JPH04210605A - 昇華性防虫,殺虫剤組成物 - Google Patents

昇華性防虫,殺虫剤組成物

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JPH04210605A
JPH04210605A JP2340211A JP34021190A JPH04210605A JP H04210605 A JPH04210605 A JP H04210605A JP 2340211 A JP2340211 A JP 2340211A JP 34021190 A JP34021190 A JP 34021190A JP H04210605 A JPH04210605 A JP H04210605A
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Japan
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cyclododecane
insecticide
insect repellent
vermin
composition
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JP2340211A
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Kozaburo Inoue
浩三郎 井上
Yukio Kosugi
小杉 幸雄
Keiji Osada
圭司 長田
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IKARI YAKUHIN KK
NITTO DENZAI KK
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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IKARI YAKUHIN KK
NITTO DENZAI KK
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は昇華性防虫、殺虫剤組成物に関し、詳しくは、
衣料害虫や食品害虫など種々の害虫に対して有効に作用
する昇華性防虫、殺虫剤組成物に関するものである。
[従来の技術と発明の課題] イガ、ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシムシま
たはシミなどの衣料害虫からの食害を防止する衣料用防
虫剤としては、従来よりバラジクロルベンゼン、カンフ
ルまたはナフタレンが使用されている。しかしながら、
これらの防虫剤はいずれも刺激臭を有しているため、使
用者に不快感を与えているばかりでなく、毒性が高く、
使用上の注意を要していた。また、バラジクロルベンゼ
ンは発癌性の観点からも問題を有するものであった。さ
らに、これらの衣料防虫剤を、ゴキブリやアリなどのよ
うに、室内ロッカー、配電盤、電話機、コンピュータ施
設などに侵入する害虫または、シバンムシ、コクゾウム
シ、ノコギリヒラタムシなどのような食品に対する害虫
に対して適用する場合には、刺激臭があるため好ましい
ものではなかった。このため、これら害虫に対して有効
な防虫、殺虫効果を有する防虫、殺虫剤の開発が望まれ
ていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり
、刺激臭がなく、人体に安全であると共に、衣料の防虫
、殺虫のみならず、環境施設や食品の防虫、殺虫に対し
ても有効に使用することができる昇華性防虫、殺虫剤組
成物を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明者らは、防虫。
殺虫剤組成物について種々検討した結果、接触性殺虫剤
、噴霧性殺虫剤または熱揮発性殺虫剤として使用されて
いたビレスロイド系殺虫剤をイソボルニルチオシアノア
セテートなどの効力増強剤と共に、融解状態のシクロド
デカンに混合し、固化することにより、継続的な防虫、
殺虫効果を有することを発見し、これに基づいて本発明
を完成した。すなわち本発明はシクロドデカン、ビレス
ロイド系殺虫剤および効力増強剤からなることを特徴と
する昇華性防虫、殺虫剤組成物を提供するものである。
本発明の昇華性防虫、殺虫剤組成物は、融解状態のシク
ロトチカンにビレスイド系殺虫剤および効力増強剤を混
合して、固形化することにより得ることができる。シク
ロドデカンは昇華性の粉体であり、融点が60.7℃で
あるため、70〜80℃で容易に融解し、この融解状態
でビレスロイド系殺虫剤および効力増強剤が混合される
。ビレスロイド系殺虫剤としては、アレスリン、フラメ
トリン、プラレスリン、エンベスリンなどがあり、この
内の一種または複数が混合されて使用される。これらの
ビレスロイド系殺虫剤は、シート状の接触性殺虫剤、エ
アゾールタイプの噴霧用殺虫剤または蚊取線香などの熱
揮発性殺虫剤として使用されており、臭いが少なく、ま
た人体への害も少ないことで知られている。効力増強剤
はビレスロイド系殺虫剤の薬効を増強させるものである
が、ビレスロイド系殺虫剤が高価であるところから、そ
の増量剤としても作用する。
このような構成からなる防虫、殺虫剤組成物は以下のよ
うな配合比で混合される。
シクロドデカン    70〜90%(W/W)ビレス
ロイド系殺虫剤  2〜10%(W/W)効力増強剤 
  8〜20%(W/W)この場合、シクロドデカンは
組成物全体がべとつきのない固体状態を維持するように
するため、その配合比に制約を有している。
このような配合比からなる防虫、殺虫剤組成物の製造は
、まず、所定量のシクロドデカンを融解させ、これにビ
レスロイド系殺虫剤および効力増強剤を混合する。そし
て、この混合物が流動性を有している状態で、所定の容
器内に充填し、室温で放冷することにより、固化させて
製品とする。
また、適宜のシート基材に塗布して製品とすることもで
きる。
[作 用] シクロドデカンは昇華性を有しており、その昇華により
