JPH04210966A - 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物 - Google Patents

新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物

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JPH04210966A
JPH04210966A JP3016018A JP1601891A JPH04210966A JP H04210966 A JPH04210966 A JP H04210966A JP 3016018 A JP3016018 A JP 3016018A JP 1601891 A JP1601891 A JP 1601891A JP H04210966 A JPH04210966 A JP H04210966A
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JP
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compound
methyl
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JP3016018A
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English (en)
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Roger E Markwell
ロジャー エドワード マークウェル
Ian Hughes
イアン ヒューズ
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Beecham Group PLC
SmithKline Beecham Ltd
Original Assignee
Beecham Group PLC
SmithKline Beecham Ltd
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Publication date
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    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D223/00Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D223/02Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
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    • C07D223/12Nitrogen atoms not forming part of a nitro radical
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D225/02Heterocyclic compounds containing rings of more than seven members having one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、新規なチオール−カル
ボン酸誘導体、それらの製造方法、および医療における
それらの使用に関する。より詳細には、本発明は、関節
炎や他の病気を治療するための、コラゲナーゼ属の中性
メタロプロテアーゼ酵素の阻害剤としてのそれらの使用
に関する。 【0002】 【従来の技術】哺乳類のコラゲナーゼ属の酵素は多くの
プロテアーゼから成り、例えば間質型(I型)コラゲナ
ーゼそれ自体、ストロメリシン(プロテオグリカナーゼ
またはトランシンとしても知られている)、線維芽細胞
および多形核白血球ゼラチナーゼ(コラーゲン−IV−
アーゼとしても知られている)、および“pump−1
”(推定上のメタロプロテアーゼ1、子宮メタロプロテ
アーゼ)により代表される〔Goldberg et 
al., J.Biol.Chem. 2610, 6
600, 1986 ; Whitham et al
., Biochem.J. 240, 913, 1
986 ; Breathnach et al., 
Nucleic Acids Res., 15, 1
139, 1987 ;Muller et al.,
 Biochem.J., 253, 187, 19
88 ; Collier et al., J.Bi
ol.Chem., 263, 6579, 1988
 ; Murphy et al., Biochem
.J.258, 463, 1989 ; Quant
in et al., Biochem. (N.Y.
), 28, 5327, 1989 ; Birke
dal−Hansen, J.Oral.Pathol
., 17, 445, 1988 を参照されたい〕
。哺乳類のコラゲナーゼ属に含まれるプロテアーゼは、
非常に特徴的で実験的に証明しうる以下のような多くの
特性を有し、これらの性質は酵素をこの属に割り当てる
際の基準として採用されている:【0003】 (a)最適蛋白分解活性が中性pH付近にある;【00
04】 (b)酵素活性が亜鉛の存在に依存する。2価金属イオ
ンキレート剤、例えば1,10−フェナントロリン(亜
鉛の選択的キレート剤)またはEDTA(キレート化性
質はそれほど選択的でない;EDTAおよびEGTAは
さらに酵素安定化に必要なカルシウムイオンをキレート
化することによって酵素を失活させる)で処理すると酵
素活性が消失することにより証明される;【0005】 (c)コラゲナーゼ属の酵素の生理学的調節に重要な役
割を果たすと考えられる蛋白質性阻害剤TIMP(メタ
ロプロテアーゼの組織阻害剤)により阻害される。他の
属のメタロプロテアーゼは、少なくとも関連研究が今ま
で追跡した限りにおいて、TIMPによって阻害されな
い; 【0006】 (d)サーモリシン、アンギオテンシン変換酵素、およ
び“エンケファリナーゼ”(EC3.4.24.11)
のような、他の属の亜鉛含有中性メタロプロテアーゼの
既知阻害剤により有意な阻害を受けない。最も多く用い
られる阻害剤の一つはサーモリシンやエンケファリナー
ゼを阻害するホスホラミドンである; 【0007】 (e)潜在的前駆体(チモーゲン)として生合成・分泌
され、細胞外活性化を必要とする。活性化は多数のエン
ドプロテアーゼ、有機水銀化合物およびカオトロピック
試薬により達成される。 【0008】コラゲナーゼ属の中性メタロプロテアーゼ
酵素は明確に異なる基質特異性をもっている。こうして
、コラゲナーゼI型それ自体は間質型コラーゲン(例.
I、IIおよびIII 型)の天然小繊維の特定のペプ
チド結合を切断するその能力において特異的である。ゼ
ラチナーゼはこれらのコラーゲンに対してほんのわずか
な活性を示すにすぎないが、変性した間質型コラーゲン
や、基底膜に存在するような非小繊維コラーゲン(例.
