JPH04211547A - 同期回路 - Google Patents

同期回路

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Publication number
JPH04211547A
JPH04211547A JP3034196A JP3419691A JPH04211547A JP H04211547 A JPH04211547 A JP H04211547A JP 3034196 A JP3034196 A JP 3034196A JP 3419691 A JP3419691 A JP 3419691A JP H04211547 A JPH04211547 A JP H04211547A
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JP
Japan
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crc
bit
crc calculation
shift register
input
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Pending
Application number
JP3034196A
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English (en)
Inventor
Ryuji Hyodo
竜二 兵頭
Hiroyuki Hatta
裕之 八田
Susumu Eda
江田 晋
Kenji Tanaka
田中 堅二
Katsumi Omuro
大室 勝美
Osamu Sekihashi
理 関端
Koichi Mino
美濃 浩一
Reiko Furuya
古家 礼子
Tetsuo Nishino
西野 哲男
Osamu Isono
磯野 修
Tetsuo Tachibana
橘 哲夫
Naoyuki Miyamoto
宮本 直行
Tsuyoshi Yoneda
強 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0478Provisions for broadband connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/048Speed or phase control by synchronisation signals using the properties of error detecting or error correcting codes, e.g. parity as synchronisation signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5672Multiplexing, e.g. coding, scrambling
    • H04L2012/5673Coding or scrambling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5672Multiplexing, e.g. coding, scrambling
    • H04L2012/5674Synchronisation, timing recovery or alignment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期回路、特にATM(
Asynchronous Transfer Mod
e)に基づく通信システムにおいて、該システム内の回
線上に連続して流れる各ATMセルの同期、すなわちセ
ル同期を行うための同期回路に関する。現在CCITT
 において、広帯域ISDN等に適したATMの通信、
すなわち非同期転送モードによるデータ転送が提案され
、その標準化が進められている。その一案として、レイ
ヤ1にフルATMを採用することが提案されている。
【0002】上記提案に従って、レイヤ1にフルATM
を採用したとすると、ATM通信網で転送されるデータ
単位であるATMセル(cell)を1つ1つ切り出す
技術が不可欠となる。つまりセル同期を確立し、各セル
の位置を検出(セルの切り出し)する必要がある。この
ような各セルの切り出しを行うのに、CRC(Cycl
ic Redundancy Check) 演算は極
めて有効な手法と言える。つまりセルのヘッダについて
CRC演算を施し、そのCRC演算結果が一定値になっ
たときに各セルが検出され、セル同期が行える。この場
合、セルのヘッダ自身の誤り検出も、本来のCRC機能
により当然行えることになる。なお、セルに誤りが含ま
れていたとしても、いわゆる前方保護および後方保護に
より、セルの同期は十分確保される。
【0003】通常各ATMセルは、上記のヘッダと、本
来の情報を伝送するペイロードとから構成され、また該
ヘッダ内にはHEC(Header Error Co
ntrol)というフィールドが含まれている。上記の
CRC演算結果はこのHECに書き込まれる。本発明は
、ATMセルの送信側において、ヘッダに対するCRC
演算を行った結果をセル同期確立用信号としてHECに
書き込み、またATMセルの受信側において、受信した
ATMセルのヘッダに対するCRC演算を行った結果と
、この受信したATMセルのHECに送信側で書き込ま
れたCRC演算結果との一致を検出することによってセ
ル同期が行われたことを検出し、同期検出信号を出力す
るための同期回路について述べる。
【0004】
【従来の技術】まず、上記CRC演算を行うための従来
のCRC演算器について説明する。図40は従来のCR
C演算器の第1例を示す図である。第1の従来例(図4
0)は、いわゆるテーブルによるCRC演算結果の読出
し方式であり、テーブルを内蔵した ROM11、すな
わちROMテーブルからなる。
【0005】入力されたmビットのビット列Binに対
する、全通りのCRC演算結果Cout を、このRO
Mテーブルに予め記憶する。この入力ビット列Binを
 ROM11のアドレスとみなし、このとき読み出され
るデータが、求めるCRC演算結果である。図41は従
来のCRC演算器の第2例を示す図である。第2の従来
例(図41)は、いわゆるシフトレジスタ方式であり、
直列に接続されたシフトレジスタ12と各シフトレジス
タ間に挿入された排他的論理和ゲート(EX−OR)1
3 とからなる。各排他的論理和ゲート13にはコネク
タ14が接続する。コネクタ14は、CRC演算に用い
る生成多項式の各次数の係数(“1”又は“0”)に応
じて、CRC演算結果Cou’tを接続または非接続(
真理値“0”に固定)とする。該係数が“0”のものに
ついては EX−OR13による引算は行わないように
するためである。
【0006】かくして、初期状態で、すべてのシフトレ
ジスタ12の値を“0”クリアした後、図の左側から順
次ビット列が入力され、最終のビットが左端のシフトレ
ジスタ(χ0)12に入力されたときの全シフトレジス
タ(χ0 ,χ1 …χn−1)12の値が、求めるC
RC演算結果を表し、従って、χ0 〜χn−1 の値
をその時点で読み出し、並べた値Cout が求める値
である。
【0007】図42は従来のCRC演算器の第1例を改
良した一例を示す図である。第1の従来例の改良例(図
42)は、複数のROMテーブルと複数の排他的論理和
ゲートを組み合わせたCRC演算結果の読出し方式であ
り、複数の ROM11と、複数の排他的論理和ゲート
 (EX−OR)13とを図示のように並列接続したも
のである。ただし、それぞれの ROM11の中身は異
なり、ROM1,ROM2,…というようになる。例え
ばROM1は“XXX…X  000…0”の演算結果
が入っており(XXX…Xはα1 ビット、000…0
はm−α1 ビット)、ROM2には“XXX…X  
000…0”の演算結果が入っている(XXX…Xはα
2 ビット、000…0はm−α1 −α2 ビット)
【0008】入力されたmビットのビット列Binを、
適当なビット数に区切り(α1 ,α2 …αp で表
し、各々は例えば5ビット)、対応する ROM11か
ら読み出される各CRC演算結果(各々、nビットとす
る)を図示のように各 EX−OR13に入力する。そ
して最終段の EX−OR13から、求めるCRC演算
結果Coutを得る。なお生成多項式のビット数よりも
残余のαp+1 ビットのビット数が少ないときは、そ
のまま余りとして最終段の EX−OR13にαp+1
 が入力される。
【0009】この改良例によれば、ビット数mが増大し
ても、 ROM11に要求されるアドレス空間は、第1
の従来例(図40)のように指数関数的に増大すること
はない。 また、上記の第2の従来例と対比すると、CRC演算処
理が並列処理であるから、各論理デバイス(ROM11
,EX−OR13)に高速性が要求されない、という利
点がある。以上述べたCRC演算器の各例は、連続した
ビット列を一定ビット長で区切って分割した、各分割ビ
ット列に対しCRC演算を行うのには都合がよい。つま
り、有限の時系列を有する各入力ビット列をCRC演算
の対象とするのに適している。これを図43に示す。
【0010】図43は有限の時系列を有する入力ビット
列を表す図である。本図では、例えばmビット長で区切
ったビット列Binを示し、q番目の分割ビット列とq
+1番目の分割ビット列のところを抜き出して示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ATM伝送
技術の中のフルATM伝送方式の同期回路においては、
上記のような有限の時系列を有する入力ビット列を対象
とするのではなく、無限の時系列を有する入力ビット列
(ATMセル群)を対象とするので、入力ビット列を1
ビットずつシフトしながら連続的にCRC演算結果Co
