JPH04211635A - 少なくとも一つの芳香族エステル基を含む炭酸ジエステルの製造方法 - Google Patents

少なくとも一つの芳香族エステル基を含む炭酸ジエステルの製造方法

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JPH04211635A
JPH04211635A JP3053616A JP5361691A JPH04211635A JP H04211635 A JPH04211635 A JP H04211635A JP 3053616 A JP3053616 A JP 3053616A JP 5361691 A JP5361691 A JP 5361691A JP H04211635 A JPH04211635 A JP H04211635A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/06Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from organic carbonates

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、触媒促進されたエステル交換に
よって少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む炭酸ジ
エステルから少なくとも一つの芳香族エステル基を含む
炭酸ジエステルを製造する方法であって、ポリマー状ヒ
ドロキシスタンノキサン(hydroxystanno
xanes)が触媒として用いられる方法に関する。脂
肪族炭酸エステル及びフェノールから出発するエステル
交換による芳香族及び脂肪族−芳香族炭酸エステルの製
造は原理的に知られている。これは、平衡反応であり、
平衡の位置は、脂肪族置換基を有する炭酸エステルの方
向にほとんど完全にシフトしている。それ故、芳香族炭
酸エステル及びアルコールから脂肪族炭酸エステルを製
造することは比較的容易であり、一方逆の意味の反応は
、非常に反応性で選択的な触媒が利用できる場合にのみ
良く進行する。それ故述べられた目的のための適当な触
媒を開発する試みはこれまで成功しなかった。例えば、
強い塩基、例えばアルカリ金属水酸化物が、脂肪族炭酸
エステルとフェノールとのエステル交換のために提案さ
れてきた。しかしながら、これらの触媒は、副反応にお
いて二酸化炭素がかなりの程度脱離し、同時にエーテル
が生成するので、低い反応性及び低い選択性しか持たな
い。
【0002】芳香族炭酸エステルの製造のためにDE−
OS(ドイツ公開特許明細書)2,528,412及び
2,552,907中で推奨された、金属ハロゲン化物
またはAl、Ti、U、V、Zn、Fe及びSnの対応
するアシルオキシ、アルコキシ及びアリールオキシ化合
物の群からのルイス酸触媒は、チタン化合物の場合にの
み適当に活性で選択性である。しかしながら、チタン触
媒は、それらが最終生成物を深い赤ないし茶に着色させ
るという欠点があり、これは、なかんずく、蒸留及び再
結晶によって精製することが困難である生成物の場合に
は不利な特性である。DE−OS(ドイツ公開特許明細
書)3,445,552は、式
【0003】
【化2】
【0004】[式中、Rx及びRyは、各々、一価の炭
化水素基を表す]の繰り返し構造単位を含むポリマー状
スズ化合物を、述べられたエステル交換のために推奨し
ている。
【0005】以下の式(2)のポリマー状ヒドロキシス
タンノキサンは、上の式(1)のポリマー状スズ触媒よ
りも、エステル交換による炭酸ジエステル中のアリール
エステル基によるアルキルエステル基の置換における触
媒としてかなり一層効果的であり、同時に非常に高い選
択性が達成されることが、ここに驚くべきことに見い出
された。
【0006】従って、本発明は、触媒促進された反応に
よって少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む炭酸ジ
エステルから少なくとも一つの芳香族エステル基を含む
炭酸ジエステルを製造する方法であって、式
【0007
【化3】
【0008】[式中、R1は、直鎖の若しくは分岐した
C1〜C18−アルキル、C3〜C8−シクロアルキル
、C6〜C14−アリール、C7〜C15−アラルキル
