JPH04212047A - プリント基板の半田付検査装置 - Google Patents

プリント基板の半田付検査装置

Info

Publication number
JPH04212047A
JPH04212047A JP3052774A JP5277491A JPH04212047A JP H04212047 A JPH04212047 A JP H04212047A JP 3052774 A JP3052774 A JP 3052774A JP 5277491 A JP5277491 A JP 5277491A JP H04212047 A JPH04212047 A JP H04212047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
light
angle
soldering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3052774A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshita Harada
原田 登志太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JPH04212047A publication Critical patent/JPH04212047A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板上に実装
された電子部品の半田付け状態を検査するプリント基板
の半田付検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に電子部品を実装した場合
、この電子部品への半田付けの有無や半田の量が正常か
どうかを検査する必要がある。しかしながら、このよう
な検査を検査員の目視で行ったのでは、検査に長時間を
要し作業能率が悪い上に、検査員への負担も大きなもの
となる。また、このような目視検査では、半田付けの異
常を見過ごしたり見誤ったりするおそれを完全になくす
ことができず、信頼性も低下することになる。
【0003】そこで、このようなプリント基板の半田付
け状態の検査を自動化する半田付検査装置が従来から開
発されている。この装置は、電子部品を実装したプリン
ト基板に各方向からX線を照射することにより透過X線
の画像を得て、半田付け部におけるこのX線の透過量の
データに基づき、半田付けの状態の良否を判定するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、X線はエネ
ルギーの高い放射線であるため、これを使用する装置で
はX線の被曝防止対策が必要となる。このため、従来の
半田付検査装置は、プリント基板に照射するX線が外部
に漏れないようにするための設備が必要となり、装置が
大型化しかつ価格も高くなり、しかも取り扱いが面倒に
なるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、LED等の通
常光やレーザ光を用いて安価で簡単にプリント基板の半
田付け状態を検出することができる半田付検査装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント基板の
半田付検査装置は、プリント基板上に実装された部品の
半田付け状態を検査する半田付検査装置であって、プリ
ント基板に複数の角度から光を照射することができる照
明装置、該照明装置による光の照射角度を切り換える照
明制御手段、該照明装置によって照明されたプリント基
板の反射光を撮像し、画像データを出力する撮像装置及
び該撮像装置が出力した画像データを基準データと比較
して半田付け状態の判定を行う判定手段を備えており、
そのことにより上記目的が達成される。
【0007】また、前記照明装置は、レーザ光を照射す
るものとすることもできる。
【0008】
【作用】照明装置は、LEDやハロゲンランプ等からの
通常光又は半導体レーザ等からのレーザ光を照射角度を
変えて照射することができる装置である。この場合、照
射角度ごとにLED等の光源を設けてもよいし、光源を
移動させて照射角度を変化させるようにすることもでき
る。この照明装置を半導体レーザ等を備えたレーザ光を
照射する装置とすることもできる。
【0009】照明制御手段は、照明装置によるプリント
基板への光の照射角度を1の検査エリアの検査において
順次切り換える。また、検査エリアを移動するたびに最
適な照射角度に切り換えるようにしてもよい。この際、
撮像手段は、各照射角度ごとにプリント基板の反射光を
撮像し、それぞれの画像データを出力する。そして、こ
の各照射角度ごとの画像データは、判定手段により基準
データと比較され、半田付けの状態の判定が行われる。
【0010】ここで、プリント基板上における各部品の
半田付け部では、半田付けが正常に行われている場合と
全く行われていない場合、又は、半田が不足の場合や半
田が過剰な場合で、各照射角度ごとに反射光の状態がそ
れぞれ異なる。特に、ある照射角度では反射光の状態が