ut を得る必要がある。
【0012】図44は無限の時系列を有する入力ビット
列を表す図である。本図は、CRC演算の対象が1ビッ
トずつシフトして行く様子を示している。すなわち、上
記のフルATMにおけるセルの切り出しは、入力ビット
列Binに対し順次ビットをずらして毎回CRC演算を
実行することにより行われ、本図では、q番目と、q+
1番目とq+2番目の、CRC演算対象となる入力ビッ
ト列Binを表す。
【0013】図45は無限の時系列を有する入力ビット
列を対象とする同期回路の第1例を示す図、図46は無
限の時系列を有する入力ビット列を対象とする同期回路
の第2例を示す図である。これらの回路により連続的に
求めるCRC演算結果Cout が得られる。なお図4
6Cp ,Cp+1 …はそれぞれ固有のタイミングで
発生し、これらのいずれかがCout をなす。
【0014】第1回路例(図46)は、既述の第1の従
来例の改良例(図42)をベースにしたものに相当し、
多段のシフトレジスタ12と、CRC演算部16とから
なる。このCRC演算部16は既述の図40又は図42
の回路構成と基本的に同じである。第2回路例(図46
)は、多数並設されたCRC演算部17と、これらを制
御する制御装置18とからなる。各演算部17の構成は
既述の第2の従来例(図41)と基本的に同じである。
【0015】しかしながら、第1の従来例(図40)を
用いた場合は、ビット数mの増大に伴い ROM11の
アドレス空間の指数関数的に増大し、ハードウェア規模
が大きくなるという問題が生ずる。その改良例(図42
)を用いた場合は、 EX−OR13が多段に接続され
、ATMのレイヤ1の動作速度が、 620Mb/s 
または 155Mb/s であるため、処理の際のゲー
ト(EX−OR) 遅延が問題になる。
【0016】一方、第2の従来例(図41)が、mビッ
ト入力し終わった時点で結果が出る構造になっているた
め、第2回路例(図46)では、CRC演算部17が複
数個必要でハードウェア規模が増大し、また制御装置1
8が必要になるという問題もある。したがって本発明は
上記諸問題点に鑑み、数 100Mb/s 以上の超高
速データに対しても、処理遅延を増大させず、また装置
規模を増大させることなく、無限の時系列からなる入力
ビット列より連続的にCRC演算結果が得られるCRC
演算器を備えた同期回路を提供することを目的とするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る同期
回路の原理ブロック図である。本図において、本発明に
係る同期回路20は、シフトレジスタ手段21と、連続
CRC演算部22と、同期制御部23とから構成される
【0018】
【作用】シフトレジスタ部21は、データ伝送に供され
るATMセル(第2図)を構成する入力ビット列Bin
をビットシリアルに受信して保持する。連続CRC演算
部22は、通常のCRC演算プロセスに予め変形を加え
、演算量を減少させた変形CRC演算プロセスに従って
CRC演算を行う。
【0019】同期制御部23は、連続CRC演算部22
からのCRC演算結果Cout を入力とし、ATMセ
ルの送信側にあってはCRC演算結果Cout を同期
確立用信号Se として該ATMセル内に含めて送信し
、また、該ATMセルの受信側にあっては送信側より送
信されたCRC演算結果Cout と、受信側の連続C
RC演算部22で演算して得たCRC演算結果Cout
 とが一致したとき同期検出信号Sd として出力する
【0020】図2は本発明が適用されるATMセルの一
般的なフォーマット図である。本図において、上欄の1
,2,3…8はLSB(1)からMSB(8)までのビ
ット位置を示し、右側の1,2,3…53はATMセル
内(以下、単にセルとも言う)の区分を示すオクテット
である。セルは、ヘッダとペイロード(セルの中身であ
るデータ)とに区分される。VPI(Virtual 
Path Identifier) ,VCI(Vir
tual Circuit Identifier)は
セルの宛先を表示するものである。CLPはセルロスプ
ライオリティである。このうちVPI1は、NNIのと
きはVPIの一部であり、UNIのときは、GFCと呼
ばれるセルの競合制御を行うための情報が入る。既述の
HECはヘッダ全体の監視部分である。
【0021】第2図に示す構造のセルがATM通信網の
伝送路上を、1オクテット目のMSB→LSB、2オク
テット目のMSB→LSBの順序で、連続的に流れてお
り、HECの対象範囲は第1オクテットから第4オクテ
ットまでであり、HECまで含めてCRC演算を行うと
、正常なセルであればCRC演算結果Cout がオー
ル“0”になると想定する。また、用いる生成多項式G
は例えば、 G=χ8 +χ2 +χ1 +χ0 ……(1)である
。このオール“0”を検出して、セルの同期が連続的に
とられる。
【0022】また前述した、通常のCRC演算プロセス
とは、以下のとおりである。 ある時系列の入力ビット列Bin …an ,an+1 ,an+2 …an+m−1 ,
an+m ,an+m+1 ,an+m+2 …につい
て、an からan+m−1 までについてのCRC演
算結果をCn 、 CRC演算に用いる生成多項式は例えば上述のGであり
、これらは、
【0023】
【数1】
【0024】       Fn =an χm−1 +…+an+m
 χ1 +an+m−1 χ0           
=Qn G+Cn (Qn は商)         
         ……(3)と表すことができる。こ
こで、R(f/g)はf/gの余りを求める関数である
。また、演算は全てモジュロ2の演算である。通常、上
記の関数R(f/g)に要する演算量は大であり、その
ためにCRC演算を行うのに必要なハードウェア規模は
大になり既述の問題点が発生する。本発明は、シフトレ
ジスタ部21と連続CRC演算部22によってその演算
量を大幅に減らすものである。
【0025】
【実施例】図3は本発明に基づく第1実施例を示す図で
ある。本図において、第1CRC演算部31は、シフト
レジスタ部21から押し出されたオーバーフロービット
(B1)をm次の項とみなし、このm次の項を当該CR
C演算に用いる生成多項式で除算して得た余りを第1C
RC演算結果C1とする。
【0026】第2CRC演算部32は、そのオーバーフ
ロービットB1が押し出されると同時に第2ビット列B
2側に現れるビットを0次の項とみなし、この0次の項
と、直前で得たCRC演算結果Cout を生成多項式
Gで除算した余りとを加えた値を第2CRC演算結果C
2とする。そしてこれらC1とC2の差分を減算部33
にてとり、求めるCRC演算結果Cout となす。
【0027】上記の第1実施例においては、以下の数式
で表す着眼点に基づいて連続CRC演算部22を形成し
ている。再び前述の式(2)および式(3)を参照する
と、まず式(2)におけるCn を1ビットシフトした
後のCRC演算結果Cn+1 は、
【0028】
【数2】
【0029】であり、Fn+1 はFn から1ビット
、CRC演算の対象が移動したものであるから、
【00
30】
【数3】
【0031】これを分解して整理すると、
【0032】
【数4】
【0033】第1項は余り0であるからこれを消去して
【0034】
【数5】
【0035】再び分解して
【0036】
【数6】
【0037】この第1項の演算子内のCn は、図3の
フィードバックライン34からの値に相当し、第2項の
演算は演算部31に係り、第3項の演算は演算部32に
係る。なお、この第3項は生成多項式Gより次数が低く
、実際にはこれが即余りとなるので、
【0038】
【数7】
【0039】と、表すことができる。 式(7)は、Cn+1 を求めるのに、Cn χ−an
 χm +an+m χ0 についてCRC演算を施せ
ば良いことを意味している。 さらに、式(9)は、Cn+1 を求めるに、■  C
n χについてCRC演算を施し、■  an χm 
についてのCRC演算の結果を引き、■  an+m 
χ0 を加える。 ことを意味する。
【0040】ここで、■は、ビット数が小さいため第1
の従来例(図40)でも、実施可能であり、また連続し
た処理が可能であるから第2の従来例(図41)でも実
施可能である。■は、an が“0”の時は演算結果が
オール“0”であり、an が“1”の時は演算結果が
【0041】
【数8】
【0042】であり、どちらも、予め分かっている値で
ある。■は、■,■の結果の下1ビットについて、結果
を反転するか否かである。第1実施例をもう少し実用的
に構成すると、図4の如くなる。図4は第1実施例に対
応する実現例を示す図である。図示のとおり、mビット
分のシフトレジスタ21と、CRC演算部35と、CR
C記憶部36とからなる。以下、動作を説明する。
【0043】 i)初期状態(この同期演算回路20にデータビット列
Binが入力されてない状態)のとき シフトレジスタ21およびCRC記憶部36はオール“
0”にリセットされている。 ii)初期状態の次の状態のとき シフトレジスタ21の最下位ビットと、CRC演算部3
5にa1 が入力される。このとき、シフトレジスタ2
1では、データが最下位ビットから最上位ビット方向へ
シフトされる。さらに、このとき、同時にCRC記憶部
36から、1つ手前の状態(初期状態)のCRC演算結
果、すなわち、オール“0”が、また、シフトレジスタ
21の最上位ビット(出力)からの“0”がそれぞれC
RC演算部35に入力される。この状態で、CRC演算
部35は、次のCRC演算値を決定し、CRC記憶部3
6にセットする。
【0044】 iii)  ii)の次の状態のとき シフトレジスタ21の最下位ビット(入力)および、C
RC演算部35に、a2 が共に入力される。このとき
、シフトレジスタ21では、データが最下位ビットから
最上位ビット方向へシフトされる。さらに、このとき、
同時にCRC記憶部36から1つ手前の状態(上記i)