IV型)を切断することができる。pump−1は変性
コラーゲン(ゼラチン)に優先的に作用するが、そのプ
ロフィールはストロメリシンやコラゲナーゼIV型と相
違すると報告されている。また、ストロメリシンとゼラ
チナーゼは両方とも、プロテオグリカンのコア蛋白およ
びエラスチンのような非コラーゲン様構造蛋白を分解す
ることができる。細胞−下層および細胞−細胞の相互作
用に関係する巨大分子(例.ラミニン、フィブロネクチ
ン)も数種のメタロプロテアーゼによる切断を受けやす
い。 【0009】以下に記載するコラゲナーゼ属酵素の阻害
剤の治療上の適用範囲は、体中の結合組織マトリックス
に存在するこれらの酵素の前記基質および他の蛋白様基
質の重要な役割を反映している。コラーゲンや他の結合
組織成分の最終的破壊によるものではないが、正常組織
または損傷した組織の改造(remodelling)
を伴う多くの疾患および症状への臨床的介入へとその適
用範囲は広がっている。 【0010】コラゲナーゼ属の酵素は滑膜および表皮線
維芽細胞、軟骨細胞、末梢単核細胞、ケラチノサイト(
角化細胞)および歯肉組織により生産される;さらに関
連酵素は多形核白血球(PMNL)の顆粒貯蔵小胞内に
も見いだせる。 【0011】コラゲナーゼ属酵素の阻害剤は以下の症状
に対して効果的な治療をもたらすと考えられる:【00
12】 (i)関節疾患、例えばリウマチ性関節炎および骨関節
炎、軟組織リウマチ、多発性軟骨炎および腱炎;【00
13】 (ii)骨吸収疾患、例えば骨粗しょう症、パジェット
病、上皮小体機能亢進症およびコレステリン腫;【00
14】 (iii)糖尿病と関連して起こるコラーゲンの破壊;
【0015】 (iv)劣性の栄養障害型表皮水疱症;【0016】 (v)歯周疾患およびこれに関連した歯肉のコラゲナー
ゼ生産の結果、または例えば糖尿病患者の歯周疾患に対
するより大きな感受性と戦うことによる、炎症を起こし
た歯肉への細胞浸潤後のPMNLコラゲナーゼ放出の結
果; 【0017】 (vi)角膜潰瘍形成、例えばアルカリまたは他の熱傷
により、放射線により、ビタミンEまたはレチノイドの
欠乏により誘発されるもの; 【0018】 (vii )皮膚および胃腸管の潰瘍形成、並びに異常
な創傷治療; 【0019】(viii) 手術後の症状、例えばコラ
ゲナーゼレベルが上昇する結腸吻合; 【0020】 (ix)癌、例えば腫瘍の増殖および生存をサポートす
るのに必要な血管新生に、増殖しつつある原発性および
二次腫瘍を収容するのに必要な組織改造に、または転移
の際に血管壁の基底膜を通しての腫瘍細胞の浸透に、コ
ラゲナーゼ属の酵素が関与しているもの;【0021】 (x)中枢および末梢神経系の脱髄疾患、例えばミエリ
ンの消失が主な病理学的現象である症候群および軸索萎
縮後に脱髄が起こる症候群。多発性硬化症によって代表
される、これらの疾患でのミエリンの破壊はコラゲナー
ゼ属の酵素により仲介される。 【0022】本発明において開示されるようなコラゲナ
ーゼ属酵素の阻害剤の治療上価値ある例として、関節内
の軟骨、骨および腱のコラーゲン、プロテオグリカンお
よびエラスチン成分の極端な減少へ導く慢性関節疾患は
、コラゲナーゼ、プロテオグリカナーゼ(ストロメリシ
ン)およびゼラチナーゼ(現在のところ、これらの酵素
は関係のある主要な酵素であると考えられる)の阻害剤
による治療を受入れるであろう。 【0023】これらの酵素は滑膜および軟骨組織の抽出
物中に検出され、広範な結合組織の組織培養により詳し
く研究されている。酵素の生合成、分泌および活性化の
制御を別にすれば、普通の状態または病気の状態でのこ
れらの酵素の最も重要な自然調節は、メタロプロテアー
ゼの組織阻害剤(Tissue Inhibitor 
of Metalloprotease )のような阻
害剤およびアルファ−2マクログロブリンの体内生産で
あると考えられる。蛋白分解酵素と天然阻害剤の局部的
レベルの不均衡は結合組織成分の破壊を起こさせるであ
ろう。 【0024】本発明において開示される化合物(この属
の酵素の低分子量合成阻害剤である)は、阻害と酵素活
性とのより正常なまたは非病理学的なバランスを回復さ
せる治療上有効な方法を提供する:すなわち、それらは
内因性酵素阻害剤を補足・追加するように作用する。実
際に、これらの酵素は通常、血液中を循環しかつたいて
いの炎症浸出液中に存在する阻害剤により不活性化され
る前に、特定の細胞周囲環境内でのみ作用するので、こ
こに開示された低分子量阻害剤は、結合組織の局限され
た破壊領域から分子量が大きいために締め出される内因
性蛋白様阻害剤よりも効果的に作用するであろう。 【0025】欧州特許公開第0273689号(Bee
cham Group)は、コラゲナーゼ阻害剤として
の活性を有しかつリウマチ性関節炎やコラーゲン分解活
性が原因である関連疾患の治療に効果的である、ある種
のチオール−カルボン酸誘導体を開示している。 【0026】欧州特許公開第0276436号(Hof
fmann−La Roche)は、酵素コラゲナーゼ
を阻害しかつリウマチ性関節炎や骨関節炎などの変性関
節障害の調整または予防用医薬の形で有用である、ある
種のホスフィン酸誘導体を開示している。 【0027】この度、新規なチオール−カルボン酸誘導
体が開発され、これらの化合物はコラゲナーゼ阻害剤で
あり、それ故にコラゲナーゼ属の中性メタロプロテアー
ゼの活性が関係している疾患の治療に有用でありうる。 【0028】 【発明の構成】本発明によれば、一般式(I),化6:
【0029】 【化6】 【0030】〔式中、R1 は−OH;アルコキシ;ア
リールオキシまたはアルアルキルオキシ(それぞれの基
中のアリール基は場合により置換されていてもよい);
−NR6 R7 (ここでR6 およびR7 はそれぞ
れ独立に水素またはアルキルであるか、もしくはR6 
とR7 はそれらが結合している窒素原子と一緒になっ
て環中に任意の酸素または硫黄原子あるいは場合により
置換された第二窒素原子を含む5、6または7員環を形
成する);または基,化7: 【0031】 【化7】−NH−CH(R8 )−C(O)−R9 【
0032】(ここでR8 は水素;−OH、アルコキシ
、R1 において定義した通りの−NR6 R7 、グ
アニジン、−CO2 H、−CONH2 、−SH、ま
たは−S−アルキルで場合により置換されたアルキル;
または−CH2 −Ar(Arは場合により置換された
アリールまたはヘテロアリールである)であり;そして
