JPH04210496A - アルミニウム材の表面処理方法 - Google Patents

アルミニウム材の表面処理方法

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JPH04210496A
JPH04210496A JP41014690A JP41014690A JPH04210496A JP H04210496 A JPH04210496 A JP H04210496A JP 41014690 A JP41014690 A JP 41014690A JP 41014690 A JP41014690 A JP 41014690A JP H04210496 A JPH04210496 A JP H04210496A
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JP
Japan
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film
forming
electrolytic polymerization
polymer
aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP41014690A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kunimi
國見  均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[(、) 0011
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムまたはそ
の合金から成るアルミニウム材の表面処理方法に関し、
さらにはアルマイト皮膜とその上に施される有機材料と
の強固な付着力を発揮させるための表面処理に関する。 [0002]
【従来の技術】アルミニウムまたはその合金から成るア
ルミニウム材を硫酸、蓚酸、クロム酸等の水溶液系の電
解液中で陽極酸化処理して酸化皮膜を形成する方法は、
アルマイト処理として公知であり、航空機、光学機器、
建築材等の各種部品に広く用いられている。例えば、建
築材においては、陽極酸化処理した上に電着塗装を施し
て用いられる。航空機においては接着剤塗布用の下地処
理として陽極酸化皮膜が形成されている。 [0003]Lかしながらこのような用途にあっては、
いずれも表面処理されたアルミニウム材にその後の変形
加工などが行われないというのが前提になっている。ま
た、形成された皮膜上に接着剤あるいは塗膜が形成され
た状態においても、アルマイトのポアの底までは有機物
が満たされるわけではなく、より強固な接着力や密着力
が要求される用途には用いることが困難である。そのよ
うな用途の例として、塗装されたアルミニウム材を用い
た自動車車体が挙げられる。 (o o O4]
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な観点にたってアルミニウムまたはアルミニウム合金か
ら成るアルミニウム材の塗装後の塗膜が密着力に優れ、
かつプレス成形等の加工に対しても強力な付着力を有す
る表面処理方法を提供することを目的とする。 [0005]
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ア
ルミニウム材をりン酸、クロム酸等の電解液を用いて陽
極酸化処理しポーラス型のアルマイト皮膜を形成した直
後に電解重合により高分子を生成する材料を溶解した液
中に浸漬し、アルマイト皮膜のポア部に高分子皮膜を形
成し封孔することを特徴とするアルミニウム材の表面処
理方法により達成される。 [00061本発明の方法で用いられる電解重合用材料
とじては、陽極、陰極のいずれで重合するものでもよく
、好ましくは電子の引き抜き反応の発生する陽極での重
合が好ましい。具体的には、ビロール、チオフェン、フ
ェニレン、アセチレン、フェニルアセチレン等の導電性
高分子を形成するモノマー、及びそれらの誘導体が挙げ
られる。これらはいずれも有機溶剤中に溶解し、導電性
付与剤の添加のもとで電解重合反応を生起するものであ
るが、実用上はこれにこだわらずに広く材料を選ぶこと
が可能である。例えば、チオフェンの誘導体として3位
にNO2、C0OH等の基を置換させたものなどが使用
可能であり、これらは水溶性のモルマーになる。 [0007]具体的に電解重合によって高分子を形成す
るにあたっては、陽極酸化皮膜のバリアー層を通して電
子、あるいは陽イオンをアルミニウム面まで到達させる
ことが必要であり、そのために要する電圧は100〜数
100■である。 [0008]!解重合の基材とし、ての陽極酸化皮膜に
ついては、特に制限を設けるものではないが、重合され
る有機物の重合度、分子量等により、ポアフィリングの
程度が左右されるので、重合条件を含めて最適なものを
選ぶことが出来る。後加工の観点からは、枝状にポアが
生成して有機物との密着面積が稼げるクロム酸陽極酸化
皮膜や、接着耐久性に優れるリン酸陽極酸化皮膜などが
好ましい。特にりン酸陽極酸化皮膜にあっては、ポアの
開口面積が大きく、後に電着塗装を施す際においても電
解重合高分子との強固な付着力が発揮される。 [00091陽極酸化処理条件としては、通常、室温で
、電流密度1〜5A/c1o2.処理時間10〜60m
1nというのがよく用いられる条件であるが、アルミニ
ウム板のようにコイルで処理するものでは、いわゆる高
速陽極酸化処理が好ましい。条件としては、温度60〜
90℃、電流密度10〜20A/dIII2、処理時間
5〜30SeCが一例としてあげられる。この処理条件
については、例えば特開昭61−257497号公報に
記載のものがある。 [00101
【作用]このような手段により陽極酸化皮膜のポア部分
をほぼ完全に埋め尽くすように有機物を電解重合によっ
て形成することにより、その上に形成される塗膜との密
着性を確保することに加え、ポアの側壁が完全に有機物
で覆われることにより、空気中の水分による水和酸化皮
膜の成長を抑えるとともに、プレス加工等の変形によっ
て、アルマイト皮膜を割れ等による塗膜接着力の低下を
抑制することが可能となる。 [00111このような陽極酸化皮膜は前述のように予
め塗装した板材から組み立てる部品のみでなく、表面処
理した板をプレス成形し、さらに接着剤、溶接等で組み
立てる用途にも使用可能である。この理由は、ポアの内