ビレスロイド系殺虫剤の揮散を促進する。また、ピルレ
スロイド系殺虫剤は臭いが少なく、人体への有害性も小
さい特性を有する。イソボルニルチオシアノアセテート
、ピペロニルブトキサイドなどの効力増強剤はビレスロ
イド系殺虫剤の防虫、殺虫力を増大させる作用を有する
。したがって、これらの混合・固化物はシクロドデカン
の昇華により、空気中に揮散して防虫効果を発揮すると
共に、その経時的な体積減少により、防虫力の有効性を
視認することができる。
得られた防虫、殺虫剤組成物はシクロドデカンの昇華に
伴ってビレスロイド系殺虫剤が揮発するため、広範囲の
防虫を行うことができる。しかも、この防虫、殺虫剤組
成物はイガ、ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシ
ムシ、シミなどの衣料害虫のみならず、ゴキブリやアリ
などの環境害虫またはシバンムシ、コクゾウムシ、ノコ
ギリヒラタムシなどの食品害虫にも有効に作用する。
また、揮散によって経時的に体積が減少するため、防虫
、殺虫効力の大小を視認することができ、取換え時期の
判断が容易となる。
[実施例] 以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
下記第1表は上記基準配合比に基づいた処方例を示し、
いずれも有効な防虫力を有している。
(以下余白) 第  1  表 次に、害虫に対する効力試験の結果について説明する。
(試験例1) シクロドデカン(商品名「アイサワー」)0−8.g、
d−780アレスリン(商品名「ピナミンフォルテJ 
)0.02g、イソボルニルチオシアノアセテート(I
BTA)0.08gを混合、固化して1gの固形錠剤を
調製し、この固形錠剤5個を一組の防虫、殺虫剤とした
。また、比較薬剤としてバラジクロルベンゼン12gお
よびナフタレン15gをそれぞれ使用した。
試験対象として衣料害虫であるイガ幼虫を使用し、この
イガ幼虫を各容器に10頭ずつ入れ、7日間暴露後の食
害および致死率を観察した。これを毎月1回3ケ月間繰
り返した。なお、容器は50I2のポリエチレン容器を
使用し、内部に10X 10 (cm)のウール布(J
IS羊毛)を入れて密閉し、その食害を観察した。温度
は15〜30℃、湿度は20〜50%に調節し、各薬剤
は容器内に吊下して使用した。致死率の結果を第2表に
、また、食害の観察結果を第3表に示す。
これらの表から、パラジクロルベンゼンは当初のみ防虫
効果があるが、経時的(約1〜2月)に防虫力がなくな
り、ナフタレンは殺虫力があっても、食害阻止力が小さ
いのに対し、本発明の防虫、殺虫剤は長期間、防虫効果
があると共に、殺虫力および食害阻止力の双方も大きい
ものとなっていることが判る。
(以下余白) 第2表 第3表 (試験例2) 下記第4表による処方に基づいて防虫薬剤を調製した。
処方A、Bは本発明処方でプラスチック容器に薬剤を充
填し、処方C,Dは比較処方で濾紙に薬剤を含浸し、A
+、A*で示すようにこれらを2対ずつ用意した。これ
らの薬剤を試験対象の害虫が封入された10I2のポリ
エチレン容器に、5cmの糸で吊下して、経時的な致死
数を観察した。試験対象の害虫としては、環境害虫であ
るチャバネゴキブ1ハ食品害虫であるタバコシバンムシ
をそれぞれ10頭ずつ使用した。結果を第5表および第
6表に示す、第5表はチャバネゴキブリ成虫(離削混合
)の致死数、第6表はタバコシバンムシ成虫(離削混合
)の致死数である。
第5表の30時間経過後の結果によれば、本発明処方は
70〜100%の致死率に達するのに対して、比較処方
は50〜70%の致死率しか得られなかった。
また、第6表の6時間経過後の結果においても、本発明
処方は50〜70%の致死率に達するのに対して、比較
処方は20〜40%の致死率しか得られなかった。
このように本発明処方は比較処方に比べて顕著な殺虫効
力を示すことが理解できる。
(以下余白) 第4表 第6表 [発明の効果コ 本発明は昇華性シクロドデカンにビレスロイド系殺虫剤
および効力増強剤を混合した防虫、殺虫剤組成物である
ため、臭いが少なくしかも毒性も小さく、その上衣料害
虫のみならず環境害虫1食品害虫に対しても有効な防虫
、殺虫効果を有している。また、昇華性のため、その減
量度合により、薬効々力を判別することができ、取扱い
性も良好となる。
特 許 出 願 人  イカリ薬品株式会社〃    
 日東電材株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シクロドデカン、ビレスロイド系殺虫剤および効
    力増強剤からなることを特徴とする昇華性防虫、殺虫剤
    組成物。
  2. (2)効力増強剤が、イソボルニルチオシアノアセテー
    トおよび/またはピペロニルブトキサイドである請求項
    1記載の昇華性防虫、殺虫剤組成物。
JP2340211A 1990-11-30 1990-11-30 昇華性防虫,殺虫剤組成物 Expired - Lifetime JP3044479B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650480U (ja) * 1992-06-02 1994-07-12 株式会社ラッキー 電子燻蒸器用燻蒸マット
JP2002003313A (ja) * 2000-06-21 2002-01-09 Fumakilla Ltd 飛翔害虫防除方法
JP2006335724A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 S T Chem Co Ltd 防虫剤及び防虫方法
ES2264894A1 (es) * 2005-07-07 2007-01-16 Europea Del Hogar Y La Limpieza Eurolar, S.L. Proceso de elaboracion de un producto solido antipolilla para la ropa y su contenedor.

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