、または二つのポリヒドロキシスタンノキサン鎖を橋か
けするC1〜C18−アルキレン基若しくはC6〜C1
4−アリーレン基を表す]のモノマー状単位を含むポリ
マー状ヒドロキシスタンノキサンまたはこれらの数個の
混合物を、少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む用
いられる炭酸ジエステルを基にして0.001〜20重
量%の量で触媒として用いることを特徴とする方法に関
する。
【0009】直鎖のまたは分岐したC1〜C18−アル
キルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、t−ブチルまたは異性体状
ペンチル類、ヘキシル類、オクチル類(2−エチルヘキ
シルを含む)、デシル類、ドデシル類、ヘキサデシル類
及びオクタデシル類である。
【0010】C3〜C8−シクロアルキルは、例えば、
シクロプロピル、シクロペンチル、メチル−シクロペン
チル、シクロヘキシル、メチル−シクロヘキシル、シク
ロヘプチルまたはシクロオクチルである。
【0011】C6〜C14−アリールは、例えば、フェ
ニル、ビフェニリル、ナフチルまたはアントリルである
【0012】C7〜C15−アラルキルは、例えば、ベ
ンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェニル
ブチル、ナフチル−メチル、ナフチル−エチルまたはア
ントリル−メチルである。
【0013】二つのポリヒドロキシスタンノキサン鎖を
橋かけするC1〜C18−アルキレン基は、直鎖または
分岐していてよく、そして、例えば、線状のまたは分岐
したアルキレン基、例えば1,2−エチレン、1,2−
または1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,6
−ヘキシレンなどである。
【0014】二つのポリヒドロキシスタンノキサン鎖を
橋かけするC6〜C14−アリーレン基は、例えば、1
,2−フェニレン、1,3−フェニレン、1,4−フェ
ニレン、2,2’−ビフェニレン、4,4’−ビフェニ
レン、または上の芳香族基に対応するその他のアリーレ
ンである。
【0015】述べられた置換基中に存在する基、特に芳
香族基は、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコ
キシ、C1〜C4−アルキルチオ、フェニル、フェノキ
シまたはフェニルチオによって一、二、三または四置換
されていてよい。
【0016】式
【0017】
【化4】
【0018】[式中、R2は、直鎖のまたは分岐したC
3〜C12−アルキル、フェニルまたはベンジルを表す
]のポリマー状ヒドロキシスタンノキサンが好ましく用
いられる。
【0019】数個のヒドロキシスタンノキサンの混合物
もまた勿論用いることができる。このような混合物は、
上の範囲の意味とは異なる置換基を含むヒドロキシスタ
ンノキサンから成ることもできる。しかしながら、この
ような混合物は、上の式(2)または(3)の異なる数
の繰り返しモノマー単位が存在するヒドロキシスタンノ
キサンから成ることもできる。上の式の繰り返しモノマ
ー単位の数は3〜30、好ましくは3〜20でよい。
【0020】特に好ましいポリマー状ヒドロキシスタン
ノキサンは、式
【0021】
【化5】
【0022】[式中、R3は、直鎖のまたは分岐したC
3〜C8−アルキルを表す]のモノマー単位を含むもの
である。
【0023】本発明に従って用いることができるポリマ
ー状ヒドロキシスタンノキサンの例は、ポリ(エチルヒ
ドロキシスタンノキサン)、ポリ(プロピルヒドロキシ
スタンノキサン)、ポリ(ブチルヒドロキシスタンノキ
サン)、ポリ(オクチルヒドロキシスタンノキサン)、
ポリ(メチルヒドロキシスタンノキサン)、ポリ(ウン
デシルヒドロキシスタンノキサン)、ポリ(ドデシルヒ
ドロキシスタンノキサン)、ポリ(フェニルヒドロキシ
スタンノキサン)、ポリ(4−メチルフェニルヒドロキ
シスタンノキサン)及びポリ(4−メトキシフェニル−
ヒドロキシスタンノキサン)である。特に重要なポリマ
ー状ヒドロキシスタンノキサンは、例えば、ポリ(プロ
ピルヒドロキシスタンノキサン)、ポリ(ブチルヒドロ
キシスタンノキサン)及びポリ(オクチルヒドロキシス
