JPH04210955A - ジフェニルスルホン化合物の製造法 - Google Patents

ジフェニルスルホン化合物の製造法

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JPH04210955A
JPH04210955A JP2559191A JP2559191A JPH04210955A JP H04210955 A JPH04210955 A JP H04210955A JP 2559191 A JP2559191 A JP 2559191A JP 2559191 A JP2559191 A JP 2559191A JP H04210955 A JPH04210955 A JP H04210955A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録材料の顕色剤と
して有用なジフェニルスルホン化合物、すなわち、一般
式(■):
【化2】 (E) (式中、Rは後記にて定義する通りである。)により表
わされる4−置換ヒトロキシ−4′ −ヒドロキシジフ
ェニルスルホンの新規な製造法に関する。 [0002]
【従来の技術】国際公開WO34102882号公報に
は、一般式(I)中、Rが炭素数2〜5個のアルキル基
、ベンジルまたはフェネチルを示す化合物が感熱記録紙
用の顕色剤として有用であることが開示されている。 また、特公昭63−61198号公報には前記一般式(
I)の化合物において、Rが炭素数6〜20個のアルキ
ル基等の化合物を含有する感熱記録紙が開示されている
。これらジフェニルスルホン系顕色剤化合物は、従来の
フェノール系顕色剤に比し発色感度、保存性、耐光性が
改善され、近時、ファクシミリ等の情報・通信記録装置
の記録紙ばかりでなく、POS (Point of 
5ales)情報管理システム用バーコード感熱ラベル
、各種チケット等に利用されている。 [0003] 4.4’  −ジヒドロキシジフェニル
スルホン(以下、ビスフェノールSということもある)
のモノエーテル誘導体である4−置換ヒドロキシ−4′
 −ヒドロキシジフェニルスルホンの製造法については
特開昭58−20493号、特開昭58−82788号
、特開昭60−13852号公報、特開昭60−569
49号の各公報にジメチルホルムアミド、アルコール等
の極性溶媒を用いアルカリの存在下、ビスフェノールS
とアルキルハライド、アラルキルハライド等のハロゲン
化物を反応させる方法が開示されている。これらの方法
は反応試剤、反応生成物をよく溶解する極性溶媒を使用
しているため、反応器の単位体積当りの仕込量を大きく
することができると言う利点がある。しかしながら、こ
れらの溶媒またはジメチルスルホキシドを使用すると反
応の選択性を向上させるのが困難という欠点があり、無
視し得ない量のジエーテル誘導体、すなわち、4,4′
  −ジー置換ヒドロキシジフェニルスルホンが副生じ
てくる。また、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等は一般に比較的高価であるため回収、再循環工
程を付加する必要がある。 [0004]一方、特開昭63−255259号公報に
はアルコキシベンゼンスルホニルクロリドとジフェニル
カーボネートをルイス酸の存在下に縮合させた後、カー
ボネート結合を加水分解し、モノエーテル誘導体、すな
わち4−アルコキシ−4″ −ヒドロキシジフェニルス
ルホンを製造する方法が提案されている。この方法によ
れば選択性の問題は解決されるが、工程の長いことや、
ジフェニルカーボネートの製造に毒性の強いホスゲンを
必要とする等工業的実施に際しての難点も多い。 [0005]また、特開昭59−225157号公報に
は4,4′  −ジヒドロキシジフェニルスルホン1モ
ルを、アルカリ金属または(および)アルカリ土類金属
の水酸化物または(および)塩0.8〜1.2当量含む
水に溶解せしめ、40〜80℃で塩化ベンジル0.8〜
1.2当量と反応せしめて析出する4−ヒドロキシ−4
ベンジルオキシジフエニルスルホンを分離することを特
徴とするモノベンジルエーテル体、すなわち4−ベンジ
ルオキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホンを製
造する方法を開示している。この方法ではビスフェノー
ルSに対するアルカリの使用量が0.8〜1.2当景で
あることからモノナトリウム塩が一旦生成するが、この
モノナトリウム塩は水に対する溶解度が小さいため、水
の使用量を増やす必要があり、結局、反応器の容積効率
が低くなり、かつ反応速度も遅いという問題点を有して
いる。 [0006]
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
問題点を克服して、より簡単な反応工程で4−置換ヒド
ロキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホンを選択
性をよく経済的に製造する方法を見出すことにある。 [0007]