の状態)のCRC演算値が、また、シフトレジスタ21
の最上位ビットからの“0”がそれぞれCRC演算部3
5に入力される。この状態で、CRC演算部35は、次
のCRC演算値を決定し、CRC記憶部36にセットす
る。
【0045】 iv)am+1 が入力されるとき シフトレジスタ21の最下位ビット(入力)および、C
RC演算部35にam+1 が共に入力される。このと
き、シフトレジスタ21では、データが最下位ビットか
ら最上位ビット方向へシフトされる。さらに、このとき
、同時にCRC記憶部36から1つ手前の状態のCRC
演算値が、また、シフトレジスタ21の最上位ビットか
らのa1 がそれぞれ演算部35に入力される。この状
態で、CRC演算部35は、次のCRC演算値を決定し
、CRC記憶部36にセットする。
【0046】 v)定常状態のとき CRC記憶部36には、Cn (an からan+m−
1 までのCRC演算結果)が記憶されている。この時
点で、次のデータan+m が、シフトレジスタ21の
最下位ビット(入力)およびCRC演算部35に入力さ
れる。この時シフトレジスタ21では、データが最下位
ビットから最上位ビット方向へシフトされる。さらに、
このとき、同時にCRC記憶部36からCn が、また
、シフトレジスタ21の最上位ビットからのan がそ
れぞれCRC演算部35に入力される。この状態で、C
RC演算部35は、次のCRC演算値Cn+1を決定し
、CRC記憶部36にセットする。
【0047】上述した第1実施例(図3)のCRC演算
動作を要約すると次のとおりである。シフトレジスタ部
21は、入力されるビット列Binにmビット長の遅延
を与える。第1CRC演算部31は、シフトレジスタ部
21から押し出される第1ビット列B1を取り入れて第
1のCRC演算を行う。
【0048】第2CRC演算部32は、シフトレジスタ
部21の入力段で分岐した第2ビット列B2を取り入れ
て第2のCRC演算を行う。なお、B2は実質的にBi
nと同じである。減算部33は、第1CRC演算部31
および第2CRC演算部32からの第1CRC演算結果
C1および第2CRC演算結果C2との間の差分をとり
、減算部33から時系列的に、求めるCRC演算結果C
out を得る。
【0049】本発明の連続CRC演算部22は、図44
を参照すると、q+1番目のビット列のCRC演算を行
うに際し、q+1番目にビットシフトしたことによりq
番目のビット列から外れる過去のビット(またはビット
列)と、新たに参入する現在のビット(またはビット列
)とを同一のタイミングに揃えてCRC演算した上で各
CRC演算結果の差をビット毎に連続して送出するよう
にしたものである。
【0050】図5は本発明に基づく第2実施例を示す図
である。本図において、第3CRC演算部41は、mビ
ット遅延し、かつm次の項とみなした第1ビット列B1
について、CRC演算に用いる生成多項式Gで除算して
得た余りを第3CRC演算結果C3とする。第4CRC
演算部42は、第1ビット列B1と同一のビット列の下
部に、シフトレジスタ部21に蓄積されているビット列
と同一のものをつけたとみなした第2ビット列B2を生
成多項式Gで除算して得た余りを第4CRC演算結果C
4とする。すなわち、an−2 ,an−1 ,an 
,an+1 …an+m−1 ,an+m ,an+m
+1 なるビット列に対し、第3CRC演算部41およ
び第4CRC演算部42は、下記のB1およびB2につ
いてのCRC演算を行う。
【0051】 B1:“…an−2 ,an 00000…0”(但し
、0はm個) B2:“…an−2  ,an ,an+1 an+2
 …an+m−1 ” ここで、上記B1およびB2の各先頭の“……”の部分
は、B1,B2どちらも同じ時間位置から始まる。例え
ば、ao からとか、al からという具合である。
【0052】そしてこれらC3とC4の差分を減算部4
3にてとり、求めるCRC演算結果Cout となす。 上記の第2実施例においては、以下の数式で表す着眼点
に基づいて連続CRC演算部22を形成している。 第1実施例で説明したのと同様に、ある時系列の入力ビ
ット列Bin …an ,an+1 ,an+2 …an+m−1 ,
an+m ,an+m+1 ,an+m+2 …につい
て、an からan+m−1 までについてのCRC演
算結果をCn 、 CRC演算に用いる生成多項式をG、 とおくと、これらは、前述の式(2)および式(3)に
よって表すことができる。
【0053】このときCn は、
【0054】
【数9】
【0055】と表される。この式(11)はさらに次の
ように書き換えることができる。
【0056】
【数10】
【0057】この式(12)の導出原理は、以下の通り
である。 al ,al+1 ,…an−1 ,an ,an+1
 ,…an+m ,an+m+1 のビット列を、次の
2つのビット列に分けて考える。 B1:al ,al+1 ,…an−1 ,0,0,0
…0(但し0はm個) B2:al ,al+1 ,…an ,an+1,…a
n+m ,an+m+1  式(12)は、もともと、次のビット列を対象としてい
る。
【0058】B0:an ,an+1 ,…an+m 
,an+m+1 したがって、B0はB2−B1と等価
である。ここに式(12)の右辺第1項(R〔……〕)
はビット列B2を表し、第2項(−R〔……〕)はビッ
ト列B1を表す。ここで、ビット列B1,B2の先頭ビ
ットはいずれもal であり、同一の時間位置で始まる
【0059】第2実施例をもう少し実用的に構成すると
、図6の如くなる。図6は第2実施例に対応する実現例
を示す図である。図示するとおり、mビット分のシフト
レジスタ21と、前述の第3CRC演算部41および第
4CRC演算部42と、 EX−OR処理部44とから
なる。以下、動作を説明する。第3CRC演算部41は
式(12)の第2項の演算を、第4CRC演算部42は
式(12)の第1項の演算をそれぞれ行う部分である。 モジュロ2の演算においては、足し算も引き算も排他的
論理和(EX−OR) で処理できるため、CRC演算
部41とCRC演算部42の各演算結果について EX
−OR処理部42で排他的論理和をとることにより、求
める目的のCRC演算結果Cout が得られる。
【0060】かくして、無限の時系列を有する入力ビッ
ト列に対し、1ビットずつシフトしながら連続的にCR
C演算結果を得ることができ、前述したフルATMのも
とでの各セルの切り出しが容易に実現されることになる
。以下、既述の第1実施例および第2実施例の各々につ
いて、詳細例を示す。図7は第1実施例を実現する第1
詳細例を示す図である。図4のCRC演算部35は、本
図において ROM35として示されている。またこの
 ROM35は、図42の並列接続タイプで置き換えて
もよい。図7の例では、m=40ビット、l(余り)=
8ビットとした。 40=8ビット×5オクテットである。
【0061】図8は第1実施例を実現する第2詳細例を
示す図である。この第2詳細例は、既述の第2の従来例
(図41)をベースにしたものであり、図3の第1およ
び第2CRC演算部31および32のうち、前者(31
)は、an との演算部であり、後者(32)は図41
のCRC演算器に相当する。上記の、an との演算部
31は、an が“1”のとき、
【0062】
【数11】
【0063】と、各シフトレジスタ12の出力との排他
的論理和をとり、an が“0”のときはそのまま式(
13)の値を出力する。さらにこの結果(Cn+1 )
を再び各シフトレジスタ12に設定し直す。なお排他的
論理和ゲート13やコネクタ14については既に述べた
とおりである。図8の例では、m=40ビット、l=8
ビットとし、
【0064】
【数12】
【0065】である。また既述の式(1)より、コネク
タ14の「0」,「1」および「2」が接続で、コネク
タ14の「3」,「4」,「5」,「6」および「7」
(これらについては図中に明記せず)は非接続で、“0
”固定である。図9は第1実施例を実現する第3詳細例
を示す図であり、図8の構成をベースに変形を加えたも
のである。図3の第1および第2CRC演算部31およ
び32のうち、前者(31)は図2のCRC演算器に相
当し、後者(32)は、R(χm /G)出力部からな
る。
【0066】R(χm /G)出力部32は、an が
“1”のとき、前述の式(13)の値を出力する。従っ
てDi はR(χm /G)に応じてχi の項が“1
”であり、an が“1”のとき、真理値“1”を出力
する。また13は、 EX−ORゲートであり、各シフ
トレジスタ12の出力と、対応するコネクタ14の出力
およびDi との排他的論理和をとり出力する。
【0067】ここで、各定数は上記の第2詳細例(図8
)の場合と同様であり、Di については、
【0068
【数13】
【0069】より、 D1 ,D2 ,D6 は、an が“1”のとき“1
”、D0 ,D3 ,D4 ,D5 ,D7は“0”固
定である。図10は第2実施例を実現する第1詳細例を
示す図であり、図6のCRC演算部41および42とし
ては、各々、図7の ROM35およびCRC記憶部3
6の構成を流用している。
【0070】図11は第2実施例を実現する第2詳細例
を示す図であり、図10に示す2つのCRC演算部41
,42を1つにまとめたCRC演算部45を採用してい
る。なお、図10の ROM35としては、図11にお
いて、2l+2ビット入力−2lビット出力の ROM
35′を用いる。図12は第2実施例を実現する第3詳
細例を示す図であり、図6のCRC演算部41としては
、図9の構成を流用し、図6のCRC演算部42として
は、図41の構成を流用して、図6の EX−OR処理
部44としてR(χm /G)出力部46を用いる。図
12中の各定数は、図9で説明した場合と同一である。
【0071】図13は本発明に基づく第3実施例を示す
図である。本図において、連続CRC演算部22は、ワ