タンノキサン)である。
【0024】本発明に従って用いられるポリマー状ヒド
ロキシスタンノキサンは、例えば、モノオルガノスズ三
ハロゲン化物のアルカリ性加水分解によってDE−AS
(ドイツ公告特許明細書)1,227,658に従って
入手できる。新たに製造された時には、それらは主にト
リマー状の環の形(6員環)であるが、貯蔵によって、
そして熱処理によってもっと急速に、より高分子量の種
に転換される。これらのプロセスの間に、水が脱離しそ
してある場合には橋かけがまた起きる。主な環状オリゴ
マーは末端基を含まない;開いた鎖の種の場合には、ヒ
ドロキシル、アルコキシまたはハロゲン末端基または当
業者にはなじみのあるその他の末端基が存在する。
【0025】ポリマー状ヒドロキシスタンノキサンまた
はそれらの数個の混合物は、触媒量で、例えば0.00
1〜20重量%、好ましくは0.005〜5重量%そし
て特に好ましくは0.005〜2重量%の量で用いられ
、ここですべての量は少なくとも一つの脂肪族エステル
基を含む用いられる炭酸ジエステルを基にしている。 本発明による触媒促進されたエステル交換は、1または
2の脂肪族エステル基の1または2の芳香族エステル基
による置換を意味するとして理解されるものとする。こ
れは、例えば、もし適切ならば二つの異なる芳香族エス
テル基を含む純粋に芳香族の炭酸ジエステルを与える、
脂肪族−芳香族炭酸ジエステルのフェノールとの反応で
よい。それは、さらにまた、脂肪族−芳香族または純粋
に芳香族の炭酸ジエステルを与える、純粋に脂肪族の炭
酸ジエステルのフェノールとの反応でもよい。この場合
には、例えばフェノールの量を限定することによって、
一つの脂肪族エステル基をまず置換することができ、そ
して次に、もし適切ならば二つの異なる芳香族エステル
基を含む炭酸エステルもまたここで得ることができるよ
うに異なるフェノールによって、第二の脂肪族エステル
基を置換することができる。
【0026】述べられた二つの場合には、より揮発性の
脂肪族エステル−アルコールは、蒸留によって反応混合
物から除去される。最後に、本発明による触媒促進され
たエステル交換はまた、純粋に芳香族の炭酸ジエステル
及び、同様に蒸留によって除去することができる純粋に
脂肪族の炭酸ジエステルを与える、混合の脂肪族−芳香
族炭酸ジエステルの不均化でもよい。
【0027】ビスフェノールもまた、エステル交換のた
めのフェノールとして用いることができる。
【0028】フェノールを使用するエステル交換の場合
には、少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む用いら
れる炭酸ジエステルとこのようなフェノールとの間の重
量比は、広い限度内、例えば1:99〜99:1、好ま
しくは1:9〜9:1で変動してよい。大過剰のフェノ
ールの場合には主にジアリール−炭酸ジエステルが生成
され、そして大過剰の純粋に脂肪族の炭酸ジエステルの
場合には、混合の脂肪族−芳香族炭酸ジエステルが優先
的に生成される。もしビスフェノール及び少なくとも2
当量の炭酸ジエステルが使用されるならば、分子の末端
になお脂肪族または芳香族モノエステル基を含むビスカ
ーボネートが生成される。もし適切に当量なビスフェノ
ール及び炭酸ジエステルが用いられるならば、ビスフェ
ノールの遊離のフェノール性ヒドロキシル基を有するモ
ノカーボネートがまず得られる。オリゴマー状またはポ
リマー状芳香族カーボネートは、より厳しい反応条件下
でこれらから生成される。種々に置換された炭酸ジエス
テルは、例えば蒸留によって問題なくお互いから分離す
ることができる。
【0029】少なくとも一つの脂肪族エステル基を含み
そして本発明に従って用いられるべき炭酸ジエステルは
、式
【0030】
【化6】 R4O−CO−OR5            (5)
[式中、R4及びR5は、お互いに独立に、直鎖のまた
は分岐したC1〜C12−アルキルまたはC3〜C8−
シクロアルキルを表し、そして式中、R4は、さらにま
た、置換されたまたは置換されていないC6〜C12−
アリールを表すこともできる]のものである。
【0031】好ましい形においては、式
【0032】
【化7】 R6O−CO−OR7          (6)[式
中、R6及びR7は、お互いに独立に、直鎖のまたは分
岐したC1〜C8−アルキル、シクロプロピル、シクロ