半田付けの正常なものと類似の態様を示す場合でも、他
の照射角度においては反射光の状態が全く異なる場合が
ある。従って、1の検査エリアにおいて複数の照射角度
における反射光の画像データをそれぞれ基準データと比
較すれば、半田付けの良否を容易かつ確実に判定するこ
とができるようになる。
【0011】また、半田付け状態が正常な場合を最も容
易に判定し得る照射角度が分かっている場合には、この
1の照射角度のみの照射とすることも可能である。ただ
し、プリント基板上の各部品は形状等が異なることが多
いことから、検査エリアごとにこの最適な照射角度にも
相違が生じる。従って、この場合にも、照明制御手段が
検査エリアを移動するたびに照明装置による光の照射角
度を切り換えれば、いずれの検査エリアにおいても半田
付けの良否を容易かつ確実に判定することができるよう
になる。
【0012】さらに、照明装置が半導体レーザ等からの
レーザ光を照射できるようにすれば、照射するレーザ光
を精密な平行光線とすることが容易に可能となる。従っ
て、この平行光線となったレーザ光をより正確な角度で
照射することができるので、この照射角度の微妙な相違
による反射光の変化を鋭敏に検出することもできるよう
になり、さらに確実な判定が可能となる。
【0013】この結果、本発明の半田付検査装置は、プ
リント基板上での通常光やレーザ光による反射を利用し
て半田付け状態の良否を検査することができるため、X
線を利用する従来装置に比べ、安価で簡単な装置とする
ことができる。また、複数の照射角度における反射光、
又は、検査エリアごとに最適な照射角度での反射光の画
像信号に基づいて比較を行うので、X線を利用した場合
と同様に確実な検出が可能となる。しかも、目視検査の
場合に比べ、迅速かつ信頼性の高い検査が可能になると
いう特徴を失うこともない。
【0014】なお、照明制御手段による照射角度の切り
換えは、例えばプリント基板に対して照明装置からの光
が高角度から低角度に連続的に変化するようにしてもよ
いが、予め良品のプリント基板について半田付け部での
反射光が最も明るくなる角度や最も暗くなる角度等のよ
うに、半田付け状態の特徴が抽出され易い1又は2以上
の照射角度を検査エリアごとに装置にティーチングして
おいて、その角度だけ切り換えるようにすることもでき
る。また、判定手段の基準データは、半田付け状態が正
常な良品のプリント基板を同装置で検査することにより
得ることができるが、他の手段によって作成したデータ
であってもよい。さらに、この基準データは、撮像装置
から出力される画像データそのものの他、画像処理を施
したものを用いることもできる。
【0015】
【実施例】本発明を実施例について以下に説明する。
【0016】図1乃至図18は本発明の一実施例を示す
ものであって、図1は半田付検査装置の構成図、図2は
照明装置の構成を示す縦断面図、図3乃至図10はそれ
ぞれプリント基板上の電子部品の半田付け状態を示す部
分拡大平面図及び部分拡大縦断面図、図11乃至図18
はそれぞれプリント基板上に高角度と低角度の照明が行
われた場合の画像信号を示す図と検査エリアの部分拡大
縦断面図である。
【0017】本実施例の半田付検査装置は、図1に示す
ように、プリント基板10を載置するX−Yテーブル1
と、このプリント基板10に高角度から低角度までの通
常光を照射する照明装置2と、このプリント基板10を
上方から撮像する撮像カメラ3とを備えている。プリン
ト基板10上には、ここでは図示しない電子部品のチッ
プが縦横に多数実装され半田付けされている。
【0018】X−Yテーブル1は、パルスモータ1a、
1bの駆動により、載置したプリント基板10をX−Y
方向の任意位置に移動させる装置である。
【0019】照明装置2は、図2に示すように、半球状
の球殻2aの内面にLED2bを多数配列したものであ
る。球殻2aは、プリント基板10の上方で半球殻を伏
せたように配置された支持体であり、この半球殻の頭頂
部に開口部2cが形成されている。LED2bは、指向
性の高い高輝度の発光ダイオードであり、球殻2aの内
面に開口部2cを中心にして同心円状に複数段にわたっ
て多数が配列され、それぞれが球殻2aの中心を向くよ
うに固定されている。従って、これらのLED2bが例
えば開口部2cに近い方から各段ごとに、又は複数段ず
つ順に点灯すると、プリント基板10上における球殻2
aの中心付近に位置する検査エリアに、高角度から低角
度にかけて連続的に照射角度を変化させながら照明が行
われることになる。なお、この照明装置2は、光源とし
てLED2bを使用しているが、ハロゲンランプ等の他
の通常光の光源を用いることも可能である。
【0020】撮像カメラ3は、CCDカメラが用いられ
、照明装置2における球殻2aの開口部2cを通してプ
リント基板10上の検査エリアを撮像するようになって
いる。即ち、照明装置2からの各照射角度の光がプリン
ト基板10上の検査エリアで反射した光のパターンをア
ナログの画像信号に変換して出力することになる。
【0021】この撮像カメラ3の出力は、A/D変換器