面に形成された有機物皮膜は、アルマイト自身が大気中
の水分を吸収して密着性の劣る水和酸化物皮膜になって
いくのを抑制することができ、その結果自動車のように
多数の部材を組み付けて車体を形成する場合における、
部材の成形から組付けまでのリードタイムのばらつきに
よる品質の変化を抑える効果を有するからである。 [0012]さらに接着剤で部品を組みつける場合は、
有機物皮膜のない場合に比べ、元来粘度の大きな材料で
あることからポアの内面にまで接着剤が侵入していって
接着力を発揮することは期待すべくもないが、有機物皮
膜の存在によってプラスアルファの接着力を発揮するこ
とが可能となる。 [0013]電解重合高分1″−は電子伝導性を有する
高分子であることから、後に塗装を施す場合(、二おい
て電W塗畏が可能である。こtlは成形加工された部品
に適用する場合に大きなメリッ1へとなる。 [0014ff 【実施例]このような優れた性能を有する表面処理の効
果をより詳細に説明するために、以下実施例に基づいて
説明する。 [0015]実施例1 アルミニウム板としてJIS 5052を用い、アルカ
リ脱脂剤(ファインクリーナー31.59日本パー力ラ
うジング製)で脱脂しく65℃、デイツプ、2分)、流
水で充分水洗したものを陽極酸化処理用の試料とした。 [00163陽極酸化処理液は250g/ 1−のリン
酸水溶液を65℃に加温し、白金板を陰極として20A
/dm”の電流密度で20秒間処理を行った。処理液か
ら取り出した後、流水で水洗し、イオン交換水で水洗し
た後風乾した。 [00171電解重合はビロール(0,3%)アセトニ
l〜リル溶液(支持電解質としてTBAH3%)をグロ
ーブボックス中、窒素雰囲気に保持し、電流密度3 m
A/dm2、通電時間5分で処理した。 [0018ffできあがった表面処理塗膜の性能を評価
するために、接着剤を介して2枚の試験片を貼り合わせ
、剪断強度を測定した。具体的な試験条件としては、ア
ルミニウム板寸法−m=−1,25XLOOXl、6脂
、接着層−ラップ長12.5mm、厚さ0.15mm、
接着剤−−5W2214 (住友スリーエム製) 、 
170℃、30分焼付は硬化し、インス1〜ロンで引っ
張り速度5mm/minで測定を行った。比較用として
、アルマイト皮膜のみのもの、無処理のアルミニウム板
を同時に試験に供した。結果を表1に示す(いずれもn
=5の平均)。この結果より本発明の効果が明らかに認
められた。 [00191さらに他の評価方法として、表面処理した
アルミニウム板に塗装を施し、エリクセン試験機で5m
m押しだした後、カッターで基盤目の傷を入れ、セロテ
ープ剥離により塗膜密着性を評価した。塗料としてはプ
レヨ−1〜鋼版用として市販さねでいる用土塗料製の「
コイルコー1へ31プライマ」 「コイルコーh710
 Jをそれぞ′れバーコー1へ法により塗装し、熱風乾
燥オープンにて230C11分焼き付は硬化させた。セ
ロテープ剥離試験の結果を表1に接着試験の結果と併せ
て示す。 [00203 【表1] [00213実施例2〜10 実施例1と同様の陽極酸化処理用試料を用い、陽極酸化
処理液は実施例2〜4ではリン酸水溶液、実施例5゜6
ではクロム酸水溶液、実施例7,8では硫酸水溶液、実
施例9,10ではしゆう酸水溶液を用いた外は実施例1
と同様にして陽極酸化処理を行った。次いでそれぞれ表
2に示すモノマーを用いて同様の条件下で電解重合によ
り表面処理した。できあがった実施例2〜10の表面処
理塗膜の性能を実施例1に準じて評価し結果を表2に示
す。 [0022] 【表2】 [0023]
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば陽極酸化処理により作製したアルマイト皮膜のポア部
に、電解重合により有機物皮膜を形成することにより、
塗膜密着性、接召剤の接着強度に優れた表面処理皮膜を
提供することができ、プレコート材等の強加工に耐える
塗装下地6−シて、あるいは接着車体等の接着下地とじ
で好適な表向処理アルミニウム材を提供できるという効
果が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムあるいはアルミニウム合金か
    ら成るアルミニウム材に表面処理を施す方法であって、
    陽極酸化処理によりポーラス型のアルマイト皮膜を形成
    した後、電解重合法によりポア部を有機物で封孔するこ
    とを特徴とするアルミニウム材の表面処理方法。
JP41014690A 1990-12-13 1990-12-13 アルミニウム材の表面処理方法 Pending JPH04210496A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017052738A1 (en) * 2015-09-24 2017-03-30 Apple Inc. Anodic oxide based composite coatings of augmented thermal expansivity to eliminate thermally induced crazing
US10760176B2 (en) 2015-07-09 2020-09-01 Apple Inc. Process for reducing nickel leach rates for nickel acetate sealed anodic oxide coatings
US11111594B2 (en) 2015-01-09 2021-09-07 Apple Inc. Processes to reduce interfacial enrichment of alloying elements under anodic oxide films and improve anodized appearance of heat treatable alloys

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US10711363B2 (en) 2015-09-24 2020-07-14 Apple Inc. Anodic oxide based composite coatings of augmented thermal expansivity to eliminate thermally induced crazing

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