ペンチルまたはシクロヘキシルを表し、そして式中、R
6は、さらにまた、置換されたまたは置換されていない
フェニルを表すこともできる]の炭酸ジエステルを用い
る。
【0033】アルキル及びシクロアルキルは、上で述べ
た範囲の意味を有する。C6〜C12−アリールは、例
えば、フェニル、ビフェニリルまたはナフチル、好まし
くはフェニルである。C6〜C12−アリールの置換の
場合には、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコ
キシ、シアノ、フッ素、塩素、臭素(塩素が好ましいハ
ロゲンである)及びニトロから成る群からの1または2
の置換基が可能である。
【0034】用いられるそして二つの脂肪族エステル基
を含む重要な炭酸ジエステルは、例えば、炭酸ジメチル
、炭酸ジエチル、炭酸ジブチル、炭酸ジイソプロピル、
炭酸ジシクロヘキシル、炭酸ジオクチル、そして特に好
ましくは炭酸ジメチル及びジエチルである。
【0035】用いられる重要な脂肪族−芳香族炭酸ジエ
ステルは、例えば、炭酸メチルフェニル、炭酸エチルフ
ェニル、炭酸ブチルフェニル、炭酸メチルクレシル及び
それらの同族体である。
【0036】エステル交換がフェノールの助けによって
実施される場合には、式
【0037】
【化8】
【0038】[式中、R8は、水素、C1〜C4−アル
キル、C2〜C4−アルケニル、C1〜C4−アルコキ
シ、C5〜C6−シクロアルキル、フェニル、フッ素、
塩素、臭素、シアノまたはニトロを表し、R9は、水素
、C1〜C4−アルキル、C2〜C4−アルケニル、C
1〜C4−アルコキシ、フッ素、塩素または臭素を表し
、そしてR10は、水素、C1〜C4−アルキル、また
は基
【0039】
【化9】
【0040】(式中、Xは、単結合、−CH2−、C2
〜C5−アルキレン、C2〜C5−アルキリデン、C5
〜C6−シクロアルキレン、C5〜C6−シクロアルキ
リデン、酸素、硫黄、−CO−、−SO−または−SO
2−を表す)を表すか、または式中、R9及びR10は
、一緒に、縮合ベンゼン核を表すこともできる]のフェ
ノールを用いる。
【0041】アルキレン基は、二つの異なるC原子を経
て、即ち1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、2
,3−または2,4−結合で、芳香核に結合されている
;アルキリデン基は、同じC原子を経て、即ち1,1−
、2,2−または3,3−結合で、芳香核に結合されて
いる。シクロアルキレン及びシクロアルキリデンは、1
〜3のメチルまたはエチル基によって置換されていてよ
い。
【0042】エステル交換のために好ましく用いられる
モノフェノールは、式
【0043】
【化10】
【0044】[式中、R11及びR12は、お互いに独
立に、水素、C1〜C4−アルキル、C5〜C6−シク
ロアルキルまたは塩素を表し、そして式中、R11は、
付加的に、ニトロを表すこともできる]のものである。
【0045】述べてよいフェノールの例は、未置換フェ
ノール、o−、m−またはp−クレゾール、o−、m−
またはp−クロロフェノール、o−、m−またはp−エ
チルフェノール、o−、m−またはp−プロピルフェノ
ール、o−、m−またはp−ニトロフェノール、2,6
−ジメチルフェノール、2,4−ジメチルフェノール及
び3,4−ジメチルフェノールである。
【0046】好ましいビスフェノールは、式
【0047
【化11】
【0048】[式中、R13及びR14は、お互いに独
立に、水素、C1〜C4−アルキル、C2〜C4−アル
ケニル、C1〜C4−アルコキシ、C5〜C6−シクロ
アルキル、フッ素、塩素または臭素を表し、そして式中
、R13は、付加的に、ニトロを表すこともでき、そし
てYは、単結合、−CH2−、C2〜C5−アルキリデ
ン、C5〜C10−シクロアルキリデン、硫黄または−
SO2−を表す]のものである。
【0049】エステル交換のために特に好ましく用いら
れるビスフェノールは、式中、XまたはYとヒドロキシ
ル基とが、お互いに相対的にo−,o’−、p−,p’
−またはo−,p’−の位置にあるものである。
【0050】殊に好ましいビスフェノールは、式
【00
51】
【化12】
【0052】
【化13】
【0053】[式中、R13、R14及びYは、上で述