4を介して画像処理部5に送られる。A/D変換器4は
、アナログの画像信号をディジタルデータに変換する回
路である。画像処理部5は、送られて来たディジタルデ
ータに基づいて、光量、光の分布及び照射角度による光
量の変化等の画像データを検出する回路である。この画
像処理部5で検出された画像データは、制御回路6に送
られる。この制御回路6は、マイクロコンピュータから
なり、内部のROMやRAMに記憶された基準データと
送られて来た画像データとを比較し半田付け状態の判定
を行うようにプログラムされている。基準データは、半
田付けが正常に行われたプリント基板10について検査
時と同様に照明の照射角度を変えて撮像し画像処理を行
うことによって得たデータを予め記憶しておいたもので
ある。制御回路6による判定結果は、CRTによる表示
装置7に送られ表示されるようになっている。また、こ
の制御回路6は、X−Yテーブル駆動回路8を介してX
−Yテーブル1を制御すると共に、LED点灯回路9を
介して照明装置2を制御するようにプログラムされてい
る。X−Yテーブル駆動回路8は、制御回路6からの指
示に基づいて、X−Yテーブル1におけるパルスモータ
1a、1bにそれぞれ任意数のパルスを送る回路である
。LED点灯回路9は、制御回路6からの指示に基づい
て、照明装置2における任意段のLED2bを点灯させ
る回路である。
【0022】上記構成の半田付検査装置の動作を説明す
る。
【0023】プリント基板10がX−Yテーブル1上に
載置されると、制御回路6がX−Yテーブル駆動回路8
に信号を送り、プリント基板10を最初の検査エリアに
移動させる。この際、プリント基板10は、照明装置2
における球殻2aの中心部に最初の検査エリアが位置す
るように移動する。この移動が完了すると、制御回路6
がLED点灯回路9に信号を送り、照明装置2のLED
2bを開口部2cに最も近い段から順に点灯する。従っ
て、プリント基板10の当該検査エリアには、高角度か
ら低角度にかけて照射角度が連続的に変化する照明が行
われる。また、撮像カメラ3は、このLED2bの点灯
が行われている間に、プリント基板10上の当該検査エ
リアを撮像し、各照射角度ごとの画像信号を順次出力す
る。撮像カメラ3から出力された画像信号は、A/D変
換器4によってディジタルデータに変換されて画像処理
部5に送られる。画像処理部5では、このディジタルデ
ータに基づいて、当該検査エリアにおける光量、光の分
布及び照射角度による光量の変化等の画像データを検出
し、これを制御回路6に送る。制御回路6は、この画像
データを基準データと比較し、この比較結果が許容範囲
内かどうかにより半田付け状態の判定を行うと共に、こ
の判定結果を表示装置7に表示させて当該検査エリアの
検査を終了する。そして、再び制御回路6がX−Yテー
ブル駆動回路8に信号を送りプリント基板10を次の検
査エリアに移動させると、上記と同様の処理が繰り返さ
れ、最後の検査エリアの検査が終了することによりプリ
ント基板10の全ての半田付け状態の検査が完了する。
【0024】ここで、半田付けが正常に行われている場
合には、図3及び図4に示すように、プリント基板10
上のランド部12と電子部品13の電極13aとの間に
適当な角度(45°前後)をなして半田11が溶着され
ることになる。しかし、半田付けが全く行われなかった
場合には、図5及び図6に示すように、ランド部12や
電極13aが露出したままとなり、半田11が溶着して
いない。また、半田付けは行われても半田11が不足し
ている場合には、図7及び図8に示すように、この半田
11が電子部品13の電極13aに十分溶着せず、ラン
ド部12に対する角度が小さくなる。さらに、半田11
が過剰な場合には、図9及び図10に示すように、この
半田11がランド部12上で球状に膨らんで溶着される
ことになる。そして、これら種々の半田付け状態のプリ
ント基板10に上記照明装置2からの光を照射角度を変
化させて照射すると、その反射光やこれによる画像信号
がそれぞれ図11乃至図18に示すような態様を呈する
【0025】即ち、半田付けが正常に行われている場合
に高角度の光が照射されると、図12の右側に示すよう
に、適当な角度をなした半田11によって光が横方向に
反射され、撮像カメラ3側にはほとんど戻らないことに
なる。そして、この撮像カメラ3が撮像した画像信号は
、図11の右側に示すように、半田11部分の輝度のみ
が暗く(低く)なる。また、低角度の光が照射されると
、図12の左側に示すように、適当な角度をなした半田
11によって光が上方に反射されるので、撮像カメラ3
からの画像信号は、図11の左側に示すように、半田1
1部分の輝度のみが明るく(高く)なる。上記制御回路
6における基準データは、このような画像信号について
の光量、光の分布及び照射角度による光量の変化等の画
像データを予め記憶しておいたものである。
【0026】これに対して、半田付けが全く行われなか
った場合に高角度の光が照射されると、図14の右側に
示すように、露出したランド部12での反射光が上方を
向くので、画像信号は、図13の右側に示すように、本