R9 はアルコキシ;−OH;またはR1 において定
義した通りの−NR6 R7 である)であり;R2 
は水素;C2−8 アルカノイル;または場合により置
換されたアロイルであり;R3 はC3−6 アルキル
であり;そしてR4 は−(CH2 )m−(mは4−
12の整数)である〕で表される化合物またはその薬学
的に許容しうる塩が提供される。 【0033】特に指定しない限り、各アルキルまたはア
ルコキシ基はC1−8 基、より好ましくはC1−6 
基であり、直鎖または分枝鎖でありうる。 【0034】アリール基にはナフチルおよびフェニルが
含まれ、好ましくはフェニルである。ヘテロアリール基
には5または6員単環式および9または10員二環式ヘ
テロアリール基が含まれ、後者が好適である。 【0035】5または6員単環式および9または10員
二環式ヘテロアリール基は好ましくは窒素、酸素および
硫黄から選ばれる1個または2個のヘテロ原子を含み、
1個より多いヘテロ原子が存在する場合にそれらは同一
であっても異なっていてもよい。9または10員二環式
ヘテロアリール基は、1個のヘテロ原子を含む5または
6員環を含有し、例えばインドリルである。アリールお
よびヘテロアリール基のための任意の置換基は−OH、
C1−6 アルキル、C1−6 アルコキシおよびハロ
ゲンから選ぶことができる。 【0036】−NR6 R7 が第二窒素原子を含む複
素環である場合、適当な任意の置換基にはC1−6 ア
ルキル、例えばメチルが含まれる。 【0037】R1 にはヒドロキシ;C1−6 アルコ
キシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ま
たはブチルオキシ;ベンジルオキシ;C1−4 アルコ
キシベンジルオキシ、例えば4−メトキシベンジルオキ
シ;および−NR6 R7 、ここでR6 は水素で、
R7 は水素またはC1−8 アルキル(例.メチル、
エチル)であるか、−NR6 R7 はN’−メチル−
N−ピペラジニルまたはN−モルホリニルである;が含
まれる。R1 は好ましくはヒドロキシ;アルコキシ、
例えばC1−4 アルコキシ、特にメトキシまたはイソ
プロピルオキシ;またはアミノである。 【0038】R2 が場合により置換されたアロイルで
あるとき、アロイル基は好ましくは−OH、C1−6 
アルキル、C1−6 アルコキシまたはハロゲンで場合
により置換されたフェニル基である。R2の例は水素お
よびアセチルである。好ましくは、R2 は水素である
。 【0039】R3 は好ましくはC4 アルキル基、例
えばn−ブチル、イソブチルまたはsec−ブチル、特
にイソブチルである。R4 は好ましくは13員環に基
づいたラクタム構造の一部を形成する−(CH2 )m
−(ただしm=10)である。 【0040】式(I)の化合物は塩基(例.水酸化ナト
リウム)との塩を形成することができる。塩基性窒素原
子が存在する場合、式(I)の化合物は例えば塩酸との
酸付加塩を形成することもできる。このような化合物は
本発明の一部を構成する。 【0041】式(I)の化合物またはその薬学的に許容
しうる塩が水和物のような溶媒和物を形成する場合、こ
れらも本発明の一面を構成する。 【0042】式(I)の化合物は少なくとも3個の不斉
中心をもち、それ故に1より多い立体異性体として存在
する。本発明はすべてのこのような異性体およびそれら
の混合物(ラセミ体、ジアステレオマー混合物を含む)
に及ぶものである。好適な異性体は下記の式(VI) 
の化合物の(−)鏡像体(式(I)中で星印を付けたキ
ラル中心にS−立体配置を与えると考えられる)から誘
導される。 【0043】式(I)の化合物およびそれらの薬学的に
許容しうる塩は好ましくは実質的に純粋な形態をしてい
る。実質的に純粋な形態は一般に少なくとも50重量%
、好ましくは75%、より好ましくは90%、一層好ま
しくは95%または99%またはそれ以上の式(I)の
化合物もしくはその薬学的に許容しうる塩を含むであろ
う。1つの好適な薬学的に許容しうる形態は結晶形態で
ある。 【0044】本発明は、活性治療薬剤として使用するた
めの、特にコラーゲン分解活性が原因で起こる筋骨格疾
患(とりわけ、関節疾患)の治療および組織改造の調整
に使用するための、式(I)の化合物もしくはその薬学
的に許容しうる塩を提供する。 【0045】また、式(I)の化合物は癌を治療するた
めに;中枢および末梢神経系でのミエリン破壊を防ぐた
めに;またはコラゲナーゼ属の中性メタロプロテアーゼ
が病理学的役割または他の役割を演ずるその他の疾患を
治療するために有用でありうる。 【0046】本発明はさらに、式(II),化8:【0
047】 【化8】 【0048】〔式中、R1 、R3 およびR4 は式
(I)において定義した通りである〕の化合物を、式(
III ),化9:  【0049】 【化9】              L−SH   
                 (III ) 【0050】〔式中、Lは通常の硫黄保護基である〕の
チオールと反応させて式(IV),化10:【0051
】 【化10】 【0052】〔式中、R1 、R3 およびR4 は式
(I)において定義した通りであり、Lは式(III 
)において定義した通りである〕の化合物を製造し;そ
の後必要に応じてまたは所望により基Lを切断し、R1
 を相互変換することから成る式(I)の化合物の製造
方法を提供する。 【0053】一般に、硫黄保護基Lは置換ベンジル基、
例えば4−メトキシベンジルのようなアルコキシベンジ
ル、または脂肪族もしくはアリールアシル基、例えばア
セチルやベンゾイルである。LがC2−8 アルカノイ
ルまたは場合により置換されたアロイルのようなアシル
基であるとき、それはもちろんR2 に一致し、L=R
2 である式(IV) の化合物はそれら自体が本発明
の化合物である。 【0054】Lが4−メトキシベンジルのような置換ベ
ンジル硫黄保護基であるとき、Lはアニソールを含むト
リフルオロ酢酸中にて酢酸第二水銀で処理し、続いてジ
メチルホルムアミド中にて硫化水素と反応させることに
より、Chem.Pharm.Bull 1576, 
26, (1978)に記載の方法と類似した方法を使
って除去できる。 【0055】Lがアシル基であるとき、それは塩基(例
えば、アンモニア水溶液または希水酸化ナトリウム水溶
液)で処理するか、あるいは酸(例えば、メタノール性