べた意味を有する]のものである。
【0054】述べてよいビスフェノールの例は、2,2
−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)−プロパン(=ビ
スフェノールA)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
メタン、1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)−
シクロヘキサン、2,2−ビス(3’−5’−ジメチル
−4’−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2’−
及び4,4’−ジヒドロキシ−ビフェニル、ビス(5−
メチル−2−ヒドロキシフェニル)−メタン、ビス(3
,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)−メタン、
ビス(3−tert.−ブチル−5−メチル−2−ヒド
ロキシフェニル)−メタン、1,1−ビス(4’−ヒド
ロキシフェニル)−3,5,5−トリメチルシクロヘキ
サンである。これらの中でも、ビスフェノールAが特に
重要である。
【0055】少なくとも一つの芳香族エステル基を含み
そして本発明に従って得ることができる炭酸ジエステル
は、式
【0056】
【化14】 R15O−CO−OR16          (13
)[式中、R15及びR16は、お互いに独立に、上で
述べた様式で置換されていることができる置換されたま
たは置換されていないC6〜C12−アリールを表すこ
とができ、そして式中、R15は、さらにまた、直鎖の
または分岐したC1〜C12−アルキルまたはC3〜C
8−シクロアルキルを表すことができる]のものである
【0057】本発明による方法は、50〜300℃、好
ましくは100〜250℃の温度で実施される。圧力は
、原則的には限界的ではなくそして0.5〜50bar
、好ましくは1〜10barの広い範囲であり得る。
【0058】本発明によれば、反応は、何らの溶媒なし
で、即ち反応させる物質の溶融物で実施することができ
る。しかしながら、反応を、この反応に関して不活性で
ある溶媒中で実施することも同様に可能である。このよ
うな不活性溶媒を使用する方法は、例えば、もしエステ
ル交換によって生成される脂肪族アルコールがこのよう
な溶媒の助けによって反応混合物から一層容易に除去す
ることができるならば、重要なものであり得る。本発明
に従って適当である溶媒は、例えば、芳香族(ハロゲノ
)炭化水素、例えばトルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、トリメチルベンゼン及びビフェ
ニル、並びに(環式)脂肪族炭化水素、例えばヘキサン
、ヘプタン、イソオクタン、シクロヘキサン、デカリン
、リグロイン及び石油エーテル、並びに脂肪族及び芳香
族ニトリル及びケトン、例えばアセトン、アセトニトリ
ル、アセチルベンゼン、ベンゾニトリル並びにその他の
ものである。
【0059】一つの可能な方法は、エステル交換混合物
を適当なカラムを有する装置中で所望の反応温度に上げ
そして脱離する脂肪族アルコールをトップを越えて留去
させることから成る。脂肪族−芳香族炭酸ジエステルか
ら完全に芳香族の炭酸ジエステル及び完全に脂肪族の炭
酸ジエステルを生成させる不均化の場合には、一般には
より揮発性である完全に脂肪族の炭酸ジエステルをトッ
プを越えて留去することができる。より揮発性の物質は
、不活性溶媒またはガスの流れを使用して述べられたや
り方で分離することができる。さらにまた、出発物質の
一つまたは両方のいくらかだけを最初に反応容器中に導
入しそして残りを反応が始まった後で反応混合物の溶融
物または溶液中に計り込むこともまた可能である。
【0060】後に続く実施例は、説明への導入において
述べられた先行技術の触媒と比較して本発明によるポリ
マー状ヒドロキシスタンノキサンの特に増加した触媒反
応性を示す。
【0061】
【実施例】
実施例1〜5 一般的な実験の説明 多口の溜め(sump)フラスコ、抽出付属品(挿入さ
れた抽出ケーシングを有するチューブ)及び還流コンデ
ンサーから成る熱抽出装置を、同一の条件下で特定の触
媒の触媒活性を決定するために使用した。各々の場合に
おいて、29.5g(0.25モル)の炭酸ジエチル及