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ビスフェ
ノールSとアルキルハライド、アラルキルハライドなど
からビスフェノールSのモノエーテル誘導体、すなわち
4−置換ヒドロキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルス
ルホンを製造する方法について鋭意研究の結果、ある特
定の条件下において目的とするモノエーテル誘導体が選
択性よく経済的に製造し得ることを見出し、本発明に至
った。すなわち、本発明は、4,4′  −ジヒドロキ
シジフェニルスルホンと一般式 %式%() (式中、Rは炭素数1〜8個のアルキル基、炭素数3〜
8個のシクロアルキル基、炭素数2〜8個のアルケニル
基または芳香環上に置換基を有していてもよいアリール
アルキル基を、Xはハロゲンを示す。)により表わされ
る化合物を反応させて、一般式(I)
【化3】 (I) (式中、Rは前記と同義である。)により表わされるジ
フェニルスルホン化合物を製造するに当り、4,4″ジ
ヒドロキシジフ工ニルスルホン1モルに対して、1゜5
〜3モルのアルカリの存在下、4,4゛  ジヒドロキ
シジフェニルスルホン1重量部に対し、0.3〜1.5
重量部の水溶媒中で反応を実施することを特徴とする一
般式(I)のジフェニルスルホン化合物の製造法を提供
する。 [0008]本発明方法において用いられる一般式RX
により表わされる化合物としては、メチルハライド、エ
チルハライド、n−プロピルハライド、イソプロピルハ
ライド、ブチルハライド、ペンチルハライド、ヘキシル
ハライド、ヘプチルハライド、オクチルハライドなどの
アルキルハライド、アリルハライドなどのアルケニルハ
ライド、シクロへキシルハライド、メチルシクロへキシ
ルハライドなどのシクロアルキルハライド、芳香環上に
ハロゲン(塩素、臭素など)、炭素数1〜4個のアルキ
ル基、炭素数1〜4個のアルコキシ基(メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシなど)、
水酸基、炭素数1〜4個のハロアルキル基(トリフルオ
ロメチル、トリフルオロエチルなど)、ニトロ、アミノ
から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいベン
ジルハライド、フェネチルハライドなどが挙げられる。 ハロゲン化物のなかでも臭化物、ヨウ化物が特に好まし
い。本発明の方法によれば、一般式(II)の化合物を
過剰量使用しても反応の選択率が大きく低下することは
ない。 [0009]反応の進行に伴って生成してくるハロゲン
化水素の補足剤として使用されるアルカリとしては水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸
化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどのア
ルカリ土類金属水酸化物または炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなどのアルカリ金属炭酸塩が使用できるが、アル
カリ金属水酸化物が特に好ましい。アルカリの使用量は
水の使用量と相まって反応の選択性に大きな影響を与え
る。すなわち、アルカリの使用量はビスフェノール81
モルに対し、1.5〜3モルで、かつ水の使用量がビス
フェノール81重量部に対し、0.3〜1.5重量部で
ある。アルカリの使用量がビスフェノール81モルに対
し、1.5モル未満の場合は反応選択性が悪く、また、
3モルを越えて用いると、一般式(II)の化合物を分
解させる。また、水の使用量がビスフェノール81重量
部に対し、0.3重量部未満では攪拌不能となり、1゜
5重量部以上では反応効率が悪い。 [00101水溶媒には一般式 %式%) (式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属を、Yは
ハロゲン、炭酸イオン、炭酸水素イオン、硫酸イオン、
リン酸イオンを、m、 nはそれぞれ1,2を示す。)
により表わされる金属塩を含めるのが好ましく、そのよ
うな金属塩としては塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、
ヨウ化ナトリウム、塩化カリウム1、臭化カリウム、ヨ
ウ化カリウム、塩化カルシウムなどの金属ハロゲン化物
、硫酸ナトリウム、硫酸カリウムなどのアルカリ金属硫
酸塩、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムなどのアルカ
リ金属リン酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどのアルカリ金属
炭酸塩および炭酸水素塩等が使用される。中でも金属ハ
ロゲン化物が特に好ましい。水の使用量が少量のときは
金属塩の添加は不要であるが、これらの金属塩を添加す
る場合には、ビスフェノール81重量部に対して1重量
部まで使用すると反応の選択性が高まる。なお、水に添
