JPH0421006Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421006Y2
JPH0421006Y2 JP1984111794U JP11179484U JPH0421006Y2 JP H0421006 Y2 JPH0421006 Y2 JP H0421006Y2 JP 1984111794 U JP1984111794 U JP 1984111794U JP 11179484 U JP11179484 U JP 11179484U JP H0421006 Y2 JPH0421006 Y2 JP H0421006Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pressure
injection
control valve
pressure control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984111794U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6127965U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11179484U priority Critical patent/JPS6127965U/ja
Publication of JPS6127965U publication Critical patent/JPS6127965U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421006Y2 publication Critical patent/JPH0421006Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、噴射ポンプの燃料圧送室と吐出口の
間に設けられる、噴射燃料残圧制御用の圧力制御
弁の構造に関する。
従来の技術 従来、噴射終了時の不整噴射(管中の反射波)
によるHC排出を抑止する目的で、噴射終了時の
噴射管内の残圧を一定に保つ、圧力制御弁が提案
されている(たとえば実願昭58−96319号、実願
昭58−110466号)。
第2図は、その従来技術による圧力制御弁を示
すもので、噴射ポンプ15のシリンダ14とプラ
ンジヤ13によつて形成される燃料圧送室17の
上方に、圧力制御弁18が、ガスケツト16を介
して、ホルダ26の締め付けによつて固定され
る。圧力制御弁18は、シリンダ19とこれに摺
動自在に嵌入される弁20で構成され、弁20中
には、チエツクボール21とスプリング22がス
プリング押え23によつてセツトされ、連通路2
9を吐出口28から燃料圧送室17に向けてのみ
流れるように流路が決定される。又、弁20全体
はスプリング24によつてシリンダ19のシート
部30には付勢される。
次で制御弁全体の動作であるが、噴射ポンプ1
5の噴射サイクルにおいて、プランジヤ13が上
昇し、燃料圧送室17内の圧力が上昇すると、ス
プリング24の力に抵抗して弁20が上昇し、シ
ート部30の間から燃料が連通路27を通つて吐
出口28に圧送され、図示しない噴射管を通つて
同じく図示しない噴射ノズルから噴射される。噴
射のサイクルが終つてプランジヤ13が再び下降
すると全体の圧力が低下し、スプリング24によ
つて弁20はシート部30に当接され、全体の径
路を遮断する。しかし、チエツクボール21は吐
出口28から燃料圧送室17への燃料の流入が可
能になつているので、連通路29及び31を介し
て、燃料圧送室17へ燃料が流入して来る。従つ
て、チエツクボール21を付勢するスプリング2
2の力と平衡するまで燃料が戻ることになり、図
示しない噴射管を含む噴射径路全体の圧力が不整
噴射を引き起さない程度の低い圧力に制御され、
良好な噴射が達成される。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら図にも示すように、従来からの提
案による圧力制御弁の構成では、構造が複雑かつ
大型化する欠点があるとともに、チエツクボール
21を付勢するスプリング22や、弁20を付勢
するスプリング24の収納のために、燃料噴射系
路に大きな無駄空間を余義なくされ、噴射ノズル
での噴射応答遅れや、噴射管内での圧力反射波の
増大など多く悪影響を及ぼしていた。
本考案の目的は係る問題に対しての従来の圧力
制御の機能を失うことなく、簡単かつ小形な構造
で、弁挿入による噴射系路の無駄空間を極力減少
させ、噴射系路内の残圧を最良値に制御し不整噴
射によるHCの排出を防止するようにした噴射ポ
ンプの圧力制御弁の構造を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この目的に沿う本考案の燃料噴射ポンプの圧力
制御弁は、燃料噴射ポンプの燃料圧送室から噴射
ノズルに向けて延長される燃料圧送系路の中に、
連通路と該連通路を前記噴射ノズルから燃料圧送
室に向けてのみあらかじめ設定された圧力で燃料
が流れるように規制する板状弁とを有する平板状
弁を設け、燃料圧送終了後の燃料圧送系路中の残
圧を一定圧力に制御するようにした噴射ポンプの
圧力制御弁から成る。
実施例 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は、本考案による実施例を示すもので、
噴射ポンプ15の中心には、シリンダ14とこれ