び47.1g(0.50モル)のフェノールの混合物を
溜めフラスコ中で沸点に上げて、より揮発性の炭酸ジエ
チルを抽出付属品中に蒸留しそして、各々の場合におい
て10gのモレキュラーシーブ(バイエルからのバイリ
ス(Baylith)TE144)を充填した抽出ケー
シングを通して均一に流れるようにした。検討する触媒
(1m当量)を溜めフラスコ中に添加することによって
反応を開始させ(時間t=0)、生成したエタノールを
炭酸ジエチルの助けによって反応混合物から伴出させそ
して選択的かつ永久にモレキュラーシーブに結合させた
。反応の速度は、ガスクロマトグラフィー(GC)の助
けによって反応時間の関数として生成物生成(炭酸エチ
ルフェニル及び炭酸ジフェニル)の測定によって決定し
た。
【0062】 表1(実施例1〜5)
【0063】
【表1】
【0064】 a)EPC=炭酸エチルフェニル    b)DC=炭
酸ジフェニル 実施例1〜4の結果は、実施例2のポリマー状スズ触媒
(DE−OS(ドイツ公開特許明細書)3,445,5
52に対応する)と、または実施例3及び4のモノマー
状チタンアルコラート及びスズアルコラート(DE−O
S(ドイツ公開特許明細書)2,528,412及びD
E−OS(ドイツ公開特許明細書)2,552,907
に対応する)と比較して、脂肪族−芳香族の炭酸エチル
フェニル及び二芳香族の炭酸ジフェニルの両方の生成に
関して、本発明による触媒のかなりより大きなエステル
交換活性を明瞭に示す。実施例3によるチタンエステル
と比較して少しだけにしか過ぎない変色もまた明瞭に見
られる。
【0065】 実施例6〜9 種々の触媒(各々の場合において1m当量)の機能とし
ての35.4g(0.30モル)の炭酸ジエチル及び3
4.2g(0.15モル)のビスフェノールAの混合物
のエステル交換を、実施例1〜5において述べた方法に
よって検討した。反応時間の関数としての生成物生成(
炭酸ビスフェノールAモノエチル及び炭酸ビスフェノー
ルAビスエチル)を、反応の速度の尺度としてガスクロ
マトグラフィー(GC)の助けによって決定した。
【0066】 表2(実施例6〜9)
【0067】
【表2】
【0068】 a)BPA−MC=炭酸ビスフェノールAモノエチルb
)BPA−BC=炭酸ビスフェノールAビスエチル本発
明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
【0069】1)触媒促進されたエステル交換によって
少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む炭酸ジエステ
ルから少なくとも一つの芳香族エステル基を含む炭酸ジ
エステルを製造する方法であって、式
【0070】
【化15】
【0071】[式中、R1は、直鎖の若しくは分岐した
C1〜C18−アルキル、C3〜C8−シクロアルキル
、C6〜C14−アリール、C7〜C15−アラルキル
、または二つのポリヒドロキシスタンノキサン鎖を橋か
けするC1〜C18−アルキレン基若しくはC6〜C1
4−アリーレン基を表す]のモノマー状単位を含むポリ
マー状ヒドロキシスタンノキサンまたはこれらの数個の
混合物を、少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む用
いられる炭酸ジエステルを基にして0.001〜20重
量%の量で触媒として用いることを特徴とする方法。
【0072】2)式
【0073】
【化16】
【0074】[式中、R2は、直鎖のまたは分岐したC
3〜C12−アルキル、フェニルまたはベンジルを表す
]のモノマー単位を含むポリマー状ヒドロキシスタンノ
キサンまたはこれらの数個の混合物を用いることを特徴
とする、上記1に記載の方法。
【0075】3)式
【0076】
【化17】
【0077】[式中、R3は、直鎖のまたは分岐したC
3〜C8−アルキルを表す]のモノマー単位を含むポリ
マー状ヒドロキシスタンノキサンまたはこれらの数個の
混合物を用いることを特徴とする、上記2に記載の方法
【0078】4)該触媒が、0.005〜5重量%、好
ましくは0.005〜2重量%の量で用いられることを
特徴とする、上記1に記載の方法。
【0079】5)式
【0080】
【化18】R4O−CO−OR5[式中、R4及びR5
