    用信号は、その1H*期間のサンプル数は1530サン
    プルとすると共に、前記8トラックに1340H*分を
    記録するようにしたハイビジョン信号の記録方式。
JP3050476A 1990-10-15 1991-02-22 ハイビジョン信号の記録方式 Pending JPH04212594A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27579490 1990-10-15

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KR (1) KR920009247A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5857056A (en) * 1995-07-14 1999-01-05 Victor Company Of Japan, Ltd. Information recording and reproducing apparatus
US8136014B2 (en) 2006-09-25 2012-03-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5857056A (en) * 1995-07-14 1999-01-05 Victor Company Of Japan, Ltd. Information recording and reproducing apparatus
US8136014B2 (en) 2006-09-25 2012-03-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device
US8239730B2 (en) 2006-09-25 2012-08-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device

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