に内接上下して燃料を圧送するプランジヤ13が
挿入される。プランジヤ13上端面とシリンダ1
4の内面で囲まれた燃料圧送室17には燃料が満
され、図中上方に向け燃料が圧送される。前記シ
リンダ14の上端には、デイタンスピース11が
ガスケツト16を介してホルダ25で締め付け固
定され、それぞれが密着し気密が保たれる。さら
に、前記デイスタンスピース11とホルダ25の
間には、圧力制御弁1が微小間隔で上下動可能に
挿入され、通常はデイスタンスピース11の連通
路12とホルダ25の連通路9を遮断している。
ここで、圧力制御弁1の詳細構造を第3図、第
4図で説明する。第3図は圧力制御弁1の拡大断
面図で、本体50の上端は平坦に形成されるが下
端は、その中心部に凸部51を形成すると共にそ
の周囲には環状通路54が形成される。さらに中
心凸部51には、本体50の上下端部を連絡する
連通路2が形成される。以上のように形成された
本体の下端部には、板状弁3が下端部全周を取り
囲むように取付けられ、その周端は本体にかしめ
部55によつて固着される。前記板状弁3には、
湾曲部53が環状に形成されると共に、その中心
のシート面52が本体50の凸部51に当接し、
連通路2を図中下方から上方へ向け流路と遮断す
る。又、板状弁3には第4図に示すように連通穴
4が複数個開口し、環状通路54と連通する。従
つて図中上方から連通路2に圧力が印加されると
板状弁3の付勢力に打ち勝つた場合のみ、凸部5
1とシート面52の密着が阻止され環状通路54
と連通路2が連通されると共に、連通穴4とも連
通されることになり、一方向のみの流れに制限さ
れると共に流体の通過圧力が制御されることにな
る。
再び第1図で詳細な動作説明をする。噴射ポン
プ15が噴射サイクルに入ると、シリンダ14内
のプランジヤ13が上昇し、あらかじめ満されて
いた、燃料圧送室17内の燃料がしだいにその容
積を縮小して圧力を高め、デイスタンスピース1
1の連通路12に送給される。すると、圧力制御
弁1の板状弁3にも圧力が印加され、連通路2を
閉塞する。従つて、圧力が上昇した燃料は、圧力
制御弁1全体を押し上げ、圧力制御弁1の下端部
6はデイスタンスピース11から放れ、その微小
な隙間から燃料がホルダ25側へ流入する。ホル
ダ25は第5図に示すA−A断面形状のように、
中心の連通路9の回りに、圧力制御弁の外径より
もわずかに広く開口する連通路8が複数個開口し
ており、圧力制御弁1が上昇して上端部5がホル
ダ25の段部7に密着しても、燃料は連通路8を
迂回して連通路9に流入する。そして、吐出口1
0から図示しない噴射管等を経て、図示しない噴
射ノズルへ燃料が圧送され、燃焼室へ噴射され
る。次に、プランジヤ13の燃料圧送作用が終了
して、プランジヤ13が下降すると共に噴射系路
中の圧力が下降すると、燃料は吐出口10から燃
料圧送室17に向けて逆流してくる。すると、圧
力制御弁1はホルダ25の段部7から離れ、その
下端部6がデイスタンスピース11と当接密着す
る。従つて、ホルダ25の連通路9とデイスタン
スピース11の連通路12及び燃料圧送室17
は、遮断される訳であるが、燃料圧送室17の圧
力に比べ、連通路9内の圧力がかなり高く、板状
弁3の付勢力に反して連通路2から連通穴4を通
じて連通路に及び燃料圧送室17内に、燃料が流
れ続け、図示しない噴射管及び噴射ノズルを含ん
だ噴射系路中の圧力が充分に低められ、噴射通路
中の高残圧による圧力反射波に起因した不整噴射
等を阻止することが可能となる。
第6図は本考案の他の実施例を示すもので圧力
制御弁60の本体61の上端面には第6図の上面
視を示す第7図にあるように本体61の中心周囲
に複数個の連通路62が貫通し、その本体61の
下端には、第8図に示すように、円板状の板状弁
64がリベツト65によつて固定密着され、連通
路62を閉塞している。
これらの作用については第1実施例と同一なの
でその説明を省略する。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、小型簡
単な構成で、燃料噴射系路中の残圧を安定かつ低
く制御し、不整噴射を未然に防止することができ
ると共に、小型にしたことによつて噴射系路中の
無駄空間を減少することができ、噴射系路全体の
安定性がより一層向上するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る燃料噴射ポン
プの圧力制御弁の断面図、第2図は従来の燃料噴
射ポンプの圧力制御弁の断面図、第3図は第1図
の圧力制御弁の拡大断面図、第4図は第3図の下
面視図、第5図は第1図の切断線A−Aに沿つた
断面図、第6図は本考案の他の実施例に係る圧力
制御弁の拡大断面図、第7図は第6図の上面視
図、第8図は第6図の下面視図、である。 1……圧力制御弁、2……連通路、3……板状
弁、4……連通穴、5……上端部、6……下端
部、7……段部、8……連通路、9……連通路、
10……吐出口、11……デイスタンスピース、
12……連通路、13……プランジヤ、14……
シリンダ、15……噴射ポンプ、16……ガスケ
ツト、17……燃料圧送室、18……圧力制御
弁、19……シリンダ、20……弁、21……チ
エツクボール、22……スプリング、23……ス
プリング押え、24……スプリング、25……ホ
ルダ、26……ホルダ、27……連通路、28…
…吐出口、50……本体、51……凸部、52…
…シート面、53……湾曲部、54……環状通
路、55……かしめ部、60……圧力制御弁、6
1……本体、62……連通路、63……上端面、