塩酸)で処理することにより除去できる。硫黄保護基の
その他の除去方法も使用できる。 【0056】式(IV)の中間体化合物は、同一の基L
(この基はその後R2 が水素である本発明化合物を形
成するために切断しうる)を保持したままで、別の式(
IV)の化合物に変換できる。また、R1 の相互変換
は基Lの切断後に実施してもよい。 【0057】例えば、R1 が−OHである式(I)の
化合物は、酸性または塩基性条件下で、R1 がアルコ
キシ、アリールオキシまたはアルアルキルオキシである
化合物を加水分解するか、あるいはR1 がベンジルオ
キシまたは置換ベンジルオキシである化合物をパラジウ
ムブラックのような触媒の存在下で水添分解することに
より製造できる。塩基による加水分解は適当には水酸化
ナトリウムの存在下に水性アルコール中で実施される。 【0058】R1 がアルコキシである式(I)の化合
物は、エステル化により、例えばBF3 −Et2 O
のような酸触媒の存在下に適当なアルコールで処理する
ことにより、R1 がヒドロキシである化合物から製造
できる(Synthesis, 316, 1972)
。 【0059】R1 が−NR6 R7 である式(I)
の化合物は、R1 が−OHである化合物をN,N−ジ
シクロヘキシルカルボジイミドまたはN−エチル−N’
−ジメチルアミノプロピルカルボジイミドのようなカッ
プリング剤の存在下に式NHR6 R7 のアミンで処
理することにより製造できる。 【0060】R6 およびR7 が両方とも水素である
場合は、R1 ヒドロキシル基をクロロホルメート(例
.エチルクロロホルメート)で処理し、その後過剰のア
ンモニアで処理する。別法として、R1 がアルコキシ
(例.メトキシ)である化合物は、T.Hogberg
 et al., (J.Org.Chem., 52
, 2033, 1987)の方法に従って、触媒とし
てのシアン化ナトリウムの存在下にアルコール性溶媒中
でアンモノリシスを受けるであろう。 【0061】R1 が−NH−CH(R8 )−C(O
)R9 である式(I)の化合物は、同様に、R1 が
−OHである化合物を式NH2 CH(R8 )C(O
)R9 のアミン誘導体(ここでR9 はアルコキシま
たはアミノ基である)で処理し、その後所望により加水
分解してR9 ヒドロキシ基を得ることにより製造でき
る。 【0062】さらに、Lがアシル基である式(IV)の
中間体化合物は、R1 の相互変換と付随するアシル基
の切断(R2 が水素である式(I)の化合物を得る)
により本発明化合物に転換できる。 【0063】例えば、R1 が−OHでR2 が水素で
ある式(I)の化合物は、希水酸化ナトリウムのような
塩基性条件下に、R1 がアルコキシ、アリールオキシ
またはアルアルキルオキシでLがアシルである式(IV
)の化合物を加水分解すると得られる。 【0064】式(II)の中間体化合物は、式(V),
化11: 【0065】 【化11】 【0066】〔式中、R1 およびR3 は式(I)で
定義した通りである〕の化合物を、式(VI),化12
:【0067】 【化12】 【0068】〔式中、R4 は式(I)で定義した通り
である〕の化合物で処理することにより製造できる。 【0069】この反応は適当には1,1’−カルボニル
ジイミダゾールのようなカップリング剤の存在下で実施
される。 【0070】式(VI)の3−アミノラクタム化合物は
既知化合物であるか、または既知の出発物質から既知方
法により製造できる。例えば、化合物3−アミノ−アザ
シクロトリデカン−2−オンはEP−A−027643
6に記載の方法を使って市販の2−アザシクロトリデカ
ノンから製造される。式(III)のチオールは既知化
合物である。 【0071】ここに記載した式(II)および(IV)
の中間体化合物は新規化合物であり、本発明の一面を構
成する。いくつかの式(V)の化合物の製法はEP−A
−0273689に記載されている。 【0072】式(I)の化合物の薬学的に許容しうる塩
は適当な酸または塩基との反応により慣例的に形成しう
る。溶媒和物は適当な溶媒からの結晶化により形成され
る。先に述べたように、式(I)の化合物は1より多い
ジアステレオマーとして存在する。本発明方法がこれら
の混合物をもたらす場合、個々の異性体はクロマトグラ
フィー(例.HPLC)を使って互いに分離できる。ま
た、個々の式(I)のジアステレオマー化合物は純粋な
立体異性体の出発物質を使用するか、あるいは全合成工
程のある段階で目的の中間体異性体を分離し、これらの
中間体を式(I)の化合物に転換することにより得られ
る。 【0073】たとえ特定のキラル中心での絶対配置が知
られていなくとも、偏光面が回転する方向によって所定
のジアステレオマーをそのエピマーに対して特徴づける
ことが可能であるだろう。 【0059】本発明はさらに、式(I)の化合物または
その薬学的に許容しうる塩、および製剤学的に許容しう
る担体を含有する医薬組成物を提供する。本発明組成物
は筋骨格疾患(とりわけ、関節疾患)の治療および組織
改造の調整に有用である。 【0075】本発明組成物は混合により調製され、通常
希釈剤、結合剤、充填剤、崩壊剤、香味剤、着色剤、滑
沢剤または防腐剤を含む。これらの慣用賦形剤は一般的
な方法で、例えばACE阻害剤カプトプリルのような関
連したペプチド酵素阻害剤の組成物の調製と同様に、用
いられる。 【0076】本発明組成物は経口、局所、直腸または非
経口投与に適しているが、経口投与が好ましい。非経口
組成物は静脈内、筋肉内または関節内に投与される。好
ましくは、本発明の医薬組成物は単位投与形態をしてお
り、医学または獣医学分野での使用に適した形態をして
いる。例えば、このような製剤は前記疾患の治療または
予防用医薬として使用するための手書きのまたは印刷さ
れた説明書を添付した包装形態でありうる。 【0077】本発明化合物の適切な投与量範囲は個々の
化合物により変化し、また治療しようとする疾患によっ
ても変化する。それはまた、とりわけ、効力と吸収率と
の関係および選ばれた投与方式に左右されるだろう。本
発明化合物または組成物はどのような経路での投与にも
適するように製剤化することができ、好適な経路は治療
を必要とする疾患により決まり、好ましくはそれは単位
投与形態またはヒト患者が1回で自分自身に投与しうる
形態をしている。組成物は例えば錠剤、カプセル剤、小
袋、バイアル、粉剤、顆粒剤、ロゼンジ剤、用時調製粉
剤、または液体製剤(例.溶液剤、懸濁剤)、もしくは