イヤドロジック部51と余り算出部52とからなる。ワ
イヤドロジック部51はmビットのシフトレジスタ部2
1から各ビット対応にm個のビット出力bを入力し、該
mビット出力bの各々を、複数のビット位置のうち各該
mビット出力毎に予め定められた所定のビット位置に分
配する。余り算出部52は上記の複数のビット位置にそ
れぞれ対応する複数の入力ゲート53を備え、各該入力
ゲート53毎に分配されて入力された前記ビット出力b
の和算を実行し、生成多項式Gで入力ビット列Binを
除算して得られるであろう余りと等しい余りを算出する
。これがCRC演算結果Cout として、同期制御部
23に与えられる。
【0072】この第3実施例はある数学的手法に着目し
て成立するものであるが、その数学的手法の説明は若干
複雑となるので、まず概念的なイメージを簡単に述べる
。仮に10進数「1013」(入力ビット列Binに相
当)を、「2」(生成多項式Gに相当)で除算して得た
余り(R)は、通常は、
【0073】
【数14】
【0074】というプロセスで求まる。ところがある数
学的性質に着目すると、桁単位の余りを足し算すること
によって、同様に余りが求められる。すなわちとして、
各桁単位の余りを足し算し、 0+0+1=「1」 から、余り「1」を得ることができる。
【0075】次に前述した数学的手法の詳しい説明を行
う。mビットのシフトレジスタ部21に保持された入力
ビット列Binの受信符号を多項式C(χ)として表す
と、次式のようになる。       C(χ)=Cm−1 χm−1 +Cm−
2 χm−2 +Cm−3 χm−3 +      
………+C0 χ0                
                       ……
(16)次にC(χ)を生成多項式G(χ)で除算する
が、このとき生成多項式G(χ)としてg+1ビットの
生成多項式で除算する場合について説明する。仮にG(
χ)=χ8 +χ2 +χ+1とすればg=8(8次)
であるが、ここではg+1(=9)ビットの生成多項式
でCRC演算(除算)を行いCRC演算結果(余り)R
(χ)を求める場合の一般的手法を説明する。
【0076】このときの演算結果R(χ)は、
【007
7】
【数15】
【0078】で表される。modはモジュロ2の演算で
ある。またpは入力ビット列Binの次数で、例えばp
=0〜p=39である(入力ビット列Binが40ビッ
トの場合)。ここで式の展開をさらに進めるために特別
の値をもつ符号列Ep (χ)を導入する。       Ep (χ)=χp          
                         
    ……(18)である。つまりEp (χ)はp
次の項の係数のみが1で残りは全て0となる数である(
前述した1000や10参照)。
【0079】このEp (χ)を上記式(17)に代入
すると、       Rp (χ)=Ep (χ)mod(G(
χ))                =χp−3 
mod(G(χ))                
        ……(19)が得られる。この式(1
9)のRp (χ)は次のように表すことができる。
【0080】
【数16】
【0081】なお式(20)内のgは上述したgである
。 そこで、式(20)と式(17)を、式(19)に代入
すると、次の式(21)が得られる。
【0082】
【数17】
【0083】ここで着目すべき点は、式(21)から式
(22)に変換したことである。これはΣの順番を入れ
替えても値は変わらない、という変換則に基づいている
。 この式(22)より求める余りR(χ)のj次の項の係
数rj は、
【0084】
【数18】
【0085】なる式(23)を計算すればよいことにな
る。この式(23)は、既述の簡単な説明において、各
桁単位の余りの和を求めたこと(0+0+1=「1」)
に相当する。したがって受信符号C(χ)のp次の項(
0〜39)の係数が1である項、すなわちrpj=1(
jは0〜7) である項の数を計数し、その計数結果が奇数ならrj 
=1となり、その計数結果が偶数ならrj =0となる
。これはパリティチェック演算で簡単に求めることがで
きる。
【0086】上記の数学的手法に基づいて図13のワイ
ヤードロジック部51を組む場合、上記Ep (χ)の
1つ1つについて生成多項式G(χ)で除算した余りR
(χ)は予め一義的に定まるので、それを利用すればワ
イヤードロジック部51および余り算出部52はきわめ
て単純に構成でき、ハードウェア規模は小形化する。図
14は第3実施例に対応する実現例を示す図である。本
図において、ワイヤードロジック部51は図示する配線
からなる。その入力側はmビットのシフトレジスタ21
(図ではm=0〜m=39)に接続し、その各々はフリ
ップフロップFFからなる。C00,C01…C39は
前述のC(χ)に相当する。ワイヤードロジック部51
の出力側は余り算出部52の各入力ゲート53に入る。 各入力ゲート53は例えば公知のパリティチェック回路
(PC)によって構成される。各パリティチェック回路
PC(例えば EX−ORゲート群よりなる)から出力
されたビット(χ7 ,χ6 …χ0)が求めるCRC
演算結果Cout (前述のR(χ)に相当)となる。 前述の実施例と同様に、このCout は同期制御部2
3に入力される。
【0087】図14のワイヤードロジック部51は、単
項式に対するCRC演算結果が予め計算により求められ
るので、この計算結果に従ってその内部の配線が決定さ
れる。つまり、前述のように上記Ep (χ)の1つ1
つについて生成多項式G(χ)で除算した余りR(χ)
は予め一義的に定まるので、これを利用する。図15は
図14のワイヤードロジック部を構成するためのビット
パターン図である。このビットパターン図において、単
項式Ep (χ)は40ビット中1ビットのみが1とな
り残りは全て0になるビット列であり、そのビット1が
立つビット位置は相互に異なる。図では、ビット1が左
上から右下に向って斜めに一直線に並ぶように配列され
ている。そしてχ39,χ38…χ00に対応する各E
p (χ)の値を生成多項式G(χ)で除算した余りR
(χ)は、同図中右欄に示す各8ビットのビット列とな
る。例えばχ39の項については、余りが 00110001 である。そこで、χ39の項については、上記8ビット
(00110001)のうち、ビット1が立つビット位
置(3つある)に対応する入力ゲート53に対して配線
を行う。図14では、C39についてχ5 とχ0 に
対して配線されている(χ4 については図示省略)こ
とが分かる。 また例えばχ38の項については、余りが100110
11 である。そこで、χ38の項については、上記8ビット
(10011011)のうち、ビット1が立つビット位
置(5つある)に対応する入力ゲート53に対して配線
を行う。図14では、C38についてχ7 とχ0 に
対して配線されている(χ1 ,χ3 ,χ4 につい
ては図示省略)ことが分かる。
【0088】図14中、ワイヤードロジック部51内に
おいて水平右方向に伸びる配線群と、これらを受けるパ
リティチェック回路(PC)とによって、図15中、右
欄のビット列を、各ビット位置(jビット)を揃えて縦
方向に加算するのと等価な演算を行わしめ、目的とする
余りR(χ)を得る。図16は本発明に基づく第4実施
例を示す図である。本図において、連続CRC演算部2
2は余り演算部61と遅延部62とから構成される。ま
たシフトレジスタ部21はk段のシフトレジスタからな
る。kは特定の値であるが、1よりも大で、かつ、AT
Mセルの1オクテットを構成するビット数(例えば8)
よりも小である。 そしてこのk段シフトレジスタの第1段目のビット出力
と第k段目のビット出力は、余り演算部61におけるC
RC演算に供する3つの入力のうちの2つをなす。残り
の1つの入力は遅延部62からの出力である。余り演算
部61からは、k段シフトレジスタのシフトタイミング
に合せて順次連続的にCRC演算結果Cout が出力
され、このCout は一方において、既述の実施例同
様、同期制御部23に出力されるが、他方において遅延
部62に出力される。このため遅延部62から余り演算
部61の入力に与えられるのは、直前に得られたCRC
演算結果である。
【0089】かくして、余り演算部61は上記の3つの
入力を同時に受けて所定の演算を実行し、CRC演算結
果Cout を生成する。この第4実施例はある数学的
手法に着目して成立するものである。これを以下に説明
する。 まず図17を参照する。図17は第4実施例の説明に用
いるATMセルの一般的なフォーマット図である。本図
は図2に示すATMセルを、ヘッダに関してヘッダデー
タをビット単位に表したものである。以下の説明はこの
ビット単位で考察する。
【0090】入力ビット列Binのある時系列を取り出
してWとすると、 W:………ωn−1 ωn ωn+1 ωn+2ωn+
3 ωn+4 ωn+5 ……… と表せる。但し、ωn は8つの因子 ωn0  ωn1  ωn2  ωn3  ωn4  
ωn5  ωn6  ωn7で表される数列である。す
なわち、ωn を多項式で表現すれば       ωn =ωn0χ7 +ωn1χ6 +ω
n2χ5 +………+ωn7χ0   ……(24)と
なる。
【0091】ここで上記の時系列Wにおいて、ATMセ
ルのヘッダに相当する5オクテット分、すなわちωn 
+ωn+4 を取り出したとき、そのCRC演算結果C
out をCn とおく。またこのCRC演算に用いる
生成多項式をGとおく。そうすると、CRC演算結果C
nは、      Cn =(Fn ) mod(G)
                         
       ……(25)で表される。つまりFn 
をGで割った余りである。ここにFn は、次式に示す
多項式で表される。
【0092】       Fn =ωn χ8x4 +ωn+1 χ