加する一般式(I I I)の金属塩が当該反応により
化学量論的に生成してくる金属ハライドと同一種である
場合でも、本発明方法においては、別途に前記金属塩を
添加することを意味する。用いられる金属塩は反応開始
前に前もって水に加えておいてもよいが、反応開始後に
加えてもよい。 [0011]反応は、ビスフェノールS、アルカリ、さ
らに必要であれば金属塩を水に加え、−旦溶解した後、
ハロゲン化アルキルなどのエーテル化剤を注加または滴
加して行なえばよい。反応温度および反応時間は常圧あ
るいは加圧下、室温から150℃で、6〜24時間、好
ましくは50〜120℃で6〜15時間である。反応終
了後、溶媒抽出、洗浄、再結晶等の通常の操作により高
純度の目的物が得られる。 [0012]
【実施例】次に実施例および比較例を示して本発明を説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 [0013] 実施例1 温度計、撹拌棒、コンデンサーを付したガラスフラスコ
に水酸化ナトリウム8g、水25gを入れ、溶解後、4
.4′  −ジヒドロキシジフェニルスルホン25gを
加え、加温溶解した。液温を70℃にした後、n−プロ
ピルブロマイド12.3gを1時間で滴下し、さらに6
5〜72℃で12時間攪拌を続けた。反応生成物の組成
をHPLCにより分析すると、それぞれの面積%は4,
4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン=25%、4−
nプロポキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホン
=68%、4,4′  −ジ−n−プロポキシジフェニ
ルスルホン:7%であった。反応液にトルエンを加え、
ジエーテル体をトルエン層に抽出除去した後、水層に酢
酸エチルを加えて抽出し、目的物を酢酸エチル層に、未
反応の4.4′  −ジヒドロキシジフェニルスルホン
を水層に移行させた。酢酸エチル層を希塩酸で中和、水
洗後、溶媒を留去して得られた残査をトルエンから再結
晶すると、4−n−プロポキシ−4′ −ヒドロキシジ
フェニルスルホンの白色結晶19gが得られた。融点1
52〜154℃ [0014] 実施例2 フラスコに水酸化ナトリウム8g、臭化ナトリウム5゜
1g、水30g、4,4゛  −ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン25gを仕込み、溶解後、n−プロピルブロ
マイド12.3gを70℃、1時間で滴下した。実施例
1と同様に反応したところ、反応物の組成はHPLC面
積%で4,4゛  −ジヒドロキシジフェニルスルホン
=18%、4−n−プロポキシ−4′ −ヒドロキシジ
フェニルスルホン=80%、4,4′  −ジ−n−プ
ロポキシジフェニルスルホン:2%であった。 [0015] 実施例3 実施例1において水酸化ナトリウムを12g、水16g
を使用する以外は実施例1と同様の操作で反応した。反
応物の組成は4,4′  −ジヒドロキシジフェニルス
ルホン=22%、4−n−プロポキシ−4′ −ヒドロ
キシジフェニルスルホン:74%、4,4′ −ジ−n
−プロポキシジフェニルスルホン=4%であった。 [0016] 実施例4 実施例2においてn−プロピルブロマイドの代わりに、
イソプロピルブロマイド12.3gを用いる以外は実施
例2と同様の操作で反応をした。反応物の組成は4,4
′−ジヒドロキシジフェニルスルホン=20%、4−イ
ソプロポキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホン
=78%、4,4゛  −ジイソプロポキシジフェニル
スルホン=2%であった。次いで、実施例1と同様に処
理することにより、4−イソプロポキシ−4″ −ヒド
ロキシジフェニルスルホンの白色結晶21.5gを得た
。融点128〜129℃ [0017] 実施例5 実施例2において臭化ナトリウムの代わりに塩化ナトリ
ウム5. 8g、 n−プロピルブロマイドの代わりに
ベンジルクロライド12.7gを使用すること以外は、
実施例2と同様の操作で反応した。反応物の組成は4,
4′ジヒドロキシジフエニルスルホン:15%、4−ベ
ンジルオキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホン
=83%、4,4′  −ジベンジルオキシジフェニル
スルホン:2%であった。以下、実施例1と同様に処理
することにより、4−ベンジルオキシ−4′ −ヒドロ
キシジフェニルスルホンの白色結晶26gを得た。融点
168℃[0018] 実施例6 実施例1においてn−プロピルブロマイドの代わりに、
アリルクロライド7.65gを使用する以外は実施例1
と同様の操作で反応した。反応物の組成は4,4″ −
ジヒドロキシジフェニルスルホン:20%、4−アリル
オキシ−4″ −ヒドロキシジフェニルスルホン:74
%であった。実施例1と同様の処理により、4−アリル
オキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホンの白色
結晶を得た。融点168〜172℃ [0019] 比較例1 4.4″ −ジヒドロキシジフェニルスルホン25g1
ジメチルホルムアミド150g、水酸化ナトリウム4g
を仕込み、内温を60℃にした後、n−プロピルブロマ
イド12.3gを滴下し、60〜70℃で4時間反応し
た。反応物の組成は4,4′ −ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン:27%、4−n−プロポキシ−4″ −ヒ
ドロキシジフェニルスルホン=46%、4,4′ −ジ
−nプロポキシジフェニルスルホン=26%であった。 [00201 比較例2 フラスコに4,4” −ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン25g、水酸化ナトリウム4g、水30gを入れ加熱
したが、内容物は完全に溶解せずスラリー状であった。 このスラリーにn−プロピルブロマイド12.3gを加
え、65〜72℃で12時間反応を続けた。反応物の組
成は4,4′  −ジヒドロキシジフェニルスルホン:
90%、4−n−プロポキシ−4′ −ヒドロキシジフ
ェニルスルホン:10%、4,4′ −ジ−n−プロポ
キシジフェニルスルホン:痕跡量であった。 [00211 比較例3 実施例1において4,4″ −ジヒドロキシジフェニル
スルホン25g、水酸化ナトリウム8g、水50gを使
用する以外は、実施例1と同様の操作で反応した。反応
物の組成は4,4″ −ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン:32%、4−n−プロポキシ−4゛ −ヒドロキシ
ジフェニルスルホン=39%、4,4′  −ジ−n−
プロポキシジフェニルスルホン:29%であった。 [0022] 比較例4 1リツトル容フラスコに水酸化ナトリウム20g、水8
00gおよび4,4′  −ジヒドロキシジフェニルス
ルホン125gを仕込み、溶解した。内温を55〜56
℃に保持し、イソプロピルブロマイド62gを加え、2
4時間攪拌した。反応液をHPLCにより分析したとこ
ろ、それぞれの面積%は4,4′ −ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン:57.8%、4−イソプロポキシ−4
″ −ヒドロキシジフェニルスルホン:39.8%、4
,4゛ジイソプロポキシジフエニルスルホン:1.6%
であった。 [0023]
【発明の効果】上記の実施例および比較例で明らかにし
たように、本発明の方法によれば、4−置換ヒドロキシ
4′ −ヒドロキシジフェニルスルホン、特に4−nプ
ロポキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホンまた
は4−イソプロポキシ−4″ −ヒドロキシジフェニル
スルホンを安価な溶媒を使用し、かつ選択性よく経済的
に製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1]    4,4’  −ジヒドロキシジフ
    ェニルスルホンと一般式(II): R−X     (I I) (式中、Rは炭素数1〜8個のアルキル基、炭素数3〜
    8個のシクロアルキル基、炭素数2〜8個のアルケニル
    基または芳香環上に置換基を有していてもよいアリール
    アルキル基を、Xはハロゲン原子を示す。)により表わ
    される化合物を反応させて一般式(■):【化1】 (1) (式中、Rは前記と同義である。)により表わされるジ
    フェニルスルホン化合物を製造するに当り、4,4″ジ
    ヒドロキシジフ工ニルスルホン1モルに対し、1.5〜
    3モルのアルカリの存在下、4,4′  −ジヒドロキ
    シジフェニルスルホン1重量部に対し、0.3〜1.5
    重量部の水溶媒中で反応を実施することを特徴とする一
    般式(I)のジフェニルスルホン化合物の製造法。 【請求項2】   アルカリがアルカリ金属水酸化物、
    アルカリ土類金属水酸化物およびアルカリ金属炭酸塩か
    ら選ばれる請求項(1)記載の方法。 【請求項3】   水溶媒が一般式(III):MmY
    n      (I I I) (式中、Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金属を、
    Yはハロゲン、炭酸イオン、炭酸水素イオン、硫酸イオ
    ンまたはリン酸イオンを、m、 nはそれぞれ1または
    2を示す。)により表わされる金属塩を含むことを特徴
    とする請求項(1)記載の方法。 【請求項4】   一般式(I)の化合物が4−n−プ
    ロポキシ−4′ −ヒドロキシジフェニルスルホンまた
    は4−イソプロポキシ−4゛ −ヒドロキシジフェニル
    スルホンである請求項(1)記載の方法。
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