座剤の形でありうる。 【0078】本発明組成物(例えば、経口投与に適する
もの)は、結合剤(例.シロップ、アラビヤゴム、ゼラ
チン、ソルビトール、トラガカント、ポリビニルピロリ
ドン);充填剤(例.乳糖、ショ糖、トウモロコシデン
プン、リン酸カルシウム、ソルビトール、グリシン);
滑沢剤(例.ステアリン酸マグネシウム);崩壊剤(例
.デンプン、ポリビニルピロリドン、ナトリウムデンプ
ングリコレート、微結晶質セルロース);または製剤学
的に許容しうる湿潤剤(例.ラウリル硫酸ナトリウム)
のような慣用賦形剤を含むことができる。 【0079】固体組成物は混合、充填、打錠などの常法
に従って調製される。大量の充填剤を用いるこれらの組
成物に活性成分を均一に分配するために、反復混合操作
が採用される。組成物が錠剤、粉剤またはロゼンジ剤の
剤形である場合は、固体組成物の製剤化に適する担体が
用いられ、それらの例はステアリン酸マグネシウム、デ
ンプン、グルコース、乳糖、ショ糖、米粉および白亜で
ある。錠剤は製剤分野でよく知られた方法に従って、特
に腸溶皮で、被覆することができる。また、組成物は経
口摂取可能なカプセル剤、例えば本発明化合物を含む(
所望により担体や他の賦形剤も含む)ゼラチンカプセル
の剤形でありうる。例えば、硬質ゼラチンカプセルには
、粉末または顆粒状の本発明化合物の必要量と、滑沢剤
(例.ステアリン酸マグネシウム)、充填剤(例.微結
晶質セルロース)、および崩壊剤(例.ナトリウムデン
プングリコレート)との緊密混合物が含まれる。 【0080】経口投与用の液体組成物は、例えば乳剤、
シロップ剤またはエリキシル剤のような剤形であるか、
あるいは水や他の適当なビヒクルで用時調製しうる乾燥
製剤として提供されてもよい。このような液体組成物は
懸濁化剤(例.ソルビトール、シロップ、メチルセルロ
ース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル
、水素化食用脂);乳化剤(例.レシチン、ソルビタン
モノオレエート、アラビヤゴム);水性または非水性ビ
ヒクル(食用油を含む)(例.アーモンド油、分別化ヤ
シ油、グリセリンのエステルのような油性エステル、プ
ロピレングリコール、エチルアルコール、水、生理食塩
水);防腐剤(例.p−ヒドロキシ安息香酸メチルまた
はプロピル);および所望により香味剤または着色剤の
ような慣用添加剤を含むことができる。 【0081】本発明組成物は非経口的に投与することも
できる。通常の製剤化方法に従って、組成物は例えば直
腸投与のために座剤として、または非経口投与のために
注射剤として製剤化される。例えば、関節内注射により
、または脳脊髄液への注射により、あるいは脱髄部位に
接近する他の経路により、易溶性溶液剤または貧分散性
デポー製剤として注射するために、本発明化合物は製剤
学的に許容しうる液体(例.発熱物質不含滅菌水、非経
口的に許容しうる油、またはこれらの液体の混合物)中
の水性または非水性溶液剤、懸濁剤、または乳剤として
提供される。これらの製剤はさらに静菌剤、酸化防止剤
または他の保存剤、緩衝剤またはその溶液を血液と等張
にするための溶質、増粘剤、懸濁化剤、もしくは他の製
剤学的に許容しうる添加剤を含むことができる。この種
の製剤はアンプルや使い捨て注射器具のような無菌の単
位投与形態で、または適量が取り出されるびんや注射剤
の調製に用いられる固体形態または濃縮物のような多重
投与形態で提供されるだろう。 【0082】また、局所および経皮投与のために、本発
明組成物は例えば軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、
ゲル剤、スプレー剤、エーロゾル剤、洗浄剤、スキンペ
イント、または膏薬として提供される。 【0083】コラゲナーゼ属酵素が関与する疾患および
生理学的現象を治療するための単位用量は一般に10−
1000mgを含み、好ましくは10−500mg、特
に10、50、100、150、200、250、30
0、350、400、450または500mgを含むで
あろう。組成物は1日に1回またはそれ以上、例えば1
日に2、3または4回投与され、70kgの成人に対す
る1日の総量は通常10−3000mgの範囲となるで
あろう。前記投与量は約0.15−50mg/kg/日
に相当する。これとは別に、特に注射のために、単位用
量は2−20mgの本発明化合物を含み、希望する1日
分の用量を得るために複数回投与されるであろう。 【0084】本発明はさらに、下記治療を必要とする哺
乳類に、有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に
許容しうる塩を投与することから成る、哺乳類(ヒトを
含む)における身体の結合組織および蛋白様構成成分の
破壊が起こる疾患(例えば、リウマチおよび/または関
節炎)の治療方法を提供する。 【0085】また、本発明は、身体の結合組織および蛋
白様構成成分の破壊が起こる疾患(例えば、リウマチお
よび/または関節炎)の治療に用いる医薬を製造するた
めの、式(I)の化合物またはその薬学的に許容しうる
塩の使用を提供する。 【0086】 【実施例】以下の製造例および実施例は本発明化合物の
製造を例示するものである。 【0087】製造例1 【0088】6−メチル−4−〔(2−オキソアザシク
ロトリデク−3−イル)−アミノカルボニル〕ヘプト−
2(および3)−エン酸、メチルエステル(D1),化
13 【0089】 【化13】 【0090】窒素下で、乾燥アセトニトリル(100m
l)中の4−メトキシカルボニル−2−(2−メチルプ
ロピル)−ブト−2−エン酸(EP−A−273689
のように製造したもの)(10.0g,0.05mol
)の溶液を氷浴にて0°Cに冷却し、その後1,1’−
カルボニルジイミダゾール(11.3g,0.069m
ol)で一度に処理した。0°Cで1時間後、(−)−
3−アミノ(アザシクロトリデカン−2−オン)(12
.2g,0.057mol)〔〔α〕D 20=−63
.6°(c=1%,メタノール中)〕を加え、この溶液
を0°Cで1時間、次に室温で一晩攪拌した。この反応
混合物を真空下で蒸発乾固させ、酢酸エチル(1リット
ル)に溶かし、10%炭酸ナトリウム溶液(x2)、水
で洗い、最後に無水硫酸ナトリウムで乾燥した。生成物
はシリカゲル60(40−63μM)(500g)によ
るフラッシュ−カラムクロマトグラフィーにかけ(W.