8x3 +………ωn+4 χ8x0        
   =Qn ・G+Cn (Qn は商)     
                 ……(26)式(
26)において、ωn χ8x4 は第1オクテット、
ωn+1 χ8x3 は第2オクテット…ωn+4χ8
x0 は第5オクテットに相当する。ここで数学的帰納
法を採り入れて、Cn の次のタイミングで現れるCn
+1 について考察すると、Cn+1 は次のように表
される。
【0093】       Cn+1 =(Fn+1 )mod(G)
            =(Fn χ8 −ωn χ
8x5 +ωn+5 χ8x0)mod(G)    
        ={(Qn ・G+Cn )χ8 −
ωn χ8x5               +ωn
+5 χ8x0 }mod(G)          
  =(Cn χ8 )mod(G)−(ωn χ8x
5 )mod(G)              +ω
n+5 χ8x0                 
                ……(27)ここで
式(27)に対して次の6つの初期条件を設定する。
【0094】       C5 =0       C4 =ω0        C3 =(ω0 χ8 +ω1)mod(
G)      C2 =(ω0 χ8x2 +ω1 
χ8 +ω2)mod(G)      C1 =(ω
0 χ8x3 +ω1 χ8x2 +ω2 χ8 +ω
3)mod(G)      ω4 =ω3 =ω2 
=ω1 =0上記の初期条件を式(27)に設定すると
、求めるCRC演算結果Cnは次式で表される。
【0095】   Cn =(Cn−1 χ8)mod(G)−(ωn
−1 χ8x5)mod(G)+ωn+4 χ8x0 
…(28)最終結論である上記式(28)から明らかな
ことは、求めるCRC演算結果Cn が、Cn−1 と
ωn−1 とωn+4 の3つの要素からきわめて簡単
に表せることである。ただし、これら3つの要素はそれ
ぞれχ8 ,χ8x5 およびχ8x0の係数であって
相互に時間を異にして発生するから、余り演算部61に
て3つの要素の演算を実行するに際しては、3つの要素
が、該余り演算部61の入力において同一タイミングで
得られなければならない。図16に示したk段シフトレ
ジスタ21および遅延部62は、上記のタイミング合せ
のために存在する。なお、上記式(28)に示す3つの
要素Cn−1 ,ωn−1 およびωn+4 は、図1
6に示す各部分に現れる。
【0096】図18は第4実施例に対応する実現例を示
す図である。本図において、前述のk段シフトレジスタ
21は6段シフトレジスタ(6段従属接続のフリップフ
ロップFFからなる)によって構成され、入力ビット列
Binを受ける第1段目の出力より前述の要素ωn−1
 が供給され、その第6段目の出力より前述の要素ωn
+4 が供給されて、それぞれ余り演算部61に印加さ
れる。余り演算部61に入力すべきもう一つの要素Cn
−1 は遅延部62より与えられる。これは図示のとお
りD−FFで構成することができる。全体のタイミング
を規定するクロックCLKは例えば4Mの速度であり、
これに同期して各段FFよりビット出力D0 ,D1 
…D5 が送出される。また各FFのリセット入力には
リセット信号RSTが与えられる。リセット信号RST
は入力ビット列Binの受信と同時に立上り(図19参
照)、Binの受信が終了したとき立下る。
【0097】図19は図18の要部に現れる信号のタイ
ミングチャートである。本図中、図18の各信号と対応
する欄には同一の参照番号(CLK, Bin…)を付
して示す。本図におけるD0 の欄の下向き矢印Bin
が入力されてからは、このタイミングで初めて既述の3
つの要素(ωn−1 ,ωn+4 ,Cn−1 )が、
ω5 ,ω0 およびC0 として同時に出揃うことを
示している。このときの、求めるCRC演算結果はC1
 である。
【0098】次に図18における余り演算部61を詳し
く説明する。図20は余り演算部61の一詳細例を示す
図である。本図において、余り演算部61は例えば図示
のようなワイヤードロジック部63と、EX−OR(排
他的論理和)ゲート64と、CRC演算結果出力用の8
ビットの引出し線65からなる。ワイヤードロジック部
63は、前述した3つの要素ωn+4 ,ωn−1 お
よびCn−1 を、6段シフトレジスタ21のビット出
力D5 ,D0 および遅延部62の出力として、それ
ぞれ入力側に受け入れ、その出力側は例えば8ビット対
応の8つの EX−ORゲート64(3つのみ示す)に
接続される。ワイヤードロジック部63が図20のよう
に組み立てられている理由は、前述した第3実施例にお
いてワイヤードロジック部51が図14のように組み立
てられているのと近似している。つまり、図20におけ
る入力D5 ,D0 およびCn−1 の各々に対する
CRC演算結果は予め計算できるので(図15のR(χ
)の欄参照)、これを利用してワイヤードロジック部6
1の結線を行う。
【0099】図21は図20のワイヤードロジック部中
ビット出力D0 相当部分を構成するためのビットパタ
ーン図、図22は図20のワイヤードロジック部中ビッ
ト出力D5 相当部分を構成するためのビットパターン
図、図23は図20のワイヤードロジック部中直前のC
RC演算結果Cn−1 相当部分を構成するためのビッ
トパターン図である。
【0100】図21のD0 に関し、例えば次数χ7 
のビット列のうちビット1に対応する結線が、図20の
D0 欄の接続点Aとなり、また図22のD5 に関し
、例えば次数χ41のビット列のうちビット1に対応す
る結線(左端側の2連続ビットについてのみ示す)が、
図20のD5 欄の接続点Bとなり、また図23のCn
−1 に関し、例えば次数χ14のビット列のうちビッ
ト1に対応する結線(左端側の2連続ビットと右端の1
ビットについてのみ示す)が、図20のCn−1 欄の
接続点Cとなる。このように結線した上で、Cn の8
ビットの各ビット対応に8つの束にして対応する EX
−ORゲート64の入力にそれぞれ接続する。 EX−
ORゲートは加算機能を果し、加算結果が各ビット対応
に引出し線65にCn として送出される。
【0101】同期回路(図1の20)が実際にATM通
信システム内で使用されるに際しては、ATMセルを受
信する側に設けられる同期回路において、後方保護およ
び前方保護の機能も果さなければならない。すなわち同
期制御部(図1の23)は後方保護・前方保護手段を含
む必要がある。通常、後方保護は7段、前方保護は6段
である。
【0102】受信し始めたATMセルのヘッダから、既
述のCRC演算によって初めてセル同期を検出しても果
してそれが真実のセル同期検出かは分からない。そこで
同様のセル同期を連続7回検出したら、そのときに真実
のセル同期が検出されたものとみなし、同期検出信号(
図1のSd ) を供給開始するようにする。これが、
7段の後方保護の意味である。
【0103】一旦セル同期が確立した後、通常のデータ
受信を継続している間にも引続きセル同期の検出は行わ
れているが、常に正常に同期検出信号Sd が得られる
ことは限らない。このSd が得られない場合としては
、セル同期が外れてSd が得られなくなる場合と、本
来は同期検出信号が得られるべきところ、ノイズ等によ
り実際にはその同期検出信号がたまたま得られない場合
とがある。前者の場合はデータ受信を即座に中断してセ
ル同期を再検出する必要がある。しかし後者の場合はそ
の必要はない。データ受信は正常に続行できる状態にあ
るからである。そこで一旦セル同期が確立した後は、セ
ル同期が連続6回検出されなかったときに、本当にセル
同期が外れたものとみなし、同期検出信号Sd の供給
を停止するようにする。これが、6段の前方保護の意味
である。 かくして、本発明の同期回路20としては後方保護/前
方保護の機能を備えていることが望まれる。
【0104】図24はリセット手段を含む同期回路の原
理ブロック図である。本図の同期回路20は、図1の同
期回路、特に受信側の同期制御部23にリセット手段7
0を設けたものであり、該リセット手段70からのリセ
ット信号R/Sはシフトレジスタ部21および連続CR
C演算部22に印加される。CCITT勧告によれば、
一旦同期検出がなされたあとは、次に同期検出可能なタ
イミングを予想できるから、その間は同期検出動作を中
断してよいこととされている。これに従えば、後方保護
機能および前方保護機能は、53バイト(53オクテッ
ト)周期で飛び飛びに起動すればよい。この場合、単純
に、同期検出を53バイト周期で飛び飛びに起動するだ
けでは本発明の同期回路は機能しない。これは同期回路
20内に、データ保持機能を有するシフトレジスタ部2
1や連続CRC演算部22(CRC記憶部36や遅延部
62)が存在するからである。つまり当該データ保持機
能部に残される過去のデータをリセットしなければなら
ない。このためにリセット手段70が設けられる。この
リセット手段70は後方保護および前方保護を行う上で
不可欠である。以下、具体例を示す。
【0105】図25は図7の同期回路にリセット手段を
適用した例を示す図である。本図における動作は次のと
おりである。ここで、ROM 35には、予めan ,
an+40、Cn からCn+1を算出した結果が書き
込まれている。 i)n=−39のとき(初期状態) 同期制御部23は、CRC演算処理部71に対しリセッ
ト信号Rを送る。CRC演算処理部71内のシフトレジ
スタ21とCRC記憶部36の全ての内部状態はリセッ
トされる。
【0106】 ii)n=−38のとき シフトレジスタ21の最下位ビットとROM 35に最
初のデータa1 が入力される。この時、シフトレジス
タ21では、データの最下位ビットから最上位ビットの
方向(図で右方向)へシフトされる。さらにこの時、同
時にCRC記憶部36から1つ手前の状態(初期状態)
のCRC演算値、即ち、オール“0”が、また、シフト