来半田11が溶着されるべきランド部12での輝度が明
るくなる。また、低角度の光が照射されると、図14の
左側に示すように、ランド部12(及び電極13a)で
の反射光が横方向に向かうので、画像信号は、図13の
左側に示すように、ランド部12での輝度が暗くなる。 このため、半田付けが行われていない状態では、照射角
度の高低による半田11部分(実際にはランド部12)
の画像信号の輝度変化が正常な場合と全く逆になるので
、画像処理部5において光量、光の分布及び照射角度に
よる光量の変化等の画像データを検出し制御回路6にお
いて基準データと比較すれば、これらを容易に判別する
ことができる。
【0027】また、半田11が不足した場合に高角度の
光が照射されると、図16の右側に示すように、低角度
で溶着した半田11により反射光が斜めに向かうため、
画像信号は、図15の右側に示すように、半田11部分
の輝度のみが中間調となる。そして、低角度の光が照射
されたときも、図16の左側に示すように、半田11で
の反射光が斜めに向かうので、画像信号は、図15の左
側に示すように、半田11部分の輝度のみが中間調とな
る。しかも、この場合には、図16から明らかなように
、半田11での反射光が上向きとなり画像信号の輝度が
明るくなる光の照射角度が高角度と低角度との中間に生
じる。このため、半田11が不足する半田付け状態では
、高角度と低角度で照射した場合の半田11部分の画像
信号の輝度がほとんど同じ中間調で、間に高輝度となる
照射角度が存在することになるので、容易に他の場合と
判別することができる。特に、高角度の光を照射した場
合の画像信号は、上記図11の右側に示した正常な場合
と類似したものとなるが、照射角度が低角度になるに従
って半田11部分の輝度が一旦明るくなり再び暗くなる
という変化を生じるため、基準データの光量変化等に基
づく比較を行えばこれらが誤判定されるおそれはない。 なお、上記から明らかなように、照射角度の変化によっ
て半田11部分の輝度が大きく変化する場合、この輝度
が最も明るくなるときの照射角度を検出すれば、この半
田11の角度、即ち半田量を知ることができる。そして
、この輝度が最も明るくなる照射角度が高角度であるほ
ど半田量か少ないことになる。
【0028】さらに、半田11が過剰な場合には、図1
8に示すように、照射角度によらず球状の半田11によ
って光が様々な方向に反射されるため、画像信号は、図
17に示すように、半田11部分の一部のみが高輝度と
なる。このため、半田11が過剰な半田付け状態では、
高輝度となる部分が照射角度の変化によってある程度移
動するだけで類似の画像信号となり、容易に他の場合と
判別することができる。特に、正常な場合も含めて他の
半田付け状態では、照射角度の変化によって必ず画像信
号の輝度に大きな変化が生じるので、基準データの光量
変化等に基づいて比較を行えば、これらが誤判定される
おそれはない。
【0029】従って、本実施例の半田付検査装置は、プ
リント基板10上での通常光の反射を利用して半田付け
状態の良否を検査することができるため、安価で簡単な
装置とすることができる。また、複数の照射角度におけ
る反射光の画像信号に基づいて基準データとの比較を行
うので、確実な検出が可能となる。しかも、制御回路6
のマイクロコンピュータによって迅速かつ信頼性の高い
検査が可能になる。
【0030】なお、上記実施例では、プリント基板10
上の各検査エリアごとに、照明装置2による光の照射角
度を高角度から低角度に向けて連続的に変化させたが、
半田付け状態を確実に判定し得る、例えば正常な半田付
け状態の場合にのみ半田11部分の輝度が最も明るくな
るような照射角度を予め選択し、この照射角度でのみL
ED2bを点灯させるようにしてもよい。ただし、上記
では、半田付け状態における反射光の変化の標準的な場
合を示したが、これは電子部品13の大きさやランド部
12の面積等によってそれぞれある程度変化するもので
ある。このため、1の照射角度でのみ判定を行う場合に
も、検査エリアごとにこの照射角度は変更する必要が生
じる。従って、この際には、半田付け状態が正常な良品
のプリント基板10について予め高角度から低角度まで
の照射角度で検査を行い、それぞれの検査エリアごとに
操作により最適な照射角度を装置にティーチングするよ
うにしてもよい。ここで、ティーチングされた照射角度
のデータは、基準データと共に制御回路6内のRAMに
記憶され、各検査エリアごとにこのデータを読み出して
LED点灯回路9を制御することになる。もっとも、こ
のように照射角度を限定する場合にも、この照射角度を
複数に設定することにより検査の信頼性をより向上させ
ることができる。
【0031】本発明の他の実施例を図19及び図20に
基づいて説明する。
【0032】本実施例は、図20に示すように、照明装
置2における前記図1に示したLED2bを半導体レー
ザ素子2dに代えたものである。半導体レーザ素子2d
は、照射するレーザ光を正面に向けてコリメートした光
源であり、球殻2aの内面に開口部2cを中心にして同
心円状に複数段にわたって多数が配列され、それぞれが