は、お互いに独立に、直鎖のまたは分岐したC1〜C1
2−アルキルまたはC3〜C8−シクロアルキルを表し
、そして式中、R4は、さらにまた、置換されたまたは
置換されていないC6〜C12−アリールを表すことも
できる]の、少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む
炭酸ジエステルを用いることを特徴とする、上記1に記
載の方法。
【0081】6)式
【0082】
【化19】R6O−CO−OR7[式中、R6及びR7
は、お互いに独立に、直鎖のまたは分岐したC1〜C8
−アルキル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシ
クロヘキシルを表し、そして式中、R6は、さらにまた
、置換されたまたは置換されていないフェニルを表すこ
ともできる]の、少なくとも一つの脂肪族エステル基を
含む炭酸ジエステルを用いることを特徴とする、上記5
に記載の方法。
【0083】7)式
【0084】
【化20】
【0085】[式中、R8は、水素、C1〜C4−アル
キル、C2〜C4−アルケニル、C1〜C4−アルコキ
シ、C5〜C6−シクロアルキル、フェニル、フッ素、
塩素、臭素、シアノまたはニトロを表し、R9は、水素
、C1〜C4−アルキル、C2〜C4−アルケニル、C
1〜C4−アルコキシ、フッ素、塩素または臭素を表し
、そしてR10は、水素、C1〜C4−アルキル、また
は基
【0086】
【化21】
【0087】(式中、Xは、単結合、−CH2−、C2
〜C5−アルキレン、C2〜C5−アルキリデン、C5
〜C6−シクロアルキレン、C5〜C6−シクロアルキ
リデン、酸素、硫黄、−CO−、−SO−または−SO
2−を表す)を表すか、または式中、R9及びR10は
、一緒に、縮合ベンゼン核を表すこともできる]のフェ
ノールを、エステル交換のための用いることを特徴とす
る、上記1に記載の方法。
【0088】8)式
【0089】
【化22】
【0090】[式中、R11及びR12は、お互いに独
立に、水素、C1〜C4−アルキル、C5〜C6−シク
ロアルキルまたは塩素を表し、そして式中、R11は、
付加的に、ニトロを表すこともできる]のフェノールを
用いることを特徴とする、上記7に記載の方法。
【0091】9)式
【0092】
【化23】
【0093】[式中、R13及びR14は、お互いに独
立に、水素、C1〜C4−アルキル、C2〜C4−アル
ケニル、C1〜C4−アルコキシ、C5〜C6−シクロ
アルキル、フッ素、塩素または臭素を表し、そして式中
、R13は、付加的に、ニトロを表すこともでき、そし
てYは、単結合、−CH2−、C2〜C5−アルキリデ
ン、C5〜C10−シクロアルキリデン、硫黄または−
SO2−を表す]のビスフェノールを用いることを特徴
とする、上記7に記載の方法。
【0094】10)それを、50〜300℃、好ましく
は100〜250℃の温度で実施することを特徴とする
、上記1に記載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  触媒促進されたエステル交換によって
    少なくとも一つの脂肪族エステル基を含む炭酸ジエステ
    ルから少なくとも一つの芳香族エステル基を含む炭酸ジ
    エステルを製造する方法であって、式 【化1】 [式中、R1は、直鎖の若しくは分岐したC1〜C18
    −アルキル、C3〜C8−シクロアルキル、C6〜C1
    4−アリール、C7〜C15−アラルキル、または二つ
    のポリヒドロキシスタンノキサン鎖を橋かけするC1〜
    C18−アルキレン基若しくはC6〜C14−アリーレ
    ン基を表す]のモノマー状単位を含むポリマー状ヒドロ
    キシスタンノキサンまたはこれらの数個の混合物を、少
    なくとも一つの脂肪族エステル基を含む用いられる炭酸
    ジエステルを基にして0.001〜20重量%の量で触
    媒として用いることを特徴とする方法。
JP3053616A 1990-03-02 1991-02-27 少なくとも一つの芳香族エステル基を含む炭酸ジエステルの製造方法 Expired - Lifetime JP2848541B2 (ja)

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