レジスタの最上位ビットから“0”が入力される。この
状態で、ROM 35から次のCRC演算値が読み出さ
れ、CRC記憶部36にセットされる。
【0107】このとき、目的のCRC演算を行うのに充
分なビット数のデータがCRC演算処理部71に入力さ
れてないため、同期制御部23は何もしない。 iii)  −37≦n≦0のとき シフトレジスタ21の最下位ビットとROM 35にデ
ータan+39が入力される。この時、シフトレジスタ
では、データが最下位ビットから最上位ビットの方向(
図で右方向)へシフトされる。さらにこの時、同時にC
RC記憶部36から1つ手前の状態(初期状態)のCR
C演算値が、また、シフトレジスタ21の最上位ビット
から“0”が入力される。この状態で、ROM 35か
ら次のCRC演算値が読み出され、CRC記憶部36に
セットされる。
【0108】このとき、目的のCRC演算を行うのに充
分なビット数のデータがCRC演算処理部71に入力さ
れてないため、同期制御部23は何もしない。 iv)n=1のとき シフトレジスタ21の最下位ビットとROM 35にデ
ータa40が入力される。この時、シフトレジスタでは
、データが最下位ビットから最上位ビットの方向(図で
右方向)へシフトされる。さらにこの時、同時にCRC
記憶部36から1つ手前の状態(初期状態)のCRC演
算値が、また、シフトレジスタの最上位ビットから“0
”が入力される。この状態で、ROMから次のCRC演
算値が読み出され、CRC記憶部にセットされる。
【0109】目的のCRC演算を行うのに充分なビット
数のデータがCRC演算処理部71に入力されたので、
同期制御部23は、目的のCRC演算結果が同期状態の
値になるのを待つ。 v)n≧2のとき シフトレジスタ21の最下位ビットとROM 35にデ
ータan+39が入力される。この時、シフトレジスタ
では、データが最下位ビットから最上位ビットの方向(
図で右方向)へシフトされる。さらにこの時、同時にC
RC記憶部36から1つ手前の状態(初期状態)のCR
C演算値が、また、シフトレジスタの最上位ビットから
an−1 が入力される。この状態で、ROMから次の
CRC演算値が読み出され、CRC記憶部にセットされ
る。
【0110】目的のCRC演算を行うのに充分なビット
数のデータがCRC演算処理部71に入力されているの
で、同期制御部23は、目的のCRC演算結果が同期状
態の値になるのを待つ。 vi)iv)以後の状態で、同期のための前方保護の条
件を満たした状態において同期制御部23から同期検出
信号Sd が出力される。
【0111】 vii)  vi)の状態で、期待している位置で目的
のCRC演算結果が同期状態の値にならなかった時同期
制御部23からセット信号sが出力される。CRC演算
処理部は、同期状態時に期待されている内部状態と同等
な意味を持つ状態(シフトレジスタ→オール“0”、C
RC記憶部→オール“0”)にセットされる。
【0112】 viii)viの状態で同期外れが検出された時同期制
御部23からリセット信号が出力されるとともに、同期
検出信号が無くなり、状態i)に戻る。図26は図25
における同期制御部23の一例を示す図である。この中
には、リセット手段70も含む。
【0113】図27は図26におけるリセット信号を表
すタイムチャートである。本図中の 424は53(A
TMセルの全オクテット)×8(ビット)を意味し、4
0は5(ATMセルのヘッダの全オクテット)×8(ビ
ット)を意味する。リセット信号R/Sは、図示のとお
り周期的に出力され、CRC演算処理部71(図25)
へ出力される。図25における動作は次のとおりである
【0114】 (1)初期状態 ハント処理部72がハント状態になっている。 (2)ハント状態 マスターのリセットが解除されたとき、CRC演算処理
部71がCRC演算を開始し、次々とコンパレータ部2
4にCn が入力される。
【0115】コンパレータ部24では、Cn が目的の
値と一致したとき、一致信号を出力する。このとき、ハ
ント処理部72から擬似同期開始の信号PSが出力され
、後方保護部73にて後方保護動作が開始される。 (3)後方保護状態 後方保護動作を開始した後方保護部73は、信号PSが
入力された時点から53バイト毎に一致信号が連続7回
入力されることを確認する。このとき前方保護部74に
対し、同期開始信号SSを出力する。
【0116】連続7回の一致信号が得られないときは、
ハント処理部72と、CRC演算処理部71とにリセッ
ト信号R2およびR/Sを送り、上記の状態(2)に戻
る。 (4)同期状態 上記の状態(3)に続き、53バイト毎に一致信号が前
方保護部74に入力されている間は、同期状態である。
【0117】 (5)前方保護状態 53バイト毎の一致信号が途切れた時、前方保護部74
は、前方保護状態になる。このとき、同期検出信号Sd
 だけは、53バイト毎に出力されている。6回連続し
て一致信号が入力されなかったとき、前方保護部74は
リセット信号R1およびR/Sを出し、上記の状態(1
)に戻る。 そして53×i(i<6)バイト目に再び一致信号を入
力したとき、上記の状態(4)に戻る。
【0118】図28はリセット手段を図18の回路に組
み込んだ一例を示す図である。リセット手段70は、要
するに53オクテット(1 ATMセルの長さ)毎に頭
から5オクテットのCRC演算を実行させるものであり
、後方保護および前方保護には欠かせない。その第1具
体例は図25に示したとおりである。
【0119】図28に示す第2具体例は図18の同期回
路においてリセット手段70を組み込んだものである。 このリセット手段70は実際にはANDゲート75によ
ってきわめて単純に実現できる。これが図18の同期回
路の利点でもある。ANDゲート75は、既述のリセッ
ト信号RSTとヘッダカウンタ(図示せず)の出力Hと
を入力として、リセット信号R/Sを出力する。このリ
セット信号R/Sは、第6段目のフリップフロップFF
と、遅延部62をなすフリップフロップの各リセット入
力に印加される。 なお上記ヘッダカウンタは53オクテットに同期した周
期的な出力Hを生成するものであり、その波形を図29
のHの欄に示す。
【0120】図29は図28の要部に現れる信号のタイ
ミングチャートである。冒頭にも述べたように、CRC
演算はセル同期の検出のために供されるのみならず、A
TMセルのヘッダ自身の誤りを訂正するためにも供され
る。 このため同期回路20内の同期制御部23内には、前述
のリセット手段70の他に、ヘッダ誤り訂正手段も設け
られる。以下、本発明の同期回路、特に同期制御部23
内に組み込むのに好適なヘッダ誤り訂正手段の一例を示
す。
【0121】上述のようにヘッダ誤り訂正手段が能動状
態になるのは、同期回路が既述の後方保護を経て同期状
態に入ってからである。厳密には、該同期状態にあって
、かつ、直前に現れたATMセルのヘッダに誤りがなか
ったときである。したがって有限の時系列Ψψ0 ψ1
 ψ2 ψ3 ψ4  について考える。但し、ψi は、 ψi0ψi1ψi2ψi3ψi4ψi5ψi6ψi7で
ある。これを多項式で表現すると、時系列Ψは、  ψ
i =ψi0χ7 +ψi1χ6 +ψi2χ6 +…
+ψi7χ0             …(29)で
表される数列である。ここで目的とするCRC演算結果
CはC=0であるものとする。すなわち  C=Ψmo
d(G)=0                   
                         
…(30)である。
【0122】ところで、時系列Ψに1ビット誤りEが混
入したものとする。この場合Eは、   E=χe (0≦e≦39)          
                         
   …(31)で表される。0≦e≦39は、ヘッダ
の5オクテット分(5×8=40)の範囲を意味する。 そうすると、1ビット誤りEが混入したときのシンドロ
ームS(余り)は、式(30)によって次式のように表
せる。
【0123】   S=(Ψ+E)mod(G)     =Ψmod(G)+Emod(G)    =
Emod(G)                  
                         
     …(32)Ψmod(G)は0だからである
。かくして上記1ビット誤りEを訂正するためのシンド
ロームSを算出可能となる。 ここで、 0≦e≦7 であるならば、つまり0〜7の8ビット内に1ビット誤
りがあるとすれば、   S=Emod(G)=E            
                         
       …(33)となり、シンドロームSは単
項式のビット誤りEと一致する。
【0124】一方、生成多項式Gを分析すると、一般的
な生成多項式G(=χ8 +χ2 +χ+1)は、  
G=(χ+1)(χ7 +χ6 +χ5 +χ4 +χ
3 +χ2 +1)    …(34)となるため、生
成多項式Gの周期τは、τ=27 −1=127  となる。したがって、対象とする時系列の符号長を 1
27となみしたとき、1ビット誤りEを含む時系列Ψの
ビット列(Ψ+E)を、i(iは 127未満の自然数
)ビットだけ高次側へ巡回置換したとすると、(Ψ+E
)は(Ψ+E)′となる。ここに(Ψ+E)′は次式の
ように書き表わせる。
【0125】   (Ψ+E)′=〔χi (Ψ+E)〕mod(χ1
27 −1)              =(χi 
Ψ)mod(χ127 −1)           
   +(χi Ψ)mod(χ127 −1)   
                 …(35)したが
ってこの(Ψ+E)′についてのシンドロームS′は、   S′=〔(χi Ψ)mod(χ127 −1) 
     +(χi E)mod(χ127 −1)〕
mod(G)      =〔(χi E)mod(χ
127 −1)〕mod(G)      =(χi 
