JPH0421087Y2 - - Google Patents

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JPH0421087Y2
JPH0421087Y2 JP519286U JP519286U JPH0421087Y2 JP H0421087 Y2 JPH0421087 Y2 JP H0421087Y2 JP 519286 U JP519286 U JP 519286U JP 519286 U JP519286 U JP 519286U JP H0421087 Y2 JPH0421087 Y2 JP H0421087Y2
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constant temperature
chamber
temperature
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thermometer
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JP519286U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は低温用恒温装置に関し、特に温度計の
較正等に適した恒温装置に関する。
(従来の技術) 第4図は従来の温度計較正装置の概略図で、第
5図は第4図の銅ブロツクの拡大断面図である。
極低温液体貯槽2とその周囲の外槽3の間は真
空断熱部4を形成し、該貯槽2に収容する液体ヘ
リウム等の極低温液体1の蒸発を防止する役割を
している。極低温液体1に浸漬するように温度調
節室5を配置し、その中に恒温室6を収容する。
恒温室6の外周にヒータ10を設け、温度調節室
内部空間15にヘリウムガスを封入する。恒温室
6の中に、温度計8を温度計挿入用穴17に保持
する銅ブロツク8を内蔵する。ヒータ9のリード
線11は導通管13を介して温度調節室5から貯
槽2のふたを貫通して系外に取出し、温度計8の
リード線12は導通管14を介して恒温室6から
系外に取出す。10は極低温液体の蒸発ガスを外
部に放出する排気口である。
恒温室6は温度調節室5に封入したヘリウムガ
スの熱伝導と温度調節室の壁面からの輻射による
冷却作用とヒータ9に加熱作用とによつて温度を
制御する。また、銅ブロツク7は銅ブロツク底部
と恒温室6との熱的接触及び恒温室6に封入した
ヘリウムガスの熱伝導によつて、熱の伝導がなさ
れ、低温の恒温が実現される。
温度計を較正する場合には銅ブロツク7に標準
となる温度計と較正する温度計を挿入して比較す
ることにより温度計の較正がなされる。
しかし、恒温室内部空間16は温度計のリード
線を系外に取り出すための導通管14により系外
の常温領域と連通している。そのために、該空間
16に封入したヘリウムガスは系外と対流を生じ
て、恒温室6内の銅ブロツク7の温度を一定に保
つことが難しく、恒温の信頼性を欠き、温度計の
較正には誤差を生ずる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来の低温用恒温槽の欠点を解消し恒
温室内のガスの対流を抑止して、熱伝達率の高い
材料で構成する、ブロツクの温度を一定にするこ
とを可能にする低温用恒温装置を提供しようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は恒温対象物体を保持する、熱伝導率の
高い材料からなるブロツクと、このブロツクを内
蔵する恒温室と、恒温室の周囲に配置したヒータ
と、このヒータと恒温室を収容する温度調節室
と、この温度調節室を浸漬・収容する極低温流体
貯槽とを有する低温用恒温装置であつて、上記ブ
ロツクの表面若しくは上記恒温室の内壁に恒温室
の空間を覆うように水平フインを設けて熱対流を
抑止したことを特徴とする低温用恒温装置であ
る。
(作用) 第1図は本考案の1つの実施例の概略図であ
り、第2図は第1図の銅ブロツクの拡大断面図で
ある。第1図及び第2図の低温用恒温装置は、第
4図及び第5図の従来例に対して、銅ブロツクの
表面に水平なフイン18を設けた点で異なるだけ
で、他に違いがない。このフイン18は恒温室6
の空間、即ち、恒温室の壁と銅ブロツク7との間
隙を覆うような大きさを有し、該空間に封入する
ヘリウムガスの上下方向の対流を抑止するため
に、導通管14を介して熱の浸入に対しても銅ブ
ロツク7の温度変動を充分に小さなものとするこ
とができる。
第3図は第1図の変形であり、フイン18を恒
温室6の内壁に設けたもので、第1図の恒温室と
同様に恒温室空間の上下方向の熱対流を抑止する
ために銅ブロツク7の温度変動を防止する。
第1図〜第3図の銅ブロツク7の穴17中に温
度計8を挿入して温度計の較正を行なうときには
銅ブロツクの温度変動が小さいので、較正を正確
に行なうことができる。
なお、このような低温用の恒温装置は温度計の
較正用に限らず、極低温領域に到る広い範囲の低
温実験で用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の概略図、第2図は第
1図の銅ブロツクの拡大断面図、第3図は本考案
の別の実施例の較正室の概略図、第4図は従来例
の概略図、第5図は第4図の銅ブロツクの拡大断
面図である。 1……液体ヘリウム等の低温液体、2……低温
液体貯槽、3……外槽、4……真空断熱部、5…
…温度調節室、6……恒温室、7……銅ブロツ
ク、8……温度計、9……ヒータ、10……排気
口、11……ヒータ9のリード線、12……温度
計8のリード線、13……温度調節室への導通
管、14……恒温室への導通管、15……温度調
節室内部の空間、16……恒温室内部の空間、1
7……温度計挿入穴、18……フイン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 恒温対象物体を保持する、熱伝導率の高い材料
    からなるブロツクと、このブロツクを内蔵する恒
    温室と、恒温室の周囲に配置したヒータと、この
    ヒータと恒温室を収容する温度調節室と、この温
    度調節室を浸漬・収容する極低温流体貯槽とを有
    する低温用恒温装置であつて、上記ブロツクの表
    面若しくは上記恒温室の内壁に恒温室の空間を覆
    うように水平フインを設けて熱対流を抑止したこ
    とを特徴とする低温用恒温装置。
JP519286U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH0421087Y2 (ja)

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JP519286U JPH0421087Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP519286U JPH0421087Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JPS62117542U JPS62117542U (ja) 1987-07-25
JPH0421087Y2 true JPH0421087Y2 (ja) 1992-05-14

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JP2503581Y2 (ja) * 1990-06-04 1996-07-03 石川島播磨重工業株式会社 温度計校正装置

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JPS62117542U (ja) 1987-07-25

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