C.Still etal., J.Org.Chem
., 1978, 43, 2923 を参照 )、溶
離剤として酢酸エチル−ペンタン(1:1)を使って表
題化合物(D1)を固体として得た(11.5g)。エ
ーテル−ペンタン(1:1)でこすった後の融点130
−133°C。(実測値:C,66.95;H,9.7
3;N,6.92.  C22H38N2 O4 とし
ての計算値:C,66.97;H,9.71;N,7.
10%) 【0091】実施例1 【0092】3−アセチルメルカプト−6−メチル−4
−〔(2−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミ
ノカルボニル〕ヘプタン酸、メチルエステル(E1),
化14 【0093】 【化14】 【0094】チオール酢酸(130ml)中の6−メチ
ル−4−〔(2−オキソアザシクロトリデク−3−イル
)−アミノカルボニル〕ヘプト−2(および3)−エン
酸、メチルエステル(D1)(11.3g)の溶液を室
温で12日間放置し、その後真空下で蒸発乾固させた。 生成物はシリカゲル60(400g)によるフラッシュ
−カラムクロマトグラフィーにかけ、ヘキサン次にエー
テル−ヘキサン(1:1)を使って溶離した。カラムか
ら溶離された最初の固体画分を合わせ(3.8g)、酢
酸エチル−ペンタンから再結晶して表題化合物(E1A
)を得た(0.55g)。単一のジアステレオマーとし
て融点213−216°C。(実測値:C,61.41
;H,9.04;N,5.98.  C24H42N2
 O5 Sとしての計算値:C,61.25;H,8.
99;N,5.95%) 【0095】δ(CDCl3)  0.85(6H,d
,J=6Hz),1.2−1.9(21H,br.m)
,2.33(3H,s),2.7(3H,m),2.8
5(1H,m),3.68(3H,s),3.8(1H
,m),3.95(1H,m),4.45(1H,m)
,6.15(1H,br.d)および6.58(1H,
d,J=8Hz) 【0096】m/z  470.  C24H42N2
 O5 Sとしての計算値:M  470 【0097】上記再結晶からの母液を後続のカラム画分
と合わせ、エーテルでこすって追加(1.6g)の表題
化合物(E1A)を得た。 【0098】実施例2 【0099】3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2
−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカルボ
ニル〕ヘプタン酸、メチルエステル(E2),化15【
0100】 【化15】 【0101】窒素パージしたメタノール(200ml)
中の3−アセチルメルカプト−6−メチル−4−〔(2
−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカルボ
ニル〕ヘプタン酸、メチルエステル(E1)(0.51
g)の氷冷溶液を35%アンモニア水溶液(50ml)
で処理し、この反応混合物を窒素下で2時間攪拌し、そ
の後真空下で蒸発乾固させた。生成物はシリカゲル60
(70g)によるクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチ
ル−クロロホルム(1:1)を使って溶離した。この生
成物をエーテル次にペンタンでこすって表題化合物(E
2A)を得た(0.4g)。単一のジアステレオマーと
して融点223−228°C。(実測値:C,61.9
3;H,9.49;N,6.68.  C22H40N
2 O4 Sとしての計算値:C,61.65;H,9
.41;N,6.54%) 【0102】δ(CDCl3)  0.88(6H,m
),1.2−1.95(21H,m),1.9(1H,
d,J=8Hz),2.55(2H,m),2.8(2
H,m),3.3(1H,m),3.7(3H,s),
3.8(1H,m),4.47(1H,m),6.15
(1H,br.s)および6.7(1H,br.d,J
=8Hz) 【0103】m/z  428.  C22H40N2
 O4 Sとしての計算値:M  428;〔α〕D 
20=−49.5°(c=1%,CHCl3 中) 【0104】約25%の同時溶離するジアステレオマー
を含む3−アセチルメルカプト−6−メチル−4−〔(
2−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカル
ボニル〕ヘプタン酸メチルエステル(E1)(0.93
g)の試料を用いて上記方法を繰り返し行ったとき、生
成物を酢酸エチル−エーテルから再結晶した後の母液の
濃縮は、表題化合物を2種類のジアステレオマー(E2
AおよびE2B)の1:1混合物として与えた(0.2
5g)。 【0105】δ(CDCl3)  0.88(6H,m
),1.2−1.85(21H,m),1.90(0.