E)mod(G)      =χ(i+e)mod(
127) mod(G)              
                  …(36)上記
の(χi Ψ)mod(χ127 −1)の項は、誤り
を含まないので、0である。
【0126】式(36)において、 0≦(i+e)mod(127)≦7 となるような値iを選べば、シンドロームS′は簡単に
求まる。すなわち   S′=χ(i+e)mod(127)      
                         
        …(37)となり、エラー訂正が可能
となる。ここで、結果的にS′=(χi S)mod(
G) となることが知られているので、シンドロームSに対し
、   S′=(χ95+8xmS)mod(G)    
      (m=0,1,2,3,4)      
                    …(38)
を求め、これが、   S′=χ(95+8xm+e)mod(127) 
 〔但し、0≦(95+8m+e)mod(127)≦
7〕                  …(39)
となって、誤りを容易に検出できる。なお、複数ビット
誤りについては適用されない。
【0127】次に   S=CPO                  
                         
         …(40)  S−1=(χ87S
)mod(G)                  
                    …(41)
  Si =(χ8 Si−1 )mod(G)(0≦
i≦4)                    …
(42)を求める。なおCPOは図31に表す。
【0128】式(40)のSは最初のデータの状況を示
し、図解して表すと下記のようになる。
【0129】
【表1】
【0130】なお、■〜■は、ATMセルのヘッダの第
1オクテット〜第5オクテットにそれぞれ対応する。ま
た符号長は 127ビットとしている。上記式(41)
は、上図のS:において、先頭の87ビットを、ビット
列の右側へ移動する意味であり、結果的に下記S−1:
のようにヘッダを高次側へ巡回置換したことになる。
【0131】
【表2】
【0132】次にヘッダの第1オクテット■を右に移動
すると下記S0 :のようになる。このS0 は、上記
式(42)におけるiを、i=0としたものであり、S
0 =(χ8 S−1)mod(G)である。
【0133】
【表3】
【0134】以下、同様に1オクテットずつ右に移動す
ると、S1 は S1 =(χ8 S0 )mod(G)となり、下記S
1 :のように表わせる。
【0135】
【表4】
【0136】よって、最終的には次のようになる。 a)S=0(又は、S−1=0)の時→エラーなし。 b)Si =χj (0≦j≦7)の時→ωi(7−j
)←1+ωi(7−j)の処理が必要(ビット反転)。 c)(0≦j≦4)で前2項に条件が一致しない時→セ
ル廃棄を表示する。
【0137】ここに誤り訂正情報a),b)およびc)
のいずれかが得られる。上記の着眼により具体的にヘッ
ダ誤り訂正手段を構成した一例を以下に述べる。図30
はヘッダ誤り訂正手段の一具体例を示す図である。ただ
し、図28に示す同期回路に対して適用した例である。 また図31は図30の要部に現れる信号のタイミングチ
ャートである。これらの図を参照して説明する。まず図
30において、ビット訂正部89を除く部分は、ビット
誤り検出部である。ビット誤り検出部は図示の回路要素
82〜88からなる。図中のフリップフロップ82,8
3,85,88は主としてタイミング合せのために設け
られ、ビット訂正部89の2つの入力において、D″と
S3 のタイミングを一致させる。
【0138】またS−1演算部84およびSi 演算部
87は前述したビットの移動を実行するものである。図
32は図30におけるS−1演算部の一例を示す図、図
33は図32のS−1演算部を構成するためのビットパ
ターン図、図34は図30におけるSi 演算部の一例
を示す図、図35は図34のSi 演算部を構成するた
めのビットパターン図である。
【0139】次に図30のビット訂正部89について説
明する。図36は図30のビット訂正部の一例を示す図
、図37は図36の要部に現れる信号のタイミングチャ
ートである。 図36において91は演算回路、92〜94はフリップ
フロップ、95は EX−ORゲートである。図30に
おけるブロック89の前段においてヘッダ誤りが検出さ
れる。その後、その誤りの訂正は図36のビット訂正部
89により、図37の動作をもって行われる。ここでの
ヘッダ誤り訂正は、Si が1ビット誤りのときのデー
タとωi とのE排他的論理和を、 EX−ORゲート
95でとれば訂正データビットTが得られる、というも
のであるが、ここでまず演算回路91について考察する
【0140】この演算回路91は、 (i)Si =0であるとき、またはSi が1ビット
誤りのとき“1”を出力し 、(ii)Si が2ビット以上誤りのとき“0”を出
力する。この演算回路91の構成は後で述べるが、この
回路91の出力RC によってDフリップフロップ92
をリセットすることによって訂正データビットTが得ら
れる。これは、Si =0のとき、またはSi が1ビ
ット誤りのときのみ排他的論理和がとれるからである。
【0141】一方、RSフリップフロップ93について
みると、そのQ出力Uは、 i)Si =0のとき、またはSi が1ビット誤りの
ときに“1”となり、 ii)Si が2ビット以上の誤りのとき“0”である
。したがって、Si が全て2ビット以上誤りのときは
、U4 はまだ“0”を示す。このときはATMセルの
廃棄となる。なお、RSフリップフロップ93は、AT
Mセルのヘッダの先頭を表すS1 によってセットされ
る。
【0142】上記演算回路91についてさらに詳しく説
明する。ここで上記のSi を Si :s10  s11  s12  s13  s
14  s15  s16  s17 と表すことにする。 i)Si =0のとき
【0143】
【数19】
【0144】は“1”となる。Rcaは演算回路91内
の第1の結果である。 ii)Si が1ビット誤りのとき
【0145】
【数20】
【0146】は“1”となる。Rcbは演算回路91内
の第2の結果である。そして上記以外は2ビット以上の
誤りである。結局、演算回路91の出力Rc は、上記
のRcaとRcbの論理和出力ということになる。AT
Mセルは送信側より伝送路上を連続的に送られて来る。 仮にこの伝送路が切断されたとすると、受信側では a
ll“0”または all“1”のデータが現れる。仮
に all“0”が現れたとすると、CRC演算結果も
“0”となり、受信側はあたかも同期がとれたのと等価
な状態になる。これは擬似同期検出状態である。
【0147】そこで各ATMセルに予め送信側でそのヘ
ッダ内のHEC領域(図2のHEC)にオフセットビッ
ト列をマッピングするということが CCITTにて提
案されている。このオフセットビット列は例えば010
10101 である。このようなオフセットビット列がマッピングさ
れる場合に対処すべく、本発明では論理反転手段を導入
する。
【0148】図38は論理反転手段を含む同期回路の原
理ブロック図である。図中の 100が論理反転手段で
あり、前述のオフセットビット列の“1”“0”に対し
、“1”についてはCRC演算結果の対応するビットを
論理反転する。一方、“0”についてはCRC演算結果
の対応するビットをそのままの論理で通過させる。この
操作を数式で示すと、例えば前記の式(17)について
みると、 R(χ)=〔C(χ)+offset(χ)〕mod(
G(χ))のようになる。
【0149】図39は論理反転手段の一例を示す図であ
る。これは図14(第3実施例)の連続CRC演算部2
2に論理反転手段 100を適用したものであり、図3
8の論理反転手段100はインバータ 101の群から
なる。前記オフセットビット列のうち“1”に相当する
ビット位置にインバータ 101を接続したものである
【0150】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続的に入力されるATMセルのビット列のヘッダ部分に
対して連続的にCRC演算を行い高速の同期検出を可能
とする。しかもそのためのハードウェアを、数学的手法
に基づいてきわめて簡単に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期回路の原理ブロック図である
【図2】本発明が適用されるATMセルの一般的なフォ
ーマット図である。
【図3】本発明に基づく第1実施例を示す図である。
【図4】第1実施例に対応する実現例を示す図である。
【図5】本発明に基づく第2実施例を示す図である。
【図6】第2実施例に対応する実現例を示す図である。
【図7】第1実施例を実現する第1詳細例を示す図であ
る。
【図8】第1実施例を実現する第2詳細例を示す図であ
る。
【図9】第1実施例を実現する第3詳細例を示す図であ
る。
【図10】第2実施例を実現する第1詳細例を示す図で
ある。
【図11】第2実施例を実現する第2詳細例を示す図で
ある。
【図12】第2実施例を実現する第3詳細例を示す図で
ある。
【図13】本発明に基づく第3実施例を示す図である。
【図14】第3実施例に対応する実現例を示す図である
【図15】図14のワイヤードロジック部を構成するた
めのビットパターン図である。
【図16】本発明に基づく第4実施例を示す図である。
【図17】第4実施例の説明に用いるATMセルの一般
的なフォーマット図である。
【図18】第4実施例に対応する実現例を示す図である
【図19】図18の要部に現れる信号のタイミングチャ
ートである。
【図20】余り演算部61の一詳細例を示す図である。
【図21】図20のワイヤードロジック部中ビット出力
D0 相当部分を構成するためのビットパターン図であ
る。