球殻2aの中心を向くように固定されている。従って、
プリント基板10上におけるこの球殻2aの中心位置の
検査エリアでは、各半導体レーザ2dからのレーザ光が
LED2bの場合よりもさらに正確な角度で平行光線と
して照射されるようになる。また、本実施例では、図1
9に示すように、照明装置2を制御するためにレーザ点
灯回路14が用いられている。このレーザ点灯回路14
も、前記図1に示したLED点灯回路9と同様に、制御
回路6からの指示に基づいて、照明装置2における任意
段の半導体レーザ素子2dを点灯させる回路である。
【0033】上記構成によれば、図1乃至図18に示し
た実施例の場合に加えて、照明装置2の半導体レーザ素
子2dがより精密な平行光線をプリント基板10の検査
エリアに照射することができるので、照射角度の微妙な
相違による反射光の変化を鋭敏に検出することができる
ようになり、さらに確実な判定が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
プリント基板の半田付検査装置によれば、安価でかつ簡
単な装置によって確実に半田付け状態の良否を検査する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1の実施例に於ける照明装置の構成を示す縦
断面図である。
【図3】図1の実施例を説明するためのものであって、
プリント基板上の電子部品に正常な半田付けが行われた
場合の部分拡大平面図である。
【図4】図1の実施例を説明するためのものであって、
プリント基板上の電子部品に正常な半田付けが行われた
場合の部分拡大縦断面図である。
【図5】図1の実施例を説明するためのものであって、
プリント基板上の電子部品に半田付けが行われなかった
場合の部分拡大平面図である。
【図6】図1の実施例を説明するためのものであって、
プリント基板上の電子部品に半田付けが行われなかった
場合の部分拡大縦断面図である。
【図7】図1の実施例を説明するためのものであって、
プリント基板上の電子部品に半田付けが不足した場合の
部分拡大平面図である。
【図8】図1の実施例を説明するためのものであって、
プリント基板上の電子部品に半田付けが不足した場合の
部分拡大縦断面図である。
【図9】図1の実施例を説明するためのものであって、
プリント基板上の電子部品に過剰な半田付けが行われた
場合の部分拡大平面図である。
【図10】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に過剰な半田付けが行われ
た場合の部分拡大縦断面図である。
【図11】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に正常な半田付けが行われ
た場合に高角度と低角度の照明を行ったときの画像信号
を示す図である。
【図12】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に正常な半田付けが行われ
た場合に高角度と低角度の照明を行ったときの部分拡大
縦断面図である。
【図13】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に半田付けが行われなかっ
た場合に高角度と低角度の照明を行ったときの画像信号
を示す図である。
【図14】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に半田付けが行われなかっ
た場合に高角度と低角度の照明を行ったときの部分拡大
縦断面図である。
【図15】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に半田付けが不足した場合
に高角度と低角度の照明を行ったときの画像信号を示す
図である。
【図16】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に半田付けが不足した場合
に高角度と低角度の照明を行ったときの部分拡大縦断面
図である。
【図17】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に過剰な半田付けが行われ
た場合に高角度と低角度の照明を行ったときの画像信号
を示す図である。
【図18】図1の実施例を説明するためのものであって
、プリント基板上の電子部品に過剰な半田付けが行われ
た場合に高角度と低角度の照明を行ったときの部分拡大
縦断面図である。
【図19】本発明の他の実施例の構成を示す図である。
【図20】図19の実施例に於ける照明装置の構成を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
2  照明装置 3  撮像カメラ(撮像装置) 5  画像処理部 6  制御回路(判定手段) 9  LED点灯回路(照明制御手段)10  プリン
ト基板 11  半田 13  電子部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板上に実装された部品の半田付
    け状態を検査する半田付検査装置であって、プリント基