64……板状弁、65……リベツト、29……連
通路、30……シート部、31……連通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ポンプの燃料圧送室から噴射ノズルに
    向けて延長される燃料圧送系路の中に、連通路
    と、該連通路の端部に弾性的に接近離反可能に設
    けられ該連通路を前記噴射ノズルから燃料圧送室
    に向けてのみあらかじめ設定された圧力で燃料が
    流れるように規制する弾性力を備えた板状弁とを
    有する平板状弁を設け、燃料圧送終了後の燃料圧
    送系路中の残圧を一定圧力に制御するようにした
    ことを特徴とする燃料噴射ポンプの圧力制御弁。
JP11179484U 1984-07-25 1984-07-25 燃料噴射ポンプの圧力制御弁 Granted JPS6127965U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11179484U JPS6127965U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 燃料噴射ポンプの圧力制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11179484U JPS6127965U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 燃料噴射ポンプの圧力制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6127965U JPS6127965U (ja) 1986-02-19
JPH0421006Y2 true JPH0421006Y2 (ja) 1992-05-13

Family

ID=30670868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11179484U Granted JPS6127965U (ja) 1984-07-25 1984-07-25 燃料噴射ポンプの圧力制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6127965U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551947A (en) * 1978-10-09 1980-04-16 Daihatsu Motor Co Ltd Fuel injection pump device
JPS577814U (ja) * 1980-06-17 1982-01-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551947A (en) * 1978-10-09 1980-04-16 Daihatsu Motor Co Ltd Fuel injection pump device
JPS577814U (ja) * 1980-06-17 1982-01-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6127965U (ja) 1986-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0121300B1 (en) Electromagnetic unit fuel injector
US20040124277A1 (en) Pressure control valve for controlling operation of fuel injector
US6109540A (en) Outwardly opening nozzle valve for a fuel injector
JPH0932683A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JPH0421006Y2 (ja)
JPS6193265A (ja) 多段噴射ノズル
JPH0481566A (ja) ディーゼル機関用燃料噴射ノズル
US4427347A (en) Fuel injection pump for internal combustion engines
JPS6338373Y2 (ja)
FR2307976A1 (fr) Injecteur de combustible
JPH0244053Y2 (ja)
JPH0256511B2 (ja)
JPS643813Y2 (ja)
KR19980702022A (ko) 내연기관용의 연료분사밸브
JPS58191376U (ja) 燃料噴射ポンプのオ−バフロ−バルブ
JP3064454U (ja) 定圧弁
JP2949802B2 (ja) 直接噴射式ディーゼル機関用燃料噴射ノズル
JPH024291Y2 (ja)
CA1036444A (en) Carburetor inlet valve seat
JPS56118552A (en) Fuel injection valve for internal combustion engine
JP3788044B2 (ja) コモンレール式燃料噴射装置のインジェクタ
JPS5854266B2 (ja) 燃料噴射弁
JPS60166750A (ja) 内燃機関用燃料供給装置の蓄圧式リリ−フ弁
JPH0519573Y2 (ja)
JPH08296518A (ja) 蓄圧式燃料噴射装置