【図22】図20のワイヤードロジック部中ビット出力
D5 相当部分を構成するためのビットパターン図であ
る。
【図23】図20のワイヤードロジック部中直前のCR
C演算結果Cn−1 相当部分を構成するためのビット
パターン図である。
【図24】リセット手段を含む同期回路の原理ブロック
図である。
【図25】図7の同期回路にリセット手段を適用した例
を示す図である。
【図26】図25における同期制御部23の一例を示す
図である。
【図27】図26におけるリセット信号を表すタイムチ
ャートである。
【図28】リセット手段を図18の回路に組み込んだ一
例を示す図である。
【図29】図28の要部に現れる信号のタイミングチャ
ートである。
【図30】ヘッダ誤り訂正手段の一具体例を示す図であ
る。
【図31】図30の要部に現れる信号のタイミングチャ
ートである。
【図32】図30におけるS−1演算部の一例を示す図
である。
【図33】図32のS−1演算部を構成するためのビッ
トパターン図である。
【図34】図30におけるSi 演算部の一例を示す図
である。
【図35】図34のSi 演算部を構成するためのビッ
トパターン図である。
【図36】図30のビット訂正部の一例を示す図である
【図37】図36の要部に現れる信号のタイミングチャ
ートである。
【図38】論理反転手段を含む同期回路の原理ブロック
図である。
【図39】論理反転手段の一例を示す図である。
【図40】従来のCRC演算器の第1例を示す図である
【図41】従来のCRC演算器の第2例を示す図である
【図42】従来のCRC演算器の第1例を改良した一例
を示す図である。
【図43】有限の時系列を有する入力ビット列を表す図
である。
【図44】無限の時系列を有する入力ビット列を表す図
である。
【図45】無限の時系列を有する入力ビット列を対象と
する同期回路の第1例を示す図である。
【図46】無限の時系列を有する入力ビット列を対象と
する同期回路の第2例を示す図である。
【符号の説明】
20…同期回路 21…シフトレジスタ部 22…連続CRC演算部 23…同期制御部 24…コンパレータ部 31…第1CRC演算部 32…第2CRC演算部 33…減算部 35…CRC演算部 36…CRC記憶部 41…第3CRC演算部 42…第4CRC演算部 43…減算部 51…ワイヤードロジック部 52…余り算出部 53…入力ゲート 61…余り演算部 62…遅延部 63…ワイヤードロジック部 64… EX−ORゲート 70…リセット手段 80…ヘッダ誤り訂正手段 89…ビット訂正部 100…論理反転手段 101…インバータ Bin…入力ビット列 Cout …CRC演算結果 Se …同期確立用信号 Sd …同期検出信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  データ伝送に供されるATMセルを構
    成する入力ビット列(Bin)をビットシリアルに受信
    して一旦保持するシフトレジスタ部(21)と、通常の
    CRC演算プロセスに予め変形を加え、演算量を減少さ
    せた簡素化CRC演算プロセスに従って、かつビットシ
    リアルに連続的にCRC演算を行う連続CRC演算部(
    22)と、前記連続CRC演算部(22)からのCRC
    演算結果(Cout ) を入力とし、前記ATMセル
    の送信側にあっては該CRC演算結果(Cout ) 
    を同期確立用信号(Se ) として該ATMセル内に
    含めて送信し、また、該ATMセルの受信側にあっては
    前記送信側より送信された該CRC演算結果(Cout
     ) と、該受信側の連続CRC演算部(22)で演算
    して得たCRC演算結果(Cout ) とが一致した
    とき同期検出信号(Sd ) として出力する同期制御
    部(23)とからなることを特徴とする同期回路。
  2. 【請求項2】  前記シフトレジスタ部(21)は、m
    (mは2以上の整数で前記CRC演算の対象となるビッ
    ト数)ビット長のシフトレジスタからなり、前記連続C
    RC演算部(22)は、前記シフトレジスタから押し出
    されたオーバーフロービットをm次の項とみなし、この
    m次の項を前記CRC演算に用いる生成多項式で除算し
    て得た余りを第1CRC演算結果として出力する第1C
    RC演算部(31)と、前記シフトレジスタの入力段で
    分岐された前記入力ビット列を入力とし、前記オーバー
    フロービットが押し出されると同時に、分岐された該入
    力ビット列側に現れるビットを0次の項とみなし、この
    0次の項と、直前で得た前記CRC演算結果を前記生成
    多項式で除算した余りとを加えた値を第2CRC演算結
    果として出力する第2CRC演算部(32)と、前記第
    1CRC演算結果と前記第2CRC演算結果との間の差
    分をとる減算部(33)とからなり、該減算部(33)
    から時系列的に前記CRC演算結果を得て、前記同期制
    御部(23)に出力する請求項1記載の同期回路。
  3. 【請求項3】  前記シフトレジスタ部(21)は、m
    (mは2以上の整数で前記CRC演算の対象となるビッ
    ト数)ビット長のシフトレジスタからなり、前記連続C
    RC演算部(22)は、前記シフトレジスタによりmビ
    ット遅延し、かつm次の項とみなした第1ビット列につ
    いて、前記CRC演算に用いる生成多項式で除算して得
    た余りを第3CRC演算結果として出力する第3CRC
    演算部(41)と、前記第1ビット列と同一のビット列
    の下部に、前記シフトレジスタに蓄積されているビット
    列と同一のものをつけたとみなした第2ビット列を前記
    生成多項式で除算して得た余りを第4CRC演算結果と
    して出力する第4CRC演算部(42)と、前記第3C
    RC演算結果と前記第4CRC演算結果との間の差分を
    とる減算部(43)とからなり、該減算部(43)から
    時系列的に前記CRC演算結果を得て、前記同期制御部
    (23)に出力する請求項1記載の同期回路。
  4. 【請求項4】  前記シフトレジスタ部(21)は、m
    (mは2以上の整数で前記CRC演算の対象となるビッ
    ト数)ビット長のシフトレジスタからなり、前記連続C
    RC演算部(22)は、前記シフトレジスタからのm個
    のビット出力(b)を入力とし、これらのビット出力(
    b)の各々を、複数のビット位置のうち各該ビット出力
    (b)毎に予められた所定のビット位置に分配するワイ
    ヤードロジック部(51)と、前記複数のビット位置に
    それぞれ対応する複数の入力ゲート(53)毎に分配さ
    れ各該入力ゲート(53)毎に入力された前記ビット出
    力(b)の和算を実行して、前記入力ビット列(Bin
    )に対して前記CRC演算を行ったのと等価な演算を行
    い、前記CRC演算結果(Cout ) を出力する余
    り算出部(52)とからなり、該CRC演算結果(Co
    ut ) を前記同期制御部(23)に出力する請求項
    1記載の同期回路。
  5. 【請求項5】  前記シフトレジスタ部(21)は、k
    段シフトレジスタ(kは前記ATMセルのヘッダを構成
    する各オクテットのビット数未満で1以上の特定の自然
    数)からなり、前記連続CRC演算部(22)は、前記
    k段シフトレジスタの第1段目のビット出力(D0)と
    その第k段目のビット出力(D5)と直前のCRC演算
    によって得たCRC演算結果(Cn−1)とを入力とし
    てCRC演算結果(Cn ) を演算する余り演算部(
    61)と、該余り演算部(61)から出力される前記C
    RC演算結果(Cn ) に遅延を与えて、次のCRC
    演算結果を得る際の前記CRC演算結果(Cn−1)と
    して該余り演算部(61)に帰還する遅延部(62)と
    からなり、該余り演算部(61)から出力される前記C
    RC演算結果(Cn ) を分岐して前記同期制御部(
    23)に供給する請求項1記載の同期回路。
  6. 【請求項6】  前記同期制御部(23)内にリセット
    手段(70)を設け、該リセット手段(70)から出力
    されるリセット信号(R/S)によって前記シフトレジ
    スタ部(21)および前記連続CRC演算部(22)内
    の各内部状態をリセットするようにし、かつ、該リセッ
    ト手段(70)は、各前記ATMセルの先頭に同期して
    周期的に前記リセット信号(R/S)を出力する請求項
    1記載の同期回路。
  7. 【請求項7】  前記同期制御部(23)内に、前記A
    TMセルのヘッダのビット誤りを訂正するためのヘッダ
    誤り訂正手段(80)を設け、該ヘッダ誤り訂正手段(
    80)は、前記該ヘッダに相当するビット列を一旦所定
    ビット分高次側へ巡回置換する部分と、順次ビットシフ
    トしながら所定の論理演算を行って誤り訂正情報を生成
    する部分と、該誤り訂正情報に従って1ビット誤りを訂
    正するビット訂正部分とから構成される請求項1記載の
    同期回路。
  8. 【請求項8】  前記連続CRC演算部(22)内に、
    前記CRC演算結果(Cout ) のビット列のうち
    所定の複数ビットに論理反転を加える論理反転手段(1
    00) を設け、該所定の複数ビットは、送信側で予め
    前記ATMセルのヘッダ内におけるHEC領域にマッピ
    ングされるオフセットビット列の各ビット1に対応する
    複数ビットである請求項1記載の同期回路。
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