5H,d,J=8Hz),1.95(0.5H,d,J
=8Hz),2.45−2.65(2H,m),2.7
−2.9(2H,m),3.1−3.4(1H,m),
3.70(s),3.71(s)および3.8(m)(
合計4H),4.47(1H,m),5.5(1H,b
r.s),6.5(1H,br.t)および6.82(
1H,br.t) 【0106】別の実験において、3−メルカプト−6−
メチル−4−〔(2−オキソアザシクロトリデク−3−
イル)アミノカルボニル〕ヘプタン酸、メチルエステル
(E2)(0.58g)のジアステレオマー混合物をシ
リカゲル60でクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチル
−クロロホルム(1:2)で溶離したとき、2種類のジ
アステレオマー(E2A/C)の混合物を4:5の比で
含む画分が分離された(0.3g)。この混合物を分離
用HPLC〔250x10mm  Rainin Mi
crosorb C18カラム;流速  6ml/分;
アセトニトリル−水(45:55);保持時間−E2A
  31.25分およびE2C30.36分〕で分離す
ると、表題化合物が単一のジアステレオマー(E2C)
として得られた。融点191−194°C。 【0107】δ(CD3 OD )  0.88(3H
,d,J=7Hz),0.92(3H,d,J=7Hz
),1.25−1.55(17H,m),1.63(2
H,m),1.75(2H,m),2.47(1H,d
d,J=9,16Hz),2.62(1H,m),2.
82(1H,m),2.88(1H,dd,J=4,1
6Hz),3.25(1H,m),3.62(1H,m
),3.69(3H,s)および4.32(1H,br
.t,J=7Hz) 【0108】実施例3 【0109】3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2
−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカルボ
ニル〕ヘプタン酸(E3),化16 【0110】 【化16】 【0111】予め窒素でパージしたイソプロパノール(
15ml)中の3−メルカプト−6−メチル−4−〔(
2−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカル
ボニル〕ヘプタン酸、メチルエステル(E2A)(1.
03g)の懸濁液に、水(5ml)中の水酸化ナトリウ
ム(0.29g)の溶液を加え、生じた溶液を窒素下に
室温で18時間攪拌した。この溶液を過剰のエーテル性
HClで酸性となし、その後真空下で蒸発乾固させた。 残留物はイソプロパノールで処理して真空下で蒸発乾固
させた。 【0112】生成物の一部を水で十分に洗い、真空下で
乾燥して表題化合物(E3A)を単一のジアステレオマ
ーとして得た。融点226−229°C。実測値:C,
60.57;H,9.24;N,6.71.  C21
H38N2 O4 Sとしての計算値:C,60.84
;H,9.24;N,6.76% 【0113】δ(CD3 OD )  1.02(6H
,t,J=6Hz),1.35−1.9(21H,m)
,2.55(1H,dd,J=15,10Hz),2.
67(1H,m),2.84(1H,dd,J=15,
3Hz),2.92(1H,m),3.3(1H,m)
,3.75(1H,m)および4.42(1H,m)【
0114】観測されたFAB(M+H)+ 415. 
 C21H38N2 O4 Sとしての計算値:M  
414粗生成物はこれ以上精製せずに実施例4の製法に
おいて使用した。 【0115】実施例4 【0116】3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2
−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカルボ
ニル〕ヘプタン酸、イソプロピルエステル(E4),化
17 【0117】 【化17】 【0118】窒素下で、イソプロパノール(40ml)
中の3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2−オキソ
アザシクロトリデク−3−イル)アミノカルボニル〕ヘ
プタン酸(E3)(実施例3からの粗生成物)の溶液を
三フッ化ホウ素−エーテラート(5ml)で処理し、そ
の後70°Cで24時間加熱した。注意して水(1ml
)を加え、この溶液を真空下で蒸発乾固させた。残留物
をクロロホルムに溶かし、水、ブラインで洗い、乾燥し
て(Na2 SO4 )、真空下で蒸発乾固させた。生
成物はシリカゲル(20g)でクロマトグラフィーにか
け、クロロホルム−ペンタン(1:1)、最後にクロロ
ホルム−酢酸エチル(9:1)で溶離して表題化合物を
単一のジアステレオマー(E4A)として得た(0.7
0g)。(エーテルでこすった後)融点208−215
°C。(実測値:C,63.3;H,9.83;N,6
.08.  C24H44N2 O4 Sとしての計算
値:C,63.12;H,9.71;N,6.13%)
【0119】〔α〕D 20=−48.1(c=0.9
8%,CHCl3 中)δ(CDCl3)  0.89
(3H,d,J=6Hz),0.90(3H,d,J=
6Hz),1.2−1.90(21H,m),1.88
(1H,d,J=8Hz),2.52(1H,m),2
.52(1H,dd,J=10,16Hz),2.77
(1H,dd,J=3,16Hz),2.85(1H,
m),3.31(1H,m),3.79(1H,m),
4.48(1H,m),5.06(1H,m),6.3
(1H,m)および6.71(1H,br.d,J=8
Hz) 【0120】観測されたCI  (M+H)+ 457
.  C24H44N2 O4 Sとしての計算値:M
  456【0121】実施例5 【0122】3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2
−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカルボ
ニル〕ヘプタンアミド(E5),化18【0123】 【化18】 【0124】液体アンモニア(約5ml)とシアン化ナ
トリウム(10mg)を含む窒素パージしたメタノール
(10ml)中の3−メルカプト−6−メチル−4−〔
(2−オキソアザシクロトリデク−3−イル)アミノカ
ルボニル〕ヘプタン酸、メチルエステル(E2A)(5
0mg)の溶液を密閉した容器に入れて70°Cで18
時間加熱した。反応混合物を真空下で蒸発乾固させ、シ
リカゲル60(50g)でクロマトグラフィーにかけた
。酢酸エチル次にメタノール−酢酸エチル(1:9)で
溶離して表題化合物を単一のジアステレオマー(E5A
)として得た(15mg)。融点240−255°C(
分解)。 【0125】観測されたFAB(M+H)+ 414.