    板に複数の角度から光を照射することができる照明装置
    、該照明装置による光の照射角度を切り換える照明制御
    手段、該照明装置によって照明されたプリント基板の反
    射光を撮像し、画像データを出力する撮像装置、及び該
    撮像装置が出力した画像データを基準データと比較して
    半田付け状態の判定を行う判定手段を備えているプリン
    ト基板の半田付検査装置。
  2. 【請求項2】前記照明装置がレーザ光を照射するもので
    ある、請求項1に記載の半田付検査装置。
JP3052774A 1990-09-11 1991-03-18 プリント基板の半田付検査装置 Withdrawn JPH04212047A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-241712 1990-09-11
JP24171290 1990-09-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04212047A true JPH04212047A (ja) 1992-08-03

Family

ID=17078414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3052774A Withdrawn JPH04212047A (ja) 1990-09-11 1991-03-18 プリント基板の半田付検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04212047A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465785B1 (ko) * 2000-07-14 2005-01-13 삼성전자주식회사 Pcb용 납땜검사장치
CN103307973A (zh) * 2012-03-16 2013-09-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 贴片机检测装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465785B1 (ko) * 2000-07-14 2005-01-13 삼성전자주식회사 Pcb용 납땜검사장치
CN103307973A (zh) * 2012-03-16 2013-09-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 贴片机检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5166985A (en) Method and apparatus for inspecting surface pattern of object
JP5421763B2 (ja) 検査装置および検査方法
KR101129349B1 (ko) 부품 실장기판 검사 장치
US6084663A (en) Method and an apparatus for inspection of a printed circuit board assembly
JPH06300702A (ja) プリント回路基板検査装置
JPH055281B2 (ja)
JP2014526706A (ja) 非接触式部品検査装置及び部品検査方法
KR100281881B1 (ko) 인쇄회로기판의크림솔더검사장치및검사방법
JPH0521403B2 (ja)
JPH0249500A (ja) 表面装着された部品をもつプリント回路板の点検装置及び点検方法
JP2012018082A (ja) 基板検査装置
EP0871027A2 (en) Inspection of print circuit board assembly
JP3243385B2 (ja) 物体の形状検査装置
US20030025906A1 (en) Optical inspection of solder joints
US20020167660A1 (en) Illumination for integrated circuit board inspection
JPH04212047A (ja) プリント基板の半田付検査装置
KR20070068169A (ko) 비전 검사 시스템
JPH05288527A (ja) 実装基板外観検査方法およびその装置
JP3104152B2 (ja) 半田付状態検査方法及びその装置
KR100333222B1 (ko) 연결 볼들의 존재를 검사하기 위한 방법
JPH0267949A (ja) 半田付検査装置
JPH1131880A (ja) 半田付け外観検査装置
JPH08128963A (ja) 半田付外観検査装置
JP2005223006A (ja) クリーム半田印刷検査方法
KR19990071338A (ko) 프린트 배선판 어셈블리의 검사

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514