  C21H39N3 O3 Sとしての計算値:M 
 413【0126】 【発明の効果】コラゲナーゼ阻害剤検定【0127】こ
の試験は本質的に Cawston and Barr
ett, Anal.Biochem.  99, 3
40−345 (1979) に記載されるように行っ
た。試験化合物は超音波処理によりメタノールに溶解し
、緩衝液中のコラゲナーゼ(ヒト肺線維芽細胞系列WI
−38の培養上清から精製したもの)に加える。チオー
ルコラゲナーゼ阻害剤の酸化を防止するために、メタノ
ール溶剤および/または希釈緩衝液に9.6x10−5
Mの最終濃度でβ−メルカプトエタノールを加えること
ができる。ヒト・コラゲナーゼによるコラーゲン分解に
対するβ−メルカプトエタノールの直接作用は最小限度
に制御される。37°Cで5分間プレインキュベーショ
ンした後、検定チューブを4°Cに冷却し、3 H−ア
セチル化ラット皮膚I型コラーゲンを加える。検定チュ
ーブは37°Cで一晩インキュベーションする。 3 H−コラーゲンはこの酵素の基質である不溶性の小
繊維を形成する。 【0128】検定を終わらせるために、検定チューブは
12000rpmで15分間遠心する。未消化3 H−
コラーゲンはペレット化され、一方消化された3 H−
コラーゲンは上清中に可溶性ペプチドとして見いだせる
。上清のサンプルは液体シンチレーションカウンターに
より計数する。 【0129】コラゲナーゼ阻害剤の活性(IC50:5
0%阻害濃度)は、既知(標準)濃度の酵素を50%阻
害する化合物の濃度として表される。この試験方法によ
る代表的な本発明化合物の活性を以下の表1に示す:【
0130】 【表1】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式(1),化1: 【化1】 〔式中、R1 は−OH;アルコキシ;アリールオキシ
    またはアルアルキルオキシ(それぞれの基中のアリール
    基は場合により置換されていてもよい);−NR6 R
    7 (ここでR6 およびR7 はそれぞれ独立に水素
    またはアルキルであるか、もしくはR6 とR7 はそ
    れらが結合している窒素原子と一緒になって環中に任意
    の酸素または硫黄原子あるいは場合により置換された第
    二窒素原子を含む5、6または7員環を形成する);ま
    たは基,化2: 【化2】−NH−CH(R8 )−C(O)−R9(こ
    こでR8 は水素;−OH、アルコキシ、R1 におい
    て定義した通りの−NR6 R7 、グアニジン、−C
    O2 H、−CONH2 、−SH、または−S−アル
    キルで場合により置換されたアルキル;または−CH2
     −Ar(Arは場合により置換されたアリールまたは
    ヘテロアリールである)であり;そしてR9 はアルコ
    キシ;−OH;またはR1 において定義した通りの−
    NR6 R7 である)であり;R2 は水素;C2−
    8 アルカノイル;または場合により置換されたアロイ
    ルであり;R3 はC3−6 アルキルであり;そして
    R4 は−(CH2 )m−(mは4−12の整数)で
    ある〕で表される化合物またはその薬学的に許容しうる
    塩。
  2. 【請求項2】  R1 はヒドロキシ;C1−4 アル
    コキシ;またはアミノである請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】  R2 は水素またはアセチルである請
    求項1または2記載の化合物。
  4. 【請求項4】  R3 はn−ブチル、イソブチルまた
    はsec−ブチルである請求項1−3のいずれか一つの
    項記載の化合物。
  5. 【請求項5】  R4 は−(CH2 )m−(ただし
    m=10)である請求項1−4のいずれか一つの項記載
    の化合物。
  6. 【請求項6】  R1 はヒドロキシ、メトキシ、イソ
    プロピルオキシまたはアミノであり;R2 は水素であ
    り;R3 はイソブチルであり;そしてR4 は−(C
    H2 )m−(ただしm=10)である請求項1−5の
    いずれか一つの項記載の化合物。
  7. 【請求項7】  3−アセチルメルカプト−6−メチル
    −4−〔(2−オキソアザシクロトリデク−3−イル)
    アミノカルボニル〕ヘプタン酸、メチルエステル;3−
    メルカプト−6−メチル−4−〔(2−オキソアザシク
    ロトリデク−3−イル)アミノカルボニル〕ヘプタン酸
    、メチルエステル; 3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2−オキソアザ
    シクロトリデク−3−イル)アミノカルボニル〕ヘプタ
    ン酸; 3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2−オキソアザ
    シクロトリデク−3−イル)アミノカルボニル〕ヘプタ
    ン酸、イソプロピルエステル;または 3−メルカプト−6−メチル−4−〔(2−オキソアザ
    シクロトリデク−3−イル)アミノカルボニル〕ヘプタ
    ンアミド。
  8. 【請求項8】  請求項1で定義した式(I)の化合物
    の製造方法であって、式(II),化3:【化3】 〔式中、R1 、R3 およびR4 は式(I)に関し
    て請求項1で定義した通りである〕の化合物を、式(I
    II ),化4:  【化4】              L−SH   
                     (III ) 〔式中、Lは通常の硫黄保護基である〕のチオールと反
    応させて式(IV),化5: 【化5】 〔式中、R1 、R3 およびR4 は式(I)に関し
    て請求項1で定義した通りであり、Lは式(III )
    において定義した通りである〕の化合物を製造し;その
    後必要に応じてまたは所望により基Lを切断し、R1 
    を相互変換することから成る上記の製造方法。
  9. 【請求項9】  R2 が水素でありかつR1 、R3
     およびR4 が請求項1で定義した通りである式(I
    )の化合物の製造方法であって、請求項8で定義した式
    (IV)の化合物から基Lを切断し、その後必要に応じ
    てまたは所望によりR1 を相互変換することから成る
    上記の製造方法。
  10. 【請求項10】  請求項1で定義した式(I)の化合
    物またはその薬学的に許容しうる塩、および製剤学的に
    許容しうる担体を含有する医薬組成物。
  11. 【請求項11】  活性治療物質として使用するための
    請求項1で定義した式(I)の化合物またはその薬学的
    に許容しうる塩。
  12. 【請求項12】  身体の結合組織および他の蛋白質性
    成分の分解が起こる疾患の治療に使用するための請求項
    1で定義した式(I)の化合物またはその薬学的に許容
    しうる塩。
  13. 【請求項13】  身体の結合組織および他の蛋白質性
    成分の分解が起こる疾患の治療に使用するための請求項
    1で定義した式(I)の化合物またはその薬学的に許容
    しうる塩の使用。
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